JPH0715359A - 電池駆動型のワイヤレス送信器 - Google Patents

電池駆動型のワイヤレス送信器

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Publication number
JPH0715359A
JPH0715359A JP15590193A JP15590193A JPH0715359A JP H0715359 A JPH0715359 A JP H0715359A JP 15590193 A JP15590193 A JP 15590193A JP 15590193 A JP15590193 A JP 15590193A JP H0715359 A JPH0715359 A JP H0715359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
wireless transmitter
voltage
dummy current
internal resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP15590193A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Okumura
浩一 奥村
Hiroshi Nakajo
浩 中条
Seiji Murao
誠治 村尾
Hideaki Okada
英明 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実動作に入る前に自動的に駆動電池の内部抵
抗を低下させる電池駆動型のワイヤレス送信器を提供す
ることを目的とする。 【構成】 保存時に経時変化により一時的な内部抵抗の
上昇を来す塩化チオニル・リチウム電池等の電池10で
駆動する電池駆動型のワイヤレス送信器であって、電源
が投入されると電池10にダミー電流I1を流させる手
段16と、このダミー電流流出時の電池10の電圧値を
検出する電圧検出器14と、この電圧検出器14が電池
10の正常な電圧値を検出する迄、ダミー電流I1を流
させると共に、本体のワイヤレス送信器に実動作をさせ
ないコントロール回路12とを備えた構成となってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保存時に経時変化によ
り一時的な内部抵抗の上昇を来す塩化チオニル・リチウ
ム電池等の電池で駆動する、電池駆動型のワイヤレス送
信器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】セキュリティシステムなどのワイヤレス
送信器等に使用される塩化チオニル・リチウム電池の放
電特性は、負極のリチウム金属表面に生成する塩化リチ
ウムの皮膜に左右される。長期保存などで皮膜が成長し
た状態で電池を放電させると、放電開始と同時に皮膜の
生成状態が急激に変化し、過渡現象を呈した後、安定状
態になる。従って、皮膜による負極表面の抵抗が内部抵
抗(例えば50Ω〜400Ω)となり、この内部抵抗の
為に、電池電圧は、放電開始時には急激に低下(例えば
1V以上)した後、放電電流(例えば20mA程度)の
流出に伴って正常電圧(作動電圧:例えば3.2V以
上)に復帰する。図4はこのような現象を示したグラフ
である。
【0003】従って、塩化チオニル・リチウム電池のよ
うな電池を駆動電池に使用したワイヤレス送信器では、
長期間保存された電池に入れ替えた後や、長期間の不使
用状態の後に、電源を投入すると、一時的に正常な作動
電圧が供給されないので、この間は、送信出力の低下や
不動作等、充分な機能を満たすことが出来ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、第1の発明では、実動作に
入る前に自動的に駆動電池の内部抵抗を低下させる電池
駆動型のワイヤレス送信器を、第2の発明では、駆動電
池の内部抵抗を上昇させない電池駆動型のワイヤレス送
信器を、各々提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
提案される請求項1に記載の本発明による電池駆動型の
ワイヤレス送信器は、保存時に経時変化により一時的な
内部抵抗の上昇を来す塩化チオニル・リチウム電池等の
電池で駆動する電池駆動型のワイヤレス送信器であっ
て、電源が投入されると上記電池にダミー電流を流させ
る手段と、このダミー電流流出時の上記電池の電圧値を
検出する電圧検出器と、この電圧検出器が上記電池の正
常な電圧値を検出する迄、上記ダミー電流を流させると
共に、本体のワイヤレス送信器に実動作をさせないコン
トロール回路とを備えた構成となっている。
【0006】請求項2に記載の本発明による電池駆動型
のワイヤレス送信器は、保存時に経時変化により一時的
な内部抵抗の上昇を来す塩化チオニル・リチウム電池等
の電池で駆動する電池駆動型のワイヤレス送信器であっ
て、上記電池を微小電流にて常時放電させる放電回路
と、この放電回路と本体のワイヤレス送信器回路の上記
電池との接続を切り替える切替スイッチとを備えた構成
となっている。
【0007】
【作用】請求項1に記載の本発明による電池駆動型のワ
イヤレス送信器では、電源が投入されると電池にダミー
電流を流させる手段と、このダミー電流流出時の上記電
池の電圧値を検出する電圧検出器と、この電圧検出器が
上記電池の正常な電圧値を検出する迄、上記ダミー電流
を流させると共に、本体のワイヤレス送信器に実動作を
させないコントロール回路とを備えているので、実動作
に入る前に自動的に駆動電池の内部抵抗を低下させるこ
とが出来、送信出力の低下や不動作等の機能不良を起こ
さない。
【0008】請求項2に記載の本発明による電池駆動型
のワイヤレス送信器では、電池を微小電流にて常時放電
させる放電回路と、この放電回路と本体のワイヤレス送
信器回路の上記電池との接続を切り替える切替スイッチ
とを備えているので、長期間、不使用の場合でも、上記
切替スイッチを上記放電回路と上記電池との接続側に切
り替えておけば、上記電池は活性状態となって内部抵抗
の上昇を防止出来、使用する時には、即時に実動作に入
ることが出来る。
【0009】
【実施例】以下に、添付図を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図1は、本発明による電池駆動型のワ
イヤレス送信器の要部構成例を示したブロック図であ
る。図において、10は塩化チオニル・リチウム電池等
の駆動用の電池、12はコントロール回路、13は電源
スイッチ、14は電源スイッチ13の投入時に電池10
の電圧値を検出する電圧検出器、15は電源スイッチ1
3の投入時に、電池10にダミー電流を流させる手段1
6を作動させる為のSout信号を出力するコントロー
ル回路12のSout端子、17はワイヤレス送信器の
実動作時に電池10の電圧を監視して電池切れを検出す
る為の電池切れ検出器、I1はダミー電流である。
【0010】このような電池駆動型のワイヤレス送信器
の動作を以下に説明する。電源スイッチ13が投入され
ると、コントロール回路12はSout端子15からS
out信号を出力すると共に、ワイヤレス送信器本体を
実動作させない。Sout信号を受けて、電池10にダ
ミー電流I1を流させる手段16はONになり、ダミー
電流I1(例えば、30mA程度。大きい方が実動作に
入る迄の時間が短縮される。)を流させる。
【0011】電池10からダミー電流I1が流れ始める
と、電圧検出器14は電池10の電圧値(この時の電圧
値は、例えば2.6V程度である。)を検出し始める。
(監視モード) 電池10からダミー電流I1が流れ続けると、電池10
の内部抵抗が低下するので、電圧検出器14の検出電圧
は、上昇して行く。そうして、電池10の正常な電圧値
(例えば、3.2Vとする。)に達すると、コントロー
ル回路12は、初めてワイヤレス送信器本体を実動作さ
せる。(セキュリティシステムではアラーム監視モー
ド) 図3はこのような動作を示したタイムチャートである。
【0012】図4は、本発明による電池駆動型のワイヤ
レス送信器の要部構成例を示したブロック図である。請
求項1に記載の電池駆動型のワイヤレス送信器(図1)
と同様のところは、同一符号を付して説明を省略する。
図において、18はコントロール回路、19は切替スイ
ッチ、20はワイヤレス送信器本体である内部回路、I
2は電池10の放電に伴う微小電流、Rは放電回路の抵
抗である。
【0013】このような電池駆動型のワイヤレス送信器
の動作を以下に説明する。出荷時等、長期間、ワイヤレ
ス送信器を使用しない時は、切替スイッチ19を(a)
側にしておく。そうすると、放電回路が形成されて、抵
抗R(例えば、100〜200kΩ程度)を介して、電
池10が放電し初め、抵抗Rには微小電流I2(例え
ば、20〜30μA)が流れ続ける。この微小電流I2
が流れ続けている間は、電池10の内部抵抗の上昇は抑
制され(図5参照)、電池10は活性状態を維持出来
る。
【0014】ワイヤレス送信器を使用する時は、切替ス
イッチ19を(b)側にすると、使用可能状態になり、
この状態で電源スイッチ13を投入すれば、即時に実動
作に入ることが出来る。尚、上記の微小電流I2を例え
ば30μAに設定した場合、約半年間、放電し続けたと
して、その間の放電量は 30μA×24時間×365日/2=131mAh となり、電池10の通常の電池容量1500mAhの1
0%程度であって、電池寿命への影響は軽微である。
【0015】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明による電池駆動
型のワイヤレス送信器によれば、実動作に入る前に自動
的に駆動電池の内部抵抗を低下させることが出来、送信
出力の低下や不動作等の機能不良を起こさない。請求項
2に記載の本発明による電池駆動型のワイヤレス送信器
によれば、長期間、不使用の場合でも、切替スイッチを
放電回路と電池との接続側に切り替えておけば、電池は
活性状態となって内部抵抗の上昇を防止出来、使用する
時には、即時に実動作に入ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の本発明による電池駆動型のワ
イヤレス送信器の一実施例の要部構成例を示したブロッ
ク図である。
【図2】請求項1に記載の本発明による電池駆動型のワ
イヤレス送信器の電源投入時の動作を示したタイムチャ
ートである。
【図3】請求項2に記載の本発明による電池駆動型のワ
イヤレス送信器の一実施例の要部構成例を示したブロッ
ク図である。
【図4】塩化チオニル・リチウム電池の放電特性を示し
たグラフである。
【図5】塩化チオニル・リチウム電池を28μAの微小
電流で放電させた場合の内部抵抗の変化を示したグラフ
である。
【符号の説明】
10・・・電池 12,18・・・コントロール回路 13・・・電源スイッチ 14・・・電圧検出器 15・・・Sout端子 16・・・ダミー電流を流させる手段 19・・・切替スイッチ 20・・・内部回路 I1・・・ダミー電流 I2・・・微小電流 R・・・抵抗
フロントページの続き (72)発明者 岡田 英明 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保存時に経時変化により一時的な内部抵抗
    の上昇を来す塩化チオニル・リチウム電池等の電池で駆
    動する電池駆動型のワイヤレス送信器であって、 電源が投入されると上記電池にダミー電流を流させる手
    段と、このダミー電流流出時の上記電池の電圧値を検出
    する電圧検出器と、この電圧検出器が上記電池の正常な
    電圧値を検出する迄、上記ダミー電流を流させると共
    に、本体のワイヤレス送信器に実動作をさせないコント
    ロール回路とを備えたことを特徴とするワイヤレス送信
    器。
  2. 【請求項2】保存時に経時変化により一時的な内部抵抗
    の上昇を来す塩化チオニル・リチウム電池等の電池で駆
    動する電池駆動型のワイヤレス送信器であって、 上記電池を微小電流にて常時放電させる放電回路と、こ
    の放電回路と本体のワイヤレス送信器回路の上記電池と
    の接続を切り替える切替スイッチとを備えたことを特徴
    とするワイヤレス送信器。
JP15590193A 1993-06-25 1993-06-25 電池駆動型のワイヤレス送信器 Withdrawn JPH0715359A (ja)

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JP15590193A JPH0715359A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 電池駆動型のワイヤレス送信器

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JP15590193A JPH0715359A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 電池駆動型のワイヤレス送信器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0715359A true JPH0715359A (ja) 1995-01-17

Family

ID=15615995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15590193A Withdrawn JPH0715359A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 電池駆動型のワイヤレス送信器

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JP (1) JPH0715359A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010011530A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Yokogawa Electric Corp 電池駆動型のフィールド機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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