JPH11234288A - データ通信処理装置 - Google Patents

データ通信処理装置

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JPH11234288A
JPH11234288A JP10030823A JP3082398A JPH11234288A JP H11234288 A JPH11234288 A JP H11234288A JP 10030823 A JP10030823 A JP 10030823A JP 3082398 A JP3082398 A JP 3082398A JP H11234288 A JPH11234288 A JP H11234288A
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JP10030823A
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Masao Murakami
正夫 村上
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親機および通信回線の処理効率を向上させた
データ通信処理装置を得る。 【解決手段】 通信回線221、または231に接続さ
れた親機222,223または232,233に対してサ
ービス要求データを送信してサービスの要求を行う子機
224,225,226,または234,235,236を
備えたデータ通信処理装置において、子機は、親機から
の過負荷状態であることを示す情報を受信したとき、ま
たは、子機自身が親機からの応答時間Trより親機ある
いは通信回線が過負荷であることを検出したとき、親機
へのサービス要求データの送信を抑制するか、親機でサ
ービス要求データを受け付けないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サービスを要求す
る複数のデータ処理装置とその要求に対してサービスを
提供する複数のデータ処理装置とで構成されるデータ通
信処理装置に係り、クライアント/サーバー型のパソコ
ンネットワークや、親機/子機構成のPOSネットワー
クシステムなどへ適用されるデータ通信処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のデータ通信処理装置にお
ける子機側のデータ通信処理フローを示すものである。
ステップS101で子機の通信プログラムを開始する。
ステップS102で子機のアプリケーションプログラム
からサービスの要求があると、ステップS103でタイ
マーをスタートさせてサービス要求データの送信後に応
答データを受信するまでの時間(応答時間Tr)の計測を
開始し、ステップS104で親機に対してサービスを要
求するサービス要求データを送信する。
【0003】次に、ステップS105で親機からの応答
データが受信されたか否かを監視し、まだ応答データが
受信されていなければ、ステップS106で予め定めた
応答タイムアウト時間Tout(子機が保持する、サービス
要求データを送信して応答データの受信待ちを行う時
間)が経過したか否かを判断し、経過していなければ再
び上記ステップS105に戻り、経過している場合はス
テップS107でアプリケーションに対してタイムアウ
トを返信し、通信エラーとして処理し、上記ステップS
102に戻る。
【0004】上記ステップS105で親機からの応答デ
ータが受信されたことを検出すると受信データを読み込
み、ステップS108で上記タイマーによる応答時間T
rの時間計測を終了し、ステップS109でアプリケー
ションへ親機との正常の通信が終了したことを示すステ
ータスを返す。このように、子機からのサービス要求デ
ータを親機に対して送信し、一定時間内に親機からの応
答がなければ異常と判断していた。
【0005】また、特開平8−223191号公報のよ
うに特別なデータパケットを親機/子機間で定期的に送
受信することによって親機の異常の有無を確認する方法
も提案されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】[請求項1の課題/目
的]従来はある要求に対して通信エラーが発生した場
合、その原因を区別する方法がなく、また、エラーを通
知されたアプリケーションは、障害原因が復旧したかど
うかを知ることができなかったため、再び同じ要求を行
い、再度同じ障害が発生する可能性があった。この時、
同じ要求を行うことで、通信回線や親機の負荷が増大す
るという問題があった。
【0007】本発明の目的は障害の原因が親機か通信回
線にある場合に、不必要なデータを送信しないようにす
ることによって、通信回線や親機の負荷の軽減を図るこ
とを目的としている。
【0008】[請求項2の課題/目的]従来は親機はすべ
てのサービス要求をそのまま受け付けていたため多数の
要求があった場合、要求1件当たりに割り当てることの
できる処理時間が少なくなり、相対的に子機側での応答
性能の劣化という現象を引き起こしていた。
【0009】本発明では一つの要求に対して、一定時間
以上の処理時間を割り当てられるように、親機の負荷が
大きくなった場合、これを監視して要求の受付を制限
し、子機側での応答性能の劣化を起こりにくくすること
を目的としている。
【0010】[請求項3の課題/目的]従来、子機側で
は、サービス要求に対する応答に時間がかかった場合、
通信回線の負荷が原因で応答データの受信が送れたの
か、親機側でのサービス処理時間が長かったために応答
データの受信が遅れたのかを区別することができなかっ
た。
【0011】本発明では、親機上での処理が長時間かか
った場合、その情報を応答データに埋め込むことによっ
て、子機側で応答データの受け取りが遅かった場合の原
因が通信回線側にあるのか、親機側にあるのかを区別す
ることができるようにすることを目的としている。
【0012】[請求項4の課題/目的]従来は親機側で
は、要求されたサービスに対して、子機がどの程度の時
間内での処理を要求しているのかを知る手段がなく、子
機側で通信障害を認識した後で、その子機に対して応答
データを送信してしまうという問題があった。
【0013】本発明では、子機側より親機に対して、サ
ービス処理に要する時間がどの程度以内であればよいか
を知らせ、親機側でのサービス要求毎の優先順位処理等
の効率的な処理を行うことができるようにする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
め、請求項1のデータ通信処理装置は、通信回線に接続
された親機に対してサービス要求データを送信してサー
ビスの要求を行う子機を備えたデータ通信処理装置にお
いて、上記子機は、サービスの要求の発生時に、サービ
ス要求データの送信から応答データの受信までの応答時
間を測定し、記憶し、統計処理を行って応答時間の一要
求に対する一定の基準時間を設定する応答基準時間設定
手段と、新たなサービス要求発生時に、上記応答基準時
間設定手段で設定した基準時間内に応答が得られないこ
とを検出する検出手段と、該検出手段により上記基準時
間内に応答が得られないことを検出した場合、通信回線
あるいは親機が過負荷であると判断する過負荷判定手段
と、該過負荷判定手段により通信回線あるいは親機が過
負荷であると判断したときは予め定めた所定時間サービ
ス要求データの送信を抑制する送信抑制手段とを設けた
ことを特徴とする。
【0015】また、請求項2のデータ通信処理装置は、
通信回線に接続された親機に対してサービス要求データ
を送信してサービスの要求を行う子機を備えたデータ通
信処理装置において、上記親機は、自己の作業負荷状態
を監視する負荷監視手段と、該負荷監視手段により検出
した負荷状態が予め定めた所定値を越えた過負荷状態で
あることを検出する過負荷検出手段と、該過負荷検出手
段で親機が過負荷状態であることを検出したとき子機か
らのサービス要求データをサービス処理プログラムに渡
さないようにするとともに、子機への応答データとして
過負荷であることを示す情報を返信し、過負荷状態でな
くなったときこれを子機に対して通知する通信制御プロ
グラム手段を設けたことを特徴とする。
【0016】また、請求項3のデータ通信処理装置は、
通信回線に接続された親機に対してサービス要求データ
を送信してサービスの要求を行う子機を備えたデータ通
信処理装置において、上記親機は、子機からのサービス
要求に対する処理が予め定めた所定の時間を越えたこと
を検出する第1のタイマー手段と、該第1のタイマー手
段で所定の時間を越えたことを検出したとき、子機への
応答データの中にサービス処理時間が所定の時間より長
かったことを示す情報を付加する通信プログラム手段と
を備え、子機は、サービス要求データの送信から応答デ
ータの受信までの時間を計測する第2のタイマー手段
と、該第2のタイマー手段によって計測した時間が予め
定めた所定の時間を経過している場合は上記応答データ
の親機が埋め込んだ上記情報の有無を確認し、上記情報
がある場合は、親機が過負荷状態であり、上記情報がな
い場合は通信回線が過負荷状態であると判断する過負荷
判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】また、請求項4のデータ通信処理装置は、
通信回線に接続された親機に対してサービス要求データ
を送信してサービスの要求を行う子機を備えたデータ通
信処理装置において、子機は、親機に対するサービス要
求データに、親機側のサービス処理に要する時間がどの
程度の時間以内であればよいかを示すサービス要求処理
の時間閾値情報を付加する信号処理手段を備えたことを
特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1の発明によると、子機はサービス要求
が発生する毎に、応答基準時間設定手段により、サービ
ス要求データの送信から応答データの受信までの時間を
測定・記録し、統計処理を行い、一要求に対する一定の
基準時間を設定する。新たなサービス要求が発生したと
き、検出手段により、上記の一定の基準時間内に応答が
得られなかった場合には、過負荷判定手段により通信回
線もしくは親機が過負荷状態にあると判断する。そして
子機は、送信制御手段により別に予め設定しておいた送
信不可時間の間はそれ以降のサービス要求データは一切
送信せず、アプリケーションに対して、送信不可を通知
することによって、過負荷状態の通信回線や親機に対し
て新たな不可を加えないようにする。
【0019】従って、子機のサービス要求データの送信
に対して、一定時間以上応答がなかった場合は、それ以
降、子機がサービス要求データの送信を行わなくなり、
通信回線や親機にそれ以上の負荷がかからなくなって、
システム全体で過負荷状態が改善されるまでの時間を短
縮できる。
【0020】また、請求項2の発明によると、親機は負
荷監視手段により自分自身の作業負荷状態を監視し、過
負荷検出手段により作業負荷が一定以上になったことを
検知すると、通信制御プログラム手段により、それ以降
に受け付けたサービス要求データに対してはサービス処
理プログラムへデータを渡さずに親機が過負荷状態であ
ることを応答データとしてすぐに子機へ返信する。これ
によって、親機は一定以上のサービス要求を処理せずに
すむようになり、処理中のサービス要求の処理および応
答を一定時間内に行うことができる。
【0021】また、請求項3の発明によると、親機側に
設けた第1のタイマーでサービス要求データの受信から
処理応答データの送信までの時間を測定し、一定時間以
上の処理時間が経過した場合は、親機側に設けた通信プ
ログラム手段により、所定の処理時間より長かったこと
を示す情報を応答データに埋め込んで子機に返信する。
子機側では、第2のタイマー手段により、サービス要求
データの送信から応答データの受信までの時間を測定
し、一定時間以上経過している場合は、データ内の親機
が埋め込んだ情報の有無を確認する。埋め込み情報があ
った場合は親機が過負荷状態と判断し、なかった場合は
ネットワークが過負荷状態であると判断する。これによ
り、サービス要求に対する応答が遅い場合、子機側でそ
の原因が親機にあるのか通信回線にあるのかを識別する
ことができ、それに適した対応策をとることができる。
【0022】また、請求項4の発明によると、子機がサ
ービス要求を行う場合、子機側に設けた信号処理手段に
より、そのサービス要求に対する応答データの希望処理
時間を示す時間閾値情報を埋め込んでデータを送信する
ことによって、親機に子機側の状態を通知することがで
き、親機側では各要求毎のきめ細かい処理対応が可能に
なる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1はLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)
接続によるシステム構成例であり、LANケーブル(2
21)によって各種サービスを提供する複数の親機(22
2),(223)および各種サービスを要求する複数の子機
(224),(225),(226)が接続され、接続された機
器相互間の通信が行われる。
【0024】図2はWAN(ワイドエリアネットワーク)
接続によるシステム構成例であり、WANの公衆回線
(231)を経由して各種サービスを提供する複数の親機
(232),(233)及び各種サービスを要求する複数の
子機(234),(235),(236)が接続され、接続され
た機器相互間の通信が行われる。
【0025】上記図1及び図2に示すいずれの場合も複
数の親機と複数の子機で構成されたネットワークシステ
ムであり、以下に示す実施形態は、上記のいずれの場合
にも適用できるものである。
【0026】図3は上記子機(224),(225),(22
6),(234),(235),(236)側のソフトウェア構成
例である。複数のアプリケーションプログラム(20
1),(202),(203)からのサービス要求を通信プロ
グラム204が受け付けて、ネットワーク通信路を通じ
て親機にサービス要求データを送信するようになってい
る。
【0027】図4は上記親機(222),(223),(23
2),(233)側のソフトウェア構成例である。上記子機
(224),(225),(226),(234),(235),(23
6)のアプリケーションプログラム(201),(202),
(203)からのサービス要求を通信制御プログラム(2
14)が受信し、サービス処理プログラム1、2、3(21
1),(212),(213)がサービスを実行するようにな
っている。また、親機の負荷を監視するため、負荷監視
プログラム(215)が、独立して動作しており、親機S
busyF(親機が過負荷であるか否かの状態フラグ)(21
6)を通じて通信制御プログラムと連動するようになっ
ている。
【0028】次に、上記親機及び子機の動作を図5、図
6、図7、図8、図9及び図10に示すフローチャート
を用いて詳細を説明する。
【0029】図5、図6、図7は子機側の通信プログラ
ムのフローチャートである。図5において、ステップS
1で子機は通信プログラムを開始した後、ステップS2
でアプリケーションプログラムからのサービス要求を受
け付けるとともにネットワークからの受信データを処理
する。
【0030】アプリケーションからのサービス要求がな
い場合には、ステップS3で親機からの受信データの有
無をチェックし、受信データが無ければステップS2に
戻り、有れば親機からの受信データを読み込み、ステッ
プS4に進む。ステップS4では、受信データが親機か
らのBUSY解除通知であったかどうかをチェックし、
親機からのBUSY解除の通知があった場合は、ステッ
プS5でその親機のPbusyFn(子機が保持する、親機が
BUSYであるか否かのフラグ。親機の数だけ存在す
る。)をOFFする処理を行った後ステップS2に戻り、
通知がなければ直ちにステップS2に戻る。
【0031】ステップS2でアプリケーションプログラ
ムからのサービス要求があった場合は、ステップS6及
びステップS8で要求サービスを処理する親機またはネ
ットワーク通信路がBUSYであるかどうかをチェック
する。即ち、ステップS6で要求サービスを処理する親
機のPbusyFをチェックし、要求サービスを処理する親
機がBUSYであると判断した場合は、ステップS7で
アプリケーションにエラーを返し、親機がBUSYであ
ることをアプリケーションに通知する。
【0032】また、ステップS6で親機がBUSYでな
いと判断され、ステップS8でネットワークのNbusyF
をチェックし、ネットワーク通信路がBUSYであると
判断された場合には、ステップS9でネットワーク通信
路がBUSYになってから一定の時間が経過したかどう
かをチェックする。
【0033】ネットワーク通信路がBUSYになってか
ら一定の時間が経過していない場合には、ステップS1
0でアプリケーションにエラーを返して、ネットワーク
通信路がBUSYであることをアプリケーションに通知
し、はじめのステップS2に戻る。ステップS9でネッ
トワーク通信路がBUSYになってから一定の時間が経
過したことを検出した場合には、ステップS11でネッ
トワーク通信路のBUSYのフラグNbusyF(子機が保
持する、ネットワークがBUSYであるか否かのフラグ)
をOFFし、ステップS12に進む。
【0034】要求サービスを処理する親機およびネット
ワーク通信路がと共にBUSYでない場合は、ステップ
S14でサービス要求データを送信し、を介し、図6
のステップS15に進む。このサービス要求の送信デー
タは、送信前に、上記図5のステップS12で親機のサ
ービス処理が過負荷であるかどうかの判断に用いる後述
のしきい時間Tth(子機において、応答データが受信され
たときに、通信回線に過負荷が生じるかどうかの判断条
件のための時間)が付加される。また子機は、ステップ
S13でサービス要求データの送信に伴って、サービス
要求データを送信してから応答データを受信するまでの
時間(応答時間Tr)の計測を開始する。
【0035】図6のステップS15では、サービス要求
データの送信後、応答データが受信されたかどうかをチ
ェックし、受信していれば受信データを読み込み、応答
データが受信されなければステップS16に進む。応答
データを受信していない場合には、ステップS16で応
答タイムアウト時間Toutが経過したかどうかをチェッ
クし、タイムアウトした時にはステップS17でアプリ
ケーションにエラーを返し、応答タイムアウトをアプリ
ケーションに通知すると共に図5のステップS2に戻
る。
【0036】また、応答タイムアウト時間Toutを経過
していない場合には上記のステップS15に戻る。ま
た、上記ステップS15で応答データを受信したと判断
した場合には、ステップS18で親機からのBUSY解
除の通知があったかどうかをチェックし、親機からのB
USY解除の通知があった場合には、ステップS19で
通知のあった親機のBUSYフラグPbusyFnをOFF
し、ステップS15に戻る。また、親機からのBUSY
解除の通知がなかった場合には、ステップS20で親機
からの応答時間Trの計測を終了し、応答時間Trを取得
する。
【0037】この後、ステップS21で受信データが親
機からのBUSYの通知であるか否かをチェックする。
受信データが親機からのBUSYの通知であった場合に
は、ステップS22で通知のあった親機のBUSYフラ
グPbusyFnをONにし、図5のステップS7に戻る。
また、ステップS26で受信データが親機からのBUS
Y通知でなかったことを検出すると、を介し、図7の
ステップS23に進む。
【0038】ステップS23では、応答データが受信さ
れた場合は、サービス要求に対する親機からの応答時間
Trがしきい時間Tthよりも大きいかどうかをチェック
する。親機からの応答時間Trがしきい時間Tthより大
きくない場合はステップS26に進み、親機からの応答
時間Trがしきい時間Tthよりも大きかった場合には親
機または通信路の負荷が大きい可能性が高いため、負荷
が大きいのが親機であるのか通信路であるのかをステッ
プS24でチェックする。
【0039】即ち、ステップS24では、受信データに
遅延情報が存在するか否かを判断し、遅延情報があれ
ば、親機がBUSYであるとしてステップS26に進
み、遅延情報がなければ、ステップS25で負荷が大き
いのは通信路であると判断し、ネットワーク回線がBU
SYであることを示すフラグNbusyFをONする。
【0040】上記ステップS24,S25で負荷が大き
いのが親機であるか通信路であるかを判断した後、ステ
ップS26では、応答時間Trを統計データとして記録
し、しきい時間Tth、タイムアウト時間Toutを更新す
る。このしきい時間Tth、タイムアウト時間Toutはシ
ステムによって適切な基準で求めればよく、たとえばし
きい時間Tth=平均応答時間×2、タイムアウト時間T
out=平均応答時間×3等と指定する。その後、ステッ
プS27でアプリケーションに正常終了のステータスを
返し、を介して図5のステップS2に戻る。
【0041】図8,図9は本発明の実施形態における親
機側の通信制御プログラムのフローチャートである。親
機はステップS28で通信プログラムを開始する。この
通信プログラムは処理ループの先頭で、ステップS29
において、子機からのサービス要求を待つ間、親機の過
負荷状態フラグSbusyFをポーリングによってチェック
する。
【0042】親機の処理負荷が大きい場合はステップS
32に進み、親機の処理負荷が大きくない場合は、ステ
ップS30で子機へのBUSY通知済みフラグIbusyF
(子機に対して親機からBUSYのステータスを送って
あるかどうかを示すフラグであり、子機の数だけ存在す
る。)をチェックする。子機へBUSY通知済みの場合
は、ステップS31でその子機に対してBUSY解除通
知を送信して、子機へのBUSY通知済みフラグIbusy
FをOFFする。
【0043】次に、ステップS32で子機からのサービ
ス要求があるかどうかをチェックし、サービス要求がな
ければスタートのステップS29に戻り、サービス要求
があると、ステップS33で親機の過負荷状態フラグS
busyFをチェックする。サービス要求があった場合で、
親機の処理負荷が大きい場合は、ステップS34で子機
へのBUSY通知済みフラグIbusyFをONし、サービ
ス要求をした子機に対してBUSY通知を送信し、サー
ビス処理を実行せずに処理ループの先頭(ステップS2
9)に戻る。
【0044】親機の処理負荷が大きくない場合はステッ
プS35に進み、子機のサービス要求データをチェック
し、しきい時間Tth2(親機において、処理が完了したと
き、親機が過負荷であるかどうかの判断基準となる時間)
があれば取り出す。その後、ステップS36でサービス
処理時間Trun(親機のサービス処理の実行をサービスプ
ログラムに要求して、それが完了するまでの時間)の計測
を開始し、ステップS37でサービス要求の処理を行
う。
【0045】サービス要求の処理の終了後、ステップS
38でサービス処理時間Trunの計測を終了し、サービ
ス処理時間Trunを取得する。その後、を介し、図9
のステップS39に進み、この取得した処理時間Trun
がしきい時間Tth2よりも長かったかどうかをチェック
する。処理時間Trunがしきい時間Tth2よりも長くなけ
ればステップS41に進み、長ければステップS40で
処理時間遅延通知情報を応答データに負荷する。そし
て、ステップS41で子機のサービス要求に対する処理
結果(応答データ)を子機に送信し、を介し、図8に示
すステップS29の処理ループの先頭に戻る。
【0046】図10は親機の負荷状態監視プログラムの
フローチャートの例である。先ず、ステップS42で親
機の過負荷状態フラグSbusyFを設定するプログラムを
開始する。ステップS43では、親機の処理負荷を計測
する。そして、このステップS43で計測した親機の処
理負荷が一定値(予め決めておいた値で、例えばCPU使
用率99%以上等)より大きいかどうかを次のステップ
S44でチェックする。
【0047】親機の処理負荷が一定値より大きい場合
は、ステップS45で親機の過負荷状態フラグSbusyF
をONにし、親機の処理負荷が一定値より大きくない場
合は、ステップS46で親機の過負荷状態フラグSbusy
FをOFFにする。その後、ステップS47で監視タイ
マーを使い、一定時間待ってスタートのステップS42
に戻す。以上のように親機の負荷状態の監視処理は、監
視タイマーを使い一定時間待ちながら、繰り返しチェッ
クを継続する。
【0048】
【発明の効果】[請求項1の効果]本発明は以上の構成で
あるので、請求項1の発明によれば過負荷状態のネット
ワークや親機に対して、新たな要求を抑制することによ
って、ネットワークや親機の過負荷状態が回復するまで
の時間を短縮できる。
【0049】[請求項2の効果]また、請求項2の発明に
よれば親機のサービス処理プログラムは、新たな要求を
処理する必要がなくなるため、現在処理中のサービス要
求に専念することができる。これにより一定時間内に応
答を返すことができるようになり、システム全体の処理
性能を確保できる。
【0050】[請求項3の効果]また、請求項3の発明に
よればサービス要求に対する応答が遅い場合の原因がネ
ットワークにあるのか、親機にあるのかを識別するた
め、その原因に応じた対応を行うことが可能になり、シ
ステム全体の性能を確保する柔軟なネットワークシステ
ムの構築が可能となる。
【0051】[請求項4の効果]更に、請求項4の発明に
よれば子機のサービス要求に対し、要求毎に優先順位を
つけるなどして、ネットワークシステムの性能を向上さ
せるようなサービスの対応処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワークの構成例を示す図であ
る。
【図2】本発明のネットワークの他の構成例を示す図で
ある。
【図3】本発明の子機側のソフトウェアプログラムの構
成例を示す図である。
【図4】本発明の親機側のソフトウェアプログラムの構
成例を示す図である。
【図5】本発明の子機側の通信制御プログラムのフロー
チャートである。
【図6】本発明の子機側の通信制御プログラムのフロー
チャートである。
【図7】本発明の子機側の通信制御プログラムのフロー
チャートである。
【図8】本発明の親機側の通信制御プログラムのフロー
チャートである。
【図9】本発明の親機側の通信制御プログラムのフロー
チャートである。
【図10】本発明の親機の負荷状態監視プログラムのフ
ローチャートである。
【図11】従来技術における子機の通信制御プログラム
のフローチャートである。
【符号の説明】
201,202,203 アプリケーション 204,214 通信制御プログラム 211 サービス処理プログラム1 212 サービス処理プログラム2 213 サービス処理プログラム3 221,231 通信回線 222,223,232,233 親機 224,225,226,234,235,236 子機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線に接続された親機に対してサー
    ビス要求データを送信してサービスの要求を行う子機を
    備えたデータ通信処理装置において、上記子機は、サー
    ビスの要求の発生時に、サービス要求データの送信から
    応答データの受信までの応答時間を測定し、記憶し、統
    計処理を行って応答時間の一要求に対する一定の基準時
    間を設定する応答基準時間設定手段と、新たなサービス
    要求発生時に、上記応答基準時間設定手段で設定した基
    準時間内に応答が得られないことを検出する検出手段
    と、該検出手段により上記基準時間内に応答が得られな
    いことを検出した場合、通信回線あるいは親機が過負荷
    であると判断する過負荷判定手段と、該過負荷判定手段
    により通信回線あるいは親機が過負荷であると判断した
    ときは予め定めた所定時間サービス要求データの送信を
    抑制する送信抑制手段とを設けたことを特徴とするデー
    タ通信処理装置。
  2. 【請求項2】 通信回線に接続された親機に対してサー
    ビス要求データを送信してサービスの要求を行う子機を
    備えたデータ通信処理装置において、上記親機は、自己
    の作業負荷状態を監視する負荷監視手段と、該負荷監視
    手段により検出した負荷状態が予め定めた所定値を越え
    た過負荷状態であることを検出する過負荷検出手段と、
    該過負荷検出手段で親機が過負荷状態であることを検出
    したとき子機からのサービス要求データをサービス処理
    プログラムに渡さないようにするとともに、子機への応
    答データとして過負荷であることを示す情報を返信し、
    過負荷状態でなくなったときこれを子機に対して通知す
    る通信制御プログラム手段を設けたことを特徴とするデ
    ータ通信処理装置。
  3. 【請求項3】 通信回線に接続された親機に対してサー
    ビス要求データを送信してサービスの要求を行う子機を
    備えたデータ通信処理装置において、上記親機は、子機
    からのサービス要求に対する処理が予め定めた所定の時
    間を越えたことを検出する第1のタイマー手段と、該第
    1のタイマー手段で所定の時間を越えたことを検出した
    とき、子機への応答データの中にサービス処理時間が所
    定の時間より長かったことを示す情報を付加する通信プ
    ログラム手段とを備え、子機は、サービス要求データの
    送信から応答データの受信までの時間を計測する第2の
    タイマー手段と、該第2のタイマー手段によって計測し
    た時間が予め定めた所定の時間を経過している場合は、
    上記応答データの親機が埋め込んだ上記情報の有無を確
    認し、上記情報がある場合は、親機が過負荷状態であ
    り、上記情報がない場合は通信回線が過負荷状態である
    と判断する過負荷判定手段とを備えたことを特徴とする
    データ通信処理装置。
  4. 【請求項4】 通信回線に接続された親機に対してサー
    ビス要求データを送信してサービスの要求を行う子機を
    備えたデータ通信処理装置において、子機は、親機に対
    するサービス要求データに、親機側のサービス処理に要
    する時間がどの程度の時間以内であればよいかを示すサ
    ービス要求処理の時間閾値情報を付加する信号処理手段
    を備えたことを特徴とするデータ通信処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002204238A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Denso Corp 通信制御装置
JP2009289163A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Toshiba Corp サーバ装置および通信システム

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