JPH07155A - 食品の保存、調理用器具及びこれを用いた食品の保存、調理方法 - Google Patents

食品の保存、調理用器具及びこれを用いた食品の保存、調理方法

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JPH07155A
JPH07155A JP5165959A JP16595993A JPH07155A JP H07155 A JPH07155 A JP H07155A JP 5165959 A JP5165959 A JP 5165959A JP 16595993 A JP16595993 A JP 16595993A JP H07155 A JPH07155 A JP H07155A
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JP
Japan
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synthetic resin
bag
liquid
suction port
resin bag
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Application number
JP5165959A
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English (en)
Inventor
Yasuhei Takezawa
泰平 竹澤
Keiji Shibano
圭司 柴野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WAKO KASEI KK
Kikkoman Corp
Original Assignee
WAKO KASEI KK
Kikkoman Corp
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Publication date
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は手軽に食品の保存及び調理ができる
器具及び調理方法を提供するものである。 【構成】 本発明の器具は流出バルブ31を設けた合成
樹脂製吸引口18を密着固定した合成樹脂製製袋11
と、合成樹脂製袋11の開口部3を挟み込み密封する合
成樹脂製クリップ5及び合成樹脂製袋11内の気体及び
液体を外部へ排出する合成樹脂製吸引器13で構成す
る。 【効果】 合成樹脂製製袋11は合成樹脂製クリップ5
を用いることで容易に密封及び再利用ができ、洗浄後の
乾燥が容易であり、合成樹脂製吸引口18は外気の侵入
及び合成樹脂製袋11内の気体及び液体の漏洩を防ぐ。
合成樹脂製吸引器13は手動で合成樹脂製袋11内の気
体及び液体を外部へ排出する。また、これらの器具を用
いることで少量の液体調味料54で食品2を覆うことが
でき、液体調味料54による食品2への味つけ度合いを
簡易に調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品の保存、調理に用
いる器具、及び合成樹脂製袋に関するものであり、ま
た、この合成樹脂製袋に取り付ける合成樹脂製吸引口、
合成樹脂製吸引器に関するものである。更にまた本発明
は、食品の保存及び調理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び問題点】従来から使われてきた食品の
保存及び調理に用いられる合成樹脂性袋は図1、図2に
示すように、合成樹脂製袋1に食品2を入れ、合成樹脂
製袋1内を真空もしくは容積を減少したのち、合成樹脂
製袋1の開口部3を機械及び器具を用いて溶着すること
で、合成樹脂製袋1の開口部3を密閉し、合成樹脂製袋
1内への外気の侵入を防いでいる。このため合成樹脂製
袋1を再使用するには、密閉された合成樹脂製袋1の溶
着部分4を切り開口する必要があり、再使用前と比べ合
成樹脂製袋1が短くなり合成樹脂製袋1内の容積量が減
ってしまう欠点があった。
【0003】また、合成樹脂製袋1の開口部3を溶着す
るため機械及び器具を必要としたり、合成樹脂製袋1内
の気体及び液体を吸引する吸引器は動力を用いるため、
動力源が必要であったりした。また 従来は容器に入れ
た食品の表面全体を多量の液体調味料で覆うことで、食
品を液体調味料につけ込んでいたので、食品への味つけ
度合いは、液体調味料につけ込んでいる時間や液体調味
料に含まれる成分の濃度に左右されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明では合成樹脂製
袋の開口部を手軽に開閉できるようにし、機械及び器具
を用いて合成樹脂製袋の開口部を溶着することなく、ま
た溶着された合成樹脂製袋の開口部分を切ることなく、
合成樹脂製袋の再使用を可能にすることを目的としてい
る。
【005】また従来は合成樹脂製袋は開口部が一箇所で
あるため、再使用するには合成樹脂製袋を水や湯で洗浄
し乾燥する際空気の流通が悪く乾燥しづら欠点があった
が、本発明では空気の流通をよくし乾燥しやすくするこ
とをも目的の一つとしている。
【006】また合成樹脂製袋内の気体及び液体を吸引す
る吸引器は動力を用いるため、動力源が必要であり一般
家庭用としては簡便さに欠けていたので、本発明では動
力源を用いず、一般家庭用として簡便に合成樹脂製袋内
の気体及び液体を吸引できることを目的としている。
また食品の保存及び調理に用いる合成樹脂製袋内の気体
及び液体を吸引する合成樹脂製吸引器は、一般家庭用と
しては注入器としての使用等多目的に使用できることを
も本発明では目的としている。
【007】従来は容器に入れた食品の表面全体を多量の
液体調味料で覆うことにより、食品を液体調味料につけ
込んでいたので、食品への味つけ度合いは、液体調味料
につけ込んでいる時間や液体調味料に含まれる成分の濃
度に左右されており、液体調味料による食品への味つけ
度合の調整がむずかしく、必要以上に多量の液体調味料
を用いていた。
【008】本発明では食品の表面全体を液体調味料のご
く薄い層で覆うことにより、食品を液体調味料につけ込
んでいる時間や液体調味料に含まれる成分の濃度に左右
されることが少なく、液体調味料による食品への味つけ
度合いの調整を簡易にし、少量の液体調味料で食品の保
存及び調理を行うことを目的としている。
【009】
【課題を解決するための手段】以下本発明を詳細に説明
する。図5で示すように合成樹脂製袋1の開口部3を開
閉できるようにし、機械及び器具を用いて合成樹脂製袋
1の開口部3を溶着することなく、また溶着された合成
樹脂製袋1の開口部分を切ることなく、合成樹脂製袋1
を再使用するために、開口部3をクリップで密着させる
ものである。
【0010】本発明で用いる合成樹脂製クリップ5の構
成は、一例を示すと図3のように内側向きに圧迫片6,
6’を有する2本の台と、2本の台をつなぐため一方の
端に蝶番7を設ける。蝶番7の逆端には引っ掛部8と引
っ掛突出部8’を持つ引っ掛具で構成されている。
【0011】また、別の蝶番の構成としては、図4で示
す合成樹脂製クリップ5’は内側向きに圧迫片6,6’
を有する2本の台が開閉できるように帯状連結10でつ
なげた一体とすることでもよい。
【0012】図5で示した合成樹脂製袋11の開かれた
開口部3の近辺を閉じ、その外周を合成樹脂製クリップ
5の圧迫片6,6’の部分で上下から挟み込み、合成樹
脂製クリップ5の引っ掛部8と引っ掛突出部8’をとめ
ることにより、図6で示すように合成樹脂製袋11の開
口部3を密閉することができる。
【0013】図5で示した如く合成樹脂製袋11の開口
部3を両端に設け、合成樹脂製袋11を水や湯で洗浄し
乾燥する際、空気12の流通がよく乾燥しやすくしてあ
る。
【0014】図6で示した如く動力源を用いず、一般家
庭用として簡便に合成樹脂製袋11内の気体及び液体を
吸引するために、動力源の不要な安価な手動式の合成樹
脂製吸引器13を用いるものである。
【0015】図7で示す合成樹脂製吸引器13はシリン
ダー14内にピストン15を挿入するようにし、先端に
排出バルブ16を設けてあり、その中間に設けたノズル
17は図5で示した合成樹脂製吸引口18に取り付ける
ためのものである。
【0016】図8及び図9は合成樹脂製袋11に設けた
合成樹脂製吸引口18に取り付けられた合成樹脂製吸引
器13の部分断面を示しており、排出バルブ16には弁
室19を設けてあり、弁室19の内部には弁座20と弁
室19の内部を作動する弁21を配置してある。なお弁
座20は合成樹脂製吸引器13内部に通じる穴の周囲に
設けたリング状の均一な高さの突起であり、弁21は柔
軟性を有する合成樹脂製で弁室19の内径より0.1mm
から1mm小さい外径の円盤形状である。また、排出バル
ブ16には外気が流通できるよう開放してある排出口2
2を設けてあり、排出口22の周囲には弁室19の方向
に複数個の突起23が設けてある。
【0017】図8で合成樹脂製吸引器13のピストン1
5を手で引くことにより、合成樹脂製吸引器13内部は
大気圧にたいし負圧になるので、排出バルブ16内の弁
21は弁座20に密着し、合成樹脂製吸引器13内部に
通じる穴が遮断され、外気は合成樹脂製吸引器13内部
に入らず、排出バルブ16が閉じることになり、ノズル
17から合成樹脂製袋11内の気体及び液体を吸引す
る。
【0018】図9で合成樹脂製吸引器13のピストン1
5を手で押すことにより、シリンダー14内の気体及び
液体が加圧され、排出バルブ16内の弁21が弁座20
から離れることによって排出バルブ16が開き、合成樹
脂製吸引器13内部の気体及び液体が排出バルブ16内
に入り、排出口22周辺の突起23と弁21の隙間を通
過し、排出口22から排出される。
【0019】図10で示す合成樹脂製吸引器24は図7
で示した合成樹脂製吸引器13と同様にシリンダー14
とピストン15、排出バルブ16、ノズル17が設けら
れているが、排出バルブ16とノズル17の間に吸入バ
ルブ25が設けてある。
【0020】図11及び図12は合成樹脂製袋11と合
成樹脂製吸引口18に取り付けられた合成樹脂製吸引器
24の部分断面を示しており、吸入バルブ25には弁室
26を設けてあり、弁室26の内部には弁座27と流出
口28及び弁室26の内部を作動する弁29を配置して
ある。なお弁座27はノズル17と通じる穴の周囲に設
けたリング状の均一な高さの突起であり、弁29は柔軟
性を有する合成樹脂製で弁室26の内径より0.1mmか
ら1mm小さい外径の円盤形状である。また、流出口28
の周囲には弁室26の方向に複数個の突起30が設けて
ある。
【0021】図11で合成樹脂製吸引器24は、ピスト
ン15を手で引くことにより、合成樹脂製吸引器24内
部は大気圧にたいし負圧になるので、排出バルブ16内
の弁21は弁座20に密着し合成樹脂製吸引器24内部
に通じる穴が遮断され、排出バルブ16は閉じ、外気は
合成樹脂製吸引器24内部には入らない。
【0022】また、吸入バルブ25の弁29は弁座27
から離れ流出口28に吸いよせられることによって吸入
バルブ25が開き、ノズル17から吸引された気体及び
液体が流出口28の周辺の突起30と弁29の隙間を通
過して合成樹脂製吸引器24内部に入る。
【0023】図12では合成樹脂製吸引器24のピスト
ン15を手で押すことにより、シリンダー14内の気体
及び液体が加圧され、排出バルブ16内の弁21が弁座
20から離れることによって排出バルブ16が開き、合
成樹脂製吸引器24内部の気体及び液体が排出バルブ1
6内に入り、排出口22周辺の突起23と弁21の隙間
を通過し、排出口22から排出される。
【0024】また、吸入バルブ25の弁29は弁座27
に密着し吸入バルブ25が閉じ、合成樹脂製吸引器24
内の気体及び液体は、ノズル17からは排出されない。
【0025】図6の状態で合成樹脂製袋11内の気体及
び液体の吸引を行い、合成樹脂製吸引口18から合成樹
脂製吸引器13を抜いた後、合成樹脂製吸引口18から
の外気の合成樹脂製袋11内への侵入及び吸引前の合成
樹脂製袋11内の液体の漏洩を防ぐために合成樹脂製吸
引口18が密閉性を有する機能をもつものである。
【0026】図13と図14で示す合成樹脂製吸引口1
8には流出バルブ31が設けられており、流出バルブ3
1には弁室32を設け、弁室32の内部を作動する弁3
3を配置し、底辺に弁座34を設け、その中心には流入
孔35が設けてある。また、流入孔35と相対する位置
に流出口36を設けてある。弁座34は流入孔35の周
囲に設けたリング状の均一な高さの突起であり、弁33
は柔軟性を有する合成樹脂製で弁室32の内径より0.
1mmから1mm小さい外径の円盤形状である。また、流出
口36の周囲には弁室32の方向に複数個の突起37が
設けてある。
【0027】また、別の構成として図15の合成樹脂製
吸引口38はゴム状弾性を有し、吸引時以外は気体及び
液体の通路である吸引スリット39は閉じており、合成
樹脂製吸引器13のノズル17が吸引スリット39に差
し込まれることにより吸引スリット39が開き、合成樹
脂製袋11内の気体及び液体の吸引ができる構造でもよ
い。
【0028】図8で示すように合成樹脂製吸引口18に
合成樹脂製吸引器13を取り付けてピストン15を手で
引くことにより、シリンダー14内に気体及び液体が吸
引されると、合成樹脂製吸引器13内部は大気圧にたい
し負圧になるので、図16で示すように合成樹脂製吸引
口18では弁33は弁座34から離れ流出口36に吸い
よせられることによって流出バルブ31が開き、合成樹
脂製袋11から吸引された気体及び液体が流出口36の
穴の周囲の突起37と弁33の隙間を通過し、ノズル1
7内部を通過して合成樹脂製吸引器13内部に入る。
【0029】また、ピストン15を手で押すと、シリン
ダー14内が加圧され、図17で示すように合成樹脂製
吸引口18では弁33が弁座34に密着し流出バルブ3
1が閉じ、合成樹脂製吸引器13内の気体及び液体は、
合成樹脂製袋11内に流入しない。
【0030】また、合成樹脂製袋11内の吸引が終了
し、合成樹脂製吸引口18から合成樹脂製吸引器13を
取り外した時点では、合成樹脂製袋11内は負圧になっ
ているので、合成樹脂製吸引口18の内部では弁33は
弁座34に密着し、流出バルブ31が閉じているので外
気は侵入しない。
【0031】図18で示したキャップ40は合成樹脂製
であり、合成樹脂製吸引口18へのキャップ40の取り
付けかたとしては、図19で示すようにキャップ40は
内径側面に突起41を有し、合成樹脂製吸引口18は外
径側面に突起42を有している。お互いの弾性を利用し
て合成樹脂製吸引口18の外径側面の突起42をキャッ
プ40の内径側面の突起41が乗り越えることによって
結合密封する。
【0032】別の構成として図19で示すようにキャッ
プ40には内側の中心部周辺に円筒状の突起である弁押
さえ47を設けてあり、キャップ40を合成樹脂製吸引
口18に取り付けると、キャップ40の内部に設けた弁
押さえ47が合成樹脂製吸引口18の流出バルブ31の
弁33を弁座34に押さえつけ、合成樹脂製袋11内へ
の通路である流入孔35を遮断するので、外気は侵入し
ない。
【0033】また、図20で示したキャップ43は合成
樹脂製であり、内径側面にメネジ44を有し、合成樹脂
製吸引口45は外径側面にオネジ46を有し、これらの
ネジにより合成樹脂製吸引口46へキャップを取り付け
る構造にすることでもよい。
【0034】図6で示したように合成樹脂製袋11の開
口部3を合成樹脂製クリップ5でとめることによって合
成樹脂製袋11を密閉し、合成樹脂製吸引器13で合成
樹脂製袋11内の気体及び液体を吸引しても、図16で
示した合成樹脂製袋11に溶着し取り付けられた合成樹
脂製吸引口18の合成樹脂製袋11内への開口部である
流入孔35に合成樹脂製袋11が密着することなく、吸
引が容易にできるために、合成樹脂製袋11に取り付け
られた合成樹脂製吸引口18の流入孔35の周辺に突起
48を設ける。
【0035】図16で示すように合成樹脂製吸引器13
で合成樹脂製袋11内の気体及び液体を吸引すると、合
成樹脂製袋11の内面は合成樹脂製吸引口18の突起4
8周辺には密着せず、気体及び液体は合成樹脂製袋11
の内面と合成樹脂製吸引口18の突起48の周辺の隙間
を通過して合成樹脂製吸引口18内に流れ込む。
【0036】図13で示すように合成樹脂製袋11に溶
着し取り付けられた合成樹脂製吸引口18の流入孔35
から入る食品のクズが合成樹脂製吸引口18内に侵入し
流出バルブ31内に詰まることなく、吸引が容易に出き
るために、合成樹脂製袋11に取り付けられた合成樹脂
製吸引口18の流入孔35を3mm以下の網目としたり、
網目の表面に凸凹を設けて、食品のクズが合成樹脂製吸
引口18内に入ることを防ぐようにすることもできる。
【0037】合成樹脂製吸引口18の流入孔35の網目
は4角形以外の丸形やひし形等の形状でもよい。合成樹
脂製袋の吸引口としては密閉性があり、簡単な構造であ
ることをも重要としており、このために図21で示すよ
うに合成樹脂製袋49の端部に吸引開口部50を設ける
こともできる。
【0038】図21で示すように合成樹脂製袋49の吸
引口として合成樹脂製袋49の端部に吸引開口部50を
設け、合成樹脂製袋49内に食品2を入れ、合成樹脂製
クリップ5でとめることによって合成樹脂製袋49を密
閉し、合成樹脂製吸引器13のノズル17を吸引開口部
50に差し込み、合成樹脂製袋49内の気体及び液体の
吸引をしたのち、図22で示すように吸引開口部50の
根元を合成樹脂製クリップ5でとめることによって、合
成樹脂製袋49内への外気の侵入を防ぐようにもでき
る。
【0039】また、図23と図24で示すように合成樹
脂製袋49の端部に設けた吸引開口部50に密着固定す
る合成樹脂製パイプ51を設けてもよく、合成樹脂製パ
イプ51が密着固定された吸引開口部50の根元を合成
樹脂製クリップ5でとめることによって、合成樹脂製袋
49内への外気の侵入を防ぐこともできる。袋と吸引口
及び吸引器に腐食及び錆が発生せず、軽量にするため
に、袋と袋に取り付けられた吸引口及び吸引器を合成樹
脂製とすればよい。
【0040】一般家庭用として多目的に使用できるため
に、図25で示した如く注射筒52では気体及び液体を
吸排する機能を有し、この注射筒52を合成樹脂製吸引
器53に取り付けることによって、合成樹脂製袋11内
の気体及び液体を連続的に吸引及び排出する機能をもた
せたものである。
【0041】本発明では食品2の表面全体を液体調味料
54のごく薄い層で覆うことにより、食品2を液体調味
料54につけ込んでいる時間や液体調味料54に含まれ
る成分の濃度に左右されることなく、液体調味料54に
よる食品2への味つけ度合いの調整を簡易にし、少量の
液体調味料54で食品2の保存及び調理を行うために、
合成樹脂製袋11、合成樹脂製吸引器13及び合成樹脂
製クリップ5を用いた食品2の保存及び調理方法を提供
するものである。
【0042】図6で合成樹脂製袋11に食品2と液体調
味料54を入れ、合成樹脂製袋11の開口部3を合成樹
脂製クリップ5でとめることによって合成樹脂製袋11
を密閉し、合成樹脂製吸引器13で合成樹脂製袋11内
の気体及び液体を吸引すると、図26で示すように合成
樹脂製袋11内の容積が減少して合成樹脂製袋11の内
面は食品2に接近し、毛細管現象により合成樹脂製袋1
1の内面と食品2の間に液体調味料54が回り込むこと
によって、少量の液体調味料54で食品2の表面全体を
覆うことができる。もし、食品2内部の気体が食品2外
部に放出されたときは、再度合成樹脂製吸引器13で合
成樹脂製袋11内の気体を吸引すればよい。
【0043】また、少量の液体調味料54で食品2をつ
け込むので、つけ込んでいる時間及び液体調味料54に
含まれる成分の濃度の調整をすることなく、液体調味料
54の量により食品2の味つけ度合いを簡単に調整でき
る。
【0044】
【作用】上記のように合成樹脂製袋11の開口部3周辺
を合成樹脂製クリップ5で挟むことにより、合成樹脂製
袋11の密閉ができる。
【0045】合成樹脂製袋11の開口部3を両端に設け
ることにより、合成樹脂製袋11を水や湯で洗浄し乾燥
する際、空気12の流通がよく、乾燥しやすい。動力源
を用いず、手動式である合成樹脂製吸引器13を用いる
ことにより、一般家庭用として簡便に合成樹脂製袋内の
気体及び液体を吸引することができる。
【0046】また、吸入バルブ25を設けた合成樹脂製
吸引器24では、ピストン15を手で押すことにより、
シリンダー14内の気体及び液体が加圧されても、吸入
バルブ25が閉じ、合成樹脂製吸引器24内の気体及び
液体は、ノズル17からは排出されることない。
【0047】合成樹脂製袋11内の吸引が終了し、合成
樹脂製吸引口18から合成樹脂製吸引器13を取り外し
た時点では、合成樹脂製袋11内は負圧になっているの
で、合成樹脂製吸引口18の流出バルブ31は閉じてお
り外気は侵入しない。
【0048】また、合成樹脂製吸引口38はゴム状弾性
を有しており、吸引時以外は気体及び液体の通路である
吸引スリット39は閉じており外気は侵入せず、合成樹
脂製吸引器13のノズル17が吸引スリット39に差し
込まれた時のみ吸引スリット39が開くようにしてあ
る。
【0049】キャップ40、43には内側の中心部周辺
に円筒状の突起である弁押さえ47を設け、キャップ4
0、43を合成樹脂製吸引口18に取り付けると、弁押
さえ47が合成樹脂製吸引口18の流出バルブ31の弁
33を弁座34に押えつけ、流入孔35を遮断するの
で、外気は侵入しない。
【0050】合成樹脂製吸引口18の流入孔35の周辺
の突起48により、合成樹脂製吸引器13で合成樹脂製
袋11内の気体及び液体を吸引しても、合成樹脂製袋1
1の内面は合成樹脂製吸引口18には密着せず、気体及
び液体は合成樹脂製袋11の内面と合成樹脂製吸引口1
8の突起48の周辺の隙間を通過して合成樹脂製吸引口
18内にいたる。
【0051】合成樹脂製吸引口18の流入孔35を3mm
以下の網目とすることで、食品のクズが合成樹脂製吸引
口18内に入ることを防げる。吸引開口部50の根元を
合成樹脂製クリップ5でとめることによって、合成樹脂
製袋49内への外気の侵入を防ぐことができる。
【0052】袋と袋に取り付けられた吸引口及び吸引器
を合成樹脂製とすることで、袋と吸引口及び吸引器に腐
食及び錆が発生せず、軽量になる。注射筒52を合成樹
脂製吸引器53に取り付ける構造にすることによって、
注射筒52単体では気体及び液体を吸排する機能を有
し、合成樹脂製吸引器53に取り付けた場合は合成樹脂
製袋11内の空気及び液体を連続的に吸引及び排出する
ことができる。
【0053】合成樹脂製袋11に食品2と液体調味料5
4を入れ、合成樹脂製袋11の開口部3を合成樹脂製ク
リップ5でとめ、合成樹脂製吸引器13で合成樹脂製袋
11内の気体及び液体を吸引すると、合成樹脂製袋11
内の容積が減少して合成樹脂製袋11の内面は食品2に
接近し、合成樹脂製袋11の内面と食品2の間に液体調
味料54が回り込むことによって、少量の液体調味料5
4で食品2の表面全体を覆うことができる。
【0054】また、少量の液体調味料54で食品2をつ
け込むので、液体調味料54の量により食品2の味つけ
度合いを簡単に調整できる。
【0055】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図3で示すように合成樹脂製クリップ5の構成は内側向
きに圧迫片6,6’を有する2本の台と、2本の台をつ
なぐため一方の端に蝶番7を設ける。蝶番7の逆端には
引っ掛部8と引け掛突出部8’をもつ引っ掛具で構成さ
れている。
【0056】また、別の蝶番の構成としては、図4の合
成樹脂製クリップ5’は内側向きに圧迫片6,6’を有
する2本の台が開閉できるように帯状連結10でつなげ
ている一体とすることでもよい。
【0057】図5で示した合成樹脂製袋11の開かれた
開口部3の近辺を閉じ、その外周を合成樹脂製クリップ
5の圧迫片6,6’の部分で上下から挟み込み、合成樹
脂製クリップ5の引っ掛部8と引け掛突出部8’をとめ
ることにより、図6で示すように合成樹脂製袋11の開
口部3を密閉することができる。
【0058】図5で示した如く合成樹脂製袋11を水や
湯で洗浄し乾燥する際、空気12の流通をよくし乾燥し
やすくするために、合成樹脂製袋11の底部を開口し
て、合成樹脂製袋11の開口部3を両端に設けるもので
ある。
【0059】図7で示す合成樹脂製吸引器13はシリン
ダー14内にピストン15を挿入するようにし、先端に
排出バルブ16を設けてあり、その中間に設けたノズル
17は合成樹脂製吸引口18に取り付けるためのもので
ある。
【0060】図8及び図9は合成樹脂製袋11に設けた
合成樹脂製吸引口18に取り付けた合成樹脂製吸引器1
3の部分断面を示しており、排出バルブ16には弁室1
9を設けてあり、弁室19の内部には弁座20と弁室1
9の内部を作動する弁21を配置してある。なお弁座2
0は合成樹脂製吸引器13内部に通じる穴の周囲に設け
たリング状の均一な高さの突起であり、弁21は柔軟性
を有する合成樹脂製で弁室19の内径より0.1mmから
1mm小さい外径の円盤形状である。また、排出バルブ1
6には外気が流通できるよう開放してある排出口22を
設けてあり、排出口22の周囲には弁室19の方向に複
数個の突起23が設けてある。
【0061】図8で合成樹脂製吸引器13のピストン1
5を手で引くことにより、合成樹脂製吸引器13内部は
大気圧にたいし負圧になるので、排出バルブ16内の弁
21は弁座20に密着し、合成樹脂製吸引器13内部に
通じる穴が遮断され、外気は合成樹脂製吸引器13内部
に入らず、排出バルブ16が閉じることになり、ノズル
17から合成樹脂製袋11内の気体及び液体を吸引す
る。
【0062】図9で合成樹脂製吸引器13のピストン1
5を手で押すことにより、シリンダー14内の気体及び
液体が加圧され、排出バルブ16内の弁21が弁座20
から離れることによって排出バルブ16が開き、合成樹
脂製吸引器13内部の気体及び液体が排出バルブ16内
に入り、排出口22周辺の突起23と弁21の隙間を通
過し、排出口22から外に排出される。
【0063】図10で示す合成樹脂製吸引器24は図7
で示した合成樹脂製吸引器13と同様にシリンダー14
とピストン15、排出バルブ16、ノズル17が設けて
あるが、図7と異なり排出バルブ16とノズル17の間
に吸入バルブ25が設けてある。
【0064】図11及び図12は合成樹脂製袋11と合
成樹脂製吸引口18に取り付けた合成樹脂製吸引器24
の部分断面を示しており、吸入バルブ25には弁室26
を設けてあり、弁室26の内部には弁座27と流出口2
8及び弁室26の内部を作動する弁29を配置してあ
る。なお弁座27はノズル17と通じる穴の周囲に設け
たリング状の均一な高さの突起であり、弁29は柔軟性
を有する合成樹脂製で弁室26の内径より0.1mmから
1mm小さい外径の円盤形状である。また、流出口28の
周囲には弁室26の方向に複数個の突起30が設けてあ
る。
【0065】図11で合成樹脂製吸引器24は、ピスト
ン15を手で引くことにより、合成樹脂製吸引器24内
部は大気圧にたいし負圧になるので、排出バルブ16内
の弁21は弁座20に密着し合成樹脂製吸引器24内部
に通じる穴が遮断され、排出バルブ16は閉じ、外気は
合成樹脂製吸引器24内部には入らない。
【0066】また、吸入バルブ25の弁29は弁座27
から離れ流出口28に吸いよせられることによって吸入
バルブ25が開き、ノズル17から吸引された気体及び
液体が流出口28の周辺の突起30と弁29の隙間を通
過して合成樹脂製吸引器24内部に入る。
【0067】図12では合成樹脂製吸引器24のピスト
ン15を手で押すことにより、シリンダー14内の気体
及び液体が加圧され、排出バルブ16内の弁21が弁座
20から離れることによって排出バルブ16が開き、合
成樹脂製吸引器24内部の気体及び液体が排出バルブ1
6内に入り、排出口22周辺の突起23と弁21の隙間
を通過し、排出口22から排出される。
【0068】また、吸入バルブ25の弁29は弁座27
に密着し吸入バルブ25が閉じ、合成樹脂製吸引器24
内の気体及び液体は、ノズル17からは排出されない。
【0069】図13と図14で示す合成樹脂製吸引口1
8には流出バルブ31が設けてあり、吸入バルブ31に
は弁室32を設け、弁室32の内部を作動する弁33を
配置し、底辺に弁座34を設け、その中心には流入孔3
5が設けてある。また、流入孔35と相対する位置に流
出口36を設けてある。弁座34は流入孔35の周囲に
設けたリング状の均一な高さの突起であり、弁33は柔
軟性を有する合成樹脂製で弁室32の内径より0.1mm
から1mm小さい外径の円盤形状である。また、流出口3
6の周囲には弁室32の方向に複数個の突起37が設け
てある。
【0070】また、図15の合成樹脂製吸引口38はゴ
ム状弾性を有し、吸引時以外は気体及び液体の通路であ
る吸引スリット39は閉じており、合成樹脂製吸引器1
3のノズル17を吸引スリット39に差し込むことによ
り吸引スリット39が開き、合成樹脂製袋11内の気体
及び液体の吸引ができる構造でもよい。
【0071】図8で示すように合成樹脂製吸引口18に
合成樹脂製吸引器13を取り付けてピストン15を手で
引くことにより、シリンダー14内に気体及び液体が吸
引されると、合成樹脂製吸引器13内部は大気圧にたい
し負圧になるので、これを部分拡大した図16で示すよ
うに合成樹脂製吸引口18では弁33は弁座34から離
れ流出口36に吸いよせられることによって流出バルブ
31が開き、合成樹脂製袋11から吸引された気体及び
液体が流出口36の穴の周囲の突起37と弁33の隙間
を通過し、ノズル17内部を通過して合成樹脂製吸引器
13内部に入る。
【0072】また、ピストン15を手で押すと、シリン
ダー14内が加圧され、図17で示すように合成樹脂製
吸引口18では弁33が弁座34に密着し流出バルブ3
1が閉じ、合成樹脂製吸引器13内の気体及び液体は、
合成樹脂製袋11内に流入しない。
【0073】また、合成樹脂製袋11内の吸引が終了
し、合成樹脂製吸引口18から合成樹脂製吸引器13を
取り外した時点では、合成樹脂製袋11内は負圧になっ
ているので、合成樹脂製吸引口18では弁33は弁座3
4に密着し、流出バルブ31が閉じているので外気は侵
入しない。
【0074】また、図27で示すように合成樹脂製吸引
口55の流出口56の周囲にリング状の均一な高さの突
起である弁座57を設け、図28及び図29で示すよう
に、合成樹脂製吸引器58のノズル59の先端には切り
込み60を設け、合成樹脂製吸引口55に合成樹脂製吸
引器58を取り付けてピストン15を手で引くことによ
り、シリンダー14内に気体及び液体が吸引されると、
合成樹脂製吸引器58内部は大気圧にたいし負圧になる
ので、合成樹脂製吸引口55の流出バルブ61の弁62
は弁座63から離れ流出口56に吸いよせられ流出バル
ブ61が開き、合成樹脂製袋11から吸引された気体及
び液体がノズル59の切り込み60と弁62の隙間を通
過し、ノズル59内部を通過して合成樹脂製吸引器58
内部に入る。
【0075】また、合成樹脂製吸引器58を合成樹脂製
吸引口55に取り付けていない状態では、合成樹脂製袋
11内の液体が合成樹脂製吸引口55から外へ流出しよ
うとすると、弁62は流出口56の弁座57に密着し液
体の漏洩を防ぐ。
【0076】図18で示したキャップ40は合成樹脂製
であり、合成樹脂製吸引口18へのキャップ40の取り
付けかたとしては、図19で示すようにキャップ40は
内径側面に突起41を有し、合成樹脂製吸引口18は外
径側面に突起42を有している。お互いの弾性を利用し
て合成樹脂製吸引口18の外径側面の突起42をキャッ
プ40の内径側面の突起41が乗り越えることによって
結合密封する。
【0077】また、別の構成として図20で示したキャ
ップ43は合成樹脂製であり、内径側面にメネジ44を
有し、合成樹脂製吸引口45は外径側面にオネジ46を
有し、ネジにより合成樹脂製吸引口46へキャップ43
を取り付ける構造でもよい。
【0078】図19で示すようにキャップ40には内側
の中心部周辺に円筒状の突起である弁押さえ47を設け
てあり、キャップ40を合成樹脂製吸引口18に取り付
けると、弁押さえ47が合成樹脂製吸引口18の流出バ
ルブ31の弁33を弁座34に押さえつけ、合成樹脂製
袋11内への通路である流入孔35を遮断するので、外
気は侵入しない。
【0079】図16で示すように合成樹脂製吸引器13
で合成樹脂製袋11内の気体及び液体を吸引すると、合
成樹脂製袋11の内面は合成樹脂製吸引口18の突起4
8周辺には密着せず、気体及び液体は合成樹脂製袋11
の内面と合成樹脂製吸引口18の突起48の周辺の隙間
を通過して合成樹脂製吸引口18内にいたる。
【0080】図13で示すように合成樹脂製袋11に取
り付けられた合成樹脂製吸引口18の流入孔35を3mm
以下の網目とし、食品2のクズが合成樹脂製吸引口18
内に入ることを防ぐことができる。また、流入孔35の
網目は4角形以外に丸形やひし形等の形状でもよい。流
入孔35の網目の下辺に突起やふちを設けて、食品2の
クズの流入孔35の網目への密着を防ぐよう配慮すれば
よい。
【0081】図21で示すように合成樹脂製袋49の吸
引口として合成樹脂製袋49の端部に吸引開口部50を
設け、合成樹脂製袋49内に食品2を入れ、合成樹脂製
クリップ5でとめることによって合成樹脂製袋49を密
閉し、合成樹脂製吸引器13のノズル17を吸引開口部
50に差し込み、合成樹脂製袋49内の気体及び液体の
吸引をしたのち、図22で示すように吸引開口部50の
根元を合成樹脂製クリップ5でとめることによって、合
成樹脂製袋49内への外気の侵入を防ぐことができる。
【0082】また、図23と図24で示すように合成樹
脂製袋49の端部に設けた吸引開口部50に合成樹脂製
パイプ51を設けて密着固定してもよく、合成樹脂製パ
イプ51が密着固定された吸引開口部50の根元を合成
樹脂製クリップ5でとめることによって、合成樹脂製袋
49内への外気の侵入を防ぐことができる。
【0083】図25で示した如く注射筒52では気体及
び液体を吸排する機能を有し、注射筒52を合成樹脂製
吸引器53に取り付けることによって、合成樹脂製袋1
1内の気体及び液体を連続的に吸引及び排出する機能を
もたせるものである。
【0084】図30で示す合成樹脂製吸引器64のノズ
ル65にはキャップ66が取り付けてあり、キャップ6
6がノズル65から脱落しないようにノズル65には突
起67が設けてあり、キャップ66は内径側面にメネジ
68を設けてある。
【0085】図30で外径側面にオネジ46を設けた合
成樹脂製吸引口45内にノズル65を差し込み、ネジに
より合成樹脂製吸引口45へキャップ66を取り付ける
ことで、合成樹脂製吸引口45からノズル65が脱落す
ることを防げる。
【0086】また、図31で示すように、注射筒52と
合成樹脂製吸引器69の液体及び気体の通路がつながる
ように注射筒52と合成樹脂製吸引器69をチューブ7
0でつないでもよい。
【0087】図6で合成樹脂製袋11に食品2と液体調
味料54を入れ、合成樹脂製袋11の開口部3を合成樹
脂製クリップ5でとめることによって合成樹脂製袋11
を密閉し、合成樹脂製吸引器13で合成樹脂製袋11内
の気体及び液体を吸引すると、図26で示すように合成
樹脂製袋11内の容積が減少して合成樹脂製袋11の内
面は食品2に接近し、毛細管現象により合成樹脂製袋1
1の内面と食品2の間に液体調味料54が回り込むこと
によって、少量の液体調味料54で食品2の表面全体を
覆うことができる。
【0088】また、少量の液体調味料54で食品2をつ
け込むので、つけ込んでいる時間及び液体調味料54に
含まれる成分の濃度の調整をすることなく、液体調味料
54の量により食品2の味つけ度合いを簡単に調整でき
る。
【0089】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。合
成樹脂製袋11の開口部3を閉じ、その周囲を合成樹脂
製クリップ5,5’で挟むことにより、合成樹脂製袋1
1の密閉ができる。合成樹脂製袋11の開口部3を両端
に設けることにより、合成樹脂製袋11を水や湯で洗浄
し乾燥する際、空気12の流通がよく、乾燥しやすい。
【0090】手動式である合成樹脂製吸引器13を用い
ることにより、動力源を用いず、一般家庭用として簡便
に合成樹脂製袋11内の気体及び液体を吸引することが
できる。また、合成樹脂製吸引器24は、ピストン15
を手で押すことにより、シリンダー14内の気体及び液
体が加圧されても、吸入バルブ25が閉じ、合成樹脂製
吸引器24内の気体及び液体は、ノズル17からは排出
されない。
【0091】合成樹脂製袋11内の吸引が終了し、合成
樹脂製吸引口18から合成樹脂製吸引器13を取り外し
た時点では、合成樹脂製袋11内は負圧になっているの
で、合成樹脂製吸引口18の流出バルブ31は閉じてお
り外気は侵入しない。
【0092】また、合成樹脂製吸引口38がゴム状弾性
を有する場合、吸引時以外は吸引スリット39は閉じて
おり外気は侵入せず、合成樹脂製吸引器13のノズル1
7が吸引スリット39に差し込まれた時のみ吸引スリッ
ト39が開く。
【0093】キャップ40には内側の中心部周辺に円筒
状の突起である弁押さえ47を設け、キャップ40を合
成樹脂製吸引口18に取り付けると、キャップ40の弁
押さえ47が合成樹脂製吸引口18の流出バルブ31の
弁33を弁座34に押えつけ、流入孔35を遮断するの
で、外気は侵入しない。
【0094】合成樹脂製吸引口18の流入孔35の周辺
の突起48により、合成樹脂製吸引器13で合成樹脂製
袋11内の気体及び液体を吸引しても、合成樹脂製袋1
1の内面は流入孔35には密着せず、気体及び液体は合
成樹脂製袋11の内面と流入孔35の周辺の突起48の
周辺の隙間を通過して合成樹脂製吸引口18内に流入す
る。
【0095】合成樹脂製吸引口18の流入孔35を3mm
以下の網目とすることで、食品のクズが合成樹脂製吸引
口18内に入ることを防ぐことができる。合成樹脂製吸
引器64のノズル65にはキャップ66が取り付けてあ
り、外径側面にオネジ46を設けた合成樹脂製吸引口4
5にキャップ66を取り付けることで、合成樹脂製吸引
口45からノズル65が脱落することを防げる。
【0096】合成樹脂製袋49の端部に設けた吸引開口
部50の根元を合成樹脂製クリップ5でとめることによ
って、吸引開口部50からの合成樹脂製袋49内への外
気の侵入を防ぐことができる。袋と袋に取り付けられた
吸引口及び吸引器を合成樹脂製とすることで、袋と吸引
口及び吸引器に腐食及び錆が発生せず、軽量になる。
【0097】注射筒52を合成樹脂製吸引器53、69
に取り付ける構造にすることによって、注射筒52では
注射の機能を有し、合成樹脂製吸引器53、69に取り
付けた場合は合成樹脂製袋11、49内の気体及び液体
を連続的に吸引及び排出することができる。
【0098】吸引及び排出で合成樹脂製袋11内の容積
を減少させ、合成樹脂製袋11の内面と食品2の間に液
体調味料54が回り込むことによって、少量の液体調味
料54で食品2の表面全体を覆うことができる。また、
少量の液体調味料54で食品2をつけ込むので、液体調
味料54の量により食品2の味つけ度合いを簡単に調整
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の合成樹脂製袋の斜視図である。
【図2】図1の変形図である。
【図3】本発明に使用する合成樹脂製クリップの斜視図
である。
【図4】図3の変形図である。
【図5】本発明の合成樹脂製袋の斜視図である。
【図6】本発明の合成樹脂製袋に合成樹脂製クリップと
合成樹脂製吸引器を取り付けた斜視図である。
【図7】本発明の合成樹脂製吸引器の斜断面図である。
【図8】本発明の合成樹脂製袋に合成樹脂製吸引器を取
り付けた部分斜断面図である。
【図9】図8の展開斜視断面図である。
【図10】図7の変形図である。
【図11】本発明の合成樹脂製袋に合成樹脂製吸引器を
取り付けた部分斜断面図である。
【図12】図11の展開斜断面図である。
【図13】本発明の合成樹脂製吸引口の斜断面図であ
る。
【図14】図13の展開斜断面図である。
【図15】図13の変形図である。
【図16】本発明の合成樹脂製袋と合成樹脂製吸引口に
合成樹脂製吸引器を取り付けた部分斜断面図である。
【図17】図16の展開斜断面図である。
【図18】本発明の合成樹脂製吸引口にキャップを取り
付けた斜視図である。
【図19】図18の斜断面図である。
【図20】図19の変形図である。
【図21】本発明の合成樹脂製袋の斜視図である。
【図22】図21の合成樹脂製袋に合成樹脂製クリップ
を取り付けた斜視図である。
【図23】図21の変形図である。
【図24】図21の合成樹脂製袋に合成樹脂製クリップ
を取り付けた斜視図である。
【図25】合成樹脂製吸引器と注射筒の斜視図である。
【図26】合成樹脂製袋内の食品と液体調味料の状態を
示した部分断面図である。
【図27】図13の変形図である。
【図28】図6の合成樹脂製吸引器の変形部分拡大図で
ある。
【図29】図28の合成樹脂製吸引器を図27の合成樹
脂製吸引口に取り付けた部分斜断面図である。
【図30】図16の合成樹脂製吸引器及び合成樹脂製吸
引口の変形図である。
【図31】図6の変形図である。
【符号の説明】
1,11,49 合成樹脂製袋 2 食品 3 開口部 4 溶着部分 5,5' 合成樹脂製クリップ 6,6' 圧迫片 7 蝶番 8 引っ掛部 8' 引っ掛突出部 10 帯状連結 12 空気 13,24,53,58,64,69 合成樹脂製吸引
器 14 シリンダー 15 ピストン 16 排出バルブ 17,59,65 ノズル 18,38,45,55 合成樹脂製吸引口 19,26,32,71 弁室 20,27,34,57,63 弁座 21,29,33,62 弁 22 排出口 23,30,37,41,42,48,67 突起 25 吸入バルブ 28,36,56 流出口 31,61 流出バルブ 35 流入孔 39 吸引スリット 40,43,66 キャップ 44,68 メネジ 46 オネジ 47 弁押さえ 50 吸引開口部 51 合成樹脂製パイプ 52 注射筒 54 液体調味料 60 切り込み 70 チューブ 72 気体及び液体の流れ 73 合成樹脂製袋内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体若しくは液体の流出口を設けた合成
    樹脂製袋を密封状態として、吸引器を使って気体及び液
    体の流出口から合成樹脂製袋内の気体及び液体を外部へ
    移行させる器具において、合成樹脂製袋には吸引口が設
    けてあり、合成樹脂製袋の開口部を合成樹脂製または鉄
    製クリップで挟み込み密封し、他方、吸引器に設けたノ
    ズルを吸引口にはめ込み、この吸引器を作動して合成樹
    脂製袋内の気体及び液体を外部へ排出して、合成樹脂製
    袋内を真空もしくは合成樹脂製袋内の容積を減少させる
    ようにした食品の保存、調理用器具。
  2. 【請求項2】 吸引口が合成樹脂製袋の端部に設けた吸
    引開口部である請求項1記載の合成樹脂製袋。
  3. 【請求項3】 吸引口が合成樹脂製袋の端部に設けた吸
    引開口部に密着固定した合成樹脂製パイプである請求項
    2記載の合成樹脂製袋。
  4. 【請求項4】 合成樹脂製袋を筒体として、筒体に吸引
    口とした合成樹脂製吸引口を密着固定した請求項1記載
    の合成樹脂製袋。
  5. 【請求項5】 合成樹脂製袋内への気体及び液体の逆流
    を防いで外部にだけ排出するバルブを設けた請求項1記
    載の合成樹脂製吸引口。
  6. 【請求項6】 合成樹脂製吸引口の流出口に網目を設け
    た請求項1記載の合成樹脂製吸引口。
  7. 【請求項7】 吸引器を合成樹脂製とし、シリンダーと
    その内部に挿入されるピストンと合成樹脂製吸引口に接
    続するノズルを設け、吸引器内への気体及び液体の逆流
    を防いで外部にだけ流すバルブを設けた請求項1記載の
    手動式の合成樹脂製吸引器。
  8. 【請求項8】 気体及び液体の逆流を防いで吸引器内に
    だけ流すバルブをノズルとつながる位置に設けた請求項
    1、7記載の手動式の合成樹脂製吸引器。
  9. 【請求項9】 シリンダーとその内部に挿入されるピス
    トンから構成されている注射筒を用い、着脱式とした請
    求項1、7、8記載の手動式の合成樹脂製吸引器。
  10. 【請求項10】 合成樹脂製袋に食品と液体調味料を入
    れ、合成樹脂製袋の開口部をクリップで挟み込み密封
    し、他方、吸引器に設けたノズルを合成樹脂製袋の吸引
    用の口にはめ込み、この吸引器を作動して合成樹脂製袋
    内の気体若しくは液体を外部へ排出して、合成樹脂製袋
    内の容積をへらし、食品の表面全体を液体調味料の薄い
    層で覆うことにより、液体調味料による食品への味つけ
    度合いを簡易に調整することを特徴とする食品の保存、
    調理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6318436B1 (en) 1996-09-16 2001-11-20 Avery Dennison Corporation Optical disc adhesive label applicator

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6318436B1 (en) 1996-09-16 2001-11-20 Avery Dennison Corporation Optical disc adhesive label applicator

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