JPH07150508A - 敷石の舗装工法 - Google Patents

敷石の舗装工法

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JPH07150508A
JPH07150508A JP33990993A JP33990993A JPH07150508A JP H07150508 A JPH07150508 A JP H07150508A JP 33990993 A JP33990993 A JP 33990993A JP 33990993 A JP33990993 A JP 33990993A JP H07150508 A JPH07150508 A JP H07150508A
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JP
Japan
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joint
paving stones
stone
paving
filled
Prior art date
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Application number
JP33990993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Matsumoto
孝太郎 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEKIZAI CENTER KK
Original Assignee
SEKIZAI CENTER KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来の工法では個々の配置が不揃いになり易
く、目地幅にバラツキがでて美観を損ね、又その機能を
疵付ける等の問題があったので、これを改良して美麗且
つ堅牢な自然石を容易且つ簡便に配置する工法を提供
し、更に舗装面の耐久性,透水性及び保水性に優れた工
法を提供しようとするものである。 【構成】敷石の目地空間に、先ず目地幅設定素材を介挿
充填し、ついで粗粒骨材を、又更に細粒骨材を前記目地
空間に詰め込み、最後にモルタルを詰め込み注水充填凝
固せしめる敷石の舗装工法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は敷石の舗装工法であり、
ようするに自然石等を使用した舗装工事に於いて、敷石
面の耐久性と降水の効果的な排除を考慮した新規な舗装
工法ともいうべきものである。
【0002】
【従来の技術】従来、花崗岩や安山岩等の自然石材を用
いた舗装工法は、ハンマー等で割った石材に対して現地
に於いて張った水糸を用いて敷設する基準とし、一個ご
とに整形して敷き詰めていくという熟練を求められる工
法であり、従って石材工事に精通した工事従事者を多数
必要とするとともに、時間が掛かるため経済的負担の大
きい施工方法である。又目地に供せられている従来の舗
装は透水性に乏しいため、舗装面への降水は河川等に導
く方法がとられ、地中への還元が少量に止まっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したような工法で
は個々の石材の配置が不揃いになり易く、従って目地幅
にバラツキが出て美観を損ね、又その機能を疵付けると
いう問題があり、且つ施工が容易でないという問題を抱
えてきた。更に敷石の耐久性と透水性の両者を満足せし
める舗装工法の改善が求められている。従って環境保全
の面からみて降水を地中に還元して植物の生育に供する
等自然界の循環系に資すると共に、美観を保つ施工を容
易に実現しなければならないという課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような点を考慮し
て、本発明人は種々試作や実験を試みた結果、敷石の舗
装工法として、整形配列に際して互いに隣接せる石材同
志の対接側面の間つまり敷石の目地空間に、目地幅相当
の幅寸法をもつ砂粒結合体のような目地幅設定素材を介
挿充填せしめる第1の手段と、硬度が高く,且つ粒径が
2〜5mm程度の粗粒の骨材を前記目地空間内に詰め込
む第2の手段と、保水性と耐久性に富む石材の細粒骨材
を前記目地空間内の空隙に補完するように詰め込む第3
の手段と、そして前記粗細両骨材に砂2に対してセメン
ト1程度の比率で空練りしたモルタルを詰め込み充填注
水凝固せしめた第4の手段とを備えることにより、舗装
全面に亙って幅寸法が一定で且つ目地材が敷石の温度変
化に伴う伸縮に適応できるようにしたことを特徴とする
ものである。
【0005】このようにすることにより、第1に舗装工
事に於いて美麗且つ堅牢な自然石を容易且つ簡便に配置
する工法を提供することができる。又第2に降水を地中
に還元して自然界の循環系に寄与して環境の保全を図る
工法を提供することができる。更に第3には舗装面の耐
久性,透水性及び保水性に優れた工法を提供することが
できる。
【0006】
【作用】このように、本発明では敷石の互いに対接する
石材同志がその間に介在する目地幅を設定する素材を基
準に、個々の敷石を迅速且つ整然と配列していくことが
可能である。又敷石に花崗岩や安山岩のような強固な自
然石を使用することにより、耐摩耗性,耐久性に優れた
敷石表面を得ることができ、従って美麗かつ堅牢でその
状態を永久的に保持する敷石表面を提供することができ
る。
【0007】更に又、硬度が高く粒径が2〜5mm程度
の石材を粗粒骨材として用い、そこで形成される大きな
空隙が良好な透水性能を付与するのである。そしてこの
空隙部分に保水性と耐久性に富む石材の細粒骨材を詰め
込み、前記した砂2に対してセメント1程度の比率で空
練りしたモルタルを前記粗細両骨材に詰め込み充填凝固
してえた目地材により、浸透してきた水分を受容できる
から、常に敷石表面の降水の滞留を避けることができ
る。従って前記したような働きにより、降水を舗装上面
を流動させる事無く地中に還元して、自然界の循環系に
寄与することができ、従って環境の保全を図ることが可
能となるのである。
【0008】
【実施例】本発明方法を実施せる一具体例について説明
すると、図1は隣接する敷石1,1’の対接側面の間に
介挿された目地材の詳細を示す側断面図,図2は敷石の
敷設状態を示す斜面図である。図で敷石1の側面に砂粒
結合体のような目地幅設定素材3の一側面を接せしめ,
同素材3の他側面に隣接敷石1’の側面を当接せしめて
いる。つまりは隣接敷石1,1’の目地空間に前記目地
幅設定素材3を先ず充填するのである。次に2は透水性
の目地材で,硬度が高く且つ粒径が2〜5mm程度の大
きな粒の骨材4で目地内空間を構成し、更に細粒径が
0.2〜2mmの範囲の小さな粒つまり細粒骨材(抗火
細粒石)5を該目地空間内にその空隙を補完するように
詰め込んでから、これら粗細の粒の両骨材4,5をモル
タル材(砂2に対しセメント1程度の比率で空練りした
もの)6を使って充填凝固せしめた構造とする。
【0009】かくて本発明の実施例では、敷石1,1’
に花崗岩を採用し,目地幅設定素材3には砂粒結合体を
用いている。この花尚岩の材料特性は圧縮強度1500
kg/cm,耐熱温度570゜C,モース硬度7であ
り、故にその美麗な表面を永久的に保持し得る。又石の
敷設に当たっては、前記した目地幅設定素材を当接面と
して、隣接敷石の側面をこれに当接していくだけで、舗
装全面にわたって個々の敷石を迅速且つ整列された状態
に配列していくことが可能である。尚敷石1,1’と共
用される目地材には、該敷石1,1’の水平方向の荷重
に耐えられ、且つ温度変化に伴うその伸縮に適応する能
力が求められる。目地材2は前述のように充分な空隙を
有するので、その容積の変化機能を生かして降水の透過
能力とあいまって敷石1,1’の伸縮変化に適応する能
力を発揮するのである。
【0010】花崗岩は前述したように強固である反面,
吸水率は0.35%と低く、そこで降水を効率的に吸水
するような機能を目地部分に付与している。又骨材4に
用いられる硅砂は前記せるように2〜5mmの粗粒径
で、それゆえに形成される広いこれの空隙を補完するよ
うに詰め込む細粒骨材5には抗火石を用い、この石は細
粒径が0.2〜2mmの範囲であるため、前記硅砂とで
形成された空隙は目詰まりをよく防止すると共に、水の
透過性に優れている。
【0011】
【発明の効果】このように本発明に基づく工法によれ
ば、敷石の互いに対接する石材同志がその間に介在する
目地幅を設定する素材を基準に、個々の敷石を迅速且つ
整然と配列できると共に、目地材が敷石の温度変化に伴
う伸縮に適応できるので、耐久性,耐摩耗性に優れた自
然石の美麗且つ堅牢な状態を永久的に保持できるから、
品質,作業性のより改善された工法を提供することがで
きる。又目地材としては粗粒径数mmの硅砂の形成する
空隙を細粒径0.2〜2mmの抗火石を用いて補完する
ことから、目詰まりのない透水能力の優れた目地が実現
される。更に又、敷石1,1’の上面にビシャン又はバ
ーナー仕上げを施すことにより、歩行者の靴の滑りを防
ぐとともに、足に心地良い感触をあたえるので、視覚的
にも触覚的にも優れた効能を発揮するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工法に基づく一実施例の側断面図であ
る。
【図2】敷石の敷設状態を示した一実施例の斜面図であ
る。
【符号の説明】
1,1’ 敷石 2 目地材 3 目地幅設定素材 4 骨材 5 細粒骨材 6 モルタル材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整形配列に際して互いに隣接せる石材同志
    の対接側面の間つまり敷石の目地空間に、目地幅相当の
    幅寸法をもつ砂粒結合体のような目地幅設定素材を介挿
    充填せしめる第1の手段と、硬度が高く且つ粒径が2〜
    5mm程度の粗粒骨材を前記目地空間に詰め込む第2の
    手段と、保水性と耐久性に富む石材の細粒骨材を前記目
    地空間内の空隙に補完するように詰め込む第3の手段
    と、そして前記両骨材に砂2に対してセメント1程度の
    比率で空練りしたモルタルを詰め込み注水充填凝固せし
    めた第4の手段とを備えることにより、舗装全面にわた
    って幅寸法が一定で且つ目地材が敷石の温度変化に伴う
    伸縮に適応できるようにしたことを特徴とする敷石の舗
    装工法。
JP33990993A 1993-11-26 1993-11-26 敷石の舗装工法 Pending JPH07150508A (ja)

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111410462A (zh) * 2020-03-30 2020-07-14 石家庄正旭环保建材有限公司 一种透孔粘结抹面砂浆、其制备方法及其制备的保温结构一体化板

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JPH0358601A (ja) * 1989-07-18 1991-03-13 Leybold Ag オン・オフスイッチ

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