JPH07154259A - アナログ/デジタル変換回路 - Google Patents

アナログ/デジタル変換回路

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Publication number
JPH07154259A
JPH07154259A JP5301710A JP30171093A JPH07154259A JP H07154259 A JPH07154259 A JP H07154259A JP 5301710 A JP5301710 A JP 5301710A JP 30171093 A JP30171093 A JP 30171093A JP H07154259 A JPH07154259 A JP H07154259A
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JP
Japan
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voltage
analog
circuit
comparison
input
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Pending
Application number
JP5301710A
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English (en)
Inventor
Eizo Yamashita
栄三 山下
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH07154259A publication Critical patent/JPH07154259A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/18Automatic control for modifying the range of signals the converter can handle, e.g. gain ranging
    • H03M1/186Automatic control for modifying the range of signals the converter can handle, e.g. gain ranging in feedforward mode, i.e. by determining the range to be selected directly from the input signal

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基準電圧を超えたアナログ入力電圧を、正確
にデジタル値に変換できるようにする。 【構成】 基準電圧Vref 及びアナログ入力電圧ANin
入力されて、アナログ入力電圧ANinを変成した変成入力
電圧VMDを出力する電圧比較変成部30を備え、この変成
入力電圧VMDと、アナログマルチプレクサ12が選択した
比較電圧とを比較器131 ,132 ,133 により比較してア
ナログ入力電圧ANinをデジタル値に変換する構成にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ入力電圧が基
準電圧を超えた場合でも、そのアナログ入力電圧を正確
にデジタル値に変換できるアナログ/デジタル変換回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログ/デジタル変換回路は、
例えば特公昭60-57734号公報に示されており、図12は変
換精度が例えは4ビットである、そのアナログ/デジタ
ル変換回路の構成を示すブロック図である。基準電圧V
ref が入力される端子と、接地電位点との間に、抵抗値
が (3/2)R (Rは適宜の抵抗値) の抵抗111 と、抵抗値
がRの14個の抵抗112 〜1115と、抵抗値が (1/2)Rの抵
抗1116との直列回路が介装されている。それら各抵抗の
接続点a,b,c〜oの電圧たる比較電圧は並列的にア
ナログマルチプレクサ12へ与えられている。このアナロ
グマルチプレクサ12は、後述する制御回路14から与えら
れる選択コードに応じて各接続点a,b,c〜oから適
宜3点の比較電圧を選択して出力するようになってい
る。なお、アナログ/デジタル変換動作の開始時には先
ず接続点d,h,lの比較電圧を自動的に選択するよう
になっている。
【0003】アナログマルチプレクサ12が選択した3点
の比較電圧は夫々比較器131 ,132,133 の一入力端子
へ入力される。比較器131 ,132 ,133 夫々の他入力端
子には並列的にアナログ入力電圧ANinが入力される。比
較器131 ,132 ,133 が出力する比較出力信号C1 ,C
2 ,C3 は並列的に制御回路14へ与えるようになってい
る。制御回路14にはアナログ/デジタル変換を開始する
ための変換開始信号STが入力される制御入力端子15を設
けていて、この制御入力端子15に変換開始信号STが入力
されることにより制御回路14はアナログマルチプレクサ
12に選択コードを与えるようになっている。
【0004】更に制御回路14は比較器131 ,132 ,133
から並列的に与えられる比較出力信号C1 ,C2 ,C3
を受けて、この比較出力信号C1 ,C2 ,C3 に応じた
デジタルコードを出力するようになっている。このデジ
タルコードはアナログマルチプレクサ12へ与える選択コ
ードと同じものである。制御回路14から出力されるデジ
タルコードはラッチ回路16へ入力されて、ここで一旦記
憶され、その後、コード端子171 〜174 を介して出力さ
れるようになっている。更に制御回路14には、アナログ
/デジタル変換が終了したことを認識させるための変換
終了信号END が出力される制御出力端子18を設けてい
る。
【0005】表1は、抵抗111 ,112 〜1116の各接続点
a〜oに発生する比較電圧に対応した4ビットのデジタ
ルコード2-1,2-2,2-3,2-4との関係を示したもの
である。
【0006】
【表1】
【0007】次にこのアナログ/デジタル変換回路の動
作を表1とともに説明する。いま、制御回路14の制御入
力端子15に変換開始信号STを入力したアナログ/デジタ
ル変換の開始時には、先ず接続点d,h,lの比較電圧
(23/32) Vref ,(15/32) Vref , (7/32)Vref を選
択する。つまり、基準電圧Vref と接地電位との間の電
圧を4分割する接続点d,h,lの比較電圧を選択す
る。選択した比較電圧は夫々比較器131 ,132 ,133
入力される。このとき比較器131 ,132,133 夫々の他
入力端子にデジタル値に変換すべきアナログ入力電圧AN
inを入力すると、比較器131 ,132 ,133 は、入力され
ている比較電圧とアナログ入力電圧ANinとの第1回目の
比較を行なう。
【0008】ここでアナログ入力電圧ANinがアナログマ
ルチプレクサ12が選択した比較電圧より大きい場合、比
較器131 ,132 ,133 夫々の比較出力信号C1 ,C2
3が”1”レベルとなるとすれば第1回の比較結果は
アナログ入力電圧ANinにより次の○1,○2,○3,○
4の4状態に区別される。 ○1 C1 =”1”レベル ○2 C1 =”0”レベル C2 =”1”レベル ○3 C1 =C2 =”0”レベル C3 =”1”レベ
ル ○4 C3 =”0”レベル
【0009】即ち、第1回目の比較結果が○1の状態の
場合は、アナログ入力電圧ANinが接続点dの比較電圧
(23/32)Vref よりも大きい場合であり、基準電圧V
ref と接続点dの比較電圧 (23/32) Vref との間を4
分割する接続点a,b,cを選択すべく制御回路14は第
2回目の比較を行なうためのデジタルコード「1,1,
1,1」を選択して出力する。このデジタルコードがア
ナログマルチプレクサ12へ入力されると、アナログマル
チプレクサ12は表1に示す接続点a,b,cの比較電圧
(29/32)Vref , (27/32)Vref , (25/32)Vref を夫
々選択する。そして選択した比較電圧を夫々比較器1
31 ,132 ,133 へ入力する。
【0010】その後、比較器131 ,132 ,133 夫々は入
力された比較電圧とアナログ入力電圧ANinとの第2回目
の比較を行なう。この第2回目の比較において比較器13
1 ,132 ,133 の比較出力信号C1 ,C2 ,C3 がすべ
て”1”レベルであれば、制御回路14が、アナログ入力
電圧ANinは接続点aの比較電圧 (29/32)Vref よりも大
きいと判定し、以前に出力したデジタルコードをそのま
ま出力し続ける。
【0011】次にラッチ回路16は、入力されているデジ
タルコード「1,1,1,1」を一旦記憶し、その後端
子171 〜174 を介して出力する。この結果、第2回目の
比較によってアナログ入力電圧ANinはデジタルコード
「1,1,1,1」にアナログ/デジタル変換されたこ
とになる。また、第2回目の比較において比較出力信号
1 =”0”レベル、C2 =C3 =”1”レベルとなれ
ば、制御回路14がアナログ入力電圧ANinは接続点aの比
較電圧 (29/32)Vref より小さく接続点bの比較電圧
(27/32)Vref より大きいと判定し、接続点aの比較電
圧 (29/32)Vref と接続点eの比較電圧 (23/32) V
ref との間を4分割する接続点b,c,dを選択すべく
以前出力したデジタルコードの2-3,2-4のみを「1,
0」に変更して出力する。即ち、制御回路14は、デジタ
ルコード「1,1,1,0」を出力する。
【0012】更に第2回目の比較において比較出力信号
1 =C2 =”0”レベル、C3 =”1”レベルとなれ
ば、制御回路14が、アナログ入力電圧ANinは接続点bの
比較電圧 (27/32)Vref より小さいが、接続点cの比較
電圧 (25/32)Vref より大きいと判定し、接続点bの比
較電圧 (27/32)Vref と接続点fの比較電圧 (19/32)V
ref との間を4分割する接続点c,d,eを選択すべく
以前出力したデジタルコードの2-3,2-4のみを「0,
1」に変更して出力する。即ち、制御回路14はデジタル
コード「1,1,0,1」を出力する。
【0013】また更に第2回目の比較において比較出力
信号C1 =C2 =C3 =”0”レベルとなれば、制御回
路14が、アナログ入力電圧ANinは接続点cの比較電圧
(25/32)Vref よりは小さいが、接続点dの比較電圧 (2
3/32)Vref より大きいと判定し、接続点cの比較電圧
(25/32)Vref と接続点gの比較電圧 (17/32)Vref
の間を4分割する接続点d,e,fを選択すべく以前出
力したデジタルコードの2-3,2-4のみを「0,0」に
変更して出力する。即ち、制御回路14はデジタルコード
「1,1,0,0」を出力する。また第2回目の比較後
はラッチ回路16に入力されたデジタルコードを一旦記憶
した後にコード端子171 〜174 を介して出力する。
【0014】一方、第1回目の比較により比較結果が○
2の状態、即ちC1 =”0”レベル、C2 =”1”レベ
ルとなった場合は、アナログ入力電圧ANinが接続点dの
比較電圧 (23/32)Vref よりも小さいが、接続点hの比
較電圧 (15/32)Vref よりも大きい場合であり、この場
合は、接続点dの比較電圧 (23/32)Vref と接続点hの
比較電圧 (15/32)Vref との間を4分割する接続点e,
f,gを選択すべく制御回路14は第2回目の比較を行な
うためのデジタルコード「1,0,1,1」を出力す
る。このデジタルコードがアナログマルチプレクサ12へ
入力されると、アナログマルチプレクサ12は表1に示す
接続点e,f,gの比較電圧 (21/32)Vref , (19/32)
ref , (17/32)Vref を夫々選択する。
【0015】そして選択された比較電圧は夫々比較器13
1 ,132 ,133 へ入力される。その後、比較器131 ,13
2 ,133 は前記同様に、入力された比較電圧とアナログ
入力電圧ANinとの第2回目の比較を行なう。第2回目の
比較において比較器131 ,132 ,133 の比較信号C1
2 ,C3 のうち少なくとも比較信号C1 が”1”レベ
ルであれば、制御回路14が、アナログ入力電圧ANinは接
続点eの比較電圧 (21/32)Vref より大きいと判定し、
接続点eの比較電圧 (21/32)Vref と接続点iの比較電
圧 (13/32)Vref との間を4分割する接続点f,g,h
を選択すべく以前出力したデジタルコード「1,0,
1,1」をそのまま出力し続ける。
【0016】また第2回目の比較において、比較出力信
号C1 =”0”レベル、C2 =C3=”1”レベルであ
れば、制御回路14が、アナログ入力電圧ANinは接続点e
の比較電圧 (21/32)Vref より小さいが接続点fの比較
電圧 (19/32)Vref より大きいと判定し、接続点eの比
較電圧 (21/32)Vref と接続点iの比較電圧 (13/32)V
ref との間を4分割する接続点f,g,hを選択すべく
以前出力したデジタルコードの2-3,2-4のみを「1,
0」に変更した後出力する。即ち制御回路14はデジタル
コード「1,0,1,0」を出力する。
【0017】また、第2回目の比較において比較出力信
号C1 =C2 =”0”レベル、C3=”1”レベルとな
れば、制御回路14が、アナログ入力電圧ANinは接続点f
の比較電圧 (19/32)Vref より小さいが接続点gの比較
電圧 (17/32)Vref より大きいと判定し、接続点fの比
較電圧 (19/32)Vref と接続点jの比較電圧(11/32)V
ref との間を4分割する接続点g,h,iを選択すべく
以前出力したデジタルコードの2-3,2-4のみを「0,
1」に変更した後出力する。即ち、制御回路14はデジタ
ルコード「1,0,0,1」を出力する。
【0018】更に第2回目の比較において比較出力信号
1 =C2 =C3 =”0”レベルとなれば、制御回路14
が、アナログ入力電圧ANinは接続点gの比較電圧 (17/3
2)Vref より小さいが接続点hの比較電圧 (15/32)V
ref より大きいと判定し、接続点gの比較電圧 (17/32)
ref と接続点kの比較電圧(9/32)Vref との間を4
分割する接続点h,i,jを選択すべく以前出力したデ
ジタルコードの2-3,2-4のみを「0,0」に変更した
後出力する。即ち、制御回路14はデジタルコード「1,
0,0,0」を出力する。
【0019】また第2回目の比較の後はラッチ回路16に
入力されたデジタルコードを一旦記憶した後端子171
174 を介して出力する。以下同様にして、第1回目の比
較を行った比較結果が○3あるいは○4の状態の場合、
制御回路14はデジタルコード「0,1,1,1」あるは
デジタルコード「0,0,1,1」を出力し、その後ア
ナログマルチプレクサ12が接続点i,j,kの各比較電
圧あるいは接続点m,n,oの各比較電圧を選択する。
そして、比較器131 ,132 ,133 の比較出力信号C1
2 ,C3 に応じて制御回路14は表1に示す4ビットの
デジタルコードを出力する。この結果、ラッチ回路16は
アナログ入力電圧ANinに応じたデジタルコードを出力す
る。
【0020】更に第2回目の比較が終了してラッチ回路
16がコード端子171 〜174 を介して4ビットのデジタル
コードを出力し終えると、制御回路14から制御出力端子
18を介して変換終了信号END を出力する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
のアナログ/デジタル変換回路は、接地電位から基準電
圧までの範囲で、アナログ入力電圧をnビット(nは自
然数)の精度で分解してアナログ電圧をデジタル値に変
換する。そのためアナログ入力電圧が基準電圧を超えて
いる場合は、アナログ入力電圧をデジタル値に正確に変
換できないという問題がある。本発明は斯かる問題に鑑
み、アナログ入力電圧が基準電圧を超えた場合でも、ア
ナログ電圧をデジタル値に正確に変換できるアナログ/
デジタル変換回路を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るアナログ
/デジタル変換回路は、アナログ入力電圧と基準電圧と
に基づいて、アナログ入力電圧を電圧が異なるアナログ
電圧に変成し、変成したアナログ電圧と基準電圧とを比
較して、その比較結果に基づきアナログ電圧を選択して
出力する電圧比較変成部を備える構成にする。第2発明
に係るアナログ/デジタル変換回路は、アナログ入力電
圧と基準電圧とに基づいて、アナログ入力電圧を電圧が
異なるアナログ電圧に変成し、変成したアナログ電圧
と、基準電圧とを比較し、その比較結果に基づきアナロ
グ電圧を選択して出力する電圧比較変成部を備え、アナ
ログ入力電圧及び基準電圧を入断する信号を与える構成
にする。
【0023】第3発明に係るアナログ/デジタル変換回
路は、アナログ入力電圧と基準電圧とに基づいてアナロ
グ入力電圧を電圧が異なるアナログ電圧に変成し、変成
したアナログ電圧と基準電圧とを比較し、その比較結果
に基づきアナログ電圧を選択して出力する電圧比較変成
部と、この電圧比較変成部へアナログ電圧を入力するた
めのインピーダンス変換器とを備える構成にする。第4
発明に係るアナログ/デジタル変換回路は、アナログ入
力電圧と基準電圧とに基づいて、アナログ入力電圧を電
圧が異なるアナログ電圧に変成し、変成したアナログ電
圧と基準電圧とを比較し、その比較結果に基づきアナロ
グ電圧を選択して出力する電圧比較変成部と、電圧比較
変成部から出力されるアナログ電圧を出力するためのイ
ンピーダンス変換器とを備える構成にする。
【0024】
【作用】第1発明では、アナログ入力電圧と基準電圧と
によりアナログ入力電圧を、電圧が異なるアナログ電圧
に変成する。アナログ電圧と基準電圧とを比較した比較
結果に基づいてアナログ電圧を選択すると、基準電圧以
上のアナログ入力電圧が基準電圧以下のアナログ電圧と
して得られる。このアナログ電圧と比較電圧とを比較し
てアナログ入力電圧をデジタル値に変換する。これによ
り基準電圧以上のアナログ入力電圧を、基準電圧以下の
アナログ入力電圧と同様デジタル値に変換できる。
【0025】第2発明では、アナログ入力電圧と基準電
圧とによりアナログ入力電圧を、電圧が異なるアナログ
電圧に変成する。アナログ電圧と基準電圧とを比較した
比較結果に基づいてアナログ電圧を選択すると、基準電
圧以上のアナログ入力電圧が基準電圧以下のアナログ電
圧として得られる。このアナログ電圧と比較電圧とを比
較してアナログ入力電圧をデジタル値に変換する。信号
を与えるとアナログ入力電圧及び基準電圧を遮断する。
これにより基準電圧以上のアナログ入力電圧を、基準電
圧以下のアナログ入力電圧と同様デジタル値に変換でき
る。またアナログ入力電圧及び基準電圧を遮断すれば消
費電流を低減できる。
【0026】第3発明では、インピーダンス変換器を介
してアナログ入力電圧を与える。入力されたアナログ入
力電圧と基準電圧とによりアナログ入力電圧を、電圧が
異なるアナログ電圧に変成する。アナログ電圧と基準電
圧とを比較した比較結果に基づいてアナログ電圧を選択
すると、基準電圧以上のアナログ入力電圧は基準電圧以
下のアナログ電圧として得られる。このアナログ電圧と
比較電圧とを比較してアナログ入力電圧をデジタル値に
変換する。これにより基準電圧以上のアナログ入力電圧
を、基準電圧以下のアナログ電圧と同様デジタル値に変
換できる。またインピーダンス変換器により、電圧比較
変成部へ入力されるアナログ入力電圧を安定させること
ができる。
【0027】第4発明では、アナログ入力電圧と基準電
圧とによりアナログ入力電圧を、電圧が異なるアナログ
電圧に変成する。アナログ電圧と基準電圧とを比較した
比較結果に基づいてアナログ電圧を選択すると、基準電
圧以上のアナログ入力電圧が基準電圧以下のアナログ電
圧として得られる。このアナログ電圧をインピーダンス
変換器へ入力し、インピーダンス変換器が出力するアナ
ログ電圧と比較電圧とを比較してアナログ入力電圧をデ
ジタル値に変換する。これにより基準電圧以上のアナロ
グ入力電圧を、基準電圧以下のアナログ入力電圧と同様
デジタル値に変換できる。また、インピーダンス変換器
により比較電圧と比較するためのアナログ電圧を安定さ
せることができる。
【0028】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面により詳
述する。図1は本発明に係るアナログ/デジタル変換回
路の第1実施例の構成を示すブロック図である。なお説
明の便宜上、変換精度が4ビットの場合の構成を示す。
基準電圧Vref が入力される端子と接地電位との間に
は、抵抗値が (3/2)R (Rは適宜の抵抗値) の抵抗111
と、抵抗値がRの14個の抵抗112 〜1115と、抵抗値が
(1/2)Rの抵抗1116との直列回路が介装されている。各
抵抗111 ,112 〜1115の夫々の接続点a,b〜oの電圧
たる比較電圧は、並列的にアナログマルチプレクサ12へ
入力される。アナログマルチプレクサ12は、後述する制
御回路14から与えられる選択コードに応じて各接続点a
〜oの適宜の3点の比較電圧を選択して出力するように
なっている。なお、アナログ/デジタル変換動作の開始
時は、自動的に接続点d,h,lが選択されるようにな
っている。
【0029】アナログマルチプレクサ12が選択して出力
する3点の比較電圧は、夫々比較器131 ,132 ,133
一入力端子へ入力されるようになっている。また基準電
圧Vref とアナログ入力電圧ANinとは、後述する電圧変
成部19と電圧比較部20とを備えている電圧比較変成部30
へ入力される。基準電圧Vref とアナログ入力電圧ANin
とを大小比較して、電圧比較変成部30から出力されるn
ビットの電圧比較結果信号BはインバータINを介して制
御回路14へ入力される。このインバータIVは、後述する
比較器201 〜20n の出力が、ANin−kVref <Vref
場合に“0”になり制御回路14を制御することになるか
ら、その場合に一般に“1”アクティブで信号を制御す
る制御回路14へ“1”の信号が入力されるように設けて
ある。制御回路14は、入力された電圧比較結果信号Bに
応じてn+1ビットの電圧変成信号MDを出力するように
なっており、この電圧変成信号MDは電圧比較変成部30へ
入力されるようになっている。
【0030】電圧変成信号MDを受取ってアナログ入力電
圧の変成を行ない、変成された変成入力電圧VMDは比較
器131 ,132 ,133 の他入力端子へ並列的に入力される
ようになっている。比較器131 ,132 ,133 は、入力さ
れた比較電圧と変成入力電圧VMDとを比較し、その比較
結果である比較出力信号C1 ,C2 ,C3 を並列的に制
御回路14へ与えるようになっている。制御回路14にはア
ナログ/デジタル変換を開始するための変換開始信号ST
が入力される制御入力端子15を設けていて、この制御入
力端子15に変換開始信号STが入力されると、制御回路14
はアナログマルチプレクサ12に選択コードを与えるよう
になっている。
【0031】更に制御回路14は比較器131 ,132 ,133
から並列的に与えられる比較出力信号C1 ,C2 ,C3
を受けて、この比較出力信号C1 ,C2 ,C3 に応じた
デジタルコードを出力するようになっている。このデジ
タルコードはアナログマルチプレクサ12に与えられる選
択コードと同じものである。そして、制御回路14から出
力されるデジタルコードは、ラッチ回路16へ入力され
て、一旦記憶され、その後コード端子171 〜174 を介し
て出力されるようになっている。電圧比較結果信号Bは
そのまま制御回路14を通ってラッチ回路16へ入力されて
記憶され、mビットのコード線(mはn<2m を満たす
最小の自然数)を介してコード端子175 に与えられ、コ
ード端子175 から出力されるようになっており、アナロ
グ入力電圧ANinが基準電圧Vref 以上の場合に、後述す
るようにアナログ入力電圧ANinから何倍の基準電圧V
ref を差し引いてアナログ/デジタル変換を可能にした
かの結果が示されるようになっている。更に制御回路14
には、アナログ/デジタル変換が終了したことを認識さ
せるための変換終了信号END が出力される制御出力端子
18を設けている。
【0032】図2は電圧比較変成部30の構成を示すブロ
ック図である。基準電圧Vref が入力される端子は、n
個の電圧変成部191 〜19n 夫々において、抵抗値RΩの
第1抵抗たる抵抗19a を介してゼロクロスタイプの差動
増幅器19e の負入力端子−と接続され、この負入力端子
−は抵抗値kRΩ(kは自然数であり1≦k≦n)の第
2抵抗たる抵抗19b を介して差動増幅器19e の出力端子
と接続されている。アナログ入力電圧ANinが入力される
端子は、n個の電圧変成部191 〜19n 夫々において、抵
抗値kRΩの第3抵抗たる抵抗19c を介して差動増幅器
19e の正入力端子+と接続され、正入力端子+は抵抗値
RΩの第4抵抗たる抵抗19d を介して接地されている。
【0033】電圧変成部191 (19n )における差動増幅
器19e の出力端子は電圧比較部たる比較器201 (20n
の正入力端子+とスイッチSW1 (SWn )とに接続されて
いる。比較器201 (20n )の負入力端子−には基準電圧
ref が入力される。比較器201 (20n )から電圧比較
結果信号B1 (Bn )が出力され、スイッチSW1 (S
Wn )を介して変成入力電圧VMD(VMD)が出力される
ようになっている。またアナログ入力電圧ANinが入力さ
れる端子はスイッチSW0 と接続されており、スイッチSW
0 からアナログ入力電圧ANinが変成入力電圧VMDとして
出力される。
【0034】なお、電圧変成部191 ,19n 以外の電圧変
成部及びそれに接続される比較器も同様に構成される。
スイッチSW0 〜SWn は電圧比較結果信号Bに応じて制御
回路14が出力する電圧変成信号MD1 〜MDn によって択一
的に選択して開閉されるようになっている。
【0035】次にこのように構成したアナログ/デジタ
ル変換回路の動作を前述した表1とともに説明する。制
御回路14の制御入力端子15に変換開始信号STを入力した
アナログ/デジタル変換の開始時には、先ず接続点d,
h,lの比較電圧(23/32) Vref ,(15/32) Vref
(7/32)Vref を選択する。つまり、基準電圧Vref
接地電位との間の電圧を4分割する接続点d,h,lの
比較電圧を選択する。そして選択した比較電圧を夫々比
較器131 ,132 ,133 へ入力する。このとき比較器1
31 ,132 ,133 夫々の他入力端子にデジタル値に変換
すべく変成されたアナログ電圧(以下変成入力電圧とい
う)を入力する。そうすると比較器131 ,132,133
夫々に入力されている比較電圧と、変成入力電圧VMD
の第1回目の比較を行なうようになる。
【0036】ところで、基準電圧Vref 及びアナログ入
力電圧ANinが電圧比較変成部30の電圧変成部191 〜19n
に入力されると、夫々の差動増幅器19e,19e …からはAN
in−kVref の電圧が出力される。ここでkを段階的に
異ならせていれば、夫々の差動増幅器から段階的に異な
ったアナログ電圧が出力される。例えば1段目の電圧変
成部191 からは、ANin−Vref の電圧ANin1 が出力さ
れ、2段目の電圧変成部192 からは、ANin−2Vref
電圧が出力される。このようにして差動増幅器から出力
された電圧ANin1 〜ANinn と、基準電圧Vref とを比較
器201 〜20n により大小比較すると、その比較結果であ
る電圧比較結果信号B1 〜Bn のデジタル値が得られ
る。即ち、ANin−kVref が、基準電圧Vref に達して
いない比較器の出力は”0”レベルとなり、基準電圧V
ref に達している比較器の出力は”1”レベルとなる。
したがって、電圧比較結果信号B1 〜Bn の値が“1”
から“0”に変化しているところでアナログ入力電圧AN
inから何倍の基準電圧Vref を減算すればANin−kV
ref が、0≦ANin−kVref ≦Vref の範囲に入るかが
判別できる。
【0037】このようにしてアナログ入力電圧ANinに応
じた電圧比較結果信号B1 〜Bn のデジタル値が得られ
る。そして、この電圧比較結果信号B1 〜Bn が制御回
路14に与えられると、制御回路14は各電圧変成部19
1 〜19n から出力される電圧のうち基準電圧Vref より
も小さく、基準電圧Vref に最も近い差動増幅器の出力
電圧又はアナログ入力電圧を変成入力電圧VMDとして出
力するためにスイッチSW0〜SWn を択一的に選択するn
+1ビットの電圧変成信号MDをスイッチSW0 〜SWnに与
える。これにより、基準電圧Vref を超えているアナロ
グ入力電圧ANinは差動増幅器から出力された基準電圧V
ref を超えていないアナログ電圧を選択して変成入力電
圧VMDとして比較器131 ,132 ,133 の他入力端子へ入
力される。
【0038】即ち、アナログ入力電圧ANinが基準電圧V
ref を超えている場合はスイッチSW1 〜SWn のいずれか
が開路し、基準電圧を超えていない場合はスイッチSW0
のみが開路して比較器131 ,132 ,133 には常に基準電
圧Vref 以下の変成入力電圧VMDを入力することにな
る。また電圧比較結果信号Bが与えられた制御回路14
は、その電圧比較結果信号Bをそのままラッチ回路16へ
与え、コード端子175 へ出力する。
【0039】このようにして、変成入力電圧VMDが比較
器131 ,132 ,133 の他入力端子に入力されて第1回目
の比較を行うことになる。ここで変成入力電圧VMDがア
ナログマルチプレクサ12から出力される比較電圧より大
きい場合、比較器131 ,132 ,133 夫々の比較出力信号
1 ,C2 ,C3が”1”レベルになるとすれば、第1
回目の比較結果は変成入力電圧VMDにより次の○1,○
2,○3,○4の4状態に区別することができる。 ○1 C1 =”1”レベル ○2 C1 =”0”レベル C2 =”1”レベル ○3 C1 =C2 =”0”レベル C3 =”1”レベ
ル ○4 C3 =”0”レベル
【0040】即ち、第1回目の比較結果が○1の状態の
場合は、変成入力電圧VMDが比較電圧 (23/32)Vref
りも大きい場合であり、基準電圧Vref と接続点dの比
較電圧 (23/32)Vref との間を4分割する接続点a,
b,cを選択すべくその後、制御回路14は第2回目の比
較を行なうためのデジタルコード「1,1,1,1」を
選択して出力する。このデジタルコードがアナログマル
チプレクサ12へ入力されると、アナログマルチプレクサ
12は前記表1に示す接続点a,b,cの比較電圧(29/3
2)Vref , (27/32)Vref , (25/32)Vref を夫々選択
する。選択された比較電圧を夫々比較器131 ,132 ,13
3 へ入力する。そして比較器131 ,132 ,133 は、入力
された比較電圧と変成入力電圧VMDとの第2回目の比較
を行う。
【0041】第2回目の比較において比較器131 ,1
32 ,133 の比較出力信号C1 ,C2 ,C3 がすべて”
1”レベルであれば、制御回路14が、変成入力電圧VMD
は接続点aの比較電圧よりも大きいと判定し、以前出力
したデジタルコード「1,1,1,1」をそのまま出力
し続ける。次にラッチ回路16は、それに入力されている
デジタルコード「1,1,1,1」を一旦記憶し、この
後コード端子171 〜174 を介して出力する。この結果、
第2回目の比較によって変成入力電圧VMDの値はデジタ
ルコード「1,1,1,1」にアナログ/デジタル変換
されたことになる。
【0042】また第2回目の比較において比較出力信号
1 =”0”レベル、C2 =C3 =”1”レベルとなれ
ば、制御回路14が、変成入力電圧VMDは接続点aの比較
電圧よりも小さいが接続点bの比較電圧 (27/32)Vref
よりも大きいと判定し、接続点aの比較電圧 (29/32)V
ref と接続点eの比較電圧 (23/32)Vref との間を4分
割する接続点b,c,dを選択すべく、以前出力したデ
ジタルコードの2-3,2-4のみを「1,0」に変更した
後出力する。即ち制御回路14はデジタルコード「1,
1,1,0」を出力する。
【0043】更に、第2回目の比較において比較出力信
号C1 =C2 =”0”レベル、C3=”1”レベルとな
れば、制御回路14が、変成入力電圧VMDは接続点bの比
較電圧より小さいが接続点cの比較電圧 (25/32)Vref
よりも大きいと判定し、接続点bの比較電圧 (27/32)V
ref と接続点fの比較電圧 (19/32)Vref との間を4分
割する接続点c,d,eを選択すべく、以前出力したデ
ジタルコードの2-3,2-4のみを「0,1」に変更した
後出力する。即ち制御回路14はデジタルコード「1,
1,0,1」を出力する。
【0044】また更に第2回目の比較において、比較出
力信号C1 =C2 =C3 =”0”レベルとなれば、制御
回路14が、変成入力電圧VMDは接続点cの比較電圧より
小さいが接続点dの比較電圧 (23/32)Vref よりも大き
いと判定し、接続点cの比較電圧 (25/32)Vref と接続
点gの比較電圧 (17/32)Vref との間を4分割する接続
点d,e,fを選択すべく、以前出力したデジタルコー
ドの2-3,2-4のみを「0,0」に変更した後出力す
る。即ち、制御回路14はデジタルコード「1,1,0,
0」を出力する。また第2回目の比較を行った後、ラッ
チ回路16はそれに入力されたデジタルコードを一旦記憶
した後にコード端子171 〜174 を介して出力する。
【0045】一方、第1回目の比較を行った後で比較結
果が○2の状態、即ちC1 =”0”レベル、C2 =”
1”レベルとなった場合は、変成入力電圧VMDは接続点
dの比較電圧 (23/32)Vref よりも小さいが、接続点h
の比較電圧 (15/32)Vref よりも大きい場合であり、こ
の場合は接続点dの比較電圧 (23/32)Vref と接続点h
の比較電圧 (15/32)Vref との間を4分割する接続点
e,f,gを選択すべく、この後、制御回路14は第2回
目の比較を行うためのデジタルコード「1,0,1,
1」を出力する。このデジタルコードをアナログマルチ
プレクサ12へ入力すると、アナログマルチプレクサ12は
表1に示す接続点e,f,gの各比較電圧 (21/32)V
ref , (19/32)Vref , (17/32)Vref を夫々選択す
る。選択した比較電圧を夫々比較器131 ,132 ,133
入力する。この後、比較器131 ,132 ,133は前記同様
に夫々入力された比較電圧と変成入力電圧VMDとの第2
回目の比較を行なう。
【0046】第2回目の比較において比較器131 ,1
32 ,133 の比較出力信号C1 ,C2 ,C3 がすべて”
1”レベルであれば制御回路14が、変成入力電圧VMD
接続点eの比較電圧 (21/32)Vref よりも大きいと判定
し、以前に出力したデジタルコード「1,0,1,1」
をそのまま出力し続ける。
【0047】また第2回目の比較において比較出力信号
1 =”0”レベル、C2 =C3 =”1”レベルであれ
ば、制御回路14が、変成入力電圧VMDは接続点eの比較
電圧より小さいが接続点fの比較電圧 (19/32)Vref
りも大きいと判定し、接続点eの比較電圧 (21/32)V
ref と接続点iの比較電圧 (13/32)Vref との間を4分
割する接続点f,g,hを選択すべく、以前出力したデ
ジタルコードの2-3,2-4のみを「1,0」に変更した
後出力する。即ち制御回路14はデジタルコード「1,
0,1,0」を出力する。
【0048】また、第2回目の比較において、比較出力
信号C1 =C2 =”0”レベル、C3 =”1”レベルと
なれば、制御回路14が、変成入力電圧VMDは接続点fの
比較電圧より小さいが、接続点gの比較電圧 (17/32)V
ref よりも大きいと判定し、接続点fの比較電圧 (19/3
2)Vref と接続点jの比較電圧 (11/32)Vref との間を
4分割する接続点g,h,iを選択すべく、以前出力し
たデジタルコードの2-3,2-4のみを「0,1」に変更
した後出力する。即ち制御回路14はデジタルコード
「1,0,0,1」を出力する。
【0049】更に、第2回目の比較において比較出力信
号C1 =C2 =C3 =”0”レベルとなれば、制御回路
14が、変成入力電圧VMDは接続点gの比較電圧より小さ
いが、接続点hの比較電圧 (15/32)Vref よりも大きい
と判定し、接続点gの比較電圧 (17/32)Vref と接続点
kの比較電圧 (9/32)Vref との間を4分割する接続点
h,i,jを選択すべく、以前出力したデジタルコード
の2-3,2-4のみを「0,0」に変更した後出力する。
即ち制御回路14はデジタルコード「1,0,0,0」を
出力する。また第2回目の比較を行った後は、ラッチ回
路16が第2回目の比較で入力されたデジタルコードを一
旦記憶した後、コード端子171 〜174 を介して出力す
る。
【0050】以下同様にして、第1回目の比較を行った
後の比較結果が○3又は○4の状態のとき制御回路14は
デジタルコード「0,1,1,1」又は「0,0,1,
1」を出力し、この後、アナログマルチプレクサ12が接
続点i〜hの比較電圧又は接続点m〜oの比較電圧を選
択する。そして比較器131 ,132 ,133 の比較出力信号
1 ,C2 ,C3 に応じて制御回路14は前記同様に表1
に示す4ビットのデジタルコードを出力する。
【0051】また比較器201 〜20n が出力する電圧比較
結果信号B1 〜Bn は制御回路14からラッチ回路16へ入
力され、ラッチ回路16はそのデジタル値を一旦記憶した
後、端子175 を介して出力され、デジタルコードの最上
位ビットになる。この結果、アナログ入力電圧ANinに応
じたデジタルコードがコード端子171 〜175 へ出力され
る。更に第2回目の比較が終了してラッチ回路16がコー
ド端子171 〜174 を介して4ビットのデジタルコードを
出力し終えると、制御回路14は制御出力端子18を介して
変換終了信号END を出力する。
【0052】このようにして、電圧比較変成部30はANin
−kVref の電圧を出力し、このANin−kVref と基準
電圧Vref とを比較した電圧比較結果信号Bを出力さ
せ、この電圧比較結果信号Bにより、アナログ入力電圧
ANinから何倍の基準電圧Vrefを減算すれば0≦ANin
kVref ≦Vref の範囲に入るかを判別することにな
り、この電圧比較結果信号Bに基づいた変成入力電圧V
MDを比較器131 ,132 ,133 へ入力するようにしている
ので、アナログ入力電圧ANinが基準電圧Vref 以上であ
っても、比較器131 ,132 ,133 には常に基準電圧V
ref 以下の変成入力電圧VMDが入力される。そのためア
ナログ入力電圧ANinが基準電圧Vref を超えていても、
超えていない場合と同様に、アナログ入力電圧をデジタ
ル値に正確に変換することができる。そして基準電圧以
上のアナログ電圧をデジタル値に変換した結果は上位4
ビットで表わされ、基準電圧以下のアナログ電圧をデジ
タル値に変換した結果は下位4ビットで表わされる。
【0053】図3は本発明に係るアナログ/デジタル変
換回路の第2実施例の構成を示すブロック図、図4は電
圧比較変成部の構成を示すブロック図である。図3にお
いて電圧比較変成部30にはアンプ駆動信号AMPON が与え
られている。それ以外の構成は図1に示した構成と同様
であり、同一構成部分には同符号を付している。
【0054】図4において、電圧変成部191 〜19n は夫
々、基準電圧Vref が入力される端子は第1回路たる抵
抗19a とトランジスタT1 との直列回路を介して差動増
幅器19e の負入力端子−と接続されており、この負入力
端子−は第2回路たる抵抗19b とトランジスタT2 との
直列回路をk個直列接続した回路を介して差動増幅器19
e の出力端子と接続されている。アナログ入力電圧ANin
が入力される端子は第3回路たる抵抗19c とトランジス
タT3 との直列回路をk個直列接続した回路を介して差
動増幅器19e の正入力端子+と接続されており、この正
入力端子+は第4回路たる抵抗19d とトランジスタT4
との直列回路を介して接地されている。
【0055】各抵抗19a,19b,19c,19d はRΩの同一抵抗
値に選定されており、各トランジスタT1 〜T4 は同一
サイズに選定されている。アンプ駆動信号AMPON が入力
される端子はトランジスタT1 ,T2 …,T3 …,T4
のゲートと共通に接続されている。それ以外の構成は図
2に示した電圧比較変成部30の構成と同様であり、同一
構成部分には同符号を付している。
【0056】このように構成したアナログ/デジタル変
換回路は、アナログ/デジタル変換動作を行なう場合に
アンプ駆動信号AMPON を電圧比較変成部30へ与える。そ
うすると、電圧変成部191 〜19n においてトランジスタ
1 ,T2 ,T3 ,T4 がともにオンして、図2に示し
た電圧変成部191 〜19n の回路と同様の機能をして、差
動増幅器19e からANin−KVref の電圧を出力する。し
たがって、この場合も前述したと同様のアナログ/デジ
タル変換動作を行わせることができる。
【0057】そして、アナログ/デジタル変換動作を行
わない場合、アンプ駆動信号AMPONを制御することによ
りトランジスタT1 〜T4 を全てオフさせて抵抗を流れ
る電流を遮断して、消費電流を低減できる。また抵抗と
同数のトランジスタを使用しているから、トランジスタ
のオン抵抗が各抵抗の抵抗値に寄与することになり、1
個の抵抗と、k個の抵抗との抵抗値の比は正確にk倍と
なりアナログ/デジタル変換の精度を高め得る。
【0058】図5は本発明に係るアナログ/デジタル変
換回路の第3実施例の電圧比較変成部の構成を示すブロ
ック図である。電圧変成部191 〜19n は夫々、基準電圧
ref が入力される端子は、第1回路たるトランジスタ
1 と抵抗19a との直列回路を介して差動増幅器19e の
負入力端子−と接続されており、この負入力端子−は第
2回路たるトランジスタT2 と抵抗19b との直列回路を
k個直列接続した回路を介して差動増幅器19e の出力端
子と接続されている。アナログ入力電圧ANinが入力され
る端子は、第3回路たるトランジスタT3 と抵抗19c と
の直列回路をk個直列接続した回路を介して差動増幅器
19e の正入力端子+と接続されており、この正入力端子
+は第4回路たる正入力端子+に接続したトランジスタ
4 と抵抗19d との直列回路を介して接地されている。
抵抗19a,19b,19c,19d はRΩの同一抵抗値に選定されて
いる。アンプ駆動信号AMPON が入力される端子はトラン
ジスタT1 ,T2 …,T3 …,T4 のゲートと共通接続
されている。それ以外の構成は図4に示した電圧比較変
成部30の構成と同様であり、同一構成部分には同符号を
付している。
【0059】このように構成した電圧比較変成部は図4
に示した電圧比較変成部と同様に動作する。そして前述
したと同様のアナログ/デジタル変換動作を行わせるこ
とができる。
【0060】そして、アナログ/デジタル変換動作を行
わない場合は、アンプ駆動信号AMPON を制御することに
より、トランジスタT1 〜T4 を全てオフさせて抵抗を
流れる電流を遮断して消費電流を低減できる。また抵抗
と同数のトランジスタを使用しているから、トランジス
タのオン抵抗が各抵抗の抵抗値に寄与して1個の抵抗
と、k個の抵抗との抵抗値の比は正確にk倍となりアナ
ログ/デジタル変換の精度を高め得る。更には、トラン
ジスタと抵抗とを直列接続して接地する回路のトランジ
スタを接地側に配置していないから、バックゲート効果
によるオン抵抗の影響をうけず、他のトランジスタと同
一のオン抵抗が得られて、1個の抵抗とk個の抵抗との
抵抗値の比をより正確にk倍になし得て、アナログ/デ
ジタル変換の精度をより高めることができる。
【0061】図6は、本発明に係るアナログ/デジタル
変換回路の第4実施例の構成を示すブロック図である。
アナログ入力電圧ANinが入力される端子は、例えばバッ
ファであるインピーダンス変換器IMC の正入力端子+と
接続されている。インピーダンス変換器IMC の負入力端
子−はその出力端子と接続されている。インピーダンス
変換器IMC から出力されるアナログ入力電圧は電圧比較
変成部30へ入力されている。それ以外の構成は図1に示
すアナログ/デジタル変換回路の構成と同様であり、同
一構成部分には同符号を付している。なお電圧比較変成
部30は図2に示す電圧比較変成部により構成している。
【0062】このように構成したアナログ/デジタル変
換回路は、アナログ入力電圧ANinがインピーダンス変換
器IMC を介して電圧比較変成部30へ入力されて、図2に
示すアナログ/デジタル変換回路と同様のアナログ/デ
ジタル変換動作をする。
【0063】そして、この場合はインピーダンス変換器
IMC の出力インピーダンスが小さいために電圧変成部19
1 〜19n (図2参照)の抵抗19c,19d に流れる電流変化
によるアナログ入力電圧の低下を防止できる。そのため
アナログ/デジタル変換の精度を安定させることができ
る。
【0064】図7は本発明に係るアナログ/デジタル変
換回路の第5実施例を示すブロック図である。アナログ
入力電圧ANinが入力される端子は例えばバッファからな
るインピーダンス変換器IMC の正入力端子+と接続され
ている。インピーダンス変換器IMC の負入力端子−はそ
の出力端子と接続されている。インピーダンス変換器IM
C から出力されるアナログ入力電圧は電圧比較変成部30
へ入力されている。それ以外の構成は図3に示すアナロ
グ/デジタル変換回路の構成と同様となっており、同一
構成部分には同符号を付している。電圧比較変成部30は
図4に示す電圧比較変成部により構成している。
【0065】このように構成したアナログ/デジタル変
換回路は、前述したと同様にアナログ/デジタル変換動
作を行なう。そしてこの場合は、前述したように電圧変
成部191 〜19n (図4参照) における消費電流を低減で
きる。またアナログ/デジタル変換の精度を高め得る。
更には、電圧変成部191 〜19n において、抵抗に流れる
電流が変化してもアナログ入力電圧の低下を防止でき
る。
【0066】図8は本発明に係るアナログ/デジタル変
換回路の第6実施例の構成を示すブロック図であり、図
7に示すアナログ/デジタル変換回路と同様に構成され
ており、同一構成部分には同符号を付している。電圧比
較変成部30は、図3に示す電圧比較変成部により構成し
ている。
【0067】このように構成したアナログ/デジタル変
換回路は前述したと同様のアナログ/デジタル変換動作
をする。そして、この場合は電圧変成部191 〜19n (図
3参照) における消費電流を低減できる。またトランジ
スタのバックゲート効果の影響をうけず、アナログ/デ
ジタル変換の精度をより高め得る。更には電圧変成部の
抵抗に流れる電流が変化してもアナログ入力電圧の低下
を防止できる。
【0068】図9は本発明に係るアナログ/デジタル変
換回路の第7実施例の構成を示すブロック図である。電
圧比較変成部30から出力される変成入力電圧VMDは例え
ばバッファからなるインピーダンス変換器IMC の正入力
端子+へ入力される。インピーダンス変換器IMC の負入
力端子−はその出力端子と接続されている。インピーダ
ンス変換器IMC から出力される変成入力電圧は比較器13
1 ,132 ,133 の他入力端子へ入力されるようになって
いる。それ以外の構成は図1に示すアナログ/デジタル
変換回路の構成と同様となっており、同一構成部分には
同符号を付している。そして電圧比較変成部30は図2に
示す電圧比較変成部により構成している。
【0069】このように構成したアナログ/デジタル変
換回路は、前述したと同様のアナログ/デジタル変換動
作をする。そしてこの場合は、比較器131 ,132 ,133
(図2参照)に流れる電流が変化してもインピーダンス
変換器IMC から出力される変成入力電圧VMDの低下を防
止できる。そのためアナログ/デジタル変換の精度を安
定させることができる。
【0070】図10は本発明に係るアナログ/デジタル変
換回路の第8実施例の構成を示すブロック図である。電
圧比較変成部30から出力される変成入力電圧VMDはイン
ピーダンス変換器IMC の正入力端子+へ入力される。イ
ンピーダンス変換器IMC から出力された変成入力電圧は
比較器131 ,132 ,133 の他入力端子へ入力されるよう
になっている。それ以外の構成は図3に示すアナログ/
デジタル変換回路の構成と同様となっており、同一構成
部分には同符号を付している。そして電圧比較変成部30
は図4の電圧比較変成部により構成している。
【0071】このように構成したアナログ/デジタル変
換回路は、前述したと同様のアナログ/デジタル変換動
作をする。そしてこの場合、アナログ/デジタル変換動
作を行なわない場合は電圧変成部191 〜19n の抵抗に流
れる電流を遮断できて消費電流を低減できる。抵抗と同
数のトランジスタを用いたことによりアナログ/デジタ
ル変換の精度を高め得る。更にインピーダンス変換器IM
C により、比較器に流れる電流変化による変成入力電圧
の低下を防止できる。
【0072】図11は本発明に係るアナログ/デジタル変
換回路の第9実施例の構成を示すブロック図であり、図
10に示すアナログ/デジタル変換回路と同様に構成され
ている。電圧比較変成部30は図5に示す電圧比較変成部
により構成している。このように構成したアナログ/デ
ジタル変換回路は前述したと同様のアナログ/デジタル
変換動作をする。
【0073】そしてこの場合、アナログ/デジタル変換
動作を行なわない場合は、電圧変成部191 〜19n の抵抗
に流れる電流を遮断できて、消費電流を低減できる。ま
たトランジスタT4 を直接に接地されない側に設けたの
で、バックゲート効果の影響をうけず他のトランジスタ
と同一のオン抵抗が得られてアナログ/デジタル変換の
精度をより高め得る。
【0074】更に、比較器131 ,132 ,133 に流れる電
流が変化してもインピーダンス変換器IMC により、比較
器131 ,132 ,133 へ入力する変成入力電圧VMDの低下
を防止できる。なお本実施例では変換精度が4ビットの
場合について説明したが、これは例示であるのは言うま
でもない。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように第1発明,第2発
明,第3発明,第4発明によれば、基準電圧を超えたア
ナログ入力電圧に対しても、そのアナログ入力電圧を正
確にデジタル値に変換できるアナログ/デジタル変換回
路を提供できる。
【0076】また、第2発明ではアナログ/デジタル変
換を行なわない場合は電圧変成部における消費電流を低
減できる。第3発明ではアナログ入力電圧をインピーダ
ンス変換器を介して電圧比較変成部へ入力したので、電
圧比較変成部へ入力されたアナログ入力電圧の低下を防
止できる。第4発明では電圧比較変成部が出力するアナ
ログ電圧をインピーダンス変換器を介して出力するよう
にしたので、比較電圧と比較すべきアナログ電圧の低下
を防止できる、等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアナログ/デジタル変換回路の第
1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】電圧比較変成部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明に係るアナログ/デジタル変換回路の第
2実施例の構成を示すブロック図である。
【図4】電圧比較変成部の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明に係るアナログ/デジタル変換回路の第
3実施例の電圧比較変成部の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明に係るアナログ/デジタル変換回路の第
4実施例の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明に係るアナログ/デジタル変換回路の第
5実施例の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明に係るアナログ/デジタル変換回路の第
6実施例の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明に係るアナログ/デジタル変換回路の第
7実施例の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明に係るアナログ/デジタル変換回路の
第8実施例の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明に係るアナログ/デジタル変換回路の
第9実施例の構成を示すブロック図である。
【図12】従来のアナログ/デジタル変換回路の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
111 ,112 〜116 抵抗 12 アナログマルチプレクサ 131 ,132 ,133 比較器 14 制御回路 16 ラッチ回路 171 〜175 端子 191 〜19n 電圧変成部 19e 差動増幅器 201 〜20n 比較器 30 電圧比較変成部 SW0 〜SWn スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準電圧を分圧した比較電圧に基づい
    て、アナログ入力電圧をデジタル値に変換するアナログ
    /デジタル変換回路において、アナログ入力電圧及び基
    準電圧に基づいて、アナログ入力電圧を電圧が異なるア
    ナログ電圧に変成するようになしており、該アナログ電
    圧及び基準電圧を比較して得られる電圧比較結果信号を
    出力するようになしていて、該電圧比較結果信号に関連
    して与えられる電圧変成信号に基づき前記アナログ電圧
    を選択し、選択したアナログ電圧を出力する電圧比較変
    成部を備え、該電圧比較変成部から出力されたアナログ
    電圧と前記比較電圧とを比較して、アナログ入力電圧を
    デジタル値に変化すべく構成してあることを特徴とする
    アナログ/デジタル変換回路。
  2. 【請求項2】 電圧比較変成部は、アナログ入力電圧と
    基準電圧とに基づき、アナログ入力電圧を電圧が異なる
    アナログ電圧に変成する電圧変成部と、前記アナログ電
    圧及び基準電圧を入力すべき電圧比較部とを備えて構成
    してあることを特徴とする請求項1記載のアナログ/デ
    ジタル変換回路。
  3. 【請求項3】 直列接続した第1抵抗と第2抵抗との接
    続部を差動増幅器の一入力端子と接続し、該一入力端子
    と差動増幅器の出力端子との間に第2抵抗を介装してお
    り、また第3抵抗と第4抵抗との接続部を前記差動増幅
    器の他入力端子と接続し、該他入力端子を第4抵抗を介
    して接地しており、第1抵抗及び第4抵抗の各抵抗値
    と、第2抵抗及び第3抵抗の各抵抗値とを異ならせてい
    る回路により、アナログ入力電圧をアナログ電圧に変成
    すべく構成してあることを特徴とする請求項1記載のア
    ナログ/デジタル変換回路。
  4. 【請求項4】 基準電圧を分圧した比較電圧に基づい
    て、アナログ入力電圧をデジタル値に変換するアナログ
    /デジタル変換回路において、アナログ入力電圧及び基
    準電圧を入断する信号が与えられており、その信号によ
    り与えられたアナログ入力電圧及び基準電圧に基づい
    て、アナログ入力電圧を電圧が異なるアナログ電圧に変
    成し、該アナログ電圧及び前記基準電圧を比較して得ら
    れる電圧比較結果信号を出力するようになしていて、該
    電圧比較結果信号に関連して与えられる電圧変成信号に
    基づき前記アナログ電圧を選択し、選択したアナログ電
    圧を出力する電圧比較変成部を備え、該電圧比較変成部
    から出力されたアナログ電圧と、前記比較電圧とを比較
    して、アナログ入力電圧をデジタル値に変換すべく構成
    してあることを特徴とするアナログ/デジタル変換回
    路。
  5. 【請求項5】 抵抗とトランジスタとの直列回路を複数
    組直列接続しており、1組の直列回路からなる第1回路
    と、複数組の直列回路からなる第2回路との接続部を差
    動増幅器の一入力端子と接続し、該一入力端子を第2回
    路を介して差動増幅器の出力端子と接続しており、また
    抵抗とトランジスタとの直列回路を複数組直列接続して
    おり、複数組の直列回路からなる第3回路と、1組の直
    列回路からなる第4回路との接続部を差動増幅器の他入
    力端子と接続し、該他入力端子を第4回路を介して接地
    しており、各抵抗を同一抵抗値になしている回路によ
    り、アナログ入力電圧をアナログ電圧に変成すべく構成
    してあることを特徴とする請求項4記載のアナログ/デ
    ジタル変換回路。
  6. 【請求項6】 抵抗とトランジスタとの直列回路を複数
    組直列接続しており、1組の直列回路からなる第1回路
    と、複数組の直列回路からなる第2回路との接続部を差
    動増幅器の一入力端子と接続しており、また抵抗とトラ
    ンジスタとの直列回路を複数組直列接続しており、複数
    組の直列回路からなる第3回路と、1組の直列回路から
    なる第4回路との接続部を差動増幅器の他入力端子と接
    続し、該他入力端子を第4回路を介して接地しており、
    第4回路のトランジスタは直接に接地されないようにな
    しており、各抵抗を同一抵抗値になしている回路によ
    り、アナログ入力電圧をアナログ電圧に変成すべく構成
    してあることを特徴とする請求項4記載のアナログ/デ
    ジタル変換回路。
  7. 【請求項7】 基準電圧を分圧した比較電圧に基づい
    て、アナログ入力電圧をデジタル値に変換するアナログ
    /デジタル変換回路において、アナログ入力電圧がイン
    ピーダンス変換器を介して与えられており、そのアナロ
    グ入力電圧及び基準電圧に基づいてアナログ入力電圧
    を、電圧が異なるアナログ電圧に変成し、該アナログ電
    圧及び前記基準電圧を比較して、その比較結果である電
    圧比較結果信号を出力するようになしていて、該電圧比
    較結果信号に関連して与えられる電圧変成信号に基づき
    前記アナログ電圧を選択し、選択したアナログ電圧を出
    力する電圧比較変成部を備え、該電圧比較変成部から出
    力されたアナログ電圧と、前記比較電圧とを比較して、
    アナログ入力電圧をデジタル値に変換すべく構成してあ
    ることを特徴とするアナログ/デジタル変換回路。
  8. 【請求項8】 直列接続した第1抵抗と第2抵抗との接
    続部を差動増幅器の一入力端子と接続し、該一入力端子
    と差動増幅器の出力端子との間に第2抵抗を介装してお
    り、また第3抵抗と第4抵抗との接続部を前記差動増幅
    器の他入力端子と接続し、該他入力端子を第4抵抗を介
    して接地しており、第1抵抗及び第4抵抗の各抵抗値
    と、第2抵抗及び第3抵抗の各抵抗値と異ならせている
    回路、又は、抵抗とトランジスタとの直列回路を複数組
    直列接続しており、1組の直列回路からなる第1回路
    と、複数組の直列回路からなる第2回路との接続部を差
    動増幅器の一入力端子と接続し、該一入力端子を第2回
    路を介して差動増幅器の出力端子と接続しており、また
    抵抗とトランジスタとの直列回路を複数組直列接続して
    おり、複数組の直列回路からなる第3回路と、1組の直
    列回路からなる第4回路との接続部を差動増幅器の他入
    力端子と接続し、該他入力端子を第4回路を介して接地
    しており、各抵抗を同一抵抗値になしている回路、ある
    いは、抵抗とトランジスタとの直列回路を複数組直列接
    続しており、1組の直列回路からなる第1回路と、複数
    組の直列回路からなる第2回路との接続部を差動増幅器
    の一入力端子と接続しており、また抵抗とトランジスタ
    との直列回路を複数組直列接続しており、複数組の直列
    回路からなる第3回路と、1組の直列回路からなる第4
    回路との接続部を差動増幅器の他入力端子と接続し、該
    他入力端子を第4回路を介して接地しており、第4回路
    のトランジスタは直接に接地されないようにしており、
    各抵抗を同一抵抗値になしている回路により、アナログ
    入力電圧をアナログ電圧に変成すべく構成してあること
    を特徴とする請求項7記載のアナログ/デジタル変換回
    路。
  9. 【請求項9】 基準電圧を分圧した比較電圧に基づいて
    アナログ入力電圧をデジタル値に変換するアナログ/デ
    ジタル変換回路において、アナログ入力電圧及び基準電
    圧に基づいてアナログ入力電圧を電圧が異なるアナログ
    電圧に変成するようになしており、該アナログ電圧及び
    基準電圧を比較して、その比較結果である電圧比較結果
    信号を出力するようになしていて、該電圧比較結果信号
    に関連して与えられる電圧変成信号に基づき前記アナロ
    グ電圧を選択し、選択したアナログ電圧を出力する電圧
    比較変成部と、該電圧比較変成部から出力されるアナロ
    グ電圧を入力すべきインピーダンス変換器とを備え、該
    インピーダンス変換器から出力されるアナログ電圧と、
    前記比較電圧とを比較して、アナログ入力電圧をデジタ
    ル値に変換すべく構成してあることを特徴とするアナロ
    グ/デジタル変換回路。
  10. 【請求項10】 直列接続した第1抵抗と第2抵抗との
    接続部を差動増幅器の一入力端子と接続し、該一入力端
    子と差動増幅器の出力端子との間に第2抵抗を介装して
    おり、また第3抵抗と第4抵抗との接続部を前記差動増
    幅器の他入力端子と接続し、該他入力端子を第4抵抗を
    介して接地しており、第1抵抗及び第4抵抗の各抵抗値
    と、第2抵抗及び第3抵抗の各抵抗値とを異ならせてい
    る回路、又は、抵抗とトランジスタとの直列回路を複数
    組直列接続しており、1組の直列回路からなる第1回路
    と、複数組の直列回路からなる第2回路との接続部を差
    動増幅器の一入力端子と接続し、該一入力端子を第2回
    路を介して差動増幅器の出力端子と接続しており、また
    抵抗とトランジスタとの直列回路を複数組直列接続して
    おり、複数組の直列回路からなる第3回路と、1組の直
    列回路からなる第4回路との接続部を差動増幅器の他入
    力端子と接続し、該他入力端子を第4回路を介して接地
    しており、各抵抗を同一抵抗値になしている回路、ある
    いは、抵抗とトランジスタとの直列回路を複数組直列接
    続しており、1組の直列回路からなる第1回路と、複数
    組の直列回路からなる第2回路との接続部を差動増幅器
    の一入力端子と接続しており、また抵抗とトランジスタ
    との直列回路を複数組直列接続しており、複数組の直列
    回路からなる第3回路と、1組の直列回路からなる第4
    回路との接続部を差動増幅器の他入力端子と接続し、該
    他入力端子を第4回路を介して接地しており、第4回路
    のトランジスタは直接に接地されないようにしており、
    各抵抗を同一抵抗値になしている回路により、アナログ
    入力電圧をアナログ電圧に変成すべく構成してあること
    を特徴とする請求項9記載のアナログ/デジタル変換回
    路。
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JP5301710A JPH07154259A (ja) 1993-12-01 1993-12-01 アナログ/デジタル変換回路
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