JPH0715183Y2 - 機器ケースの均圧ベローズ - Google Patents
機器ケースの均圧ベローズInfo
- Publication number
- JPH0715183Y2 JPH0715183Y2 JP1988143867U JP14386788U JPH0715183Y2 JP H0715183 Y2 JPH0715183 Y2 JP H0715183Y2 JP 1988143867 U JP1988143867 U JP 1988143867U JP 14386788 U JP14386788 U JP 14386788U JP H0715183 Y2 JPH0715183 Y2 JP H0715183Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bellows
- pressure equalizing
- layer
- equalizing bellows
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、潜水艇、深海艇等の外部に装備する機器の
機器ケースに水圧が加わらないようにする高水圧下の機
器ケースの均圧ベローズに関する。
機器ケースに水圧が加わらないようにする高水圧下の機
器ケースの均圧ベローズに関する。
第２図は高水圧下の機器ケースの一般的な斜視図、第３
図は第２図の断面図である。
図は第２図の断面図である。
深海艇等においては、艇内容積を有効に活用するため必
要最低限の機器を艇内に装備するが、他のものは艇外に
装備する。第２図及び第３図において、機器ケース１の
内部に絶縁油２等を満たして電気機器３（3a,3b）等を
収納し、機器ケース１の開口を可撓性のある薄厚の均圧
ベローズ４で気密に覆い、その外側を更に多数の穴5aを
設けたベロースカバー５で覆い、ボルト5bで固定する。
要最低限の機器を艇内に装備するが、他のものは艇外に
装備する。第２図及び第３図において、機器ケース１の
内部に絶縁油２等を満たして電気機器３（3a,3b）等を
収納し、機器ケース１の開口を可撓性のある薄厚の均圧
ベローズ４で気密に覆い、その外側を更に多数の穴5aを
設けたベロースカバー５で覆い、ボルト5bで固定する。
気体と異り、絶縁油２等の液体は圧縮性が極めて小さい
が、高圧下、例えば深海では体積変化があり、また機器
３の微細な隙間には残留空気が存在するので均圧ベロー
ス４の変形で体積変化を吸収し、機器ケース１に圧力が
加わらないよにする。ベローズカバー５は均圧ベローズ
４が大幅に自由に変形するのを防ぐもので均圧ベローズ
４の内側に設けることもあり、当然に多数の穴5aを設け
る。機器ケース１は艇と共にしばしば水面上に浮上す
る。
が、高圧下、例えば深海では体積変化があり、また機器
３の微細な隙間には残留空気が存在するので均圧ベロー
ス４の変形で体積変化を吸収し、機器ケース１に圧力が
加わらないよにする。ベローズカバー５は均圧ベローズ
４が大幅に自由に変形するのを防ぐもので均圧ベローズ
４の内側に設けることもあり、当然に多数の穴5aを設け
る。機器ケース１は艇と共にしばしば水面上に浮上す
る。
第４図は従来例の均圧ベローズ40の断面図で主層のゴム
層41とその保護用のゴム引布層42を貼り合せた２層構造
としている。ゴム引布層42はゴム層41が極部的に大きな
張力を受けないためと、内部の電気機器３に接触して損
傷しないために設けられる。
層41とその保護用のゴム引布層42を貼り合せた２層構造
としている。ゴム引布層42はゴム層41が極部的に大きな
張力を受けないためと、内部の電気機器３に接触して損
傷しないために設けられる。
前記の従来の技術において、２層構造とした均圧ベロー
ズ40はゴム引布層42があるので機械的に強度上では充分
であるが、主層のゴム層41が、艇浮上中に外気のオゾン
及びガス並びに水中又は絶縁油中の不純物等によりクラ
ッチ43が発生することがある。これらのクラッチ43はそ
れが引金となってゴム引布層42の布にも応力集中を発生
させ、結極均圧ベロースズ40が破れ、寿命が短いという
問題がある。
ズ40はゴム引布層42があるので機械的に強度上では充分
であるが、主層のゴム層41が、艇浮上中に外気のオゾン
及びガス並びに水中又は絶縁油中の不純物等によりクラ
ッチ43が発生することがある。これらのクラッチ43はそ
れが引金となってゴム引布層42の布にも応力集中を発生
させ、結極均圧ベロースズ40が破れ、寿命が短いという
問題がある。
この考案の目的は、クラッチが容易に発生せず、寿命の
長い機器ケースの均圧ベローズを提供することにある。
長い機器ケースの均圧ベローズを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの考案は、機器ケースの開
口を均圧ベローズで気密に覆い、この均圧ベローズの外
側に多数の穴を設けたベローズガバーで覆う機器ケース
において、前記均圧ベローズをゴム等の弾性材からなる
層の両面の表面近くにそれぞれ布層を存在させるもので
ある。
口を均圧ベローズで気密に覆い、この均圧ベローズの外
側に多数の穴を設けたベローズガバーで覆う機器ケース
において、前記均圧ベローズをゴム等の弾性材からなる
層の両面の表面近くにそれぞれ布層を存在させるもので
ある。
均圧ベローズのゴム等の弾性材からなる層の両面の最外
表面にクラックが発生することがあっても、すぐ浅い層
に布層があるのでクラックは浅い。この浅いクラックは
布層に大きな応力集中を生じないので布層は健在し、中
心部のゴム等の層を守り寿命が長くなる。また均圧ベロ
ーズの可撓性は大きく害われることがない。なぜならば
一般に布は引張りには抵抗する圧縮には容易に縮まるの
で、均圧ベローズがある曲率でわたむ時、外側の引張り
布層が引張力を負担し、内側の布層は縮み、可撓性が確
保される。
表面にクラックが発生することがあっても、すぐ浅い層
に布層があるのでクラックは浅い。この浅いクラックは
布層に大きな応力集中を生じないので布層は健在し、中
心部のゴム等の層を守り寿命が長くなる。また均圧ベロ
ーズの可撓性は大きく害われることがない。なぜならば
一般に布は引張りには抵抗する圧縮には容易に縮まるの
で、均圧ベローズがある曲率でわたむ時、外側の引張り
布層が引張力を負担し、内側の布層は縮み、可撓性が確
保される。
第１図は実施例の均圧ベローズ10の断面図であり、中心
の主層のゴム層11の両側に保護用のゴム引布層12（12a,
12b）を重ね合せた３重構造となっている。この均圧ベ
ローズ10を製作するには11、12a、12bを中間的に作り、
重ね合せてから加硫してもよいし、薄いゴム層、布、厚
いゴム層、布、薄ゴム層を重ね合せてからローラにかけ
加硫してもよい。更に11、12a、12bの３者を個別に加流
して作り、接着してもよい。ゴムの代り他の弾性のある
合成樹脂でもよい。
の主層のゴム層11の両側に保護用のゴム引布層12（12a,
12b）を重ね合せた３重構造となっている。この均圧ベ
ローズ10を製作するには11、12a、12bを中間的に作り、
重ね合せてから加硫してもよいし、薄いゴム層、布、厚
いゴム層、布、薄ゴム層を重ね合せてからローラにかけ
加硫してもよい。更に11、12a、12bの３者を個別に加流
して作り、接着してもよい。ゴムの代り他の弾性のある
合成樹脂でもよい。
この考案は、機器ケースの開口を均圧ベローズで気密に
覆い、この均圧ベローズの外側に多数の穴を設けたベロ
ーズカバーで覆うものにおいて、 前記均圧ベローズをゴム等の弾性材からなる層の両面の
表面近くに布層を存在させるようにしたので、ゴム等の
弾性材の層の表面から材料劣化によるクラックが発生し
ても両面近くの布層でしや断し、均圧ベローズの寿命が
長くなるという効果がある。
覆い、この均圧ベローズの外側に多数の穴を設けたベロ
ーズカバーで覆うものにおいて、 前記均圧ベローズをゴム等の弾性材からなる層の両面の
表面近くに布層を存在させるようにしたので、ゴム等の
弾性材の層の表面から材料劣化によるクラックが発生し
ても両面近くの布層でしや断し、均圧ベローズの寿命が
長くなるという効果がある。
第１図は実施例の断面図であり、第２図は高水圧下の機
器ケースの一般的な斜視図、第３図は第２図の断面図で
あり、第４図は従来例の断面図である。 １……機器ケース、２……絶縁油、4,10,40……均圧ベ
ローズ、５……ベローズカバー。
器ケースの一般的な斜視図、第３図は第２図の断面図で
あり、第４図は従来例の断面図である。 １……機器ケース、２……絶縁油、4,10,40……均圧ベ
ローズ、５……ベローズカバー。
Claims (1)
- 【請求項１】機器ケースの開口を均圧ベローズで気密に
覆い、この均圧ベローズの外側に多数の穴を設けたベロ
ーズガバーで覆う機器ケースにおいて、 前記均圧ベローズをゴム等の弾性材からなる層の両面の
表面近くにそれぞれ布層を存在させることを特徴とする
機器ケースの均圧ベローズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988143867U JPH0715183Y2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | 機器ケースの均圧ベローズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988143867U JPH0715183Y2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | 機器ケースの均圧ベローズ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0263582U JPH0263582U (ja) | 1990-05-11 |
| JPH0715183Y2 true JPH0715183Y2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=31411074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988143867U Expired - Lifetime JPH0715183Y2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | 機器ケースの均圧ベローズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0715183Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5561004B2 (ja) * | 2010-08-04 | 2014-07-30 | 富士通株式会社 | 携帯端末 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6092801U (ja) * | 1983-12-01 | 1985-06-25 | パイオニア株式会社 | 防水型装置の外部操作機構 |
| JPH0714628B2 (ja) * | 1986-12-11 | 1995-02-22 | 三菱電線工業株式会社 | 布入りゴムベロ−ズの製造方法 |
-
1988
- 1988-11-02 JP JP1988143867U patent/JPH0715183Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0263582U (ja) | 1990-05-11 |
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