JPH07154611A - 暗号通信機能付ファクシミリ装置 - Google Patents

暗号通信機能付ファクシミリ装置

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JPH07154611A
JPH07154611A JP5298606A JP29860693A JPH07154611A JP H07154611 A JPH07154611 A JP H07154611A JP 5298606 A JP5298606 A JP 5298606A JP 29860693 A JP29860693 A JP 29860693A JP H07154611 A JPH07154611 A JP H07154611A
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JP
Japan
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secret
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Pending
Application number
JP5298606A
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English (en)
Inventor
Koichi Shibata
浩一 柴田
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】暗号通信機能付ファクシミリ装置において、暗
号通信の際に必要な秘密暗号鍵に対するセキュリティを
保つとともに、ユーザがパスワードを忘れた場合におい
て、ユーザインタフェースの改良を図ること。 【構成】予め定められた操作に応答して、記憶手段に記
憶されている秘密暗号鍵およびパスワード登録手段に登
録されているパスワードを消去するようにした。 【効果】パスワードを忘れた場合に、二度と秘密暗号鍵
にアクセスできないという状況を回避することができ
る。パスワードを忘れた場合は、パスワードおよび秘密
暗号鍵が消去されるが、実使用上においては不都合なく
使用できる。また、サービスマン等にパスワードの内容
をアクセスさせる構成にしなくてよいから、秘密暗号鍵
に対するセキュリティを高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、暗号通信機能を有す
るファクシミリ装置に関し、特に、かかるファクシミリ
装置におけるパスワードおよび秘密暗号鍵の設定の仕方
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置には、送信中における
データを第三者が傍受するのを防止するために、暗号通
信機能を有するものがある。従来の暗号通信機能を有す
るファクシミリ装置では、送信時に、送信データを秘密
暗号鍵により暗号化し、暗号化されたデータを電話回線
へ送出していた。そして受信側装置では、受信されたデ
ータを送信側と同じ秘密暗号鍵に基づいて、暗号化され
ていない文章、すなわち平文に戻していた。
【0003】図3および図4に、従来の暗号通信機能を
有するファクシミリ装置の通信の流れおよび暗号化の原
理を示す。まず、図3Aを参照して、送信する原稿は送
信側ファクシミリ装置のスキャナで読取られ、MH,M
R等のファクシミリ送信のための圧縮符号化が施され
る。その後データの暗号化が行われる。データの暗号化
は、図4Aに示すように、暗号化前の平文Pに対して、
秘密暗号鍵Kによる暗号化アルゴリズムが施される。秘
密暗号鍵Kは、たとえば16桁の数字で構成されてお
り、この数字に基づいて暗号化アルゴリズムが施され、
暗号文Cに変換される。そして暗号文Cはモデムから電
話回線へと送出される。
【0004】一方、受信側ファクシミリ装置では、電話
回線から送られてきたデータをモデムを介して受け取
り、受け取った文章を平文化する。平文Pは、図4Bに
示すように、暗号文Cに対して暗号化に使用したものと
同じ秘密暗号鍵Kを用いて平文化アルゴリズム処理を行
うことにより得られる。そして、この平文Pは、図3B
に示すように、MH,MR等のファクシミリ通信のため
の符号化伸張が施されて、元の文章に直され、プリンタ
で印字されて出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】暗号通信に用いられる
上記の秘密暗号鍵は、ファクシミリ装置の不揮発性メモ
リに登録され、パスワードで保護されるようになってい
る。このため、秘密暗号鍵の登録や変更にはパスワード
が必要で、パスワードを知っている者だけが該秘密暗号
鍵の登録や変更を行えるようにされている。
【0006】このため、パスワードを知っている特定の
オペレータが、万一パスワードを忘れてしまったら、二
度と秘密暗号鍵の記憶エリアにアクセスできず、秘密暗
号鍵の変更等ができないという欠点がある。そこで、従
来はその救済措置として、サービスマンが特殊な操作を
することにより、パスワードを読出すことができ、秘密
暗号鍵が登録されている不揮発性メモリの内容を読出す
ことが可能にされていた。
【0007】しかしながら、サービスマンによりパスワ
ードが読出せるようなシステムでは、サービスマンを通
じて秘密暗号鍵が他に漏れる恐れがあり、セキュリティ
という面では問題があると考えられる。一方、パスワー
ドを忘れてしまったら二度と秘密暗号鍵にアクセスでき
ないというのも、装置におけるユーザインタフェースが
悪いという問題がある。
【0008】そこでこの発明は、ファクシミリ装置にお
けるユーザインタフェースを良好にするとともに、秘密
暗号鍵の記憶に対するセキュリティを保てるように改善
された暗号通信機能を有するファクシミリ装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
予め登録された秘密暗号鍵を用いて送信データを暗号化
し、また、受信データを復号化する暗号通信機能を備え
たファクシミリ装置において、前記暗号通信の際に使用
する秘密暗号鍵を記憶するための記憶手段、前記記憶手
段に対するアクセスをロックするロック手段、前記ロッ
ク手段のロックを解除するためのパスワードが登録され
たパスワード登録手段、入力されたパスワードと前記パ
スワード登録手段に登録されているパスワードとを比較
し、両者が一致したときに前記ロック手段のロックを解
除して記憶手段へのアクセスを許可する手段、ならびに
予め定められた操作に応答して、前記記憶手段に記憶さ
れている秘密暗号鍵および前記パスワード登録手段に登
録されているパスワードを消去する手段、を含むことを
特徴とする暗号通信機能付ファクシミリ装置である。
【0010】
【作用】暗号通信時には、記憶手段に記憶されている秘
密暗号鍵を用いて送信データの暗号化がされ、また、受
信されたデータの復号化がなされる。この記憶手段に記
憶されている秘密暗号鍵は、特定の者だけが設定し、ま
た変更できるように、記憶手段へのアクセスにはパスワ
ードが要求される。
【0011】特定者がパスワードを忘れた場合には、記
憶手段へのアクセスができなくなってしまう。この場合
に、この発明では、予め定められた操作をすることによ
り、記憶手段に記憶されている秘密暗号鍵およびパスワ
ード登録手段に登録されているパスワードを消去するよ
うにされている。こうすると、特定者がパスワードを忘
れた場合には、パスワードとともに秘密暗号鍵を消去す
ることにより、再度秘密暗号鍵記憶手段へのアクセスが
可能になる。
【0012】よって、ユーザインタフェースの改良が図
られている。
【0013】
【実施例】以下には、図面を参照して、この発明の一実
施例について詳細に説明をする。図1は、この発明の一
実施例にかかるファクシミリ装置の構成を示すブロック
図である。図1を参照して、読取部1では、送信すべき
原稿から送信データが読取られる。読取部1により読取
られたデータは画像処理部2へ与えられて所定の画像処
理が施される。画像処理が施されたデータはMH,MR
等のファクシミリ通信に必要な圧縮符号化が施され、制
御部3を介して変復調部/モデム4へ送られる。また、
暗号通信を行う場合には、暗号通信装置5により符号圧
縮されたデータの暗号化が行われる。そして符号圧縮さ
れたデータまたはさらに暗号化されたデータはNCU6
を介して電話回線7へ送出される。
【0014】制御部3には、不揮発性メモリ8が備えら
れており、この不揮発性メモリ8には上記暗号通信装置
5によってデータを暗号化する際に必要な秘密暗号鍵が
記憶されている。より具体的には、不揮発性メモリ8に
はパスワード記憶エリア81および秘密暗号鍵記憶エリ
ア82が備えられており、パスワード記憶エリア81に
記憶されているパスワードと同じパスワードが入力され
たときに、初めて秘密暗号鍵記憶エリア82のアクセス
が許可されるようにされている。
【0015】このファクシミリ装置には、さらに、操作
部9が備えられている。操作部9には、送信先の電話番
号や秘密暗号鍵等の数値データを入力するためのテンキ
ー10、ファクシミリ送信の開始信号を入力するための
スタートキー11、暗号通信を指示するための暗号通信
キー12、装置を登録モードにするための登録キー1
3、登録モードにおける登録内容を選択するためのセレ
クトキー14、YES信号を入力するためのYESキー
15およびNO信号を入力するためのNOキー16が配
列されている。また、操作部9には操作のためのメッセ
ージや入力した数値データ等を表示するための表示部1
7が備えられている。操作部9における上述したキーの
種類等は一例であり、必要に応じてキーを追加してもよ
いし、キーを変更してもよい。
【0016】図1に示すファクシミリ装置がデータを受
信した場合には、受信したデータは電話回線7からNC
U6を介して変復調部/モデム4へ与えられる。そして
この受信したデータが暗号化データの場合は、暗号通信
装置5を用いて復号化、すなわち受信データが平文化さ
れる。その後圧縮変調がかけられていたのとは逆に、デ
ータは復調されて伸張される。そしてこのデータは制御
部3を介して記録部18へ与えられ、用紙に印字され
る。
【0017】図2は、図1に示すファクシミリ装置にお
いて、暗号通信関係の登録処理を行う場合の処理動作を
表わすフローチャートである。この実施例の特徴は、フ
ァクシミリ装置において、万一パスワードを忘れた場合
には、従来のように二度と秘密暗号鍵にアクセスできな
くなるという不都合を解消するために、操作部9の特定
のスイッチを操作することで、その忘れたパスワードお
よびそのパスワードで保護されている秘密暗号鍵をすべ
て消去して、不揮発性メモリ8を白紙状態に戻すことが
できることである。白紙状態に戻された不揮発性メモリ
8には、再び、パスワードおよび秘密暗号鍵の登録が可
能になる。
【0018】以下、この暗号通信登録に関係する部分に
つき、図2の流れに従って説明をする。ファクシミリ装
置が電源ON状態では、表示部17には通常「ゲンコウ
ヲセットシテクダサイ」という表示が出されている(ス
テップS1)。この状態で、制御部3は、操作部9のい
ずれかのキーが押圧され、キー入力があるか否かの判別
をする(ステップS2)。そして登録キー13以外のキ
ーが操作された場合には、そのキーに応じた処理を行う
(ステップS3)。
【0019】一方、登録キー13が押圧されると、制御
部3は表示部17の表示を「アンゴウツウシントウロ
ク」とし、暗号通信登録モードになったことを知らせる
(ステップS4)。そしてこのモードにおいてキー入力
を判別し(ステップS5)、NOキー16が押される
と、元のステップS1の状態に戻る。
【0020】また、登録キー13が押されると、他の登
録モードに変わる(ステップS6)。ステップS5にお
いて、セレクトキー14が押された場合には、暗号通信
登録モードにおける具体的な処理へと進んでいく。すな
わち、セレクトキー14が1回押されると、表示部17
に「パスワードヲトウロク/ヘンコウシマスカ」という
メッセージが表示される(ステップS7)。
【0021】そしてこの状態でキー入力を待ち、もしY
ESキー15が押されると、パスワードの登録処理へと
進む(ステップS9)。また、NOキー16が押された
場合には、1つ前の状態、すなわち表示部17に「アン
ゴウツウシントウロク」というモードが表示された状態
のステップS4へと戻る。
【0022】ステップS8においてセレクトキー14が
押された場合には、次の処理が選択され、表示部17に
は「アンゴウカギヲトウロク/ヘンコウシマスカ」とい
うメッセージが表示される(ステップS10)。この状
態でキー入力を待ち、YESキー15が押された場合に
は、暗号鍵の登録処理へと進む(ステップS12)。ま
た、NOキー16が押された場合には、1つ前の状態の
ステップS7へと戻る。
【0023】さらにセレクトキー14が押された場合に
は、次の入力が選択されたわけであり、この場合には表
示部17に「パスワードトアンゴウカギヲショウキョシ
マスカ」というメッセージが表示される(ステップS1
3)。そしてこの場合にNOキー16が押された場合は
ステップS10へ戻るが、YESキー15が押される
と、表示部17に「ショウキョシテヨロシイデスカ」と
いう確認のメッセージが表示される(ステップS1
5)。そしてキー入力を待ち、NOキー16が押された
場合にはステップS13へ戻るが、確認メッセージに対
してYESキー15が押されると、制御部3は不揮発性
メモリ8に登録されているエリア81のパスワードおよ
びエリア82の秘密暗号鍵を消去する(ステップS1
7)。そして表示部17に「パスワードトアンゴウカギ
ヲショウキョシマシタ」というメッセージを表示する
(ステップS18)。
【0024】このように、この実施例では暗号通信登録
モードにおいて、パスワードと秘密暗号鍵等を消去でき
るようにされているので、万一、オペレータがパスワー
ドを忘れた場合には、その忘れたパスワードで保護され
ている秘密暗号鍵を消去して白紙状態に戻すことができ
る。よって、その状態からは再びパスワードと秘密暗号
鍵の登録が可能になる。
【0025】図2に示すフローチャートは、処理の一例
を示しただけで、この発明は図2に示すフローチャート
の流れに限定されるものではない。この発明の特徴は、
秘密暗号鍵をアクセスするためのパスワードを忘れた場
合に、パスワードおよび秘密暗号鍵の両方を消去可能に
し、ユーザインタフェースの使い勝手が改善されている
点である。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るから、暗号通信が行えるファクシミリ装置において、
暗号通信に必要な秘密暗号鍵を読出したり、変更するた
めのパスワードを万一忘れても、二度と秘密暗号鍵にア
クセスできないという状況を回避することができる。
【0027】また、サービスマン等にパスワードの内容
をアクセスさせる構成にしなくてよいから、秘密暗号鍵
に対するセキュリティを高めることができる。さらに、
パスワードを忘れた場合に、パスワードおよび秘密暗号
鍵を消去することになるが、秘密暗号鍵の内容が消去さ
れても、再度秘密暗号鍵を登録すればよいから、実使用
上においては不都合なく使用することが可能である。
【0028】したがって、秘密暗号鍵に対するユーザイ
ンタフェースの使い勝手を向上させた暗号通信機能を有
するファクシミリ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるファクシミリ装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すファクシミリ装置の暗号通信登録モ
ードの処理内容を表わすフローチャートである。
【図3】従来のファクシミリ装置における一般的な暗号
送信手順を示す図である。
【図4】従来のファクシミリ装置における一般的な暗号
化の手順を示す図である。
【符号の説明】
3 制御部 5 暗号通信装置 8 不揮発性メモリ 12 暗号通信キー 13 登録キー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め登録された秘密暗号鍵を用いて送信デ
    ータを暗号化し、また、受信データを復号化する暗号通
    信機能を備えたファクシミリ装置において、 前記暗号通信の際に使用する秘密暗号鍵を記憶するため
    の記憶手段、 前記記憶手段に対するアクセスをロックするロック手
    段、 前記ロック手段のロックを解除するためのパスワードが
    登録されたパスワード登録手段、 入力されたパスワードと前記パスワード登録手段に登録
    されているパスワードとを比較し、両者が一致したとき
    に前記ロック手段のロックを解除して記憶手段へのアク
    セスを許可する手段、ならびに予め定められた操作に応
    答して、前記記憶手段に記憶されている秘密暗号鍵およ
    び前記パスワード登録手段に登録されているパスワード
    を消去する手段、 を含むことを特徴とする暗号通信機能付ファクシミリ装
    置。
JP5298606A 1993-11-29 1993-11-29 暗号通信機能付ファクシミリ装置 Pending JPH07154611A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002261755A (ja) * 2001-02-27 2002-09-13 Sony Corp 認証システム及び認証方法、並びに暗号入力装置及び暗号入力方法、並びに携帯端末
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