JPH07155620A - 温度試験装置 - Google Patents
温度試験装置Info
- Publication number
- JPH07155620A JPH07155620A JP5308240A JP30824093A JPH07155620A JP H07155620 A JPH07155620 A JP H07155620A JP 5308240 A JP5308240 A JP 5308240A JP 30824093 A JP30824093 A JP 30824093A JP H07155620 A JPH07155620 A JP H07155620A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- plate
- heat medium
- temp
- heating medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】温度制御において、急峻に温度を変化させるこ
とを目的とする。 【構成】熱媒体の温度を制御する恒温槽4を複数槽と、
プレート2へ熱媒体を流す配管5と各恒温槽との接続を
切り換える弁6を設ける。これにより、弁6の切り換え
のみでプレート2に流れる媒体を変更でき、急峻にプレ
ート2の温度を変化させることができる。
とを目的とする。 【構成】熱媒体の温度を制御する恒温槽4を複数槽と、
プレート2へ熱媒体を流す配管5と各恒温槽との接続を
切り換える弁6を設ける。これにより、弁6の切り換え
のみでプレート2に流れる媒体を変更でき、急峻にプレ
ート2の温度を変化させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】温度試験装置に関し、特に、試料
を短時間で所望の温度に設定することを可能とした温度
試験装置に関する。
を短時間で所望の温度に設定することを可能とした温度
試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の温度試験装置は、図2(a)に示
すように温度制御を受ける試料1を載せ熱媒体を流す配
管5が施されたプレート2と熱媒体の温度を制御する恒
温槽4と恒温槽中の熱媒体をプレートへ循環させる循環
器3を有している。
すように温度制御を受ける試料1を載せ熱媒体を流す配
管5が施されたプレート2と熱媒体の温度を制御する恒
温槽4と恒温槽中の熱媒体をプレートへ循環させる循環
器3を有している。
【0003】熱媒体は、水、フロリナート、フロンガス
等で、これを恒温槽4により所望の温度に設定する。熱
媒体が所望の温度になる迄の時間は、熱媒体の比熱と質
量及び恒温槽の能力によって決まり、ほぼ次式のように
なる。
等で、これを恒温槽4により所望の温度に設定する。熱
媒体が所望の温度になる迄の時間は、熱媒体の比熱と質
量及び恒温槽の能力によって決まり、ほぼ次式のように
なる。
【0004】到達時間(S)=|目標温度(K)−現在
温度(K)|×熱媒体の比熱(J・g-1・k-1)×熱媒
体の質量(g)/恒温槽の平均出力(W) この熱媒体は、循環機3によりプレート3に流され、熱
媒体とプレート3の温度に差異がある場合は、吸熱又は
放熱が起こり互いに温度が近づき差異が小さくなる。こ
の熱媒体は、恒温槽に戻って所望の温度に再設定され、
これに伴い新たな熱媒体がプレート3に供給されて前述
と同様のことが繰り返される。そして最後にはプレート
3は、所望の温度に到達する(図2(b))。
温度(K)|×熱媒体の比熱(J・g-1・k-1)×熱媒
体の質量(g)/恒温槽の平均出力(W) この熱媒体は、循環機3によりプレート3に流され、熱
媒体とプレート3の温度に差異がある場合は、吸熱又は
放熱が起こり互いに温度が近づき差異が小さくなる。こ
の熱媒体は、恒温槽に戻って所望の温度に再設定され、
これに伴い新たな熱媒体がプレート3に供給されて前述
と同様のことが繰り返される。そして最後にはプレート
3は、所望の温度に到達する(図2(b))。
【0005】プレート3が所望の温度になる迄に必要な
時間は、(熱媒体が恒温槽4により所望の温度になる迄
の時間)+(熱媒体の循環によりプレート3が所望の温
度になる迄の時間)である。
時間は、(熱媒体が恒温槽4により所望の温度になる迄
の時間)+(熱媒体の循環によりプレート3が所望の温
度になる迄の時間)である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の温度試験装
置では、恒温槽が一つしかない為、プレートの温度をあ
る温度から別の温度に設定し直す場合、まず熱媒体の温
度を変化させる必要がありこの分温度変更に時間がかか
ってしまい、急峻な温度変更が困難であるという問題点
があった。
置では、恒温槽が一つしかない為、プレートの温度をあ
る温度から別の温度に設定し直す場合、まず熱媒体の温
度を変化させる必要がありこの分温度変更に時間がかか
ってしまい、急峻な温度変更が困難であるという問題点
があった。
【0007】特開昭62−87827号公報に示される
装置は、低温室の冷風及び高温室の熱風を冷・熱風切換
ダンパにより切り換えて試験室に流入させる装置であ
る。しかし、この装置では、風向などの影響により試験
室内で熱媒体の淀みや、乱流を生じる為、一様な温度分
布にならず又、温度安定性が悪いという欠点があった。
装置は、低温室の冷風及び高温室の熱風を冷・熱風切換
ダンパにより切り換えて試験室に流入させる装置であ
る。しかし、この装置では、風向などの影響により試験
室内で熱媒体の淀みや、乱流を生じる為、一様な温度分
布にならず又、温度安定性が悪いという欠点があった。
【0008】又、特開平2−16430号公報に示され
る装置は、サーモスタットで温度設定を行った熱媒体を
パイプによりプレートまで導き排出し、プレートの温度
維持を行っており、プレートに排出された熱媒体は、貯
水槽で受けて、これをまたサーモスタットに戻し、循環
させている装置である。しかし、この装置では、熱媒体
が密閉されていない為、制御できる温度範囲が狭いとい
う欠点があった。
る装置は、サーモスタットで温度設定を行った熱媒体を
パイプによりプレートまで導き排出し、プレートの温度
維持を行っており、プレートに排出された熱媒体は、貯
水槽で受けて、これをまたサーモスタットに戻し、循環
させている装置である。しかし、この装置では、熱媒体
が密閉されていない為、制御できる温度範囲が狭いとい
う欠点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の温度試験装置
は、温度制御を受ける試料を載せるものであって熱媒体
を流す配管が施されているプレートと、熱媒体の温度を
制御する複数台の恒温槽と、恒温槽中の熱媒体をプレー
トへ循環させる循環機と、プレートへ熱媒体を流す管と
各恒温槽との接続を切り換える弁とを備えている。
は、温度制御を受ける試料を載せるものであって熱媒体
を流す配管が施されているプレートと、熱媒体の温度を
制御する複数台の恒温槽と、恒温槽中の熱媒体をプレー
トへ循環させる循環機と、プレートへ熱媒体を流す管と
各恒温槽との接続を切り換える弁とを備えている。
【0010】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a)は本発明の一実施例の温度制御装置のブ
ロック図である。
る。図1(a)は本発明の一実施例の温度制御装置のブ
ロック図である。
【0011】試料1を載せる、プレート2には熱媒体を
流す配管5が施されており、熱媒体は循環機3によりプ
レート2に循環される。恒温槽4は、複数個あり、各恒
温槽には所定の温度で設定された熱媒体が入っている。
弁6は、図1(c)に示すようにプレート2の配管5
と、各恒温槽との接続を切り換えるものであり、この弁
6の切り換えと同時に、プレート2に流れているある温
度の熱媒体を違う温度の熱媒体に変更することができ
る。つまりプレート2の温度の急峻な変化、所望の温度
への速やかな設定を行うことができる(図1(b)。
流す配管5が施されており、熱媒体は循環機3によりプ
レート2に循環される。恒温槽4は、複数個あり、各恒
温槽には所定の温度で設定された熱媒体が入っている。
弁6は、図1(c)に示すようにプレート2の配管5
と、各恒温槽との接続を切り換えるものであり、この弁
6の切り換えと同時に、プレート2に流れているある温
度の熱媒体を違う温度の熱媒体に変更することができ
る。つまりプレート2の温度の急峻な変化、所望の温度
への速やかな設定を行うことができる(図1(b)。
【0012】図3は本発明の第二実施例のブロック図で
ある。この実施例では各恒温槽が2室に分かれておりそ
の室の間に弁7を設けてある。弁6での熱媒体の切り換
えの際に、配管5に残った熱媒体が、新たに切り換わっ
た違う温度設定の熱媒体の恒温槽に流れ込み熱媒体の温
度に変動を起こすのを防ぐために、弁7を閉じて、流れ
込む熱媒体を一旦片方の室にためておき変動した温度を
設定値に制御する。この間、プレート2にはもう片方の
室の熱変動を受けていない熱媒体を流しておき、熱変動
を受けた熱媒体の温度が設定値に戻ったら弁7を介して
熱媒体をプレート2に循環させる。これにより、プレー
ト2の温度の急峻な変化とその後の良い安定性が実現で
きる。
ある。この実施例では各恒温槽が2室に分かれておりそ
の室の間に弁7を設けてある。弁6での熱媒体の切り換
えの際に、配管5に残った熱媒体が、新たに切り換わっ
た違う温度設定の熱媒体の恒温槽に流れ込み熱媒体の温
度に変動を起こすのを防ぐために、弁7を閉じて、流れ
込む熱媒体を一旦片方の室にためておき変動した温度を
設定値に制御する。この間、プレート2にはもう片方の
室の熱変動を受けていない熱媒体を流しておき、熱変動
を受けた熱媒体の温度が設定値に戻ったら弁7を介して
熱媒体をプレート2に循環させる。これにより、プレー
ト2の温度の急峻な変化とその後の良い安定性が実現で
きる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、熱媒体の
温度を制御する恒温槽を複数と、プレートへ熱媒体を流
す管と各恒温槽との接続を切り換える弁とを備えたこと
により、急峻に温度を変化させることができるという結
果を有する。
温度を制御する恒温槽を複数と、プレートへ熱媒体を流
す管と各恒温槽との接続を切り換える弁とを備えたこと
により、急峻に温度を変化させることができるという結
果を有する。
【0014】具体的には、熱媒体としてフロリナート2
0l,2.2KW冷凍機を使用して25℃→−15℃の
温度変化を行うのに30〜40分程度の時間を必要とし
ていたが、本発明においては数分で変化させることがで
きる。
0l,2.2KW冷凍機を使用して25℃→−15℃の
温度変化を行うのに30〜40分程度の時間を必要とし
ていたが、本発明においては数分で変化させることがで
きる。
【図1】本発明の一実施例を説明するブロック図。
【図2】従来の技術のブロック図。
【図3】本発明の第二実施例のブロック図。
1 試料 2 プレート 3 循環機 4 恒温槽 5 管 6 弁 7 弁
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 25/00 K 6928−2J
Claims (2)
- 【請求項1】 温度制御を受ける試料を載せるものであ
って、熱媒体を流す配管が施されているプレートと、前
記熱媒体の温度を制御する複数台の恒温槽と、前記恒温
槽中の前記熱媒体を前記プレートへ循環させる循環機
と、前記プレートへ熱媒体を流す配管と前記各恒温槽と
の接続を切り換える弁とを備えることを特徴とする温度
試験装置。 - 【請求項2】 前記各恒温槽が2室に分かれており、そ
の間に弁が設けられていることを特徴とする請求項1記
載の温度試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5308240A JPH07155620A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 温度試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5308240A JPH07155620A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 温度試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07155620A true JPH07155620A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17978629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5308240A Pending JPH07155620A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 温度試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07155620A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003344241A (ja) * | 2002-05-31 | 2003-12-03 | Teruaki Ito | 検体加温装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59112843A (ja) * | 1982-12-16 | 1984-06-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 液温切替式液体循還試験装置 |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP5308240A patent/JPH07155620A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59112843A (ja) * | 1982-12-16 | 1984-06-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 液温切替式液体循還試験装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003344241A (ja) * | 2002-05-31 | 2003-12-03 | Teruaki Ito | 検体加温装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19961217 |