JPH05231427A - 非接触軸受を用いた駆動装置 - Google Patents

非接触軸受を用いた駆動装置

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JPH05231427A
JPH05231427A JP4033812A JP3381292A JPH05231427A JP H05231427 A JPH05231427 A JP H05231427A JP 4033812 A JP4033812 A JP 4033812A JP 3381292 A JP3381292 A JP 3381292A JP H05231427 A JPH05231427 A JP H05231427A
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shaft
housing
fixed shaft
fixed
contact bearing
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JP4033812A
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Yoshio Hashimoto
芳男 橋本
Mitsuo Suzuki
光夫 鈴木
Yukio Itami
幸男 伊丹
由博 ▲高▼橋
Yoshihiro Takahashi
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Ricoh Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/02Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only
    • F16C17/026Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only with helical grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure, e.g. herringbone grooves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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    • F16C32/0423Passive magnetic bearings with permanent magnets on both parts repelling each other
    • F16C32/0427Passive magnetic bearings with permanent magnets on both parts repelling each other for axial load mainly
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、非接触軸受を用いた駆動装置に関
し、嵌合箇所を減じ、部品配置をかえ、部品数を減じて
誤差の積み上げを減ずることにより、各部品の嵌合部の
加工性および組立性を向上し、部品数を低減してコスト
低減ができ、高速回転時の回転精度および信頼性の向上
できることを目的とする。 【構成】 円柱状の固定軸と、該固定軸の外周に沿って
回転自在に支持された中空回転軸を有する回転体と、前
記固定軸と前記中空回転軸のいずれか一方の対向する周
面に設けられた動圧発生用溝と、前記回転体を回転駆動
する駆動手段と、を備えた非接触軸受を用いた駆動装置
において、前記固定軸の端部は前記駆動手段を保持する
ハウジングに直接固着するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非接触軸受を用いた駆動
装置、例えば、レーザプリンタ、デジタル複写機、ファ
ックス等の記録装置および高速回転機器等の動圧空気軸
受を用いた非接触軸受を用いた駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザプリンタ、デジタル複写
機、ファックスなどの記録装置は、高速、高密度化に伴
って光書き込みのポリゴンスキャナの高速回転化、高回
転精度化の要求が高くなってきている。そのために従来
玉軸受に代わり、非接触軸受を用いたポリゴンスキャナ
が、寿命、騒音、回転精度などの面から実用化されてき
た。また、画像品質をさらに向上させるため、非接触軸
受を用いたポリゴンスキャナには、より一層の回転精度
向上、高速回転での信頼性、耐久性、構成部品の加工精
度および組立精度の向上の要求が高くなってきている。
【0003】従来の非接触軸受を用いた駆動装置として
は、例えば、図4に示すポリゴンスキャナ1がある。ポ
リゴンスキャナ1は、動圧空気ラジアル軸受部として、
固定軸台座2に焼きばめ固定されたヘリングボーン状溝
3a付き固定軸3と、固定軸3の外周に回転自在に支持
された中空回転軸4とアキシャル磁気軸受部として、3
個のマグネット5a,5b,5cからなる永久磁石反発
型サンドイッチ構造と、を有している。
【0004】中空回転軸4の上部フランジ部4c上には
ポリゴンミラー6をミラー押さえ7を介して取付ネジ8
により取付けられている。中空回転軸4を回転駆動する
モータ部は、中空回転軸4の外周に固定されたロータマ
グネット9と、ステータ10からなり、図示しないがドラ
イバー部によって、ポリゴンミラー6を定速回転させ
る。その他の主な構成部は、固定軸3が取付けられた台
座2がボルト2Aにより嵌合組付けられたハウジング11
と、ポリゴンミラー6の周囲を覆うための偏向窓12を有
する光学的ハウジング13と、ポリゴンミラー6の上方を
覆うとともに、マグネット5cを保持する上蓋14とが設
けられている。15はオリフィスであり、オリフィス15は
ミラー押え7の回転中心部に設けられ、アキシャル方向
に高いダンピング機能を持たせる。16はモータ部の配線
用基板、17はロータマグネット9の位置検出用ホール素
子、18はバランスリングである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の非接触軸受を用いた駆動装置にあっては、固
定軸3は台座2に固着され、さらに、この台座2をハウ
ジング11にボルト2Aにて締結しているため、固定軸3
を台座2に組立て固着する際の軸精度および台座2をハ
ウジング11にボルト2Aで締結する際の嵌合部11Aの加
工精度が厳しく、かつ、部品点数も増加し、加工コスト
および製造コストが高くなるという問題点がある。
【0006】また、スラスト方向に強い振動、衝撃が加
わった場合、中空回転軸4の下端4cと台座2、もしく
はミラー押え7の上端面と上蓋14が衝突するために中空
回転軸4、ポリゴンミラー6、ミラー押え7、ロータマ
グネット9、バランスリング18などからなる回転体19の
損傷や、バランス崩れによる振れ回りが発生して回転精
度が悪化し、これが振動・騒音を発生し、さらに、軸受
の焼き付きの原因となり、ポリゴンスキャナ1の高速回
転時の信頼性が低下するという問題点がある。
【0007】さらに、回転体19の重心が固定軸3の自由
端寄りに位置しているため、固定軸3の振動により回転
体19が振れ回りを発生し、回転精度を悪化させるという
問題点がある。本発明は、このような従来の課題に鑑み
なされたものであり、嵌合箇所を減じ、部品配置をか
え、部品数を減じて誤差の積み上げを減ずることによ
り、各部品の嵌合部の加工性および組立性を向上し、部
品数を低減してコスト低減ができ、高速回転時の回転精
度および信頼性の向上できる非接触軸受を用いた駆動装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の第1発明
は、円柱状の固定軸と、該固定軸の外周に沿って回転自
在に支持された中空回転軸を有する回転体と、前記固定
軸と前記中空回転軸のいずれか一方の対向する周面に設
けられた動圧発生用溝と、前記回転体を回転駆動する駆
動手段と、を備えた非接触軸受を用いた駆動装置におい
て、前記固定軸の端部は前記駆動手段を保持するハウジ
ングに直接固着することを特徴とするものである。
【0009】請求項2記載の第2発明は、円柱状の固定
軸と、該固定軸の外周に沿って回転自在に支持された中
空回転軸を有する回転体と、前記固定軸と前記中空回転
軸のいずれか一方の対向する周面に設けられた動圧発生
用溝と、前記回転体を回転駆動する駆動手段と、前記回
転体をアキシャル方向に支持するアキシャル軸受と、を
備えた非接触軸受を用いた駆動装置において、前記固定
軸の端部を直接固着する第1ハウジングと、該第1ハウ
ジングに対向して設けられ、前記駆動手段を保持すると
ともに前記アキシャル軸受を保持する第2ハウジング
と、を備えたことを特徴とするものである。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の構
成に加え、前記回転体の軸方向両端面と、該両端面に対
向する第1ハウジングおよび第2ハウジングの少なくと
もいずれか一方の対向面との間に弾性体を設け、該弾性
体を前記端面および対向面のいずれか一方に固着するこ
とを特徴とするものである。請求項4記載の発明は、請
求項2または3記載の構成に加え、前記回転体の重心位
置は前記固定軸の軸方向の中心から前記固定軸の固定端
までの間に設けられることを特徴とするものである。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項2、3また
は4記載の発明に加え、前記第1ハウジングは、前記非
接触軸受を用いた駆動装置を外部装置に取り付ける取付
基準面を有することを特徴とするものである。請求項6
記載の発明は、請求項3、4または5記載の発明に加
え、前記第1ハウジングは、前記回転体により反射偏向
される光ビームを透過する偏向窓を有することを特徴と
するものである。
【0012】
【作用】請求項1記載の第1発明では、回転軸の端部が
駆動手段を保持するハウジングに直接固着しているの
で、駆動手段を保持するハウジングに嵌合部はなく、固
定軸はハウジングに直接に所定の軸精度で固着され、嵌
合箇所は減じ、部品点数が減ずる。
【0013】請求項2記載の第2発明では、第2ハウジ
ングが駆動手段を保持し、固定軸の端部が第1ハウジン
グに直接固着されているので、嵌合箇所が減じ、部品点
数が減じ、かつ固定軸のハウジングへの組立ては駆動手
段がない分、軽量で組立が容易になる。請求項3記載の
発明では、回転体の軸方向両端面と、第1ハウジングお
よび第2ハウジングの対向面の間に弾性体が設けられ、
弾性体が端面および対向面のいずれかに固着されている
ので、アキシャル方向の強い振動または衝撃が加わって
も、弾性体が振動を減衰させ、衝撃を吸収し、振動の発
生を防止する。
【0014】請求項4記載の発明では、回転体の重心位
置が固定軸の軸中心より固定端側にあるので、固定軸の
振動による重心位置の近傍の固定軸の振れは小さく、回
転体の振れ回りを抑制する。請求項5記載の発明では、
固定軸の端部を直接固着する第1ハウジングが、非接触
軸受を用いた駆動装置の外部に取付ける取付基準面を有
しているので、固定軸は第1ハウジングに直接固着し、
第1ハウジングのみを介して外部に取付けられ、組立精
度や加工精度の悪さによる誤差の積み上げは減少する。
【0015】請求項6記載の発明では、固定軸との組立
精度を要求される偏向窓が、固定軸が直接固着する第1
ハウジングに設けられているので、組立精度や加工精度
の悪さによる誤着の積み上げは減少できる。また、部品
の加工精度が緩和される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は請求項1記載の発明の非接触軸受を用いた駆
動装置の一実施例を示す図である。まず、構成について
説明する。図1において、21は非接触軸受を用いた駆動
装置であるポリゴンスキャナであり、ポリゴンスキャナ
21は下端部23bを円筒状の下側ハウジング22の下部22a
に焼嵌め、圧入等により直接固着された円柱状の固定軸
23と、固定軸23の外周に沿って回転自在に支持された中
空回転軸24と、固定軸23の中空回転体24と対向する周面
に設けられた上下2対の動圧発生用溝であるヘリングボ
ーン状溝23aと、を備えている。固定軸23と中空回転軸
24間の空気はヘリングボーン状溝23aに沿って各対の軸
中心部に集まり圧力が高められ、ラジアル方向軸受とし
て機能し、固定軸23が中空回転軸24を非接触に支持する
ようになされている。中空回転軸24の上部のフランジ部
24a上には環状のポリゴンミラー25が中空回転軸24と同
軸にミラー押え26を介して取付ボルト27により取付けら
れている。
【0017】ミラー押え26の中央部には円板状の永久磁
石28bが固定され、永久磁石28bの下側で固定軸23の上
端には永久磁石28aが、また、永久磁石28bの上側で、
上側ハウジング30の中央部には永久磁石28cがそれぞれ
永久磁石28bに対して反発する極性で固定され、アキシ
ャル軸受を構成し、中空回転軸24を含む後述の回転体31
をアキシャル方向に非接触に支持している。また、永久
磁石28bの近傍には微細孔32が設けられ、アキシャル方
向の高いダンピング特性を持たせている。30Aは偏向窓
であり、偏向窓30Aは走査偏向するレーザビームを偏向
方向に透過させる。
【0018】中空回転軸24の中央部の外周にはスリーブ
状のヨーク33を介して円管状のロータマグネット34が固
定され、ロータマグネット34の外方にはステータ35が下
側ハウジング22に固定されている。36はモータ部の配線
基板であり、配線基板36は下側ハウジング22に固定され
ている。中空回転軸24、ヨーク33、ロータマグネット3
4、ポリゴンミラー25、ミラー押え26および取付ボルト2
7は回転体31を構成している。ステータ35、配線基板36
および図示していないドライバー部は中空回転体24を回
転駆動する駆動手段37を構成する。38はバランスリング
であり、バランスリング38はミラー押え26のバランス調
整部26aとともに回転体31の回転バランスを調整可能に
なされている。
【0019】次に作用について説明する。固定軸23の端
部23bが駆動手段37を保持固定する下側ハウジング22の
下部22aに直接固着しているので、従来の台座2とハウ
ジング11との嵌合部がなくなり、固定軸23を下側ハウジ
ング22に所定の軸精度でのみ固着すればよい。このた
め、厳しい加工精度の要求される嵌合箇所がなく、加工
が容易になるとともに、部品点数も減少し、加工コスト
および製造コストが大幅に低減できる。
【0020】図2は本発明の請求項1〜6記載の非接触
軸受を用いた駆動装置の一実施例を示す図であり、図1
に示す実施例と同じ構成には同じ符号をつける。図2に
おいて、41は非接触軸受を用いた駆動装置であるポリゴ
ンスキャナであり、ポリゴンスキャナ41は上側の円筒状
の第1ハウジングである上側ハウジング43と、上側ハウ
ジング43に対向して外周部で互いに嵌合して固定され、
ポリゴンスキャナ内部を密閉する円筒状の第2ハウジン
グである下側ハウジング44と、を有している。上側ハウ
ジング43には固定軸23の端部23bが図1とは上下を逆に
配置をかえ、かつミラー押え26の中央部を貫通して直接
固着されている。
【0021】固定軸23の外側には固定軸23の外周に沿っ
て回転自在に支持された中空回転軸24を有する回転体31
が設けられている。上側ハウジング43の外周部でポリゴ
ンミラー25に対向する位置には、回転体31のポリゴンミ
ラー25により反射偏向される光ビームの透過する偏向窓
45が一体的に設けられている。また、上側ハウジング43
の外周部のフランジ部43aにはポリゴンスキャナ41を外
部の図示していない光学系装置46に取付ける取付基準面
43bが設けられている。
【0022】アキシャル軸受は、回転体31の下部の中空
回転軸24の下端に固定された円筒状み蓋48を設け、蓋48
の中央に円板状の永久磁石28bを固定し、永久磁石28b
の上側の固定軸23の下端に円板状の永久磁石28aを固定
し、永久磁石28bの下側で永久磁石28bと対向して下側
ハウジング44の中央部に円板状の永久磁石28cをそれぞ
れ永久磁石28bに対して反発する極性で固定されてい
る。これにより下側ハウジング44は、駆動手段37のステ
ータ35を保持するとともにアキシャル軸受をアキシャル
方向に支持している。回転体31は中空回転軸24、ヨーク
33、微細孔32、ポリゴンミラー25、ミラー押え26、取付
ボルト27および蓋48から構成されており、回転体31の重
心位置G31は固定軸23の軸方向の中心23cから固定軸23
の固定端までの間に設けられている。
【0023】49a、49bは弾性体である弾性ゴムであ
り、環状の弾性ゴム49a、49bは回転体31の軸方向両端
面31a、31bと、両端面31a、31bに対向する上側ハウ
ジング43および下側ハウジング44の対向面43c、44bと
の間に設けられ、対向面43c、44bにそれぞれに固着さ
れている。次に、作用について説明する。
【0024】ポリゴンスキャナ41では、下側ハウジング
44が駆動手段37を保持し、固定軸23の端部23bが上側ハ
ウジング43に直接固着しているので、従来対比嵌合箇所
が減じ、部品点数が減じ、加工コストが低減する。さら
に、固定軸23のハウジング43への組立ては上側ハウジン
グ43は駆動手段37を保持していないので、その分軽量で
かつ、組立てが容易であり、組立性が大幅に向上し、組
立コストが大幅に低減できる。
【0025】また、回転体31の軸方向両端面31a、31b
と対向する上側ハウジング43および下側ハウジング44の
対向面43c、44aにはそれぞれ弾性ゴム49a、弾性ゴム
49bが固着しているので、回転体の停止時等で、ポリゴ
ンスキャナ41のアキシャル方向の強い振動または衝撃が
加わっても、弾性ゴム49aおよび弾性ゴム49bはこれら
の振動を減衰させ、また、衝撃を吸収し、回転体31の損
傷やバランス崩れによる振動の発生を防止することがで
き、高信頼性化が図れる。
【0026】また、回転体31の重心位置G31が固定軸23
の軸中心23cより端部23b側にあるので、固定軸23の振
動により重心位置G31の近傍の固定軸23の振れは小さ
く、回転体31の振れ回りは抑制される。このため、回転
の高精度化および高信頼性化が図られる。また、固定軸
23の端部23bを直接固着する上側ハウジング43が、ポリ
ゴンスキャナ41を外部の光学系装置に取り付ける取付基
準面43bを有しているので、固定軸23は上側ハウジング
43に取付基準面43bのみを基準に軸精度を決めて直接固
着でき、組立精度や加工精度の悪さによる誤差の積み上
げが減少できる。このため、部品加工精度は緩和され、
加工コストが低減できるとともに、高品質化が図れる。
【0027】また、固定軸23との組立精度が要求される
偏向窓45が固定軸23が直接固着する上側ハウジング43に
一体的に設けられているので、偏向窓45は上側ハウジン
グ43に設けることにより、固定軸23とも高精度に固定で
き、組立精度や加工精度の悪さによる誤着の積み上げは
減少できる。また、部品加工精度の緩和によるコストが
低減でき、高品質化が図れる。
【0028】なお、前述の実施例では、弾性ゴム49a、
弾性ゴム49bは対向面43c、44a側に設けた場合につい
て説明したが、本発明では、この実施例に限らず弾性ゴ
ム49a、弾性ゴム49bは図3に示すように回転体31の端
面31a、31bに固着してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、固定軸の端部を駆動手段を保持するハウジ
ングに直接固着することにより、嵌合箇所を減じ、なく
すことができ、部品点数を減少して加工コストを低減で
きる。また、請求項2記載の発明によれば、固定軸の端
部を駆動手段を保持していない第1ハウジングに直接固
着することにより、嵌合箇所を減じ、部品点数を減じる
ことができる。また、固定軸のハウジングへの組立てを
容易にでき、組立性を大幅に向上でき、組立コストを大
幅に低減できる。
【0030】また、請求項3記載の発明によれば、回転
体の両端部に対向する上下のハウジングの対向面に弾性
体を設けたことにより、回転体停止時にアキシャル方向
に強い振動、衝撃が加わっても回転体の損傷、バランス
崩れによる振動の発生を防止することができ、高信頼性
化が図れる。また、請求項4記載の発明によれば、回転
体の重心位置を固定軸の軸方向の中心から固定端までの
間に設けることにより、固定軸の振動による回転体の振
れ回りを抑制でき、高回転精度化、高信頼性化が図れ
る。
【0031】また、請求項5記載の発明によれば、固定
軸との組立精度を要求されるポリゴンスキャナの取付基
準面を有するハウジングに、固定軸の一端を直接固着す
ることにより、組立精度や加工精度の悪さによる誤差の
積み上げを減少でき、部品加工精度の緩和によるコスト
の低減、高品質化が図れる。また、請求項6記載の発明
によれば、固定軸との組立精度を要求される偏向窓を有
するハウジングに固定軸の一体を直接固着することによ
り、組立精度や加工精度の悪さによる誤差の積み上げを
減少でき、部品加工精度の緩和によるコストの低減、高
品質化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1記載の非接触軸受を用いた駆
動装置の一実施例の概略断面図である。
【図2】本発明の請求項1〜6記載の非接触軸受を用い
た駆動装置の一実施例を示す概略断面図である。
【図3】図2に示す非接触軸受を用いた駆動装置の他の
例を示す要部断面図である。
【図4】従来の非接触軸受を用いた駆動装置を示す全体
断面図である。
【符号の説明】
21、41 ポリゴンスキャナ(非接触軸受を用いた駆動
装置) 22 下側ハウジング 23 固定軸 23a ヘリングボーン状溝(動圧発生用溝) 23c 固定軸の中心 24 中空回転軸 30 ハウジング 30A、45 偏向窓 31 回転体 37 駆動手段 43 上側ハウジング(第1ハウジング) 43a フランジ部 44 下側ハウジング(第2ハウジング) 49a、49b 弾性ゴム G31 重心位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 光夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 伊丹 幸男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 ▲高▼橋 由博 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 −1 東北リコー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円柱状の固定軸と、該固定軸の外周に沿っ
    て回転自在に支持された中空回転軸を有する回転体と、
    前記固定軸と前記中空回転軸のいずれか一方の対向する
    周面に設けられた動圧発生用溝と、前記回転体を回転駆
    動する駆動手段と、を備えた非接触軸受を用いた駆動装
    置において、前記固定軸の端部は前記駆動手段を保持す
    るハウジングに直接固着することを特徴とする非接触軸
    受を用いた駆動装置。
  2. 【請求項2】円柱状の固定軸と、該固定軸の外周に沿っ
    て回転自在に支持された中空回転軸を有する回転体と、
    前記固定軸と前記中空回転軸のいずれか一方の対向する
    周面に設けられた動圧発生用溝と、前記回転体を回転駆
    動する駆動手段と、前記回転体をアキシャル方向に支持
    するアキシャル軸受と、を備えた非接触軸受を用いた駆
    動装置において、前記固定軸の端部を直接固着する第1
    ハウジングと、該第1ハウジングに対向して設けられ、
    前記駆動手段を保持するとともに前記アキシャル軸受を
    保持する第2ハウジングと、を備えたことを特徴とする
    非接触軸受を用いた駆動装置。
  3. 【請求項3】前記回転体の軸方向両端面と、該両端面に
    対向する第1ハウジングおよび第2ハウジングの少なく
    ともいずれか一方の対向面との間に弾性体を設け、該弾
    性体を前記端面および対向面のいずれか一方に固着する
    ことを特徴とする請求項2記載の非接触軸受を用いた駆
    動装置。
  4. 【請求項4】前記回転体の重心位置は前記固定軸の軸方
    向の中心から前記固定軸の固定端までの間に設けられる
    ことを特徴とする請求項2または3記載の非接触軸受を
    用いた駆動装置。
  5. 【請求項5】前記第1ハウジングは、前記非接触軸受を
    用いた駆動装置を外部装置に取り付ける取付基準面を有
    することを特徴とする請求項2、3または4記載の非接
    触軸受を用いた駆動装置。
  6. 【請求項6】前記第1ハウジングは、前記回転体により
    反射偏向される光ビームを透過する偏向窓を有すること
    を特徴とする請求項2、3、4または5記載の非接触軸
    受を用いた駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103775486A (zh) * 2014-01-22 2014-05-07 武汉第二船舶设计研究所 一种轴向径向减震式旋转关节

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6504279B1 (en) 1998-05-27 2003-01-07 Precision Motors Deutsche Minebea Gmbh Motor mount for small high speed motors
CN103775486A (zh) * 2014-01-22 2014-05-07 武汉第二船舶设计研究所 一种轴向径向减震式旋转关节
CN103775486B (zh) * 2014-01-22 2016-01-20 武汉第二船舶设计研究所 一种轴向径向减震式旋转关节

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