JPH07153364A - 漏電遮断器 - Google Patents

漏電遮断器

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JPH07153364A
JPH07153364A JP30171193A JP30171193A JPH07153364A JP H07153364 A JPH07153364 A JP H07153364A JP 30171193 A JP30171193 A JP 30171193A JP 30171193 A JP30171193 A JP 30171193A JP H07153364 A JPH07153364 A JP H07153364A
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insulating case
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earth leakage
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Yuji Sato
雄二 佐藤
Michio Murakami
実千夫 村上
Setsuo Hosogai
節夫 細貝
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過電流検出装置の極間及び負荷側に絶縁物で
成形された絶縁ケースを設けてこれに漏電検出部等を収
納し小形化と絶縁の信頼性の向上を図る。 【構成】 過電流検出装置4の極間及び負荷側に絶縁物
で一体成形された絶縁ケース11を設け、この部分に漏
電検出部,零相変流器7,一次導体8を収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子式の漏電遮断器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば特開昭61−296633
号公報に示された従来の漏電遮断器を示す一部破断の斜
視図、図10は図9の平面図である。図において、1は
モールドベース1aとモールドカバー1bとからなる遮
断器筐体、2はモールドベース1aの相間絶縁壁、3は
遮断器を開閉する開閉機構部、4は過電流検出装置、5
は電子回路基板で、モールドベース1aの収納部6に収
納される。7は零相変流器(以下ZCTという)、8は
ZCT7を貫通する一次導体、9は一次導体8に接続さ
れる負荷端子、10は漏電引外し装置である。
【0003】過電流を検出して引外し動作を行う過電流
検出装置4の極間の絶縁のために、モールドベース1a
に相間絶縁壁2が形成され、図示しないがモールドカバ
ー1bにも同様の相間絶縁壁が形成されている。かつ過
電流検出装置4の負荷側には、ZCT7が配置されると
共にモールドベース1aに形成された収納部6があり、
これに電子回路基板5が収納されて保護されている。ま
た、ZCT7を貫通する一次導体8は、過電流検出装置
4より負荷側に向って配置されて負荷端子9に接続され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の漏電遮断器で
は、過電流検出装置4の絶縁を遮断器筐体1のモールド
ベース1aに形成された相間絶縁壁2,あるいは絶縁物
のバリヤを別に配置することにより行っているので、こ
の部分に部品の配置ができないので電子回路基板5,Z
CT7等は過電流検出装置4の負荷側に,あるいは底部
に配置することとなり、遮断器筐体1の電源負荷方向の
全長が大きくなって小形化が図れないという問題点があ
った。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、遮断器筐体の電源負荷方向の全
長を小さくして小形化が図れる漏電遮断器を得ることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る漏電遮断
器は、電子回路基板を収容する基板収納スペースと、こ
の基板収納スペースに連なる相間スペースと、この相間
スペースと前記基板収納スペースとに連なるZCT収納
スペースとを形成する薄肉絶縁ケースを備え、かつこの
絶縁ケースを遮断器筐体のベースの負荷側端子に隣接す
る位置に配置したものである。
【0007】また、遮断器筐体のベースの底面に、この
底面に当たる絶縁ケースの形状に合わせた凹みを設けた
ものである。
【0008】
【作用】この発明においては、過電流検出装置の相間に
絶縁性樹脂で一体成形された収納空間を有する絶縁ケー
スが配置されるので、この相間部分に大形の電子部品を
収納でき、遮断器筐体の電源負荷方向の短縮が図れる。
【0009】また、ベース底面の凹みに絶縁ケースの底
面が嵌り込むので、凹みによりベースと絶縁ケースとの
重なり部が形成される。
【0010】
【実施例】
実施例1.この発明の一実施例を図1〜図5について説
明する。図1は一部を破断した平面図、図2は図1の線
II−IIの断面図、図3はモールドベースと絶縁ケースの
分解斜視図、図4は絶縁ケースの平面図、図5は図4の
斜視図であり、前記従来のものと同一または相当部分に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0011】図において、11は電気絶縁性樹脂で一体
成形された薄肉絶縁ケースで、電子回路基板5を収容す
る基板収納スペース11aと、この基板収納スペース1
1aに連なる相間スペース11b,11cと、この相間
スペース11b,11cと基板収納スペース11aとに
連なるZCT収納スペース11dとが形成されている。
12は相間スペース11bを仕切る仕切壁で、トリップ
ボタン13の挿入スペース11eを形成している。14
a,14bは基板収納スペース11a内に対向状に突出
させた突起で、電子回路基板5を両側から挟着して保持
するように絶縁ケース11に一体成形されている。15
は絶縁ケース11の両側に突出させた側部で、モールド
ベース1aの溝16に挿入嵌合される。17は絶縁ケー
ス11の電源端子18の側に設けた凸部で、モールドベ
ース1aの凹部19に挿入嵌合される。20はモールド
ベース1aの底面に設けた凹みで、絶縁ケース11の底
面の形状に合わせてある。
【0012】図5に示すように電子回路基板5を絶縁ケ
ース11の基板収納スペース11aに入れると、電子回
路基板5は図4に示すように突起14a,14bにより
挟着されると共に両側を凹部21に嵌合されて正確に位
置決め嵌合されると共に、その状態では基板上の大形電
子部品22が相間スペース11c内に収納される。さら
に、この絶縁ケース11にZCT7,3個の過電流検出
装置4,3個の負荷端子9を図3に示すように装着して
一次導体8で配線した後、これをモールドベース1aに
上方から挿入する。その際、絶縁ケース11の両側部1
5を両溝16にそれぞれ挿入すると共に両凸部17を両
凹部19にそれぞれ挿入して、絶縁ケース11をモール
ドベース1aに嵌合する。図1,図2に示すようにモー
ルドベース1aに嵌合された状態では、両側部15が両
溝16にまた両凸部17が両凹部19にそれぞれ嵌合さ
れて絶縁ケース11はモールドベース1aに正確に位置
決めされて装着される。
【0013】図1に示すように各過電流検出装置4の極
間に、相間スペース11b,11cを有する絶縁ケース
11を設けることにより、一方の相間スペース11cに
は電子回路基板5の大形部品22を配置できるので、電
子回路基板5を過電流検出装置4のすぐ負荷側に配置で
き、またこの絶縁ケース11により絶縁及び過電流検出
装置4より熱を遮断できるので電子回路基板5の信頼性
の向上が図られ、さらに過電流検出装置4の極間の底部
にはZCT7を配置できると共にこのZCT7を貫通す
る一次導体8を過電流検出装置4の極間に立上げ収納保
持することができるので、漏電遮断器における電子回路
基板5,ZCT7,一次導体8の収納を省スペースでで
きて漏電遮断器を小形化することができる。
【0014】実施例2.図3に示すようにモールドベー
ス1aの底面に凹み20を設けておくと、絶縁ケース1
1の底面がここに嵌り込むので、この凹み20によりモ
ールドベース1aと絶縁ケース11との重なり部が形成
される。この重なり部により電源負荷間の見通し及び電
子回路基板5,ZCT7への見通しがなくなり、遮断時
のガス流や溶融物によるメグ低下などに対して絶縁信頼
性が向上する。
【0015】実施例3.上記実施例1に示すように絶縁
ケース11の基板収納スペース11a内に突起14a,
14bを設けておくと、電子回路基板5を挟んで絶縁ケ
ース11の形状が維持されてたわみが防止されるので、
絶縁ケース11の薄肉化が図れるものである。この突起
14a,14bに変えて、図6に示すように電子回路基
板5の穴5aに左右から装着したブッシュ23a,23
bとしてもよいし、さらに図7に示すように延長突起1
4Aとしてこれを電子回路基板5のスリット5bに通す
ようにしても、同様の効果が得られる。
【0016】実施例4.図8に示すように絶縁ケース1
1の負荷端子側に壁11Aを開口部に向って肉厚が薄く
なるようにすると、上記各実施例の突起14a,14
b,14A,ブッシング27a,23bが不要になる。
この場合、電子回路基板5において、電子部品の形状の
大きいものを絶縁ケース11の開口部近辺に配置するこ
とにより、ケース幅を大きくすることなくかつ電子回路
基板5の収納スペースに余裕がとれる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば遮断器
筐体の電源負荷方向の全長を小さくして小形化が図れる
という効果が得られる。
【0018】また、ベースの凹みによりベースと絶縁ケ
ースとの重なり部が形成されるので、電源負荷間の見通
し及び電子回路基板,ZCTへの見通しがなくなり、遮
断時のガス流や溶融物によるメグ低下などに対して絶縁
信頼性が向上するという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による漏電遮断器の一部破
断平面図である。
【図2】図1の線II−IIの断面図である。
【図3】モールドベースと絶縁ケースの分解斜視図であ
る。
【図4】絶縁ケースの平面図である。
【図5】図4の斜視図である。
【図6】この発明の実施例3の要部組立斜視図である。
【図7】この発明の実施例3の要部組立斜視図である。
【図8】この発明の実施例4の要部組立断面図である。
【図9】従来例を示す一部破断の斜視図である。
【図10】図9の平面図である。
【符号の説明】
1 遮断器筐体 1a モールドベース 1b モールドカバー 3 開閉機構部 4 過電流検出装置 5 電子回路基板 7 零相変流器 8 一次導体 9 負荷端子 11 絶縁ケース 11a 基板収納スペース 11b 相間スペース 11c 相間スペース 11d ZCT収納スペース 13 トリップボタン 14a 突起 14d 突起 20 凹み
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】図5に示すように電子回路基板5を絶縁ケ
ース11の基板収納スペース11aに入れると、電子回
路基板5は図4に示すように突起14a,14bにより
挟着されると共に両側を凹部21に嵌合されて正確に位
置決め嵌合されると共に、その状態では基板上の大形電
子部品22が相間スペース11c内に収納される。さら
に、この絶縁ケース11にZCT7,3個の負荷端子
,一次導体8を図3に示すように装着した後、これを
モールドベース1aに上方から挿入する。その際、絶縁
ケース11の両側部15を両溝16にそれぞれ挿入する
と共に両凸部17を両凹部19にそれぞれ挿入して、絶
縁ケース11をモールドベース1aに嵌合する。さらに
3個の過電流検出装置4をモールドベース1aに挿入し
一次導体8と接続する。図1,図2に示すようにモール
ドベース1aに嵌合された状態では、両側部15が両溝
16にまた両凸部17が両凹部19にそれぞれ嵌合され
て絶縁ケース11はモールドベース1aに正確に位置決
めされて装着される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子回路基板を収容する基板収納スペー
    スと、この基板収納スペースに連なる相間スペースと、
    この相間スペースと前記基板収納スペースとに連なるZ
    CT収納スペースとを形成する薄肉絶縁ケースを備え、 この絶縁ケースを遮断器筐体のベースの負荷側端子に隣
    接する位置に配置したことを特徴とする漏電遮断器。
  2. 【請求項2】 遮断器筐体のベースの底面に当たる絶縁
    ケースの形状に合わせた凹みを、前記ベースの底面に設
    けたことを特徴とする請求項1の漏電遮断器。
JP05301711A 1993-12-01 1993-12-01 漏電遮断器 Expired - Fee Related JP3143298B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006310030A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 漏電遮断器
JP2011034714A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Mitsubishi Electric Corp 遮断器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006310030A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 漏電遮断器
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