JPH07151936A - 光ファイバアンプ用光部品 - Google Patents
光ファイバアンプ用光部品Info
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- JPH07151936A JPH07151936A JP5323265A JP32326593A JPH07151936A JP H07151936 A JPH07151936 A JP H07151936A JP 5323265 A JP5323265 A JP 5323265A JP 32326593 A JP32326593 A JP 32326593A JP H07151936 A JPH07151936 A JP H07151936A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光源光を光ファイバアンプで増幅して伝播さ
せる際に、伝播光の強度が光源光の波長に依存してばら
つくことのないようにする光ファイバアンプ用光部品を
提供する。 【構成】 第1のレンズ1と第2のレンズ2を間隔を介
して対向配置し、第1のレンズ1側に光ファイバアンプ
を接続し、光ファイバアンプ側からの光を第1のレンズ
1側から第2のレンズ2側に伝播する。第1のレンズ1
と第2のレンズ2との光結合領域20には、前記光ファイ
バアンプの波長に対する利得変動特性を低減する方向の
光結合損失波長依存特性を持たせる。
せる際に、伝播光の強度が光源光の波長に依存してばら
つくことのないようにする光ファイバアンプ用光部品を
提供する。 【構成】 第1のレンズ1と第2のレンズ2を間隔を介
して対向配置し、第1のレンズ1側に光ファイバアンプ
を接続し、光ファイバアンプ側からの光を第1のレンズ
1側から第2のレンズ2側に伝播する。第1のレンズ1
と第2のレンズ2との光結合領域20には、前記光ファイ
バアンプの波長に対する利得変動特性を低減する方向の
光結合損失波長依存特性を持たせる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信等に用いられる
光ファイバアンプに接続する光ファイバアンプ用光部品
に関するものである。
光ファイバアンプに接続する光ファイバアンプ用光部品
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信を行う際に、図8に示すように、
半導体レーザ等の光源17からの光を伝播する光ファイバ
6a,6bの間に光ファイバアンプ5を介設し、光源17
から光ファイバ6aに入射した光を光ファイバアンプ5
により中継して光ファイバ6b側に入射させることが行
われている。
半導体レーザ等の光源17からの光を伝播する光ファイバ
6a,6bの間に光ファイバアンプ5を介設し、光源17
から光ファイバ6aに入射した光を光ファイバアンプ5
により中継して光ファイバ6b側に入射させることが行
われている。
【0003】光ファイバアンプ5には、例えば、エルビ
ウムイオン(Er3+)等の光増幅媒質を光ファイバアン
プ5内の光ファイバのコアにドープすることにより作製
されるErドープ光ファイバ等があり、光源17からの光
が光ファイバ6aを介して光ファイバアンプ5に入射す
ると、光ファイバアンプ5は、エルビウム等の増幅媒質
の増幅作用によってその光を増幅し、増幅した光を光フ
ァイバ6b側に入射させるのである。
ウムイオン(Er3+)等の光増幅媒質を光ファイバアン
プ5内の光ファイバのコアにドープすることにより作製
されるErドープ光ファイバ等があり、光源17からの光
が光ファイバ6aを介して光ファイバアンプ5に入射す
ると、光ファイバアンプ5は、エルビウム等の増幅媒質
の増幅作用によってその光を増幅し、増幅した光を光フ
ァイバ6b側に入射させるのである。
【0004】光ファイバアンプ5の利得は、増幅媒質に
固有のパラメータである光の吸収・放出断面積に依存す
るので、吸収・放出断面積の波長依存性に従って光ファ
イバアンプの利得も、図7に示すように波長依存性を有
することが知られている。
固有のパラメータである光の吸収・放出断面積に依存す
るので、吸収・放出断面積の波長依存性に従って光ファ
イバアンプの利得も、図7に示すように波長依存性を有
することが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体レー
ザ等の光通信用の光源17から光を出射させるときには、
レーザ駆動電流に直接変調をかけて、光を出射させる方
式があるが、例えば、波長1.550 μmの1本の光をレー
ザから出射する場合でも、必ずチャーピングが生じ、波
長1.550 μmの光の他に、波長が1.550 μm前後の、波
長1.550 μmよりも低波長の光や1.550 μmよりも高波
長の光を有する光となって出射される。
ザ等の光通信用の光源17から光を出射させるときには、
レーザ駆動電流に直接変調をかけて、光を出射させる方
式があるが、例えば、波長1.550 μmの1本の光をレー
ザから出射する場合でも、必ずチャーピングが生じ、波
長1.550 μmの光の他に、波長が1.550 μm前後の、波
長1.550 μmよりも低波長の光や1.550 μmよりも高波
長の光を有する光となって出射される。
【0006】一方、前記のように、光ファイバアンプ5
の利得は、光ファイバアンプ5に入射する光に対して波
長依存性を有するものであり、したがって、前記のよう
に波長のばらつき等のある光が光ファイバアンプ5に入
射すると、その光は光ファイバアンプ5の利得の波長依
存性に伴い、波長によって増幅率の異なる光となり、光
強度にばらつきのある光となって光ファイバ6b側に入
射し、光ファイバ6bを伝播することとなる。
の利得は、光ファイバアンプ5に入射する光に対して波
長依存性を有するものであり、したがって、前記のよう
に波長のばらつき等のある光が光ファイバアンプ5に入
射すると、その光は光ファイバアンプ5の利得の波長依
存性に伴い、波長によって増幅率の異なる光となり、光
強度にばらつきのある光となって光ファイバ6b側に入
射し、光ファイバ6bを伝播することとなる。
【0007】特に、光ファイバアンプ5に入力される光
のパワーが小さいときには、その光を光ファイバアンプ
5により増幅させる割合が大きいために、増幅された光
の波長依存性は顕著であり、光ファイバ6b側に入射す
る光は、波長による強度のばらつきが大きい。
のパワーが小さいときには、その光を光ファイバアンプ
5により増幅させる割合が大きいために、増幅された光
の波長依存性は顕著であり、光ファイバ6b側に入射す
る光は、波長による強度のばらつきが大きい。
【0008】しかしながら、アナログ通信においては、
上記のように、光ファイバ6bを伝播していく光が波長
によって強度の異なるばらつきのある光となってしまう
と、伝播する光信号が歪んでしまうといった問題があ
り、そうなると、光通信の信頼性が低下してしまい、問
題であった。
上記のように、光ファイバ6bを伝播していく光が波長
によって強度の異なるばらつきのある光となってしまう
と、伝播する光信号が歪んでしまうといった問題があ
り、そうなると、光通信の信頼性が低下してしまい、問
題であった。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、光源からの光を光フ
ァイバアンプで増幅して伝播させる際に、伝播する光の
強度が光源光の波長に依存してばらつくことのないよう
にする光ファイバアンプ用光部品を提供することにあ
る。
なされたものであり、その目的は、光源からの光を光フ
ァイバアンプで増幅して伝播させる際に、伝播する光の
強度が光源光の波長に依存してばらつくことのないよう
にする光ファイバアンプ用光部品を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明は、第1のレンズと第2のレンズを間隔を介して対
向配置し、第1のレンズ側に光ファイバアンプを接続
し、光ファイバアンプ側からの光を第1のレンズ側から
第2のレンズ側に伝播する光ファイバアンプ用光部品で
あって、前記光ファイバアンプの波長に対する利得変動
特性を低減する方向の光結合損失波長依存特性を第1の
レンズと第2のレンズとの光結合領域に持たせたことを
特徴として構成されている。
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明は、第1のレンズと第2のレンズを間隔を介して対
向配置し、第1のレンズ側に光ファイバアンプを接続
し、光ファイバアンプ側からの光を第1のレンズ側から
第2のレンズ側に伝播する光ファイバアンプ用光部品で
あって、前記光ファイバアンプの波長に対する利得変動
特性を低減する方向の光結合損失波長依存特性を第1の
レンズと第2のレンズとの光結合領域に持たせたことを
特徴として構成されている。
【0011】また、前記第1のレンズと第2のレンズの
少なくとも一方側はロッドレンズとしたことも本発明の
特徴的な構成とされている。
少なくとも一方側はロッドレンズとしたことも本発明の
特徴的な構成とされている。
【0012】さらに、前記光ファイバアンプ用光部品は
光ファイバアンプと一体化していることも本発明の特徴
的な構成とされている。
光ファイバアンプと一体化していることも本発明の特徴
的な構成とされている。
【0013】
【作用】上記構成の本発明において、光ファイバアンプ
用光部品の第1のレンズと第2のレンズとの光結合領域
には、接続相手側の光ファイバアンプの波長に対する利
得変動特性を低減する方向の光結合損失依存特性を持た
せてあるために、光ファイバアンプ側で増幅した光が光
ファイバアンプの波長に対する利得変動特性により光強
度のばらつきを生じても、その光が第1のレンズ側から
第2のレンズ側に伝播するときに、第1のレンズと第2
のレンズとの光結合領域の光結合損失依存特性により前
記光強度のばらつきは低減され、第2のレンズ側に伝播
する光の強度は、波長に依存することの殆どないほぼ一
定の強度の光となる。
用光部品の第1のレンズと第2のレンズとの光結合領域
には、接続相手側の光ファイバアンプの波長に対する利
得変動特性を低減する方向の光結合損失依存特性を持た
せてあるために、光ファイバアンプ側で増幅した光が光
ファイバアンプの波長に対する利得変動特性により光強
度のばらつきを生じても、その光が第1のレンズ側から
第2のレンズ側に伝播するときに、第1のレンズと第2
のレンズとの光結合領域の光結合損失依存特性により前
記光強度のばらつきは低減され、第2のレンズ側に伝播
する光の強度は、波長に依存することの殆どないほぼ一
定の強度の光となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一部
分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。図1
には、本発明に係る光ファイバアンプ用光部品の一実施
例が示されている。同図において、光ファイバアンプ用
光部品9はコリメータとして機能するものであり、基板
3上に第1のレンズ1と第2のレンズ2が間隔を介して
対向配設されており、第1、第2のレンズ1,2の接続
端面11,12は斜めに切削研磨され、端面11,12同士はほ
ぼ平行に対向している。また、第1のレンズ1の後端側
14には接続用光ファイバ7aが接続され、第2のレンズ
2の後端側15には接続用光ファイバ7bが接続されてい
る。
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一部
分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。図1
には、本発明に係る光ファイバアンプ用光部品の一実施
例が示されている。同図において、光ファイバアンプ用
光部品9はコリメータとして機能するものであり、基板
3上に第1のレンズ1と第2のレンズ2が間隔を介して
対向配設されており、第1、第2のレンズ1,2の接続
端面11,12は斜めに切削研磨され、端面11,12同士はほ
ぼ平行に対向している。また、第1のレンズ1の後端側
14には接続用光ファイバ7aが接続され、第2のレンズ
2の後端側15には接続用光ファイバ7bが接続されてい
る。
【0015】第1、第2のレンズ1,2は、図2に示す
ように、共にほぼ円柱形状のロッドレンズにより構成さ
れており、その円柱形状の中心に光軸を有し、光軸近傍
の屈折率が高く、光軸からレンズ1,2の側面側にかけ
て、屈折率が徐々に低くなるようになっている。
ように、共にほぼ円柱形状のロッドレンズにより構成さ
れており、その円柱形状の中心に光軸を有し、光軸近傍
の屈折率が高く、光軸からレンズ1,2の側面側にかけ
て、屈折率が徐々に低くなるようになっている。
【0016】図1に示す光ファイバアンプ用光部品9
は、図4に示すように、第1のレンズ1側が光ファイバ
アンプ5に接続されるものであり、接続用光ファイバ7
aと光ファイバアンプ5側の光ファイバ6bを融着等に
より接続することにより、光ファイバアンプ5側からの
光を第1のレンズ1側から第2のレンズ2側に伝播する
ことができるようになっている。
は、図4に示すように、第1のレンズ1側が光ファイバ
アンプ5に接続されるものであり、接続用光ファイバ7
aと光ファイバアンプ5側の光ファイバ6bを融着等に
より接続することにより、光ファイバアンプ5側からの
光を第1のレンズ1側から第2のレンズ2側に伝播する
ことができるようになっている。
【0017】図3には、光ファイバアンプ用光部品9の
第1のレンズ1と第2のレンズ2との光結合の損失特性
を示す曲線Aが、図4に示した接続相手側の光ファイバ
アンプ5の波長に対する利得変動特性を示す曲線Bと共
に示されており、曲線Aに示すように、第1のレンズ1
と第2のレンズ2との光結合損失は波長λR のときに最
大となり、波長がλR よりも高波長のときには、光結合
損失が徐々に小さくなるようになっている。
第1のレンズ1と第2のレンズ2との光結合の損失特性
を示す曲線Aが、図4に示した接続相手側の光ファイバ
アンプ5の波長に対する利得変動特性を示す曲線Bと共
に示されており、曲線Aに示すように、第1のレンズ1
と第2のレンズ2との光結合損失は波長λR のときに最
大となり、波長がλR よりも高波長のときには、光結合
損失が徐々に小さくなるようになっている。
【0018】また、図の波長λ1 からλ2 までの範囲S
においては、曲線Aの傾きは、曲線Bの傾きと等しくな
っており、例えば、波長λ1 からλ2 までの範囲Sの光
を光ファイバアンプ5側に入射させて光ファイバアンプ
5で増幅させた後に、増幅した光を光ファイバアンプ用
光部品9に入射させると、波長λ1 のように、比較的光
ファイバアンプ5の利得が大きい場合、すなわち、光が
光ファイバアンプ5で大きく増幅される場合は、光ファ
イバアンプ用光部品9の第1のレンズ1と第2のレンズ
2との光結合損失も大きく、光が第1のレンズ1から第
2のレンズ2に伝播するときに光が大きく損失し、波長
λ2 のように、比較的光ファイバアンプ5の利得が大き
くない場合、すなわち、光が光ファイバアンプ5であま
り増幅されない場合は、第1のレンズ1と第2のレンズ
2との光結合損失もあまり大きくなく、光が第1のレン
ズ1から第2のレンズ2に伝播されるときに、あまり損
失しないようになっている。
においては、曲線Aの傾きは、曲線Bの傾きと等しくな
っており、例えば、波長λ1 からλ2 までの範囲Sの光
を光ファイバアンプ5側に入射させて光ファイバアンプ
5で増幅させた後に、増幅した光を光ファイバアンプ用
光部品9に入射させると、波長λ1 のように、比較的光
ファイバアンプ5の利得が大きい場合、すなわち、光が
光ファイバアンプ5で大きく増幅される場合は、光ファ
イバアンプ用光部品9の第1のレンズ1と第2のレンズ
2との光結合損失も大きく、光が第1のレンズ1から第
2のレンズ2に伝播するときに光が大きく損失し、波長
λ2 のように、比較的光ファイバアンプ5の利得が大き
くない場合、すなわち、光が光ファイバアンプ5であま
り増幅されない場合は、第1のレンズ1と第2のレンズ
2との光結合損失もあまり大きくなく、光が第1のレン
ズ1から第2のレンズ2に伝播されるときに、あまり損
失しないようになっている。
【0019】このように、図1に示される本実施例の光
ファイバアンプ用光部品9の第1のレンズ1と第2のレ
ンズ2の光結合領域20には、接続相手側の光ファイバア
ンプ5の波長に対する利得変動特性を低減する方向の光
結合損失波長依存特性が持たせてあり、光結合領域20に
上記光結合損失波長依存特性を持たせたことが本実施例
の特徴的な構成となっている。
ファイバアンプ用光部品9の第1のレンズ1と第2のレ
ンズ2の光結合領域20には、接続相手側の光ファイバア
ンプ5の波長に対する利得変動特性を低減する方向の光
結合損失波長依存特性が持たせてあり、光結合領域20に
上記光結合損失波長依存特性を持たせたことが本実施例
の特徴的な構成となっている。
【0020】なお、上記光結合領域20の光結合損失波長
依存特性は、第1、第2のレンズ1,2の屈折率分布や
モードフィールド径、および接続端面11,12の角度との
兼ね合いによって適宜設定されるものである。
依存特性は、第1、第2のレンズ1,2の屈折率分布や
モードフィールド径、および接続端面11,12の角度との
兼ね合いによって適宜設定されるものである。
【0021】以上のように、本実施例は構成されてお
り、次に、その動作について説明する。まず、図4に示
すように、光源17に光ファイバアンプ5を接続し、光フ
ァイバアンプ5側の光ファイバ6bと光ファイバアンプ
用光部品9の接続用光ファイバ7aを接続し、接続用光
ファイバ7bと光ファイバ6cを接続し、光源17から波
長λSGの光を出射する。そうすると、実際には、例え
ば、波長λSGを含む、図3に示した波長λ1 からλ2 の
波長の光が光源17から出射されて光ファイバ6aに入射
し、光ファイバ6aを介して光ファイバアンプ5に入射
し、光は、光ファイバアンプ5により、図3の曲線Bに
示すような利得の波長依存性に従って増幅される。
り、次に、その動作について説明する。まず、図4に示
すように、光源17に光ファイバアンプ5を接続し、光フ
ァイバアンプ5側の光ファイバ6bと光ファイバアンプ
用光部品9の接続用光ファイバ7aを接続し、接続用光
ファイバ7bと光ファイバ6cを接続し、光源17から波
長λSGの光を出射する。そうすると、実際には、例え
ば、波長λSGを含む、図3に示した波長λ1 からλ2 の
波長の光が光源17から出射されて光ファイバ6aに入射
し、光ファイバ6aを介して光ファイバアンプ5に入射
し、光は、光ファイバアンプ5により、図3の曲線Bに
示すような利得の波長依存性に従って増幅される。
【0022】そして、増幅された光が光ファイバアンプ
用光部品9の第1のレンズ1側から第2のレンズ2側に
伝播するが、光ファイバアンプ用光部品9の第1のレン
ズ1と第2のレンズ2との光結合領域20には、光ファイ
バアンプ5の利得の波長依存性を低減する方向の光結合
損失波長依存特性を持たせてあり、図3の曲線Aに示す
ように、第1のレンズ1と第2のレンズ2との光結合損
失の大きさが波長に依存するため、光ファイバアンプ5
の利得が大きいとき、すなわち、光信号が大きく増幅さ
れたときには、その光が第1、第2の光ファイバ1,2
間で多く損失し、光ファイバアンプ5の利得が小さいと
き、すなわち、光信号があまり増幅されなかったときに
は、その光は第1、第2の光ファイバ1,2間であまり
損失しないで光ファイバアンプ用光部品9の第2の光フ
ァイバ2側に伝播するために、光の強度がほぼ一定とな
って光ファイバ6c側に入射し、伝播する。
用光部品9の第1のレンズ1側から第2のレンズ2側に
伝播するが、光ファイバアンプ用光部品9の第1のレン
ズ1と第2のレンズ2との光結合領域20には、光ファイ
バアンプ5の利得の波長依存性を低減する方向の光結合
損失波長依存特性を持たせてあり、図3の曲線Aに示す
ように、第1のレンズ1と第2のレンズ2との光結合損
失の大きさが波長に依存するため、光ファイバアンプ5
の利得が大きいとき、すなわち、光信号が大きく増幅さ
れたときには、その光が第1、第2の光ファイバ1,2
間で多く損失し、光ファイバアンプ5の利得が小さいと
き、すなわち、光信号があまり増幅されなかったときに
は、その光は第1、第2の光ファイバ1,2間であまり
損失しないで光ファイバアンプ用光部品9の第2の光フ
ァイバ2側に伝播するために、光の強度がほぼ一定とな
って光ファイバ6c側に入射し、伝播する。
【0023】本実施例によれば、光ファイバアンプ用光
部品9が上記のように動作するため、たとえ、光源17か
らの光に波長のばらつきがあり、光ファイバアンプ5で
増幅される光の強度が波長に依存してばらついたとして
も、光ファイバアンプ用光部品9を介して光ファイバ6
c側に入射する光の強度はほぼ一定となり、従来のよう
に、波長により光強度のばらつきのある状態のままで光
ファイバを伝播することがない。そのため、光ファイバ
等を伝播する光信号が歪んでしまうことは殆どなく、光
通信の信頼性を向上させることが可能となる。
部品9が上記のように動作するため、たとえ、光源17か
らの光に波長のばらつきがあり、光ファイバアンプ5で
増幅される光の強度が波長に依存してばらついたとして
も、光ファイバアンプ用光部品9を介して光ファイバ6
c側に入射する光の強度はほぼ一定となり、従来のよう
に、波長により光強度のばらつきのある状態のままで光
ファイバを伝播することがない。そのため、光ファイバ
等を伝播する光信号が歪んでしまうことは殆どなく、光
通信の信頼性を向上させることが可能となる。
【0024】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ことはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記実施例では、第1のレンズ1と第2のレンズ2を基板
3上に配設したが、第1、第2のレンズ1,2は必ずし
も基板3上に配設するとは限らず、図5に示すように、
第1、第2のレンズ1,2をハウジング16に固定して、
対向配置しても構わない。
ことはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記実施例では、第1のレンズ1と第2のレンズ2を基板
3上に配設したが、第1、第2のレンズ1,2は必ずし
も基板3上に配設するとは限らず、図5に示すように、
第1、第2のレンズ1,2をハウジング16に固定して、
対向配置しても構わない。
【0025】また、上記実施例では、第1、第2のレン
ズ1,2の後端側14,15に接続用光ファイバ7a,7b
を接続したが、必ずしも第1、第2のレンズ1,2の後
端側14, 15に接続用光ファイバ7a,7bを接続すると
は限らず、例えば、図5で示したようなハウジング等を
光ファイバアンプ用光部品に設け、ハウジングに光ファ
イバ挿入孔を設けて、その光ファイバ挿入孔に光ファイ
バアンプ5側の光ファイバ6bを挿入固定できるような
構成としてもよい。
ズ1,2の後端側14,15に接続用光ファイバ7a,7b
を接続したが、必ずしも第1、第2のレンズ1,2の後
端側14, 15に接続用光ファイバ7a,7bを接続すると
は限らず、例えば、図5で示したようなハウジング等を
光ファイバアンプ用光部品に設け、ハウジングに光ファ
イバ挿入孔を設けて、その光ファイバ挿入孔に光ファイ
バアンプ5側の光ファイバ6bを挿入固定できるような
構成としてもよい。
【0026】さらに、光ファイバアンプ用光部品9は必
ずしも光ファイバアンプ5とは独立に形成した後、光フ
ァイバアンプ5に接続するとは限らず、光ファイバアン
プ用光部品と光ファイバアンプとを一体化したものとし
ても構わない。
ずしも光ファイバアンプ5とは独立に形成した後、光フ
ァイバアンプ5に接続するとは限らず、光ファイバアン
プ用光部品と光ファイバアンプとを一体化したものとし
ても構わない。
【0027】さらに、上記実施例では、第1、第2のレ
ンズ1,2は、共にその接続端面11,12を斜めに切削研
磨したロッドレンズとしたが、第1、第2のレンズ1,
2は必ずしも共に接続端面11, 12が斜めに切削されたロ
ッドレンズとするとは限らず、どちらか一方側が別のレ
ンズでもよく、例えば、図6に示すように、第1、第2
の両方のレンズ1,2が球レンズ等の別のレンズでも構
わない。すなわち、本発明では、光ファイバアンプ用光
部品9の第1のレンズ1と第2のレンズ2との光結合領
域20に接続相手側の光ファイバアンプ5の波長に対する
利得変動特性を低減する光結合損失波長依存特性が持た
せてあれば、第1、第2のレンズ1,2の寸法、形状等
は特に限定されるものではない。
ンズ1,2は、共にその接続端面11,12を斜めに切削研
磨したロッドレンズとしたが、第1、第2のレンズ1,
2は必ずしも共に接続端面11, 12が斜めに切削されたロ
ッドレンズとするとは限らず、どちらか一方側が別のレ
ンズでもよく、例えば、図6に示すように、第1、第2
の両方のレンズ1,2が球レンズ等の別のレンズでも構
わない。すなわち、本発明では、光ファイバアンプ用光
部品9の第1のレンズ1と第2のレンズ2との光結合領
域20に接続相手側の光ファイバアンプ5の波長に対する
利得変動特性を低減する光結合損失波長依存特性が持た
せてあれば、第1、第2のレンズ1,2の寸法、形状等
は特に限定されるものではない。
【0028】さらに、上記実施例では、光ファイバアン
プ5の波長に対する利得変動特性が図3の曲線Bに示さ
れ、その特性に対応させて、光ファイバアンプ用光部品
9の第1のレンズ1と第2のレンズ2との光結合領域20
の光結合損失波長依存特性が図3の曲線Aに示されるよ
うに設定したが、光ファイバアンプ5の波長に対する利
得変動特性は、使用する光ファイバアンプ5により異な
るものであり、光結合領域20の光結合損失依存特性は、
使用する光ファイバアンプ5の波長に対する利得変動特
性や、光源光の波長のばらつきに対応させて適宜設定さ
れ、その特性を光結合領域20に持たせることにより、光
ファイバアンプ5の波長に対する利得変動特性によらな
いほぼ一定の強度の光を伝播し、効果的に光通信の信頼
性を向上させることができる。
プ5の波長に対する利得変動特性が図3の曲線Bに示さ
れ、その特性に対応させて、光ファイバアンプ用光部品
9の第1のレンズ1と第2のレンズ2との光結合領域20
の光結合損失波長依存特性が図3の曲線Aに示されるよ
うに設定したが、光ファイバアンプ5の波長に対する利
得変動特性は、使用する光ファイバアンプ5により異な
るものであり、光結合領域20の光結合損失依存特性は、
使用する光ファイバアンプ5の波長に対する利得変動特
性や、光源光の波長のばらつきに対応させて適宜設定さ
れ、その特性を光結合領域20に持たせることにより、光
ファイバアンプ5の波長に対する利得変動特性によらな
いほぼ一定の強度の光を伝播し、効果的に光通信の信頼
性を向上させることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、第1のレンズと第2の
レンズとの光結合領域には、光ファイバアンプ用光部品
と接続する光ファイバアンプの波長に対する利得変動特
性を低減する方向の光結合損失波長依存特性を持たせて
あり、光ファイバアンプ側で増幅した光が、波長に対し
て光強度のばらつきを有していても、その光が第1のレ
ンズ側から第2のレンズ側に伝播するときに、光強度の
ばらつきが低減されるために、従来のように光ファイバ
アンプ側から、波長に対して光強度のばらつきのある光
がそのまま伝播されることはなく、強度がほぼ一定とな
った光を第2のレンズ側に伝播することが可能となる。
そのため、第2のレンズ側に光ファイバ等の光部品を接
続すれば、光ファイバアンプ側からの光信号を殆ど歪な
く光部品に伝播することができ、光通信の信頼性を向上
させることができる。
レンズとの光結合領域には、光ファイバアンプ用光部品
と接続する光ファイバアンプの波長に対する利得変動特
性を低減する方向の光結合損失波長依存特性を持たせて
あり、光ファイバアンプ側で増幅した光が、波長に対し
て光強度のばらつきを有していても、その光が第1のレ
ンズ側から第2のレンズ側に伝播するときに、光強度の
ばらつきが低減されるために、従来のように光ファイバ
アンプ側から、波長に対して光強度のばらつきのある光
がそのまま伝播されることはなく、強度がほぼ一定とな
った光を第2のレンズ側に伝播することが可能となる。
そのため、第2のレンズ側に光ファイバ等の光部品を接
続すれば、光ファイバアンプ側からの光信号を殆ど歪な
く光部品に伝播することができ、光通信の信頼性を向上
させることができる。
【図1】本発明に係る光ファイバアンプ用光部品の一実
施例を示す構成図である。
施例を示す構成図である。
【図2】図1の第1、第2のレンズ1,2を示す説明図
である。
である。
【図3】図1の光ファイバアンプ用光部品9の第1のレ
ンズ1と第2のレンズ2との光結合損失波長依存特性を
接続相手側の光ファイバアンプの波長に対する利得変動
特性と共に示すグラフである。
ンズ1と第2のレンズ2との光結合損失波長依存特性を
接続相手側の光ファイバアンプの波長に対する利得変動
特性と共に示すグラフである。
【図4】図1の光ファイバアンプ用光部品9の光ファイ
バアンプ5との接続状態例を示す説明図である。
バアンプ5との接続状態例を示す説明図である。
【図5】本発明の光ファイバアンプ用光部品の他の実施
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図6】本発明の光ファイバアンプ用光部品のさらに他
の実施例を示す説明図である。
の実施例を示す説明図である。
【図7】光ファイバアンプの利得の波長依存性の一例を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図8】従来の光ファイバアンプ5の光源17との接続状
態例を示す説明図である。
態例を示す説明図である。
1 第1のレンズ 2 第2のレンズ 5 光ファイバアンプ 9 光ファイバアンプ用光部品 20 光結合領域
Claims (3)
- 【請求項1】 第1のレンズと第2のレンズを間隔を介
して対向配置し、第1のレンズ側に光ファイバアンプを
接続し、光ファイバアンプ側からの光を第1のレンズ側
から第2のレンズ側に伝播する光ファイバアンプ用光部
品であって、前記光ファイバアンプの波長に対する利得
変動特性を低減する方向の光結合損失波長依存特性を第
1のレンズと第2のレンズとの光結合領域に持たせたこ
とを特徴とする光ファイバアンプ用光部品。 - 【請求項2】 第1のレンズと第2のレンズの少なくと
も一方側はロッドレンズとしたことを特徴とする請求項
1記載の光ファイバアンプ用光部品。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の光ファイバ
アンプ用光部品は光ファイバアンプと一体化しているこ
とを特徴とする光ファイバアンプ用光部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5323265A JPH07151936A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 光ファイバアンプ用光部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5323265A JPH07151936A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 光ファイバアンプ用光部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07151936A true JPH07151936A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=18152863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5323265A Pending JPH07151936A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 光ファイバアンプ用光部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07151936A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0467601U (ja) * | 1990-10-24 | 1992-06-16 | ||
JPH05224158A (ja) * | 1992-02-14 | 1993-09-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光フィルター及びその光フィルターを用いた光増幅装置 |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP5323265A patent/JPH07151936A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0467601U (ja) * | 1990-10-24 | 1992-06-16 | ||
JPH05224158A (ja) * | 1992-02-14 | 1993-09-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光フィルター及びその光フィルターを用いた光増幅装置 |
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