JPH07151128A - ナットカシメ用治具 - Google Patents
ナットカシメ用治具Info
- Publication number
- JPH07151128A JPH07151128A JP29956793A JP29956793A JPH07151128A JP H07151128 A JPH07151128 A JP H07151128A JP 29956793 A JP29956793 A JP 29956793A JP 29956793 A JP29956793 A JP 29956793A JP H07151128 A JPH07151128 A JP H07151128A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- crimping
- tip
- blade
- guide piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カシメナットのカシメ作業を安全に行うこと
ができ、品質の安定性を向上し得るナットカシメ用治具
を得ること。 【構成】 把持杆10の先端部に、カシメナット2の円
筒状頭部2aの外側面に略半周にわたって係合し得る案
内片11を突設するとともに、把持杆の径に対して案内
片11と反対側に、把持杆の半径方向に延びかつ中心側
より外側部に向って先端側に傾斜し、カシメナットの頭
部2aの外周端縁に当接する刃先12aを有するカシメ
刃12を突設した。
ができ、品質の安定性を向上し得るナットカシメ用治具
を得ること。 【構成】 把持杆10の先端部に、カシメナット2の円
筒状頭部2aの外側面に略半周にわたって係合し得る案
内片11を突設するとともに、把持杆の径に対して案内
片11と反対側に、把持杆の半径方向に延びかつ中心側
より外側部に向って先端側に傾斜し、カシメナットの頭
部2aの外周端縁に当接する刃先12aを有するカシメ
刃12を突設した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カシメナットを雄ねじ
部品に対してカシメるためのナットカシメ用治具に関す
る。
部品に対してカシメるためのナットカシメ用治具に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、ドライブシャフト等のカシメナットのカシメに際し
ては、図3に示すように、シャフト1に螺着されたカシ
メナット2の円筒状頭部2aの端縁部に、タガネ3の先
端部を傾めに当接し、タガネ3の端部をハンマによって
叩くことによって、上記頭部2の一部をシャフト1の端
部に形成された切り溝1a内に喰い込ませることが行わ
れている。
に、ドライブシャフト等のカシメナットのカシメに際し
ては、図3に示すように、シャフト1に螺着されたカシ
メナット2の円筒状頭部2aの端縁部に、タガネ3の先
端部を傾めに当接し、タガネ3の端部をハンマによって
叩くことによって、上記頭部2の一部をシャフト1の端
部に形成された切り溝1a内に喰い込ませることが行わ
れている。
【0003】しかしながら、このような作業は人手によ
って行なうものであり、タガネ3をカシメナットの軸線
に対して傾斜させた状態でハンマで叩くものであるた
め、カシメナットの頭部の曲面によってタガネが滑って
作業がしにくい等の問題があり、安全性に欠けるととも
に、品質の安定化も困難である等の問題がある。
って行なうものであり、タガネ3をカシメナットの軸線
に対して傾斜させた状態でハンマで叩くものであるた
め、カシメナットの頭部の曲面によってタガネが滑って
作業がしにくい等の問題があり、安全性に欠けるととも
に、品質の安定化も困難である等の問題がある。
【0004】本発明はこのような点に鑑み、カシメナッ
トのカシメ作業を安全に行なうことができ、品質の安定
性も向上し得るようにしたナットカシメ用治具を得るこ
とを目的とする。
トのカシメ作業を安全に行なうことができ、品質の安定
性も向上し得るようにしたナットカシメ用治具を得るこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ナットカシメ
用治具において、把持杆の先端部に、カシメナットの円
筒状頭部の外側面に略半周にわたって係合し得る案内片
を突設するとともに、上記把持杆の径に対して上記案内
片と反対側に、把持杆の半径方向に延びかつ中心側より
外側に向って先端側に傾斜し、上記カシメナットの頭部
の外周端縁に当接する刃先を有するカシメ刃を突設した
ことを特徴とする。
用治具において、把持杆の先端部に、カシメナットの円
筒状頭部の外側面に略半周にわたって係合し得る案内片
を突設するとともに、上記把持杆の径に対して上記案内
片と反対側に、把持杆の半径方向に延びかつ中心側より
外側に向って先端側に傾斜し、上記カシメナットの頭部
の外周端縁に当接する刃先を有するカシメ刃を突設した
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】把持杆を持って、案内片をカシメナットの円筒
状頭部の外側面に係合させ、カシメ刃の刃先がボルトの
カシメ用溝と対応する位置にくるようにし、把持杆の端
部をハンマーで叩くことによって、ナットの一部をシャ
フトの一端に設けられたカシメ用溝内に喰い込ませる。
したがって、カシメ作業中カシメ刃が滑るようなことが
なく、その作業を安全に行うことができ、品質の向上も
図ることができる。
状頭部の外側面に係合させ、カシメ刃の刃先がボルトの
カシメ用溝と対応する位置にくるようにし、把持杆の端
部をハンマーで叩くことによって、ナットの一部をシャ
フトの一端に設けられたカシメ用溝内に喰い込ませる。
したがって、カシメ作業中カシメ刃が滑るようなことが
なく、その作業を安全に行うことができ、品質の向上も
図ることができる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0008】図1は、本発明のナットカシメ用治具の斜
視図であって、円柱状の把持杆10の先端部には大径部
10aが一体に形成されており、その大径部10aの先
端部には、カシメ用ナット2の円筒状頭部2aの外側面
に略半周にわたって係合し得る断面弧状の案内片11が
突設されている。
視図であって、円柱状の把持杆10の先端部には大径部
10aが一体に形成されており、その大径部10aの先
端部には、カシメ用ナット2の円筒状頭部2aの外側面
に略半周にわたって係合し得る断面弧状の案内片11が
突設されている。
【0009】一方、上記案内片11の内周面と対向する
位置、すなわち把持杆の径に対して上記案内片と反対側
には、上記大径部10aの先端部にカシメ刃12が突設
されている。上記カシメ刃12はその先端部に径方向に
延びる断面鋭角状の刃先12aが形成されており、円柱
状基端部が前記把持杆10の大径部10a先端に圧入さ
れている。
位置、すなわち把持杆の径に対して上記案内片と反対側
には、上記大径部10aの先端部にカシメ刃12が突設
されている。上記カシメ刃12はその先端部に径方向に
延びる断面鋭角状の刃先12aが形成されており、円柱
状基端部が前記把持杆10の大径部10a先端に圧入さ
れている。
【0010】上記カシメ刃12の刃先12aは、把持杆
10の半径方向に延び、中心側より外側に向って先端側
に傾斜されており、前記案内片11をカシメナット2の
円筒状頭部2aの外側面に係合させたとき、その頭部の
外周端縁に当接するように形成してある。
10の半径方向に延び、中心側より外側に向って先端側
に傾斜されており、前記案内片11をカシメナット2の
円筒状頭部2aの外側面に係合させたとき、その頭部の
外周端縁に当接するように形成してある。
【0011】しかして、カシメ作業に際しては、把持杆
10を手にもって、カシメナット2の軸線と同一軸線に
なるようにし、図2の2点鎖線で示すように、案内片1
1の内面をカシメナット2の円筒状頭部2aの外周に係
合させるとともに、カシメ刃12の刃先12aが、上記
カシメナット2が螺合されているシャフトの雄ねじ部1
3に設けられているカシメ用溝13aと対応する位置に
回動させ、上記刃先12aを円筒状頭部外周端縁に当接
させる。
10を手にもって、カシメナット2の軸線と同一軸線に
なるようにし、図2の2点鎖線で示すように、案内片1
1の内面をカシメナット2の円筒状頭部2aの外周に係
合させるとともに、カシメ刃12の刃先12aが、上記
カシメナット2が螺合されているシャフトの雄ねじ部1
3に設けられているカシメ用溝13aと対応する位置に
回動させ、上記刃先12aを円筒状頭部外周端縁に当接
させる。
【0012】その後、把持杆10の基端面をハンマーで
叩くことにより、カシメナットの頭部の一部を上記カシ
メ用溝13a内に喰い込ませることができる。
叩くことにより、カシメナットの頭部の一部を上記カシ
メ用溝13a内に喰い込ませることができる。
【0013】このように、カシメ作業に際しては、把持
杆10の先端が案内片11によってカシメナット2の頭
部外側面に係合しており、しかも刃先12aがカシメナ
ット2の軸線に対して傾斜状態になっているので、把持
杆10とカシメナット2の軸線が同一軸線上にある状態
で把持杆10の端面部を叩くだけでカシメ作業を行うこ
とができ、カシメ刃12の刃先12aがナットに対して
滑るようなことなく、容易にかつ正確にカシメを行うこ
とができる。
杆10の先端が案内片11によってカシメナット2の頭
部外側面に係合しており、しかも刃先12aがカシメナ
ット2の軸線に対して傾斜状態になっているので、把持
杆10とカシメナット2の軸線が同一軸線上にある状態
で把持杆10の端面部を叩くだけでカシメ作業を行うこ
とができ、カシメ刃12の刃先12aがナットに対して
滑るようなことなく、容易にかつ正確にカシメを行うこ
とができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は案内片を
カシメナットの円筒状頭部の外側面に係合させた状態
で、しかもカシメナットの軸線方向に把持杆の端面を叩
くだけでカシメを行なうことができ、カシメ時に刃先が
滑るようなことがなく、容易にしかも安全にカシメ作業
を行なうことができ、作業の安全性が向上し、それに伴
って品質の安全性を向上させることができる。しかも、
カシメ刃は案内片がない部分に位置しているので、位置
決めも目視によって容易に行うことができる等の効果を
奏する。
カシメナットの円筒状頭部の外側面に係合させた状態
で、しかもカシメナットの軸線方向に把持杆の端面を叩
くだけでカシメを行なうことができ、カシメ時に刃先が
滑るようなことがなく、容易にしかも安全にカシメ作業
を行なうことができ、作業の安全性が向上し、それに伴
って品質の安全性を向上させることができる。しかも、
カシメ刃は案内片がない部分に位置しているので、位置
決めも目視によって容易に行うことができる等の効果を
奏する。
【図1】本発明のナットカシメ用治具の斜視図。
【図2】本発明のナットカシメ用治具による作業説明
図。
図。
【図3】従来のナットカシメ作業説明図。
2 カシメナット 2a 円筒状頭部 10 把持杆 11 案内片 12 カシメ刃 12a 刃先 13 シャフトの雄ねじ部 13a カシメ用溝
Claims (2)
- 【請求項1】把持杆の先端部に、カシメナットの円筒状
頭部の外側面に略半周にわたって係合し得る案内片を突
設するとともに、上記把持杆の径に対して上記案内片と
反対側に、把持杆の半径方向に延びかつ中心側より外側
部に向って先端側に傾斜し、上記カシメナットの頭部の
外周端縁に当接する刃先を有するカシメ刃を突設したこ
とを特徴とするナットカシメ用治具。 - 【請求項2】カシメ刃はその基端部が把持杆の先端部に
圧入されていることを特徴とする、請求項1記載のナッ
トカシメ用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29956793A JPH07151128A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | ナットカシメ用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29956793A JPH07151128A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | ナットカシメ用治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07151128A true JPH07151128A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17874301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29956793A Pending JPH07151128A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | ナットカシメ用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07151128A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009214198A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-09-24 | Toyota Motor Corp | ロックナットチゼル、ロックナットチゼルの支持台構造およびその支持台の保持部構造 |
JP2011167744A (ja) * | 2010-02-22 | 2011-09-01 | Hino Motors Ltd | ナットかしめ工具 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP29956793A patent/JPH07151128A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009214198A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-09-24 | Toyota Motor Corp | ロックナットチゼル、ロックナットチゼルの支持台構造およびその支持台の保持部構造 |
JP2011167744A (ja) * | 2010-02-22 | 2011-09-01 | Hino Motors Ltd | ナットかしめ工具 |
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