JPH071528U - バックライト用蛍光ランプ駆動装置 - Google Patents

バックライト用蛍光ランプ駆動装置

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JPH071528U
JPH071528U JP2650393U JP2650393U JPH071528U JP H071528 U JPH071528 U JP H071528U JP 2650393 U JP2650393 U JP 2650393U JP 2650393 U JP2650393 U JP 2650393U JP H071528 U JPH071528 U JP H071528U
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JP2650393U
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Inventor
芳弘 小林
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ミヨタ株式会社
オリエクス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型のバックライト用蛍光ランプ駆動装置に
おいて、巻線端末間の適正な絶縁距離を確保するととも
に、作業工数の低減を行い、低コスト及び品質の安定を
図る。 【構成】 昇圧トランス7の端子台3と基板1との接続
部において、端子4を基板1に挿入固定した後、基板1
及び端子台3、またはそのいずれかに設けた切り欠き部
2に巻線端末6を引掛け固定したうえで、基板1上の端
子台3と反対側に突出した端子4に巻線端末6を結線す
る構造の採用。 【効果】 昇圧トランスの各巻線端末間の絶縁距離を確
実に確保できるとともに、端子への巻線の結線作業に、
半田槽による一括半田処理の採用が可能となるので、低
コスト及び品質の安定が図れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液晶ディスプレイのバックライト用として使用される蛍光ランプを 点灯させるための駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子機器、電気機器等の表示装置として使用されている液晶は、それ自身では 発光しないので、多くの場合はバックライトを使用していることは周知の事実で ある。近年の機器の小型化に伴い、バックライト用光源及びその駆動装置の小型 化の要求も大きなものがある。
【0003】 しかし、光源が蛍光管である場合においては、蛍光管に供給する2次側電圧は 高圧が要求されるために、その高圧を発生させる昇圧トランスにおける2次側巻 線の巻数も大きくなるため、昇圧トランスの大きさもおのずと制限が出てくる。 従って、昇圧トランス及び昇圧トランスと基板との接続部の小型化が大きな課題 となる。
【0004】 小型化に対するひとつの方策として、図2の如く昇圧トランスのボビンを筒形 にし、巻線に要する寸法を軸方向に伸ばす事により、幅及び高さ方向の寸法を少 なくする事ができる。また、基板の幅を昇圧トランスの最大幅以下の長方形のも のとし、基板の短辺側と昇圧トランスを、昇圧トランスのボビンのフランジに隣 接して設けた端子台を介して接続する事により、駆動装置全体をコンパクトな形 状に納める事ができる。
【0005】 しかし、この場合端子台上における異極性の巻線端末間の距離が非常にみじか いものとなる。特に、もっともフランジ寄りの端子からフランジまでの間におい ては、それが顕著である。
【0006】 従って、端子への半田付けの際は他の巻線端末の絶縁皮膜を溶かさぬよう十分 注意をしなければならず、また、巻線端末同士が近接しているために、半田槽を 使用した自動半田は、隣り合う巻線端末同士の融着等の非常に危険を伴う作業と なるため、この構造においては実施が不可能であると言える。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、小型のバックライト用蛍光ランプ駆動装置において、昇圧トランス の巻線端末の端子への結線時の、巻線端末間の適正な絶縁距離を確保するととも に、作業工数の低減を行うことにより、低コストで品質の安定したバックライト 用蛍光ランプ駆動装置を製造する手段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
概要 以上の課題を解決するため、本考案は昇圧トランスの端子台と基板との接続部 において、端子を基板に挿入固定した後、基板上の端子台と反対側に突出した端 子に巻線端末を結線することにより、巻線端末間に適切な絶縁距離を設けるとと もに、半田付け工数の削減を図ることができるバックライト用蛍光ランプ駆動装 置を要旨とする。以下、考案を構成する諸要件につき項分けして説明する。
【0009】 昇圧トランスの端子台 本願考案における昇圧トランスの端子台は、昇圧トランスの筒形ボビンの巻線 間を絶縁分割するフランジの最外側のものに隣接して、耐熱性の樹脂にて一体成 形されたもので、筒形ボビンの軸と平行な長方形の平面を有し、その面より突出 する端子を有するものである。この端子は、昇圧トランスの巻線端末処理、及び トランスと基板との接続の役目を持つものである。
【0010】 昇圧トランスの端子台と基板との接続 本考案における昇圧トランスと基板との接続においては、昇圧トランスの巻線 端末を端子台の端子に結線しない状態で、基板表面の孔に端子台の端子を挿入し 、接着剤あるいはネジ止め等の適当な方法で基板に端子台を固定したうえで、基 板裏面の端子突出部に昇圧トランスの巻線端末を巻き付け半田付けを行うことに より、巻線端末間の絶縁距離を適正に保てるとともに、巻線端末の端子への結線 と昇圧トランスの基板への接続を一括して行うことにより、作業工数の削減とい う付加価値を得ることができる。
【0011】 この場合において、基板及び端子台、またはそのいずれかの適当な位置に切り 欠き部を設け、巻線端末をそこに引っ掛けてから端子への結線を行うことにより 、巻線端末を確実に固定することができ、絶縁距離を確保する作業はより確実な ものになる。
【0012】
【作用】
以上
【課題を解決するための手段】の項で説明したバックライト用蛍光ランプ 駆動装置においては、巻線端末の端子への結線を、端子台より基板裏面に突出し た端子に行うことにより、巻線端末間の絶縁距離を適切に保てるとともに、結線 時の作業工数を低減させることができる。
【0013】
【実施例】
図1は、昇圧トランス7のフランジ5に隣接して形成された端子台3の端子4 を、基板1の孔に挿入して端子台3と基板1を固定し、基板1の裏面に突出した 端子4に昇圧トランスの巻線端末6を巻き付け、半田付け固定を行った実施例の 斜視図である。本実施例においては、端子台3に切り欠け部2a、及び基板1に 切り欠き部2bを設け、巻線端末6をそこに引っ掛けてから端子4への結線を行 うことにより、巻線端末6を確実に固定し、絶縁距離を確保する作業をより確実 なものにしている。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のバックライト用蛍光ランプ駆動装置においては 、昇圧トランスの各巻線端末間の絶縁距離を確実に確保することができるので、 絶縁性能についての品質を安定させることができる。また、これにより端子への 巻線端末の結線作業において、半田槽による一括半田処理を導入することが可能 となるので、作業工数の低減、すなわち製造コストの低減を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図。
【図2】従来の実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 基板 2a 基板の切り欠き部 2b 端子台の切り欠き部 3 端子台 4 端子 5 フランジ 6 巻線端末 7 昇圧トランス

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇圧トランスを使用したバックライト用蛍
    光ランプ駆動装置であって、昇圧トランスと基板との接
    続部において、昇圧トランスのボビンに形成された端子
    台の端子を基板の孔に挿入し、基板に端子台を固定した
    後、基板上の端子台と反対側に突出した端子に、巻線端
    末の結線を行うことを特徴とするバックライト用蛍光ラ
    ンプ駆動装置。
  2. 【請求項2】端子台の縁及び基板、またはそのいずれか
    に切り欠き部を設け、昇圧トランスの巻線端末をそこに
    引っかけてから、基板上の端子に結線を行うことを特徴
    とする請求項1のバックライト用蛍光ランプ駆動装置。
JP1993026503U 1993-04-21 1993-04-21 バックライト用蛍光ランプ駆動装置 Expired - Lifetime JP2605800Y2 (ja)

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JPH071528U true JPH071528U (ja) 1995-01-10
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6297626U (ja) * 1985-12-06 1987-06-22

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