JPH07154559A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07154559A
JPH07154559A JP5320986A JP32098693A JPH07154559A JP H07154559 A JPH07154559 A JP H07154559A JP 5320986 A JP5320986 A JP 5320986A JP 32098693 A JP32098693 A JP 32098693A JP H07154559 A JPH07154559 A JP H07154559A
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JP
Japan
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temperature
mode
image forming
forming apparatus
image
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JP5320986A
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English (en)
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Takeshi Kunishi
毅 國司
Yuichiro Toyohara
裕一郎 豊原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファクシミリの受信のみを行う、例えば夜間
の無人運転状態における電力の浪費を防止すると共に、
過熱による装置の故障等の発生を防止することができる
画像形成装置を提供する。 【構成】 ステップS1で第2動作モードに設定されて
いることが判別されたときは、ステップS4で定着部1
6のスタンバイ中の温調温度が、第1動作モード時の温
調温度より低い温度、例えば80℃に制御される。この
温度ではトナーを定着させることができないので、ステ
ップS5で送受信部4によりファクシミリ信号が受信さ
れたことが検出されると、定着部16の温度を上げるた
めに、ステップS6で定着部16の温調温度が180℃
に設定され、定着部16の温度が180温度に到達する
までに受信されたファクシミリ信号は、ステップS7で
一時的にメモリ7に蓄えられる。定着部16の温度が1
80℃に達すると、ステップS9で、復号化処理部6に
よってメモリ7に蓄えられたファクシミリ信号が復号化
され、顕画化が開始される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関し、
特に、ファクシミリの受信画像信号の他に少なくとも一
種類以上の画像信号を定着手段により転写材表面に定着
させたトナー画像として顕画化する顕画化手段を有する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置の機能と複写装
置の機能とを兼備した画像形成装置はが広く実用化され
ている。一般に、この種の画像形成装置は、例えばCC
D(固体撮像素子)を利用して原稿画像を画像信号とし
て読み取る画像読取手段と、電子写真方式等により前記
画像読取手段により読み取られた画像信号を顕画化する
顕画化手段と、前記画像読取手段により読み取られた画
像信号を符号化する符号化手段と、符号化された画像信
号を電話回線を介して送受信する送受信手段と、該送受
信手段により受信された画像信号を復号化する復号化手
段とにより主に構成されている。
【0003】前記顕画化手段は、転写材表面に形成され
たトナー画像を、加熱手段により所定の温度に温調され
た定着手段を用いて記録用紙に定着させる。この定着手
段は、常時トナー像の定着が可能な所定温度に温調され
ている。
【0004】また、この種の画像形成装置は、装置の周
囲にオペレータが伴ってファクシミリの送受信動作や複
写動作を行う有人運転状態と、例えば夜間のようにオペ
レータが伴わず、ファクシミリの受信のみを行う無人運
転状態のいずれかの運転状態で動作する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た有人運転状態と比較して、夜間等の無人運転状態にお
いては、装置の使用が激減する。従って、使用頻度が少
ない夜間であっても前記定着手段の温調が常時行われる
従来の装置では、電力を浪費してしまうという問題点が
あった。
【0006】また、無人運転状態時に、加熱手段により
定着手段を長時間高温に保つ場合は、その過熱状態によ
り装置の故障等を引き起こす恐れがあるという問題点が
あった。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するため
になされたもので、ファクシミリの受信のみを行う、例
えば夜間の無人運転状態において、電力の浪費を防止す
ると共に過熱による装置の故障等の発生を防止すること
ができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ファクシミリの受信画像信号を含む少なく
とも2種類以上の画像信号を定着手段により転写材表面
に定着させトナー画像として顕画化する顕画化手段を有
する画像形成装置において、ファクシミリの受信画像信
号を含む全ての画像信号の画像形成を行う第1モードと
ファクシミリの受信画像信号のみの画像形成を行う第2
モードとを切り換えるモード切り換え手段と、前記定着
手段の温調温度を前記第1モードでのスタンバイ状態と
前記第2モードでのスタンバイ状態とで異なる温度に制
御する温調制御手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0009】
【作用】上記構成によれば、切り換え手段によりファク
シミリの受信画像信号を含む全ての画像信号の画像形成
を行う第1モードとファクシミリの受信画像信号のみの
画像形成を行う第2モードとが切り換えられ、温調制御
手段により定着手段の温調温度は前記第1モードのスタ
ンバイ状態と前記第2モードのスタンバイ状態とで異な
る温度に制御される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0011】(第1実施例)まず最初に、本発明の第1
実施例について図1乃至図3を参照して説明する。
【0012】図1は、本実施例に係る画像形成装置の概
略構成を示すブロック図である。本装置は、ファクシミ
リ装置と複写装置の両方の機能を有するものであって、
原稿の画像情報を読み取る画像読取部1と、該画像読取
部1により読み取られた画像情報を顕画化する顕画化処
理部2と、画像読取部1により読み取られた画像情報を
符号化する符号化処理部3と、該符号化処理部3により
符号化された画像信号を電話回線5を介してファクシミ
リ送受信する送受信部4と、該送受信部4により受信さ
れた画像信号を復号化する復号化処理部6と、ファクシ
ミリの受信画像をメモリ7と、本装置の操作に必要なキ
ースイッチ等を有する操作部8とを有し、各構成要素
は、装置全体の制御を行うCPU9に接続され、制御さ
れる。前記操作部8には、ファクシミリの受信画像信号
を含む全ての画像信号の画像形成を行う第1動作モード
とファクシミリの受信画像信号のみの画像形成を行う第
2動作モードとを切り換える切り換えスイッチ(図示せ
ず)が具備されている。
【0013】画像読取部1は、CCD(固体撮像素子)
等からなる光電変換素子、レンズ及びミラー等から構成
され、原稿の画像情報をビットマップ状のデジタル画像
信号に変換する。顕画化処理部2は、後述するように、
入力されるデジタル画像信号に対応したトナー画像を転
写材表面に形成し、定着部によりトナー画像を記録用紙
に定着させて出力する。
【0014】図2は、前記顕画化処理部2の概略構成を
示す要部構成図である。同図において、顕画化処理部2
は、像担持体10と、一次帯電部11と、入力デジタル
画像信号に対応して発行するLEDアレイ等からなる像
露光ランプ12と、現像部13と、転写帯電部14と、
転写材15と、定着部16とから構成される。定着部1
6は、転写材15上に形成されるトナーを加熱する定着
ローラ16aと、定着ローラ16aを加熱するヒータ1
6bと、定着ローラ16aの表面温度を検出する図示し
ない温度センサと、検出した表面温度に基づいて定着ロ
ーラの表面温度を略一定に保つようにヒータ16bへの
通電を制御する温調制御部17が接続されている。
【0015】像露光ランプ12が画像読取部1から入力
されたデジタル画像信号に対応して発光すると、一次帯
電部11によって一様に帯電された像担持体10の表面
に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像部13に
よりトナー画像に現像され、転写帯電部14の電荷によ
って転写材15に転写される。転写材15に転写された
画像は、定着部16により定着される。
【0016】上記構成において、本画像形成装置のファ
クシミリ機能を用いて、画像読取部1により読み取られ
た画像情報をファクシミリ送信する場合は、画像読取部
1から出力されるビットマップ状のデジタル画像信号は
符号化処理部3により符号化圧縮され、送受信部4によ
り電話回線5へ送出される。また、送受信部4により電
話回線5を介してファクシミリ信号が受信された場合
は、受信されたファクシミリ信号は復号化処理部6によ
りビットマップ状のデジタル画像信号に復号化された
後、顕画化処理部2において転写材15に転写・定着さ
れて出力される。
【0017】一方、本画像形成装置の複写機能を用いて
原稿画像の複写を行う場合は、画像読取部1で読みとら
れた画像信号は直接顕画化処理部2に送出されて顕画化
された後出力される。
【0018】このような装置の動作及び後述する温度制
御動作は、CPU9からの指令に基づいて温調温度制御
部17により制御され、実行される。
【0019】ところで、前記操作部8には、前述したよ
うに、ファクシミリの送受信機能と複写機能とを使用で
きる第1動作モードと、ファクシミリ信号の受信のみを
行うことができる第2動作モードとを切り換える切り換
えスイッチ(不図示)が設けられており、夫々切り換え
選択された動作モードに応じて、CPU9の制御の下で
温調制御部17により、定着部16の温調温度が異なる
温度に制御される。このような温度制御について、図3
を参照して説明する。図3は、温調制御部17及び顕画
化処理部2の動作を説明するためのフローチャートであ
る。ここで、トナーの定着可能温度は170℃とする。
【0020】先ず、ステップS1において、操作部の切
り換えスイッチが第1動作モードと第2動作モードのい
ずれのモードに設定されているかが判別され、第1動作
モードに設定されているときは、ステップS2において
定着部16のスタンバイ中の温調温度が、上述したトナ
ー定着可能温度である170℃より高い温度、例えば1
80℃(第1の所定温度)に制御される。この状態で
は、定着部16が常にトナーの定着が可能な状態にある
ので、オペレータの指示に応じて原稿の複写動作やファ
クシミリの送信動作を即座に行うことができる(ステッ
プS3)。また、該ステップS3では、電話回線5を介
して送信されてくるファクシミリ信号の受信により即座
にファクシミリ受信動作を行うこともできる。
【0021】一方、ステップS1で第2動作モードに設
定されていることが判別されたときは、ステップS4で
定着部16のスタンバイ中の温調温度が、第1動作モー
ド時の温調温度より低い温度、例えば80℃(第2の所
定温度)に制御される。第2動作モードは電話回線5を
介して送信されてくるファクシミリ画像信号の受信動作
とその顕画化のみが行われるモードであるが、前記ステ
ップS4により定着部16が80℃に制御されているの
で、トナーを定着させることができない。そこで、ステ
ップS5で送受信部4によりファクシミリ画像信号が受
信されると、定着部16の温度を上げるために、ステッ
プS6で定着部16の温調温度が180℃(第3の所定
温度)に設定される。定着部16の温度が180℃に到
達するまでに受信されたファクシミリ画像信号は、ステ
ップS7で一時的にメモリ7に蓄えられる。
【0022】定着部16の温度が180℃に達すると、
ステップS9で、復号化処理部6によってメモリ7に蓄
えられたファクシミリ画像信号が復号化され、顕画化処
理部2によって顕画化が開始される。そして、ステップ
S10で全ての受信画像信号の顕画化が完了したことが
検出されるとステップS1に戻り、まだ操作部の切り換
えスイッチが第2動作モードに設定されていると判別さ
れたときは、温調温度が再び80℃に設定され、スタン
バイ状態となる。
【0023】以上説明したように、本実施例によれば、
動作モードを、例えば夜間のようにファクシミリの受信
のみが無人運転状態で行われる第2動作モードに設定す
ることにより、定着部のスタンバイ状態での温調温度
が、通常の使用状態である第1動作モードにおける温調
温度より低く設定されるので、電力使用量を従来の装置
より大変少ない量(例えば単位時間当たり約4分の1)
に減少させることができる。
【0024】なお、本実施例では、第2動作モードにお
ける温調は、温調制御部によってヒータへの通電を調節
することにより行ったが、第2動作モードのスタンバイ
状態であるときにはヒータへの通電を遮断するように制
御することも可能である。このような構成をとることに
より、上述した第1実施例に比較して、更に効果的な節
電を行うことが可能となる。
【0025】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
について、図4及び図5を参照して説明する。図4は本
実施例に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック
図、図5は本実施例に係る画像形成装置により行われる
温調制御動作を示すフローチャートである。本実施例
は、図4に示すように、上述した第1実施例の図1の構
成に、装置内の各部位の温度が上昇し過ぎないように定
着部16等から発散される熱を装置の外部に排出するフ
ァン18と、ファン18を駆動するファン駆動部19と
を加えた構成となっている。ファン駆動部19はCPU
9に接続され、その駆動を制御される。図4において、
上記以外の構成は第1実施例の図1と同様であるので、
同一構成要素には同一番号を付し、その詳細な説明は省
略する。
【0026】また、本実施例に係る画像形成装置の顕画
化処理部2についても、第1実施例の図2に示した構成
と同一の構成によって実現されるので、その詳細な説明
は省略する。
【0027】また、上述した第1実施例では第1動作モ
ードと第2動作モードとの切り換えに連動して定着部1
6のスタンバイ中の温調温度の設定を切り換えていた
が、本実施例では、更に第1動作モードと第2動作モー
ドとの切り換えに連動して排熱ファン18の風量をも変
化させることにより、装置の使用頻度の少ない第2動作
モードにおける電力使用量をさらに減少させようとする
ものである。従って、本実施例に係る画像形成装置の顕
画化処理部2についても、第1実施例の図2に示した構
成と同一の構成によって実現されるので、その詳細な説
明は省略する。
【0028】なお、第1動作モードにおける温調温度及
び第2動作モードにおける温調温度は、上述した第1実
施例と同様に、それぞれ180℃、80℃とする。
【0029】次に、本実施例に係る画像形成装置で行わ
れる温調制御動作を、図5を参照して説明する。
【0030】ステップS11において、装置の動作モー
ドが第1動作モードに設定されていると判別されたとき
は、ステップS12でスタンバイ状態における温調温度
が、トナー定着可能温度である170℃より高い温度で
ある180℃に設定され、これと並行してファン18の
回転速度が2000rpmに設定される。また、前記ス
テップS11で第2動作モードに設定されていると判別
されたときは、ステップS13に進み、温調温度が低い
80℃に、ファン18の回転速度が800rpmに設定
される。第2動作モードにおけるスタンバイ状態では、
定着部16の温調温度は比較的低温である80℃に制御
されているため、定着部16から各部に発散される熱自
体が減少するので、上述したようにファン18の回転速
度を下げても問題は生じない。その後、ステップS14
で、送受信部4によりファクシミリ信号が受信され、顕
画化処理部2の動作が開始されたことが検知されると、
ステップS15で温調温度が180℃に設定され、排熱
ファンの回転速度が2000rpmに上げられる。そし
て、ステップS16で、受信画像の顕画化が終了したこ
とが判別されると、ステップS11に戻り、まだ切り換
えスイッチが第2動作モードを示している場合は、温調
温度を80℃にファン18の回転速度を800rpmに
再設定し、スタンバイ状態に入る。
【0031】このように、本実施例によれば、第2動作
モードにあるときは、温調温度を下げると共にファン1
8の回転速度を下げるようにしたので、上述した第1実
施例と比較して、電力使用量を更に減少させることが可
能となる。
【0032】また、第2動作モード時にはファン18の
回転速度を下げるようにしたので、ファン18の寿命が
大幅に伸びるという効果も得られる。
【0033】なお、本実施例では、第2動作モードにお
けるファン18の回転速度を減少させることにより電力
使用量を減少させていたが、ファン18の回転を停止さ
せることによっても、更に効果的な節電を行うことが可
能となる。
【0034】また、本実施例においては、第2動作モー
ドにあるときに連続してファクシミリ信号を受信する場
合は、連続してファクシミリの受信信号の顕画化が行わ
れるので、通常の第2動作モード時のスタンバイ状態に
あるときより装置内の温度が上昇することが考えられ
る。従って、ファン18の回転速度を下げる制御は、定
着装置の温度が約80℃であるときに限定するように構
成することが好ましい。
【0035】(第3実施例)次に、本発明の第3実施例
について、図6を参照して説明する。図6は、本実施例
に係る画像形成装置に使用される定着部16の概略構成
を示す要部拡大図である。上述した第1及び第2実施例
では、図2に示したように加熱ヒータ16bで加熱され
た定着ローラ16aにより転写材にトナー像を定着する
構成の定着部を用いたが、本実施例では、定着部16と
してベルト状の薄いフィルムと該フィルムに内接した加
熱部と、前記フィルムに外接し回転するローラとから構
成される定着装置を採用した点で、第1実施例と異な
る。それ以外の構成は、上述した図1及び図2の構成に
よって実現できるので、それらの詳細な説明は省略す
る。また、本実施例においても、第1動作モードにおけ
る温調温度は180℃、第2動作モードにおける温調温
度は80℃とする。
【0036】図6において、ベルト状の薄いフィルム
(以下、定着フィルムという)20は例えばポリイミド
等から形成され、該定着フィルム20に内接する駆動ロ
ーラ23により矢印方向に回転駆動される。また、定着
フィルム20の内側には、加熱部21が配設され、該加
熱部21に対向する定着フィルム20の外側面には、表
面をシリコンゴム等で覆った加圧ローラ22が圧接され
ている。加圧ローラ22は、定着フィルム20により回
転される。
【0037】上述したように、図2の転写帯電部14の
電荷によって転写材15に転写されたトナー画像は、内
側から加熱された定着フィルム20と加圧ローラ22と
により転写材15が挟持搬送されることにより定着され
る。このように、内側から加熱された定着フィルムで転
写材上のトナー画像を定着する手法を、フィルム定着と
いう。
【0038】フィルム定着では、定着フィルムの熱容量
が非常に小さいため、極めて短時間で定着部位での定着
フィルムの温度を、定着可能な温度まで上昇させること
が可能である。従って、本実施例では、第2動作モード
で定着部の温度が80℃に制御されているときに、ファ
クシミリ信号を受信すると同時に定着部の温調温度を1
80℃に設定すると、瞬時に定着フィルムを定着可能な
状態にすることができる。そのため、ウォームアップタ
イムを必要とせず、第2動作モードにおいても、電話回
線5を介して送られてくるファクシミリ信号の受信信号
に応じて、即座に画像を出力することが可能である。
【0039】従って、本実施例によれば、第1、第2実
施例で示した定着部16の温度が定着可能な温度になる
までに受信されたファクシミリ信号をメモリ7に一時的
に蓄える必要がなくなり、メモリの削除またはメモリ容
量の削減が可能となり、第1及び第2実施例と比較して
低コスト化が図れるという効果が得られる。
【0040】また、第2動作モードにおいて、装置のス
タンバイ中には、定着部16の加熱部21に通電しない
ようにするように構成することによって、更に電力使用
量を減少させることが可能となることはいうまでもな
い。
【0041】(第4実施例)次に、本発明の第4実施例
を、図7を参照して説明する。本実施例は、第1動作モ
ードと第2動作モードとの切り換えに操作部8上の切り
換えスイッチを使用しなくても、後述するように、送受
信部4におけるファクシミリ送受信動作等に応じてCP
U9により自動的にモードを制御できるようにした点
で、上述した第1乃至第3実施例と異なる。なお、それ
以外の構成については、第1乃至第3実施例で示したい
ずれの装置を採用した場合であっても実現可能であるの
で、各構成要素の詳細な説明は省略する。
【0042】図7は、本実施例に係る画像形成装置の、
CPU9において行われる動作モードの切り換え制御動
作を説明するためのフローチャートである。
【0043】まず、ステップS21で、画像形成装置の
現在の動作モードが第1動作モードであるか第2動作モ
ードであるかが判別され、装置がすでに第2動作モード
にあると判別されたときは、後述するステップS24に
進む。
【0044】また、装置が第1動作モードにあると判別
されたときは、ステップS22で、所定時間(例えば2
時間)に亘ってファクシミリ信号の受信及び受信信号の
顕画化以外の処理動作が行われたか否かが判別される。
ここで、装置が所定時間に亘ってファクシミリ信号の受
信及び受信信号の顕画化以外の処理動作が行われなかっ
た場合は、第1動作モードであっても、装置が既に無人
運転状態になったと見做すことができる。そこで、ステ
ップS23において、装置の動作モードは、自動的に第
2動作モードへ切り換えられる(ステップS23)。
【0045】装置が第2動作モードに切り換えられる
と、操作部からの任意の入力が検知されるまでスタンバ
イ状態となる。そして、ステップS24において、操作
部からの任意の入力が検知されると、装置が有人運転状
態になったと見做されて、第1動作モードに切り換えら
れる(ステップS25)。
【0046】このように、本実施例によれば、第2動作
モードにモード変更して定着部16の温調制御やファン
18の回転制御等を行うべき状態にあるときは自動的に
第2動作モードに変更されるようにしたので、オペレー
タがモード切り換えスイッチによるモード切り換えの指
示を怠った場合であっても、第1乃至第3実施例と同様
に電力の浪費や過熱に起因する重大な事故の発生を確実
に防止することができる。
【0047】なお、本実施例において、第2動作モード
に自動的に切り換えられる時間は上述の2時間に限定す
ることなく、操作者によって任意の時間にすることも可
能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜請求項
5の画像形成装置によれば、装置が第2モードにあると
きは、定着手段の温調温度は制御手段により前記第1モ
ードのスタンバイ状態時と異なる温調温度に制御される
ようにしたので、ファクシミリの受信のみを行う例えば
夜間の無人運転状態における電力の浪費や過熱による装
置の故障等の発生を防止することができるという効果が
得られる。
【0049】また、請求項6の画像形成装置によれば、
定着手段を回転駆動するベルト状の薄いフィルムと該ベ
ルト状のフィルムの内側に接する加熱手段と前記ベルト
状のフィルムの外側に接し回転するローラとから構成す
ることにより、定着手段のウォームアップタイムを必要
としないので、ファクシミリの受信信号を一時的に蓄え
るメモリの削除またはその記憶容量の削減が可能とな
る。従って、より一層のコストダウンを図ることができ
る。
【0050】また、請求項7の画像形成装置によれば、
所定時間に亘りファクシミリの受信信号の画像形成しか
実行されなかったときは、自動的に前記第1モードから
前記第2モードに切り換えるようにしたので、操作者が
モード切り換えスイッチによるモード切り換えの指示を
怠った場合であっても、電力の浪費や過熱に起因する装
置の故障等の発生を確実に防止することができるという
効果が得られる。
【0051】更に、請求項8の画像形成装置によれば、
モード切り換え手段による前記第1モードと前記第2モ
ードの切り換えに連動して少なくともスタンバイ中の排
熱ファンの風量を変化させるようにしたので、電力の浪
費をより効果的に防止すると共に、排熱ファンの寿命を
延ばすことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る画像形成装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した顕画化処理部の概略構成を示す要
部構成図である。
【図3】同実施例における温調制御部及び顕画化処理部
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施例に係る画像形成装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示した排熱ファン及び顕画化処理部の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第3実施例に係る画像形成装置に用い
られる定着部の概略構成を示す図である。
【図7】本発明の第4実施例に係る画像形成装置のCP
Uにおけるモード切り換え制御動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
2 顕画化処理部(顕画化手段) 7 メモリ(メモリ手段) 8 操作部(モード切り換え手段) 9 CPU(モード切り換え手段) 16 定着部(定着手段) 16b ヒータ(加熱手段) 17 温調制御部(制御手段、温度切り換え手段) 20 定着フィルム 21 加熱部(加熱手段) 22 ローラ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリの受信画像信号を含む少な
    くとも2種類以上の画像信号を定着手段により転写材表
    面に定着させトナー画像として顕画化する顕画化手段を
    有する画像形成装置において、ファクシミリの受信画像
    信号を含む全ての画像信号の画像形成を行う第1モード
    とファクシミリの受信画像信号のみの画像形成を行う第
    2モードとを切り換えるモード切り換え手段と、前記定
    着手段の温調温度を前記第1モードでのスタンバイ状態
    と前記第2モードでのスタンバイ状態とで異なる温度に
    制御する温調制御手段とを備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記温調制御手段は、前記定着手段のス
    タンバイ中の温調温度を、前記第1モードにおいては第
    1の所定温度に制御し、前記第2モードにおいては前記
    第1の所定温度より低い第2の所定温度に制御すること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記定着手段は通電により作動する加熱
    手段を有し、前記温調制御手段は、前記第2モードにお
    いては、前記加熱手段への通電を遮断して定着手段の温
    調を行わないことを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第2モードにあるときはファクシミ
    リの画像信号を受信すると同時に前記定着手段の温調温
    度を画像形成動作実行時の第3の所定温度に切り換える
    温度切り換え手段を備えたことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 ファクシミリの受信画像信号を一時的に
    蓄えるメモリ手段を備え、前記顕画化手段は前記第2モ
    ードにおいて前記定着手段の温調温度が前記第3の所定
    温度に達すると同時に前記メモリ手段に蓄えられた受信
    画像信号の顕画化を開始することを特徴とする請求項4
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記定着手段は、回転駆動するベルト状
    の薄いフィルムと、該ベルト状のフィルムの内側に接す
    る加熱手段と、前記ベルト状のフィルムの外側に接し回
    転するローラとからなることを特徴とする請求項4に記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記モード切り換え手段は、所定時間に
    亘りファクシミリ受信画像信号の画像形成動作しか実行
    されなかったときは、自動的に前記第1モードから前記
    第2モードに切り換えることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 温度調節のための排熱ファンと、前記モ
    ード切り換え手段による前記第1モードと前記第2モー
    ドの切り換えに連動してスタンバイ中の排熱ファンの風
    量を変化させるファン駆動手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 操作に必要なキースイッチ等を有する操
    作手段を備え、前記第2モードに設定されている状態で
    前記操作手段により何らかのキー入力があった場合は自
    動的に前記第2モードから前記第1モードに切り換わる
    ことを特徴とする請求項1〜8記載のいずれかに画像形
    成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5897242A (en) * 1997-04-02 1999-04-27 Oki Data Corporation Method of controlling heater for use in a facsimile machine
US6636710B2 (en) * 2001-10-17 2003-10-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Multi function peripheral having improved power saving function and control method thereof

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