JPH07154293A - スペクトル拡散信号復調装置 - Google Patents

スペクトル拡散信号復調装置

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JPH07154293A
JPH07154293A JP5295883A JP29588393A JPH07154293A JP H07154293 A JPH07154293 A JP H07154293A JP 5295883 A JP5295883 A JP 5295883A JP 29588393 A JP29588393 A JP 29588393A JP H07154293 A JPH07154293 A JP H07154293A
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JP
Japan
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spread code
spread
code
signal
phase
Prior art date
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Application number
JP5295883A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Ishiguro
和久 石黒
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、拡散符号の同期をとる。 【構成】 拡散符号検出部32において、スペクトル拡
散に用いられた拡散符号を検出する。そして、検出した
拡散符号に基づいて、PLL(フェーズロックドルー
プ)を動作させ拡散符号発生器36において発生される
拡散符号の位相を制御し、両者の同期とる。そして、拡
散符号発生器32において発生された拡散符号を乗算器
10に供給し、これによって逆拡散を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の符号によりスペ
クトル拡散された信号を復調するスペクトル拡散信号復
調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、種々の無線通信方式が提案さ
れており、その中にスペクトル拡散通信方式がある。こ
のスペクトル拡散通信方式(特に、直接拡散方式)で
は、送信側において、情報信号で変調された1次変調信
号に拡散符号を乗算し、スペクトル拡散された信号を得
る。そして、このスペクトル拡散された信号を無線送信
する。一方、受信局側では、受信信号に拡散符号を乗算
することによって逆拡散して、受信信号を1次変調され
た信号に戻した後、これを復調して情報信号を得る。こ
のように、スペクトル拡散通信方式では、スペクトル拡
散された信号が無線通信されるため、所定周波数の電波
による無線通信との干渉を排除して通信を行うことがで
きる。
【0003】ここで、スペクトル拡散通信方式では、受
信信号を逆拡散しなければならない。そして、この逆拡
散のためには、受信側において発生した拡散符号を受信
信号中の拡散符号(受信拡散符号)に同期をとって乗算
しなければならない。
【0004】このような復調手段の1つとして、ディレ
ー・ロック・ループ(以下、DLLという)がある。こ
のDLLは、図5に示すように、乗算器10において、
拡散符号を受信信号に乗算することによって逆拡散を行
う。そして、この乗算器10において受信信号に乗算す
る拡散符号(この例では、PN(疑似雑音)符号)は受
信信号に重畳されている拡散符号と同期のとれたもので
なければならない。そこで、この装置では、2つの乗算
器12、14において、異なるタイミングのPN符号を
受信信号に乗算する。この例では、PN符号発生器16
において発生される1ビット分異なった2つのPN符号
が乗算器12、14に供給される。
【0005】そして、得られた信号について包絡線検波
器18、20において、包絡線をそれぞれ検出し、相関
出力1、2を得る。この相関出力1、2は、同期がとれ
ている場合に高レベルになる。そこで、図6(A)、
(B)に示すように、同期がとれている時に高レベルに
なり、1ビット以上ずれた時に出力が0になる三角波
が、包絡線検波器18、20から出力される。そして、
この2つの三角波は、1ビット分ずれており、これが比
較器22に入力される。比較器2において、両三角波の
差が取られると、図6(C)のような相関信号が得られ
る。
【0006】比較器22の出力は、ローパスフィルタ2
4を介し、出力信号の位相が入力電圧によって制御され
る電圧制御水晶発振器(VCXO)26に入力される。
そこで、比較器22の出力電圧に応じて、電圧制御水晶
発振器26の出力信号の位相が制御される。そして、こ
の電圧制御発振器26の出力信号はPN符号発生器16
の出力制御クロックとなっているため、比較器22の出
力に応じてPN符号発生器16から出力されるPN符号
のタイミングが変更される。従って、この動作により、
比較器22の出力が図6(C)のa点に至るように、P
N符号発生器16からの出力が制御されることになる。
【0007】ここで、a点は、PN符号発生器16の出
力である1ビットシフトした2つのPN符号についての
出力の同期点の中間に位置する。PN符号の1ビットに
対応する時間が1T(チップ)であり、PN符号発生器
16の位相が進んでいる方の信号について(1/2)T
遅延器28でT/2だけ遅延させることで、受信信号と
同期したPN符号を得ることができる。そこで、このP
N符号を乗算器10に供給することで、この乗算器10
において、逆拡散が行える。
【0008】このようにして、DLLによって、所定の
PN符号でスペクトル拡散された信号の逆拡散が行え、
信号の復調ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなD
LLは、1ビット以内のシフトに対し、効果的に追従制
御を行うことができるが、1ビット以上の同期外れの場
合には、追従することができない。そこで、初期の同期
捕捉のためには、他の装置が必要である。このような装
置として、乗算するPN符号の位相を変化させながら相
関出力を検出し、所定の相関出力が出た時に位相変化を
停止するスライディング相関器などが用いられる。この
ため、従来の装置では、多数の相関器などを必要とし、
装置が複雑になってしまうという問題点があった。
【0010】特に、1つの建物の中など、比較的狭い範
囲における通信網を構築する場合、1つ1つの受信機な
どを安価に構成することが非常に重要である。そして、
このような場合には、異なる拡散符号を利用しての符号
分割多元接続などは必要なく、従来のスペクトル拡散を
利用したシステムとは異なるシステムも採用可能であ
る。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、簡単な構成で、拡散符号の同期をとることができ
るスペクトル拡散信号復調装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の拡散符
号によりスペクトル拡散された信号を復調するスペクト
ル拡散信号復調装置であって、受信信号から受信拡散符
号を検出する検出手段と、この検出された受信拡散符号
が入力され、出力する拡散符号の位相を受信拡散符号の
位相と合致させるフェーズロックドループと、このフェ
ーズロックドループから出力される拡散符号を受信信号
と乗算する乗算手段と、を有することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明によれば、拡散符号検出手段において、
拡散符号を検出する。そこで、検出した拡散符号によ
り、受信信号中の拡散符号との同期をとることができ、
同期の確立に要する時間を短縮することができる。さら
に、装置全体の構成を非常に簡単なものにできる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。図1は、本実施例の全体システムを示す
ブロック図であり、受信信号は、従来例と同様に逆拡散
用の乗算器10に入力され、ここで同期のとれた拡散符
号との乗算が行われ、逆拡散された信号(一次変調され
た信号)が得られる。そこで、これを復調することによ
って、情報信号が得られる。
【0015】一方、本実施例では、受信信号は、拡散符
号検出器32にも入力される。この拡散符号検出器32
は、受信信号の中から受信拡散符号を検出し、これを出
力するものである。したがって、この拡散符号検出器3
2の出力に、受信信号中の受信拡散符号が得られる。
【0016】拡散符号検出器32において検出された受
信拡散符号は、位相検出器(PD)34に入力される。
この位相検出器34は、拡散符号検出器32から供給さ
れる受信拡散符号と拡散符号発生器36から供給される
拡散符号の位相を比較する。通信に利用する拡散符号自
体は予め分かっているものであり、入力される2つの拡
散符号の比較によって、両者の位相ずれ量についての信
号が得られる。例えば、符号発生器36から供給される
拡散符号に対し、例えば1ビット(2ビットでもよい)
ずつずれた複数の拡散符号を生成し、これらをレジスタ
に記憶し、拡散符号検出器32で検出された拡散符号
と、各レジスタに記憶されている拡散符号を比較する。
そして、一致するものを検出することにより、検出した
受信拡散符号と拡散符号発生器36で発生された拡散符
号の位相ずれが分かる。そこで、位相比較器34は、求
められた位相ずれについての信号を出力する。
【0017】得られた位相ずれ量についての信号はロー
パスフィルタ38、電圧制御水晶発振器(VCXO)4
0に供給され、これによって、出力信号の位相が制御さ
れる。そして、電圧制御水晶発信器40の出力信号は、
拡散符号発生器36にその出力制御クロックとして供給
される。この例では、拡散符号発生器36はnビットの
シフトレジスタであり、左端のレジスタが信号の出力箇
所になっている。このため、このシフトレジスタに供給
されるクロックに応じて、記憶しているデータを循環し
てシフトすることにより記憶している拡散符号を入力ク
ロックに応じて出力する。
【0018】このように、位相検出器34の位相ずれ量
についての信号が、ローパスフィルタ38、電圧制御発
信器40を介し、拡散符号発生器36に供給され、これ
によって拡散符号の出力が制御されるため、これらの回
路は、拡散符号の位相に応じたフェーズロックドループ
を形成する。そこで、拡散符号発生器36から出力され
る拡散符号は、拡散符号検出器32で検出された受信拡
散符号と同期することになり、前記拡散符号を用いれ
ば、乗算器10において、逆拡散が行える。
【0019】このように、本実施例によれば、拡散符号
検出器32において、拡散符号を検出する。そこで、検
出した拡散符号により、受信信号中の拡散符号の初期捕
捉を行うことができ、同期の確立に要する時間を短縮す
ることができる。さらに、装置全体の構成を非常に簡単
なものにできる。
【0020】次に、拡散符号検出器32の一例の構成に
ついて説明する。まず、この例の拡散符号検出器32に
おいて、拡散符号を検出するためには、送信側におい
て、情報信号によって一次変調される搬送波と、スペク
トル拡散するための拡散符号が同期されていることが条
件になる。そこで、まずこのシステムの全体構成につい
て説明する。
【0021】すなわち、図2に示すように、送信側にお
いて、搬送波発振器50から出力される搬送波は一次変
調回路52に入力される。この一次変調回路52には、
情報信号も入力されており、搬送波が情報信号によって
変調される一次変調信号が得られる。
【0022】一方、搬送波発振器50からの搬送波は、
分周器54において、N分周された後、拡散符号(PN
符号)発生器56に供給される。拡散符号発生器56
は、N分周された搬送波に所定の「0」、「1」のデー
タを重畳し、拡散符号を生成する。そして、生成された
拡散符号が乗算器58に供給され、一次変調信号と拡散
符号の乗算が行われ、スペクトル拡散が行われる。そし
て、得られたスペクトル拡散を受けた信号がアンテナ6
0から送信される。このように、拡散符号は搬送波を分
周した信号を基に生成されている。そこで、この拡散符
号は、搬送波に同期したものになっている。
【0023】なお、受信側ではアンテナ62において、
電波を受信した後、拡散符号再生部64において、拡散
符号を再生し、これが乗算器66において、受信信号に
乗算されることにより逆拡散が行われる。そして、逆拡
散された信号が一次復調回路68において復調されるこ
とによって、情報信号が得られ、スペクトル拡散を利用
した通信が達成される。
【0024】次に、拡散符号検出器32は、図3に示す
ように、比較器72、t遅延回路74、一致判定回路7
6、およびフリップフロップ78からなっている。ま
た、各部の波形について、図4に示す。なお、通常の搬
送波の周波数は拡散符号(PN符号)の周波数よりずっ
と高いが、この図では、あまり異ならないように記載し
ている。搬送波CSは、所定周波数の正弦波の信号であ
る。そして、これを拡散符号(信号PN)によってスペ
クトル拡散することによって信号SPSが得られ、送信
される。そこで、受信信号は、信号SPSである。
【0025】この受信信号SPSは、比較器72に入力
される。比較器72は、信号SPSの正負判定によって
矩形波信号DSを得る。矩形波信号DSは、t遅延回路
74に入力され、ここでtだけ遅延され、信号SDSが
得られる。ここで、tは、搬送波の半波長分の期間であ
る。
【0026】そして、信号DS、SDSが一致判定回路
76に入力され、ここで、両信号の「0」、「1」が判
定され、一致している場合に「0」、不一致の場合に
「1」の信号となる信号LOGICが生成され、出力さ
れる。この信号LOGICは、フリップフロップ78の
クロック入力端に入力される。フリップフロップ78
は、その反転Q出力がD入力端に接続されており、信号
LOGICの立ち下がりで、出力の状態を随時反転す
る。これによって、フリップフロップ78のQ出力端
に、信号FFが得られる。この信号FFは、信号PNと
同一であり、これによって信号PNが再生されたことに
なる。
【0027】このように、本実施例によれば、拡散符号
検出器32において、拡散符号を検出する。そこで、検
出した拡散符号により、受信信号中の拡散符号の初期捕
捉を行うことができ、同期の確立に要する時間を短縮す
ることができる。さらに、装置全体の構成を非常に簡単
なものにできる。そして、スペクトル拡散による無線通
信を行っているため、雑音に強く、また他の無線通信へ
の影響を最小限に抑制することができる。特に、複数の
端末により、プリンタを共用する場合等に本システムに
より、好適なデータ通信を行うことができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスペ
クトル拡散信号復調装置によれば、拡散符号検出手段に
おいて、拡散符号を検出する。そこで、検出した拡散符
号により、受信信号中の拡散符号との同期をとることが
でき、同期の確立に要する時間を短縮することができ、
さらに装置全体の構成を非常に簡単なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】システムの全体構成を示すブロック図である。
【図3】拡散符号検出部の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】拡散符号検出の際の各部の波形を示す波形図で
ある。
【図5】従来のDLLの構成を示すブロック図である。
【図6】DLLにおける各部の波形を示す波形図であ
る。
【符号の説明】
10 乗算器 32 拡散符号検出部 34 位相検出器 36 拡散符号発生器 38 ローパスフィルタ 40 電圧制御水晶発振器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の拡散符号によりスペクトル拡散さ
    れた信号を復調するスペクトル拡散信号復調装置であっ
    て、 受信信号から受信拡散符号を検出する検出手段と、 この検出された受信拡散符号が入力され、出力する拡散
    符号の位相を受信拡散符号の位相と合致させるフェーズ
    ロックドループと、 このフェーズロックドループからの出力される拡散符号
    を受信信号と乗算する乗算手段と、 を有することを特徴とする符号拡散信号復調装置。
JP5295883A 1993-11-26 1993-11-26 スペクトル拡散信号復調装置 Pending JPH07154293A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5295883A JPH07154293A (ja) 1993-11-26 1993-11-26 スペクトル拡散信号復調装置

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JP5295883A JPH07154293A (ja) 1993-11-26 1993-11-26 スペクトル拡散信号復調装置

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JPH07154293A true JPH07154293A (ja) 1995-06-16

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ID=17826412

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