JPH07155316A - 管腔内診断システム - Google Patents

管腔内診断システム

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JPH07155316A
JPH07155316A JP30360293A JP30360293A JPH07155316A JP H07155316 A JPH07155316 A JP H07155316A JP 30360293 A JP30360293 A JP 30360293A JP 30360293 A JP30360293 A JP 30360293A JP H07155316 A JPH07155316 A JP H07155316A
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intraluminal
ultrasonic
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lumen
image
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Application number
JP30360293A
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English (en)
Inventor
Masayuki Takano
政由起 高野
Toru Hirano
亨 平野
Isao Komiyama
功 小宮山
Yoichi Sumino
洋一 住野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 細管(管腔)の検査において、遠隔操作で先
端部の所望の向きへの設定及び管腔内の進行、管腔内の
血栓、腫瘍、又は異物等の検査及び流体の速度測定がで
きる管腔内診断システムを提供すること。 【構成】 管腔内に挿入される管腔内走査プローブ(1
00)を備えた管腔内診断システムにおいて、前記管腔
内における前記管腔内走査プローブの先端部の進行方向
を制御する進行方向制御手段(180)と、前記管腔断
面の画像表示或いは前記管腔内の流体の流速測定を行う
ための超音波ビームを形成し、前記超音波ビームの送受
信を行う超音波送受信手段(120、300)と、前記
管腔内走査プローブの進行方向の前記管腔内の表面の光
学像を得る光学視手段(150、350)と、前記管腔
内の前記管腔内走査プローブの位置をモニタするX線撮
像手段(200、220、250)との少なくとも一つ
の手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医学及び非破壊検査等
の分野で利用され、遠隔操作により超音波探触子等の管
腔内走査プローブの先端部を所望の向きに設定して、所
望の向きに管腔内を進行させ、加えて、管腔内の異物な
どの状態の診断、検査或いは管腔内の物体の流速の測定
等を行う管腔内診断システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の管腔内診断システムにおいては、
特に医学の分野での消化器等の診断に用いられる光学内
視鏡或いは超音波内視鏡にみられるように、超音波探触
子等の管腔内走査プローブの先端部に設けられた光学内
視鏡などの光学視手段をガイドにして、管腔内走査プロ
ーブの先端部を手元の操作部からワイヤを用いて動かす
ことにより、管腔内走査プローブの進行方向を制御しな
がら診断を行っている。
【0003】最近盛んに行われるようになった血管内の
診断の場合には、管腔内走査プローブを挿入したい部分
に予めガイドワイヤを挿入しておき、このガイドワイヤ
に管腔内走査プローブを沿わせて挿入するという方法が
採られている。
【0004】しかし、上記の従来の管腔内診断システム
には、次のような問題がある。 (1) 特に消化器の診断で用いられているようなガイ
ドワイヤを用いて管腔内走査プローブの先端部を動かす
方式は、管腔の径が1cm程度の比較的太い場合には問
題なく実現できる。しかし、このガイドワイヤを用いた
方式では、管腔の径が1mm〜2mmであるような管腔
の径が小さい管腔、例えば胆管や膵管等の中にいれたり
する場合には、実現するのが非常に困難である。 (2) 消化器等の診断に使われる光学内視鏡等の光学
視手段を血管内の診断に用いた場合には血液が邪魔にな
るので、管腔の前方の視野を得るために生理食塩水を噴
射する等の手段を用いて前方の光学視画像(以下、「前
方視画像」と称する)を得るような試みが行われてい
る。しかし、このような前方視画像を得る方式は、生理
食塩水の噴射後の非常に短い時間だけしか前方視画像が
得られないので、十分な診断に供し得ない。 (3) X線透視画像と管腔の超音波断層像との位置の
対応関係が不明であるので、X線透視画像から管腔内の
着目点の3次元的位置が解釈できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
管腔内診断システムには、管腔内走査プローブを細い管
腔内で任意の方向に移動させることが困難であり、血管
内の診断では前方視画像が充分な時間得られず、X線透
視画像から管腔内の着眼点の3次元的な位置が解釈でき
ないという問題があった。
【0006】本発明は、上記の事情に基づいてなされた
もので、管腔内走査プローブを任意の方向に移動可能で
あり、充分な前方視画像が得られ、加えて、管腔内の着
目点の3次元的位置の解釈が可能な管腔内診断システム
を提供することを目的とする。具体的には、本発明は、
医学領域における径が1mm〜2mmの比較的細い消化
管や血管内の診断や非破壊検査等の分野における細管
(管腔)の検査において、遠隔操作で管腔内走査プロー
ブの先端部を所望の向きに設定して所望の方向に管腔内
走査プローブを管腔内を進行させ、充分な前方視画像を
得、かつ、管腔内の着目点における3次元的な位置を正
確に把握することによって、管腔内の血栓、腫瘍又は異
物等の検査、並びに、流体の速度が容易に測定できる管
腔内診断システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のような手段を講じた。本発明の管腔
内診断システムは、管腔内に挿入される管腔内走査プロ
ーブを備えており、少なくとも (1) 前記管腔内における前記管腔内走査プローブの
先端部の進行方向を制御する進行方向制御手段 (2) 前記管腔断面の画像表示或いは前記管腔内の流
体の流速測定を行うための超音波ビームを形成し、前記
超音波ビームの送受信を行う超音波送受信手段 (3) 前記管腔内走査プローブの進行方向の前記管腔
内の表面の光学像を得る光学視手段 (4) 前記管腔内の前記管腔内走査プローブの位置を
モニタするX線撮像手段 の1つの手段を備えた。
【0008】本発明の望ましい実施態様としては、 (a) 前記超音波ビームを円錐状に走査する手段と、
前記超音波ビームの照射方向と前記管腔内走査プローブ
の進行方向とのなす角度を可変設定する手段とを更に備
えること。
【0009】(b) 前記X線撮像手段によって得られ
たX線画像上に、前記超音波送受信手段で得られた前記
管腔の超音波診断像の前記管腔の長手方向の位置を表示
する手段を更に備えること。
【0010】(c) 前記管腔内走査プローブの先端部
の一部を選択的にその周囲と異なるX線吸収係数を有す
る材料で構成し、前記X線撮像手段はX線が前記管腔内
走査プローブに対して所定の方向から照射されたことを
確認する手段を含むこと。
【0011】(d) (c)において、前記X線撮像手
段は、前記所定の方向に対応する前記管腔のX線撮像の
撮像方向を確認する手段を含むこと。が挙げられる。
【0012】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。本発明の管腔内診断システムは、医学の分野におけ
る胆管や膵管のような比較的細い消化器管内や冠状動脈
や四肢の血管内の診断、或いは、非破壊検査の分野にお
ける細管内部の検査の際に、操作者に管腔内走査プロー
ブの進行方向の画像情報、X線像上での管腔内走査プロ
ーブの位置や進行の向きの情報等を提供する。従って、
本発明の管腔内診断システムによれば、管腔内走査プロ
ーブの進行のガイドを行い、管腔の分岐部においては、
管腔内走査プローブの先端部を遠隔操作で所望の方向に
向けることができ、更に、管腔内走査プローブが所望の
位置に達した後は、所望の位置における超音波断層像や
血流速度の情報を得ることができる。
【0013】具体的には、本発明の管腔内診断システム
によれば、管腔内走査プローブの先端部の進行方向を制
御する進行方向制御手段を備えたので、管腔内走査プロ
ーブを任意の方向に移動可能、すなわち、遠隔操作で管
腔内走査プローブの先端部を所望の向きに設定して所望
の方向に管腔内走査プローブを管腔内を進行させること
ができ、超音波ビームを円錐状に走査する手段と前記超
音波ビームの照射方向と前記管腔内走査プローブの進行
方向とのなす角度を可変設定する手段とを備えたので、
充分な前方視画像が得られ、加えて、X線撮像手段を備
えて、管腔内の着目点における3次元的な位置を正確に
把握することを可能にした。従って、本発明の管腔内診
断システムによれば、管腔内の任意の位置及び方向にお
ける管腔内の血栓、腫瘍又は異物等の検査、並びに、流
体の速度が容易に測定できる。
【0014】
【実施例】図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1及び図2は、本発明の管腔内診断システムの概略シ
ステムブロック図である。図1は、本発明の管腔内診断
システムの全体の概略システムブロック図であり、図2
は図1の信号の流れを詳細に示したブロック図である。
【0015】本発明の管腔内診断システムは、管腔内走
査プローブ100と、X線発生器200と、X線検出器
220と、X線シネアンギオ装置250と、超音波診断
装置300と、内視鏡診断装置350と、データ処理器
400と、表示器450とからなる。
【0016】X線発生器200から発生したX線は被検
体210を透過してX線検出器220で検出される。X
線検出器220で検出されたX線はX線シネアンギオ装
置250に入力し、X線シネアンギオ装置250から
は、X線透視画像が出力される。
【0017】一方、管腔内走査プローブ100は被検体
210に挿入されて管腔内を進行する。管腔内走査プロ
ーブ100は後述する超音波プローブ及び光学内視鏡の
少なくとも一方を備え、管腔内走査プローブ100から
超音波プローブによりBモード断層画像或いは前方視用
断層像が出力され、光学内視鏡から光学像が出力され
る。Bモード断層画像或いは前方視用断層像は超音波診
断装置300に入力し、超音波診断装置300はそれぞ
れBモード断層画像及び前方視画像をデータ処理器40
0に出力する。前記光学像は内視鏡診断装置350に入
力し、内視鏡診断装置350は内視鏡画像をデータ処理
器400に出力する。
【0018】データ処理器400は入力した上記のX線
透視画像、Bモード断層画像、前方視画像及び内視鏡画
像の各画像を重畳する等の処理を行い、所望の画像をデ
ィスプレイ等からなる表示器450に出力する。
【0019】図3は管腔内走査プローブ100の詳細ブ
ロック図である。管腔内走査プローブ100は、超音波
振動子等が設けられる管腔内走査プローブ先端部110
(以下、「先端部」と称する)と、先端部110の進行
方向等を制御するプローブ先端部110の舵取部170
(以下、「舵取部」と称する)とを有する。先端部11
0はBモード断層画像を出力する管腔超音波断層用プロ
ーブ122と、前方視用断層像を出力する前方視用超音
波プローブ124及び前方視用超音波プローブ124を
制御する円錐スキャン部130と、前方視の光学像を出
力する前方視用光学内視鏡プローブ150と、照射方向
指示信号を出力するX線照射方向指示器160とを具備
する。以下の説明において、管腔超音波断層用プローブ
122と、前方視用超音波プローブ124とを単に超音
波プローブ120と称する場合もある。
【0020】なお、舵取部170は、詳細は後述する先
端部110に設けられた舵取機構を制御することによ
り、先端部110の進行方向等を任意に制御することが
できる。また、管腔内走査プローブ100は、上記のす
べてを備える必要はなく、例えば、前方視用内視鏡プロ
ーブ150を省略しても良いし、その機能に基づいて種
々の組合せが選択可能である。
【0021】更に、以下の説明においては、管腔内診断
システムに適用されるそれぞれの装置、例えば、舵取機
構、超音波プローブ120の前方視を行う機構等を個々
に説明するが、この各機構はそれぞれ独立ではなく、そ
れぞれ任意に組み合わせて使用することができる。
【0022】まず、舵取部170の舵取機構について、
図4から図11を参照して説明する。図4は、舵取部1
70の概略構成を示すブロック図であり、図5から図1
1は、舵取機構180の具体的な構成例を示す図であ
る。この舵取部170は、先端部110の方向を管腔内
において任意の方向に向けるための舵取りを行う機能を
有する。
【0023】舵取部170は、先端部110に組み込ま
れ、表示器450に表示されたモニタ等の画像に基づい
て先端部110を所望の方向に向ける機能を有する舵取
機構180と、この舵取機構180の支持部(図示しな
い)の円周上に組み込まれて先端部110の曲がりの変
化によるチューブの圧力分布の変化情報を出力する接合
部172と、この接合部172から出力された信号を処
理する信号処理部174と、を具備する。信号処理部1
74で処理された信号は舵取操作部176に出力され、
所望の角度及び方向に先端部110が向けられているか
どうかがチェックされて、舵取機構180にその結果が
フィードバックされる。
【0024】なお、上記の接合部172において、圧力
分布の変化を検知するのではなく、トラックボール等を
利用して、その変位を検知するようにしてもよい。信号
処理部174では、接合部172からの圧力変化の情報
を圧力センサ(図示しない)で電圧に変換して、アンプ
(図示しない)で増幅する処理が行われる。
【0025】以下、舵取機構180の具体的な構成例を
説明する。この舵取機構180は、先端部110に取り
付けられ、概略構成としては、円筒形のチューブの中心
に超音波振動子126等を内蔵し、その周囲に先端部1
10のチューブを曲げるような機構を取り付けて、管腔
内走査用プローブが自由に曲がるようになっている。こ
の舵取機構180の具体例として、まず、管腔の壁に力
を加えることによって、先端部110の方向を制御する
実施例を図5から図7を参照して説明する。
【0026】図5は、本発明の舵取機構180の第1構
成例を示す図である。図5において、(a)は、概略構
成を示す斜視図であり、(b)は(a)の5B−5B断
面図である。
【0027】図5に示すように、舵取機構180の周囲
には半径方向に液体又は空気(以下、「液体等」と称す
る)の噴出用の穴181(以下、「噴射口」と称する)
が空けられている。噴射口181は進行方向の軸に垂直
な第1平面設けられた噴射口181aと第2平面に設け
られた噴射口181bとの2段で構成されている。この
噴射口181は舵取機構180の回りに先端部110の
進行方向と垂直な平面上に、軸を中心として点対称にな
るように複数個設けられており、導入管182aを介し
て噴射口181aから、導入管182bを介して噴出口
181bから液体等が噴出される。この噴射口181か
ら噴出される液体等の量或いは強度は各噴射口181に
ついて独立して制御可能としている。
【0028】上記のような構成において、図示しない体
腔外装置で加圧された液体等を前記導入管182a又は
182bに送り込むと、体腔外装置で加圧された圧力に
応じて噴射口181a又は181bから液体等が血管等
の管腔壁215(以下、単に「管腔壁」と称する)に対
して噴出される。例えば、矢印A5a及び矢印A5bの
方向にそれぞれ液体等を噴出することにより、舵取機構
180は、液体等の噴出方向と逆方向に反力が加わっ
て、結果として矢印A5の方向に曲げられる。なお、先
端部110の曲げの角度は、矢印A5a及びA5bの方
向に噴出される液体等の噴出強度及び液体等が噴出され
る噴射口181の数によって決定される。
【0029】本実施例では、噴射口181を181a及
び181bの2段としたが、これに限らず、1段のみで
も良いし、3段以上の複数段としても良い。噴出口18
1の数も、本実施例では8個になっているが、任意に決
定することができる。
【0030】また、本実施例では、液体等を噴射口18
1からそれぞれ反対方向に噴出させて先端部110を曲
げるように制御しているが、これに限らず、舵取機構1
80の曲げ方向及び角度により、液体等を噴射する噴射
口181を適宜選択して所望の強度で液体等を噴射して
も良い。
【0031】図6は、本発明の舵取機構180の第2構
成例を示す図である。本構成例は舵取り機構180の第
1構成例において、噴射口181に代えてバルーン又は
針金183(以下、「バルーン等」と称する)を設けて
先端部110の曲げ制御を行っている。すなわち、本構
成例では第1構成例のように液体等を管腔壁215に噴
射することにより力を加えるのではなく、バルーン等1
83を直接管腔壁215に接触させて圧力を加えること
によって先端部110を曲げる制御を行う。
【0032】図6によれば、図5の噴射口181の位置
にバルーン等183が配置されており、曲げ制御を行わ
ない場合には、バルーン等183が配置された部分に設
けられた溝部184に収納される。
【0033】バルーン等183としてバルーンが用いら
れている場合には、次のように動作する。矢印A6方向
に曲げようとする場合には、図示しない体腔外装置から
送出された液体等によりバルーン183a及びバルーン
183bが膨らむ。これらのバルーンが膨らむことによ
って、管腔壁215にバルーンが接触して管腔壁215
の矢印A6a及び矢印A6bの方向にそれぞれ力が加わ
る。その結果、第1構成例と先端部110に矢印A6方
向に曲げの力が加わり、A6方向に曲がる。先端部11
0の曲げ制御が終了したら、バルーンは収縮するよう
に、体腔外装置を制御する。そして、バルーンが収縮す
ると溝部184に収納される。
【0034】バルーン等として、針金が用いられる場合
には、先端部110を曲げるときに、針金がリング状に
なるように制御して、針金で管腔壁215に直接力を加
える方法をとる。詳細な動作は、バルーンを用いた場合
と同じであるので、説明を省略する。
【0035】上記のように、バルーン或いは針金のいず
れを用いた場合であっても、先端部110の曲げを容易
に制御することができる。曲げの大きさの制御は、バル
ーン等183で管腔壁215に直接加える力、すなわち
バルーンの大きさ及び圧力等によって制御することがで
きる。
【0036】本構成例においては、バルーンの大きさの
制御或いは針金のリング形状の大きさにより、先端部1
10の曲げ方向及び曲げの大きさの制御を行ったが、こ
れに限らず、管腔壁215に所望の曲げが得られるよう
な力を加えることができるような構成であれば良い。
【0037】図7は、本発明の舵取機構180の第3構
成例を示す図である。図7において、(a)は、先端部
110方面からみた図であり、(b)は(a)の7B−
7B矢視図であり、(c)は(a)の7C−7C矢視図
である。
【0038】本構成例では、舵取機構180は図示しな
い小型モータ等の回転駆動部が取り付けられ、先端部1
10周囲の互いに反対側の側面に設けられた回転軸18
5a及び185bを介してそれぞれ第1及び第2の支持
アーム186a及び186bが設けられていて、この支
持アーム186a及び186bが前記回転軸185a及
び185bを中心にして回転するようになっている。前
記回転軸185のうち、例えば、第1回転軸185aは
管腔内走査プローブ100の進行方向側に取り付けられ
ており、第2回転軸185bは操作側に取り付けられ
る。また、支持アーム186は、例えば長円形をしてお
り、長円形の一方の焦点に回転軸185が取り付けられ
て、この回転軸185を中心として支持アーム186が
回転する。
【0039】このように構成された舵取り機構180の
動作を説明する。例えば、一方の支持アームが前記回転
軸を中心としてA7aの方向に回転した場合に、他方の
支持アームを回転軸を中心としてA7bの方向に回転さ
せる。このようにすることにより、図7(b)に示すよ
うに、それぞれの支持アームが管腔壁215の力を加え
ることにより、A7方向に舵取機構180が曲げられ
る。
【0040】なお、本構成例においても、曲げの角度
は、支持アーム186の回転角によって調整することが
可能である。図5から図7の構成例は、管腔壁に直接力
を加えて先端部110の舵取りを行う機構を説明した
が、図8から図11を参照して、管腔壁に力を加えず
に、或いは、間接的に力を加えることにより先端部11
0の舵取りを行う機構を説明する。
【0041】図8は、本発明の舵取部170の舵取機構
180の第4構成例を示す図である。図8において、舵
取機構180には感熱形の複数の状記憶合金1871
18710が埋め込まれている。この形状記憶合金187
1 〜18710のうち例えば互いに隣接するもの同士を伸
び縮み特性の逆の形状記憶合金とする。すなわち形状記
憶合金1871 、1873 、1875 、1877 、18
9 は熱を加えると延びる特性を有し、形状記憶合金1
872 、1874 、1876 、1878 、18710は熱
を加えると縮む特性を有するものとする。
【0042】上記のように構成された装置において、例
えば形状記憶合金1875 及び1877 に図示しない制
御器から電流を流して発熱させることによって膨張さ
せ、形状記憶合金1875 及び1877 にそれぞれ対向
して配置された形状記憶合金1872 及び18710に制
御器から電流を流して発熱させて収縮させることによっ
て、矢印A8の方向に方向制御器を曲げることができ
る。曲げ角度の調整は電流量を調整することによって形
状記憶合金の発熱量を調整して、伸縮量を調整して行
う。上記のような構成にし、所望の電流量を所望の形状
記憶合金187に流すことにより、舵取機構180を所
望の方向かつ所望の角度に曲げて、舵取機構180の舵
取りを行うことができる。
【0043】図9は、本発明の舵取部170の舵取機構
180の第5構成例を示す図である。図9(a)は側面
図であり、図9(b)は図9(a)の9B−9B断面図
である。
【0044】本実施例の舵取部170は、舵取機構18
0を蛇腹形状で構成している。従って、本方式を「蛇腹
方式」と呼ぶ。図9(b)に示すように、本方式によれ
ば、円筒状の蛇腹部分を4つの圧力室1891 〜189
4 に分割し、各圧力室に図示しない体腔外装置から導入
管188を介して独立に液体等を送り込んで圧力を加え
ることが可能である。
【0045】このような構成において、例えば、圧力室
1891 及び1894 に液体等を送り込むことにより、
圧力室1891 及び1894 が膨張し、A9方向に先端
部110が曲げられる。このように、各圧力室189に
送り込まれる液体等の量により、各圧力室18914
の圧力が決定されてこの圧力に応じて所定量膨張するの
で、この各圧力室189の圧力差により、先端部110
を任意の方向に任意の角度曲げることが可能になる。な
お、膨張とは逆に、各圧力室189に液体等を送り込む
のではなく、各圧力室189から液体等を排出して圧力
室189を収縮することによって先端部110を曲げる
こともできる。
【0046】更に、圧力室189が膨張するのではな
く、液体等の注入により先端部110が捻るような動作
を行うような機構とすることもできる。なお、この場合
には、先端部110の外側の膜の巻き方をそのようにす
る必要がある。
【0047】図10は、本発明の舵取部170の舵取機
構180の第6構成例を示す図である。図10におい
て、(a)は、内部構成を示す図であり、(b)は、送
水方向変更板の構成例を示す図である。
【0048】本実施例の舵取機構180は、送水方向変
更板190と、第1スクリュー191と、複数の第2ス
クリュー192で構成される。第1スクリュー191が
体腔外装置(図示しない)からの駆動力を利用し回転す
ることにより吸い込み口193から血液を取り入れる。
この吸い込み口193からの血液の取り込みは送水方向
変更板190によりどの吸い込み口193から血液が吸
い込まれるかが決定される。例えば、図9(b)では、
矢印方向にそれぞれ送水方向変更板190の一部分が移
動してA10に示す場所から血液が吸い込まれる。吸い
込み口193から取り込まれた血液は第2スクリュー1
92で加速されて、管腔内走査プローブ100から押し
出される。その時、先に述べたように、送水方向変更板
190の配置により血液がどの第2スクリュー192で
加速されるかが決定され、その流れにより、流れに対す
る反力及び一方の管腔壁215に対する流れの力が加わ
ることになる。従って、舵取機構180は流れの力が加
わる管腔壁215と反対の方向に曲がることになる。
【0049】図11は、本発明の舵取機構180の第7
構成例を示す図である。本実施例の舵取部170は、第
5構成例の蛇腹方式と第6構成例のスクリューにより血
液を加速させる方法を組み合わせたものである。従っ
て、図11において、図9及び図10と同じ部分には同
じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0050】蛇腹の内部は図9と同様に数室の圧力室1
891 〜1894 に分かれており、その中に図示しない
体腔外装置からの駆動力を利用し回転させた舵取機構1
80のスクリュー194によってスクリュー194の後
段に取り付けられた吸い込み口(図示省略)から取り入
れスクリュー194で加速した血液を圧力室189の1
つ又は数室に送り込むことによって各圧力室189の内
圧の組合せによって、任意の方向に曲げることが可能と
なるばかりでなく、長さ方向への収縮も可能となる。
【0051】上記の舵取部170において、舵取機構1
80を多方向に曲がる方式としたが、曲げ方向を1方向
のみとして、前方視により分岐部を観察しながら先端部
110をねじって曲げるようにしたほうが構成が簡単に
なるので、そのような構成を採用しても良い。
【0052】また、図9及び図11に示した蛇腹方式以
外の方式においても、管腔内走査プローブ100の先端
部の曲がり部分に蛇腹を用いて柔軟性を上げてもよい。
上記の実施例は、先端部110を任意の方向に進行させ
るための舵取りを行う舵取り機構180について説明し
た。次に、前方視を行う実施例を図12〜図17を参照
して示す。
【0053】管腔内走査プローブ100の進行方向を決
定する場合、管腔内走査プローブ100が入らない部分
の管腔壁215の構造を見たい場合などに、管腔内走査
プローブ100の前方の画像情報を得られれば有用であ
る。
【0054】一つの方法としては、管腔内走査プローブ
100内に光ファイバ又はCCD等を組み込んで管腔内
走査プローブ100の前方の光学像を得る方法がある。
ただし、この方法を血管内に適用する場合には、血管内
に生理食塩水などを噴出させて、透明度を確保する手段
と、照明のための光ファイバが必要となる。
【0055】もう一つの方法としては、先端部110に
設けられた超音波プローブを使用して超音波による前方
視画像を得る方法がある。通常の超音波プローブを備え
た管腔内走査プローブ100では、図12(a)に示す
ように管腔内走査プローブ100の進行軸に対して、超
音波プローブ120がA11の方向に回転することによ
り、ほぼ垂直方向の画像情報を得るように構成されてい
る(図12(a)は超音波プローブ回転型の例を示
す)。本発明では、図12(b)に示すように超音波プ
ローブ120を管腔内走査プローブ100の進行方向に
対して、傾けて配置し、この超音波プローブ120を進
行方向軸を中心としてA11方向に回転させることによ
り、管腔内走査プローブ100の前方の円錐面の情報を
得るようにしている。このようにすることにより、図1
2(a)のような管腔内走査プローブ100の進行方向
に垂直な方向の画像情報のみではなく、進行方向に対し
て斜め前方に対する情報が得られるので、前方視を行う
ことが可能になる。
【0056】図12(b)の方法により得られた超音波
前方視画像の表示例を図13に示す。図13において、
(a)は管腔内走査プローブ100に搭載された超音波
プローブ120の管腔内走査プローブ100の進行方向
に対して傾ける角度を徐々に変えた場合の超音波の放射
軸R1〜R4の変化の様子を示し、(b)は(a)の超
音波の放射軸R1〜R4に対応する超音波画像の表示例
を示す。
【0057】図13(b)に示すように、光学像と同様
な前方視画像を得るために、管腔内走査プローブ100
前面に投像面を設定しその面上に管腔壁215からの超
音波反射エコーを濃淡像で表示する。この際、超音波反
射軸の傾角に応じて、傾角θが小さいほど画面の中央近
くに表示するようにすると光学像に対応した超音波前方
視画像が得られる。図14は、図13(a)に示す超音
波の放射軸と管腔壁215との関係を幾何学的に表す図
であり、図14に示すように、超音波反射点から投像面
までの距離Zを変えて表示用メモリに書き込めば、前方
視画像の拡大縮小ができる。
【0058】次に、超音波エコー信号から、管腔壁21
5からの超音波エコー強度を検出する方法を述べる。図
15は、超音波エコーを検出する方法を説明するための
図であって、図15(a)は超音波放射タイミングを示
す波形(レートパルス)を示し、図15(b)〜(e)
は、図14における傾角θを変化させた時のエコー信号
波形(包絡線検波後の波形)を示す。図15(b)〜
(e)に示すように管腔壁215からのエコー信号は管
腔内エコー後の非常に振幅の小さい状態から急に大振幅
状態に遷移するため、そのタイミングを捕らえて、その
時のエコー振幅信号を表示用メモリ上に記録すれば良
い。管腔壁215からのエコータイミングを検出するに
は、エコー信号を微分処理などによりエッジ強調を行
い、それをコンパレータに入力し、あるスレッショール
ドレベルを越えたら管腔壁215と認識する方法が考え
られる。
【0059】この際に、管腔壁215からのエコー振幅
信号が、以下のパラメータにより変化することに留意し
なければならない。まず、図15(b)〜(e)に示す
ように、傾角が小さくなるほど、超音波が斜めに入射す
るため管腔壁215からのエコー信号振幅が小さくな
る。また、超音波の減衰或いは集束条件などにより、深
さにより管腔壁215からのエコー信号振幅が変化す
る。
【0060】上記のような超音波前方視を実現するため
の装置構成例を図16及び図17に示す。図16及び図
17は、超音波による前方視画像を得るための回路を示
す概略ブロック図であり、図16は管腔壁215エコー
のタイミング検出をデジタルで行う場合、図17はアナ
ログで行う場合を示す。処理の内容については、デジタ
ルで行った場合についても、アナログで行った場合につ
いても基本的には同じである。まず、デジタルで超音波
による前方視を行う場合の構成を図16を参照して説明
する。
【0061】本発明では、図12(b)に示すように、
メカニカルスキャンの場合、先端部110の超音波プロ
ーブ120は管腔内走査プローブ100の進行方向軸の
円周方向に超音波を放射するように進行方向軸を中心と
して回転する構造になっている。また、同時に超音波放
射方向を管腔内走査プローブ100の進行方向の軸方向
に傾けていくと、管腔内走査プローブ100前方の円錐
表面の断層情報が得られる。この場合において、超音波
プローブ120の回転角及び傾角の情報は、先端部11
0或いは管腔内走査プローブ100の手元部(図示しな
い)に設けられたエンコーダ等により、スキャンコント
ロール部301により出力される。
【0062】一方、送信回路302によって超音波プロ
ーブ120から放射された超音波ビームは、管腔壁21
5で反射され、その反射波は超音波プローブ120で受
信され、受信回路303で包絡線検波される。包絡線検
波された受信信号は、その後、A/D変換器304によ
ってA/D変換される。A/D変換された受信信号は、
ラインメモリ305に蓄えられてBモード断層画像表示
用メモリ306に転送されると共に管腔壁215のタイ
ミングを検出するために読み出される。読み出された信
号は、必要に応じて図示しないエッジ強調フィルタによ
りエッジ強調などの処理を受けた後に、コンパレータ3
07に入力する。コンパレータ307に入力する比較用
のデータは、比較データ発生部308により発生され
る。比較データ発生部308は、使用する超音波プロー
ブ120の情報或いは傾角の情報、深さの情報などから
コンパレータ307に対する比較用データを発生する。
この時の傾角の時のBモード断層画像に対し、適正なS
TC処理(装置内部での調整処理及びユーザからの調整
処理による)がSTC309によって行われていれば、
比較データ発生部308では、これらのパラメータによ
らず、一定のデータを発生するだけでよい。
【0063】受信信号がこの比較用データより大きくな
ったタイミングでコンパレータ307は前方視画像表示
用メモリ310に対し書き込みパルスを発生し、この時
の受信信号のデータがトランスジューサの傾角、回転角
によって決まるアドレス上の前方視画像表示用メモリ3
10に書き込まれる。この時、管腔壁215からのエコ
ー反射強度を忠実に捕らえるために、エコー信号の深さ
方向に対するピーク検出、或いは、平均化などの処理を
行い、その結果を前方視画像表示用メモリ310に書き
込むこともできる。
【0064】そして、Bモード表示及び前方視画像表示
がそれぞれBモード断層画像表示用モニタ311及び前
方視画像表示用モニタ312に表示される。図17で
は、図16におけるコンパレータ307の書き込みパル
スの発生を表面情報検出部313で行っている点が異な
るが、基本的には、図16に示すデジタルで前方視画像
を得る場合と処理の内容が同じであるので、詳細な説明
は省略する。
【0065】表面情報検出部313は、比較電圧発生部
308′と、エッジ強調部314と、コンパレータ30
7とを含む。エッジ強調部314は、受信回路303か
ら出力された前方視画像をエッジを強調してコンパレー
タ307に出力する。比較電圧発生部308′は、使用
する超音波プローブ120の情報或いは傾角の情報、深
さの情報などからコンパレータ307に対する比較用デ
ータを発生する。コンパレータ307は、受信回路30
3と比較電圧発生部308′との出力を比較し、その比
較結果に応じて、書き込みパルスを発生する。他の動作
は、図16のデジタルで前方視画像を得る場合と同じで
あるので、省略する。
【0066】上記のような構成において、前方視用超音
波プローブ124を用いて前方視を行う場合において、
超音波ビームの放射方向を円錐上にスキャンする円錐ス
キャン部130について、いくつかの構成例を図18か
ら図21を参照して説明する。
【0067】図18は超音波ビームの円錐スキャン部1
30の第1構成例を示す図である。図18において、
(a)は上面図であり、(b)は(a)の18B−18
B断面図である。本第1構成例では、複数の超音波振動
子126を進行方向に対して角度を変えて配置し、各超
音波振動子126の電気的な切り換えによって超音波ビ
ームの放射方向が変化するように構成されている。
【0068】図18において、先端部110の回転子1
31の周囲に回転軸に対して、所定の角度を設定して超
音波振動子126を数個配置する。この超音波振動子1
26からはリード線がフレキシブルシャフト132内部
の中空部を経由して引き出され、或いはスリップリング
等の手段により回転系より外部に電気信号を伝達し、図
示しない超音波送受信回路へと導かれる。また、各超音
波振動子126への送受信の切り換えが電気回路(図示
しない)により可能となっている。一方、フレキシブル
シャフト132の手元側には駆動用モータ(図示しな
い)が接続されており、フレキシブルシャフト132に
より、先端部110の超音波振動子126へ回転力(例
えば、矢印A18方向)を伝達可能となる。これによ
り、機械的にラジアル操作を行いながら、電気的切り換
えによりビーム方向を変更できる。
【0069】上記のように構成することにより、図18
の第1超音波振動子1261 を電気的に選択した場合は
回転軸に対して垂直方向のラジアル断面が得られ、第2
超音波振動子1262 を選択すれば、多少前方に傾いた
円錐ラジアル断面となり、第3超音波振動子1263
… の所望の超音波振動子126を選択することによ
り、所望の角度の前方側のラジアル断面のスキャンが可
能となる。従って、ラジアル断面のビーム円錐スキャン
部130が実現できる。
【0070】図19は超音波ビームの円錐スキャン部1
30の第2構成例を示す図である。図19において、
(a)は背面図であり、(b)は、(a)の19B−1
9B断面図である。第1構成例では、複数の超音波振動
子126を用意して、電気的にビーム放射方向を切り換
えたのに対し、第2構成例及び第3構成例では1つの超
音波振動子126の方向を機械的に変化させて、ビーム
放射方向を変更する構成例を示す。
【0071】図19によれば、球形をした回転子131
の一方向に超音波振動子126を備え、その反対側に図
に示すような切り込み部131aを設ける。切り込み部
131aの方向と垂直方向に球体の中心を通るような固
定軸133を配し、この固定軸133にレバー134の
ほぼ中心を固定する。更に、回転伝達のためのフレキシ
ブルシャフト132の先端部に連結用シャフト135を
接続し、その反対側の端部に前記レバー134の端部と
回動自在な可動軸136で固定する。
【0072】また、前記レバー134の固定軸133に
対し可動軸136の反対側端部にコイルバネのような伸
縮性部材137を連結し、伸縮性部材137の他端部を
前記連結用シャフト135の可動軸136位置よりもフ
レキシブルシャフト132側に位置するように連結用シ
ャフト135と接続する。この時、伸縮性部材137が
フリー状態では、超音波振動子126の向きが回転軸に
対して垂直に保たれるようにレバー134を保持するス
トッパー(図示しない)が設置されている。
【0073】一方、第1構成例と同様に、超音波振動子
126からの信号は、図示しないロータリトランス等で
送受信回路へ導かれている。フレキシブルシャフト13
2の反対側端部は駆動軸138に連結されている。この
駆動軸138はクラッチ139を介して回転子131の
回転駆動用の図示しないモータ軸と連結され、図示しな
いモータの回転がフレキシブルシャフト132により先
端部110の超音波振動子126に伝えられることによ
り、回転子が図中矢印A19aの方向に回転して、ラジ
アル操作が可能となる。
【0074】駆動軸138には、図示しないこの駆動軸
138を張引する機構が設けられていて、駆動軸138
が図中矢印A19b方向に移動して、この機構により回
転子131の傾角が可変するようになっている。更に、
駆動軸138には、図示しない駆動軸138の張引量の
検出が可能な位置検出器が設けられており、この張引量
により先端部110の超音波振動子126の傾倒角度を
換算する。連結用シャフト135の張引は、フレキシブ
ルシャフト132を用いても良いし、張引用のワイヤを
フレキシブルシャフト132内に挿通して用いても良
い。また、駆動軸138の張引は、駆動軸にラックとピ
ニオンを配置して行っても良いし、リニアネジによる直
線移動を利用しても良い。
【0075】上記の構成により、ラジアル走査を行いな
がら、駆動軸138を張引して超音波振動子126の向
きを前方に傾倒可能となり、ラジアル断面のビーム円錐
スキャン部130が実現できる。
【0076】図20は図19の可変機構の変形例を示す
図であり、ラックとピニオン機構により、超音波振動子
126の傾倒を可能にしたものである。すなわち、前実
施例の固定軸133にピニオン歯車140を配置し、フ
レキシブルシャフト132との連結用シャフト135に
ラック歯車部135aを設ける。前記ピニオン歯車14
0用の軸には図示しないぜんまいバネを設置し、常にフ
レキシブルシャフト132の張引に対し戻り方向に余力
がかけられており、また、その余力により、フリー状態
で超音波振動子126の向きが進行方向に対して垂直に
保たれるようにラック歯車部135の端部が当たるよう
なストッパー軸141を設ける。
【0077】以上のような構成により前記ラック歯車と
ピニオン歯車とを噛み合わせて、図19と同様にフレキ
シブルシャフト132の張引により超音波振動子126
の傾倒が可能となる。
【0078】図21は超音波ビームの円錐スキャン部1
30の第3構成例を示す図である。図21は、超音波振
動子の傾角をモータ/エンコーダで可変調整する構成例
を示す。
【0079】図21において、小型のモータ/エンコー
ダ142は回転子131の中心に配置され、モータの回
転により超音波振動子126の傾角が変化するように構
成されている。モータは、例えばパルスモータが用いら
れて、外部からの制御信号により超音波振動子126の
向きの変更を可能とする。また、超音波振動子126の
傾角は、エンコーダにより検出できる。なお、モータ/
エンコーダ142は回転軸方向に設けてかさ歯車等で連
結して超音波振動子126の傾角を変化させるようにし
ても良い。ラジアル走査については、図19〜図21と
同様に行い、モータ/エンコーダ142及び超音波振動
子126の信号線は第1構成例と同様に図示しないロー
タリトランス等で取り出す。
【0080】以上の図18から図21に示すような超音
波ビームの円錐スキャン部130により、ラジアル断面
の超音波ビームの放射方向を可変にしてラジアル走査を
行うことが可能となる。
【0081】次に、X線照射方向とBモード断層画像と
の対応関係を表示する実施例について説明する。本実施
例は、先端部110に配置されたイメージング用超音波
プローブ122で得られた管腔のBモード断層画像と実
際の管腔の解剖学的位置関係を操作者に知らせるため
に、先端部110の位置のモニタ用として通常用いられ
るX線透視画像を得る際のX線照射方向とBモード断層
画像との対応関係を表示するものである。
【0082】図22は、X線照射方向とBモード断層画
像との対応関係を表示するための第1構成例を示す図で
あり、(a)は先端部110の概略構成を示し、(b)
は本実施例装置の表示例を示す。なお、図22(a)
は、ミラー127が回転するセクタ走査方式を示す概略
図である。
【0083】図22(a)に示すように、先端部110
にスリット状にその周囲よりX線吸収係数の低い部分1
10a(以下、「スリット」と称する)を形成してい
る。このスリット110aは、例えば、スリット110
aに該当する部分を除いて、先端部110の材料よりX
線吸収係数が高い材料でコーティングすることにより実
現できる。このような構成において、図22(a)のA
22の方向(スリット110aに平行な方向)にX線が
照射された場合には、モニタ上に表示される透視画像で
は、スリット110aの部分はその周囲より輝度が高く
表示される。また、X線照射方向がAの方向からわずか
にずれると、X線の直進性により、X線がスリット11
0aの部分を透過できなくなり、スリット110aの周
囲の部分のX線吸収係数がスリット110a部より高い
材料で決まる一様な黒化度となり、スリット110aの
部分は見えなくなる。この現象を利用することにより、
透視X線像上で先端部110を回転させながら観察し
て、スリット110aが見えるよう設定すれば、その時
のX線照射方向は図22(a)のA22の方向であるこ
とが確認できる。
【0084】このスリット110a方向とBモード断層
画像との位置関係を対応づけるため以下のようにする。
本実施例では管腔の断層像を得るために、ミラー127
を回転させて超音波ビームを管腔の長手方向(管腔内走
査プローブ100の進行方向)に垂直な面上で回転させ
ながらラジアル断面を得ており、各ビームの方向とその
解剖学的位置関係を対応づけるため超音波振動子126
の回転角度を検出して、ラジアル方向の各位置に対応し
たパルス信号を出力するエンコーダを用い、このエンコ
ーダ出力を使用してBモード断層画像を構成する。
【0085】例えば、本実施例において、600本の超
音波ビームの中でちょうど、或いは、ほぼスリット11
0aの方向(すなわち図中A22の方向)に向いている
超音波ビームを識別することができるので、例えば、図
22(b)のようにスリット110aの方向に対応する
超音波ビームに平行なマーカをBモード断層画像上に表
示する方法が実現できる。
【0086】この場合において、X線照射方向とBモー
ド断層画像表示用モニタ上でのBモード断層画像のラジ
アル方向との位置関係は相対的なものであるので、例え
ばBモード用の600本の超音波ビームの1本目のビー
ムデータを表示モニタ上のどこから書き始めるかは任意
に決定し得る。従って、例えばスリット110aの方向
に対応する超音波ビームのデータが常に表示モニタの、
例えば、水平方向になるように決めれば、図22(b)
に示すようなマーカをいれる必要はなく、操作者はX線
透視像でスリット110aが見えるよう設定された場合
には、常に表示モニタの水平方向がX線照射方向である
と認識できる。従って、本方法によれば、マーカを要せ
ずに、X線照射方向をBモード断層画像上に表示するこ
とができる。
【0087】以上に示した方法により、操作者はX線の
照射方向をBモード断層画像と対応づけて知ることがで
きる。しかし、X線透視像の奥行き方向の前後関係、言
い替えれば、上記のようにX線照射方向が表示モニタの
水平方向となるようにした場合の表示モニタ上のBモー
ド断層画像の左右がX線透視像のX線照射方向からみて
手前か奥のどちらに対応するのかが不明である。
【0088】ここで超音波振動子126を回転させるモ
ータの回転方向と表示の際の各超音波ビームに対応する
各Aモード信号からラジアル断面を構成する際のデータ
の並びの方向を適当に設定することにより、Bモード断
層画像は常に管腔内走査プローブ100の手元操作部か
ら先端部110方向を見た場合のラジアル断面として表
示するよう決められているとすると、前記の問題はX線
透視像でスリット110aが見えた場合にX線照射方向
はBモード断層画像の水平方向であることまでは分か
る。しかし、透視画像の上下がBモード断層画像の上下
にそのまま一致するのか、全く上下が反転しているのか
のどちらかが判別できない場合がある。この透視画像の
上下関係を対応づける手段を図23に示す。
【0089】図23は、X線照射方向とBモード断層画
像との対応関係を表示するための第2構成例を示す図で
あり、(a)は先端部110の概略構成を示し、(b)
は表示例を示す。図22と同じ部分には同じ符号を付
し、詳細な説明は省略する。
【0090】図22(a)に示したスリット110aに
更に図23(a)の丸で囲んだように、スリット110
a部分110aと同様にその回りよりX線吸収係数が低
い材料からなる部分110b(簡単のためスリット11
0aの切り欠きと呼ぶ)を加え、かつ、この切り欠きは
表示モニタ上でのBモード断層画像で、例えば下に対応
する位置(図中A23の方向)に形成されている。この
ようにすることにより、先端部110を回転させてX線
透視像でスリット110a部が見えるよう設定された場
合には図23(b)のように切り欠き110bも表示さ
れ、図23(b)のように見えた場合にはスリット11
0aの切り欠きはBモード断層画像上で下に対応するた
め、この場合にはX線透視像での上下の関係はBモード
断層画像での上下の関係と一致する。もしここで先端部
110を180°回転させると図23(b)のX線透視
像での切り欠き部110bは上方に表示されるので、こ
の場合にはX線透視像の上下とBモード断層画像での上
下は反転していると認識できる。
【0091】図24は、X線照射方向とBモード断層画
像との対応関係を表示するための第3構成例を示す図で
あり、(a)は先端部110の概略構成を示し、(b)
は表示例を示す。図22と同じ部分には同じ符号を付
し、詳細な説明は省略する。
【0092】図24(a)に示すように、図23(a)
の切り欠き部110bの代わりに、先端部110に機械
的な曲がりをつけ、その曲がりの方向を図23(a)の
場合の切り欠きと同じ方向に設定することにより、X線
透視像においてスリット110aが見えるよう設定した
上でその曲がりの方向を確認すれば、図23(a)、図
23(b)の場合と同様にX線透視像の上下とBモード
断層画像の上下の対応関係がわかる。
【0093】本実施例ではスリット110a部分のX線
吸収係数は、その周囲よりも小さい場合で説明したが、
逆にスリット110a部分の吸収係数が周りよりも高く
しても良く、その場合にも同様の効果が得られる。
【0094】上記の図23に示した切り欠きの入れ方や
図24に示した曲がりの入れ方はこれに限定されず、管
腔内走査プローブ100の上下関係が確認できるような
構成であれば良い。
【0095】また、管腔内走査プローブ100をX線透
視像上で表示しながら先端部110の超音波断層像を見
る場合、X線透視像上でどの位置の断層像を観察してい
るかが分かれば診断に有用である。次に、X線透視像で
超音波断層像の位置を検査者に認識させる手段を説明す
る。
【0096】先端部110で超音波断層像を見ている部
分をX線吸収率が周囲と異なる材質のもので構成する。
メカニカルスキャンの場合必ず内容液が必要であるため
内容液以外の部分をX線吸収率の高い材質で構成し、内
容液はX線吸収率の低い材質を用いればX線透視像上で
超音波断層像の位置が認識できる。また、トランスジュ
ーサ回転型スキャナの場合にはトランスジューサの部分
を、ミラー回転型スキャナの場合にはミラーの部分をX
線吸収率が周囲と異なる材質としても良い。
【0097】超音波断層像の位置を、X線画像上でマー
カにより表示する場合の例を示す。先端部110にX線
を極端に吸収する部分又は低吸収の部分を設ける。この
部分は幅と長さが異なるように構成し、X線画像上で方
向性を判断できるようにする。この部分は、例えば前述
した先端部110のスリット110aを利用しても良
い。
【0098】まずX線透視像上でこのX線高吸収部又は
低吸収部の形状及び座標を検出する。この形状及び座標
は、X線透視像から空間フィルタリング等の手法により
検出する。先端部110のX線高吸収部又は低吸収部と
超音波断層像の位置との関係について、各プローブ毎に
データを予め持っていれば、超音波断層像の位置は容易
に計算できる。次に、この形状及び座標から超音波断層
像の位置を計算しX線透視像上の当該位置に超音波断層
像の位置を示すマーカを表示する。図25に超音波断層
像の位置を示すマーカ(破線で示す)の表示例を示す。
この場合において、トランスジューサを前方に傾けて前
方視を行っているときは、トランスジューサの傾角情報
によってマーカの位置(傾き)を変えてやれば良い。ま
た、このマーカの長さは、超音波断層像の表示スケール
に応じて対応する長さに表示すれば良い。
【0099】以上のように、本発明の管腔内診断システ
ムによれば、管腔内走査プローブの進行のガイドを行
い、管腔の分岐部においては、管腔内走査プローブの先
端部を遠隔操作で所望の方向に向けることができ、更
に、管腔内走査プローブが所望の位置に達した後は、所
望の位置における超音波断層像や血流速度の情報を得る
ことができる。本発明は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々変形し
て実施できるのは勿論である。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果が得られる。本発明の管腔内診断システム
は、上記のように、医学の分野における胆管や膵管のよ
うな比較的細い消化器管内や冠状動脈や四肢の血管内の
診断、或いは、非破壊検査の分野における細管内部の検
査の際に、操作者に管腔内走査プローブの進行方向の画
像情報、X線像上での管腔内走査プローブの位置や進行
の向きの情報等を提供する。従って、本発明の管腔内診
断システムによれば、管腔内走査プローブの進行のガイ
ドを行い、管腔の分岐部においては、管腔内走査プロー
ブの先端部を遠隔操作で所望の方向に向けることがで
き、更に、管腔内走査プローブが所望の位置に達した後
は、所望の位置における超音波断層像や血流速度の情報
を得ることができる。
【0101】具体的には、本発明の管腔内診断システム
によれば、管腔内走査プローブの先端部の進行方向を制
御する進行方向制御手段を備えたので、管腔内走査プロ
ーブを任意の方向に移動可能、すなわち、遠隔操作で管
腔内走査プローブの先端部を所望の向きに設定して所望
の方向に管腔内走査プローブを管腔内を進行させること
ができ、超音波ビームを円錐状に走査する手段と前記超
音波ビームの照射方向と前記管腔内走査プローブの進行
方向とのなす角度を可変設定する手段とを備えたので、
充分な前方視画像が得られ、加えて、X線撮像手段を備
えて、管腔内の着目点における3次元的な位置を正確に
把握することを可能にした。従って、本発明の管腔内診
断システムによれば、管腔内の任意の位置及び方向にお
ける管腔内の血栓、腫瘍又は異物等の検査、並びに、流
体の速度が容易に測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る管腔内診断システム
の概略システムブロック図。
【図2】 図1の信号の流れを詳細に示したブロック
図。
【図3】 管腔内走査プローブの詳細ブロック図。
【図4】 舵取部の概略構成を示すブロック図。
【図5】 本発明の舵取機構の第1構成例を示す図。
【図6】 本発明の舵取機構の第2構成例を示す図。
【図7】 本発明の舵取機構の第3構成例を示す図。
【図8】 本発明の舵取機構の第4構成例を示す図。
【図9】 本発明の舵取機構の第5構成例を示す図。
【図10】 本発明の舵取機構の第6構成例を示す図。
【図11】 本発明の舵取機構の第7構成例を示す図。
【図12】 先端部に設けられた超音波プローブを使用
して前方視画像を得る方法を示す図。
【図13】 超音波前方視画像の表示方法例。
【図14】 図13(a)に示す超音波の放射軸と管腔
壁との関係を幾何学的に表す図。
【図15】 超音波エコーを検出する方法を説明するた
めの図。
【図16】 超音波による前方視を行うための概略ブロ
ック図。
【図17】 超音波による前方視を行うための概略ブロ
ック図。
【図18】 超音波ビームの円錐スキャン部の第1構成
例を示す図。
【図19】 超音波ビームの円錐スキャン部の第2構成
例を示す図。
【図20】 図19の超音波ビームの円錐スキャン部の
変形例を示す図。
【図21】 超音波ビームの円錐スキャン部の第3構成
例を示す図。
【図22】 X線照射方向とBモード断層画像との対応
関係を表示するための第1構成例を示す図。
【図23】 X線照射方向とBモード断層画像との対応
関係を表示するための第2構成例を示す図。
【図24】 X線照射方向とBモード断層画像との対応
関係を表示するための第3構成例を示す図。
【図25】 超音波断層像の位置を示すマーカの表示例
を示す図。
【符号の説明】
100…管腔内走査プローブ、110…管腔内走査プロ
ーブ先端部、110a…スリット、110b…切り欠き
部、超音波プローブ…120 122…管腔超音波断層用プローブ、124…前方視用
超音波プローブ、130…円錐スキャン部、131…切
り込み部、132…フレキシブルシャフト、133…固
定軸、134…レバー、135…連結用シャフト、13
6…可動軸、137…伸縮性部材、138…駆動軸、1
39…クラッチ、140…ピニオン歯車、135a…ラ
ック歯車部、141…ストッパー軸、142…モータ/
エンコーダ、150…前方視用内視鏡プローブ、160
…X線照射方向指示器、170…舵取部、172…接合
部、174…信号処理部、176…舵取操作部、180
…舵取り機構、181…噴射口、182…導入管、18
3…バルーン等、184…溝部、185…回転軸、18
6…支持アーム、187…形状記憶合金、188…導入
管、189…圧力室、190…送水方向変更板、191
…第1スクリュー、192…第2スクリュー、193…
吸い込み口、194…スクリュー、200…X線発生
器、210…被検体、215…管腔壁、220…X線検
出器、250…X線シネアンギオ装置、300…超音波
診断装置、301…スキャンコントロール部、302…
送信回路、303…受信回路、304…A/D変換器、
305…ラインメモリ、306…Bモード断層画像表示
用メモリ、307…コンパレータ、308…比較データ
発生部、308′…比較電圧発生部、309…STC、
310…前方視画像表示用メモリ、311…Bモード断
層画像表示用モニタ、312…前方視画像表示用モニ
タ、313…表面情報検出部、314…エッジ強調部、
350…内視鏡診断装置、400…データ処理器、45
0…表示器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住野 洋一 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管腔内に挿入される管腔内走査プローブ
    を備えた管腔内診断システムにおいて、 前記管腔内における前記管腔内走査プローブの先端部の
    進行方向を制御する進行方向制御手段と、 前記管腔断面の画像表示或いは前記管腔内の流体の流速
    測定を行うための超音波ビームを形成し、前記超音波ビ
    ームの送受信を行う超音波送受信手段と、 前記管腔内走査プローブの進行方向の前記管腔内の表面
    の光学像を得る光学視手段と、 前記管腔内の前記管腔内走査プローブの位置をモニタす
    るX線撮像手段と、の少なくとも一つの手段を具備する
    ことを特徴とする管腔内診断システム。
  2. 【請求項2】 前記超音波ビームを円錐状に走査する手
    段と、前記超音波ビームの照射方向と前記管腔内走査プ
    ローブの進行方向とのなす角度を可変設定する手段とを
    更に具備することを特徴とする請求項1に記載の管腔内
    診断システム。
  3. 【請求項3】 前記X線撮像手段によって得られたX線
    画像上に、前記超音波送受信手段で得られた前記管腔の
    超音波診断像の前記管腔の長手方向の位置を表示する手
    段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の管
    腔内診断システム。
  4. 【請求項4】 前記管腔内走査プローブの先端部の一部
    を選択的にその周囲と異なるX線吸収係数を有する材料
    で構成し、前記X線撮像手段はX線が前記管腔内走査プ
    ローブに対して所定の方向から照射されたことを確認す
    る手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の管腔内
    診断システム。
  5. 【請求項5】 前記X線撮像手段は、前記所定の方向に
    対応する前記管腔のX線撮像の撮像方向を確認する手段
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の管腔内診断シ
    ステム。
JP30360293A 1993-12-03 1993-12-03 管腔内診断システム Pending JPH07155316A (ja)

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Cited By (3)

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JP2003305044A (ja) * 2002-04-17 2003-10-28 Olympus Optical Co Ltd 超音波診断装置
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