JPH07155400A - 液状有機ハロゲン化物の固定化処理剤、同固定化処理方法及び同燃焼処理方法 - Google Patents
液状有機ハロゲン化物の固定化処理剤、同固定化処理方法及び同燃焼処理方法Info
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- JPH07155400A JPH07155400A JP5339395A JP33939593A JPH07155400A JP H07155400 A JPH07155400 A JP H07155400A JP 5339395 A JP5339395 A JP 5339395A JP 33939593 A JP33939593 A JP 33939593A JP H07155400 A JPH07155400 A JP H07155400A
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Abstract
態で固定する固定化処理剤及び固定化処理方法と、その
固定化物を燃焼処理する方法の提供を図る。 【構成】 珪酸塩、アルミノ珪酸塩及び活性アルミナか
らなる群から選択された少なくとも1種と、炭酸カルシ
ウム又は/及び炭酸マグネシウムと、水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム及び酸化マグ
ネシウムからなる群から選択された少なくとも1種とを
含有成分とする鉱質粉体を主体とする液状有機ハロゲン
化合物の固定化処理剤を提供する。液状有機ハロゲン化
合物に対して、上記の固定化処理剤と、水とを加え、均
一に混合攪拌して固体状組成物として固定化処理する。
この固体状組成物を高温で加熱し、気化した蒸気状有機
ハロゲン化物を燃焼させる。
Description
ハロゲン化物を無害化するための固定化処理剤、固定化
処理方法及び燃焼処理方法に関する。尚、本願発明にお
いて,液状有機ハロゲン化物とは、処理温度で融解して
液化するものを含むものとする。
に安定な化合物であり、しかも有害性を有するから、そ
の廃棄処理には非常な困難が伴う。現在、液状PCBを
有する企業の一部では、使用禁止となった当初、暫定的
処置としてドラム缶、或いはトランス等に保有のまま保
管されてきた。これらは適正な処理法が決定されないま
ま、長年月を経て容器の腐食から洩出したり、放置した
トランスから洩出したりすることが起きており、また莫
大な費用をかけた保管施設に保存されたものも地震など
自然災害により、それが流出し、汚染が生ずるおそれが
あり、極めて憂慮すべき状態にある。
各種の方法が提供されてきた。そのうちでも燃焼法が現
在のところ有利なものであるとされている。この従来の
燃焼法とは、例えば液状PCBに対し、三段階の燃焼過
程、即ち、1400℃以上での第一次工程、1500℃
以上での第二次燃焼工程及び1400℃以上での第三次
燃焼工程からなる方法である。
では、多数の作業工程を要し、また燃焼に際し、極めて
高い温度が要件とされる。またその処理効果についても
PCBを100%分解し、完全に無害化するのは困難で
あった。かかる事情に鑑み、本願発明は、液状PCB等
にの液状有機ハロゲン化物を無害化する方法に於いて、
作業性がよく、また比較的低温下での簡単な設備構成に
より処理できると同時に、廃棄物を再利用することによ
って廃棄物処理の機会を提供すると共に処理コストの低
減を図り得る液状有機ハロゲン化物の固定化処理剤、同
固定化処理方法及び同燃焼処理方法を提供することを目
的とするものである。
るため、本願発明に於いて採用したことは次のとおりで
ある。先ず、本願の第1の発明は、下記の構成からなる
液状有機ハロゲン化物の固定化処理剤を提供するもので
ある。即ち、本願の第1の発明に係る液状有機ハロゲン
化物の固定化処理剤は、一般式xM1 2O・ySiO2 で
表される骨格を有する珪酸塩、アルミノ珪酸塩及び活性
アルミナからなる群から選択された少なくとも1種と、
炭酸カルシウム又は/及び炭酸マグネシウムと、水酸化
カルシウム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム及び
酸化マグネシウムからなる群から選択された少なくとも
1種とを含有成分とする鉱質粉体を主体とすることを特
徴とする。
される骨格を有する珪酸塩、アルミノ珪酸塩及び活性ア
ルミナからなる群から選択された少なくとも1種として
は、シロキサン連鎖又はこれに相当する−O−Me−O
−Me−が、鎖状、管状、網状、三次元網目状をなすも
ので、好ましくは、不規則性又は歪切り目、孔部の多い
構成のものが適当である。
2 で表される化合物で、含水塩、複塩の他、別の酸基な
どの陰性原子団を含む形式のもの、例えばAl2 O3 を
含むアルミノ珪酸塩、B2 O3 を含むホウケイ酸塩を用
いることもできる。なお、式中のMとしては、Al,F
e(II),Ca,Mg,Na,K等の塩が最も多いが、
他のものであってもよい。
ウム、珪酸マグネシウム、珪酸カルシウムナトリウム等
の珪酸塩類、メタ珪酸塩類を挙げることができ、鉱滓、
雲母(その脱水物を含む)、沸石類を用いてもよい。こ
れらは、天然に産するものでもよく、或いは工業過程で
生産されたものであってもよい。
は/及び炭酸マグネシウムと、水酸化カルシウム、水
酸化マグネシウム、酸化カルシウム及び酸化マグネシウ
ムからなる群から選択された少なくとも1種とを配合す
るものである。尚、上記のの構成物質は、これら
を含有する鉱滓を用いて、その全部或いは一部を置き換
えることもできる。
用でき、その例を表1に示す。
高分子を添加してもよい。この水溶性高分子は、カルボ
キシ基や水酸基を含みゲル化及び水不溶性化に寄与する
ものであると考えられ、ポリビニールアルコール、デン
プン及びその誘導体、メトキシセルロース、ヒドロキシ
セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース等の
セルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸
アミド/アクリル酸エステル共重合体、アルギン酸ソー
ダ、ゼラチン、カゼイン等がある。
を添加してもよい。この有機酸金属塩は、生成物を粉末
化し、また有機ハロゲンの水不溶化にも寄与するもの
で、その有機酸としては、例えばステアリン酸、カプリ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルチミン酸、リノ
ール酸、リノレン酸、オレイン酸などの高級脂肪酸、ま
た安息酸、サリチル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、ナフ
トエ酸、タンニン酸等の芳香族カルボン酸などを挙げる
ことができる。またこれと塩を作る金属としてはアルミ
ニウム、マンガン、コバルト、カルシウム、鉄、亜鉛、
ニッケル等を挙げることができる。
含有各成分の配合割合については、次の表2のように例
示することができる。
質のもの等、例えばベントナイト、陶土を増量剤として
混入することができる。
係る固定化処理剤を用いて液状有機ハロゲン化物を固定
化処理する方法を提供するもので、その方法は、前記し
た固定化処理剤と液状有機ハロゲン化物と、さらに水を
加え、これを均一に混合攪拌して固体状組成物と化すこ
とを特徴とするものである。
は、前記した固定化処理剤を予め均一に攪拌した後、こ
れに水を添加してさらに攪拌する方法ではあるが、この
場合、種々の変更が可能であり、例えば前記固形化処理
剤の各成分の混合に先立って水を加えておくことがで
き、また混合各成分の混入順序は任意であり、水溶性高
分子をメタノール等の有機溶剤に予め溶解して水に加え
ておき、これを他の成分と液状有機ハロゲン化物との混
合物に加えることができる。また予め各合成成分を均一
な混合物としておき、この混合物と水と液状有機ハロゲ
ン化物を混合させることができる。
は、発熱反応が起こり温度が上昇するが、約120°C
〜150℃で液状有機ハロゲン化物を加えて2〜5分攪
拌を行うと粉状の処理物が得られる。なお、対象がPC
Bである場合、その沸点以下、即ち、90〜145℃で
行うのがよい。またこの際の反応温度の調節は無機増量
剤の添加量を加減することによって行うことができる。
なお、主として消石灰を添加して行う場合には、反応
中、外部又は気相側より加熱して反応温度の不足分を補
うことにより、一層適温の確保が行い易くなる。
定化処理剤の混入割合は、その液状有機ハロゲン化物の
種類や反応条件により変わるが、液状有機ハロゲン化物
100重量部あたり50〜200重量部である。また水
の添加割合は5〜100重量部である。
成物を酸素の存在下若くは不存在下で高温で加熱して蒸
気状有機ハロゲン化物を気化させ、この蒸気状有機ハロ
ゲン化物をさらに燃焼室出口酸素濃度が少なくとも8%
以上の酸素条件で燃焼させることを特徴とする液状有機
ハロゲン化物の燃焼処理方法を提供する。
上、加熱による固体状組成物からの燃焼方法が高められ
た状態の蒸気状ハロゲン化物を放出する第一工程と、こ
の蒸気状ハロゲン化物を燃焼させる第二工程とからな
る。第一工程での加熱条件は700〜1000℃、好ま
しくは850〜950℃の温度範囲であり、酸素は必ず
しも必要とされない。
00℃、好適には900〜1200℃の温度範囲であ
る。また燃焼時の酸素条件としては、燃焼室出口酸素濃
度が少なくとも8%以上の酸素条件で燃焼させる。その
際、燃焼室入口酸素濃度は、上記の燃焼室出口酸素濃度
の条件を満足するよう設定すればよく、例えば、大気中
の空気(酸素含有量約21%)を用いることも可能であ
る。なお、好適には燃焼室入口酸素濃度30%以上とす
ることが望ましく、燃焼室入口酸素含有量が30%以下
になる場合には、燃焼時の温度条件が例えば1100℃
以上という高い温度が要求されるか、若しくはさらに1
000℃という比較的低い温度条件下では燃焼炉中での
滞留が5秒以上という長い時間が要求されることになる
が、供給する気体を予熱する等の処置を施すことによ
り、燃焼室入口酸素濃度に関わらず燃焼状態を適当なも
のにすることは可能である。
施する場合、加熱室と燃焼室を備えた燃焼炉を夫々条件
を変えて適用でき、また上記両室を区画する必要はかな
らずしもなく、一つの燃焼室を備えたものでもよい。後
者の場合、蒸気状有機ハロゲン化物の放出と、その燃焼
は一つの燃焼室で行われる。なお、工業的な燃焼炉とし
ては、縦型及び横型いずれの方式のものを使用すること
ができるが、好ましくはロータリーキルン型や第1図に
示したもの、或いは流動床炉、移動床炉、さらには条件
設定により灰熔融炉(融剤追加)がよい。
は粉体状、ペレット状、塊状等の形状で供給することが
できる。特に、本願の第4の発明は、固体状組成物をそ
のまま又は更に前述の水溶性高分子、糊料又は/及び無
機質被覆材を添加しながらペレット化した状態で供給す
ることを特徴とするものであり、この糊料又は/及び無
機質被覆材としては、水酸化カルシウム、セメント、水
ガラス等を用いることができる。
定化処理剤に含有される酸化カルシウム及び酸化マグネ
シウムと水とが夫々反応し大きな反応熱を起生し、水酸
化カルシウムと水酸化マグネシウムとが生じる。またこ
の水和反応によって、有機ハロゲンは珪酸塩及び消石灰
のポーラスな部分に含浸されると共に、ゲーレナイト反
応に伴いシランを反応してモノシロキサンを生成する。
またこのモノシロキサンでは、シランを放出した位置が
アルキル基により置換され、もう一つの孔には塩素イオ
ンを取り込んで安定し、さらにその表面は冷却縮合時に
カルシウム及びマグネシウムの水酸化物によってコーテ
ィングする状態となってオルガノハロポリシロキサンを
合成するものと考えられる。またこの加水時の攪拌によ
り、上記オルガノハロポリシロキサン及びその他の活性
アルミナ、酸化チタン、酸化マンガン等の非イオン性泥
質はペースト状の水和物となり、そのときの水和反応時
に水不溶性のポラゾン化反応物に変化するものと考えら
れるが、後述の通り、加熱により離脱するので、反応と
言うよりはむしろ収蔵とか固定と言うべき傾向もあり、
強い吸着と同等の作用とも考えられる。従って、この生
成物から有機ハロゲン化物が水中に溶出することはな
い。
記の固定化処理された物は高温での加熱処理に際し、そ
の含有する有機ハロゲン化物が気化され、最終の燃焼室
出口酸素濃度が少なくとも8%の条件で効率的に燃焼さ
れると分解される。この分解により生じる塩素は、その
一部が含まれるカルシウムイオンと結合して塩化カルシ
ウムとして残灰中に存在し、その他は塩化水素ガス及び
塩素ガスとして存在することになるが、これらのガスは
従来の排ガス洗煙技術を用いて確実に無害化できるの
で、大気中に排出されることはない。
た。なお、表3に於いて鉱滓粉塵としては前記表1に示
した成分のものを用いた。また数値は全て重量部であ
る。
ン化物は、トランス内に収容されているPCB入りオイ
ルであり、その成分割合は、PCB(KC500)が6
0重量%と、クロルベンゼンが40重量%である。
小型ミキサー内に投入し、次いで常温水50gを注加し
て攪拌混合した。このとき、発熱反応が起きて約25秒
で140℃の温度に達した。この直後に上記のトランス
内に収容されているPCB入りオイルを100g投入し
攪拌を継続した。それから4分経過後その混合体は粉状
を呈し、これを取り出した。なお、その温度は88℃で
あった。この粉状物を風乾し、常温とした後、これに対
しPCB溶出試験を行った。この試験方法は昭和48年
環境庁告示第13号(イ)に従った。この結果、PCB
の溶出は全くなかった。
用した燃焼炉1を図1に示す。この燃焼炉1は電熱コイ
ルを巻成した副燃焼炉2(長さ:200mm)とこれに並
列に配した同じく電熱コイルを巻成した主燃焼炉3(長
さ:700mm)と、これらに貫通状に配された燃焼管4
(アルミナ反応管、長さ:1500mm、内径26mm)と
からなる。
所定温度まで昇温させた後、副燃焼炉2内に燃焼ボート
に収容した試料16を押し入れて配置し、次いで空気ボ
ンベ5から燃焼管4内に酸素濃度を予め30%若しくは
40%とした空気を送入した。なお、6はフローメータ
ーを示す。またその空気の送気量により気化PCBの燃
焼管4内での滞留時間を調整した。次いで、副燃焼炉2
内の温度を15〜19℃/分の勾配で1000℃まで昇
温させた。この副燃焼炉2での昇温過程中に於いて試料
16からPCBが徐々に気化され、そのPCB蒸気が主
燃料炉3に導かれることによって、そのPCB蒸気が燃
焼処理される。
境庁通達「気相PCB測定要領」(1972年)に準じ
たもので、第1図に示すように、燃焼管4の先端から排
ガスを空ビン8を介して150mlの10%NaOH14
を収容した洗気びん9内に導き通気洗浄し、次いでn−
ヘキサン15を夫々150ml収容する洗気びん10,1
1を順次通し、フロリジカルカラム12内に通じて大気
中に放出する。なお、各びん8、9、10、11はいず
れも冷水13を収容するウォーターバス7(1〜5℃)
により予め冷却した。
先ず、試料及び燃焼処理残渣をn−ヘキサン200mlで
24時間ソックスレー抽出処理し、これに後記する処理
Aを施して試料についての被検試料液a及び燃焼処理残
についての被検試料bを得た。
記洗気びん9の10%NaOH溶液と、前記洗気びん1
0、11のn−ヘキサンを分液ロートに集める。次にこ
れらの洗気びん9、10、11及び空びん8を夫々n−
ヘキサン50mlで三回洗浄し、その洗浄液を前記分液ロ
ートに合わせる。この分液ロートからのヘキサン層を下
記に示す処理Aを施して被検試料液cを得た。
mlで二回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水後、KD濃
縮器で5ml以下に濃縮する。この濃縮n−ヘキサン層を
25mlの試験管にとり、1N−KOH・エタノール5ml
を加え、激しく振盪した後、一昼夜放置する。これにエ
タノールの三倍量の精製水を加え、振盪静置後、上層の
n−ヘキサンを分取する。このn−ヘキサン層を0.1
N−KOH及び精製水で洗浄後、フロリジカルカラムを
通してクリーンアップする。次にこのカラムをエチルエ
ーテルで溶出し、溶出したエチルエーテル・ヘキサン層
をKD濃縮器で3mlまで濃縮する。
及びcをECD/GC分析にかけて、その夫々に含まれ
るPCB量を測定した。ECD/GC分析の条件は、検
出器には線源63Ni、10mCiのECD、カラムには
ChromosorbQAW−DMCS80〜100メ
ッシュにOV−1 2%を含有させたものを3φ×2m
のガラスカラムに充填して使用した。このPCBの測定
結果を次の表4に実験No.1〜No.6にてその燃焼
条件と共に示した。
OH層に含まれる塩素分をJIS.K.0102に従っ
て測定した。この測定結果は次表5のとおりである。な
お、上表5の実験No.は表4に対応している。また塩
素の排出率は、試料中の全塩素に対する排ガス中の塩素
の割合を示した。
な液状有機ハロゲン化物を溶出しない安定な状態で固定
することができる固定化処理剤を提供することができた
ものである。さらに、固定化処理剤の構成物質の一要素
として、鉱滓を用いることもでき、これにより、産業廃
棄物の有効な利用を図ることができる。
液状有機ハロゲン化物を安価に溶出しない安定な状態で
固定することができる固定化処理方法を提供することが
できたものである。
液状有機ハロゲン化物を燃焼炉内で効率的にほぼ完全に
分解できる方法を提供することができたものである。
液状有機ハロゲン化物を燃焼炉内で効率的にほぼ完全に
分解できると共に、その作業性を改善することができる
方法を提供することができたものである。
説明する部分断面図である。
管、5…空気ボンベ。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも一般式xM1 2O・ySiO2
で表される骨格を有する珪酸塩、アルミノ珪酸塩及び活
性アルミナからなる群から選択された少なくとも1種
と、 炭酸カルシウム又は/及び炭酸マグネシウムと、 水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウ
ム及び酸化マグネシウムからなる群から選択された少な
くとも1種と、を含有成分とする鉱質粉体を主体とする
液状有機ハロゲン化合物の固定化処理剤。 - 【請求項2】 液状有機ハロゲン化合物に対して、少な
くともxM1 2O・ySiO2 で表される骨格を有する珪
酸塩又は/及びアルミノ珪酸塩と、炭酸カルシウム又は
/及び炭酸マグネシウムと、水酸化カルシウム、水酸化
マグネシウム、酸化カルシウム及び酸化マグネシウムか
らなる群から選択された少なくとも1種とを含有成分と
する鉱質粉体と、さらに水とを加え、これらを均一に混
合攪拌して固体状組成物と化すことを特徴とする液状有
機ハロゲン化物の固定化処理方法。 - 【請求項3】 液状有機ハロゲン化合物に対して、少な
くともxM1 2O・ySiO2 で表される骨格を有する珪
酸塩又は/及びアルミノ珪酸塩と、炭酸カルシウム又は
/及び炭酸マグネシウムと、水酸化カルシウム、水酸化
マグネシウム、酸化カルシウム及び酸化マグネシウムか
らなる群から選択された少なくとも1種とを含有成分と
する鉱質粉体と、さらに水を加えて、これを均一に混合
攪拌して固体状組成物と化し、この固体状組成物を酸素
の存在下若しくは不存在下で高温で加熱することにより
粉体内に反応残留する塩素化合物と揮発炭水化物以外の
蒸気状有機ハロゲン化物として気化させ、この蒸気状有
機ハロゲン化物をさらに燃焼室出口酸素濃度が少なくと
も8%以上の酸素条件で燃焼させることを特徴とする液
状有機ハロゲン化物の燃焼処理方法。 - 【請求項4】 前記固体状組成物をそのまま又は更に糊
料又は/及び無機質被覆材を添加しながらペレット化し
た後、上記の加熱を行うことを特徴とする請求項3記載
の液状有機ハロゲン化物の燃焼処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5339395A JPH07155400A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 液状有機ハロゲン化物の固定化処理剤、同固定化処理方法及び同燃焼処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5339395A JPH07155400A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 液状有機ハロゲン化物の固定化処理剤、同固定化処理方法及び同燃焼処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07155400A true JPH07155400A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=18327074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5339395A Pending JPH07155400A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 液状有機ハロゲン化物の固定化処理剤、同固定化処理方法及び同燃焼処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07155400A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011038459A1 (en) * | 2009-10-01 | 2011-04-07 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Remediation composition comprising alum sludge |
-
1993
- 1993-12-02 JP JP5339395A patent/JPH07155400A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011038459A1 (en) * | 2009-10-01 | 2011-04-07 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Remediation composition comprising alum sludge |
AU2010226892A1 (en) * | 2009-10-01 | 2011-04-21 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Remediation composition comprising alum sludge |
AU2010226892B2 (en) * | 2009-10-01 | 2011-05-19 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Remediation composition comprising alum sludge |
US8940958B2 (en) | 2009-10-01 | 2015-01-27 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Remediation composition comprising alum sludge |
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