JPH07152170A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
- Publication number
- JPH07152170A JPH07152170A JP29867793A JP29867793A JPH07152170A JP H07152170 A JPH07152170 A JP H07152170A JP 29867793 A JP29867793 A JP 29867793A JP 29867793 A JP29867793 A JP 29867793A JP H07152170 A JPH07152170 A JP H07152170A
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- JP
- Japan
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- charge
- compounds
- acceptor compound
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- Pending
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- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 機能分離型の電子写真感光体を、より高感度
化、安定化させる。 【構成】 導電性基体上の感光層に、一般式(1) : 〔式中X1,X2は同一または異なって、窒素原子また
は>C−H基を示す。また2つの複素環のうちの少なく
とも一方は、上記X1,X2の部分に置換した炭素原子
を介して、他の複素環と結合することもでき、その場
合、X1,X2は>C−基を示す。〕で表されるアクセ
プター性化合物を添加した。
化、安定化させる。 【構成】 導電性基体上の感光層に、一般式(1) : 〔式中X1,X2は同一または異なって、窒素原子また
は>C−H基を示す。また2つの複素環のうちの少なく
とも一方は、上記X1,X2の部分に置換した炭素原子
を介して、他の複素環と結合することもでき、その場
合、X1,X2は>C−基を示す。〕で表されるアクセ
プター性化合物を添加した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電式複写機やレーザ
ービームプリンタ等の、電子写真法を利用した画像形成
装置に使用される電子写真感光体に関するものである。
ービームプリンタ等の、電子写真法を利用した画像形成
装置に使用される電子写真感光体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カールソンプロセス等の電子写真法は、
コロナ放電により、電子写真感光体の表面を均一に帯電
させる工程と、帯電した電子写真感光体の表面を露光し
て、当該表面に静電潜像を形成する露光工程と、形成さ
れた静電潜像に現像剤を接触させて、この現像剤に含ま
れるトナーにより、静電潜像をトナー像に顕像化する現
像工程と、トナー像を紙等に転写する転写工程と、転写
されたトナー像を定着させる定着工程と、転写工程後、
感光体上に残留するトナーを除去するクリーニング工程
とを含んでいる。
コロナ放電により、電子写真感光体の表面を均一に帯電
させる工程と、帯電した電子写真感光体の表面を露光し
て、当該表面に静電潜像を形成する露光工程と、形成さ
れた静電潜像に現像剤を接触させて、この現像剤に含ま
れるトナーにより、静電潜像をトナー像に顕像化する現
像工程と、トナー像を紙等に転写する転写工程と、転写
されたトナー像を定着させる定着工程と、転写工程後、
感光体上に残留するトナーを除去するクリーニング工程
とを含んでいる。
【0003】近時、上記電子写真法に使用される電子写
真感光体には、毒性があるために取扱いが困難なセレ
ン、硫化カドミウム等の無機光導電体を主成分とするも
のに代わって、毒性の少ない有機光導電性化合物を使用
した、いわゆる有機感光体が種々提案されている。かか
る有機感光体は、加工性がよく、製造が容易であると共
に、機能設計の自由度が大きいという利点がある。
真感光体には、毒性があるために取扱いが困難なセレ
ン、硫化カドミウム等の無機光導電体を主成分とするも
のに代わって、毒性の少ない有機光導電性化合物を使用
した、いわゆる有機感光体が種々提案されている。かか
る有機感光体は、加工性がよく、製造が容易であると共
に、機能設計の自由度が大きいという利点がある。
【0004】このような有機感光体としては、一般に、
光照射により電荷を発生させる電荷発生材料と、発生し
た電荷を輸送する電荷輸送材料とを結着樹脂中に分散し
た機能分離型の感光層を有するものが多く使用されてい
る。
光照射により電荷を発生させる電荷発生材料と、発生し
た電荷を輸送する電荷輸送材料とを結着樹脂中に分散し
た機能分離型の感光層を有するものが多く使用されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電荷発生材料および電
荷輸送材料を用いた機能分離型の有機感光体を作製する
ためには、感度、電位保持性、電位安定性、残留電位等
の電子写真特性をすべて満足させるマッチングのよい材
料を選択しなければならず、より高感度化、安定化のた
めに種々の組み合わせが検討されているが、市場で要求
される性能には未だ至っていないのが現状である。
荷輸送材料を用いた機能分離型の有機感光体を作製する
ためには、感度、電位保持性、電位安定性、残留電位等
の電子写真特性をすべて満足させるマッチングのよい材
料を選択しなければならず、より高感度化、安定化のた
めに種々の組み合わせが検討されているが、市場で要求
される性能には未だ至っていないのが現状である。
【0006】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
であって、より高感度化、安定化が達成された、機能分
離型の電子写真感光体を提供することを目的としてい
る。
であって、より高感度化、安定化が達成された、機能分
離型の電子写真感光体を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記課題を解
決するため、本発明者らは、従来の機能分離型の電子写
真感光体における、さらなる高感度化、安定化の可能性
について検討した。その結果、いわゆるアクセプター性
化合物(電子受容性化合物)を添加剤として添加する
と、以下の機構により、電子写真感光体のさらなる高感
度化、安定化が可能となることを見出した。 有機の電荷輸送材料(CTM)は、通常、ホール輸
送性のものが多く、電子の輸送能に劣るため、たとえば
図1(a)に示すように、電荷発生材料(CGM)に光
(hν)が照射されて電子(−)とホール(+)が発生
した際に、図1(b)に示すように、ホール(+)のみを
引き抜く。
決するため、本発明者らは、従来の機能分離型の電子写
真感光体における、さらなる高感度化、安定化の可能性
について検討した。その結果、いわゆるアクセプター性
化合物(電子受容性化合物)を添加剤として添加する
と、以下の機構により、電子写真感光体のさらなる高感
度化、安定化が可能となることを見出した。 有機の電荷輸送材料(CTM)は、通常、ホール輸
送性のものが多く、電子の輸送能に劣るため、たとえば
図1(a)に示すように、電荷発生材料(CGM)に光
(hν)が照射されて電子(−)とホール(+)が発生
した際に、図1(b)に示すように、ホール(+)のみを
引き抜く。
【0008】このため電荷発生材料(CGM)には、繰
り返し画像形成を行った際に電子(−)が蓄積し、その
結果ホール(+)も抜けにくくなって、電荷発生材料
(CGM)における電荷発生効率が低下する。また電子
(−)のトラップにより発生した空間電荷によって、画
像形成時の残留電位が高くなる。したがって、電子写真
感光体の感度が低下する。
り返し画像形成を行った際に電子(−)が蓄積し、その
結果ホール(+)も抜けにくくなって、電荷発生材料
(CGM)における電荷発生効率が低下する。また電子
(−)のトラップにより発生した空間電荷によって、画
像形成時の残留電位が高くなる。したがって、電子写真
感光体の感度が低下する。
【0009】ところが、アクセプター性化合物(AC
M)の存在下では、図1(c)に示すように、このアクセ
プター性化合物(ACM)が、電荷発生材料(CGM)
において発生した電子(−)を引き抜くため、電荷発生
材料(CGM)における電荷発生効率が向上するととも
に、画像形成時の残留電位が低下して、高感度化が可能
となる。 光照射時には、電荷発生材料だけでなく、電荷輸送
材料も励起されて、反応性の高い一重項励起状態とな
る。このため、劣化したり、あるいは分解したりしやす
くなり、安定性が低下する。
M)の存在下では、図1(c)に示すように、このアクセ
プター性化合物(ACM)が、電荷発生材料(CGM)
において発生した電子(−)を引き抜くため、電荷発生
材料(CGM)における電荷発生効率が向上するととも
に、画像形成時の残留電位が低下して、高感度化が可能
となる。 光照射時には、電荷発生材料だけでなく、電荷輸送
材料も励起されて、反応性の高い一重項励起状態とな
る。このため、劣化したり、あるいは分解したりしやす
くなり、安定性が低下する。
【0010】ところが、アクセプター性化合物の存在下
では、このアクセプター性化合物のクエンチング作用に
より、励起した電荷輸送材料が消光されるので、電荷輸
送材料が一重項励起状態にある時間が短縮され、上記の
ような光劣化反応が抑制されるので、電子写真感光体の
安定性が向上する。 さらに上記アクセプター性化合物のうち、とくに結
着樹脂との相溶性にすぐれたものは、多量に添加するこ
とで、電子輸送材料として機能させることができるの
で、さらに高感度化が可能である。
では、このアクセプター性化合物のクエンチング作用に
より、励起した電荷輸送材料が消光されるので、電荷輸
送材料が一重項励起状態にある時間が短縮され、上記の
ような光劣化反応が抑制されるので、電子写真感光体の
安定性が向上する。 さらに上記アクセプター性化合物のうち、とくに結
着樹脂との相溶性にすぐれたものは、多量に添加するこ
とで、電子輸送材料として機能させることができるの
で、さらに高感度化が可能である。
【0011】以上のごとく、アクセプター性化合物を添
加すれば、電子写真感光体のさらなる高感度化、安定化
が可能となるのである。そこで、電子写真感光体に適し
たアクセプター性化合物についてさらに検討した結果、
一般式(1) :
加すれば、電子写真感光体のさらなる高感度化、安定化
が可能となるのである。そこで、電子写真感光体に適し
たアクセプター性化合物についてさらに検討した結果、
一般式(1) :
【0012】
【化2】
【0013】〔式中X1 ,X2 は同一または異なって、
窒素原子または>C−H基を示す。また2つの複素環の
うちの少なくとも一方は、上記X1 ,X2 の部分に置換
した炭素原子を介して、他の複素環と結合することもで
き、その場合、X1 ,X2 は>C−基を示す。〕で表さ
れる化合物が、電子写真感光体に添加するアクセプター
性化合物として適していることを見出し、本発明を完成
するに至った。
窒素原子または>C−H基を示す。また2つの複素環の
うちの少なくとも一方は、上記X1 ,X2 の部分に置換
した炭素原子を介して、他の複素環と結合することもで
き、その場合、X1 ,X2 は>C−基を示す。〕で表さ
れる化合物が、電子写真感光体に添加するアクセプター
性化合物として適していることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0014】すなわち本発明の電子写真感光体は、導電
性基体上に、電荷発生材料および電荷輸送材料と、上記
一般式(1) で表されるアクセプター性化合物とを含む感
光層を備えたことを特徴とする。以下に本発明を説明す
る。上記一般式(1) で表されるアクセプター性化合物を
構成する2つの複素環は、通常、窒素原子およびX1 ,
X2 以外の箇所の炭素原子を介して、他の複素環と結合
されるが、2つの複素環のうちの少なくとも一方は、前
記のように、上記X 1 ,X2 の部分に置換した炭素原子
を介して、他の複素環と結合してもよい。
性基体上に、電荷発生材料および電荷輸送材料と、上記
一般式(1) で表されるアクセプター性化合物とを含む感
光層を備えたことを特徴とする。以下に本発明を説明す
る。上記一般式(1) で表されるアクセプター性化合物を
構成する2つの複素環は、通常、窒素原子およびX1 ,
X2 以外の箇所の炭素原子を介して、他の複素環と結合
されるが、2つの複素環のうちの少なくとも一方は、前
記のように、上記X 1 ,X2 の部分に置換した炭素原子
を介して、他の複素環と結合してもよい。
【0015】一方の複素環が、窒素原子およびX1 ,X
2 以外の箇所の炭素原子を介して他の複素環と結合され
る場合、X1 ,X2 としては、前記のように窒素原子ま
たは>C−H基が例示される。また複素環が、X1 ,X
2 の部分に置換した炭素原子を介して他の複素環と結合
される場合、X1 ,X2 は>C−基である。上記一般式
(1) で表されるアクセプター性化合物の合成方法はとく
に限定されないが、たとえば下記の反応工程式にしたが
って合成される。
2 以外の箇所の炭素原子を介して他の複素環と結合され
る場合、X1 ,X2 としては、前記のように窒素原子ま
たは>C−H基が例示される。また複素環が、X1 ,X
2 の部分に置換した炭素原子を介して他の複素環と結合
される場合、X1 ,X2 は>C−基である。上記一般式
(1) で表されるアクセプター性化合物の合成方法はとく
に限定されないが、たとえば下記の反応工程式にしたが
って合成される。
【0016】すなわち、下記一般式(2) および(3) で表
される化合物を等モルずつ、金属ナトリウムの存在下、
溶媒としてのトルエン中で脱ハロゲン化反応させると、
一般式(1) で表されるアクセプター性化合物が得られ
る。
される化合物を等モルずつ、金属ナトリウムの存在下、
溶媒としてのトルエン中で脱ハロゲン化反応させると、
一般式(1) で表されるアクセプター性化合物が得られ
る。
【0017】
【化3】
【0018】なお上記反応式において、式(2) および
(3) で表される化合物が互いに異なる場合、反応生成物
中には、目的物である一般式(1) で表される化合物(す
なわち式(2) の化合物と式(3) の化合物が結合したも
の)の他に、式(2) の化合物同士が結合したものや、式
(3) の化合物同士が結合したものも含まれるので、目的
物としての一般式(1) で表される化合物を単離する必要
がある。いうまでもなく、式(2) および(3) で表される
化合物が互いに同じ化合物である場合には、単離の必要
はない。
(3) で表される化合物が互いに異なる場合、反応生成物
中には、目的物である一般式(1) で表される化合物(す
なわち式(2) の化合物と式(3) の化合物が結合したも
の)の他に、式(2) の化合物同士が結合したものや、式
(3) の化合物同士が結合したものも含まれるので、目的
物としての一般式(1) で表される化合物を単離する必要
がある。いうまでもなく、式(2) および(3) で表される
化合物が互いに同じ化合物である場合には、単離の必要
はない。
【0019】上記一般式(1) で表されるアクセプター性
化合物の具体例としては、これに限定されるものではな
いが、たとえば下記式(1a)〜(1n)で表される化合物が例
示される。
化合物の具体例としては、これに限定されるものではな
いが、たとえば下記式(1a)〜(1n)で表される化合物が例
示される。
【0020】
【化4】
【0021】
【化5】
【0022】本発明の電子写真感光体は、上記アクセプ
ター性化合物の1種または2種以上を含有した感光層を
備えたものである。感光層には、(a) 結着樹脂中に電荷
発生材料と電荷輸送材料とを分散させた単層型感光層、
(b) 少なくとも電荷発生材料を含む電荷発生層と、結着
樹脂中に電荷輸送材料を分散させた電荷輸送層とを積層
した積層型感光層、の2種類があるが、本発明はこのい
ずれにも適用可能である。
ター性化合物の1種または2種以上を含有した感光層を
備えたものである。感光層には、(a) 結着樹脂中に電荷
発生材料と電荷輸送材料とを分散させた単層型感光層、
(b) 少なくとも電荷発生材料を含む電荷発生層と、結着
樹脂中に電荷輸送材料を分散させた電荷輸送層とを積層
した積層型感光層、の2種類があるが、本発明はこのい
ずれにも適用可能である。
【0023】積層型の感光層の場合、電荷発生層には、
結着樹脂中に電荷発生材料を分散させた樹脂型のもの
と、電荷発生材料を蒸着等の方法で成膜した蒸着型のも
のとがあり、アクセプター性化合物は、前者の樹脂型の
電荷発生層にのみ添加可能である。またアクセプター性
化合物は、電荷輸送層に添加することもできる。つまり
積層型の感光層のうち、樹脂型の電荷発生層と電荷輸送
層とを組み合わせた感光層においては、アクセプター性
化合物を、電荷発生層、電荷輸送層のいずれか一方また
は両方に添加することができる。また蒸着型の電荷発生
層と電荷輸送層とを組み合わせた感光層においては、電
荷輸送層にのみアクセプター性化合物を添加することが
できる。
結着樹脂中に電荷発生材料を分散させた樹脂型のもの
と、電荷発生材料を蒸着等の方法で成膜した蒸着型のも
のとがあり、アクセプター性化合物は、前者の樹脂型の
電荷発生層にのみ添加可能である。またアクセプター性
化合物は、電荷輸送層に添加することもできる。つまり
積層型の感光層のうち、樹脂型の電荷発生層と電荷輸送
層とを組み合わせた感光層においては、アクセプター性
化合物を、電荷発生層、電荷輸送層のいずれか一方また
は両方に添加することができる。また蒸着型の電荷発生
層と電荷輸送層とを組み合わせた感光層においては、電
荷輸送層にのみアクセプター性化合物を添加することが
できる。
【0024】アクセプター性化合物の添加量は、本発明
ではとくに限定されず、感光層を構成する結着樹脂との
相溶性等に応じて最適な量を添加すればよいが、単層型
の感光層の場合は、結着樹脂100重量部に対して、ア
クセプター性化合物を0.00〜100重量部の割合で
添加するのが好ましく、0.1〜30重量部の割合で添
加するのがより好ましい。
ではとくに限定されず、感光層を構成する結着樹脂との
相溶性等に応じて最適な量を添加すればよいが、単層型
の感光層の場合は、結着樹脂100重量部に対して、ア
クセプター性化合物を0.00〜100重量部の割合で
添加するのが好ましく、0.1〜30重量部の割合で添
加するのがより好ましい。
【0025】また積層型感光層のうち樹脂型の電荷発生
層にアクセプター性化合物を添加する場合は、結着樹脂
100重量部に対して、アクセプター性化合物を0.0
1〜100重量部の割合で添加するのが好ましく、1〜
30重量部の割合で添加するのがより好ましい。さらに
積層型感光層のうち電荷輸送層にアクセプター性化合物
を添加する場合は、結着樹脂100重量部に対して、ア
クセプター性化合物を0.01〜100重量部の割合で
添加するのが好ましく、0.1〜50重量部の割合で添
加するのがより好ましい。
層にアクセプター性化合物を添加する場合は、結着樹脂
100重量部に対して、アクセプター性化合物を0.0
1〜100重量部の割合で添加するのが好ましく、1〜
30重量部の割合で添加するのがより好ましい。さらに
積層型感光層のうち電荷輸送層にアクセプター性化合物
を添加する場合は、結着樹脂100重量部に対して、ア
クセプター性化合物を0.01〜100重量部の割合で
添加するのが好ましく、0.1〜50重量部の割合で添
加するのがより好ましい。
【0026】いずれの場合も、アクセプター性化合物の
添加量が上記範囲未満では、その添加効果が十分に得ら
れず、電子写真感光体を高感度化、安定化できないおそ
れがある。逆にアクセプター性化合物の添加量が上記範
囲を超えた場合には、アクセプター性化合物の種類にも
よるが、当該アクセプター性化合物が感光層中にきれい
に相溶されずに析出して、感光層の均一性を損なうた
め、却って電子写真感光体を高感度化、安定化できない
おそれがある。
添加量が上記範囲未満では、その添加効果が十分に得ら
れず、電子写真感光体を高感度化、安定化できないおそ
れがある。逆にアクセプター性化合物の添加量が上記範
囲を超えた場合には、アクセプター性化合物の種類にも
よるが、当該アクセプター性化合物が感光層中にきれい
に相溶されずに析出して、感光層の均一性を損なうた
め、却って電子写真感光体を高感度化、安定化できない
おそれがある。
【0027】なお、前述したように結着樹脂との相溶性
に極めてすぐれたアクセプター性化合物を、電子輸送材
料として使用する場合は、上記範囲を超えて添加するこ
とも可能である。単層型の感光層を得るには、アクセプ
ター性化合物を、電荷発生材料、電荷輸送材料、結着樹
脂等とともに適当な溶媒に溶解または分散した塗布液
を、塗布等の方法によって導電性基体上に直接または他
の層を介して塗布し、乾燥させればよい。
に極めてすぐれたアクセプター性化合物を、電子輸送材
料として使用する場合は、上記範囲を超えて添加するこ
とも可能である。単層型の感光層を得るには、アクセプ
ター性化合物を、電荷発生材料、電荷輸送材料、結着樹
脂等とともに適当な溶媒に溶解または分散した塗布液
を、塗布等の方法によって導電性基体上に直接または他
の層を介して塗布し、乾燥させればよい。
【0028】また積層型の感光層のうち、蒸着型の電荷
発生層を有するものを得るには、まず導電性基体上に直
接または他の層を介して、蒸着によって電荷発生層を形
成し、ついでこの電荷発生層上に、アクセプター性化合
物、電荷輸送材料および結着樹脂を含む塗布液を、塗布
等の方法によって塗布し、乾燥させて電荷輸送層を形成
すればよい。また上記とは逆に、導電性基体上に先に電
荷輸送層を形成した後、その上に電荷発生層を蒸着形成
することもできる。
発生層を有するものを得るには、まず導電性基体上に直
接または他の層を介して、蒸着によって電荷発生層を形
成し、ついでこの電荷発生層上に、アクセプター性化合
物、電荷輸送材料および結着樹脂を含む塗布液を、塗布
等の方法によって塗布し、乾燥させて電荷輸送層を形成
すればよい。また上記とは逆に、導電性基体上に先に電
荷輸送層を形成した後、その上に電荷発生層を蒸着形成
することもできる。
【0029】さらに積層型の感光層のうち、樹脂型の電
荷発生層を有するものを得るには、まず導電性基体上に
直接または他の層を介して、電荷発生材料および結着樹
脂と、必要に応じてアクセプター性化合物とを含む塗布
液を、塗布等の方法によって塗布し、乾燥させて電荷発
生層を形成し、ついでこの電荷発生層上に、電荷輸送材
料および結着樹脂と、必要に応じてアクセプター性化合
物とを含む塗布液を、塗布等の方法によって塗布し、乾
燥させて電荷輸送層を形成すればよい。また上記とは逆
に、導電性基体上に先に電荷輸送層を形成した後、その
上に電荷発生層を塗布形成することもできる。
荷発生層を有するものを得るには、まず導電性基体上に
直接または他の層を介して、電荷発生材料および結着樹
脂と、必要に応じてアクセプター性化合物とを含む塗布
液を、塗布等の方法によって塗布し、乾燥させて電荷発
生層を形成し、ついでこの電荷発生層上に、電荷輸送材
料および結着樹脂と、必要に応じてアクセプター性化合
物とを含む塗布液を、塗布等の方法によって塗布し、乾
燥させて電荷輸送層を形成すればよい。また上記とは逆
に、導電性基体上に先に電荷輸送層を形成した後、その
上に電荷発生層を塗布形成することもできる。
【0030】電荷発生材料としては、これに限定される
ものではないが、たとえばセレン、セレン−テルル、セ
レン−ヒ素、硫化カドミウム、α−シリコン等の無機光
導電材料、アゾ系顔料、ペリレン系顔料、アンサンスロ
ン系顔料、フタロシアニン系顔料、インジゴ系顔料、ト
リフェニルメタン系顔料、スレン系顔料、トルイジン系
顔料、ピラゾリン系顔料、キナクリドン系顔料、ジチオ
ケトピロロピロール系顔料等があげられる。これら電荷
発生材料は、電子写真感光体の感度領域等に合わせて、
それぞれ単独で使用される他、2種以上を併用すること
もできる。樹脂型の電荷発生層を形成する場合、無機光
導電材料は、粉末状にして結着樹脂中に分散される。
ものではないが、たとえばセレン、セレン−テルル、セ
レン−ヒ素、硫化カドミウム、α−シリコン等の無機光
導電材料、アゾ系顔料、ペリレン系顔料、アンサンスロ
ン系顔料、フタロシアニン系顔料、インジゴ系顔料、ト
リフェニルメタン系顔料、スレン系顔料、トルイジン系
顔料、ピラゾリン系顔料、キナクリドン系顔料、ジチオ
ケトピロロピロール系顔料等があげられる。これら電荷
発生材料は、電子写真感光体の感度領域等に合わせて、
それぞれ単独で使用される他、2種以上を併用すること
もできる。樹脂型の電荷発生層を形成する場合、無機光
導電材料は、粉末状にして結着樹脂中に分散される。
【0031】電荷輸送材料としては、種々の電子輸送材
料、正孔輸送材料があげられる。電荷輸送材料のうち電
子輸送材料としては、たとえばジフェノキノン系化合
物、ベンゾキノン系化合物、ナフトキノン系化合物、マ
ロノニトリル、チオピラン系化合物、テトラシアノエチ
レン、テトラシアノキノジメタン、クロルアニル、ブロ
モアニル、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノ
ン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノ
ン、2,4,7−トリニトロ−9−ジシアノメチレンフ
ルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサント
ン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、ジニトロ
ベンゼン、ジニトロアントラセン、ジニトロアクリジ
ン、ニトロアントラキノン、ジニトロアントラキノン、
無水コハク酸、無水マレイン酸、ジブロモ無水マレイン
酸等の電子吸引性材料や、これら電子吸引性材料を高分
子化したもの等があげられる。
料、正孔輸送材料があげられる。電荷輸送材料のうち電
子輸送材料としては、たとえばジフェノキノン系化合
物、ベンゾキノン系化合物、ナフトキノン系化合物、マ
ロノニトリル、チオピラン系化合物、テトラシアノエチ
レン、テトラシアノキノジメタン、クロルアニル、ブロ
モアニル、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノ
ン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノ
ン、2,4,7−トリニトロ−9−ジシアノメチレンフ
ルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサント
ン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、ジニトロ
ベンゼン、ジニトロアントラセン、ジニトロアクリジ
ン、ニトロアントラキノン、ジニトロアントラキノン、
無水コハク酸、無水マレイン酸、ジブロモ無水マレイン
酸等の電子吸引性材料や、これら電子吸引性材料を高分
子化したもの等があげられる。
【0032】また正孔輸送材料としては、たとえばジア
ミン系化合物、2,5−ジ(4−メチルアミノフェニ
ル)−1,3,4−オキサジアゾール等のジアゾール系
化合物、9−(4−ジエチルアミノスチリル)アントラ
セン等のスチリル系化合物、ポリビニルカルバゾール等
のカルバゾール系化合物、1−フェニル−3−(p−ジ
メチルアミノフェニル)ピラゾリン等のピラゾリン系化
合物、ヒドラゾン系化合物、トリフェニルアミン系化合
物、インドール系化合物、オキサゾール系化合物、イソ
オキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、チアジア
ゾール系化合物、イミダゾール系化合物、ピラゾール系
化合物、トリアゾール系化合物等で代表される含窒素環
式化合物、縮合多環式化合物などの電子供与性材料等が
あげられる。
ミン系化合物、2,5−ジ(4−メチルアミノフェニ
ル)−1,3,4−オキサジアゾール等のジアゾール系
化合物、9−(4−ジエチルアミノスチリル)アントラ
セン等のスチリル系化合物、ポリビニルカルバゾール等
のカルバゾール系化合物、1−フェニル−3−(p−ジ
メチルアミノフェニル)ピラゾリン等のピラゾリン系化
合物、ヒドラゾン系化合物、トリフェニルアミン系化合
物、インドール系化合物、オキサゾール系化合物、イソ
オキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、チアジア
ゾール系化合物、イミダゾール系化合物、ピラゾール系
化合物、トリアゾール系化合物等で代表される含窒素環
式化合物、縮合多環式化合物などの電子供与性材料等が
あげられる。
【0033】これら電荷輸送材料についても、それぞれ
単独で使用できる他、2種以上を併用することもでき
る。なおポリビニルカルバゾール等の成膜性を有する電
荷輸送材料を用いる場合には、結着樹脂は必ずしも必要
ではない。結着樹脂としては、たとえばスチレン系重合
体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、
アクリル系重合体、スチレン−アクリル系共重合体、ポ
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポ
リエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、アルキッド
樹脂、ポリアミド、ポリウレタン、ポリカーボネート、
ポリアリレート、ポリスルホン、ジアリルフタレート樹
脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエー
テル樹脂等の熱可塑性樹脂や、シリコーン樹脂、エポキ
シ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂その
他架橋性の熱硬化性樹脂、さらにエポキシ−アクリレー
ト、ウレタン−アクリレート等の光硬化性樹脂等があげ
られる。これら結着樹脂は単独で使用できるほか、2種
以上を併用することもできる。
単独で使用できる他、2種以上を併用することもでき
る。なおポリビニルカルバゾール等の成膜性を有する電
荷輸送材料を用いる場合には、結着樹脂は必ずしも必要
ではない。結着樹脂としては、たとえばスチレン系重合
体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、
アクリル系重合体、スチレン−アクリル系共重合体、ポ
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポ
リエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、アルキッド
樹脂、ポリアミド、ポリウレタン、ポリカーボネート、
ポリアリレート、ポリスルホン、ジアリルフタレート樹
脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエー
テル樹脂等の熱可塑性樹脂や、シリコーン樹脂、エポキ
シ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂その
他架橋性の熱硬化性樹脂、さらにエポキシ−アクリレー
ト、ウレタン−アクリレート等の光硬化性樹脂等があげ
られる。これら結着樹脂は単独で使用できるほか、2種
以上を併用することもできる。
【0034】感光層には、上記各成分の他に、たとえば
増感剤、フルオレン系化合物、紫外線吸収剤、可塑剤、
界面滑性剤、レベリング剤等の種々の添加剤を添加する
こともできる。また感光体の感度を向上させるために、
たとえばターフェニル、ハロナフトキノン類、アセナフ
チレン等の増感剤を、電荷発生材料と併用してもよい。
増感剤、フルオレン系化合物、紫外線吸収剤、可塑剤、
界面滑性剤、レベリング剤等の種々の添加剤を添加する
こともできる。また感光体の感度を向上させるために、
たとえばターフェニル、ハロナフトキノン類、アセナフ
チレン等の増感剤を、電荷発生材料と併用してもよい。
【0035】積層感光体のうち、樹脂型の電荷発生層を
構成する電荷発生材料と結着樹脂とは、種々の割合で使
用することができるが、結着樹脂100重量部に対し
て、電荷発生材料を5〜1000重量部、特に30〜5
00重量部の割合で用いるのが好ましい。一方、電荷輸
送層を構成する電荷輸送材料と結着樹脂とは、電荷の輸
送を阻害しない範囲および結晶化しない範囲で、種々の
割合で使用することができるが、光照射により電荷発生
層で生じた電荷が容易に輸送できるように、結着樹脂1
00重量部に対して、電荷輸送材料を10〜500重量
部、特に25〜200重量部の割合で用いるのが好まし
い。
構成する電荷発生材料と結着樹脂とは、種々の割合で使
用することができるが、結着樹脂100重量部に対し
て、電荷発生材料を5〜1000重量部、特に30〜5
00重量部の割合で用いるのが好ましい。一方、電荷輸
送層を構成する電荷輸送材料と結着樹脂とは、電荷の輸
送を阻害しない範囲および結晶化しない範囲で、種々の
割合で使用することができるが、光照射により電荷発生
層で生じた電荷が容易に輸送できるように、結着樹脂1
00重量部に対して、電荷輸送材料を10〜500重量
部、特に25〜200重量部の割合で用いるのが好まし
い。
【0036】また、積層型の感光層の厚さは、電荷発生
層が0.01〜5μm程度、特に0.1〜3μm程度に
形成されるのが好ましく、電荷輸送層が2〜100μ
m、特に5〜50μm程度に形成されるのが好ましい。
単層型の感光体においては、結着樹脂100重量部に対
して電荷発生材料は0.1〜50重量部、特に0.5〜
30重量部、電荷輸送材料は20〜500重量部、特に
30〜200重量部であるのが適当である。また、単層
型の感光層の厚さは5〜100μm、特に10〜50μ
m程度に形成されるのが好ましい。
層が0.01〜5μm程度、特に0.1〜3μm程度に
形成されるのが好ましく、電荷輸送層が2〜100μ
m、特に5〜50μm程度に形成されるのが好ましい。
単層型の感光体においては、結着樹脂100重量部に対
して電荷発生材料は0.1〜50重量部、特に0.5〜
30重量部、電荷輸送材料は20〜500重量部、特に
30〜200重量部であるのが適当である。また、単層
型の感光層の厚さは5〜100μm、特に10〜50μ
m程度に形成されるのが好ましい。
【0037】単層型感光体にあっては、導電性基体と感
光層との間に、また、積層型感光体にあっては、導電性
基体と電荷発生層との間や、導電性基体と電荷輸送層と
の間、または電荷発生層と電荷輸送層との間に、感光体
の特性を阻害しない範囲でバリア層が形成されていても
よく、感光体の表面には、保護層が形成されていてもよ
い。
光層との間に、また、積層型感光体にあっては、導電性
基体と電荷発生層との間や、導電性基体と電荷輸送層と
の間、または電荷発生層と電荷輸送層との間に、感光体
の特性を阻害しない範囲でバリア層が形成されていても
よく、感光体の表面には、保護層が形成されていてもよ
い。
【0038】上記各層が形成される導電性基体として
は、導電性を有する種々の材料を使用することができ、
たとえばアルミニウム、銅、スズ、白金、銀、バナジウ
ム、モリブデン、クロム、カドミウム、チタン、ニッケ
ル、パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮等の
金属単体や、上記金属が蒸着またはラミネートされたプ
ラスチック材料、ヨウ化アルミニウム、酸化スズ、酸化
インジウム等で被覆されたガラス等が例示される。
は、導電性を有する種々の材料を使用することができ、
たとえばアルミニウム、銅、スズ、白金、銀、バナジウ
ム、モリブデン、クロム、カドミウム、チタン、ニッケ
ル、パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮等の
金属単体や、上記金属が蒸着またはラミネートされたプ
ラスチック材料、ヨウ化アルミニウム、酸化スズ、酸化
インジウム等で被覆されたガラス等が例示される。
【0039】導電性基体はシート状、ドラム状等のいず
れであってもよく、基体自体が導電性を有するか、ある
いは基体の表面が導電性を有していればよい。また、導
電性基体は、使用に際して、充分な機械的強度を有する
ものが好ましい。上記各層を、塗布の方法により形成す
る場合に、塗布液をつくるための溶剤としては、種々の
有機溶剤が使用可能で、たとえばメタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類、
n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン、等の脂肪族
系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭
素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、ジメチル
エーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、エ
チレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル等のエーテル類、アセトン、メチ
ルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸
エチル、酢酸メチル等のエステル類、ジメチルホルムア
ルデヒド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等があげられる。これらの溶剤は1種又は2種以上を
混合して用いることができる。 さらに、電荷輸送材料
や電荷発生材料の分散性、感光層表面の平滑性をよくす
るために界面活性剤、レベリング剤等を使用してもよ
い。
れであってもよく、基体自体が導電性を有するか、ある
いは基体の表面が導電性を有していればよい。また、導
電性基体は、使用に際して、充分な機械的強度を有する
ものが好ましい。上記各層を、塗布の方法により形成す
る場合に、塗布液をつくるための溶剤としては、種々の
有機溶剤が使用可能で、たとえばメタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類、
n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン、等の脂肪族
系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭
素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、ジメチル
エーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、エ
チレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル等のエーテル類、アセトン、メチ
ルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸
エチル、酢酸メチル等のエステル類、ジメチルホルムア
ルデヒド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等があげられる。これらの溶剤は1種又は2種以上を
混合して用いることができる。 さらに、電荷輸送材料
や電荷発生材料の分散性、感光層表面の平滑性をよくす
るために界面活性剤、レベリング剤等を使用してもよ
い。
【0040】塗布液は、前記例示の各成分と、上記溶剤
等の成分とを、公知の方法、たとえば、ロールミル、ボ
ールミル、アトライタ、ペイントシェーカーあるいは超
音波分散器等を用いて分散混合して調整される。塗布液
の塗布、乾燥には公知の手段が採用される。
等の成分とを、公知の方法、たとえば、ロールミル、ボ
ールミル、アトライタ、ペイントシェーカーあるいは超
音波分散器等を用いて分散混合して調整される。塗布液
の塗布、乾燥には公知の手段が採用される。
【0041】
【実施例】以下に本発明を、実施例、比較例に基づいて
説明する。 〈積層型感光体〉実施例1〜10 結着樹脂としてのポリカーボネート樹脂の1重量部と、
電荷発生材料としての、式(a) :
説明する。 〈積層型感光体〉実施例1〜10 結着樹脂としてのポリカーボネート樹脂の1重量部と、
電荷発生材料としての、式(a) :
【0042】
【化6】
【0043】で表されるビスアゾ顔料の2重量部と、ア
クセプター性化合物の0.5重量部とを、溶媒としての
テトラヒドロフランの15重量部とともに混合分散させ
て、積層型感光層の電荷発生層用塗布液を作成した。な
お使用したアクセプター性化合物の具体的化合物は、表
1中に、前記例示化合物の符合を用いて示した。そして
この塗布液を、導電性基材としてのアルミニウム素管上
に、ディップコート法にて塗布し、110℃で30分
間、熱風乾燥して、膜厚0.5μmの電荷発生層を形成
した。
クセプター性化合物の0.5重量部とを、溶媒としての
テトラヒドロフランの15重量部とともに混合分散させ
て、積層型感光層の電荷発生層用塗布液を作成した。な
お使用したアクセプター性化合物の具体的化合物は、表
1中に、前記例示化合物の符合を用いて示した。そして
この塗布液を、導電性基材としてのアルミニウム素管上
に、ディップコート法にて塗布し、110℃で30分
間、熱風乾燥して、膜厚0.5μmの電荷発生層を形成
した。
【0044】つぎに、結着樹脂としてのポリカーボネー
ト樹脂の1重量部と、電荷輸送材料としての、式(b) :
ト樹脂の1重量部と、電荷輸送材料としての、式(b) :
【0045】
【化7】
【0046】で表されるm−フェニレンジアミン誘導体
の1重量部とを、溶媒としてのテトラヒドロフランの1
0重量部とともに混合分散させて、積層型感光層の電荷
輸送層用塗布液を作成した。そしてこの塗布液を、上記
アルミニウム素管表面の電荷発生層上に、ディップコー
ト法にて塗布し、110℃で30分間、熱風乾燥して、
膜厚20μmの電荷発生層を形成して、積層型感光層を
有する電子写真感光体を製造した。
の1重量部とを、溶媒としてのテトラヒドロフランの1
0重量部とともに混合分散させて、積層型感光層の電荷
輸送層用塗布液を作成した。そしてこの塗布液を、上記
アルミニウム素管表面の電荷発生層上に、ディップコー
ト法にて塗布し、110℃で30分間、熱風乾燥して、
膜厚20μmの電荷発生層を形成して、積層型感光層を
有する電子写真感光体を製造した。
【0047】実施例11〜20 電荷発生層用塗布液でなく、電荷輸送層用塗布液にアク
セプター性化合物の0.5重量部を添加したこと以外
は、上記実施例1〜10と同様にして、積層型感光層を
有する電子写真感光体を製造した。使用したアクセプタ
ー性化合物の具体的化合物は、表2中に、前記例示化合
物の符合を用いて示した。
セプター性化合物の0.5重量部を添加したこと以外
は、上記実施例1〜10と同様にして、積層型感光層を
有する電子写真感光体を製造した。使用したアクセプタ
ー性化合物の具体的化合物は、表2中に、前記例示化合
物の符合を用いて示した。
【0048】比較例1 電荷発生層用塗布液、電荷輸送層用塗布液のいずれにも
アクセプター性化合物を添加しなかったこと以外は、上
記実施例1〜20と同様にして、積層型感光層を有する
電子写真感光体を製造した。上記各実施例、比較例の電
子写真感光体について、以下の各試験を行い、その特性
を評価した。
アクセプター性化合物を添加しなかったこと以外は、上
記実施例1〜20と同様にして、積層型感光層を有する
電子写真感光体を製造した。上記各実施例、比較例の電
子写真感光体について、以下の各試験を行い、その特性
を評価した。
【0049】初期電気特性試験 ジェンテック(GENTEC)社製のドラム感度試験機
を用いて、各実施例、比較例の電子写真感光体の表面に
印加電圧を加えて、その表面を700±20Vに帯電さ
せた際の表面電位を、初期表面電位Vo (V)として測
定した。また、上記ドラム感度試験機の露光光源である
ハロゲンランプを用いて、光強度10ルックスの白色光
を感光体の表面に1.5秒間照射して、照射開始から
0.5秒後の電位を、残留電位Vr (V)として測定し
た。さらに、上記初期表面電位Vo(V)が半分になる
のに要した時間を測定して、半減露光量E1/2 (lux
・sec)を算出した。
を用いて、各実施例、比較例の電子写真感光体の表面に
印加電圧を加えて、その表面を700±20Vに帯電さ
せた際の表面電位を、初期表面電位Vo (V)として測
定した。また、上記ドラム感度試験機の露光光源である
ハロゲンランプを用いて、光強度10ルックスの白色光
を感光体の表面に1.5秒間照射して、照射開始から
0.5秒後の電位を、残留電位Vr (V)として測定し
た。さらに、上記初期表面電位Vo(V)が半分になる
のに要した時間を測定して、半減露光量E1/2 (lux
・sec)を算出した。
【0050】耐刷後の電気特性試験 各実施例、比較例の電子写真感光体を、静電式複写機
〔三田工業(株)製のDC−1670M改造機(負帯電
用)〕に装着して、1万枚の連続複写を行った後、前記
と同様にして初期表面電位Vo ′(V)および残留電位
Vr ′(V)を測定した。
〔三田工業(株)製のDC−1670M改造機(負帯電
用)〕に装着して、1万枚の連続複写を行った後、前記
と同様にして初期表面電位Vo ′(V)および残留電位
Vr ′(V)を測定した。
【0051】そして下記式: ΔVo (V)=Vo (V)−Vo ′(V) により、耐刷後の初期表面電位の変化量ΔVo (V)を
求めるとともに、式: ΔVr (V)=Vr (V)−Vr ′(V) により、耐刷後の残留電位の変化量ΔVr (V)を求め
た。
求めるとともに、式: ΔVr (V)=Vr (V)−Vr ′(V) により、耐刷後の残留電位の変化量ΔVr (V)を求め
た。
【0052】実施例1〜10の結果を表1に、実施例1
1〜20の結果を表2に、それぞれ比較例1の結果と併
せて示す。
1〜20の結果を表2に、それぞれ比較例1の結果と併
せて示す。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】上記表1,2の結果より、積層型感光層を
構成する電荷発生層または電荷発生層のいずれかにアク
セプター性化合物を添加した実施例1〜20の電子写真
感光体はいずれも、アクセプター性化合物を添加しなか
った比較例1に比べて、初期表面電位Vo (V)が高く
残留電位Vr (V)が低く、かつ半減露光量E1/2 (l
ux・sec)が小さいことから、高感度であることが
わかった。また上記各実施例の電子写真感光体はいずれ
も、比較例1に比べて、耐刷後の初期表面電位の変化量
ΔVo (V)および残留電位の変化量ΔVr (V)が小
さいことから、より安定化されていることもわかった。 〈単層型感光体〉実施例21〜30 結着樹脂としてのポリカーボネート樹脂の100重量部
と、電荷発生材料としての、式(C) :
構成する電荷発生層または電荷発生層のいずれかにアク
セプター性化合物を添加した実施例1〜20の電子写真
感光体はいずれも、アクセプター性化合物を添加しなか
った比較例1に比べて、初期表面電位Vo (V)が高く
残留電位Vr (V)が低く、かつ半減露光量E1/2 (l
ux・sec)が小さいことから、高感度であることが
わかった。また上記各実施例の電子写真感光体はいずれ
も、比較例1に比べて、耐刷後の初期表面電位の変化量
ΔVo (V)および残留電位の変化量ΔVr (V)が小
さいことから、より安定化されていることもわかった。 〈単層型感光体〉実施例21〜30 結着樹脂としてのポリカーボネート樹脂の100重量部
と、電荷発生材料としての、式(C) :
【0056】
【化8】
【0057】で表されるペリレン顔料の8重量部と、電
荷輸送材料としての、前記式(b) で表されるm−フェニ
レンジアミン誘導体の75重量部と、アクセプター性化
合物の5重量部とを、溶媒としてのテトラヒドロフラン
の900重量部とともに混合分散させて、単層型感光層
用の塗布液を作成した。なお使用したアクセプター性化
合物の具体的化合物は、表3中に、前記例示化合物の符
合を用いて示した。
荷輸送材料としての、前記式(b) で表されるm−フェニ
レンジアミン誘導体の75重量部と、アクセプター性化
合物の5重量部とを、溶媒としてのテトラヒドロフラン
の900重量部とともに混合分散させて、単層型感光層
用の塗布液を作成した。なお使用したアクセプター性化
合物の具体的化合物は、表3中に、前記例示化合物の符
合を用いて示した。
【0058】そしてこの塗布液を、導電性基材として
の、表面にアルマイト層が形成されたアルミニウム素管
上に、ディップコート法にて塗布し、110℃で30分
間、熱風乾燥して、膜厚25μmの単層型感光層を形成
し、電子写真感光体を製造した。比較例2 アクセプター性化合物を添加しなかったこと以外は、上
記実施例21〜30と同様にして、単層型感光層を有す
る電子写真感光体を製造した。
の、表面にアルマイト層が形成されたアルミニウム素管
上に、ディップコート法にて塗布し、110℃で30分
間、熱風乾燥して、膜厚25μmの単層型感光層を形成
し、電子写真感光体を製造した。比較例2 アクセプター性化合物を添加しなかったこと以外は、上
記実施例21〜30と同様にして、単層型感光層を有す
る電子写真感光体を製造した。
【0059】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて、前記の各試験を行い、その特性を評価した。な
お、耐刷後の電気特性試験には、静電式複写機〔三田工
業(株)製のDC−1670M(正帯電用)〕を使用し
た。結果を表3に示す。
ついて、前記の各試験を行い、その特性を評価した。な
お、耐刷後の電気特性試験には、静電式複写機〔三田工
業(株)製のDC−1670M(正帯電用)〕を使用し
た。結果を表3に示す。
【0060】
【表3】
【0061】上記表3の結果より、単層型感光層にアク
セプター性化合物を添加した実施例21〜30の電子写
真感光体はいずれも、アクセプター性化合物を添加しな
かった比較例2に比べて、初期表面電位Vo (V)が高
く残留電位Vr (V)が低く、かつ半減露光量E
1/2 (lux・sec)が小さいことから、高感度であ
ることがわかった。また上記各実施例の電子写真感光体
はいずれも、比較例2に比べて、耐刷後の初期表面電位
の変化量ΔVo (V)および残留電位の変化量ΔVr
(V)が小さいことから、より安定化されていることも
わかった。
セプター性化合物を添加した実施例21〜30の電子写
真感光体はいずれも、アクセプター性化合物を添加しな
かった比較例2に比べて、初期表面電位Vo (V)が高
く残留電位Vr (V)が低く、かつ半減露光量E
1/2 (lux・sec)が小さいことから、高感度であ
ることがわかった。また上記各実施例の電子写真感光体
はいずれも、比較例2に比べて、耐刷後の初期表面電位
の変化量ΔVo (V)および残留電位の変化量ΔVr
(V)が小さいことから、より安定化されていることも
わかった。
【0062】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
特定構造のアクセプター性化合物を感光層中に添加する
ことにより、電子写真感光体の、より一層の高感度化、
安定化が可能となる。
特定構造のアクセプター性化合物を感光層中に添加する
ことにより、電子写真感光体の、より一層の高感度化、
安定化が可能となる。
【図1】同図(a) 〜(c) は、アクセプター性化合物によ
る、電子写真感光体の高感度化の機構を説明する図であ
る。
る、電子写真感光体の高感度化の機構を説明する図であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】導電性基体上に、電荷発生材料および電荷
輸送材料と、一般式(1) : 【化1】 〔式中X1 ,X2 は同一または異なって、窒素原子また
は>C−H基を示す。また2つの複素環のうちの少なく
とも一方は、上記X1 ,X2 の部分に置換した炭素原子
を介して、他の複素環と結合することもでき、その場
合、X1 ,X2 は>C−基を示す。〕で表されるアクセ
プター性化合物とを含む感光層を備えたことを特徴とす
る電子写真感光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29867793A JPH07152170A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29867793A JPH07152170A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 電子写真感光体 |
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JPH07152170A true JPH07152170A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=17862850
Family Applications (1)
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JP29867793A Pending JPH07152170A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH07152170A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004006355A2 (en) * | 2002-07-10 | 2004-01-15 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Charge transport compositions which are quinazoline derivatives and electronic devices made with such compositions |
CN115650910A (zh) * | 2022-10-20 | 2023-01-31 | 中盐金坛盐化有限责任公司 | 一种基于双电子联喹啉的有机分子及其在液流电池中的应用 |
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1993
- 1993-11-29 JP JP29867793A patent/JPH07152170A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004006355A2 (en) * | 2002-07-10 | 2004-01-15 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Charge transport compositions which are quinazoline derivatives and electronic devices made with such compositions |
WO2004006355A3 (en) * | 2002-07-10 | 2004-03-18 | Du Pont | Charge transport compositions which are quinazoline derivatives and electronic devices made with such compositions |
US8287769B2 (en) | 2002-07-10 | 2012-10-16 | E I Du Pont De Nemours And Company | Charge transport compositions and electronic devices made with such compositions |
US8293139B2 (en) | 2002-07-10 | 2012-10-23 | E I Du Pont De Nemours And Company | Charge transport compositions and electronic devices made with such compositions |
US8529796B2 (en) | 2002-07-10 | 2013-09-10 | E I Du Pont De Nemours And Company | Charge transport compositions and electronic devices made with such compositions |
CN115650910A (zh) * | 2022-10-20 | 2023-01-31 | 中盐金坛盐化有限责任公司 | 一种基于双电子联喹啉的有机分子及其在液流电池中的应用 |
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