JP3093625U - プリンタ、プリンタシステム、およびプリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ、プリンタシステム、およびプリンタ制御装置

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JP3093625U
JP3093625U JP2002006740U JP2002006740U JP3093625U JP 3093625 U JP3093625 U JP 3093625U JP 2002006740 U JP2002006740 U JP 2002006740U JP 2002006740 U JP2002006740 U JP 2002006740U JP 3093625 U JP3093625 U JP 3093625U
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伸一 木川
誠 辻西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント用紙の種類に応じて、給紙および排
紙を適切に制御するプリンタ、プリンタシステム、およ
びプリンタ制御装置を提供する。 【解決手段】 コマンド出力部13は、操作入力部12
により普通紙が指定された場合には、用紙識別コードが
「00」である給紙コマンドを、特殊紙が指定された場
合には、用紙識別コードが「01」である給紙コマンド
を制御部20に出力する。CPU21は、受け取った給
紙コマンド中の用紙識別コードに基づき、プリント用紙
が普通紙か特殊紙かを判定し、普通紙であれば、給紙モ
ータ29を通常速度で駆動させ、特殊紙であれば、給紙
モータ29を低速で駆動させる。CPU21は、普通紙
であれば、プリント用紙を排紙させるとともに、キャリ
ア32をホームポジション71に移動させ、特殊紙であ
れば、プリント用紙を排紙させ、排紙後、キャリア32
をホームポジション71に移動させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、プリンタ、プリンタシステム、およびプリンタ制御装置に関し、特 に、プリント用紙の種類に応じて異なる制御を行なうプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、プリント用紙の種類に応じて異なる制御を行なうプリンタが開示さ れている。たとえば、特許文献1では、プリント用紙が普通紙であれば、印刷速 度を上げても、印字品質を損ねることがないので、記録ヘッドの主走査方向への 走査速度および記録ヘッドのインクの噴射速度を高速にする。一方、プリント用 紙がコート紙や光沢紙などの特殊紙であれば、印刷速度を上げると印字品質が悪 化するととともに、印刷速度よりも印字品質が重要となるので、記録ヘッドの主 走査方向への走査速度および記録ヘッドのインクの噴射速度を低速にする。
【0003】 このようにして、プリント用紙の違いに応じて適切な印字制御を行なうことが できる。
【0004】
【特許文献1】 特開平11−10848号公報
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、プリント用紙の印刷においては、印字時だけでなく、給紙時や 排紙時においても、プリント用紙の種類に応じて異なる制御をすることが望まし い場合がある。
【0006】 つまり、給紙においては、プリント用紙が特殊紙の場合、その厚さが厚いため 、プリント用紙を引き込むトルクを大きくして給紙する必要がある。一方、普通 紙では、その厚さが薄いため、そのようにトルクを大きくする必要はなく、速く 給紙できることが望ましい。
【0007】 さらに、排紙においては、特殊紙は、その固さが固いため、ローラに抑えつけ られると浮きやすく、排紙と同時にキャリアを移動させるとプリント用紙に印字 ヘッドが接触して汚れが生じることがある。一方、普通紙では、その固さが柔ら かいため、そのような問題はおこりにくいため、早くキャリアを移動させること が望ましい。
【0008】 それゆえに、本考案は、プリント用紙の種類に応じて、給紙および排紙を適切 に制御するプリンタ、プリンタシステム、およびプリンタ制御装置を提供するこ とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るプリンタは、外部のプリンタ制御装置から給紙を指示する複数 バイト長の給紙コマンドを受信する手段と、前記給紙コマンド内に埋め込まれた プリント用紙の種類を識別するための1バイトの識別コードを参照して、プリン ト用紙の種類が普通紙か特殊紙かを判定する手段と、プリント用紙の種類が普通 紙と判定されたときには、給紙速度が通常となり、プリント用紙の種類が特殊紙 と判定されたときには、給紙速度が遅くなるように、給紙モータを制御し、さら に、排紙に際して、プリント用紙の種類が普通紙と判定されたときには、給紙モ ータを制御してプリント用紙の排紙を行なわせ、前記排紙と同時にキャリアモー タを制御してキャリアをホームポジションに移動させ、プリント用紙の種類が特 殊紙と判定されたときには、給紙モータを制御してプリント用紙の排紙を行なわ せ、前記排紙後、キャリアモータを制御して、キャリアをホームポジションに移 動させる制御手段とを備える。
【0010】 また、この考案に係るプリンタは、外部のプリンタ制御装置から給紙を指示す る給紙コマンドを受信する手段と、前記給紙コマンドに埋め込まれたプリント用 紙の種類を識別するための識別コードを参照して、プリント用紙の種類が普通紙 か特殊紙かを判定する手段と、プリント用紙の種類が普通紙のときには、給紙速 度が通常となり、プリント用紙の種類が特殊紙のときには、給紙速度が遅くなる ように、給紙モータを制御する制御手段とを備える。
【0011】 好ましくは、前記制御手段は、さらに、排紙に際して、プリント用紙の種類が 普通紙と判定されたときには、給紙モータを制御してプリント用紙の排紙を行な わせ、前記排紙と同時にキャリアモータを制御してキャリアをホームポジション に移動させ、プリント用紙の種類が特殊紙と判定されたときには、給紙モータを 制御してプリント用紙の排紙を行なわせ、前記排紙後、キャリアモータを制御し て、キャリアをホームポジションに移動させる。
【0012】 この考案に係るプリンタシステムは、プリンタ制御装置と、プリンタとからな るプリンタシステムであって、前記プリンタ制御装置は、ユーザ操作によりプリ ント用紙の種類が普通紙か特殊紙かの指定を受け付ける手段と、前記指定された プリント用紙の種類を識別するための1バイトの識別コードを埋め込んだ、給紙 を指示する、複数バイト長の給紙コマンドを生成する手段と、前記給紙コマンド を前記プリンタに出力する手段とを備え、前記プリンタは、前記プリンタ制御装 置から給紙を指示する給紙コマンドを受信する手段と、前記給紙コマンドに埋め 込まれたプリント用紙の種類を識別するための識別コードを参照して、プリント 用紙の種類が普通紙か特殊紙かを判定する手段と、プリント用紙の種類が普通紙 と判定されたときには、給紙速度が通常となり、プリント用紙の種類が特殊紙と 判定されたときには、給紙速度が遅くなるように、給紙モータを制御し、さらに 、排紙に際して、プリント用紙の種類が普通紙と判定されたときには、給紙モー タを制御してプリント用紙の排紙を行なわせ、前記排紙と同時にキャリアモータ を制御してキャリアをホームポジションに移動させ、プリント用紙の種類が特殊 紙と判定されたときには、給紙モータを制御してプリント用紙の排紙を行なわせ 、前記排紙後、キャリアモータを制御して、キャリアをホームポジションに移動 させる制御手段とを備える。
【0013】 また、この考案に係るプリンタシステムは、プリンタ制御装置と、プリンタと からなるプリンタシステムであって、前記プリンタ制御装置は、ユーザ操作によ りプリント用紙の種類が普通紙か特殊紙かの指定を受け付ける手段と、前記指定 されたプリント用紙の種類を識別するための識別コードを埋め込んだ、給紙を指 示する給紙コマンドを生成する手段と、前記給紙コマンドを前記プリンタに出力 する手段とを備え、前記プリンタは、前記プリンタ制御装置から給紙を指示する 給紙コマンドを受信する手段と、前記給紙コマンドに埋め込まれたプリント用紙 の種類を識別するための識別コードを参照して、プリント用紙の種類が普通紙か 特殊紙かを判定する手段と、プリント用紙の種類が普通紙と判定されたときには 、給紙速度が通常となり、プリント用紙の種類が特殊紙と判定されたときには、 給紙速度が遅くなるように、給紙モータを制御する制御手段とを備える。
【0014】 好ましくは、前記制御手段は、さらに、排紙に際して、プリント用紙の種類が 普通紙と判定されたときには、給紙モータを制御してプリント用紙の排紙を行な わせ、前記排紙と同時にキャリアモータを制御してキャリアをホームポジション に移動させ、プリント用紙の種類が特殊紙と判定されたときには、給紙モータを 制御してプリント用紙の排紙を行なわせ、前記排紙後、キャリアモータを制御し て、キャリアをホームポジションに移動させる。
【0015】 この考案に係るプリンタ制御装置は、プリント用紙が普通紙か特殊紙かに応じ て、給紙および排紙において異なる制御を行なうプリンタを制御するプリンタ制 御装置であって、ユーザ操作によりプリント用紙の種類が普通紙か特殊紙かの指 定を受け付ける手段と、前記指定されたプリント用紙の種類を識別するための識 別コードを埋め込んだ、給紙を指示する給紙コマンドを生成する手段と、前記給 紙コマンドをプリンタに出力する手段とを備える。
【0016】 好ましくは、前記給紙コマンドは、複数バイト長であり、前記プリント用紙の 種類を識別するための識別コードは、1バイトデータである。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0018】 (構成) 図1は、本実施の形態に係るインクジェットプリンタシステムの要部の機能ブ ロック図である。同図を参照して、パソコン10は、インクジェットプリンタ8 0を制御する装置であって、USB制御部11と、操作入力部12と、コマンド 出力部13と、印字データ出力部14とを含む。
【0019】 操作入力部12は、ユーザからプリント用紙の種類、つまり、普通紙か特殊紙 (はがきや写真紙)かを指定した印刷指示を受け付ける。
【0020】 印字データ出力部14は、プログラムとそのプログラムを実行するCPUによ り実現され、印字データを出力する。
【0021】 コマンド出力部13は、プログラムとそのプログラムを実行するCPUにより 実現され、給紙コマンド、印字開始コマンド、印字終了コマンド、および排紙コ マンドを出力する。
【0022】 図2は、給紙コマンドの構造を示す。同図に示すように、給紙コマンドは、8 バイトで構成される。給紙コマンドの上位2バイト(C1、C2)は、給紙を指 示するコントロールコードである。従来では、プリンタを制御する各コマンドの 長さをなるべく一定にして処理を簡易にするため、給紙コマンドの3バイト目〜 7バイト目は、空き領域(未使用領域)とされていた。本実施の形態では、この 空き領域の一部である3バイト目に、プリント用紙の種類を識別するための1バ イトの用紙識別コードを埋め込む。プリント用紙が普通紙であれば、用紙識別コ ードは、「00」であり、プリント用紙が特殊紙であれば、用紙識別コードは、 「01」とする。これにより、用紙を識別するためのコマンドを新たに設ける必 要がないので、インクジェットプリンタ80側の制御部20のROM23内のプ ログラムやパソコン10側のコマンド出力部13のプログラムが複雑になるのを 防止できる。さらには、用紙識別コードを1バイト長とすることで、上記プログ ラムを極めて簡易にすることができ、プログラムの処理時間も短縮できる。
【0023】 4バイト目から7バイト目は、空き領域である。最下位バイトに、2バイト目 〜7バイト目までのデータの和が格納される。
【0024】 再び、図1を参照して、USB制御部11は、印刷開始コマンド、給紙コマン ド、印刷終了コマンド、排紙コマンド、および印字データをUSBケーブル31 へ出力する。
【0025】 インクジェットプリンタ80は、制御部20と、キャリアモータ28と、給紙 モータ29と、キャリア32と、フィードローラ30と、排紙ローラ31とを含 む。
【0026】 制御部20は、CPU21と、USB制御部22と、ROM23と、ASIC 24とからなる。
【0027】 ROM23は、CPUが実行するプログラムを格納する。 USB制御部22は、パソコン10からUSBケーブル31を通じて送られて くる印刷開始コマンド、給紙コマンド、印字データ、印刷終了コマンドおよび排 紙コマンドを受信する。
【0028】 ASIC24は、キャリアモータ制御部25と、給紙モータ制御部26と、印 字制御部27とからなる。
【0029】 キャリアモータ制御部25は、キャリアモータ28の駆動を制御する。 キャリアモータ28は、キャリア32を主走査方向に移動させる。
【0030】 キャリア32には、印字ヘッド34にインクを供給するインクカートリッジ3 3が装着される。
【0031】 印字制御部27は、キャリア32に装着されたインクカートリッジ33の印字 ヘッド34の印字を制御する。
【0032】 図3は、キャリア32に関連する主要構成部品の構成を示す。 同図を参照して、搬送ベルト44は、キャリアモータ28によってキャリア3 2を主走査方向(図中の矢印70で示されるプリント用紙46の搬送方向(副走 査方向)に対して垂直方向)に往復移動させる。メンテナンス装置35は、キャ リア32がホームポジション71にあるときに、印字ヘッド34のクリーニング 、インクカートリッジ33のインクの乾燥防止などを行なう。
【0033】 キャリア32は、印字データを受け取ると、装着されているインクカートリッ ジ33の印字ヘッド34からインクを噴射させることによって、この印字データ をプリント用紙46に印字させる。
【0034】 再び、図1を参照して、給紙モータ制御部26は、給紙モータ29の駆動を制 御する。給紙モータ制御部26は、CPU21からの指示により、プリント用紙 が普通紙のときには、給紙モータ29を通常速度で駆動し、プリント用紙が特殊 紙のときには、給紙モータ29を低速で駆動する。
【0035】 給紙モータ29は、プリント用紙を副走査方向に搬送する。給紙モータ29は 、フィードローラ30を駆動し、フィードローラ30が回転すると、この回転が ベルトを介して排紙ローラ31に伝わり排紙ローラ31も回転する。給紙モータ 29は、1行の印字が終了すると、次の行を印字するために、プリント用紙を副 走査方向に搬送する。給紙モータ29は、ステップモータが用いられ、通常と低 速の2種類の速度で動作する。給紙モータ29は、低速の速度で動作するときに は、トルクが大きくなり、プリント用紙を引き込みやすくなる。
【0036】 CPU21は、印刷開始コマンドを受け取ると、キャリアモータ制御部25を 指示して、キャリアモータ28を駆動させて、キャリア32をホームポジション 71から印刷開始位置に移動させる。
【0037】 CPU21は、印字データを受け取ると、キャリアモータ制御部25を指示し て、キャリアモータ28を駆動させて、キャリア32を主走査方向に移動させな がら、印字制御部24を指示して、キャリア32に装着されたインクカートリッ ジ33の印字ヘッド34にインクを噴射させることで印字データを印字させる。
【0038】 CPU21は、1行分の印字が終了すると、キャリアモータ制御部25を指示 して、キャリアモータ28を停止させて、キャリア32を停止させる。そして、 CPU21は、給紙モータ制御部26を指示して、給紙モータ29を駆動させて 、プリント用紙を行間だけ副走査方向に移動させる。
【0039】 CPU21は、印刷終了コマンドを受け取ると、キャリアモータ制御部25を 指示して、キャリアモータ28を停止させて、キャリア32を停止させる さらに、CPU21は、給紙コマンドを受け取ると、その給紙コマンドの用紙 識別コードよりプリント用紙が普通紙か特殊紙かを判定し、判定結果に基づいて 、インクジェットプリンタ80を制御する。
【0040】 すなわち、CPU21は、給紙コマンドが図2(a)に示す構造であれば、プ リント用紙が普通紙と判断し、図2(b)に示す構造であれば、プリント用紙が 特殊紙と判断する。
【0041】 CPU21は、プリント用紙が普通紙であれば、トルクを大きくしなくても引 き込めるので、印刷速度を優先し、給紙モータ制御部26を指示して、給紙モー タ29を通常速度で駆動させる。CPU21は、プリント用紙が特殊紙であれば 、大きなトルクで引き込めるように、給紙モータ制御部26を指示して、給紙モ ータ29を低速で駆動させる。
【0042】 さらに、CPU21は、排紙コマンドを受けると、プリント用紙が普通紙であ れば、給紙モータ制御部26を指示して、給紙モータ29を駆動させてプリント 用紙を排紙させるとともに、キャリアモータ制御部25を指示して、キャリアモ ータ28を駆動してキャリア32をホームポジション71に移動させる。
【0043】 CPU21は、プリント用紙が特殊紙であれば、給紙モータ制御部26を指示 して、給紙モータ29を駆動させてプリント用紙を排紙させるが、キャリアモー タ制御部25に、キャリアモータ28を駆動させてキャリア32をホームポジシ ョン71に移動させる指示を行なわない。CPU21は、プリント用紙が排紙さ れてから、キャリアモータ制御部25を指示して、キャリアモータ28を駆動し てキャリア32をホームポジション71に移動させる。
【0044】 図4(a)は、排紙されるときの普通紙の状態を示し、図4(b)は、排紙さ れるときの特殊紙の状態を示す。同図を参照して、用紙カセット41にセットさ れたプリント用紙は、給紙ローラ30を通って給紙される。印字ヘッド34で印 字されたプリント用紙は、排紙ローラ31と、排紙ローラ31と対峙して設けら れたスターホイール43を通って、排紙される。
【0045】 図4(a)に示すように、普通紙50は、柔らかいので、排紙ローラ31とス ターホイール43とで抑えつけられても、浮き上がることがなく、印字ヘッド3 4とプリント用紙50との距離d1は、大きい。したがって、排紙と同時にキャ リア32を主走査方向に移動しても、普通紙50が、印字ヘッド34と接触しな い。それゆえに、CPU21は、排紙と同時に、キャリア32をホームポジショ ン71に移動させることとし、プリントの一工程を迅速に終了させることとする 。
【0046】 図4(b)に示すように、特殊紙51は、固いので、排紙ローラ31とスター ホイール43とで抑えつけられると、浮き上がってしまい、印字ヘッド34とプ リント用紙50との距離d1は、微小となる。したがって、排紙と同時にキャリ ア32を主走査方向に移動させると、特殊紙51と印字ヘッド34が接触して、 汚れが生じやすい。それゆえに、CPU21は、プリント用紙の排紙後に、キャ リア32をホームポジション71に移動させる。
【0047】 (パソコンの動作) 次に、本実施の形態に係るインクジェットプリンタシステムの印刷処理のパソ コン10側の動作を図5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0048】 まず、操作入力部12は、ユーザから用紙の種類(普通紙か特殊紙か)を指定 した印刷要求を受け付ける(ステップS81)。
【0049】 次に、コマンド出力部13は、印刷開始コマンドをUSB制御部11とUSB ケーブル31を介して、インクジェットプリンタの制御部20に出力する(ステ ップS82)。
【0050】 さらに、コマンド出力部13は、普通紙が指定された場合に、図2(a)に示 す、用紙識別コードが「00」である給紙コマンドをUSB制御部11とUSB ケーブル31を介して、インクジェットプリンタの制御部20に出力する(ステ ップS83、S84)。
【0051】 また、コマンド出力部13は、特殊紙が指定された場合に、図2(b)に示す 、用紙識別コードが「01」である給紙コマンドをUSB制御部11とUSBケ ーブル31を介して、インクジェットプリンタの制御部20に出力する(ステッ プS83、S85)。
【0052】 次に、印字データ出力部14は、印字データをUSB制御部11とUSBケー ブル31を介して、インクジェットプリンタの制御部20に出力する(ステップ S86)。
【0053】 次に、コマンド出力部13は、印刷終了コマンドをUSB制御部11とUSB ケーブル31を介して、インクジェットプリンタの制御部20に出力する(ステ ップS87)。
【0054】 次に、コマンド出力部13は、排紙コマンドをUSB制御部11とUSBケー ブル31を介して、インクジェットプリンタの制御部20に出力する(ステップ S88)。
【0055】 (インクジェットプリンタの動作) 次に、本実施の形態に係るインクジェットプリンタシステムの印刷処理のイン クジェットプリンタ80側の動作を図6に示すフローチャートを参照して説明す る。
【0056】 まず、CPU21は、USBケーブル31とUSB制御部22を介して、パソ コン10から印刷開始コマンドを受け取ると、キャリアモータ制御部25を指示 して、キャリアモータ28を駆動させて、キャリア32をホームポジション71 から印刷開始位置に移動させる(ステップS101)。
【0057】 次に、CPU21は、USBケーブル31とUSB制御部22を介して、パソ コン10から給紙コマンドを受け取り、受け取った給紙コマンド中の用紙識別コ ードが「00」であれば、プリント用紙が普通紙であると判定し、用紙識別コー ドが「01」であれば、プリント用紙が特殊紙であると判定する(ステップS1 02)。
【0058】 次に、CPU21は、プリント用紙が普通紙であれば、給紙モータ制御部26 を指示して、給紙モータ29を通常速度で駆動させる(ステップS103、S1 04)。
【0059】 一方、CPU21は、プリント用紙が特殊紙であれば、給紙モータ制御部26 を指示して、給紙モータ29を低速で駆動させる(ステップS103、S105 )。
【0060】 次に、CPU21は、USBケーブル31とUSB制御部22を介して、パソ コン10から印字データを受け取ると、キャリアモータ制御部25を指示して、 キャリアモータ28を駆動させて、キャリア32を主走査方向に移動させながら 、印字制御部24を指示して、キャリア32に装着されたインクカートリッジ3 3の印字ヘッド34にインクを噴射させることで印字データを印字させる(ステ ップS106)。
【0061】 CPU21は、1行分の印字が終了すると、キャリアモータ制御部25を指示 して、キャリアモータ28を停止させて、キャリア32を停止させる。そして、 CPU21は、給紙モータ制御部29を指示して、給紙モータ29を駆動させて 、プリント用紙を行間だけ副走査方向に移動させる(ステップS107)。
【0062】 ステップS106およびS107の処理を印刷終了コマンドを受け取るまで繰 返す。
【0063】 CPU21は、USBケーブル31とUSB制御部22を介して、パソコン1 0から印刷終了コマンドを受け取る(ステップS108)と、キャリアモータ制 御部25を指示して、キャリアモータ28を停止させて、キャリア32を停止さ せる(ステップS109)。
【0064】 次に、CPU21は、USBケーブル31とUSB制御部22を介して、パソ コン10から排紙コマンドを受け取る(ステップS110)。
【0065】 CPU21は、ステップS102でプリント用紙が普通紙と判定されていれば 、給紙モータ制御部26を指示して、給紙モータ29を駆動させてプリント用紙 を排紙させるとともに、キャリアモータ制御部25を指示して、キャリアモータ 28を駆動してキャリア32をホームポジション71に移動させる(ステップS 111、S112)。
【0066】 CPU21は、ステップS102でプリント用紙が特殊紙と判定されていれば 、給紙モータ制御部26を指示して、給紙モータ29を駆動させてプリント用紙 を排紙させるが、キャリアモータ制御部25に、キャリアモータ28を駆動させ てキャリア32をホームポジション71に移動させる指示を行なわない(ステッ プS111、S113)。
【0067】 CPU21は、プリント用紙が排紙されてから、キャリアモータ制御部25を 指示して、キャリアモータ28を駆動してキャリア32をホームポジション71 に移動させる(ステップS114)。
【0068】 以上のように本実施の形態に係るインクジェットプリンタシステムによれば、 プリント用紙が普通紙か特殊紙かに応じて、給紙および排紙を適切に制御するこ とができる。
【0069】 (変形例) 本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、たとえば、次のような変 形例も含まれる。
【0070】 図7〜図9は、給紙コマンドの変形例を示す。 本実施の形態では、給紙コマンド内の用紙識別コードは、「00」で普通紙を 表わし、「01」で特殊紙を表わすものとしたが、用紙識別コードは、任意の値 でよい。たとえば、図7に示すように、用紙識別コードが「32」で普通紙を表 わし、「28」で特殊紙を表わすものとしてもよい。
【0071】 また、本実施の形態では、用紙識別コードは、給紙コマンド内の上位から3バ イト目に置かれたが、給紙コマンド内の空き領域の任意の位置でよい。たとえば 、図8に示すように、用紙識別コードは、給紙コマンド内の上位から5バイト目 に置くものとしてもよい。
【0072】 また、本実施の形態では、用紙識別コードは、1バイトの大きさの値としたが 、空き領域の大きさ以下であれば、任意の大きさの値でよい。たとえば、図9に 示すように、5バイトの大きさの値としてもよい。
【0073】 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない と考えられるべきである。本考案の範囲は上記した説明ではなくて実用新案登録 請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内 でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0074】
【考案の効果】
この考案に係わるプリンタ、プリンタシステム、およびプリンタ制御装置によ れば、プリント用紙が普通紙か特殊紙かの用紙識別コードが給紙コマンドに埋め 込まれ、この用紙識別コードを参照して、給紙速度、および排紙に際してのキャ リアの制御が決められるので、プリント用紙の種類に応じて、給紙および排紙を 適切に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 インクジェットプリンタシステムの要部の機
能ブロック図である。
【図2】 給紙コマンドの構成を示す図である。
【図3】 キャリア32に関連する主要構成部品の構成
を示す図である。
【図4】 (a)は、排紙されるときの普通紙の状態を
示し、(b)は、排紙されるときの特殊紙の状態を示す
図である。
【図5】 インクジェットプリンタシステムの印刷処理
のパソコン10側の動作を示すフローチャートである。
【図6】 インクジェットプリンタシステムの印刷処理
のインクジェットプリンタ80側の動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】 給紙コマンドの構成を示す図である。
【図8】 給紙コマンドの構成を示す図である。
【図9】 給紙コマンドの構成を示す図である。
【符号の説明】
10 パソコン、11,22 USB制御部、13 コ
マンド出力部、14印字データ出力部、20 制御部、
21 CPU、23 ROM、24 ASIC、25
キャリアモータ制御部、26 給紙モータ制御部、27
印字制御部、28 キャリアモータ、29給紙モー
タ、30 フィードローラ、31 排紙ローラ、32
キャリア、33 インクカートリッジ、34 印字ヘッ
ド、35メンテナンス装置、41 用紙フィーダ、43
スターホイール、44 搬送ベルト、46 プリント
用紙、50 普通紙、51 特殊紙、70 プリント用
紙46の搬送方向、71 ホームポジション。

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部のプリンタ制御装置から給紙を指示
    する複数バイト長の給紙コマンドを受信する手段と、 前記給紙コマンド内に埋め込まれたプリント用紙の種類
    を識別するための1バイトの識別コードを参照して、プ
    リント用紙の種類が普通紙か特殊紙かを判定する手段
    と、 プリント用紙の種類が普通紙と判定されたときには、給
    紙速度が通常となり、プリント用紙の種類が特殊紙と判
    定されたときには、給紙速度が遅くなるように、給紙モ
    ータを制御し、 さらに、排紙に際して、プリント用紙の種類が普通紙と
    判定されたときには、給紙モータを制御してプリント用
    紙の排紙を行なわせ、前記排紙と同時にキャリアモータ
    を制御してキャリアをホームポジションに移動させ、プ
    リント用紙の種類が特殊紙と判定されたときには、給紙
    モータを制御してプリント用紙の排紙を行なわせ、前記
    排紙後、キャリアモータを制御して、キャリアをホーム
    ポジションに移動させる制御手段とを備えたプリンタ。
  2. 【請求項2】 外部のプリンタ制御装置から給紙を指示
    する給紙コマンドを受信する手段と、 前記給紙コマンドに埋め込まれたプリント用紙の種類を
    識別するための識別コードを参照して、プリント用紙の
    種類が普通紙か特殊紙かを判定する手段と、プリント用
    紙の種類が普通紙のときには、給紙速度が通常となり、
    プリント用紙の種類が特殊紙のときには、給紙速度が遅
    くなるように、給紙モータを制御する制御手段と、を備
    えたプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、さらに、 排紙に際して、プリント用紙の種類が普通紙と判定され
    たときには、給紙モータを制御してプリント用紙の排紙
    を行なわせ、前記排紙と同時にキャリアモータを制御し
    てキャリアをホームポジションに移動させ、プリント用
    紙の種類が特殊紙と判定されたときには、給紙モータを
    制御してプリント用紙の排紙を行なわせ、前記排紙後、
    キャリアモータを制御して、キャリアをホームポジショ
    ンに移動させる、請求項2記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 プリンタ制御装置と、プリンタとからな
    るプリンタシステムであって、 前記プリンタ制御装置は、 ユーザ操作によりプリント用紙の種類が普通紙か特殊紙
    かの指定を受け付ける手段と、 前記指定されたプリント用紙の種類を識別するための1
    バイトの識別コードを埋め込んだ、給紙を指示する、複
    数バイト長の給紙コマンドを生成する手段と、 前記給紙コマンドを前記プリンタに出力する手段とを備
    え、 前記プリンタは、 前記プリンタ制御装置から給紙を指示する給紙コマンド
    を受信する手段と、 前記給紙コマンドに埋め込まれたプリント用紙の種類を
    識別するための識別コードを参照して、プリント用紙の
    種類が普通紙か特殊紙かを判定する手段と、 プリント用紙の種類が普通紙と判定されたときには、給
    紙速度が通常となり、プリント用紙の種類が特殊紙と判
    定されたときには、給紙速度が遅くなるように、給紙モ
    ータを制御し、 さらに、排紙に際して、プリント用紙の種類が普通紙と
    判定されたときには、給紙モータを制御してプリント用
    紙の排紙を行なわせ、前記排紙と同時にキャリアモータ
    を制御してキャリアをホームポジションに移動させ、プ
    リント用紙の種類が特殊紙と判定されたときには、給紙
    モータを制御してプリント用紙の排紙を行なわせ、前記
    排紙後、キャリアモータを制御して、キャリアをホーム
    ポジションに移動させる制御手段とを備えた、プリンタ
    システム。
  5. 【請求項5】 プリンタ制御装置と、プリンタとからな
    るプリンタシステムであって、 前記プリンタ制御装置は、 ユーザ操作によりプリント用紙の種類が普通紙か特殊紙
    かの指定を受け付ける手段と、 前記指定されたプリント用紙の種類を識別するための識
    別コードを埋め込んだ、給紙を指示する給紙コマンドを
    生成する手段と、 前記給紙コマンドを前記プリンタに出力する手段とを備
    え、 前記プリンタは、 前記プリンタ制御装置から給紙を指示する給紙コマンド
    を受信する手段と、 前記給紙コマンドに埋め込まれたプリント用紙の種類を
    識別するための識別コードを参照して、プリント用紙の
    種類が普通紙か特殊紙かを判定する手段と、 プリント用紙の種類が普通紙と判定されたときには、給
    紙速度が通常となり、プリント用紙の種類が特殊紙と判
    定されたときには、給紙速度が遅くなるように、給紙モ
    ータを制御する制御手段とを備えた、プリンタシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、さらに、 排紙に際して、プリント用紙の種類が普通紙と判定され
    たときには、給紙モータを制御してプリント用紙の排紙
    を行なわせ、前記排紙と同時にキャリアモータを制御し
    てキャリアをホームポジションに移動させ、プリント用
    紙の種類が特殊紙と判定されたときには、給紙モータを
    制御してプリント用紙の排紙を行なわせ、前記排紙後、
    キャリアモータを制御して、キャリアをホームポジショ
    ンに移動させる、請求項5記載のプリンタシステム。
  7. 【請求項7】 プリント用紙が普通紙か特殊紙かに応じ
    て、給紙および排紙において異なる制御を行なうプリン
    タを制御するプリンタ制御装置であって、 ユーザ操作によりプリント用紙の種類が普通紙か特殊紙
    かの指定を受け付ける手段と、 前記指定されたプリント用紙の種類を識別するための識
    別コードを埋め込んだ、給紙を指示する給紙コマンドを
    生成する手段と、 前記給紙コマンドをプリンタに出力する手段とを備えた
    プリンタ制御装置。
  8. 【請求項8】 前記給紙コマンドは、複数バイト長であ
    り、前記プリント用紙の種類を識別するための識別コー
    ドは、1バイトデータである、請求項7記載のプリンタ
    制御装置。
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