JPH07154660A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH07154660A
JPH07154660A JP6216961A JP21696194A JPH07154660A JP H07154660 A JPH07154660 A JP H07154660A JP 6216961 A JP6216961 A JP 6216961A JP 21696194 A JP21696194 A JP 21696194A JP H07154660 A JPH07154660 A JP H07154660A
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JP
Japan
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camera
area
image
focus
attachment
Prior art date
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Withdrawn
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JP6216961A
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English (en)
Inventor
Akio Terane
明夫 寺根
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影アタッチメントを共通して用いることが
でき、測定器の表示管面の撮影時における調節制御を簡
単に行うことが出来るカメラを提供すること。 【構成】 測定器31の制御部32から出力される表示
部の輝度情報,トリガ信号情報,掃引スピード情報等の
信号を供給するアタッチメント接点14と、その供給さ
れた情報に応じて撮影の制御動作を行う制御部11とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ、詳しくは、オシ
ロスコープやロジックアナライザ等の測定器の管面の表
示画面の撮影が可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラによりオシロスコープやロ
ジックアナライザ等の測定器の管面の表示画面を撮影す
る場合、その測定器の表示管面に専用の撮影アタッチメ
ントを接続し、その撮影アタッチメントにカメラを装着
して行っている。この撮影アタッチメントは、撮影する
測定器専用であるため、一般的には、測定器の表示管面
からカメラまでの距離等の撮影に必要な条件が予め設定
可能であるため、輝度や掃引速度等を考慮してシャッタ
ースピード、絞り等を決めることができる。又、通常、
測定器からのトリガ信号を用いてカメラを同期させて撮
影することが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法では、測定器毎に専用の撮影アタッチメント
が必要であるため、測定器を変える毎に撮影アタッチメ
ントも変えなければならず、取り扱いが煩雑であり、
又、カメラの調節制御も、その撮影アタッチメント毎に
調節し、更に持っている機能に限定されるという課題が
ある。
【0004】本発明は、従来の測定器の表示管面の撮影
におけるこのような課題を考慮し、撮影アタッチメント
を共通して用いることができ、測定器の表示管面の撮影
時における調節制御を簡単に行うことが出来るカメラを
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、自己が接続さ
れるべき表示画面の表示状況に関する情報を当該接続さ
れるカメラに伝送ないし供給可能な撮影アタッチメント
との接続手段と、その接続手段を通して供給される情報
に応じて撮影の制御動作を為すための制御手段とを備え
たカメラである。
【0006】
【作用】本発明は、接続手段を介して、撮影アタッチメ
ントから表示画面の表示状況に関する情報を供給された
制御手段が、その情報に応じて撮影の制御動作を行う。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。
【0008】図1は、本発明の一実施例を示すビデオカ
メラの主要ブロック構成図である。本実施例のカメラ1
においては、被写体19の被写体光は、鏡筒部前面に露
呈して配設された光学要素である保護ガラス2を介して
フォーカスレンズ3で取り込まれ、更に、絞り4を通過
し、撮像素子5の結像面上に結像する。該撮像素子5
は、被写体像を電気信号に変換し、撮像回路6に出力す
る。撮像回路6からの出力信号は、直接、映像信号とし
て他の記録系に出力されると同時に、2値化処理回路7
に入力され、2値化映像信号として他の記録系に出力さ
れる。更に、撮像回路6からの映像出力信号は、被写体
の階調の如何を識別する識別手段である像域分離回路8
にも入力される。この像域分離回路8においては、後述
するように撮像画面の映像輝度状態を判別して、撮像画
面を自然画領域である階調化(ディザ処理)画像の階調
画領域と、文字部分である単純2値化画像領域と、原稿
の地の部分の領域とに分離する。像域分離回路8の上記
分離情報信号は、2値化処理回路7に入力され、分離情
報に基づいて、各領域に適応した2値化処理が行われ
る。
【0009】上記撮像回路6の映像出力信号は、更に、
上記識別手段による識別結果に応じて撮影条件を選択す
る選択手段であるAF回路9にも入力される。該AF回
路9には上記像域分離回路8の領域分離信号も入力され
る。そして、合焦位置を求めるに際して、後述するよう
に上記領域分離情報を加味してフォーカスレンズ3の合
焦位置が求められる。その合焦位置情報は駆動部10に
出力される。
【0010】該駆動部10は、フォーカシングレンズ3
の合焦駆動,図示しないズームレンズのズーミング駆
動,絞り4の駆動,更に、保護ガラス2を超音波振動さ
せ水滴等のごみを除去するための加振手段である超音波
振動子15の駆動、また、撮像回路6等の駆動制御を行
う。
【0011】上記保護ガラス2の被写体側表面の電気抵
抗を測定するセンサであって水滴等のごみの付着状態を
検出するごみセンサ13と、撮影アタッチメントとの接
続手段であるアタッチメント接点14が鏡筒前面に配設
されている。なお、上記撮影アタッチメントとは、例え
ば、オシロスコープやロジックアナライザ等の測定器の
管面上の表示画像を撮影するためにカメラの鏡筒前部に
取り付ける筒状のアタッチメントである。
【0012】制御部11は、前記AF回路9,駆動部1
0の動作をコントロールし、更に、上記ごみセンサ13
からの検出信号に基づいて超音波振動子15の駆動を指
示し、上記アタッチメント接点14から入力されるアタ
ッチメントを介しての撮影時の制御を行う。なお、該ア
タッチメント撮影指定時に撮影不能等の状態になった場
合、アラーム音を発音するアラーム12のコントロール
も行う。また、制御部11には、フォーカスエリアの設
定に関するモード選択用のスイッチや上記ごみ除去用の
超音波振動子15を、ごみセンサ13の出力に応じて自
動的に駆動する自動ごみ除去モードを設定するスイッチ
等からなるスイッチ群11aが接続されている。
【0013】次に、本実施例のカメラ1によりオシロス
コープやロジックアナライザ等の測定器の管面の表示画
面を撮影するときの動作について説明する。
【0014】図8は、前記図1のブロック図のカメラ1
の要部と、該カメラ1の鏡筒前部に撮影アタッチメント
21とアダプタ22を装着し、該アダプタ22が上記測
定器31の表示管面33a部に取り付けられた状態を示
した図である。ここでアダプタ22は測定器31が異な
っても、この撮影アタチメント21を使用できるように
するためのものである。測定器31に内蔵される制御部
32からは、表示画面の表示状況に関する情報である表
示部の輝度情報,トリガ信号情報,掃引スピード情報等
の信号が出力され、接続手段である装着検出センサ24
を介して、更に、カメラ1の接続手段であるアタッチメ
ント接点14を介して、カメラ1の制御部11に取り込
まれる。また、上記管面33aの大きさには6インチ〜
7インチのものがあり、従来では専用のアタッチメント
を使用していたが、本例ではアダプタ22により調整さ
れる。縦横比等の画角情報は、アタッチメント内蔵の枠
メモリ23に格納されており、上記アタッチメント接点
14を介して、制御部11に取り込まれる。なお、上記
メモリ23には更にフォーカス情報(アタッチメントの
長さ情報)も格納されている。
【0015】上記アダプタ22、または、撮影アタッチ
メント21が装着され、その装着状態が不完全であった
場合、上記装着検出センサ24やアタッチメント接点1
4から接触不良の信号が出力される。その場合、制御部
11はトリガを禁止し、アラーム12より警告音を発す
る。
【0016】撮影アタッチメント21、および、アダプ
タ22が装着された場合、制御部11は、枠メモリ23
の画角情報を取り込む。そして、カメラ側のズーミング
を行って、画角を設定し、測定器31の表示管面33a
の寸法に合致せしめる。更に、フォーカシングについて
も同様に枠メモリ23のフォーカス情報を取り込み、カ
メラ側のフォーカシングを行って、測定器31の表示管
面33aを被写体位置とする。なお、これらのズーミン
グ、および、フォーカシングが制御範囲をオーバしたと
きには、上記アラーム12より警告音を発する。
【0017】また、測定器31から出力される管面33
aの表示輝度情報は、前述したように制御部11に取り
込まれ、シャッタ,絞りが制御される。このときも適正
露光が採れないときは、アラーム12より警告音を発す
る。
【0018】更に、測定器31がシングルモードの表示
を行っているとき、測定器31のトリガ信号が制御部1
1に取り込まれ、カメラ側のシャッタが切られる。ま
た、掃引速度情報も制御部11に取り込まれ、カメラ1
のシャッタ速度が設定される。この場合も設定可能なシ
ャッタ速度範囲を越えた場合、アラーム12より警告音
を発する。
【0019】以上のように、本実施例によれば、共通の
撮影アタッチメントを用いることができ、測定器の撮影
時における調節制御を簡単に行うことが出来る。
【0020】ところで、近年、黒板に書かれた文字や、
印刷等の文字画像の2値画像が撮影可能なカメラが商品
化されている。
【0021】一方、従来のビデオカメラのフォーカシン
グは、所謂、AF(オートフォーカス)処理により撮影
レンズを合焦位置に移動して行われる。そのAF方式の
1つとして、画面中央部の映像信号から抽出されるコン
トラスト値の最大を示す位置を検出して、その位置を合
焦位置とするパッシブ法の山登り方式がある。この方式
の他に赤外光や超音波を使ったアクティブ法がある。何
れの方法においても画面の中央部分を対象にしたもの
で、被写体が中央に位置していることを前提としたフォ
ーカシング手法である。
【0022】ところが、文書画像をビデオカメラに取り
込む場合、上述の従来の山登り方式等を適用したAF処
理は適していない。即ち、文書画像の場合、必ずしも、
合焦領域である画面中央に当該する文字、または、絵が
位置しているとは限らないからである。例えば、書物を
開いて状態の両面のページを撮影しようとする場合、両
ページ全体を画面一杯に入れると、中央部は当然ながら
書物の開いた谷部が位置する。この部分を前記従来のA
F方式で処理すると、誤測距する可能性が大きい。
【0023】また、従来の山登り方式等を適用したAF
処理により黒板、ホワイトボード等に書かれた文字等を
撮像する場合、画面中央に上記文字部分が位置している
とは限らず、該中央部が黒の部分、あるいは、白の部分
であることもある。従って、上記山登りAF方式ではコ
ントラスト情報が得られず、誤測距により全くのピンボ
ケの撮影をする可能性が高い。
【0024】また、上記従来の文書画像の2値化画像の
撮影可能なカメラは、通常の階調画像である自然画像の
撮影には適していない。更に、2値化画像と自然画像と
が混在した画面の撮影にも適していない。
【0025】このような従来の問題点を解決するための
方法について、上記図1に示すカメラを例に説明する。
【0026】まず、上述の像域分離回路8における像域
分離動作について説明する。
【0027】この像域分離動作とは、1撮影画面の該当
する領域の各輝度に対応する画像データの頻度レベルの
ヒストグラムによって次の3つの画面領域に分離する処
理である。その分離領域とは、図2に示すように1撮影
画面G0の中で、1つは、画像が自然画(階調画)であ
り、すべての輝度範囲に対応する頻度レベルが平均的に
存在する領域R1と、他の1つは、文字等の画像のよう
に、白/黒の2つの輝度に対して頻度レベルが高い領域
R2と、更に他の1つは、原稿の地の部分の状態であ
り、白、または、黒のいずれかの輝度範囲に対してレベ
ルが高くなっている領域R3の3種類の領域である。上
記輝度に対するヒストグラム特性は、領域R1では図3
の(A)に示す特性HAを有し、領域R2では図3の
(B)に示すように白黒2つのピークを持つ特性HBを
有し、領域R3では図3の(C)に示す特性HCまたは
HDの何れかのピークを有する。なお、特性HCは黒
地、特性HDは白地に対応するヒストグラムである。
【0028】本実施例のカメラにおいては、撮像素子5
によって取り込まれた映像データの1画面の所定の単位
エリアBn(図2参照)毎の輝度のヒストグラム特性を
上記図3に示す輝度に対するヒストグラム特性と対比さ
せ、上記画面を3つの領域R1,R2,R3に識別し、
分離する。なお、この分離処理は前記像域分離回路8に
よって行われる。そして、制御部11に内蔵する選択手
段により該領域R1,R2,R3の面積の程度を判別し
て、妥当なフォーカスエリアを設定し、AF処理が行わ
れる。
【0029】次に、以上のように構成された本実施例の
カメラのAF処理について、図4,5のフローチャート
等を用いて説明するが、その説明に先立って、山登りA
Fの処理過程について説明する。
【0030】図6は、上記カメラのフォーカスレンズ3
の繰り出し位置に対するAF評価値であるコントラスト
値の変化特性曲線CAを示す線図であるが、上記山登り
AF処理時により、スタート点P1からこの特性曲線C
Aを辿って頂点である合焦点P4が検出される。その処
理過程は、4つの過程に分けられる。即ち、第1の過程
Q1では、山登りの方向を確認して、その方向にレンズ
3を移動させる。第2の過程Q2では、コントラスト値
の増加を確認しながらレンズ3を更に同一方向に移動さ
せる。第3の過程Q3では、コントラスト値が一旦減少
したことによって、頂点を越えたことを確認し、レンズ
3を逆方向に移動させる。第4の過程Q4では、過去の
コントライト値の最大値を示す頂点の合焦位置P4まで
レンズ3を逆方向に移動させ合焦駆動を終了する。
【0031】さて、本実施例のカメラのAF処理におい
ては、図4のフローチャートに示すように、まず、ステ
ップS11で像域分離が可能な程度のフォーカシング状
態であるかどうかの判定を行う。この像域分離処理は、
前記図3の輝度のヒストグラム特性をチェックするの
で、予め、粗い精度のフォーカシングがなされている必
要がある。そこで、上記ステップS11のチェックが必
要となる。上記粗い精度のフォーカシング状態とは、例
えば、少なくとも図6の線図で示すと、第3の過程Q3
の範囲B上にレンズ3が位置している状態である。
【0032】そして、レンズ3が上記範囲B外にあり、
像域分離が不可能であると判別された場合、ステップS
12に進み、フォーカスエリアを中央に設定する。図7
は、画面G1に対して中央に設定されたフォーカスエリ
アR0を示している。ステップS13において、サブル
ーチン「第1の山登りAF処理」を実行する。この山登
りAF処理は、粗い精度のAF処理であり、図6に示す
AF処理過程では第1〜3の過程Q1,Q2,Q3まで
の処理が実行され、レンズ3は範囲B内に駆動される。
なお、このAF処理は、高速性を必要とし、外部の測距
センサを用いて行っても良い。また、異なる特性のフィ
ルタでコントラスト値を採った場合、例えば、図6の特
性線に示す特性CBのように異なった特性を示し、合焦
位置に近ければ、コントラスト値が大きく変化する。そ
の特性を利用して2つのフィルタを用いてAF処理を行
ってもよい。
【0033】続いて、ステップS14にてサブルーチン
「フォーカスエリア判定」が実行される。この処理は、
後述するように像域分離の結果である画像の像域R1,
R2の面積の割合に基づいて合焦すべきエリアを選択す
る処理である。該サブルーチン処理後、ステップS15
に進み、上記合焦すべきエリアに関する第2の山登りA
F処理が実行される。この山登りAF処理は、前記図6
に示したAF処理過程の全過程Q1,Q2,Q3,Q4
を実行して、合焦位置P4を検出するものである。但
し、AF処理を高速化するため、範囲B内からスタート
し、過程Q3,Q4のみでAF処理を終了してもよい。
【0034】図5は、前記サブルーチン「フォーカスエ
リア判定」のフローチャートである。まず、ステップS
21において、例えば、前記図2に示す画面G0の画像
データを像域分離した結果、即ち、階調画領域R1、お
よび、2値化画領域R2に関する該領域の位置と面積デ
ータを取り込む。そして、ステップS22で制御部11
のスイッチ群11aによって、指定されているフォーカ
スエリアモードをチェックする。もし、フォーカスエリ
アを中央部に設定するモードが指定されていれば、ステ
ップS27にジャンプし、階調画にフォーカシングする
モードが指定されていれば、ステップS28にジャンプ
する。また、オート指定であれば、ステップS23に進
む。
【0035】上記ステップS27にジャンプした場合、
前記図7の中央部R0をフォーカスエリアに設定する。
また、上記ステップS28にジャンプした場合、上記階
調画領域R1をフォーカスエリアに設定する。
【0036】上記ステップS23に進んだ場合、上記2
値化画領域R2の面積の大きさをチェックする。そし
て、その面積が1画面の面積の1/5以上あるときはス
テップS25にジャンプして、2値化画領域R2をフォ
ーカスエリアに設定する。また、領域R2の面積が1/
5以下であれば、ステップS24に進む。そして、階調
画領域R1と2値化画領域R2の面積の合計を求め、該
合計の面積が1画面の面積の1/5以上あるときはステ
ップS26にジャンプして、階調画領域R1と2値化画
領域R2との双方の領域をフォーカスエリアに設定す
る。更に、上記合計の面積が画面の面積の1/5以下で
あるときはステップS27にジャンプして、中央領域を
フォーカスエリアに設定する。
【0037】上述のようにフォーカスエリアの設定を終
了すると、本ルーチンを終了し、引き続いて前記図4の
ステップS15の第2の山登り処理が行われる。
【0038】なお、上記フォーカスエリアの判定、およ
び、AF処理に代わる変形例として、階調画領域R1と
2値化画領域R2に対して重み付けを行い、その重み付
けを考慮したAF処理を行うようにしてもよい。例え
ば、重み付け係数として階調画領域R1に対して0.
3、また、2値化画領域R2に対して0.7を与える。
但し、原稿の地の領域R3に対しては、重み付けは値0
とする。そして、それぞれの重み付けを当該する領域の
面積を乗じて得られる値を合焦位置の評価に適用するA
F処理を行っても良い。
【0039】以上述べたように、本実施例のカメラのA
F処理では、高速度で粗いピント合わせを行った後、像
域分離処理によって、判定された階調画領域R1と2値
化画領域R2、または、原稿の地の領域R3に応じてA
F評価値を採るフォーカシングエリアを決めることで高
精度のAFが可能になる。また、そのとき、各々の面積
に応じてフォーカスエリアを変えるため、フォーカス情
報としてのAF評価値をより精度よく捉えることができ
る。
【0040】また、本実施例のものは、像域分離情報を
AF処理のフォーカスエリアの設定に用いたが、その他
に上記像域分離情報をAE処理(自動露出制御)の露光
条件を設定するために利用することも可能である。
【0041】以上のように、本実施例のカメラは、撮影
を行うに際して、被写体の階調の如何を識別し、その識
別結果に応じて撮影条件を選択するようにしたので、撮
影しようとする画面が文書画像の2値化画像であって
も、通常の自然画像であっても、更には、それらの画像
が混在した画面であっても、最適の撮影条件を自動的に
設定することが可能となる。
【0042】本カメラ1は、更に、鏡筒部に付着した水
滴,ごみ等を必要に応じて除去する機能を有している。
即ち、前記図1に示すように鏡筒の外部に露呈可能とさ
れた光学要素である保護ガラス2を超音波加振手段であ
る超音波振動子15により振動させ、付着した水滴、ご
み等を振るい落とすごみ除去を行うことが可能であり、
その動作により解像性能の劣化を防止する。
【0043】次に、そのごみ除去動作について図9,図
10を用いて説明する。なお、本例の場合、鏡筒前面に
配設された保護ガラス2を超音波振動させたが、鏡筒前
面に撮影レンズが配設されるものにあっては、その撮影
レンズを超音波振動させてごみ除去動作を行うことにな
る。
【0044】図9は、前記図1にも示した本例のカメラ
1の、特に鏡筒部回りの要部ブロック構成図である。本
図に示すように鏡筒前面に配設される保護ガラス2に
は、超音波振動子15が装着されており、更に、フォー
カスレンズ3は、超音波モータで構成されるフォーカス
モータ42により進退駆動可能となっている。上記超音
波振動子15とフォーカスモータ42は、制御部11に
より駆動部41を介して駆動される。保護ガラス2には
水滴,ごみ等の付着を検出するごみセンサ13が装着さ
れている。そして、保護ガラス2に水滴、または、ごみ
が付着すると該センサ13の電気抵抗が減少し、制御部
11にて、ごみの付着が検出される。
【0045】また、制御部11に接続されているスイッ
チ群11aを操作することにより、保護ガラス2に付着
したごみ等を自動的に取り除く自動ごみ除去モードと、
手動操作により超音波振動子15をオン状態とし、ごみ
等を取り除く手動ごみ除去モードと、超音波振動子15
をオフ状態とするごみ除去禁止モードを選択可能とす
る。
【0046】図10は、上記カメラ1のごみ除去処理の
フローチャートである。本図に示すように、まず、ステ
ップS31においてスイッチ11aの状態をチェックす
る。上記自動ごみ除去モードが指定されていれば、ステ
ップS32に進み、ごみの付着状態をごみセンサ13の
出力によりチェックする。ごみが付着した状態であれ
ば、後述するステップS33に進む。ごみが付着してい
ない状態であれば、ステップS35にジャンプし、超音
波振動子15をオフ状態として本ルーチンを終了する。
【0047】また、上記ステップS31のチェックでス
イッチオンの状態であり手動ごみ除去モードが指定され
ていれば、直接、後述するステップS33に進む。ま
た、スイッチオフでごみ除去禁止モードが指定されてい
れば、ステップS35にジャンプし、超音波振動子15
をオフ状態とし、本ルーチンを終了する。
【0048】上記ステップS33に進んだ場合、フォー
カスモータ42が現在駆動中かどうかをチェックする。
該フォーカスモータ42が駆動中である場合、その駆動
部41が超音波振動子15の駆動と共用であることから
ステップS35にジャンプして、超音波振動子15をオ
フ状態とし、本ルーチンを終了する。また、フォーカス
モータ42が現在駆動中でなければ、ステップS34に
進み、超音波振動子15の駆動を開始し、ごみの除去を
実行する。
【0049】以上説明したように本カメラは、超音波振
動子15により鏡筒前面に配設される保護ガラス2を超
音波振動させることによって、該保護ガラス2に付着し
た水滴,ごみ等を除去することが可能である。従って、
カメラ1の鏡筒部を使用者が清掃できないような環境で
使用されるカメラ、例えば、内視鏡用のカメラなどで、
身体内に挿入され、体液等で光学要素表面がよごれて撮
影に支障が生じるものに適用すると非常に有効である。
【0050】なお、上記実施例では、超音波振動子15
の駆動を、駆動部41によりフォーカスモ−タ42の駆
動と共用としたが、これに代えて、超音波振動子15専
用の駆動部を別に設けてもよい。この場合は、フォーカ
スモータ42の駆動に関係なく、ごみの除去を行うこと
が出来る。
【0051】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明のカメラは、撮影アタッチメントを共通して用いる
ことができ、測定器の表示管面の撮影時における調節制
御を簡単に行うことが出来るという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すカメラの主要ブロック
構成図である。
【図2】上記図1のカメラにおいて、1画面を像域分離
処理により像域分離した状態を示す図である。
【図3】上記図2の像域分離された領域の画像データの
輝度に対する画像データの頻度を示すヒストグラムの例
であって、(A)は階調領域R1に対するヒストグラム
であり、(B)は単純2値化領域R2に対するヒストグ
ラムであり、(C)は原稿の地の領域R3に対するヒス
トグラムである。
【図4】上記図1のカメラにおけるAF処理のフローチ
ャートである。
【図5】上記図4のAF処理でコールされるサブルーチ
ン「フォーカスエリア判定」処理のフローチャートであ
る。
【図6】上記図1のカメラにおける山登りAF処理過程
を示す図である。
【図7】上記図1のカメラにおけるAF処理で画面中央
に位置するフォーカスエリアを示す図である。
【図8】上記図1のカメラにおいて、撮影アタッチメン
トを利用して測定器の表示管面を撮影するときのブロッ
ク構成図である。
【図9】上記図1のカメラのごみ除去処理を行う状態で
の要部ブロック構成図である。
【図10】上記図1のカメラのごみ除去処理でのフロー
チャートである。
【符号の説明】
8 像域分離回路(識別手段) 11 制御部(選択手段) 14 アタッチメント接点(接続手段) 21 撮影アタッチメント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己が接続されるべき表示画面の表示状
    況に関する情報を当該接続されるカメラに伝送ないし供
    給可能な撮影アタッチメントとの接続手段と、その接続
    手段を通して供給される情報に応じて撮影の制御動作を
    為すための制御手段とを備えたことを特徴とするカメ
    ラ。
JP6216961A 1994-09-12 1994-09-12 カメラ Withdrawn JPH07154660A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115095768A (zh) * 2022-07-15 2022-09-23 王海友 建筑监测预警系统
CN115095768B (zh) * 2022-07-15 2024-05-31 广州市市政工程监理有限公司 建筑监测预警系统

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