JPH07151988A - 光偏向走査装置 - Google Patents

光偏向走査装置

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JPH07151988A
JPH07151988A JP32310993A JP32310993A JPH07151988A JP H07151988 A JPH07151988 A JP H07151988A JP 32310993 A JP32310993 A JP 32310993A JP 32310993 A JP32310993 A JP 32310993A JP H07151988 A JPH07151988 A JP H07151988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
balance correction
rotary shaft
shaft
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP32310993A
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English (en)
Inventor
Atsutomo Yoshizawa
敦朋 吉澤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転体を筐体に組付けた状態で動的不釣合い
の修正を行うことができる光偏向走査装置を実現する。 【構成】 光偏向走査装置A1 は、図示上面に解放部を
有する筐体1と、ステータコイル7およびロータマグネ
ット8を有するモータM1 と、ロータマグネット8が固
定された回転軸2と、回転軸2を動圧空気軸受を介して
回転自在に支持する固定軸5と、回転軸2に固定されて
一体に回転する回転多面鏡4を備えている。第1のリン
グ3の外面にはバランス修正部材を着脱するための第1
の溝3aが形成されているとともに、第2のリング6の
外面には第2の溝6aが形成されており、第2の溝6a
に対向する底壁部1aにはバランス修正部材を筐体外部
から着脱するための孔9が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームプリン
タ、レーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられる
光偏向走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置は、画像形
成の高速化、高密度化が要請されている。このうち高速
化を実現するためには、レーザ光を偏向走査させる回転
多面鏡の回転数を高速化する必要がある。また、高密度
化を実現するためには、感光体の感光面に照射するレー
ザスポットの径をf・θレンズ群等によって微小に絞り
込む必要がある。このため、収差を考慮して所望の角度
に変換された大口径のレーザ光を回転多面鏡によって反
射、偏向走査させる必要があり、大きな反射面を有する
大型の回転多面鏡が用いられる。つまり、高速化および
高密度化を実現するためには大型の回転多面鏡を高速回
転させる必要があるが、この場合、回転多面鏡、これを
支持する軸、軸を回転させるためのロータ等からなる回
転体の動的不釣合いをかなり微小なものにしないと振動
が発生して画像品位が低下する。
【0003】そこで図4に示すように、従来の光偏向走
査装置の回転体107は、回転多面鏡101を回転軸1
02の一端側に一体的に設けられたフランジ部102a
と第1のリング103間で挟持してビス106で締結
し、ロータ105を回転軸102の他端側の段差部10
2bと第2のリング104間で挟持して図示しないビス
で締結したものであって、第1のリング103の外面に
設けられたバランス修正溝103aおよび第2のリング
104の外面に設けられたバランス修正溝104aに図
示しないバランス修正部材を取付けて動的不釣合いを修
正するように構成されている。この回転体107を不釣
合い量測定器108の一対の支持部108a,108b
によって支持して回転させることによって動的不釣合い
を測定し、両バランス修正溝103a,104aにそれ
ぞれバランス修正部材の重量を調節して取付けることに
よって、動的不釣合いを修正したのち、これを偏向走査
装置の筐体に軸受を介在させて回転自在に組付けてい
た。しかし、回転体107を筐体に組付けたときに軸受
の軸心と回転体107の軸心とが偏心することは避けら
れず、これに起因する回転体のコニカル振れや偏心振れ
が発生する。これを防止するためには、筐体から回転体
107を取外し、前述のようにバランス修正部材の重量
を調節して動的不釣合いを修正する操作を数回にわたり
行う必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
数回にわたって回転体の筐体への組付けおよび取外しを
行うため、回転軸と軸受との嵌合面が摺擦してキズ等が
発生したり、ゴミ等が付着して軸受特性が損われるとい
う未解決の課題があった。
【0005】本発明は、上記従来の未解決の課題に鑑み
てなされたものであって、回転体を筐体に組付けた状態
で動的不釣合いの修正を行うことができる光偏向走査装
置を実現することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の光偏向走査装置は、一面に解放部を有する筐
体と、前記筐体に軸受を介して回転自在に支承された回
転軸と、前記回転軸に固定されたロータを有するモータ
と、前記回転軸と一体に回転する回転多面鏡を備えた光
偏向走査装置において、前記回転軸、前記ロータおよび
前記回転多面鏡からなる回転体の外面の軸方向に互に離
間した複数の部位にそれぞれバランス修正部を設け、前
記複数のバランス修正部のうちの前記筐体の反解放部側
に設けられた少なくとも一つのバランス修正部に対向す
る前記筐体の部位にバランス修正部材を筐体外部から着
脱するための開口部を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0007】また、バランス修正部材を筐体外部から着
脱するための開口部に、該開口部を閉塞するための着脱
自在な閉塞手段を設けると効果的である。
【0008】
【作用】筐体に回転体を組付けたのち、筐体から回転体
を取外すことなく開口部を通して筐体の外部よりバラン
ス修正部材の着脱を行って回転体の動的不釣合いを修正
することができる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面に基いて説明する。
【0010】図1は本発明の光偏向走査装置の第1実施
例の主要部の断面図である。
【0011】本実施例の光偏向走査装置A1 は、図示上
面に解放部を有する筐体1の底壁部1aに複数のボルト
17によって固定されたステータコイル7およびロータ
であるロータマグネット8を有するモータM1 と、ロー
タマグネット8が嵌挿され第2のリング6によって固定
された回転軸2と、回転軸2に一端側が遊嵌され両者間
に動圧空気軸受が形成された筐体1の底壁部1aに固定
された固定軸5と、回転軸2の他端側に設けられたフラ
ンジ部2aと第1のリング3によって挟持して複数のビ
ス16で締付けることによって固定された回転多面鏡4
と、前記回転軸2の一端面と対向するスラスト部材14
がバネ13およびボルト12によって弾力的に取付けら
れた筐体1の解放部を閉鎖するためのふた11を備え、
前記第1のリング3の外面には第1のバランス修正部で
ある第1の溝3aが形成されているとともに、第2のリ
ング6の外面には筐体1の反解放部側に設けられたバラ
ンス修正部である第2の溝6aが形成されており、底壁
部1aの第2の溝6aに対向する部位には図示しないバ
ランス修正部材を筐体外部から着脱するための開口部で
ある孔9を設け、孔9にはこれを閉塞するための着脱自
在な閉塞手段であるキャップ10が設けられている。な
お、ふた11はボルト11aによって筐体1に着脱自在
に取付けられており、筐体1にはレーザ光を通す窓15
が設けられている。
【0012】本実施例において回転体は、ロータマグネ
ット8、回転軸2、回転多面鏡4および第1および第2
のリング3,6によって構成されており、該回転体の動
的不釣合いの修正は次に説明する手順によって行う。
【0013】 光偏向走査装置A1 のふた11とキャ
ップ10とを取外した状態で、三本のワイヤ21で吊下
げられた支持板20の挿入孔20bに嵌挿し、各位置決
めピン18を同じく支持板20に設けられた各孔20a
に嵌挿する。
【0014】 上記ののち、ステータコイル7に電
流を流してロータマグネット8を回転させることによっ
て前記回転体を回転させ、支持板20の下面に取付けた
ラジアル方向の振動加速度を測定するための第1の加速
度センサ22aおよびスラスト方向の振動加速度を測定
するための第2の加速度センサ22bによって、回転体
のラジアル方向およびスラスト方向の振動加速度をそれ
ぞれ測定し、表示器24に表示させる。これと同時にホ
トセンサ23により、例えば回転多面鏡4の上面に設け
たマークをモニタすることによって回転速度を検出して
表示器24に表示させる。
【0015】 上記によって表示器24に表示され
たラジアル方向およびスラスト方向の振動加速度が所望
値になるように、第1の溝3aの所望の部位には筐体1
の図示上方の解放部から、また、第2の溝6aの所定の
部位には筐体1の底壁の孔9からそれぞれバランス修正
部材を着脱することで、高精度な動的不釣合いの修正を
行う。
【0016】ここで、バランス修正部材としては、高粘
度の紫外線硬化型の樹脂を所定量前記第1および第2の
溝3a,6aに射出して付着させたのち、紫外線を定量
照射して硬化させるとよい。これにより、動的不釣合い
の修正作業の際、動方向の下方に当たる開口する孔9か
ら挿入して付着させた前記樹脂が落下することもなく容
易にこれを硬化させることができる。
【0017】次に、本発明の光偏向走査装置の第2実施
例について説明する。
【0018】図3は本実施例の主要部の模式断面図であ
る。
【0019】図示上面に解放部を有する筐体31の底壁
部31aにはステータコイル37および固定軸35が固
定されており、図示上方に開口する中空の固定軸35内
に回転軸32の一端側が遊嵌されており、固定軸35の
内面と回転軸32の内面とで形成される図示しない動圧
空気軸受を介して回転自在に支承されており、回転軸3
2の他端側に固定されたフランジ36の上面には回転多
面鏡34が図示しない固定手段によって固定されている
とともにフランジ36の下面にはロータであるロータマ
グネット38が固定されている。ここで、ステータコイ
ル37およびロータマグネット38によってモータM2
が構成されている。
【0020】本実施例において、回転多面鏡34の図示
上面の適宜部位には第1のバランス修正部である第1の
溝33aが設けられており、フランジ36の図示上面の
適宜部位には筐体31の反解放部側に設けられたバラン
ス修正部である第2の溝36aが設けられている。
【0021】また、第2の溝36aに対向する筐体31
の側壁にはバランス修正部材を筐体外部から着脱するた
めの開口部である切欠部39が形成されており、使用時
には回転多面鏡34および切欠部39を覆う図示しない
カバーにて筐体31の解放部および切欠部39を閉塞す
るように構成されている。
【0022】本実施例における動的不釣合い修正作業の
手順は、前記カバーを取外した状態で、ステータコイル
37に電流を流してロータマグネット38を回転させる
ことによって回転体を回転させ、第1実施例と同様にラ
ジアル方向振動加速度およびスラスト方向振動加速度を
測定して表示させる。そののち、表示器に表示されたラ
ジアル方向およびスラスト方向の振動加速度が所定の値
になるように第1の溝33aには上方から、また、第2
の溝36aには切欠部39からそれぞれバランス修正部
材を着脱することで高精度な動的不釣合いの修正を行
う。その他の点は上記第1実施例と同様でよいので説明
は省略する。
【0023】本発明は、上記各実施例の動圧空気軸受を
有する光偏向走査装置に限らず、磁性流体潤滑を用いた
軸受、ボールベアリング等他の軸受を有する光偏向走査
装置に適用できる。
【0024】また、上記各実施例ではバランス修正部を
回転体の外面の軸方向に間隔をおいた2箇所に設けたも
のを示したが、必要に応じ回転体の外面の軸方向に互に
間隔をおいた3箇所以上の部位に設けることができ、そ
の形状もリング状の溝、不連続に周方向に間隔をおいて
形成された溝、あるいは溝にかえて周縁部に外方へ突出
する突出部を設け該突出部に囲まれた凹所とすることが
できる。
【0025】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0026】回転軸、ロータおよび回転多面鏡からなる
回転体を筐体に軸受を介して組付けた状態で該回転体の
動的不釣合いの修正作業を行うことができるため、回転
軸と軸受との同軸度の狂い、コニカル振れ、偏心振れの
影響を受けることなく高精度な動的不釣合いの修正が可
能となり、光偏向走査装置の低振動化を実現することが
できる。
【0027】また、回転軸を着脱しないため、嵌合面に
摺擦キズが発生したりゴミが介在することがなくなり、
軸受性能の低下を防止できるとともに、動的不釣合い修
正作業時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光偏向走査装置の第1実施例の断面図
である。
【図2】第1実施例の光偏向走査装置の動的不釣合いを
測定するための手順の説明図である。
【図3】本発明の光偏向走査装置の第2実施例の主要部
の模式断面図である。
【図4】従来の光偏向走査装置の動的不釣合いを測定す
るための手順の説明図である。
【符号の説明】
1,31 筐体 2,32 回転軸 3,6 リング 3a,6a,33a,36a 溝 4,34 回転多面鏡 5,36 固定軸 7,37 ステータコイル 8,38 ロータマグネット 9 孔 10 キャップ 14 スラスト部材 15 窓 36 フランジ 39 切欠部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に解放部を有する筐体と、前記筐体
    に軸受を介して回転自在に支承された回転軸と、前記回
    転軸に固定されたロータを有するモータと、前記回転軸
    と一体に回転する回転多面鏡を備えた光偏向走査装置に
    おいて、 前記回転軸、前記ロータおよび前記回転多面鏡からなる
    回転体の外面の軸方向に互に離間した複数の部位にそれ
    ぞれバランス修正部を設け、前記複数のバランス修正部
    のうちの前記筐体の反解放部側に設けられた少なくとも
    一つのバランス修正部に対向する前記筐体の部位にバラ
    ンス修正部材を筐体外部から着脱するための開口部を設
    けたことを特徴とする光偏向走査装置。
  2. 【請求項2】 バランス修正部材を筐体外部から着脱す
    るための開口部に、該開口部を閉塞するための着脱自在
    な閉塞手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の光
    偏向走査装置。
JP32310993A 1993-11-29 1993-11-29 光偏向走査装置 Pending JPH07151988A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32310993A JPH07151988A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 光偏向走査装置

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JP32310993A JPH07151988A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 光偏向走査装置

Publications (1)

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JPH07151988A true JPH07151988A (ja) 1995-06-16

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ID=18151184

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JP32310993A Pending JPH07151988A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 光偏向走査装置

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