JPH07152699A - 情報処理方法及び装置及びシステム - Google Patents
情報処理方法及び装置及びシステムInfo
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- JPH07152699A JPH07152699A JP29779693A JP29779693A JPH07152699A JP H07152699 A JPH07152699 A JP H07152699A JP 29779693 A JP29779693 A JP 29779693A JP 29779693 A JP29779693 A JP 29779693A JP H07152699 A JPH07152699 A JP H07152699A
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- load amount
- processing apparatus
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Abstract
(57)【要約】
【目的】各コンピュータにおけるプログラム負荷及びネ
ットワークにおける通信負荷を軽減しつつ、コンピュー
タ間のプロセスの移動を管理し、ネットワーク上のコン
ピュータ資源の有効利用を可能とする。 【構成】ネットワーク5で接続されたコンピュータシス
テム3は、自身の処理の負荷状況を検出し、該負荷量が
第1所定値8bを越えているので負荷が大きいと判断し
てプロセスをネットワーク5上の他の情報処理装置に移
動すべく移動要求を出力する。例えばコンピュータシス
テム2の如く自身の負荷量が第2所定値7cよりも低い
場合は、コンピュータシステム3よりの移動要求を受け
ると、負荷が小さいと判断し、該移動要求に応じる旨
(移動許可)をコンピュータシステム3に通知する。コ
ンピュータシステム3は移動許可の通知を受け、その通
知元出あるコンピュータシステム2に対してプロセスの
移動を行う。
ットワークにおける通信負荷を軽減しつつ、コンピュー
タ間のプロセスの移動を管理し、ネットワーク上のコン
ピュータ資源の有効利用を可能とする。 【構成】ネットワーク5で接続されたコンピュータシス
テム3は、自身の処理の負荷状況を検出し、該負荷量が
第1所定値8bを越えているので負荷が大きいと判断し
てプロセスをネットワーク5上の他の情報処理装置に移
動すべく移動要求を出力する。例えばコンピュータシス
テム2の如く自身の負荷量が第2所定値7cよりも低い
場合は、コンピュータシステム3よりの移動要求を受け
ると、負荷が小さいと判断し、該移動要求に応じる旨
(移動許可)をコンピュータシステム3に通知する。コ
ンピュータシステム3は移動許可の通知を受け、その通
知元出あるコンピュータシステム2に対してプロセスの
移動を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はネットワーク等で結合さ
れた情報処理装置間でプロセス移動を行う情報処理方法
及び装置及びシステムに関するものである。
れた情報処理装置間でプロセス移動を行う情報処理方法
及び装置及びシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネットワークで結合された複数のコンピ
ュータにおいて、一部のコンピュータは負荷が高くな
り、他のコンピュータは負荷が低い状態となる場合があ
る。従来のコンピュータシステムにおいては、あるコン
ピュータにおいて起動されたプロセスは、そのコンピュ
ータの中で処理される。従って、上述のような状況で、
負荷の高いコンピュータにおいて起動されたプロセス
は、たとえ他に負荷の低いコンピュータが存在していて
も、負荷の高いコンピュータにより処理されることにな
る。
ュータにおいて、一部のコンピュータは負荷が高くな
り、他のコンピュータは負荷が低い状態となる場合があ
る。従来のコンピュータシステムにおいては、あるコン
ピュータにおいて起動されたプロセスは、そのコンピュ
ータの中で処理される。従って、上述のような状況で、
負荷の高いコンピュータにおいて起動されたプロセス
は、たとえ他に負荷の低いコンピュータが存在していて
も、負荷の高いコンピュータにより処理されることにな
る。
【0003】またある種の特殊なコンピュータシステム
においては、ネットワークで結合された複数のコンピュ
ータの動作状態をネットワークを経由して監視する機構
を設けている。この監視機構により、それぞれのコンピ
ュータでの負荷の状態が管理され、負荷の高いコンピュ
ータから負荷の低いコンピュータにプロセスを移動させ
て実行させることを可能としている。
においては、ネットワークで結合された複数のコンピュ
ータの動作状態をネットワークを経由して監視する機構
を設けている。この監視機構により、それぞれのコンピ
ュータでの負荷の状態が管理され、負荷の高いコンピュ
ータから負荷の低いコンピュータにプロセスを移動させ
て実行させることを可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術におい
ては、負荷の高いコンピュータで起動されたプロセスは
他のコンピュータに移動することができない。このた
め、例えば同一ネットワーク上で負荷の高いコンピュー
タとアイドル状態のコンピュータが存在した場合に、負
荷の高いコンピュータでプロセスが起動されるとアイド
ル状態のコンピュータはそのまま放置されることにな
る。従って、コンピュータ資源の有効利用ができなくな
る。
ては、負荷の高いコンピュータで起動されたプロセスは
他のコンピュータに移動することができない。このた
め、例えば同一ネットワーク上で負荷の高いコンピュー
タとアイドル状態のコンピュータが存在した場合に、負
荷の高いコンピュータでプロセスが起動されるとアイド
ル状態のコンピュータはそのまま放置されることにな
る。従って、コンピュータ資源の有効利用ができなくな
る。
【0005】また、複数のコンピュータ間でプロセスの
移動が可能な上述の従来例では、複数のコンピュータの
状態を監視するための監視プログラムの負荷が発生する
とともに、この監視プログラムに対して負荷の状態を伝
えるためのプログラムの負荷がそれぞれのマシンで発生
する。即ち、プログラムの移動に関わるプロセスが常時
動作することになり、各コンピュータにおける処理負荷
の増大を招いてしまう。更に、この負荷の状態を連絡す
るための通信が必要となり、ネットワーク負荷も増大す
るという問題がある。
移動が可能な上述の従来例では、複数のコンピュータの
状態を監視するための監視プログラムの負荷が発生する
とともに、この監視プログラムに対して負荷の状態を伝
えるためのプログラムの負荷がそれぞれのマシンで発生
する。即ち、プログラムの移動に関わるプロセスが常時
動作することになり、各コンピュータにおける処理負荷
の増大を招いてしまう。更に、この負荷の状態を連絡す
るための通信が必要となり、ネットワーク負荷も増大す
るという問題がある。
【0006】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、各コンピュータにおけるプログラム負荷及び
ネットワークにおける通信負荷を軽減しつつ、コンピュ
ータ間のプロセスの移動を管理し、ネットワーク上のコ
ンピュータ資源の有効利用を可能とする情報処理方法及
び装置及びシステムを提供することを目的とする。
のであり、各コンピュータにおけるプログラム負荷及び
ネットワークにおける通信負荷を軽減しつつ、コンピュ
ータ間のプロセスの移動を管理し、ネットワーク上のコ
ンピュータ資源の有効利用を可能とする情報処理方法及
び装置及びシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、1つ又は複数の外部情報処理装置と通信可能に接
続された情報処理装置であって、前記情報処理装置自身
における処理の負荷量を検出する検出手段と、前記負荷
量と比較するための第1及び第2の基準値を設定する設
定手段と、前記負荷量が前記第1の基準値を超えた場合
にプロセスの移動要求を前記外部情報処理装置に出力す
る要求手段と、他の情報処理装置によりなされた前記移
動要求の出力を受けたとき、前記負荷量が前記第2の基
準値より低い場合に、該移動要求の放送元に対してプロ
セスの移動許可を通知する通知手段と、他の情報処理装
置によりなされた前記プロセスの移動許可の通知を受け
たとき、該他の情報処理装置に対してプロセスを移動す
る移動手段と、他の情報処理装置より移動されたプロセ
スを受け入れ、該プロセスを実行する実行手段とを備え
る。
めの本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、1つ又は複数の外部情報処理装置と通信可能に接
続された情報処理装置であって、前記情報処理装置自身
における処理の負荷量を検出する検出手段と、前記負荷
量と比較するための第1及び第2の基準値を設定する設
定手段と、前記負荷量が前記第1の基準値を超えた場合
にプロセスの移動要求を前記外部情報処理装置に出力す
る要求手段と、他の情報処理装置によりなされた前記移
動要求の出力を受けたとき、前記負荷量が前記第2の基
準値より低い場合に、該移動要求の放送元に対してプロ
セスの移動許可を通知する通知手段と、他の情報処理装
置によりなされた前記プロセスの移動許可の通知を受け
たとき、該他の情報処理装置に対してプロセスを移動す
る移動手段と、他の情報処理装置より移動されたプロセ
スを受け入れ、該プロセスを実行する実行手段とを備え
る。
【0008】又、上記の目的を達成する本発明の情報処
理方法は、1つ又は複数の外部情報処理装置と通信可能
に接続された情報処理装置における情報処理方法であっ
て、前記情報処理装置自身における処理の負荷量を検出
する検出工程と、前記負荷量と比較するための第1及び
第2の基準値を設定する設定工程と、前記負荷量が前記
第1の基準値を超えた場合にプロセスの移動要求を前記
外部情報処理装置に出力する要求工程と、他の情報処理
装置によりなされた前記移動要求の出力を受けたとき、
前記負荷量が前記第2の基準値より低い場合に、該移動
要求の放送元に対してプロセスの移動許可を通知する通
知工程と、他の情報処理装置によりなされた前記プロセ
スの移動許可の通知を受けたとき、該他の情報処理装置
に対してプロセスを移動する移動工程と、他の情報処理
装置より移動されたプロセスを受け入れ、該プロセスを
実行する実行工程とを備えることを特徴とする。
理方法は、1つ又は複数の外部情報処理装置と通信可能
に接続された情報処理装置における情報処理方法であっ
て、前記情報処理装置自身における処理の負荷量を検出
する検出工程と、前記負荷量と比較するための第1及び
第2の基準値を設定する設定工程と、前記負荷量が前記
第1の基準値を超えた場合にプロセスの移動要求を前記
外部情報処理装置に出力する要求工程と、他の情報処理
装置によりなされた前記移動要求の出力を受けたとき、
前記負荷量が前記第2の基準値より低い場合に、該移動
要求の放送元に対してプロセスの移動許可を通知する通
知工程と、他の情報処理装置によりなされた前記プロセ
スの移動許可の通知を受けたとき、該他の情報処理装置
に対してプロセスを移動する移動工程と、他の情報処理
装置より移動されたプロセスを受け入れ、該プロセスを
実行する実行工程とを備えることを特徴とする。
【0009】更に、上記の目的を達成する本発明の情報
処理システムは、同一実行形式のプログラムが動作可能
な複数の情報処理装置がネットワークで結合された情報
処理システムであって、前記複数の情報処理装置の夫々
が、自身の待ちプロセス数に基づいて処理の負荷量を検
出する検出手段と、前記負荷量と比較するための第1及
び第2の基準値を設定する設定手段と、前記負荷量が前
記第1の基準値を超えた場合にプロセスの移動要求を前
記ネットワークに放送する要求手段と、他の情報処理装
置によりなされた前記移動要求の放送を受けたとき、前
記負荷量が前記第2の基準値より低い場合に、該移動要
求の放送元に対してプロセスの移動許可を通知する通知
手段と、他の情報処理装置によりなされた前記プロセス
の移動許可の通知を受けたとき、該他の情報処理装置に
対してプロセスを移動する移動手段と、他の情報処理装
置より移動されたプロセスを受け入れ、該プロセスを実
行する実行手段とを備えることを特徴とする。
処理システムは、同一実行形式のプログラムが動作可能
な複数の情報処理装置がネットワークで結合された情報
処理システムであって、前記複数の情報処理装置の夫々
が、自身の待ちプロセス数に基づいて処理の負荷量を検
出する検出手段と、前記負荷量と比較するための第1及
び第2の基準値を設定する設定手段と、前記負荷量が前
記第1の基準値を超えた場合にプロセスの移動要求を前
記ネットワークに放送する要求手段と、他の情報処理装
置によりなされた前記移動要求の放送を受けたとき、前
記負荷量が前記第2の基準値より低い場合に、該移動要
求の放送元に対してプロセスの移動許可を通知する通知
手段と、他の情報処理装置によりなされた前記プロセス
の移動許可の通知を受けたとき、該他の情報処理装置に
対してプロセスを移動する移動手段と、他の情報処理装
置より移動されたプロセスを受け入れ、該プロセスを実
行する実行手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記の構成により、ネットワーク等で接続され
た各情報処理装置は、自身の処理の負荷量を検出し、該
負荷量が第1の所定値を越えると、負荷が大きいと判断
してプロセスをネットワーク上の他の情報処理装置に移
動すべく移動要求を出力する。他の情報処理装置より移
動要求を受けた情報処理装置は、自身の負荷量が第2の
所定値よりも低い場合に負荷が小さいと判断し、該移動
要求に応じる旨を該他の情報処理装置に対して通知す
る。そして移動要求に応じる旨(移動許可)の通知を受
けた情報処理装置は、該移動許可の通知元へプロセスの
移動を行う。そして、外部よりプロセスの移動を受け入
れた情報処理装置は、該プロセスを実行する。
た各情報処理装置は、自身の処理の負荷量を検出し、該
負荷量が第1の所定値を越えると、負荷が大きいと判断
してプロセスをネットワーク上の他の情報処理装置に移
動すべく移動要求を出力する。他の情報処理装置より移
動要求を受けた情報処理装置は、自身の負荷量が第2の
所定値よりも低い場合に負荷が小さいと判断し、該移動
要求に応じる旨を該他の情報処理装置に対して通知す
る。そして移動要求に応じる旨(移動許可)の通知を受
けた情報処理装置は、該移動許可の通知元へプロセスの
移動を行う。そして、外部よりプロセスの移動を受け入
れた情報処理装置は、該プロセスを実行する。
【0011】
【実施例】以下に添付の図面を参照して本発明の好適な
実施例について説明する。
実施例について説明する。
【0012】<実施例1>図1は本実施例におけるネッ
トワークシステムの一例を表す図である。同図では、4
台のコンピュータシステム1〜4が同一のネットワーク
5に接続されている。1〜4はそれぞれコンピュータシ
ステムであって、同一の実行形式のプログラムが稼動で
きるものである。尚、コンピュータシステム1〜4は、
必ずしも同一の種類のコンピュータである必要はない。
5はネットワークであり、コンピュータシステム1〜4
を接続している。
トワークシステムの一例を表す図である。同図では、4
台のコンピュータシステム1〜4が同一のネットワーク
5に接続されている。1〜4はそれぞれコンピュータシ
ステムであって、同一の実行形式のプログラムが稼動で
きるものである。尚、コンピュータシステム1〜4は、
必ずしも同一の種類のコンピュータである必要はない。
5はネットワークであり、コンピュータシステム1〜4
を接続している。
【0013】又、同図において、6〜9は各コンピュー
タシステム1〜4の最大性能を表し、6a〜9aはそれ
ぞれの現在の使用状況を表している。ここで、使用状況
6a〜9a(斜線部分)は単位時間あたりの平均待ちプ
ロセス数を示し、それぞれのコンピュータシステムの現
在の負荷状況を示すものである。更に、最大性能6〜9
にそれぞれ2つずつ付随する矢印は、設定可能な基準値
を示すものであり、6b〜9bを第1基準値とし、6c
〜9cを第2基準値とする。これらの基準値は各コンピ
ュータシステムにおいて設定することができる。最大性
能6〜9の高さはそれぞれのコンピュータシステムの最
大能力を示しており、たとえばコンピュータシステム3
の最大能力(最大性能8の高さ)に対してコンピュータ
システム1と4の最大能力(最大性能6と9の高さ)は
ほぼ2倍あることを示す。更に、コンピュータシステム
2の最大能力(最大性能7の高さ)はコンピュータシス
テム3の最大能力のほぼ3倍あることを示している。
タシステム1〜4の最大性能を表し、6a〜9aはそれ
ぞれの現在の使用状況を表している。ここで、使用状況
6a〜9a(斜線部分)は単位時間あたりの平均待ちプ
ロセス数を示し、それぞれのコンピュータシステムの現
在の負荷状況を示すものである。更に、最大性能6〜9
にそれぞれ2つずつ付随する矢印は、設定可能な基準値
を示すものであり、6b〜9bを第1基準値とし、6c
〜9cを第2基準値とする。これらの基準値は各コンピ
ュータシステムにおいて設定することができる。最大性
能6〜9の高さはそれぞれのコンピュータシステムの最
大能力を示しており、たとえばコンピュータシステム3
の最大能力(最大性能8の高さ)に対してコンピュータ
システム1と4の最大能力(最大性能6と9の高さ)は
ほぼ2倍あることを示す。更に、コンピュータシステム
2の最大能力(最大性能7の高さ)はコンピュータシス
テム3の最大能力のほぼ3倍あることを示している。
【0014】ここで、図1が示す各コンピュータシステ
ムの負荷状態をみると、コンピュータシステム1とコン
ピュータシステム4ではその負荷状態がそれぞれの2つ
の基準値の間、即ち、第1基準値6bと第2基準値6c
との間、または第1基準値9bと第2基準値9cとの間
に来ている。一方、コンピュータシステム3においては
その負荷状態が第1基準値8bを越えており高負荷の状
態となっていることがわかる。更に、コンピュータシス
テム2では、その負荷状態は第2基準値7cを下回って
おり、低負荷状態となっていることがわかる。本例で
は、負荷状態が第1基準値を上回った場合に他のコンピ
ュータにプロセスの移動を行うべく移動要求を出力す
る。又、この移動要求を受信した時点で、負荷状態が第
2基準値を下回っている場合には該移動要求を受け付け
てプロセスを受け入れる。
ムの負荷状態をみると、コンピュータシステム1とコン
ピュータシステム4ではその負荷状態がそれぞれの2つ
の基準値の間、即ち、第1基準値6bと第2基準値6c
との間、または第1基準値9bと第2基準値9cとの間
に来ている。一方、コンピュータシステム3においては
その負荷状態が第1基準値8bを越えており高負荷の状
態となっていることがわかる。更に、コンピュータシス
テム2では、その負荷状態は第2基準値7cを下回って
おり、低負荷状態となっていることがわかる。本例で
は、負荷状態が第1基準値を上回った場合に他のコンピ
ュータにプロセスの移動を行うべく移動要求を出力す
る。又、この移動要求を受信した時点で、負荷状態が第
2基準値を下回っている場合には該移動要求を受け付け
てプロセスを受け入れる。
【0015】図2は、コンピュータシステムの内部構成
を説明する図である。図2において、11はネットワー
クインターフェースであり、ネットワーク5と該コンピ
ュータシステムのシステムバス18とを接続する。12
はCPUであり、該コンピュータシステムの全体の制御
を行う。13はROMであり、各種制御プログラムが格
納されている。14はRAMであり、CPU12が各種
制御を実行するに際して用いられる作業領域を提供する
ものである。又、各種実行形式プログラム14a,14
b等もRAM14に格納されている。15は外部記憶装
置であり、ハードディスク等で構成され、各種プログラ
ムやデータを格納する。16は入力部であり、キーボー
ド等より構成される。17は出力部であり、CRTディ
スプレイ等より構成される。18はシステムバスであ
り、上述の各部を接続し、相互にデータの授受を可能と
している。
を説明する図である。図2において、11はネットワー
クインターフェースであり、ネットワーク5と該コンピ
ュータシステムのシステムバス18とを接続する。12
はCPUであり、該コンピュータシステムの全体の制御
を行う。13はROMであり、各種制御プログラムが格
納されている。14はRAMであり、CPU12が各種
制御を実行するに際して用いられる作業領域を提供する
ものである。又、各種実行形式プログラム14a,14
b等もRAM14に格納されている。15は外部記憶装
置であり、ハードディスク等で構成され、各種プログラ
ムやデータを格納する。16は入力部であり、キーボー
ド等より構成される。17は出力部であり、CRTディ
スプレイ等より構成される。18はシステムバスであ
り、上述の各部を接続し、相互にデータの授受を可能と
している。
【0016】以上の構成を備える本実施例1の動作につ
いて図3から図7のフローチャートを参照して説明す
る。尚、これらのフローチャートで示される手順を実行
するための制御プログラムは、ROM13に格納されて
いてもよいし、外部記憶装置15よりRAM14へロー
ドされて実行されてもよい。又、以下の図3から図6の
手順を実現するプログラムは各コンピュータシステム1
〜5に備えられており、各コンピュータ毎に実行される
ものである。
いて図3から図7のフローチャートを参照して説明す
る。尚、これらのフローチャートで示される手順を実行
するための制御プログラムは、ROM13に格納されて
いてもよいし、外部記憶装置15よりRAM14へロー
ドされて実行されてもよい。又、以下の図3から図6の
手順を実現するプログラムは各コンピュータシステム1
〜5に備えられており、各コンピュータ毎に実行される
ものである。
【0017】図3は、他のコンピュータシステムに対し
てプログラムの移動要求を出力する手順(以後、移動要
求ルーチンと称する)を表すフローチャートである。こ
の移動要求ルーチンでは、一定時間毎にそのコンピュー
タにおける平均待ちプロセス数を検出し、この平均待ち
プロセス数が前述の第1基準値より多くなった場合にプ
ロセス移動要求を出す。図4は、移動要求が入力された
際の処理手順(以後、移動可検出ルーチンと称する)を
表すフローチャートである。移動可検出ルーチンでは、
コンピュータシステムが移動されるプロセスを受け入れ
られるかどうかを負荷状態に基づいて判定し、可能なら
ば実際に移動されるプロセスを受け入れる。図5はプロ
セスの移動先を決定する手順(以後、移動先決定ルーチ
ンと称する)を表すフローチャートである。移動先決定
ルーチンにおいては、プロセスの移動を要求したコンピ
ュータシステムが、他のコンピュータシステムからの応
答に基づいて実際に移動する相手のコンピュータシステ
ムを決定するとともに、プロセスの移動を行う。以下に
各フローチャートについて説明する。尚、図6は図5に
示す移動先決定ルーチンの更に詳細を説明するフローチ
ャートである。
てプログラムの移動要求を出力する手順(以後、移動要
求ルーチンと称する)を表すフローチャートである。こ
の移動要求ルーチンでは、一定時間毎にそのコンピュー
タにおける平均待ちプロセス数を検出し、この平均待ち
プロセス数が前述の第1基準値より多くなった場合にプ
ロセス移動要求を出す。図4は、移動要求が入力された
際の処理手順(以後、移動可検出ルーチンと称する)を
表すフローチャートである。移動可検出ルーチンでは、
コンピュータシステムが移動されるプロセスを受け入れ
られるかどうかを負荷状態に基づいて判定し、可能なら
ば実際に移動されるプロセスを受け入れる。図5はプロ
セスの移動先を決定する手順(以後、移動先決定ルーチ
ンと称する)を表すフローチャートである。移動先決定
ルーチンにおいては、プロセスの移動を要求したコンピ
ュータシステムが、他のコンピュータシステムからの応
答に基づいて実際に移動する相手のコンピュータシステ
ムを決定するとともに、プロセスの移動を行う。以下に
各フローチャートについて説明する。尚、図6は図5に
示す移動先決定ルーチンの更に詳細を説明するフローチ
ャートである。
【0018】移動要求ルーチン(図3)において、ステ
ップS1で、プロセスの移動を行うか否かを判定するた
めの平均待ちプロセス数の上限値(第1基準値)を該コ
ンピュータシステム内に設定する。ステップS2では一
定時間(所定の単位時間)の間、待ちプロセス行列より
待ちプロセス数を検出し続け、ステップS3でその単位
時間の平均待ちプロセス数を獲得する。ステップS4で
平均待ちプロセス数と第1基準値とを比較し、平均待ち
プロセス数の方が小さければステップS2に戻り上述の
処理を繰り返す。一方、平均待ちプロセス数の方が大き
ければ、該コンピュータシステムの負荷が非常に大きく
なっていることを表す。よってステップS4よりステッ
プS5へ進み、他のコンピュータへのプロセスの移動を
開始すべく移動フラグをセットし、ステップS6で移動
要求をネットワーク5に出力(放送)する。
ップS1で、プロセスの移動を行うか否かを判定するた
めの平均待ちプロセス数の上限値(第1基準値)を該コ
ンピュータシステム内に設定する。ステップS2では一
定時間(所定の単位時間)の間、待ちプロセス行列より
待ちプロセス数を検出し続け、ステップS3でその単位
時間の平均待ちプロセス数を獲得する。ステップS4で
平均待ちプロセス数と第1基準値とを比較し、平均待ち
プロセス数の方が小さければステップS2に戻り上述の
処理を繰り返す。一方、平均待ちプロセス数の方が大き
ければ、該コンピュータシステムの負荷が非常に大きく
なっていることを表す。よってステップS4よりステッ
プS5へ進み、他のコンピュータへのプロセスの移動を
開始すべく移動フラグをセットし、ステップS6で移動
要求をネットワーク5に出力(放送)する。
【0019】一方それぞれのコンピュータは起動時に入
力部16を介して第2基準値が設定されているものとす
る。尚、この値は起動時に与えるだけでなく、動作中に
設定し尚して変化させても良い。
力部16を介して第2基準値が設定されているものとす
る。尚、この値は起動時に与えるだけでなく、動作中に
設定し尚して変化させても良い。
【0020】移動可検出ルーチン(図4)は、移動要求
ルーチンのステップS6で放送された移動要求信号に対
してそれぞれのコンピュータシステムで割り込みが発生
し、それを原因として起動、実行されるものである。ス
テップS10で当該コンピュータシステムの平均待ちプ
ロセス数を検出する。ここで平均待ちプロセス数は先の
ステップS2及びステップS3において得られたものを
利用すればよい。ステップS11では、平均待ちプロセ
ス数と予め設定された第2基準値とを比較する。待ちプ
ロセス数が第2基準値より高い場合にはなにもせずに割
り込み待ち状態になる。一方、待ちプロセス数が第2基
準値より低い場合にはステップS12へ進み、プロセス
の移動を受け付けるための処理を行う。
ルーチンのステップS6で放送された移動要求信号に対
してそれぞれのコンピュータシステムで割り込みが発生
し、それを原因として起動、実行されるものである。ス
テップS10で当該コンピュータシステムの平均待ちプ
ロセス数を検出する。ここで平均待ちプロセス数は先の
ステップS2及びステップS3において得られたものを
利用すればよい。ステップS11では、平均待ちプロセ
ス数と予め設定された第2基準値とを比較する。待ちプ
ロセス数が第2基準値より高い場合にはなにもせずに割
り込み待ち状態になる。一方、待ちプロセス数が第2基
準値より低い場合にはステップS12へ進み、プロセス
の移動を受け付けるための処理を行う。
【0021】ステップS12では、外部よりプロセスの
移動を受け付けることが可能である旨を表す移動可フラ
グをセットする。そして、ステップS13において、移
動要求を放送した要求元のコンピュータシステムに対し
て移動可信号を送信し、プロセスの受付が可能である旨
を通知する。続くステップS14において、要求元のコ
ンピュータシステムよりの移動可信号に対する返事を待
つ。
移動を受け付けることが可能である旨を表す移動可フラ
グをセットする。そして、ステップS13において、移
動要求を放送した要求元のコンピュータシステムに対し
て移動可信号を送信し、プロセスの受付が可能である旨
を通知する。続くステップS14において、要求元のコ
ンピュータシステムよりの移動可信号に対する返事を待
つ。
【0022】その返事の結果が、移動要求か否かをステ
ップS15で判断し、移動要求でなければそのまま割り
込み待ち状態に戻る。一方、移動要求であれば、ステッ
プS15よりステップS16へ進み、要求元のコンピュ
ータシステムからプロセスを移動し自分のコンピュータ
システムの待ちプロセス行列に加えた後、割り込み待ち
状態に戻す。
ップS15で判断し、移動要求でなければそのまま割り
込み待ち状態に戻る。一方、移動要求であれば、ステッ
プS15よりステップS16へ進み、要求元のコンピュ
ータシステムからプロセスを移動し自分のコンピュータ
システムの待ちプロセス行列に加えた後、割り込み待ち
状態に戻す。
【0023】移動先決定ルーチン(図5)は移動要求を
出した要求元のコンピュータシステムが移動可信号を受
信した後に、移動先のコンピュータシステムを決定する
手順である。移動可検出ルーチンのステップS13で発
信された移動可信号を受信すると、ステップS20で移
動可信号発生フラグをロックする。ここで、移動可信号
発生フラグは1回の移動要求に対して1度だけロックさ
れ得るものである。従って、ステップS21で移動可信
号発生フラグがロックできたかどうかを判断することに
より、1つの移動要求に対して複数のコンピュータシス
テムが移動可を送信してきても、移動先として1つのコ
ンピュータシステムが決定される。
出した要求元のコンピュータシステムが移動可信号を受
信した後に、移動先のコンピュータシステムを決定する
手順である。移動可検出ルーチンのステップS13で発
信された移動可信号を受信すると、ステップS20で移
動可信号発生フラグをロックする。ここで、移動可信号
発生フラグは1回の移動要求に対して1度だけロックさ
れ得るものである。従って、ステップS21で移動可信
号発生フラグがロックできたかどうかを判断することに
より、1つの移動要求に対して複数のコンピュータシス
テムが移動可を送信してきても、移動先として1つのコ
ンピュータシステムが決定される。
【0024】移動可信号発生フラグがロックできない場
合は他のコンピュータシステムに移動先が決定されてい
るので、ステップS24に進み、該移動可信号の発生元
のコンピュータに移動不要信号を返送する。一方、移動
可信号発生フラグをロックできた場合は、ステップS2
2へ進み、該移動可信号の発生元のコンピュータシステ
ムに再び移動要求を送信する。そして、ステップS23
で移動可信号の発生元のコンピュータシステムに対して
プロセスの移動を実行するとともに、自分の内部の待ち
行列から移動したプロセスを削除して本処理を終了す
る。
合は他のコンピュータシステムに移動先が決定されてい
るので、ステップS24に進み、該移動可信号の発生元
のコンピュータに移動不要信号を返送する。一方、移動
可信号発生フラグをロックできた場合は、ステップS2
2へ進み、該移動可信号の発生元のコンピュータシステ
ムに再び移動要求を送信する。そして、ステップS23
で移動可信号の発生元のコンピュータシステムに対して
プロセスの移動を実行するとともに、自分の内部の待ち
行列から移動したプロセスを削除して本処理を終了す
る。
【0025】上述の各処理手順について、図1の具体例
を用いて説明する。図1に示す如く、コンピュータシス
テム3における負荷状態はその能力に対して著しく大き
く、第1基準値8bを越えている。又、コンピュータシ
ステム2における負荷状態は、その能力に対して比較的
小さく、第2基準値7cを下回っている。このような場
合における上述のプロセスの移動について説明する。
を用いて説明する。図1に示す如く、コンピュータシス
テム3における負荷状態はその能力に対して著しく大き
く、第1基準値8bを越えている。又、コンピュータシ
ステム2における負荷状態は、その能力に対して比較的
小さく、第2基準値7cを下回っている。このような場
合における上述のプロセスの移動について説明する。
【0026】コンピュータシステム1と2と4において
は、平均待ちプロセス数が第1基準値より小さいので、
移動要求ルーチンのステップS2からステップS4のル
ープを繰り返す。コンピュータシステム3では平均待ち
プロセス数が第1基準値より大きいので、ステップS4
の判断の後ステップS5とS6に移る。そして、移動フ
ラグをコンピュータシステム3の中にセットした後、移
動要求をネットワーク5に放送する。
は、平均待ちプロセス数が第1基準値より小さいので、
移動要求ルーチンのステップS2からステップS4のル
ープを繰り返す。コンピュータシステム3では平均待ち
プロセス数が第1基準値より大きいので、ステップS4
の判断の後ステップS5とS6に移る。そして、移動フ
ラグをコンピュータシステム3の中にセットした後、移
動要求をネットワーク5に放送する。
【0027】ネットワーク5を経由してコンピュータシ
ステム3から移動要求を受信した他のコンピュータシス
テム1,2,4は、移動要求により割り込みを発生し、
それぞれ別々に移動可検出ルーチンを実行する。コンピ
ュータシステム1と4は待ちプロセス数が第2基準値を
超えているのでそのまま割り込み待ちに戻るが、コンピ
ュータシステム2においては、その負荷状態が第2基準
7cを下回っているので、移動可信号をコンピュータシ
ステム3に返すことになる。
ステム3から移動要求を受信した他のコンピュータシス
テム1,2,4は、移動要求により割り込みを発生し、
それぞれ別々に移動可検出ルーチンを実行する。コンピ
ュータシステム1と4は待ちプロセス数が第2基準値を
超えているのでそのまま割り込み待ちに戻るが、コンピ
ュータシステム2においては、その負荷状態が第2基準
7cを下回っているので、移動可信号をコンピュータシ
ステム3に返すことになる。
【0028】この移動可信号を受けてコンピュータシス
テム3は移動先決定ルーチンを実行する。本例では、移
動可信号はコンピュータシステム2からのものが唯一で
あるので、移動可信号発生フラグは確実にロックするこ
とができる。従って、ステップS22とS23によって
コンピュータシステム2に再度移動要求を出力し、プロ
セスの移動を行う。一方、コンピュータシステム2はコ
ンピュータシステム3からの返事を受け、その結果がや
はり移動要求であったために移動プロセスを受け付け、
該プロセスを待ち行列に追加した後に、再び割り込み待
ち状態に戻る(ステップS15,ステップS16)。
テム3は移動先決定ルーチンを実行する。本例では、移
動可信号はコンピュータシステム2からのものが唯一で
あるので、移動可信号発生フラグは確実にロックするこ
とができる。従って、ステップS22とS23によって
コンピュータシステム2に再度移動要求を出力し、プロ
セスの移動を行う。一方、コンピュータシステム2はコ
ンピュータシステム3からの返事を受け、その結果がや
はり移動要求であったために移動プロセスを受け付け、
該プロセスを待ち行列に追加した後に、再び割り込み待
ち状態に戻る(ステップS15,ステップS16)。
【0029】上述の図1を用いた説明では、負荷状態が
第2基準値を下回っているのはコンピュータシステム2
だけであるので、コンピュータシステム3の移動要求放
送に対して移動可信号を送信するのはコンピュータシス
テム2だけである。以下においては、複数のコンピュー
タシステムより移動可信号が発生される場合について説
明する。
第2基準値を下回っているのはコンピュータシステム2
だけであるので、コンピュータシステム3の移動要求放
送に対して移動可信号を送信するのはコンピュータシス
テム2だけである。以下においては、複数のコンピュー
タシステムより移動可信号が発生される場合について説
明する。
【0030】例えばコンピュータシステム1,2,4が
全て第2基準値を下回っているような軽負荷状態である
場合を想定する。このような場合には、移動可検出ルー
チンにおいてコンピュータシステム1と2と4が移動可
信号をコンピュータ3に対して送信することになる。コ
ンピュータシステム3ではコンピュータシステム1と2
と4のそれぞれから送信された3個の移動可信号に対応
して移動先決定ルーチンが3回実行される。しかし、こ
れらのうち最初にステップS15の移動可信号発生フラ
グのロックを実行したルーチンだけがロックに成功す
る。そして、他の2回のルーチンは、既に先行したルー
チンによって移動可信号発生フラグがロックされている
ために、ロックに失敗することになる。よって、最初に
ロックに成功した移動先決定ルーチンに対応する移動可
信号の発生元が、プロセスの移動先のコンピュータシス
テムとして決定される。
全て第2基準値を下回っているような軽負荷状態である
場合を想定する。このような場合には、移動可検出ルー
チンにおいてコンピュータシステム1と2と4が移動可
信号をコンピュータ3に対して送信することになる。コ
ンピュータシステム3ではコンピュータシステム1と2
と4のそれぞれから送信された3個の移動可信号に対応
して移動先決定ルーチンが3回実行される。しかし、こ
れらのうち最初にステップS15の移動可信号発生フラ
グのロックを実行したルーチンだけがロックに成功す
る。そして、他の2回のルーチンは、既に先行したルー
チンによって移動可信号発生フラグがロックされている
ために、ロックに失敗することになる。よって、最初に
ロックに成功した移動先決定ルーチンに対応する移動可
信号の発生元が、プロセスの移動先のコンピュータシス
テムとして決定される。
【0031】例えばコンピュータシステム4から送信さ
れた移動可信号によって起動されたコンピュータシステ
ム3の移動先決定ルーチンにおいて移動可信号発生フラ
グのロックに成功したとする。この結果、コンピュータ
システム3はコンピュータシステム4に再度移動要求を
返信し、コンピュータシステム4へのプロセスの移動が
実行される。コンピュータシステム1と2から送信され
た移動可信号によって起動されたコンピュータシステム
3の2本の移動先決定ルーチンは、移動可信号発生フラ
グが既にロックされているのでそのロックに失敗するこ
とになる。この結果、コンピュータシステム1と2には
移動不要信号が返される。コンピュータシステム1と2
は移動可検出ルーチンにおいてコンピュータシステム3
からの返事が移動不要信号であったので、プロセスの移
動を受けつけることなく割り込み待ち状態に戻る。
れた移動可信号によって起動されたコンピュータシステ
ム3の移動先決定ルーチンにおいて移動可信号発生フラ
グのロックに成功したとする。この結果、コンピュータ
システム3はコンピュータシステム4に再度移動要求を
返信し、コンピュータシステム4へのプロセスの移動が
実行される。コンピュータシステム1と2から送信され
た移動可信号によって起動されたコンピュータシステム
3の2本の移動先決定ルーチンは、移動可信号発生フラ
グが既にロックされているのでそのロックに失敗するこ
とになる。この結果、コンピュータシステム1と2には
移動不要信号が返される。コンピュータシステム1と2
は移動可検出ルーチンにおいてコンピュータシステム3
からの返事が移動不要信号であったので、プロセスの移
動を受けつけることなく割り込み待ち状態に戻る。
【0032】尚、上述のプロセスの移動過程において、
移動の対象となるプロセスの選択については各種の方法
が考えられる。例えば、待ち行列の最後尾に指定されて
いるプロセスを選択するのもその1つである。又、待ち
状態にある実行中のプロセスを移動する場合等、プロセ
スの移動とともに作成中のデータやパラメータの移動が
必要であれば、これらの情報はネットワークを介してプ
ロセスの移動先のコンピュータシステムに転送されるこ
とはいうまでもない。
移動の対象となるプロセスの選択については各種の方法
が考えられる。例えば、待ち行列の最後尾に指定されて
いるプロセスを選択するのもその1つである。又、待ち
状態にある実行中のプロセスを移動する場合等、プロセ
スの移動とともに作成中のデータやパラメータの移動が
必要であれば、これらの情報はネットワークを介してプ
ロセスの移動先のコンピュータシステムに転送されるこ
とはいうまでもない。
【0033】さて、図5に示した移動先決定ルーチンは
基本的な手順を説明するために一部省略して記載されて
いる。実際にはこのままではデッドロックが発生する可
能性がある。図6はより詳細な移動先決定ルーチンの1
例である。尚、ステップS20からステップS24は図
5と同様である。又、ステップS32はステップS20
でロックした移動可信号発生フラグのロックの解除で、
新たに発生する移動要求に対する移動可信号を受けつけ
るために行われる。又、ステップS30における移動フ
ラグがたっているか否かの判断は、図3のステップS5
でたてた移動フラグの検出である。これは、移動可信号
による割り込みによって本ルーチンが動いている時点
で、既に他のコンピュータシステムにプロセスの移動先
が決定されており、移動先決定ルーチンが終了したため
にステップS32でロックが解除され、既に移動すべき
プロセスも移動されているという場合に、移動可フラグ
がロックされ得るという不具合を解決するためにある。
即ち、ステップS30において移動フラグがたっていな
い場合は、その直前のロックは不要なものであり、ステ
ップS33で解除される。ステップS30で移動フラグ
がたっていることが確認された場合はステップS22と
ステップS23でプロセスの移動の手続きが行われる。
そして、ステップS31で移動フラグをリセットした後
に、ステップS32で該ロックの解除が行われる。
基本的な手順を説明するために一部省略して記載されて
いる。実際にはこのままではデッドロックが発生する可
能性がある。図6はより詳細な移動先決定ルーチンの1
例である。尚、ステップS20からステップS24は図
5と同様である。又、ステップS32はステップS20
でロックした移動可信号発生フラグのロックの解除で、
新たに発生する移動要求に対する移動可信号を受けつけ
るために行われる。又、ステップS30における移動フ
ラグがたっているか否かの判断は、図3のステップS5
でたてた移動フラグの検出である。これは、移動可信号
による割り込みによって本ルーチンが動いている時点
で、既に他のコンピュータシステムにプロセスの移動先
が決定されており、移動先決定ルーチンが終了したため
にステップS32でロックが解除され、既に移動すべき
プロセスも移動されているという場合に、移動可フラグ
がロックされ得るという不具合を解決するためにある。
即ち、ステップS30において移動フラグがたっていな
い場合は、その直前のロックは不要なものであり、ステ
ップS33で解除される。ステップS30で移動フラグ
がたっていることが確認された場合はステップS22と
ステップS23でプロセスの移動の手続きが行われる。
そして、ステップS31で移動フラグをリセットした後
に、ステップS32で該ロックの解除が行われる。
【0034】尚、ネットワーク5へ出力される移動要求
には移動要求するプロセスのプロセス番号等と移動要求
するコンピュータシステム番号等によるユニークな名前
が付けられている。ステップS5でセットされる移動フ
ラグやステップS12で応答する移動可信号、ステップ
S22またはステップS24で返す応答信号にもこのユ
ニークな名前が利用される。これらのルーチンは同一の
名前に対して動作しているものである。ステップS20
でロックしステップS32またはS33で解除される移
動可信号発生フラグも同様である。尚、1つの移動可信
号発生フラグがセットされるとロック状態となるので、
他の移動可信号発生フラグはセットされなくなる。
には移動要求するプロセスのプロセス番号等と移動要求
するコンピュータシステム番号等によるユニークな名前
が付けられている。ステップS5でセットされる移動フ
ラグやステップS12で応答する移動可信号、ステップ
S22またはステップS24で返す応答信号にもこのユ
ニークな名前が利用される。これらのルーチンは同一の
名前に対して動作しているものである。ステップS20
でロックしステップS32またはS33で解除される移
動可信号発生フラグも同様である。尚、1つの移動可信
号発生フラグがセットされるとロック状態となるので、
他の移動可信号発生フラグはセットされなくなる。
【0035】尚、本実施例1において図1の最大性能6
〜9に示すように、第1基準値と第2基準値は共にその
コンピュータシステムの最大能力に応じた値が設定され
ているように説明したが、これらの設定値は必ずしも最
大能力に関係させる必要はなく任意の値に設定可能であ
る。よって、意図的に特定のコンピュータシステムの負
荷状態を軽くしたり重くしたりすることもできる。
〜9に示すように、第1基準値と第2基準値は共にその
コンピュータシステムの最大能力に応じた値が設定され
ているように説明したが、これらの設定値は必ずしも最
大能力に関係させる必要はなく任意の値に設定可能であ
る。よって、意図的に特定のコンピュータシステムの負
荷状態を軽くしたり重くしたりすることもできる。
【0036】<実施例2>次に実施例2について説明す
る。上記の実施例1では、あるコンピュータシステムで
移動要求が発生した場合に、該コンピュータシステムよ
りプロセスの移動が達成されるまで、移動処理が継続す
る。本実施例2では、移動要求を発生してから所定の時
間が経過した場合や、移動すべきプロセスの処理が開始
された場合には、該移動要求を放棄するものである。
尚、本実施例2におけるシステムの構成は実施例1(図
1及び図2)と同様であるのでここでは説明を省略す
る。
る。上記の実施例1では、あるコンピュータシステムで
移動要求が発生した場合に、該コンピュータシステムよ
りプロセスの移動が達成されるまで、移動処理が継続す
る。本実施例2では、移動要求を発生してから所定の時
間が経過した場合や、移動すべきプロセスの処理が開始
された場合には、該移動要求を放棄するものである。
尚、本実施例2におけるシステムの構成は実施例1(図
1及び図2)と同様であるのでここでは説明を省略す
る。
【0037】図7は実施例2の特徴的な処理手順(以
後、要求取消ルーチンと称する)を表すフローチャート
であり、図2のステップS6でプロセスの移動要求をネ
ットワークに出力する際に、サブプロセスとして起動さ
れ、実行される。
後、要求取消ルーチンと称する)を表すフローチャート
であり、図2のステップS6でプロセスの移動要求をネ
ットワークに出力する際に、サブプロセスとして起動さ
れ、実行される。
【0038】要求取消ルーチンはサブプロセスとして起
動されると、ステップS40で一定時間待つ。その後ス
テップS41において、図5または図6のステップS2
0と同様に移動可信号フラグのロックを行う。但し本ス
テップS41におけるロックは、外部のコンピュータシ
ステムからの移動可信号によるロックではなく、自発的
にロックを試みるものである。ロックできた場合にはス
テップS42からステップS43に進み、図2のステッ
プS5でセットされた移動フラグがまだセットされたま
まかをチェックする。これら、ステップS42またはス
テップS43の2つの判断のうちのどちらかが否であれ
ば、この移動対象プロセスについては既に他のコンピュ
ータシステムに移動されつつあるかまたは移動された後
であることがわかるので、該サブプロセスはそのまま終
了する。
動されると、ステップS40で一定時間待つ。その後ス
テップS41において、図5または図6のステップS2
0と同様に移動可信号フラグのロックを行う。但し本ス
テップS41におけるロックは、外部のコンピュータシ
ステムからの移動可信号によるロックではなく、自発的
にロックを試みるものである。ロックできた場合にはス
テップS42からステップS43に進み、図2のステッ
プS5でセットされた移動フラグがまだセットされたま
まかをチェックする。これら、ステップS42またはス
テップS43の2つの判断のうちのどちらかが否であれ
ば、この移動対象プロセスについては既に他のコンピュ
ータシステムに移動されつつあるかまたは移動された後
であることがわかるので、該サブプロセスはそのまま終
了する。
【0039】一方、ステップS42及びステップS43
の2つの判断の結果が共に真であれば、この移動対象プ
ロセスは移動要求後一定時間経過しても移動がおこなわ
れなかったことになる。従って、他のコンピュータシス
テムに新たなプロセスを受け入れる余裕がないと判断さ
れ得る。従って、ステップS44で移動不要信号をネッ
トワーク5に放送した後、本プロセスを自分の待ち行列
からはずすことなくステップS45で移動フラグをリセ
ットし、ステップS46でロックを解除する。尚、ステ
ップS44で移動不要信号を出力するのは、たまたま本
処理を実行しているタイミングで移動可状態となったコ
ンピュータシステムが存在した場合に、該移動可状態を
キャンセルするものである。
の2つの判断の結果が共に真であれば、この移動対象プ
ロセスは移動要求後一定時間経過しても移動がおこなわ
れなかったことになる。従って、他のコンピュータシス
テムに新たなプロセスを受け入れる余裕がないと判断さ
れ得る。従って、ステップS44で移動不要信号をネッ
トワーク5に放送した後、本プロセスを自分の待ち行列
からはずすことなくステップS45で移動フラグをリセ
ットし、ステップS46でロックを解除する。尚、ステ
ップS44で移動不要信号を出力するのは、たまたま本
処理を実行しているタイミングで移動可状態となったコ
ンピュータシステムが存在した場合に、該移動可状態を
キャンセルするものである。
【0040】図7の要求取消ルーチンについて更に別の
例を説明する。本例では、図8の如く、ステップS40
の代わりにステップS50を実行するようにする。図7
のステップS40ではサブプロセス発生後一定時間待っ
ていたが、図8のステップS50では、移動対象プロセ
スが移動要求をしたコンピュータシステムで内部処理が
始まるまで待つ。そして、該プロセスが内部で実行され
はじめたなら、該プロセスの移動を放棄し、移動不要信
号を放送するようにしている。
例を説明する。本例では、図8の如く、ステップS40
の代わりにステップS50を実行するようにする。図7
のステップS40ではサブプロセス発生後一定時間待っ
ていたが、図8のステップS50では、移動対象プロセ
スが移動要求をしたコンピュータシステムで内部処理が
始まるまで待つ。そして、該プロセスが内部で実行され
はじめたなら、該プロセスの移動を放棄し、移動不要信
号を放送するようにしている。
【0041】以上説明したように上記の各実施例によれ
ば、同一実行形式のプログラムを実行可能なコンピュー
タシステムがネットワークで結合されたシステムにおい
て、負荷の高いコンピュータシステムから負荷の低いコ
ンピュータシステムにプロセスを移動させる際に、負荷
の高いコンピュータシステムの負荷状態が第1基準値を
超えた時にネットワークに移動要求を放送し、その放送
を受けたコンピュータシステムが自分の負荷状態が第2
基準値より低い場合にプロセスの移動を受け入れるよう
構成したので、以下のような効果がある。
ば、同一実行形式のプログラムを実行可能なコンピュー
タシステムがネットワークで結合されたシステムにおい
て、負荷の高いコンピュータシステムから負荷の低いコ
ンピュータシステムにプロセスを移動させる際に、負荷
の高いコンピュータシステムの負荷状態が第1基準値を
超えた時にネットワークに移動要求を放送し、その放送
を受けたコンピュータシステムが自分の負荷状態が第2
基準値より低い場合にプロセスの移動を受け入れるよう
構成したので、以下のような効果がある。
【0042】1.プロセスの移動に必要なプログラムは
移動が必要になった場合だけに起動される。このため、
プロセスの移動に必要なプログラムが定常的に動作して
いる場合に比べて、該プログラム自身による負荷の増大
がない、 2.特定のコンピュータシステムが他のコンピュータシ
ステムの状態を監視したり、常に相互のコンピュータシ
ステムかで動作状態を監視することによるネットワーク
の負荷及びその処理による負荷の増大がない、 等の効果があり、特にプロセスを移動させることにより
コンピュータシステム及びそれらを結合しているネット
ワークの効率が下がらないという効果を有している。
移動が必要になった場合だけに起動される。このため、
プロセスの移動に必要なプログラムが定常的に動作して
いる場合に比べて、該プログラム自身による負荷の増大
がない、 2.特定のコンピュータシステムが他のコンピュータシ
ステムの状態を監視したり、常に相互のコンピュータシ
ステムかで動作状態を監視することによるネットワーク
の負荷及びその処理による負荷の増大がない、 等の効果があり、特にプロセスを移動させることにより
コンピュータシステム及びそれらを結合しているネット
ワークの効率が下がらないという効果を有している。
【0043】更に実施例2の構成によれば、一旦移動要
求を発行した後も、他のコンピュータシステムにプロセ
スを受け入れる余裕がなかったり、移動要求を発行した
システム自身で先に該プロセスが処理された場合に、移
動要求が取り消される。このため、移動の対象となった
プロセスの移動を待つことにより返って処理が遅れてし
まうという事態を防止できるという効果がある。
求を発行した後も、他のコンピュータシステムにプロセ
スを受け入れる余裕がなかったり、移動要求を発行した
システム自身で先に該プロセスが処理された場合に、移
動要求が取り消される。このため、移動の対象となった
プロセスの移動を待つことにより返って処理が遅れてし
まうという事態を防止できるという効果がある。
【0044】尚、上記実施例において、各コンピュータ
システムは移動対象となるプロセスを実行するための実
行形式プログラム14a,14b(図2)を実行可能に
有していればよい。プログラムを実行可能に所有する方
法としては、 ・各コンピュータシステムが、図2の如くRAM14上
にその実行形式プログラム(14a,14b等)を所有
する、 ・ネットワーク上のファイルサーバ等に格納しておき、
各コンピュータより読み出し可能にすることで各コンピ
ュータに所有させる、 ・移動要求元のコンピュータシステムより当該実行形式
のプログラムを提供する、 等が挙げられる。
システムは移動対象となるプロセスを実行するための実
行形式プログラム14a,14b(図2)を実行可能に
有していればよい。プログラムを実行可能に所有する方
法としては、 ・各コンピュータシステムが、図2の如くRAM14上
にその実行形式プログラム(14a,14b等)を所有
する、 ・ネットワーク上のファイルサーバ等に格納しておき、
各コンピュータより読み出し可能にすることで各コンピ
ュータに所有させる、 ・移動要求元のコンピュータシステムより当該実行形式
のプログラムを提供する、 等が挙げられる。
【0045】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或いは装置に本発明
により規定される処理を実行させるプログラムを供給す
ることによって達成される場合にも適用できることはい
うまでもない。
システムに適用しても1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或いは装置に本発明
により規定される処理を実行させるプログラムを供給す
ることによって達成される場合にも適用できることはい
うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
コンピュータにおけるプログラム負荷及びネットワーク
における通信負荷を軽減しながら、コンピュータ間のプ
ロセスの移動を管理し、ネットワーク上のコンピュータ
資源を有効利用することが可能となる。
コンピュータにおけるプログラム負荷及びネットワーク
における通信負荷を軽減しながら、コンピュータ間のプ
ロセスの移動を管理し、ネットワーク上のコンピュータ
資源を有効利用することが可能となる。
【0047】
【図1】本実施例におけるネットワークシステムの一例
を表す図である。
を表す図である。
【図2】本実施例のコンピュータシステムの内部構成を
説明する図である。
説明する図である。
【図3】他のコンピュータシステムに対してプログラム
の移動要求を出力する手順(移動要求ルーチン)を表す
フローチャートである。
の移動要求を出力する手順(移動要求ルーチン)を表す
フローチャートである。
【図4】移動要求が入力された際の処理手順(移動可検
出ルーチン)を表すフローチャートである。
出ルーチン)を表すフローチャートである。
【図5】プロセスの移動先を決定する手順(移動先決定
ルーチン)を表すフローチャートである。
ルーチン)を表すフローチャートである。
【図6】図5に示す移動先決定ルーチンの詳細を説明す
るフローチャートである。
るフローチャートである。
【図7】実施例2における要求取消ルーチンを表すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図8】図7の要求取消ルーチンの別の例を説明するた
めのフローチャートである。
めのフローチャートである。
1,2,3,4 コンピュータシステム 5 ネットワーク 6,7,8,9 最大性能 6a,7a,8a,9a 負荷状態 6b,7b,8b,9b 第1基準値 6c,7c,8c,9c 第2基準値
Claims (15)
- 【請求項1】 1つ又は複数の外部情報処理装置と通信
可能に接続された情報処理装置であって、 前記情報処理装置自身における処理の負荷量を検出する
検出手段と、 前記負荷量と比較するための第1及び第2の基準値を設
定する設定手段と、 前記負荷量が前記第1の基準値を超えた場合にプロセス
の移動要求を前記外部情報処理装置に出力する要求手段
と、 他の情報処理装置によりなされた前記移動要求の出力を
受けたとき、前記負荷量が前記第2の基準値より低い場
合に、該移動要求の放送元に対してプロセスの移動許可
を通知する通知手段と、 他の情報処理装置によりなされた前記プロセスの移動許
可の通知を受けたとき、該他の情報処理装置に対してプ
ロセスを移動する移動手段と、 他の情報処理装置より移動されたプロセスを受け入れ、
該プロセスを実行する実行手段とを備えることを特徴と
する情報処理装置。 - 【請求項2】 1つ又は複数の外部情報処理装置と通信
可能に接続された情報処理装置における情報処理方法で
あって、 前記情報処理装置自身における処理の負荷量を検出する
検出工程と、 前記負荷量と比較するための第1及び第2の基準値を設
定する設定工程と、 前記負荷量が前記第1の基準値を超えた場合にプロセス
の移動要求を前記外部情報処理装置に出力する要求工程
と、 他の情報処理装置によりなされた前記移動要求の出力を
受けたとき、前記負荷量が前記第2の基準値より低い場
合に、該移動要求の放送元に対してプロセスの移動許可
を通知する通知工程と、 他の情報処理装置によりなされた前記プロセスの移動許
可の通知を受けたとき、該他の情報処理装置に対してプ
ロセスを移動する移動工程と、 他の情報処理装置より移動されたプロセスを受け入れ、
該プロセスを実行する実行工程とを備えることを特徴と
する情報処理方法。 - 【請求項3】 同一実行形式のプログラムが動作可能な
複数の情報処理装置がネットワークで結合された情報処
理システムであって、前記複数の情報処理装置の夫々
が、 自身の待ちプロセス数に基づいて処理の負荷量を検出す
る検出手段と、 前記負荷量と比較するための第1及び第2の基準値を設
定する設定手段と、 前記負荷量が前記第1の基準値を超えた場合にプロセス
の移動要求を前記ネットワークに放送する要求手段と、 他の情報処理装置によりなされた前記移動要求の放送を
受けたとき、前記負荷量が前記第2の基準値より低い場
合に、該移動要求の放送元に対してプロセスの移動許可
を通知する通知手段と、 他の情報処理装置によりなされた前記プロセスの移動許
可の通知を受けたとき、該他の情報処理装置に対してプ
ロセスを移動する移動手段と、 他の情報処理装置より移動されたプロセスを受け入れ、
該プロセスを実行する実行手段とを備えることを特徴と
する情報処理システム。 - 【請求項4】 1つ又は複数の外部情報処理装置と通信
可能に接続された情報処理装置であって、 前記情報処理装置における処理の負荷量を検出する検出
手段と、 前記検出手段で検出された負荷量が所定値を越えるか否
かを判断する判断手段と、 前記判断手段により前記負荷量が前記所定値を越えたと
判断されたとき前記外部情報処理装置に対して前記情報
処理装置が行うべきプロセスの受け入れを要求する要求
手段と、 前記要求手段によりプロセスの受け入れが可能な旨の応
答を行った外部情報処理装置の1つに対して前記プロセ
スの移動を行う移動手段とを備えることを特徴とする情
報処理装置。 - 【請求項5】 前記所定値を設定する設定手段を更に備
えることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 【請求項6】 1つ又は複数の外部情報処理装置と通信
可能に接続された情報処理装置であって、 前記情報処理装置における処理の負荷量を検出する検出
手段と、 前記外部情報処理装置よりのプロセスの受け入れの要求
があったとき、前記検出手段により検出された負荷量に
基づいて受け入れ可能か否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により受け入れ可能と判断された場合、そ
の旨を前記受け入れ要求の発生元の外部情報処理装置に
通知する通知手段と、 前記通知手段に応答して前記外部情報処理装置より移動
されたプロセスを実行する実行手段とを備えることを特
徴とする情報処理装置。 - 【請求項7】 前記判定手段は、前記外部情報処理装置
よりのプロセスの受け入れの要求があったとき、前記検
出手段により検出された負荷量と第2の所定値とを比較
して受け入れ可能か否かを判定することを特徴とする請
求項6に記載の情報処理装置。 - 【請求項8】 前記第2の所定値を設定する設定手段を
更に備えることを特徴とする請求項7に記載の情報処理
装置。 - 【請求項9】 前記検出手段は当該情報処理装置の待ち
プロセス数に基づいて負荷量を検出することを特徴とす
る請求項4乃至8のいずれかに記載の情報処理装置。 - 【請求項10】 1つ又は複数の外部情報処理装置と通
信可能に接続された情報処理装置における情報処理方法
であって、 前記情報処理装置における処理の負荷量を検出する検出
工程と、 前記検出工程で検出された負荷量が所定値を越えるか否
かを判断する判断工程と、 前記判断工程により前記負荷量が前記所定値を越えたと
判断されたとき前記外部情報処理装置に対して前記情報
処理方法が行うべきプロセスの受け入れを要求する要求
工程と、 前記要求工程によりプロセスの受け入れが可能な旨の応
答を行った外部情報処理装置の1つに対して前記プロセ
スの移動を行う移動工程とを備えることを特徴とする情
報処理方法。 - 【請求項11】 前記所定値を設定する設定工程を更に
備えることを特徴とする請求項10に記載の情報処理方
法。 - 【請求項12】 1つ又は複数の外部情報処理装置と通
信可能に接続された情報処理装置における情報処理方法
であって、 前記情報処理装置における処理の負荷量を検出する検出
工程と、 前記外部情報処理装置よりのプロセスの受け入れの要求
があったとき、前記検出工程により検出された負荷量に
基づいて受け入れ可能か否かを判断する判断工程と、 前記判断工程により受け入れ可能と判断された場合、そ
の旨を前記受け入れ要求の発生元の外部情報処理装置に
通知する通知工程と、 前記通知工程に応答して前記外部情報処理装置より移動
されたプロセスを実行する実行工程とを備えることを特
徴とする情報処理方法。 - 【請求項13】 前記判定工程は、前記外部情報処理装
置よりのプロセスの受け入れの要求があったとき、前記
検出工程により検出された負荷量と第2の所定値とを比
較して受け入れ可能か否かを判定することを特徴とする
請求項12に記載の情報処理方法。 - 【請求項14】 前記第2の所定値を設定する設定工程
を更に備えることを特徴とする請求項13に記載の情報
処理方法。 - 【請求項15】 前記検出工程は当該情報処理方法の待
ちプロセス数に基づいて負荷量を検出することを特徴と
する請求項10乃至14のいずれかに記載の情報処理方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29779693A JPH07152699A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 情報処理方法及び装置及びシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29779693A JPH07152699A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 情報処理方法及び装置及びシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07152699A true JPH07152699A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=17851285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29779693A Withdrawn JPH07152699A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 情報処理方法及び装置及びシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07152699A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1993
- 1993-11-29 JP JP29779693A patent/JPH07152699A/ja not_active Withdrawn
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