JPH0715480B2 - 空間フイルタ式速度検出装置 - Google Patents
空間フイルタ式速度検出装置Info
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- JPH0715480B2 JPH0715480B2 JP62261681A JP26168187A JPH0715480B2 JP H0715480 B2 JPH0715480 B2 JP H0715480B2 JP 62261681 A JP62261681 A JP 62261681A JP 26168187 A JP26168187 A JP 26168187A JP H0715480 B2 JPH0715480 B2 JP H0715480B2
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- spatial
- speed
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被測定物との相対速度を空間フイルタ方式に
より、非接触で光学的に検出するようにした速度検出装
置に係り、特に、検出すべき速度範囲が広範囲にわたる
自動車などの速度検出に好適な空間フイルタ式速度検出
装置に関する。
より、非接触で光学的に検出するようにした速度検出装
置に係り、特に、検出すべき速度範囲が広範囲にわたる
自動車などの速度検出に好適な空間フイルタ式速度検出
装置に関する。
自動車などでの速度検出手段としては、従来から、車輪
の回転速度を検出する方法が主として用いられていた
が、アンチスキッド制御などを考慮した場合、車論の回
転によらずに自動車の速度を検出する方法が不可決にな
り、これに応じて、例えば、特開昭60−34062号公報な
どに開示されているような、いわゆる空間フイルタ式速
度検出装置が着目されるようになつてきた。
の回転速度を検出する方法が主として用いられていた
が、アンチスキッド制御などを考慮した場合、車論の回
転によらずに自動車の速度を検出する方法が不可決にな
り、これに応じて、例えば、特開昭60−34062号公報な
どに開示されているような、いわゆる空間フイルタ式速
度検出装置が着目されるようになつてきた。
そこで、この空間フイルタを用いた移動体の速度検出装
置について説明すると、第2図に示すように、走行路面
などの被測定物7の表面を投光器6からの光により照明
し、その光学像をレンズ1などによる結像光学系により
空間フイルタ検出器2上に投影させる。
置について説明すると、第2図に示すように、走行路面
などの被測定物7の表面を投光器6からの光により照明
し、その光学像をレンズ1などによる結像光学系により
空間フイルタ検出器2上に投影させる。
そして、この空間フイルタ検出器2の検出信号がプリア
ンプ4で増幅され、信号処理回路5で処理されることに
より被測定物7との相対速度が検出される。
ンプ4で増幅され、信号処理回路5で処理されることに
より被測定物7との相対速度が検出される。
空間フイルタ検出器2は、例えば、第3図に示すよう
に、シリコン太陽電池の表面に多数の短冊状のパターン
として形成されている受光部(エレメント)8を有する
ものが使用されるが、これらの受光部8は、基板11の表
面に2組のくし歯状のパターンが相互に噛み合うように
して形成された、いわゆるインターデイジタル形をな
し、それぞれ共通の電極9と基板11との間に、独立に存
在するフオトダイオードとして形成され、従つて、光電
変換信号はリード線12,13と共通リード14との間にそれ
ぞれ得られるようになつている。また、電極9の近傍は
遮光膜10により覆われ、これにより受光部8が正確な短
冊状をなすようにしてある。
に、シリコン太陽電池の表面に多数の短冊状のパターン
として形成されている受光部(エレメント)8を有する
ものが使用されるが、これらの受光部8は、基板11の表
面に2組のくし歯状のパターンが相互に噛み合うように
して形成された、いわゆるインターデイジタル形をな
し、それぞれ共通の電極9と基板11との間に、独立に存
在するフオトダイオードとして形成され、従つて、光電
変換信号はリード線12,13と共通リード14との間にそれ
ぞれ得られるようになつている。また、電極9の近傍は
遮光膜10により覆われ、これにより受光部8が正確な短
冊状をなすようにしてある。
プリアンプ4と信号処理回路5は、第4図に示すよう
に、それぞれが帰環用の抵抗17を有する2個の増幅器16
a,16bと、1個の差動増幅器18とで構成され、各増幅器1
6a,16bの入力に空間フイルタ検出器2からのリード12,1
3、それに共通リード414とが接続される。ここで、15は
空間フイルタ検出器2の各受光部8で構成されているフ
オトダイオードを表わす。
に、それぞれが帰環用の抵抗17を有する2個の増幅器16
a,16bと、1個の差動増幅器18とで構成され、各増幅器1
6a,16bの入力に空間フイルタ検出器2からのリード12,1
3、それに共通リード414とが接続される。ここで、15は
空間フイルタ検出器2の各受光部8で構成されているフ
オトダイオードを表わす。
ここで、第2図に戻り、被測定物7が移動すると、それ
につれて空間フイルタ検出器2上の像も移動する。そし
て、この被測定物7の表面に明暗の分布、すなわち、む
らが存在していた場合(存在しない場合は、まず考えら
れない)には、リード12,13の検出信号に時間的な変化
が現われ、これが受光部8のくし歯状の構造により、被
測定物7の像の移動に対応した周波数で変動する信号と
なる。
につれて空間フイルタ検出器2上の像も移動する。そし
て、この被測定物7の表面に明暗の分布、すなわち、む
らが存在していた場合(存在しない場合は、まず考えら
れない)には、リード12,13の検出信号に時間的な変化
が現われ、これが受光部8のくし歯状の構造により、被
測定物7の像の移動に対応した周波数で変動する信号と
なる。
このときの信号の周波数をfとすれば、被測定物の移動
速度vは次の(1)式により表わされる。
速度vは次の(1)式により表わされる。
f=Mv/p ……(1) ここに、M:光学系による被測定物の像の投影倍率 p:受光部の配列ピツチ ところで、この空間フイルタ式速度検出装置では、上記
したように、その速度を検出するために、複数個の受光
エレメントを所定の方向に、所定のピツチで配列した、
いわゆる空間フイルタ検出素子を必要とするが、上記従
来技術では、この空間フイルタ検出素子自身による信号
検出動作が固定のものとなつていた。
したように、その速度を検出するために、複数個の受光
エレメントを所定の方向に、所定のピツチで配列した、
いわゆる空間フイルタ検出素子を必要とするが、上記従
来技術では、この空間フイルタ検出素子自身による信号
検出動作が固定のものとなつていた。
しかしながら、自動車などの速度は、計測対象としてみ
た場合、その測定範囲、いわゆるダイナミツクレンジが
かなり広い。
た場合、その測定範囲、いわゆるダイナミツクレンジが
かなり広い。
しかるに、上記従来技術では、このようなダイナミツク
レンジの広さについて考慮されておらず、上記したよう
に、空間フイルタ検出素子の動作が、検出すべき速度と
常に1対1に対応しており、この結果、検出信号の周波
数も、また、速度と1対1に対応したものとなるため、
広範囲に変化する速度に対して信号処理のダイナミツク
レンジの点で問題があつた。
レンジの広さについて考慮されておらず、上記したよう
に、空間フイルタ検出素子の動作が、検出すべき速度と
常に1対1に対応しており、この結果、検出信号の周波
数も、また、速度と1対1に対応したものとなるため、
広範囲に変化する速度に対して信号処理のダイナミツク
レンジの点で問題があつた。
本発明の目的は、自動車などの速度計測に適用して、広
範囲にわたる速度の検出に際しても、信号処理のダイナ
ミツクレンジの面での対応が容易で、常に高精度の計測
が可能な空間フイルタ式速度検出装置を提供することに
ある。
範囲にわたる速度の検出に際しても、信号処理のダイナ
ミツクレンジの面での対応が容易で、常に高精度の計測
が可能な空間フイルタ式速度検出装置を提供することに
ある。
上記目的は、空間フィルタとして、x方向とy方向に複
数個の受光エレメントを配置した2次元イメージセンサ
を用い、この2次元イメージセンサの各受光エレメント
からの信号にその受光エレメントのx方向の位置に応じ
た荷重関数を乗算した上で加算して取り出すx方向空間
積和回路と、上記2次元イメージセンサの各受光エレメ
ントからの信号にその受光エレメントのy方向の位置に
応じた荷重関数を乗算した上で加算して取り出すy方向
空間積和回路とを設け、上記荷重関数を変えることによ
り、受光エレメントの配列ピッチを切換えた場合と同等
の空間フイルタ特性の変化が与えられるようにし、検出
すべき速度に応じて、空間フイルタの信号検出特性が制
御されるようにして達成される。
数個の受光エレメントを配置した2次元イメージセンサ
を用い、この2次元イメージセンサの各受光エレメント
からの信号にその受光エレメントのx方向の位置に応じ
た荷重関数を乗算した上で加算して取り出すx方向空間
積和回路と、上記2次元イメージセンサの各受光エレメ
ントからの信号にその受光エレメントのy方向の位置に
応じた荷重関数を乗算した上で加算して取り出すy方向
空間積和回路とを設け、上記荷重関数を変えることによ
り、受光エレメントの配列ピッチを切換えた場合と同等
の空間フイルタ特性の変化が与えられるようにし、検出
すべき速度に応じて、空間フイルタの信号検出特性が制
御されるようにして達成される。
空間フイルタ検出素子の受光エレメントの配列ピツチが
切換えられると、上記(1)式から明らかなように、検
出すべき速度が同一であつても、検出信号の周波数は変
化するから、検出すべき速度に応じて配列ピツチを変え
ることにより、信号処理すべき周波数範囲をあまり広く
することなく、速度検出に必要なダイナミツクレンジを
充分に与えることができる。
切換えられると、上記(1)式から明らかなように、検
出すべき速度が同一であつても、検出信号の周波数は変
化するから、検出すべき速度に応じて配列ピツチを変え
ることにより、信号処理すべき周波数範囲をあまり広く
することなく、速度検出に必要なダイナミツクレンジを
充分に与えることができる。
以下、本発明による空間フイルタ式速度検出装置につい
て、図示の実施例により詳細に説明するのであるが、そ
れに先立ち、本発明にいたるまでに検討した各種の先行
技術例について、説明する。まず、第5図は、第一の先
行技術例で、図において、3はスイツチ回路で、その他
は、この図でみる限りは第2図で説明した従来例と同じ
であるが、さらに空間フイルタ検出器2の接続が第1図
に示すようになつており、基板11上の各受光部8からの
リードが独立して外部に取り出され、スイツチ回路3の
中の各スイツチ30により、リード12と13のいずれかに切
換えて各増幅器16a,16bに入力されるようになつている
点で、従来例とは大きく異なつている。
て、図示の実施例により詳細に説明するのであるが、そ
れに先立ち、本発明にいたるまでに検討した各種の先行
技術例について、説明する。まず、第5図は、第一の先
行技術例で、図において、3はスイツチ回路で、その他
は、この図でみる限りは第2図で説明した従来例と同じ
であるが、さらに空間フイルタ検出器2の接続が第1図
に示すようになつており、基板11上の各受光部8からの
リードが独立して外部に取り出され、スイツチ回路3の
中の各スイツチ30により、リード12と13のいずれかに切
換えて各増幅器16a,16bに入力されるようになつている
点で、従来例とは大きく異なつている。
スイツチ回路3はm回路2接点構成の電子スイツチ回路
などで構成され、信号処理回路5から与えられる切換信
号Sによつて切換制御される。なお、ここで、mは受光
部8の個数であり、従つて、このmは偶数である方が望
ましい。
などで構成され、信号処理回路5から与えられる切換信
号Sによつて切換制御される。なお、ここで、mは受光
部8の個数であり、従つて、このmは偶数である方が望
ましい。
次に、この実施例の動作について説明する。
スイツチ回路3は切換信号Sの状態により、第6図に示
すように交互に他方の接点に切換えられるか、或いは第
7図に示すように2個づつ対になつて一方と他方に切換
えられるようになつており、このときの対応を、例え
ば、 第6図の状態→切換信号S=“0" 第7図の状態→切換信号S=“1" とする。
すように交互に他方の接点に切換えられるか、或いは第
7図に示すように2個づつ対になつて一方と他方に切換
えられるようになつており、このときの対応を、例え
ば、 第6図の状態→切換信号S=“0" 第7図の状態→切換信号S=“1" とする。
一方、信号処理回路5は、切換信号Sとして、上記
“0"、又は“1"を所定の条件に応じて発生すると共に、
これと平行して空間フイルタ検出器2の信号成分の周波
数fに基く速度vの算出処理を行なつているが、このと
き、切換信号S状態をモニタし、次のようにして速度v
の算出を行なう。
“0"、又は“1"を所定の条件に応じて発生すると共に、
これと平行して空間フイルタ検出器2の信号成分の周波
数fに基く速度vの算出処理を行なつているが、このと
き、切換信号S状態をモニタし、次のようにして速度v
の算出を行なう。
S=“0"→(1)式により速度vの算出 S=“1"→(2)式による速度vの算出 ここで、 f=Mv/2p ……(2) である。
次に、信号処理回路5による切換信号Sの発生動作につ
いて説明する。
いて説明する。
信号処理回路5は、予め設定してある所定の基準周波数
f0をもち、このf0と検出信号の周波数fとを比較し、次
のように動作する。
f0をもち、このf0と検出信号の周波数fとを比較し、次
のように動作する。
S=0で、f>f0→S=1にする。
S=1でf<f0→S=0にする。
そこで、いま、被測定物7の相対速度vが零から上昇し
たとする。
たとする。
そうすると、検出信号の周波数fも上昇してゆくが、こ
のとき、速度vが基準周波数f0に対応した速度v0に達す
るまでは、切換信号Sは“0"に保たれるから、このとき
には第6図の状態になり、第1図から明らかなように、
空間フイルタ検出器2は受光部8の配列ピツチがpの空
間フイルタとして動作し、信号処理回路5は(1)式に
より、周波数fから速度vを算出している。なお、この
状態は、第4図で説明した従来例と同じ動作条件になつ
ている。
のとき、速度vが基準周波数f0に対応した速度v0に達す
るまでは、切換信号Sは“0"に保たれるから、このとき
には第6図の状態になり、第1図から明らかなように、
空間フイルタ検出器2は受光部8の配列ピツチがpの空
間フイルタとして動作し、信号処理回路5は(1)式に
より、周波数fから速度vを算出している。なお、この
状態は、第4図で説明した従来例と同じ動作条件になつ
ている。
次に、この状態で、さらに速度vが増加し、検出速度の
周波数fが基準周波数f0を超えたとすると、この時点で
切換信号Sは、それまでの“0"から“1"に切換わり、こ
の結果、空間フイルタ検出器2の接続状態は第7図に示
すようになつて、受光部8の配列ピツチが2pの空間フイ
ルタとして動作するようになり、これに応じて、信号処
理回路5は(2)式による速度vの算出処理動作とな
る。つまり、このときには、空間フイルタの配列ピツチ
が2pと、それまでの2倍になつたことにより、同じ速度
vに対して検出信号の周波数は1/2になり、これに応じ
て(2)式による算出処理に切換えることにより、同一
速度vとしての算出結果が得られるようにしているので
ある。
周波数fが基準周波数f0を超えたとすると、この時点で
切換信号Sは、それまでの“0"から“1"に切換わり、こ
の結果、空間フイルタ検出器2の接続状態は第7図に示
すようになつて、受光部8の配列ピツチが2pの空間フイ
ルタとして動作するようになり、これに応じて、信号処
理回路5は(2)式による速度vの算出処理動作とな
る。つまり、このときには、空間フイルタの配列ピツチ
が2pと、それまでの2倍になつたことにより、同じ速度
vに対して検出信号の周波数は1/2になり、これに応じ
て(2)式による算出処理に切換えることにより、同一
速度vとしての算出結果が得られるようにしているので
ある。
他方、速度vが上記した基準周波数f0に対応した速度v0
以上にあるときから、相対速度が低下して速度v0以上に
なつたときには、切換信号Sの状態が“1"から“0"に切
換えられ、速度vの算出処理も(2)式から(1)に戻
り、同じく検出信号の周波数fから速度のvの検出が得
られることになる。
以上にあるときから、相対速度が低下して速度v0以上に
なつたときには、切換信号Sの状態が“1"から“0"に切
換えられ、速度vの算出処理も(2)式から(1)に戻
り、同じく検出信号の周波数fから速度のvの検出が得
られることになる。
従って、この第一の先行技術例によれば、信号処理回路
5によつて処理すべき周波数の上限をf0に保ったまま
で、従来装置における処理可能な速度vの2倍の速度2v
まで検出できることになり、信号処理回路5による周波
数処理のダイナミツクレンジの増加を伴なわずに速度検
出範囲を2倍にすることができる。
5によつて処理すべき周波数の上限をf0に保ったまま
で、従来装置における処理可能な速度vの2倍の速度2v
まで検出できることになり、信号処理回路5による周波
数処理のダイナミツクレンジの増加を伴なわずに速度検
出範囲を2倍にすることができる。
次に、第二の先行技術例について、第8図により説明す
る。
る。
この第8図の例は、空間フィルタ検出器2の受光部8を
3個おきに互に接続し、これらを4本のリードA,B,C,D
にまとめ、2回路2接点構成のスイツチ3の各スイツチ
31,32によつて切換えるようにしたものである。
3個おきに互に接続し、これらを4本のリードA,B,C,D
にまとめ、2回路2接点構成のスイツチ3の各スイツチ
31,32によつて切換えるようにしたものである。
2回路のスイツチ31,32は接点a,bに対して逆方向に切換
えられ、切換信号Sに対応して次のように制御される。
えられ、切換信号Sに対応して次のように制御される。
この結果、切換信号Sが“0"のときには、第6図の場合
と等価になり、受光部8の配列ピツチがpの空間フイル
タとして動作し、切換信号が“1"のときには第7図の場
合と等価で、このときには配列ピツチ2pの空間フイルタ
として動作することになり、結局、この実施例によつて
も、第1図の実施例と同等の動作が得られ、信号処理回
路5の周波数処理レンジの拡大を伴わずに、広い速度検
出レンジを与えることができる。
と等価になり、受光部8の配列ピツチがpの空間フイル
タとして動作し、切換信号が“1"のときには第7図の場
合と等価で、このときには配列ピツチ2pの空間フイルタ
として動作することになり、結局、この実施例によつて
も、第1図の実施例と同等の動作が得られ、信号処理回
路5の周波数処理レンジの拡大を伴わずに、広い速度検
出レンジを与えることができる。
この第8図の先行技術例によれば、スイッチ回路3の構
成が極めて簡単にできるという効果がある。
成が極めて簡単にできるという効果がある。
ここで、上記した先行技術例における空間フィルタの特
性についてまとめてみると、一般的には、受光部8をn
個づつ組合わせ、それらを別々に接続してやれば、配列
ピツチがnpの空間フイルタ検出器として動作する。つま
り、一般的には、受光部8の接続状態が周期npで変化し
ていればよい。
性についてまとめてみると、一般的には、受光部8をn
個づつ組合わせ、それらを別々に接続してやれば、配列
ピツチがnpの空間フイルタ検出器として動作する。つま
り、一般的には、受光部8の接続状態が周期npで変化し
ていればよい。
また、別の見地からすれば、受光部8をn−1個おきに
相互に接続した場合、nが偶数のときには、最小ピツチ
pから最大ピツチnp/2までの空間フイルタ検出器として
動作させることができる。
相互に接続した場合、nが偶数のときには、最小ピツチ
pから最大ピツチnp/2までの空間フイルタ検出器として
動作させることができる。
次に、以上の先行技術例により説明した空間フイルタの
特性切換方法を適用した本発の一実施例について、第9
図により説明する。
特性切換方法を適用した本発の一実施例について、第9
図により説明する。
この実施例は、2次元イメージセンサと空間積和回路を
組み合せたもので、これによれば、さらにフレキシブル
な空間フイルタ検出器を得ることが可能であり、第9図
において、22は2次元イメージセンサ、23はその受光エ
レメント、24および25はそれぞれ、x方向空間積和回
路、y方向空間積和回路である。
組み合せたもので、これによれば、さらにフレキシブル
な空間フイルタ検出器を得ることが可能であり、第9図
において、22は2次元イメージセンサ、23はその受光エ
レメント、24および25はそれぞれ、x方向空間積和回
路、y方向空間積和回路である。
空間積和回路24,25は、各受光エレメント23からのその
場所の光強度に対応した信号に、ある荷重関数をかけて
すべて加え合わせる働きをする。すなわち、x方向空間
積和回路24ではx方向に周期的な荷重関数がかけられ、
y方向空間積和回路25ではy方向に周期的な荷重関数が
かけられる。
場所の光強度に対応した信号に、ある荷重関数をかけて
すべて加え合わせる働きをする。すなわち、x方向空間
積和回路24ではx方向に周期的な荷重関数がかけられ、
y方向空間積和回路25ではy方向に周期的な荷重関数が
かけられる。
従つて、この実施例によれば、空間フイルタ検出器の受
光部のパターンを変える代りに、検出信号のサンプリン
グ状態を決める働きをする荷重関数を用い、この関数を
変化させることにより同等の機能が得られることにな
る。
光部のパターンを変える代りに、検出信号のサンプリン
グ状態を決める働きをする荷重関数を用い、この関数を
変化させることにより同等の機能が得られることにな
る。
そして、この実施例によれば、x方向、y方向の速度を
同時に測定可能である。
同時に測定可能である。
空間積和回路24,25からの出力は周波数測定回路26に入
力され、x方向、y方向の移動速度が求められる。この
値は空間積和回路24,25にフイードバツクされ、速度に
応じてx方向、y方向に周期的な荷重関数の周期(ピツ
チ)が変えられる。
力され、x方向、y方向の移動速度が求められる。この
値は空間積和回路24,25にフイードバツクされ、速度に
応じてx方向、y方向に周期的な荷重関数の周期(ピツ
チ)が変えられる。
本実施例によれば、2次元速度を測定することができ、
さらに空間フィルタパターンをフレキシブルに変えるこ
とができる効果がある。
さらに空間フィルタパターンをフレキシブルに変えるこ
とができる効果がある。
本発明によれば、空間フィルタ検出器からの検出信号の
周波数変化範囲を広げることなく、速度検出範囲の充分
な拡大が得られるから、信号処理回路が簡単で済むとい
う効果がある。
周波数変化範囲を広げることなく、速度検出範囲の充分
な拡大が得られるから、信号処理回路が簡単で済むとい
う効果がある。
そして、また、本発明によれば、2次元方向の速度を測
定することができ、且つ、空間フィルタパターンをさら
にフレキシブルに変えることができるという効果があ
る。
定することができ、且つ、空間フィルタパターンをさら
にフレキシブルに変えることができるという効果があ
る。
第1図は空間フィルタ式速度検出装置の第一の先行技術
例における空間フィルタ検出器の説明図、第2図は空間
フィルタ式速度検出装置の従来例を示す構成図、第3図
は空間フィルタ検出器の従来例を示す説明図、第4図は
従来例の回路図、第5図は空間フィルタ式速度検出装置
の第一の先行技術例を示す構成図、第6図及び第7図は
第一の先行技術例の動作を説明するための回路図、第8
図は第二の先行技術例における空間フィルタ検出器の説
明図、第9図は本発明による空間フィルタ式速度検出装
置の一実施例を示す説明図である。 1……レンズ、2……空間フイルタ検出器、3……スイ
ツチ回路、4……プリアンプ、5……信号処理回路、6
……投光器、7……被測定物、8……受光部(エレメン
ト)、11……基板、12,13……リード、14……共通リー
ド、30〜32……スイツチ、15……フオトダイオード、16
a,16b……増幅器、18……差動増幅器。
例における空間フィルタ検出器の説明図、第2図は空間
フィルタ式速度検出装置の従来例を示す構成図、第3図
は空間フィルタ検出器の従来例を示す説明図、第4図は
従来例の回路図、第5図は空間フィルタ式速度検出装置
の第一の先行技術例を示す構成図、第6図及び第7図は
第一の先行技術例の動作を説明するための回路図、第8
図は第二の先行技術例における空間フィルタ検出器の説
明図、第9図は本発明による空間フィルタ式速度検出装
置の一実施例を示す説明図である。 1……レンズ、2……空間フイルタ検出器、3……スイ
ツチ回路、4……プリアンプ、5……信号処理回路、6
……投光器、7……被測定物、8……受光部(エレメン
ト)、11……基板、12,13……リード、14……共通リー
ド、30〜32……スイツチ、15……フオトダイオード、16
a,16b……増幅器、18……差動増幅器。
Claims (1)
- 【請求項1】被測定物の光学像が移動する方向に所定の
ピッチで配列した複数個の受光エレメントからなる空間
フィルタを備え、これら複数個の受光エレメントによる
光電変換信号の解析により被測定物との相対速度を検出
する方式の空間フィルタ式速度検出装置において、上記
空間フィルタとしてx方向とy方向に複数個の受光エレ
メントを配置した2次元イメージセンサを用い、この2
次元イメージセンサの各受光エレメントからの信号にそ
の受光エレメントのx方向の位置に応じた荷重関数を乗
算した上で加算して取り出すx方向空間積和回路と、上
記2次元イメージセンサの各受光エレメントからの信号
にその受光エレメントのy方向の位置に応じた荷重関数
を乗算した上で加算して取り出すy方向空間積和回路と
を設け、これらx方向空間積和回路とy方向空間積和回
路から出力される信号を解析して上記被測定物との相対
速度を検出し、これらx方向空間積和回路とy方向空間
積和回路により与えられる上記荷重関数に応じて空間フ
ィルタ特性を変化させるように構成したことを特徴とす
る空間フイルタ式速度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62261681A JPH0715480B2 (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 | 空間フイルタ式速度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62261681A JPH0715480B2 (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 | 空間フイルタ式速度検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01105171A JPH01105171A (ja) | 1989-04-21 |
JPH0715480B2 true JPH0715480B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=17365250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62261681A Expired - Lifetime JPH0715480B2 (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 | 空間フイルタ式速度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0715480B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52143735A (en) * | 1976-05-25 | 1977-11-30 | Ono Sokki Seisakusho Kk | Pitch variable space filter detector |
JPS57154221A (en) * | 1981-03-19 | 1982-09-24 | Yokogawa Hokushin Electric Corp | Variable pitch space lattice |
-
1987
- 1987-10-19 JP JP62261681A patent/JPH0715480B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01105171A (ja) | 1989-04-21 |
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