JPH0715651Y2 - アイボルトの製造装置 - Google Patents

アイボルトの製造装置

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JPH0715651Y2
JPH0715651Y2 JP9234890U JP9234890U JPH0715651Y2 JP H0715651 Y2 JPH0715651 Y2 JP H0715651Y2 JP 9234890 U JP9234890 U JP 9234890U JP 9234890 U JP9234890 U JP 9234890U JP H0715651 Y2 JPH0715651 Y2 JP H0715651Y2
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康純 松井
克己 金田
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Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 =考案の目的= 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば自動車の懸架装置等に使用されるアイ
ボルトの製造装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のアイボルトの製造装置としては、特公昭57-60095
号、また同出願人による特願平1-197048号等がある。
前述した従来例に開示されるようにアイボルトの製造装
置においては第1図に示す如く、予め鍛造成形された予
備成形素材1Fの柄部7Fに係合する端面45a,55a形状を有
し、柄部7Fに向かって弾性体により付勢された上下動可
能なワークガイド42a,52aを各成形ダイス40,50内に設
け、前記ワークガイド42a,52aにより素材1Fを水平に保
った状態で素材1Fの前記柄部7Fを除いた箇所を温間域以
上の温度域で鍛造成形している。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、前述の如く第13図に示されるように、ワークガ
イド142a,152aの端面が素材の柄部(図示せず)に係合
されるように該柄部と略同大・略同形状に形成されてい
るため、柄部をセットして型閉めする際に、上下のワー
クガイドの相互位置に微小でもズレが生じた場合には、
各端面縁部147a,157aが柄部の肉を押し削る。そして、
そのような状態のまま上下ワークガイド142a,152aによ
る柄部の保持をしようとするため、前述の押し削られた
柄部の肉が上下ワークガイド142a,152aの接合面の方向
に伸長し、接合面に位置する成形後の柄部107G外周面に
バリ149が形成されると共に、そのバリ149によって接合
面に於て間隙βが発生し柄部107Gの略密閉保持が阻まれ
ていた。
更に、成形ダイス140,150からの熱伝導によりワークガ
イド142a,152aの型温度も上昇するため、保持された素
材の柄部の変形能も高まりバリの伸長を促進させ易い。
このようなワークガイド142a,152aの接合面に位置する
柄部107Gの外周面のバリ149の発生により、前工程迄に
仕上げ成形済の柄部が欠肉や変形させられるため該部の
寸法が出なかったり、更に別工程としてバリ取り工程も
必要となるため生産性も損っていた。
=発明の構成= 〔課題を解決するための手段〕 予備成形素材の柄部に係合する上下各ワークガイドの端
面の開口縁部に、テーパ状のテーパ部を形成する。
〔実施例及び作用〕
以下、本考案の実施例の構成を図面に基づいて説明す
る。
第1図は、本考案の実施例によるアイボルトの製造装置
と成形品を表しており、具体的にはアイボルトの仕上げ
成形を行う仕上げ成形装置1と仕上げ成形されたアイボ
ルト1Gを表している。
第1図において、40は成形上ダイスであり、その上方に
は、上から順に第1プレッシャープレート10,第2プレ
ッシャープレート20,第3プレッシャープレート30が設
置されている。これらにひと続きとなっている柄部貫通
孔11a,21a,31a,41aが各々形成されている。第1プレッ
シャープレート10の柄部貫通孔11a内には、スプリング1
3aが収容されている。第2プレッシャープレートの柄部
貫通孔21aには、平面形状が略十字形の十字バー22aが係
合されている。第3プレッシャープレート30の柄部貫通
孔31aにはアイドルピン32aが挿通されている。成形上ダ
イス40の柄部貫通孔41aにはワークガイド42aが収容され
ている。このワークガイド42aは、上方に位置する第1
プレッシャープレート10内のスプリング13aによって下
方に弾性付勢されているため、成形を行っていない時
(図示せず)は、成形上ダイス40から下方に突出してい
る。また、第3プレッシャープレート30と成形上ダイス
40には、前述の柄部貫通孔31a,41aの他にも貫通孔31,41
が連通されて形成されており、第3プレッシャープレー
ト30の貫通孔31には上ノックアウト中間ピン32とスプリ
ング33が収容され、成形上ダイス40の貫通孔41には上ノ
ックアウトピン42が収容されている。上ノックアウトピ
ン42も成形を行っていない時は、成形上ダイス40から下
方に突出している。
また、成形下ダイス50の下方には、第4プレッシャープ
レート60,第5プレッシャープレート70,第6プレッシャ
ープレート80が上から順に設置されている。これらに
は、ひと続きとなっている貫通孔が2組形成されてい
る。一方は、柄部貫通孔51a,61a,71a,81aが連通されて
おり、他方は、貫通孔51,61,71,81が連通されている。
成形下ダイス50の柄部貫通孔51aにはワークガイド52a、
貫通孔51には下ノックアウトピン52とスプリング53が収
容されている。第4プレッシャープレート60の柄部貫通
孔61aにはパンチピース64aとアイドルピン62a、貫通孔6
1には主にノックアウトピース62が収容されている。第
5プレッシャープレート70の柄部貫通孔71aには、前述
と同様の十字バー72aが係合し、貫通孔71内にはアイド
ルピン82の上部が収容されている。第6プレッシャープ
レート80の柄部貫通孔81a内にはスプリング83aが収容さ
れており、貫通孔81内にはアイドルピン82が収容されて
いる。下ノックアウトピン52の端面が成形下ダイス50の
端面と常に揃っている。また、ワークガイド52aは、成
形を行っていない時は、スプリング83aにより弾性付勢
されているため、予備成形アイボルト1Fは2点鎖線で示
す如く、成形下ダイス50から上方に突出している。
第3プレッシャープレート30と成形上ダイス40と成形下
ダイス50を囲繞してガイドリング90が配置されている。
1Gは仕上げ成形されたアイボルトである。
成形上ダイス40と成形下ダイス50には、仕上げ成形され
るアイボルト1Gの形状の一対の型彫部45,55が設けられ
ている。そしてその型彫部45,55の一部は、ワークガイ
ド42a,52aの端面45a,55aによって構成されている。すな
わち、第1図のM部を拡大して第2図に示すように、ワ
ークガイド42a,52aの端面45a,55aの形状は、2点鎖線で
示される鍛造される予備成形アイボルト1Fの柄部7Fの外
形状に係合するように型彫られている。
更に、第3図(イ)にワークガイドの側面図,第3図
(ロ)に端面45a,55aを有するワークガイドの底面図を
示すように、前記ワークガイド42a,52aの端面45a,55aの
開口縁部にはテーパ状のテーパ部47a,57aが形成されて
いる。第3図(イ)、(ロ)に記載のαは該テーパ部47
a,57aの径方向の寸法を表している。
次にアイボルト1Gの製造方法を工程順に説明する。
まず、棒状素材1A(第5図)を用意し、一端にテーパ部
3Bとその先端に小径柄部4Bを有する柄部絞り素材1Bを成
形(第6図)する。続いて、テーパ部3Cと小径柄部4Cと
の間に大径柄部5Cを形成し、大径柄部5Cと小径柄部4Cと
を段部6Cで連結した柄部段付素材1C(第7図)を成形す
る。その後、これらの反対端を据え込んで据え込み部9D
を有しかつ据え込み部9Dと前述のテーパ部3Dとの間に中
間部8Dを有する据え込み素材1D(第8図)を成形する。
次に、前述の据え込み部9D側に球頭部9Eを成形し、球頭
部9Eを有する球頭部付素材1E(第9図)を得る。ここま
での成形は冷間鍛造により行われる。この時点で、大径
柄部5Eと小径柄部4Eとより成る柄部7Eは仕上げ成形され
ており、以下に説明するこれより後の工程においては、
柄部の成形は行われない。次いで、球頭部付素材1Eを球
頭部9Eのみを熱間鍛造により偏平化して予備成形アイボ
ルト素材1F(第10図)を成形する。
次に、前工程で得た予備成形アイボルト1Fを、第1図に
示す前述の仕上げ成形装置1に2点鎖線で示す如くセッ
トして、頭部9Fのみを熱間鍛造により仕上げ成形する。
この工程では、柄部7Fに向かって上下から弾性付勢され
たワークガイド42a,52aにより予備成形アイボルト1Fの
柄部7Fを終始支持するので、頭部9Eの中央が凹状に変形
して予備成形アイボルト1Fの高さが変化しても、それが
常に水平に保たれ、柄部7Fが曲がることはない。さら
に、下側からのみでなく、上側からもワークガイド42a,
52aの端面55aが予備成形アイボルト1Fの柄部7Fの外形状
に形成されているので、柄部7Fが変形することはない。
第2図A−A線方向断面を示す第4図にワークガイド42
a,52aによる予備成形素材1Fの柄部7Fの保持状態が示さ
れるように、柄部7Fを略密閉状態に保持するワークガイ
ド42a,52aの各端面45a,55aの開口縁部がテーパ状のテー
パ部47a,57aに形成されているので、柄部7Fをセットし
てワークガイド42a,52aを型閉めする際に前記端面45a,5
5aの開口縁部が柄部7Fに干渉することはなく、保持され
た柄部に熱影響が及んだとしても、前記テーパ部47a,57
aによってワークガイド42a,52aの接合面に対応する位置
に柄部7Fより大径に形成された保持空間S′に向かって
素材が自然膨径する程度の変形にとどまるため、該部の
バリ発生を抑制すると共に、柄部7Fの変形量を最小にす
ることができる。
また、前述した大径の保持空間S′に向かっての素材膨
径量はテーパ部47a,57aのテーパ角によって多少差異は
あるものの、後加工が不要な程度の変形量なのでバリ取
り工程も不要である。
このようにして得たアイボルト1G(第11図、第12図)
は、この後頭部外周バリ10G,11Gを除去し柄部7Gにねじ
を形成する等して、完成アイボルトとなる。
=効果= 以上のように本発明によれば、柄部を略密閉状態に保持
するワークガイドの各端面の開口縁部がテーパ状のテー
パ部に形成されているので、柄部をセットしてワークガ
イドを型閉めする際に端面の開口縁部が柄部に干渉する
ことはなく、保持された柄部に熱影響が及んだとして
も、テーパ部によってワークガイドの接合面に対応する
位置に形成された柄部より大径の保持空間に向かって素
材が自然膨径する程度の変形にとどまるため、該部のバ
リ発生を抑制すると共に、柄部の変形量を最小にするこ
とができる。
ゆえに、ワークガイドに保持された柄部に素材変形や欠
肉等の不具合を発生させないので、アイボルトの成形精
度が向上されると共に、後工程としてのバリ取り工程が
不要なため生産性が向上される。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の実施例によるアイボルトの
製造装置を示し、第1図はアイボルトの製造装置の部分
断面図、第2図は第1図のM部拡大図、第3図はワーク
ガイドの側面図(イ)及び底面図(ロ)、第4図は第2
図のA−A線断面図、第5図乃至第12図は本発明の実施
例により製造される過程のアイボルトを示し、第5図乃
至第9図は正面図、第10図は側面図、第11図は部分断面
正面図、第12図は正面図、第13図は従来のアイボルトの
製造装置の部分断面図である。 (記号の説明) 1……アイボルトの製造装置。1F……予備成形アイボル
ト。1G……アイボルト。7F,7G……柄部。9G……頭部。4
0,50……成形ダイス。42a,52a……ワークガイド、45a,5
5a……端面。47a,57a……テーパ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め冷間鍛造により仕上げ成形された予備
    成形素材1Fの柄部7Fに係合する端面45a,55aの形状を有
    し、柄部7Fに向かって弾性体により付勢された上下動可
    能なワークガイド42a,52aを上下成形ダイス40,50内に互
    いに対向させて設け、前記ワークガイド42a,52aにより
    素材1Fを水平に保った状態で該素材1Fの前記柄部7Fを除
    いた箇所を温間域以上の温度域で鍛造成形する、大径の
    頭部9Gと小径の段付柄部7Gとを有するアイボルト1Gの製
    造装置において、前記予備成形素材1Fの柄部7Fに係合す
    る前記上下各ワークガイド42a,52aの端面45a,55aの開口
    縁部にテーパ状のテーパ部47a,57aを形成したことを特
    徴とするアイボルトの製造装置。
JP9234890U 1990-08-31 1990-08-31 アイボルトの製造装置 Expired - Lifetime JPH0715651Y2 (ja)

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