JPH07154275A - 無線周波符号識別方法 - Google Patents
無線周波符号識別方法Info
- Publication number
- JPH07154275A JPH07154275A JP5296821A JP29682193A JPH07154275A JP H07154275 A JPH07154275 A JP H07154275A JP 5296821 A JP5296821 A JP 5296821A JP 29682193 A JP29682193 A JP 29682193A JP H07154275 A JPH07154275 A JP H07154275A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tag
- frequency
- reader
- identification code
- radio frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 10
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 26
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims abstract description 15
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 abstract description 5
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 abstract description 3
- 230000003321 amplification Effects 0.000 abstract description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 abstract description 2
- 239000013078 crystal Substances 0.000 abstract description 2
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 abstract description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 241001465754 Metazoa Species 0.000 description 1
- 230000009351 contact transmission Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000010187 selection method Methods 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Near-Field Transmission Systems (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】識別符号が付与されたタグを、無線周波帯の搬
送波を用いて非接触にて確実に識別することにより、タ
グの取りつけられた物体を識別し、その物体を制御、管
理する。 【構成】識別符号が記録された半導体不揮発性メモリ4
を有するタグ1から識別符号を読み出すリ−ダ−に識別
符号を伝送するときに使用する無線周波帯のタグ送出搬
送波周波数を、リ−ダ−と近接して使用するテレビジョ
ン受像機などの映像表示装置における水平同期信号周波
数の(N+0.5)倍(但しNは任意の整数)とする。
上記の条件を実現するため、タグに内蔵される回路部に
水晶、セラミック発振素子を用いるタグ送出搬送波発振
器2、あるいは、リ−ダ−送出搬送波を受信し、増幅、
整形、分周する回路部7、9、10を導入する。
送波を用いて非接触にて確実に識別することにより、タ
グの取りつけられた物体を識別し、その物体を制御、管
理する。 【構成】識別符号が記録された半導体不揮発性メモリ4
を有するタグ1から識別符号を読み出すリ−ダ−に識別
符号を伝送するときに使用する無線周波帯のタグ送出搬
送波周波数を、リ−ダ−と近接して使用するテレビジョ
ン受像機などの映像表示装置における水平同期信号周波
数の(N+0.5)倍(但しNは任意の整数)とする。
上記の条件を実現するため、タグに内蔵される回路部に
水晶、セラミック発振素子を用いるタグ送出搬送波発振
器2、あるいは、リ−ダ−送出搬送波を受信し、増幅、
整形、分周する回路部7、9、10を導入する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人、物、動物などのい
わゆる物体を識別するに際して、これらの物体に識別符
号が付加されたタグを取りつけ、無線周波帯の搬送波を
用いて非接触にて該識別符号を読み出し物体を識別する
ことに関するものである。
わゆる物体を識別するに際して、これらの物体に識別符
号が付加されたタグを取りつけ、無線周波帯の搬送波を
用いて非接触にて該識別符号を読み出し物体を識別する
ことに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、識別符号が記録された半導体不揮
発性メモリを有するタグと、該識別符号を読み出すため
のリ−ダ−との間で、非接触によるデ−タの伝送を、無
線周波帯の搬送波を用いて行う無線周波符号識別システ
ムにおいて、タグからリ−ダ−に該識別符号を伝送する
際には、上記タグに内蔵され、半導体不揮発性メモリと
併存する半導体回路にてメモリ読出クロックを発生させ
該メモリに記録された識別符号を読み出すと共に、上記
タグ送出搬送波を発生させ、メモリ読出デ−タに基づき
該タグ送出搬送波を変調し(一般に振幅変調、位相変調
または周波数変調など任意の変調方法を採用しうる)、
タグに同時に内蔵されたコイルなどで実現されるアンテ
ナにこのようにして変調された搬送波が供給される。
発性メモリを有するタグと、該識別符号を読み出すため
のリ−ダ−との間で、非接触によるデ−タの伝送を、無
線周波帯の搬送波を用いて行う無線周波符号識別システ
ムにおいて、タグからリ−ダ−に該識別符号を伝送する
際には、上記タグに内蔵され、半導体不揮発性メモリと
併存する半導体回路にてメモリ読出クロックを発生させ
該メモリに記録された識別符号を読み出すと共に、上記
タグ送出搬送波を発生させ、メモリ読出デ−タに基づき
該タグ送出搬送波を変調し(一般に振幅変調、位相変調
または周波数変調など任意の変調方法を採用しうる)、
タグに同時に内蔵されたコイルなどで実現されるアンテ
ナにこのようにして変調された搬送波が供給される。
【0003】上記メモリ読出クロック及び上記タグ送出
搬送波は上記半導体回路に含まれる内部発振器より得ら
れる信号、または、リ−ダ−より送出されるリ−ダ−送
出搬送波をタグ回路にて受信、処理した信号を利用する
ことができる。
搬送波は上記半導体回路に含まれる内部発振器より得ら
れる信号、または、リ−ダ−より送出されるリ−ダ−送
出搬送波をタグ回路にて受信、処理した信号を利用する
ことができる。
【0004】上記システムは、携帯用として非常に小型
化され、タグに内蔵される半導体不揮発性メモリ及び半
導体回路の動作電源は、タグに内蔵された電池、あるい
は、上記リ−ダ−送出搬送波をタグ回路にて受信し整流
したDC電源が利用されている。
化され、タグに内蔵される半導体不揮発性メモリ及び半
導体回路の動作電源は、タグに内蔵された電池、あるい
は、上記リ−ダ−送出搬送波をタグ回路にて受信し整流
したDC電源が利用されている。
【0005】読み出された識別符号により変調される上
記タグ送出搬送波の周波数は従来125KHZ、530
KHZなどの周波数が用いられている。タグから送出さ
れる変調された上記タグ送出搬送波はリ−ダ−にて受
信、復調され、タグに内蔵された半導体不揮発性メモリ
に記録されている識別符号が検出、確認される。
記タグ送出搬送波の周波数は従来125KHZ、530
KHZなどの周波数が用いられている。タグから送出さ
れる変調された上記タグ送出搬送波はリ−ダ−にて受
信、復調され、タグに内蔵された半導体不揮発性メモリ
に記録されている識別符号が検出、確認される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記シ
ステムは、タグに内蔵された電池、あるいは、上記リ−
ダ−送出搬送波をタグ回路にて受信し整流したDC電源
を動作電源として用いているため、読み出された識別符
号により変調され、タグから送出される上記タグ送出搬
送波は、通常、極めて微弱な信号である。そのため、近
接した周波数にて他の信号が存在するときはリ−ダ−に
て上記タグ送出搬送波を受信、復調する際、他の信号に
よる妨害を受けやすく、タグに内蔵された半導体不揮発
性メモリに記録されている識別符号を正しく検出、確認
しにくい。
ステムは、タグに内蔵された電池、あるいは、上記リ−
ダ−送出搬送波をタグ回路にて受信し整流したDC電源
を動作電源として用いているため、読み出された識別符
号により変調され、タグから送出される上記タグ送出搬
送波は、通常、極めて微弱な信号である。そのため、近
接した周波数にて他の信号が存在するときはリ−ダ−に
て上記タグ送出搬送波を受信、復調する際、他の信号に
よる妨害を受けやすく、タグに内蔵された半導体不揮発
性メモリに記録されている識別符号を正しく検出、確認
しにくい。
【0007】上記タグ送出搬送波の周波数として従来採
用されている周波数の近辺の周波数に存在する他の信号
として、テレビジョン受像機、あるいは、コンピュ−タ
端末の映像表示装置で使用される水平同期信号の高調
波、及び、長波、中波、短波放送波がある。例えば、N
TSCテレビジョン方式の場合水平同期信号周波数は1
5.734KHZであり、上記従来例の125KHZ、
530KHZは夫々NTSCテレビジョン方式水平同期
信号周波数の7.94倍、33.69倍となり、近接し
てテレビジョン受像機が設置されている場合、上記水平
同期信号の高調波による妨害を受けやすい。
用されている周波数の近辺の周波数に存在する他の信号
として、テレビジョン受像機、あるいは、コンピュ−タ
端末の映像表示装置で使用される水平同期信号の高調
波、及び、長波、中波、短波放送波がある。例えば、N
TSCテレビジョン方式の場合水平同期信号周波数は1
5.734KHZであり、上記従来例の125KHZ、
530KHZは夫々NTSCテレビジョン方式水平同期
信号周波数の7.94倍、33.69倍となり、近接し
てテレビジョン受像機が設置されている場合、上記水平
同期信号の高調波による妨害を受けやすい。
【0008】また、わが国では531KHZに中波放送
局の周波数割り当てがあるため従来例の530KHZの
搬送波は地域によっては中波放送局の妨害を受けやす
い。
局の周波数割り当てがあるため従来例の530KHZの
搬送波は地域によっては中波放送局の妨害を受けやす
い。
【0009】本発明は上記課題を解決するものであり、
上記のようなテレビジョン受像機、映像表示装置などの
水平同期信号高調波による妨害、及び、放送波による妨
害を受けにくくし、上記識別符号を正しく検出、確認し
うる無線周波符号識別方法を提供することを目的とす
る。
上記のようなテレビジョン受像機、映像表示装置などの
水平同期信号高調波による妨害、及び、放送波による妨
害を受けにくくし、上記識別符号を正しく検出、確認し
うる無線周波符号識別方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決するために、本発明ではタグからリ−ダ−に識別符号
を伝送するときのタグ送出搬送波周波数を、リ−ダ−に
近接されて設置されるテレビジョン受像機などの映像表
示装置の水平同期信号周波数の(N+0.5)倍(但
し、Nは任意の整数)とすること、及び、放送波周波数
が存在しないヘテロダイン方式AM放送受信機、FM放
送受信機の中間周波数の近傍で、かつ、上記水平同期信
号周波数の(N+0.5)倍(但し、Nは任意の整数)
とすることを特徴とする。
決するために、本発明ではタグからリ−ダ−に識別符号
を伝送するときのタグ送出搬送波周波数を、リ−ダ−に
近接されて設置されるテレビジョン受像機などの映像表
示装置の水平同期信号周波数の(N+0.5)倍(但
し、Nは任意の整数)とすること、及び、放送波周波数
が存在しないヘテロダイン方式AM放送受信機、FM放
送受信機の中間周波数の近傍で、かつ、上記水平同期信
号周波数の(N+0.5)倍(但し、Nは任意の整数)
とすることを特徴とする。
【0011】
【作用】タグからリ−ダ−に識別符号を伝送するときの
タグ送出搬送波周波数を、リ−ダ−に近接されて設置さ
れるテレビジン受像機などの映像表示装置の水平同期信
号周波数の高調波成分が最も少ない周波数、すなわち、
水平同期信号周波数の(N+0.5)倍(但し、Nは任
意の整数)とすることにより、高調波妨害を有効に防止
できる。また、放送波周波数が存在しないヘテロダイン
方式AM放送受信機、FM放送受信機の中間周波数の近
傍のタグ送出搬送波周波数を選べば、放送局の中波妨害
を有効に防止できる。
タグ送出搬送波周波数を、リ−ダ−に近接されて設置さ
れるテレビジン受像機などの映像表示装置の水平同期信
号周波数の高調波成分が最も少ない周波数、すなわち、
水平同期信号周波数の(N+0.5)倍(但し、Nは任
意の整数)とすることにより、高調波妨害を有効に防止
できる。また、放送波周波数が存在しないヘテロダイン
方式AM放送受信機、FM放送受信機の中間周波数の近
傍のタグ送出搬送波周波数を選べば、放送局の中波妨害
を有効に防止できる。
【0012】
【実施例】以下本発明の1実施例につき、図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明による無線周波符号識別
方法を実現するための、タグ1に内蔵される半導体チッ
プの回路ブロック図であり、2はタグ送出搬送波発振
器、3はメモリ読出クロック作成回路、4は不揮発性メ
モリ、5は変調器、6は受信アンテナの作用をするル−
プコイル、7は整流回路、8は送信アンテナの作用をす
るル−プコイルである。
ながら説明する。図1は本発明による無線周波符号識別
方法を実現するための、タグ1に内蔵される半導体チッ
プの回路ブロック図であり、2はタグ送出搬送波発振
器、3はメモリ読出クロック作成回路、4は不揮発性メ
モリ、5は変調器、6は受信アンテナの作用をするル−
プコイル、7は整流回路、8は送信アンテナの作用をす
るル−プコイルである。
【0013】次に図1の動作につき説明する。タグ送出
搬送波発振器2にて作られた搬送波信号は、メモリ読出
クロック作成回路3に印加されると共に変調器5にも印
加される。本発明は上記タグ送出搬送波発振器2の発振
周波数に特定の条件を付与するものであり、リ−ダ−に
近接してNTSC方式テレビジョン受像機が存在する場
合、上記タグ送出搬送波の周波数として例えば、44
8.4KHZが選定される。上記の周波数はNTSCテ
レビジョン方式水平同期信号周波数の28.5倍であ
り、かつ、AM放送受信機の中間周波数に近接してお
り、本発明のタグ送出搬送波周波数選定条件に合致す
る。上記条件を満足するタグ送出搬送波発振器は例え
ば、水晶あるいはセラミック等の共振子を用いる発振器
で実現できる。
搬送波発振器2にて作られた搬送波信号は、メモリ読出
クロック作成回路3に印加されると共に変調器5にも印
加される。本発明は上記タグ送出搬送波発振器2の発振
周波数に特定の条件を付与するものであり、リ−ダ−に
近接してNTSC方式テレビジョン受像機が存在する場
合、上記タグ送出搬送波の周波数として例えば、44
8.4KHZが選定される。上記の周波数はNTSCテ
レビジョン方式水平同期信号周波数の28.5倍であ
り、かつ、AM放送受信機の中間周波数に近接してお
り、本発明のタグ送出搬送波周波数選定条件に合致す
る。上記条件を満足するタグ送出搬送波発振器は例え
ば、水晶あるいはセラミック等の共振子を用いる発振器
で実現できる。
【0014】上記メモリ読出クロック作成回路3は例え
ば、1/4分周回路で実現でき、この場合はタグ送出搬
送波の4周期に相当する時間に対し1個のメモリ読出デ
−タが対応する。上記不揮発性メモリ3は一般的なEP
ROM,EEPROMなどで実現でき、あらかじめタグ
に割り当てられた個別の識別符号が適切な公知の手段に
より記録されている。
ば、1/4分周回路で実現でき、この場合はタグ送出搬
送波の4周期に相当する時間に対し1個のメモリ読出デ
−タが対応する。上記不揮発性メモリ3は一般的なEP
ROM,EEPROMなどで実現でき、あらかじめタグ
に割り当てられた個別の識別符号が適切な公知の手段に
より記録されている。
【0015】上記変調器5は2値の位相変調回路を採用
する場合、簡単な任意のロジック回路で実現できるが、
例えば2入力の排他的OR回路を採用しうる。上記ル−
プコイル6はリ−ダ−送出搬送波を受信し整流回路7に
受信信号を印加し、整流回路7は上記ル−プコイル5か
ら得られるリ−ダ−送出搬送波を整流し、上記タグ送出
搬送波発振器2、メモリ読出クロック作成回路3、不揮
発性メモリ4、及び変調器5に動作用の直流電源を供給
する。
する場合、簡単な任意のロジック回路で実現できるが、
例えば2入力の排他的OR回路を採用しうる。上記ル−
プコイル6はリ−ダ−送出搬送波を受信し整流回路7に
受信信号を印加し、整流回路7は上記ル−プコイル5か
ら得られるリ−ダ−送出搬送波を整流し、上記タグ送出
搬送波発振器2、メモリ読出クロック作成回路3、不揮
発性メモリ4、及び変調器5に動作用の直流電源を供給
する。
【0016】送信アンテナの作用をするル−プコイル8
は変調器5の出力を受け、タグからリ−ダ−に向け不揮
発性メモリに記録されたデ−タにて変調されているタグ
送出搬送波を発射する。このようにして、タグより発射
される被変調タグ送出搬送波はリ−ダ−にて受信、復調
され、タグに割り当てられた個別の識別符号が検出、確
認される。
は変調器5の出力を受け、タグからリ−ダ−に向け不揮
発性メモリに記録されたデ−タにて変調されているタグ
送出搬送波を発射する。このようにして、タグより発射
される被変調タグ送出搬送波はリ−ダ−にて受信、復調
され、タグに割り当てられた個別の識別符号が検出、確
認される。
【0017】リ−ダ−の受信、復調回路は一般的な放送
受信機で採用されている技術をそのまま活用することが
できるため、ここでは詳述を省略する。また、リ−ダ−
より送出される搬送波の作成回路、出力増幅回路、及
び、上記の不揮発性メモリから取り出された個別の識別
符号の検出、確認回路についても従来の公知技術により
容易に実現できるため、ここでは詳述を省略する。な
お、上記ル−プコイル6および8に、その受信、送信効
率を向上させるためフェライトなどの磁性体を導入する
こと、上記ル−プコイル6および8を1つのコイルで代
表させ受信と送信を共用させること、変調器5とル−プ
コイル8の間に増幅器、被変調搬送波のみを通過させる
帯域通過ろ波器を導入することなどは本発明に基づき容
易に着想でき、本発明に包含されることはいうまでもな
い。
受信機で採用されている技術をそのまま活用することが
できるため、ここでは詳述を省略する。また、リ−ダ−
より送出される搬送波の作成回路、出力増幅回路、及
び、上記の不揮発性メモリから取り出された個別の識別
符号の検出、確認回路についても従来の公知技術により
容易に実現できるため、ここでは詳述を省略する。な
お、上記ル−プコイル6および8に、その受信、送信効
率を向上させるためフェライトなどの磁性体を導入する
こと、上記ル−プコイル6および8を1つのコイルで代
表させ受信と送信を共用させること、変調器5とル−プ
コイル8の間に増幅器、被変調搬送波のみを通過させる
帯域通過ろ波器を導入することなどは本発明に基づき容
易に着想でき、本発明に包含されることはいうまでもな
い。
【0018】以上の説明においては、タグ送出搬送波周
波数としてAM放送受信機の中間周波数に近接した周波
数を選択したが、同様にして、FM放送受信機の中間周
波数に近接した周波数として、例えば、10707KH
Z(NTSCテレビジョン方式水平同期信号周波数の6
80.5倍)を選択することもできる。この場合の他の
回路ブロックの動作は上記図1にて説明したものと全く
同様である。
波数としてAM放送受信機の中間周波数に近接した周波
数を選択したが、同様にして、FM放送受信機の中間周
波数に近接した周波数として、例えば、10707KH
Z(NTSCテレビジョン方式水平同期信号周波数の6
80.5倍)を選択することもできる。この場合の他の
回路ブロックの動作は上記図1にて説明したものと全く
同様である。
【0019】図2は本発明による無線周波符号識別方法
を実現するための、タグ1に内蔵される半導体チップの
他の実施例を示す回路ブロック図であり、図1と同一の
機能を有し同一の回路で実現できるものについては同一
の番号を付し、これ以上の説明を省略する。図2におい
て9はリ−ダ−送出搬送波の増幅、整形回路であり、ル
−プコイル6にて受信されたリ−ダ−送出搬送波がその
入力端に加えられ、その出力端から後続の回路を駆動す
るのに十分なレベルに増幅、整形された信号が得られ
る。
を実現するための、タグ1に内蔵される半導体チップの
他の実施例を示す回路ブロック図であり、図1と同一の
機能を有し同一の回路で実現できるものについては同一
の番号を付し、これ以上の説明を省略する。図2におい
て9はリ−ダ−送出搬送波の増幅、整形回路であり、ル
−プコイル6にて受信されたリ−ダ−送出搬送波がその
入力端に加えられ、その出力端から後続の回路を駆動す
るのに十分なレベルに増幅、整形された信号が得られ
る。
【0020】図2において10は分周回路であり、上記
増幅、整形回路9と分周回路10は一体となり図1に示
すタグ送出搬送波発振器2と同様の機能を果たす。図2
における分周回路10の出力信号周波数は図1における
タグ送出搬送波発振器2の出力信号周波数と等しいこと
が望ましく、したがって、この場合は上記リ−ダ−送出
搬送波の周波数を正しく規定しなければならない。上記
分周回路10の分周比は回路を簡単化する意味で極力小
さいほうが望ましく図1と同様の発振周波数448.4
KHZを得るためには上記分周回路の分周比を4とし、
リ−ダ−送出搬送波の周波数を1793.6KHZ、と
設定することが望ましい。(448.4KHZの2倍の
周波数では、地域にもよるが中波放送の周波数割り当て
もあり、妨害を受けやすく不適切である。)図2におけ
る増幅、整形回路9および分周回路10は公知の技術に
よる半導体回路にて極めて容易に実現できるため、これ
以上の詳述は省略する。また、リ−ダ−送出搬送波を上
記の1793.6KHZに設定する手段も例えば公知の
PLL回路を用いる周波数シンセサイザ技術にて極めて
容易に実現できるためこれ以上の詳述は省略する。ま
た、タグ送出搬送波周波数として上述のFM放送受信機
の中間周波数に近接した周波数10707KHZを得る
ためには、図2に示す分周回路10の分周比を2としリ
−ダ−送出搬送波周波数を21414KHZとすること
ができる。なお、放送波による妨害を考慮しなくてもよ
い電磁環境の下では、上記タグ送出搬送波の周波数を単
純に、近接して設置されるテレビジョン放送受信機など
映像表示装置の水平同期信号周波数の(N+0.5)倍
(但し、Nは任意の整数)としてもよく、このような周
波数選択方法も本発明に包含される。
増幅、整形回路9と分周回路10は一体となり図1に示
すタグ送出搬送波発振器2と同様の機能を果たす。図2
における分周回路10の出力信号周波数は図1における
タグ送出搬送波発振器2の出力信号周波数と等しいこと
が望ましく、したがって、この場合は上記リ−ダ−送出
搬送波の周波数を正しく規定しなければならない。上記
分周回路10の分周比は回路を簡単化する意味で極力小
さいほうが望ましく図1と同様の発振周波数448.4
KHZを得るためには上記分周回路の分周比を4とし、
リ−ダ−送出搬送波の周波数を1793.6KHZ、と
設定することが望ましい。(448.4KHZの2倍の
周波数では、地域にもよるが中波放送の周波数割り当て
もあり、妨害を受けやすく不適切である。)図2におけ
る増幅、整形回路9および分周回路10は公知の技術に
よる半導体回路にて極めて容易に実現できるため、これ
以上の詳述は省略する。また、リ−ダ−送出搬送波を上
記の1793.6KHZに設定する手段も例えば公知の
PLL回路を用いる周波数シンセサイザ技術にて極めて
容易に実現できるためこれ以上の詳述は省略する。ま
た、タグ送出搬送波周波数として上述のFM放送受信機
の中間周波数に近接した周波数10707KHZを得る
ためには、図2に示す分周回路10の分周比を2としリ
−ダ−送出搬送波周波数を21414KHZとすること
ができる。なお、放送波による妨害を考慮しなくてもよ
い電磁環境の下では、上記タグ送出搬送波の周波数を単
純に、近接して設置されるテレビジョン放送受信機など
映像表示装置の水平同期信号周波数の(N+0.5)倍
(但し、Nは任意の整数)としてもよく、このような周
波数選択方法も本発明に包含される。
【0021】以上の説明において、タグ送出搬送波の周
波数を最適値として映像表示装置の水平同期信号周波数
の(N+0.5)倍としたが、実用的にはこの値から若
干はずれても同様の効果が期待でき本発明の思想に含ま
れるのはいうまでもない。
波数を最適値として映像表示装置の水平同期信号周波数
の(N+0.5)倍としたが、実用的にはこの値から若
干はずれても同様の効果が期待でき本発明の思想に含ま
れるのはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上のようにして、タグからリ−ダ−に
識別符号を伝送するときのタグ送出搬送波周波数を、リ
−ダ−に近接されて設置されるテレビジン受像機などの
映像表示装置の水平同期信号周波数の(N+0.5)倍
(但し、Nは任意の整数)とすること、及び、放送波周
波数が存在しないヘテロダイン方式AM放送受信機、F
M放送受信機の中間周波数の近傍で、かつ、上記水平同
期信号周波数の(N+0.5)倍(但し、Nは任意の整
数)とすることにより、リ−ダ−は、近接して設置され
るテレビジョン受像機などの水平同期信号高調波、及
び、放送波による妨害を極力受けず、タグから伝送され
る識別符号を正しく検出、確認でき、無線周波帯の搬送
波を用いて非接触にてタグの取りつけられた物体を識別
できる。
識別符号を伝送するときのタグ送出搬送波周波数を、リ
−ダ−に近接されて設置されるテレビジン受像機などの
映像表示装置の水平同期信号周波数の(N+0.5)倍
(但し、Nは任意の整数)とすること、及び、放送波周
波数が存在しないヘテロダイン方式AM放送受信機、F
M放送受信機の中間周波数の近傍で、かつ、上記水平同
期信号周波数の(N+0.5)倍(但し、Nは任意の整
数)とすることにより、リ−ダ−は、近接して設置され
るテレビジョン受像機などの水平同期信号高調波、及
び、放送波による妨害を極力受けず、タグから伝送され
る識別符号を正しく検出、確認でき、無線周波帯の搬送
波を用いて非接触にてタグの取りつけられた物体を識別
できる。
【図1】本発明の一実施例を示すタグに内蔵される半導
体チップの回路ブロック図
体チップの回路ブロック図
【図2】本発明の他の実施例を示すタグに内蔵される半
導体チップの回路ブロック図
導体チップの回路ブロック図
1 タグ 2 タグ送出搬送波発振器 3 メモリ読出クロック作成回路 4 不揮発性メモリ 5 変調器 6、8 ル−プコイル 7 整流回路 9 増幅、整形回路 10 分周回路
Claims (3)
- 【請求項1】識別符号が記録された半導体不揮発性メモ
リを有するタグから該識別符号を読み出すリ−ダ−に該
識別符号を伝送するときに使用する無線周波帯のタグ送
出搬送波周波数が、該リ−ダ−と近接して使用するテレ
ビジョン受像機などの映像表示装置における水平同期信
号周波数の(N+0.5)倍(但しNは任意の整数)で
あることを特徴とする無線周波符号識別方法。 - 【請求項2】タグからリ−ダ−に識別符号を伝送すると
きのタグ送出搬送波周波数が、周波数ヘテロダイン方式
AM放送受信機の中間周波数の近傍でかつ、水平同期信
号周波数の(N+0.5)倍(但しNは任意の整数)で
あることを特徴とする請求項1記載の無線周波符号識別
方法。 - 【請求項3】タグからリ−ダ−に識別符号を伝送すると
きのタグ送出搬送波周波数が、周波数ヘテロダイン方式
FM放送受信機の中間周波数の近傍でかつ、水平同期信
号周波数の(N+0.5)倍(但しNは任意の整数)で
あることを特徴とする請求項1記載の無線周波符号識別
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5296821A JPH07154275A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 無線周波符号識別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5296821A JPH07154275A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 無線周波符号識別方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07154275A true JPH07154275A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=17838593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5296821A Pending JPH07154275A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 無線周波符号識別方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07154275A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006148090A (ja) * | 2005-10-24 | 2006-06-08 | Hitachi Ltd | 認識番号を有する半導体装置、その製造方法及び電子装置 |
-
1993
- 1993-11-26 JP JP5296821A patent/JPH07154275A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006148090A (ja) * | 2005-10-24 | 2006-06-08 | Hitachi Ltd | 認識番号を有する半導体装置、その製造方法及び電子装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4963887A (en) | Full duplex transponder system | |
US20110187509A1 (en) | Software-defined multi-mode rfid read devices | |
KR20080097115A (ko) | 무선 주파수 식별 장치 | |
US8811542B2 (en) | HDX demodulator | |
CN1881969B (zh) | 直接转换无线电装置 | |
JPH10222632A (ja) | 携帯データ・キャリアに用いるクロック信号の再現装置および方法 | |
JP2006180491A (ja) | 自律電源供給のない電磁トランスポンダ | |
US20040104809A1 (en) | Communication between electromagnetic transponders | |
JP2000020651A (ja) | リーダライタ | |
JP3003482B2 (ja) | 無線周波符号識別方法 | |
JP2004206383A (ja) | 非接触icカード読取/書込装置 | |
JPH07154275A (ja) | 無線周波符号識別方法 | |
JP4657657B2 (ja) | リーダライタ、及び無線タグシステム | |
JP3022106B2 (ja) | 無線周波符号識別方法 | |
KR100737855B1 (ko) | 무선 식별 태그의 단측파 대역 응답 방법 | |
JPH07200749A (ja) | 無線周波符号識別方法 | |
KR100666308B1 (ko) | 이중대역 알에프아이디 태그 | |
JP2004206245A (ja) | 非接触icカード読取/書込装置 | |
JPH1032526A (ja) | 識別システム | |
JP4605076B2 (ja) | Rfデバイスおよびrfデータ伝送方法 | |
JP2008187227A (ja) | Rfidリーダ | |
JPH06281731A (ja) | 移動体識別装置 | |
KR20060069493A (ko) | 정보 처리 장치, 무선 통신 시스템 및 무선 통신 방법 | |
JP3006784B2 (ja) | 無線による移動局識別装置 | |
JP2005130434A (ja) | 情報処理装置、無線通信システム及び無線通信方法 |