JPH07156479A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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Publication number
JPH07156479A
JPH07156479A JP30554793A JP30554793A JPH07156479A JP H07156479 A JPH07156479 A JP H07156479A JP 30554793 A JP30554793 A JP 30554793A JP 30554793 A JP30554793 A JP 30554793A JP H07156479 A JPH07156479 A JP H07156479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
manual
feeding
feed
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Pending
Application number
JP30554793A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Sakurai
英利 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Star Micronics Co Ltd
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Star Micronics Co Ltd filed Critical Star Micronics Co Ltd
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Publication of JPH07156479A publication Critical patent/JPH07156479A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数枚の手差し用紙を連続して確実に印字す
ることができる印字装置を提供する。 【構成】 給紙制御ルーチンが開始すると、まず手差し
フラグ2aがオンかオフかを判定する。このとき電源投
入直後または前回ASF給紙であれば、手差しフラグ2
aはオフであるが、前回手差し印字を行っていれば、手
差しフラグ2aはオンである。手差しフラグ2aがオフ
であれば、ステップb4を飛び越してステップb5に移
行する。一方、ステップb3で手差しフラグ2aがオン
であれば、引続き手差し印字が予想されるため、ステッ
プb4において操作部3の給紙スイッチが押されるまで
待機する。使用者が次の単票紙を手差しガイド25に挿
入した後、給紙スイッチを押すと、ステップb4の待機
ループを抜けてステップb5に移って給紙動作を開始す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手差し用紙を給紙する
手差し給紙機構と単票紙を連続的に給紙できる自動給紙
機構(ASF)とを搭載した印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手差し給紙機構と自動給紙機構
(ASF)とを備えたプリンタが特公平4−71819
号公報に開示されている。このプリンタは、印字開始時
に用紙を給紙する際、まずプラテンを所定角度回転さ
せ、途中に設けられた用紙センサが用紙の有無を検出
し、用紙の存在が検出されれば該用紙は手差しによるも
のと判定して、そのまま給紙動作を継続し、一方、用紙
の存在が検出されなければ手差し用紙が無いと判定して
ASFからの給紙動作を行う。
【0003】図8は、従来の給紙動作を示すフローチャ
ートである。図2の給紙機構を参照しながら説明する
と、まずステップp1から給紙制御ルーチンが開始し
て、ステップp2においてプラテン20の回転による給
紙動作を開始し、ステップp3において用紙センサ10
が用紙先端を検知したか否かを判定し、引続きステップ
p4で紙送り量が10mmになるまでプラテン20の回
転を継続する。ステップp3で用紙の通過が検出されれ
ば、手差し用紙が挿入されていたものと判断し、ステッ
プp5で紙送り量が60mmになるまでプラテン20の
回転を続けると、用紙が印字ヘッド8とプラテン20と
の間の所定位置に供給され、ステップp6で紙送りを停
止し、ステップp7で給紙制御ルーチンが正常に終了し
てリターンする。
【0004】一方、ステップp4において紙送り量が1
0mmになっても用紙センサ10が用紙先端を検知しな
い場合は、手差し用紙が挿入されていないと判断し、ス
テップp8においてASF28の給紙動作を起動し、ピ
ックアップローラ27がトレイ26に収容された単票紙
Sを1枚取出して、ガイド21に沿ってプラテン20と
ピンチローラ22との間に供給するとともに、プラテン
20の回転によって単票紙Sが搬送される。ステップp
9において、用紙センサ10が用紙先端を検知したか否
かを判定し、引続きステップp10で紙送り量が100
mmになるまでプラテン20の回転を継続する。ステッ
プp9で用紙の通過が検出されれば、トレイ26に単票
紙Sが残っていたと判断し、ステップp12で紙送り量
が60mmになるまでプラテン20の回転を続けると、
用紙が印字ヘッド8とプラテン20との間の所定位置に
供給され、ステップp13で紙送りを停止し、ステップ
p14で給紙制御ルーチンが正常に終了してリターンす
る。
【0005】他方、ステップp10において紙送り量が
100mmになっても用紙センサ10が用紙先端を検知
しない場合は、トレイ26にも単票紙Sが無いと判断
し、結局供給すべき用紙が無いことになり、ステップp
11で用紙エラーとして給紙制御ルーチンが終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8の給紙制御ルーチ
ンは、図3に示す全体ルーチンのステップa6に対応
し、プリンタの印字開始条件が成立すると即座に実行さ
れる。このとき、ASF28のトレイ26に単票紙Sが
収納された状態で手差し給紙による複数頁の印字を行う
場合を想定する。使用者が図2の手差しガイド25に沿
って1頁目の単票紙を挿入した後、数頁分の印字データ
が連続して送信されてくると、まず1頁目の手差し用紙
の印字が完了するが、既に2頁目の印字開始条件が成立
しているため直ちに次の給紙動作に入って図8の給紙制
御ルーチンが実行される。そのため、使用者が2頁目の
単票紙を手差しガイド25にセットしないうちに、プリ
ンタが勝手に「手差し用紙無し」と判断して、直ちにA
SF28の給紙動作が起動してトレイ26上の単票紙S
を次の印字用紙として吸入してしまう。
【0007】このように印字開始条件の成立時点と手差
し用紙の検知時点とが極めて接近しているため、使用者
は次の手差し用紙をセットする時間的余裕が無く、手差
し用紙を正しい位置に挿着できずに誤印字になる場合が
多い。しかも1頁毎の印字時間が印字量によって変動す
るため、全ての印字が終了するまでプリンタの付添いが
必要になる。
【0008】また、手差し用紙をセットする時間的余裕
を作るために、複数枚の手差し印字を行う場合には、ト
レイ26に残っている単票紙Sを全て取り出して用紙無
し状態にし、給紙動作毎に用紙エラーを故意に発生させ
て1頁毎に印字動作を停止させた後、プリンタをオフラ
インに設定した状態で手差しガイド25に単票紙をセッ
トし、その後オンラインに復帰させてから次頁の印字を
行うといった極めて煩雑な作業を行う必要がある。
【0009】本発明の目的は、前述した課題を解決する
ため、自動給紙装置のトレイに用紙が残った状態でも、
複数枚の手差し用紙を連続して確実に印字することがで
きる印字装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、手差しによっ
て挿入された第1単票紙または容器に収納された第2単
票紙を選択的にプラテンと印字ヘッドの間の所定位置に
供給する用紙供給手段と、第1単票紙および第2単票紙
の両方が供給可能な場合に第1単票紙を優先して供給
し、一方、第1単票紙が無い場合は第2単票紙を供給す
るように前記用紙供給手段を制御する制御手段とを備え
た印字装置において、前回供給した用紙が第1単票紙で
あるという情報を記憶する手差し情報記憶手段と、用紙
の供給を前記制御手段に指示するための給紙指示手段と
を備え、前記用紙供給手段が次の給紙を開始する際に、
前記手差し情報記憶手段に記憶された情報が第1単票紙
である場合、前記制御手段は前記給紙指示手段からの指
示を待ってから第1単票紙を供給するように制御し、一
方、前記手差し情報記憶手段に記憶された情報が第1単
票紙でない場合、前記制御手段は前記給紙指示手段から
の指示を待たずに第2単票紙を供給するように制御する
ことを特徴とする印字装置である。
【0011】
【作用】本発明に従えば、前回供給した用紙が、手差し
で挿入された第1単票紙である場合にたとえばオンとな
り、ASFなどのトレイに予め収納された第2単票紙で
ある場合にたとえばオフとなる手差しフラグを手差し情
報記憶手段として設け、さらに用紙の供給をCPU(中
央処理装置)などの制御手段に指示するためのパネルス
イッチなどの給紙指示手段を設ける。
【0012】そこで、用紙供給手段が次の給紙を開始す
る際に、手差しフラグの状態を判定して、手差しフラグ
がオン、すなわち前回供給された用紙が手差し単票紙で
ある場合には、パネルスイッチの操作を待ってから次の
給紙動作を行う。したがって、複数枚の手差し単票紙に
連続して印字する場合、最初の手差し単票紙の印字が終
了しても直ちに次の給紙を開始しないで、一旦パネルス
イッチの操作があるまで待機するようになり、使用者は
時間的余裕を以て次の単票紙を正確に挿入することがで
きる。単票紙の手差しが完了した時点でパネルスイッチ
を操作すると、用紙供給手段は新たな手差し単票紙を所
定位置まで供給することになる。
【0013】一方、用紙供給手段が次の給紙を開始する
際に、手差しフラグの状態を判定して、手差しフラグが
オフ、すなわち前回供給された用紙がASFによる単票
紙である場合には、パネルスイッチの操作を待たずに次
の給紙動作を行う。したがって、ASFを用いて複数枚
の連続印字を行う場合、1頁毎にパネルスイッチを操作
する必要がなくなり、ASF本来の機能を果たすことが
できる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の電気的構成を示
すブロック図である。印字装置は、装置全体を制御する
ためのCPU(中央処理装置)などからなる制御部1
と、制御部1の動作に必要なプログラムやデータが記憶
される、ROM(リードオンリメモリ)やRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)などからなる記憶部2と、コンピ
ュータ等の上位装置12から送られる印字データやコマ
ンドを受け取って制御部1へ出力するインタフェイス1
1と、印字機構を有するプリントユニット5と、制御部
4からの指令に基づいてプリントユニット5を駆動する
駆動部4と、使用者の操作によって制御部1に指示を与
えるためのパネルスイッチなどの操作部3などを備え
る。
【0015】プリントユニット5は、印字ヘッド8を印
字方向に走査するためのCR(キャリッジ)モータ6
と、用紙を搬送するためのPF(ペーパーフィード)モ
ータ7と、ワイヤドットやインクジェットなど複数のド
ット形成手段を有する印字ヘッド8と、PFモータ7の
回転力を図2のピックアップローラ27へ伝達したり遮
断する電磁クラッチ9と、所定位置で用紙の存在を検出
するための用紙センサ10などを備える。
【0016】記憶部2のデータ書換え可能な領域の一部
には、前回供給した用紙が手差しで挿入された単票紙で
ある場合にオンとなり、前回供給した用紙がASFなど
のトレイに予め収納された単票紙である場合にオフとな
る手差しフラグ2aが設定されている。また書換え可能
な別の領域には、印字データを一時的に格納するための
印字バッファが形成されている。
【0017】図2は、本発明が適用される給紙機構の一
例を示す構成図である。プラテン20の周囲には、印字
媒体である用紙を挟むためのピンチローラ22、24
と、用紙を円滑に案内するためのガイド21と、用紙の
存在を検出するための用紙センサ10と、供給された用
紙を印字するための印字ヘッド8が設けられる。なお図
2において、ピンチローラ22の位置を点A、用紙セン
サ10の位置を点B、さらに印字ヘッド8が第1行目を
印字するときの初期位置を点Cで表し、点Aと点Bとの
間の経路長をLA(たとえば5mm)、点Bと点Cとの
間の経路長をLB(たとえば60mm)、さらにASF
28に収納された単票紙Sの先端と点Bとの間の経路長
をLZ(たとえば80mm)で表している。
【0018】プラテン20とピンチローラ22の間に用
紙を供給するため、使用者が手差しによって単票紙を挿
入するための手差しガイド25が用紙搬送上流側に設け
られる。さらに用紙を連続的に給紙するためにトレイ2
6とピックアップローラ27などからなる自動給紙装置
(ASF)28が設置される。ASF28から単票紙が
供給される場合、トレイ26上に載置された単票紙Sが
ピックアップローラ27によって1枚取出され、ガイド
21に沿ってプラテン20とピンチローラ22の間に挿
入されて、プラテン20の回転によって搬送された後、
用紙センサ10の検出域を通過してさらにガイド21に
沿ってピンチローラ24との間に挿入され、続いて印字
ヘッド8との間に供給される。
【0019】図3は、本発明の一実施例の動作を示す全
体フローチャートである。印字装置の電源が投入される
とステップa1からスタートし、ステップa2で記憶部
2などに記憶されたデータの初期値設定、たとえば手差
しフラグ2aをオフに設定して、次のステップa3にお
いて記憶部2の印字バッファに印字すべき印字データが
有るか否かが判定され、印字データが存在すればステッ
プa4に移行して、印字データの量が1行分以上であっ
たりCR(キャリッジリターン)コードまたはLF(ラ
インフィード)コードが存在して1行分の印字を開始で
きるか否かが判定される。1行分の印字開始条件が成立
すると、ステップa5に移行して用紙センサ10の出力
に基づいて、プラテン20と印字ヘッド8と間に用紙が
既にセットされているか否かを判定する。用紙がセット
されていなければ、ステップa6に移行して、図4の給
紙制御ルーチンが実行される。
【0020】ステップa5において用紙が既にセットさ
れていれば、ステップa7に移って印字バッファに格納
されている印字データに基づいて、印字ヘッド8が1行
分の印字動作を行った後、プラテン20が1行分の紙送
りを行う。次にステップa8において、用紙1頁分の印
字が終了したか否かが判定され、終了していなければス
テップa3に戻って同様な処理を繰返し、一方、1頁分
の印字が終了すればステップa9に移行してプラテン2
0が回転して印字した用紙の排紙動作を行った後、ステ
ップa3に戻る。
【0021】一方、ステップa3において印字バッファ
に印字データが存在しない場合、またはステップa4に
おいて1行分の印字開始条件が成立していない場合に
は、ステップa10に移行して、操作部3のオンライン
スイッチが押されたか否かが判定され、押されていなけ
ればそのままステップa3に戻る。オンラインスイッチ
が押されていればステップa11に移行して、上位装置
12からの指令を無視し印字装置単独で動作するオフラ
イン処理を行った後、オンライン状態に戻ってステップ
a3に戻る。
【0022】図4は、本発明の一実施例の給紙動作を示
すフローチャートである。まずステップb1から給紙制
御ルーチンが開始して、ステップb2において手差しフ
ラグ2aの情報を読込んで、次のステップb3において
手差しフラグ2aがオンかオフかを判定する。このとき
電源投入直後または前回ASF給紙であれば、手差しフ
ラグ2aはオフであるが、前回手差し印字を行っていれ
ば、手差しフラグ2aはオンである。手差しフラグ2a
がオフであれば、ステップb4を飛び越してステップb
5に移行する。一方、ステップb3で手差しフラグ2a
がオンであれば、引続き手差し印字が予想されるため、
ステップb4において操作部3の給紙スイッチが押され
るまで待機する。使用者が次の単票紙を手差しガイド2
5に挿入した後、給紙スイッチを押すと、ステップb4
の待機ループを抜けてステップb5に移る。
【0023】ステップb5においてプラテン20の回転
による給紙動作を開始し、ステップb6において用紙セ
ンサ10が用紙先端を検知したか否かを判定し、引続き
ステップb7で紙送り量が経路長LAより長い10mm
になるまでプラテン20の回転を継続する。途中ステッ
プb6で用紙の通過が検出されれば、手差し用紙が挿入
されていたものと判断し、ステップb8で紙送り量が経
路長LBに相当する60mmになるまでプラテン20の
回転を続けると、用紙先端が印字ヘッド8とプラテン2
0との間の所定位置Cに到達し、ステップb9で紙送り
を停止し、ステップb10において手差しフラグ2aを
オンに設定して次回印字のための情報を記憶し、ステッ
プb11で給紙制御ルーチンが正常に終了してリターン
する。
【0024】一方、ステップb7において紙送り量が1
0mmになっても用紙センサ10が用紙先端を検知しな
い場合は、手差し用紙が挿入されていないと判断し、ス
テップb12においてASF28の給紙動作を起動し、
ピックアップローラ27がトレイ26に収容された単票
紙Sを1枚取出して、ガイド21に沿ってプラテン20
とピンチローラ22との間に供給するとともに、プラテ
ン20の回転によって単票紙Sが搬送される。ステップ
b13において、用紙センサ10が用紙先端を検知した
か否かを判定し、引続きステップb14で紙送り量が経
路長LBより長い100mmになるまでプラテン20の
回転を継続する。途中ステップb13で用紙の通過が検
出されれば、トレイ26に単票紙Sが残っていたと判断
し、ステップb16で紙送り量が経路長LBに相当する
60mmになるまでプラテン20の回転を続けると、用
紙先端が印字ヘッド8とプラテン20との間の所定位置
Cに到達し、ステップb17で紙送りを停止し、ステッ
プb18において手差しフラグ2aをオフに設定して次
回印字のための情報を記憶し、ステップb19で給紙制
御ルーチンが正常に終了してリターンする。
【0025】他方、ステップb14において紙送り量が
100mmになっても用紙センサ10が用紙先端を検知
しない場合は、トレイ26にも単票紙Sが無いと判断
し、結局供給すべき用紙が無いことになり、ステップb
15で用紙エラーとして給紙制御ルーチンが終了する。
【0026】次に図4の給紙動作ルーチンの具体的な動
作例を分説する。
【0027】1)前回がASF給紙であって今回もAS
F給紙である場合、ステップb3において手差しフラグ
2aがオフと判定され、給紙スイッチを押さなくても直
ちに給紙を開始し、手差し用紙無しを確認した後、AS
F給紙を行う。
【0028】2)前回がASF給紙であって今回は手差
し給紙である場合、ステップb3において手差しフラグ
2aがオフと判定され、給紙スイッチを押さなくても直
ちに給紙を開始し、手差し用紙の存在を確認した後、手
差し給紙を続行する。
【0029】3)前回が手差し給紙であって今回はAS
F給紙である場合、ステップb3において手差しフラグ
2aがオンと判定され、給紙スイッチが押されるまで待
機する。給紙スイッチが押されれば、直ちに給紙を開始
し、手差し用紙無しを確認した後、ASF給紙を行う。
【0030】4)前回が手差し給紙であって今回も手差
し給紙である場合、ステップb3において手差しフラグ
2aがオンと判定され、給紙スイッチが押されるまで待
機する。給紙スイッチが押されれば、直ちに給紙を開始
し、手差し用紙の存在を確認した後、手差し給紙を続行
する。
【0031】こうしてASF28に用紙が残った状態で
も、前回が手差し給紙であれば、給紙スイッチが押され
るまで次の給紙を開始しないため、複数枚の手差し用紙
を連続して確実に印字することができる。
【0032】図5は、本発明の他の実施例の動作を示す
全体フローチャートである。印字装置の電源が投入され
るとステップc1からスタートし、ステップc2で記憶
部2などに記憶されたデータの初期値設定を行い、ステ
ップc3において手差しフラグ2aをオフに設定して、
次のステップc4において記憶部2の印字バッファに印
字すべき印字データが有るか否かが判定され、印字デー
タが存在すればステップc5に移行して、手差しフラグ
2aがオフかオンかが判定される。手差しフラグ2aが
オフであれば、前回ASF給紙が行われたことになり、
次のステップc6に移行する。
【0033】ステップc6において、印字データの量が
1行分以上であったりCRコードまたはLFコードが存
在して1行分の印字を開始できるか否かが判定される。
1行分の印字開始条件が成立すると、ステップc7に移
行して用紙センサ10の出力に基づいて、プラテン20
と印字ヘッド8と間に用紙が既にセットされているか否
かを判定する。用紙がセットされていなければ、ステッ
プc8に移行して、図6に示すASF自動給紙ルーチン
が実行される。
【0034】図6は、ASF自動給紙ルーチンの動作を
示すフローチャートである。ステップd1から開始して
ステップd2において、プラテン20の回転による給紙
動作を開始し、ステップd3において用紙センサ10が
用紙先端を検知したか否かを判定し、引続きステップd
4で紙送り量が経路長LAより長い10mmになるまで
プラテン20の回転を継続する。途中ステップd3で用
紙の通過が検出されれば、手差し用紙が挿入されていた
ものと判断し、ステップd5において予定外の手差し給
紙が行われたため給紙エラーと判断して、ステップd6
において吸入した手差し用紙を排出した後、ステップd
2に戻る。
【0035】一方、ステップd4において紙送り量が1
0mmになっても用紙センサ10が用紙先端を検知しな
い場合は、手差し用紙が挿入されていないと判断し、ス
テップd7においてASF28の給紙動作を起動し、ピ
ックアップローラ27がトレイ26に収容された単票紙
Sを1枚取出して、ガイド21に沿ってプラテン20と
ピンチローラ20との間に供給するとともに、プラテン
20の回転によって単票紙Sが搬送される。ステップd
8において、用紙センサ10が用紙先端を検知したか否
かを判定し、引続きステップd9で紙送り量が経路長L
Zより長い100mmになるまでプラテン20の回転を
継続する。途中ステップd8で用紙の通過が検出されれ
ば、トレイ26に単票紙Sが残っていたと判断し、ステ
ップd11で紙送り量が経路長LBに相当する60mm
になるまでプラテン20の回転を続けると、用紙先端が
印字ヘッド8とプラテン20との間の所定位置Cに到達
し、ステップd12で紙送りを停止し、ステップd13
でASF自動給紙ルーチンが正常に終了してリターンす
る。
【0036】他方、ステップd9において紙送り量が1
00mmになっても用紙センサ10が用紙先端を検知し
ない場合は、トレイ26にも単票紙Sが無いと判断し、
結局供給すべき用紙が無いことになり、ステップd10
で用紙エラーとしてASF自動給紙ルーチンが終了す
る。
【0037】図5に戻って、ステップc7において用紙
が既にセットされていれば、ステップc9に移り手差し
フラグ2aをオフに設定した後、ステップc10に移っ
て印字バッファに格納されている印字データに基づい
て、印字ヘッド8が1行分の印字動作を行った後、プラ
テン20が1行分の紙送りを行う。次にステップc11
において、用紙1頁分の印字が終了したか否かが判定さ
れ、終了していなければステップc4に戻って同様な処
理を繰返し、一方、1頁分の印字が終了すればステップ
c12に移行してプラテン20が回転して印字した用紙
の排紙動作を行った後、ステップc4に戻る。
【0038】一方、ステップc5において手差しフラグ
2aがオンであれば、前回手差し給紙が行われたことに
なり、ステップc13に移行して操作部3の給紙スイッ
チが押されるまで待機する。給紙スイッチが押されれ
ば、次のステップc14に移り、図7に示す手差し自動
給紙ルーチンが実行される。
【0039】図7は、手差し自動給紙ルーチンの動作を
示すフローチャートである。ステップe1から開始して
ステップe2において、プラテン20の回転による給紙
動作を開始し、ステップe3において用紙センサ10が
用紙先端を検知したか否かを判定し、引続きステップe
4で紙送り量が経路長LAより長い10mmになるまで
プラテン20の回転を継続する。途中ステップe3で用
紙の通過が検出されれば、手差し用紙が挿入されていた
ものと判断し、ステップe6で紙送り量が経路長LBに
相当する60mmになるまでプラテン20の回転を続け
ると、用紙先端が印字ヘッド8とプラテン20との間の
所定位置Cに到達し、ステップe7で紙送りを停止し、
ステップe8で手差し自動給紙ルーチンが正常に終了し
てリターンする。
【0040】他方、ステップe4において紙送り量が1
0mmになっても用紙センサ10が用紙先端を検知しな
い場合は、供給すべき用紙が無いことになり、ステップ
e5で用紙エラーとして手差し自動給紙ルーチンが終了
する。
【0041】図5に戻って、ステップc15において手
差しフラグ2aをオンに設定した後、ステップc20に
移行する。ここで、1行分の印字開始条件が成立するま
で待機し、印字開始条件が成立すると、ステップc21
に移って印字バッファに格納されている印字データに基
づいて、印字ヘッド8が1行分の印字動作を行った後、
プラテン20が1行分の紙送りを行う。次にステップc
22において、用紙1頁分の印字が終了したか否かが判
定され、終了していなければステップc20に戻って印
字動作を繰返し、一方、1頁分の印字が終了すればステ
ップc23に移行してプラテン20が回転して用紙の排
紙動作を行った後、ステップc4に戻る。
【0042】一方、ステップc4において印字バッファ
に印字データが存在しない場合は、ステップc16に移
行して操作部3の給紙スイッチが1回押されたか否かを
判定し、押されなければステップc4に戻る。給紙スイ
ッチが1回押されれば、次のステップc17に移り、た
とえば1秒以内に給紙スイッチがもう1回押されたか否
かを判定し、所定時間内に合計2回給紙スイッチが押さ
れるとASF給紙が選択されたことになり、次のステッ
プc18に移行して図6のASF自動給紙ルーチンが実
行され、その後ステップc19において手差しフラグ2
aをオフに設定する。
【0043】他方、ステップc17において給紙スイッ
チが所定時間内に1回しか押されなかったと判定した場
合は、手差し給紙が選択されたことになり、ステップc
14に移行して図7の手差し自動給紙ルーチンが実行さ
れる。
【0044】次に図5の給紙動作ルーチンの具体的な動
作例を分説する。
【0045】1)前回がASF給紙であって今回もAS
F給紙である場合、ステップc5において手差しフラグ
2aがオフと判定され、印字開始条件が成立しかつ用紙
がセット済でなければ直ちにASF給紙を開始する。
【0046】2)前回がASF給紙であって今回は手差
し給紙である場合、印字開始前に給紙スイッチを1回だ
け押すと、ステップc14において手差し給紙が行われ
る。
【0047】3)前回が手差し給紙であって今回はAS
F給紙である場合、印字開始前に給紙スイッチを連続2
回押すと、ステップc18においてASF給紙が行われ
る。
【0048】4)前回が手差し給紙であって今回も手差
し給紙である場合、ステップc5において手差しフラグ
2aがオンと判定され、給紙スイッチが押されるまで待
機する。給紙スイッチが押されれば、直ちに手差し給紙
を開始する。
【0049】こうしてASF28に用紙が残った状態で
も、前回が手差し給紙であれば、給紙スイッチが押され
るまで次の給紙を開始しないため、複数枚の手差し用紙
を連続して確実に印字することができる。
【0050】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、用
紙供給手段が新たな給紙を開始する際、前回供給された
用紙が手差しである場合には、パネルスイッチの操作を
待ってから次の給紙動作を行う。したがって、使用者は
時間的余裕を以て次の単票紙を正確に挿入することがで
きる。
【0051】一方、用紙供給手段が新たな給紙を開始す
る際、前回供給された用紙がASF給紙による場合に
は、パネルスイッチの操作を待たずに次の給紙動作を行
う。したがって、ASF本来の機能を果たすことができ
る。
【0052】こうして複数枚の手差し用紙を連続して確
実に印字することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気的構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明が適用される給紙機構の一例を示す構成
図である。
【図3】本発明の一実施例の動作を示す全体フローチャ
ートである。
【図4】本発明の一実施例の給紙動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】本発明の他の実施例の動作を示す全体フローチ
ャートである。
【図6】図5のASF自動給紙ルーチンの動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】図5の手差し自動給紙ルーチンの動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】従来の給紙動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御部 2 記憶部 2a 手差しフラグ 3 操作部 4 駆動部 5 プリントユニット 6 CR(キャリッジ)モータ 7 PF(ペーパーフィード)モータ 8 印字ヘッド 9 電磁クラッチ 10 用紙センサ 11 インタフェイス 12 上位装置 20 プラテン 21 ガイド 22、24 ピンチローラ 25 手差しガイド 26 トレイ 27 ピックアップローラ 28 自動給紙装置(ASF)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手差しによって挿入された第1単票紙ま
    たは容器に収納された第2単票紙を選択的にプラテンと
    印字ヘッドの間の所定位置に供給する用紙供給手段と、 第1単票紙および第2単票紙の両方が供給可能な場合に
    第1単票紙を優先して供給し、一方、第1単票紙が無い
    場合は第2単票紙を供給するように前記用紙供給手段を
    制御する制御手段とを備えた印字装置において、 前回供給した用紙が第1単票紙であるという情報を記憶
    する手差し情報記憶手段と、 用紙の供給を前記制御手段に指示するための給紙指示手
    段とを備え、 前記用紙供給手段が次の給紙を開始する際に、前記手差
    し情報記憶手段に記憶された情報が第1単票紙である場
    合、前記制御手段は前記給紙指示手段からの指示を待っ
    てから第1単票紙を供給するように制御し、一方、前記
    手差し情報記憶手段に記憶された情報が第1単票紙でな
    い場合、前記制御手段は前記給紙指示手段からの指示を
    待たずに第2単票紙を供給するように制御することを特
    徴とする印字装置。
JP30554793A 1993-12-06 1993-12-06 印字装置 Pending JPH07156479A (ja)

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