JPH07156586A - テレホンカード - Google Patents

テレホンカード

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Publication number
JPH07156586A
JPH07156586A JP5302680A JP30268093A JPH07156586A JP H07156586 A JPH07156586 A JP H07156586A JP 5302680 A JP5302680 A JP 5302680A JP 30268093 A JP30268093 A JP 30268093A JP H07156586 A JPH07156586 A JP H07156586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone card
printing
white
design
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5302680A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Hirai
正孝 平井
Tomio Umeoka
富雄 梅岡
Kinji Takino
欣二 滝野
Toshinobu Ueda
利信 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP5302680A priority Critical patent/JPH07156586A/ja
Publication of JPH07156586A publication Critical patent/JPH07156586A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
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  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】テレホンカードの表面上のデザイン印刷の絵柄
を選択的に出現させ、従来のテレホンカードにない機能
性及び意匠性を持たせる。 【構成】エステル系ポリウレタンのビヒクルに酸化シリ
コン微粉末を配合した主成分からなり、かつ約70〜1
70μmの厚さの白色塗料をテレホンカードの表面上に
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレホンカードに関し、
特に、水に浸されたときにその性質が不透明性から透明
性に可逆的に変化する白色塗料をその表面に有するテレ
ホンカードに関する。
【0002】
【従来の技術】テレホンカードの表面に塗布した塗料が
温度変化や紫外線照射によって変色したり、圧力を加え
たときに臭いがでるテレホンカードが従来より知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その使
用上の目的から、白色塗料が塗布されたテレホンカード
を意図的に水に浸したときに、白色塗料の性質が変化す
ることを利用したものは従来存在しなかった。
【0004】本発明のテレホンカードはこのような課題
に着目してなされたものであり、その目的とするところ
は、テレホンカードを水中に出し入れしたときに特殊塗
料が不透明性と透明性との間で可逆的に変化するように
して、デザイン印刷の絵柄を選択的に出現させることが
できるテレホンカードを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のテレホンカードは、エステル系ポリウレ
タンのビヒクルに酸化シリコン微粉末を配合した主成分
からなり、かつ約70〜170μmの厚さの白色塗料を
テレホンカードの表面上に具備する。
【0006】
【作用】すなわち、本発明のテレホンカードは、エステ
ル系ポリウレタンのビヒクルに酸化シリコン微粉末を配
合した主成分からなる白色塗料を、約70〜170μm
の厚さでテレホンカードの表面上に形成する。
【0007】
【実施例】本実施例はテレホンカード表面上に塗布した
白色の特殊塗料(白色塗料)を水に出し入れしたとき
に、その性質を不透明性と透明性との間で可逆的に変化
させて、デザイン印刷の絵柄の隠蔽と出現を可能とした
ものである。すなわち、テレホンカード表面上に塗布し
た白色の特殊塗料(白色塗料)を水に浸したときに、塗
布されたインクの隙間を水が浸食することにより不透明
性から透明性に変化して白色塗料下のデザイン印刷の絵
柄が出現する。また、このテレホンカードを水中から引
き上げたときは透明性から不透明性に変化して白色塗料
下のデザイン印刷の絵柄が消滅する。
【0008】また、本実施例で使用される塗料のビヒク
ルとしては、水に浸漬したときに水をはじくものでは塗
料中への吸水効率が悪く透明化に時間を要するので、水
との濡れ性の良いエステル系ポリウレタンが好ましい。
また、透明性を発現する物質は酸化シリコン微粉末であ
り、混合比率が小さい場合は空隙率が小さくなるので透
明性が低下する。また、混合比率が大きすぎる場合はエ
ステル系ポリウレタンのバインダーとしての結合が弱ま
り、塗膜の強度が低下して塗膜に割れが生じてしまう。
【0009】図3は酸化シリコン微粉末の混合比率と、
含水時の塗膜透明性及び塗膜強度との関係を図示したも
のである。図から明らかなように、テレホンカードとし
て適した透明性が発現し、かつ塗膜強度をも満足する酸
化シリコン微粉末(粒径:5〜25nm) の混合比率は体
積分率で40〜70%である。
【0010】図1は本発明の第1実施例を説明するため
の断面図であり、図2はその一部を拡大した図である。
図中で1はテレホンカード基体、2はニスコート印刷
層、3はデザイン印刷層、4はアンダーコート、5は白
色特殊塗料、6は空隙である。
【0011】以下にこのようなテレホンカードの製造方
法を説明する。製造にあたっては、塗布材料によりテレ
ホンカード磁性体等の性能に影響を与えないようにする
とともに、機器の動作に支障のないような厚さを確保す
ることが必要である。
【0012】まず、乾燥したテレホンカード基体1の表
面に、平滑さの保持とデザイン印刷層3との密着性付与
を目的として、ニスインクでUVオフセット印刷によっ
てニスコート印刷を行なってニスコート印刷層2を形成
する。次に、ニスコート印刷層2の表面にあらかじめ色
調分解された絵柄をブラUVオフセット印刷機で分解回
数(ここでは4回)だけデザイン印刷してデザイン印刷
層3を形成する。
【0013】次に、デザイン印刷層3の表面に、デザイ
ン印刷層3と後述する白色特殊塗料5との密着性を付与
するために、200メッシュスクリーンを用いてアンダ
ーコート4を印刷する。最後に、乾燥させたアンダーコ
ート4の表面に150Xメッシュスクリーンを用いて白
色特殊塗料(酸化シリコン微粉末体積分率:50%)5
をスクリーン印刷によって2度塗りする。このときの特
殊塗料の厚さは約100μmである。
【0014】以上の方法によって形成した特殊塗装テレ
ホンカードは水中に浸されていない場合はデザイン印刷
の絵柄が良く隠蔽されているが、これを水中に浸すと5
秒以内に白色特殊塗料5に含有されている空隙6に水が
浸透して不透明性から透明性に変化してデザイン印刷層
3の絵柄が出現する。次に、このテレホンカードを水中
から取り出して空気中にさらすと、空隙6に浸透してい
た水が蒸発して10秒以内に不透明となりデザイン印刷
層3の絵柄が隠蔽されて白色に変化する。
【0015】以下に本発明の第2実施例を説明する。こ
の実施例では、第1実施例で述べた方法によってアンダ
ーコート4まで印刷し、乾燥させたアンダコート4の表
面に150Xメッシュスクリーンを用いて白色特殊塗料
(酸化シリコン微粉末体積分率:40%)5をスクリー
ン印刷で1度塗りする。このときの特殊塗装の厚さは約
50μmである。この実施例における特殊塗装テレホン
カードはデザイン印刷の絵柄がよく隠蔽されず、透けて
見える状態、すなわち半透明となる。
【0016】以下に本発明の第3実施例を説明する。こ
の実施例では、第1実施例で述べた方法によってアンダ
ーコート4まで印刷し、乾燥させたアンダーコート4の
表面に150Xメッシュスクリーンを用いて、白色特殊
塗料(酸化シリコン微粉末体積分率:70%)5をスク
リーン印刷で3度塗りする。この場合の特殊塗装の厚さ
は約170μmである。
【0017】この実施例における特殊塗装テレホンカー
ドはデザイン印刷の絵柄がよく隠蔽されており、水中に
浸すと5秒以内に白色特殊塗料5に含有されている空隙
6に水が浸透して性質が不透明性から透明性に変化して
デザイン印刷層3の絵柄が出現する。又、そのテレホン
カードを空気中にさらすと空隙6に浸透していた水が蒸
発して10秒以内に不透明となり、デザイン印刷層3の
絵柄が隠蔽して白色に変化する。
【0018】このように本実施例では、テレホンカード
表面上に塗布した白色特殊塗料を水中に出し入れするこ
とによって、白色特殊塗料を不透明性と透明性との間で
可逆的に変化させ、デザイン印刷の絵柄の隠蔽と出現と
を可能にしている。すなわち、特殊塗料中に酸化シリコ
ン微粒子によって微細な空隙を形成させることによっ
て、空気中での乾燥時に白色の大きい不透明性を付加す
るとともに、特殊塗料を親水性にして含水を容易にし、
含水時に酸化シリコン微粉末の表面の濡れによって透明
性を付加している。
【0019】なお、このようにして製造されたテレホン
カードを公衆電話機のカード挿入口から挿入したときの
挿入性やカードの搬送性には何等支障はない。なお、本
実施例は、(1) テレホンカードに印刷された新製品の絵
柄を白色インクで覆い、水等に浸したときにこの絵柄が
現われるようにしたり、(2) 摩周湖の絵柄を霧に閉ざさ
れた半透明の状態にしておき、これを水に浸したときに
摩周湖の美しい景色が現われるようにしたり、(3) 冬景
色の絵柄が水に浸したときに春、あるいは夏等の景色に
変化するようにしたい場合等に適用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテレホン
カードによれば、テレホンカードを水中に出し入れした
ときに特殊塗料が不透明性と透明性との間で可逆的に変
化するようにしたので、テレホンカードに塗布されたデ
ザイン印刷絵柄の出現を選択的に行うことができ、これ
より、従来のテレホンカードにない機能性及び意匠性を
持たせることができる。また、特殊塗料が不透明性と透
明性との間で可逆的に変化するので、その意外性から限
りない購買意欲が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するためのテレホンカー
ドの断面図である。
【図2】図1に示すテレホンカードの断面の一部を拡大
した図である。
【図3】酸化シリコン微粉末の混合比率と、含水時の塗
膜透明性及び塗膜強度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…テレホンカード基体、2…ニスコート印刷層、3…
デザイン印刷層、4…アンダーコート、5…白色特殊塗
料、6…空隙。
フロントページの続き (72)発明者 上田 利信 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エステル系ポリウレタンのビヒクルに酸
    化シリコン微粉末を配合した主成分からなり、かつ約7
    0〜170μmの厚さの白色塗料をテレホンカードの表
    面上に具備することを特徴とするテレホンカード。
JP5302680A 1993-12-02 1993-12-02 テレホンカード Pending JPH07156586A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5302680A JPH07156586A (ja) 1993-12-02 1993-12-02 テレホンカード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5302680A JPH07156586A (ja) 1993-12-02 1993-12-02 テレホンカード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07156586A true JPH07156586A (ja) 1995-06-20

Family

ID=17911898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5302680A Pending JPH07156586A (ja) 1993-12-02 1993-12-02 テレホンカード

Country Status (1)

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JP (1) JPH07156586A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002178675A (ja) * 2000-12-12 2002-06-26 Tokyo Magnetic Printing Co Ltd 隠蔽シールおよびスクラッチ媒体
WO2014043978A1 (zh) * 2012-09-21 2014-03-27 中山市天嘉纸品有限公司 一种纸品印刷变色工艺及可变色的纸质印刷品

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