JP4266809B2 - 地下貯水構造 - Google Patents

地下貯水構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4266809B2
JP4266809B2 JP2003432518A JP2003432518A JP4266809B2 JP 4266809 B2 JP4266809 B2 JP 4266809B2 JP 2003432518 A JP2003432518 A JP 2003432518A JP 2003432518 A JP2003432518 A JP 2003432518A JP 4266809 B2 JP4266809 B2 JP 4266809B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
permeable
layer
water storage
storage structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003432518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005188184A (ja
Inventor
観司 中島
弘規 原
Original Assignee
株式会社シーマコンサルタント
横浜ゴムMbe株式会社
東洋スポーツ建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社シーマコンサルタント, 横浜ゴムMbe株式会社, 東洋スポーツ建設株式会社 filed Critical 株式会社シーマコンサルタント
Priority to JP2003432518A priority Critical patent/JP4266809B2/ja
Publication of JP2005188184A publication Critical patent/JP2005188184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4266809B2 publication Critical patent/JP4266809B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sewage (AREA)

Description

本発明は、地面に降った雨水などを地層を通して地下の特定領域内へ導いて貯留するために構築される地下貯水構造に関する。
雨天などの際に地面から地中に浸透する雨水などを地下の特定領域に貯留して、必要に応じて様々な用途に利用するための施設については、従来、様々な方式の地下構造物が開発されているが、本願発明に関連するものとして特許文献1に記載されている雨水等の貯留・浸透施設がある。
この貯留・浸透施設は、地面を掘り下げて形成した貯留部と、その貯留部内に水平方向に並べられると共に、上下方向に重ねて配置された多数の充填部材と、その充填部材の上部に載置され、貯留部の上部を覆う被覆手段とを備えたものである。そして、充填部材は、波板の各頂上部に、その稜線と垂直方向に切り欠きを所定間隔で設け、これらの切り欠きに板状の補強材を組み込んだ構成となっている。
特開2000−155762号公報(第3−7頁)
特許文献1に記載されている雨水等の貯留・浸透施設の場合、その表層部分は埋め戻し層で形成されているため、透水性が不十分であり、降雨時には泥濘が生じやすい。また、このような埋め戻し層を雨水等が浸透通過する際、雨水等へ泥土成分が溶け出すことが多いため、濁水化した雨水等によって持ち込まれる土砂が徐々に貯留部内に堆積していくこととなる。その結果、貯留部内の貯水可能容積が相対的に減少していくため、時間の経過とともに貯留能力が徐々に低下していく。このような貯留部内の堆積土砂を除去するには、埋め戻し層を掘り起こして貯留部を解体しなければならないので、除去作業には膨大な労力と時間とを要することとなり、現実には実施不可能に近い。
本発明が解決しようとする課題は、雨水等を速やかに貯水層へ導くことができ、雨天時などに泥濘が発生せず、土砂堆積による貯水機能の低下が少なく、夏場における表層温度の上昇を抑制することもできる地下貯水構造を提供することにある。
本発明の地下貯水構造は、周囲の地面より低位置にある地盤上に敷設された透水性または遮水性のシート材と、シート材の上面に硬質合成樹脂製の空間支持体を水平方向および垂直方向に複数配列して形成された貯水層と、貯水層の上面に、その最上部に位置する前記空間支持体の上面を覆うように敷設された透水性スペーサ材と、前記スペーサ材の上面に敷設された透水性シート材と、前記透水性シート材の上面に形成された透水性路盤層と、透水性路盤層上に形成された透水性保水層とを備えた地下貯水構造であって、透水性保水層を、土材、セメント系固化剤および団粒化剤を含む混合物を固化させて形成したことを特徴とする。
このような構成とすることにより、降り注いだ雨水等は透水性保水層へ浸透した後、その下方の透水性路盤層を速やかに通過することとなるため、雨水等を速やかに貯水層へ導くことができる。また、透水性保水層は、土材,セメント系固化剤および団粒化剤を含む混合物を固化させて形成したものであるため、雨水等の水分によって溶解したり、溶出したりすることがない。このため、雨天時などに泥濘が発生せず、濁水化した雨水が保水層へ流入することがなくなり、土砂堆積による貯水機能の低下を防止することができる。
また、夏場などの高温時季に、日照によって透水性保水層が温められると、この透水性保水層中に貯留されていた水分が徐々に蒸発して、そのときに気化熱を奪うので、夏場における表層温度の上昇を抑制することもできる。
さらに、地下貯水構造の表層部分を構成する透水性保水層は、土材、セメント系固化剤および団粒化剤を混合したものを透水性路盤層上に打設して固化させるだけで形成することができるので、施工も容易である。この場合、土材とセメント系固化材とを混合したものに団粒化剤を加えると、イオンの作用により、土材とセメント系固化材の粒子とが立体的な団粒構造を形成し、連続した空隙が発生する。このため、これらの混合物を固化させることにより、降雨時は雨水を保水する機能と、保水しきれない雨水は下方へ浸透させる機能とを兼備した、透水性と保水性とのバランスがとれた透水性保水層を形成することができる。
この場合、土材は透水性保水層を形成する主材料としての機能を発揮し、団粒化剤は、前述したように、イオンの作用で土材とセメント系固化材の粒子を立体的な団粒構造に変化させる機能を発揮する。また、セメント系固化剤は、団粒化剤によって形成された団粒構造を外力で破壊されない程度まで固める役目をもっている。なお、セメント系固化剤は特に限定するものではないが、例えば、住友大阪セメント株式会社製の商品名「タフロック3E(TL−3E)」が好適である。
また、保水層については、複数のブロック体を三次元的に配列して貯水可能な空間を形成したり、内部に貯水可能な空洞を備えた硬質合成樹脂製の空間支持体や構造体を同じく三次元的に配列したりすることによって形成することができる。なお、内部に貯水可能な空洞を備えた硬質合成樹脂製の空間支持体としては、例えば、積水化学工業株式会社のプラスチック貯留材「(商品名)クロスウェーブ」を好適に使用することができる。
一方、保水層の下面の地盤上には透水性シート材または遮水性シート材を敷設することができるが、透水性シート材を敷設した場合は保水層に貯留された水を徐々に地盤中へ浸透させることが可能となり、遮水性シート材を敷設した場合は保水層の貯留水が地盤中へ浸透しなくなるため、長期間に渡って安定した貯水機能を発揮する。
ここで、前記団粒化剤としては、アクリル酸・メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合物のマグネシウム塩とポリエチレンイミンとの複合体からなる高分子化合物を用いることが望ましい。このような団粒化剤を用いることにより、比較的強固な団粒構造を形成することができる。この場合の団粒化剤は特に限定するものではないが、例えば、有限会社グローバル研究所製の商品名「GB−2000」が好適である。
また、前記混合物に、砕石、発泡ガラス材、繊維材、高炉スラグのうちの1以上を混入させることにより、透水性保水層の強度および耐久性を高めることができる。この場合、砕石を混入させることで圧縮強度を高めることができ、発泡ガラス材を混入させることで圧縮強度および保水性を高めることができる。また、繊維材を混入させることで曲げ強度および引っ張り強度が高まり、ひび割れを防止することができる。さらに、高炉スラグを混入させることで土材と同様の機能を発揮し、廃棄物の有効利用を図ることができる。
一方、前記土材としては、施工現場で発生した土材や産廃土などを用いることができるが、砂質土、粘性土、シラス土のうちの1以上を用いることが望ましい。この場合、砂質土を用いれば透水性と保水性のバランスが最良の透水性保水層を形成することができ、粘性土またはシラス土を用いれば砂質土に次ぐ透水性および保水性を備えた透水性保水層を形成することができる。
また、前記繊維材として、植物繊維を用いれば、自然素材である植物繊維は同じく天然素材である土材との馴染みが良好であるため、耐クラック性に優れた透水性保水層を形成することができ、自然環境を汚染するおそれもない。なお、植物繊維は特に限定するものではないが、例えば、椰子の繊維が望ましい。
また、前記透水性路盤層をクラッシャーラン、粒調砕石、発泡ガラス材のうちの1以上を用いて形成することにより、透水性路盤層の保水性を10%〜20%程度向上させることができる。
前述したように、透水性保水層は、透水性が良好で、降雨後の泥濘も少ないため、その表面はグラウンドや公園などに利用することができる。また、この透水性保水層の表面を開粒アスファルトで舗装すれば、車両通行が可能となり、駐車場として利用することもできるようになる。
本発明により、以下に示す効果を奏する。
(1)周囲の地面より低位置にある地盤上に敷設された透水性または遮水性のシート材と、シート材の上面に硬質合成樹脂製の空間支持体を水平方向および垂直方向に複数配列して形成された貯水層と、貯水層の上面に、その最上部に位置する前記空間支持体の上面を覆うように敷設された透水性スペーサ材と、前記スペーサ材の上面に敷設された透水性シート材と、前記透水性シート材の上面に形成された透水性路盤層と、透水性路盤層上に形成された透水性保水層とを備えた地下貯水構造において、透水性保水層を、土材、セメント系固化剤および団粒化剤を含む混合物を固化させて形成したことにより、雨水等を速やかに貯水層へ導くことができ、雨天時などに泥濘が発生し難くなり、土砂堆積による貯水機能の低下が少なく、夏場における表層温度の上昇を抑制することもできる。
(2)前記団粒化剤として、アクリル酸・メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合物のマグネシウム塩とポリエチレンイミンとの複合体からなる高分子化合物を用いることにより、比較的強固な団粒構造を形成することができる。
(3)前記混合物に、砕石を混入させることによって圧縮強度を高めることができ、発泡ガラス材を混入させれば圧縮強度および保水性を高めることができ、繊維材を混入させることで曲げ強度および引っ張り強度が高まり、ひび割れを防止することができ、高炉スラグを混入させれば土材と同様の機能を発揮し、廃棄物の有効利用を図ることができる。
(4)前記土材として、砂質土を用いれば透水性と保水性のバランスが最良の透水性保水層を形成することができ、粘性土またはシラス土を用いれば砂質土に次ぐ透水性および保水性を備えた透水性保水層を形成することができる。
(5)前記繊維材として植物繊維を用いれば、耐クラック性に優れた透水性保水層を形成することができ、自然環境を汚染するおそれもない。
(6)前記透水性路盤層をクラッシャーラン、粒調砕石、発泡ガラス材のうちの1以上を用いて形成することにより、透水性路盤層の保水性を10%〜20%程度向上させることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態である地下貯水構造を示す垂直断面図であり、図2は図1に示す地下貯水構造の貯水層を構成する空間支持体の組み合わせ状態を示す斜視図であり、図3は図1の部分拡大図である。
図1に示すように、本実施形態の地下貯水構造1は、周囲の地面20より低位置にある地盤2上に敷設された遮水性シート材3と、この遮水性シート材3の上面に形成された貯水層4と、貯水層4の上面に配置された透水性スペーサ材5と、透水性スペーサ材5の上面に敷設された透水性シート材9と、透水性スペーサ材9の上面に形成された透水性路盤層6と、透水性路盤層6上に形成された透水性保水層7とを備えている。透水性保水層7は、後述するように、土材、セメント系固化剤および団粒化剤を含む混合物を固化させて形成したものである。
貯水層4は、図2に示すような硬質合成樹脂製の空間支持体8を三次元的に複数配列することによって、即ち、複数の空間支持体8を水平方向および垂直方向に配列することによって形成されている。空間支持体8は内部に貯水可能な空洞を備えており、図2に示すように、上下方向に隣接する空間支持体8同士が互いに90度異なる方向を向く姿勢で積み重ねていくことによって貯水層4を形成している。
空間支持体8は、図2に示すように、平面視が略正方形状の枠状部8bの上面に、4つの山形突条8aが等間隔で平行に配列された形状であり、それぞれの山形突条8aの上面には複数の貫通孔8cが開設されている。図示していないが、枠状部8bおよび山形突条8aの下面は開口した形状となっており、これらの枠状部8bおよび山形突条8aの下面側に空洞部が形成され、貫通孔8cは前記空洞部へ連通している。したがって、貯水層4に流入した雨水等は空間支持体8の貫通孔8cや下面の開口部分(図示せず)を通過して流動可能である。
このように、複数の空間支持体8を三次元的に配列することによって貯水層4を形成しているため、貯水層4には広い内部空間が形成され、比較的大量の水を貯留することができる。本実施形態では、空間支持体8として、積水化学工業株式会社のプラスチック貯留材「(商品名)クロスウェーブ」を使用したところ、貯水層4内に空間容積比90%程度の広い内部空間を形成することができた。なお、空間支持体8は、これに限定するものではないので、ブロック体、板状体、柱状体などを三次元的に組み合わせて貯水層4を形成することもできる。
貯水層4の上面には、その最上部に位置する空間支持体8の上面を覆うように透水性スペーサ材5が敷設され、この透水性スペーサ材5の上面には透水性シート材9が敷設され、この透水性シート材9の上面に透水性路盤層6が形成されている。本実施形態では、透水性路盤層6をクラッシャーラン、粒調砕石、発泡ガラス材などを用いて形成している。
地下貯水構造の表層部分を構成する透水性保水層7は、図3に示すように、土材11、セメント系固化剤および団粒化剤を混合したものに、粒調砕石12、発ガラス材13および繊維材14を添加した混合物を、透水性路盤層6上に打設して固化させることによって形成している。
本実施形態の場合、透水性保水層7を形成する原料となる前記混合物は以下のような組成としている。すなわち、土材1mに対し、
セメント系固化材10kg〜80kg、
団粒化剤2.0リットル〜4.0リットル
を混合したものに、
径5mm〜40mmの粒調砕石200kg〜1000kg、
粒径20mm〜40mmの発泡ガラス材80kg〜240kg、
繊維材10kg〜20kg、
を混入させて形成したものである。
このような混合物を形成する工程において、土材11とセメント系固化材とを混合したものに団粒化剤を加えると、イオンの作用で土材11とセメント系固化材の粒子とが立体的な団粒構造を形成して連続した空隙が発生する。したがって、この混合物を固化させることにより、降雨時は雨水を保水する機能と、保水しきれない雨水は下方へ浸透させる機能とを兼備した、透水性と保水性のバランスの良い透水性保水層7を形成することができる。
この場合、土材11は透水性保水層7を形成する主材料となり、団粒化剤は土材11とセメント系固化材の粒子を立体的な団粒構造へと変化させ、セメント系固化剤は、団粒化剤によって形成された団粒構造を外力で破壊されない程度まで固める機能を果たす。本実施形態では、団粒化剤として、アクリル酸・メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合物のマグネシウム塩とポリエチレンイミンとの複合体からなる高分子化合物である、有限会社グローバル研究所製の商品名「GB−2000」を用いたところ、強固な団粒構造を形成することができた。また、セメント系固化剤として、住友大阪セメント株式会社製の商品名「タフロック3E(TL−3E)」を用いたところ、前記団粒構造を強固に固化させることができた。
また、透水性保水層7の原料となる混合物には、粒調砕石12、発泡ガラス材13および繊維材14を混入させているため、透水性保水層7は優れた強度および耐久性を発揮する。具体的には、粒調砕石12を混入させることで透水性保水層7の圧縮強度が高まり、発泡ガラス材13を混入させることで透水性保水層7の圧縮強度および保水性が高まり、繊維材14を混入させることで透水性保水層7の曲げ強度および引っ張り強度が高まり、ひび割れを防止することができる。そのほか、高炉スラグを混入させれば、土材11と同様の機能を発揮し、廃棄物の有効利用を図ることができる。
本実施形態において、土材11として砂質土を用いたところ、透水性と保水性のバランスが良好な透水性保水層7を形成することができた。また、繊維材14として、植物繊維である椰子の繊維を用いたところ、自然素材である植物繊維は同じく天然素材である土材11との馴染みが良好で、耐クラック性に優れた透水性保水層7を形成することができ、自然環境を汚染するおそれもない。なお、土材11として、施工現場で発生した土材や産廃土などを用いれば、廃棄物の有効利用を図ることができる。
このような構成を備えた地下貯水構造1において、透水性保水層7の表面7aに降り注いだ雨水等は透水性保水層7へ浸透した後、その下方の透水性路盤層6を通過した後、透水性シート材9および透水性スペーサ材5を通過して速やかに貯水層4へ導かれる。このため、雨水などを効率良く貯水層4内へ貯留することができる。
また、透水性保水層7は、土材11、セメント系固化剤および団粒化剤を含む混合物を固化させて形成したものであるため、雨水等の水分が通過する際に溶解したり、水中へ溶出したりすることがない。このため、雨天時などの際に表面7aに泥濘が発生し難くなり、濁水化した雨水が保水層4へ流入することもなくなり、土砂堆積による貯水機能の低下を防止することができる。
また、夏場などの高温時季に、日照によって透水性保水層7が温められると、この透水性保水層7中に貯留されていた水分が徐々に表面7aから蒸発し、そのときに気化熱を奪うので、夏場における表層温度の上昇を抑制することもできる。
一方、本実施形態においては、保水層4の下面の地盤2上には遮水性シート材3を敷設しているため、保水層4の貯留水が地盤2中へ浸透することがなく、長期間に渡って安定した貯水機能を発揮する。なお、遮水性シート材3の代わりに、透水性シート材を敷設した場合は保水層4に貯留された水を徐々に地盤2中へ浸透させることが可能となる。
本発明に係る地下貯水構造は、調整池、防火用水槽、工業・農業用水池あるいはアメニティー用水池などを地中に構築する産業分野において広く利用することができる。
本発明の実施の形態である地下貯水構造を示す垂直断面図である。 図1に示す地下貯水構造の貯水層を構成する空間支持体の組み合せ状態を示す斜視図である。 図1の部分拡大図である。
符号の説明
1 地下貯水構造
2 地盤
3 遮水性シート材
4 貯水層
5 透水性スペーサ
6 透水性路盤層
7 透水性保水層
7a 表面
8 空間支持体
8a 山形突条
8b 枠状体
8c 貫通孔
9 透水性シート材
11 土材
12 粒調砕石
13 発泡ガラス材
14 繊維材
20 周囲の地面

Claims (6)

  1. 周囲の地面より低位置にある地盤上に敷設された透水性または遮水性のシート材と、前記シート材の上面に硬質合成樹脂製の空間支持体を水平方向および垂直方向に複数配列して形成された貯水層と、前記貯水層の上面に、その最上部に位置する前記空間支持体の上面を覆うように敷設された透水性スペーサ材と、前記スペーサ材の上面に敷設された透水性シート材と、前記透水性シート材の上面に形成された透水性路盤層と、前記透水性路盤層上に形成された透水性保水層とを備えた地下貯水構造であって、
    前記透水性保水層を、土材、セメント系固化剤および団粒化剤を含む混合物を固化させて形成したことを特徴とする地下貯水構造。
  2. 前記団粒化剤として、アクリル酸・メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合物のマグネシウム塩とポリエチレンイミンとの複合体からなる高分子化合物を用いた請求項1記載の地下貯水構造。
  3. 前記混合物に、砕石、発泡ガラス材、繊維材、高炉スラグのうちの1以上を混入させた請求項1または2記載の地下貯水構造。
  4. 前記土材として、砂質土、粘性土、シラス土のうちの1以上を用いた請求項1〜3のいずれかに記載の地下貯水構造。
  5. 前記繊維材として、植物繊維を用いた請求項記載の地下貯水構造。
  6. 前記透水性路盤層をクラシャーラン、砕石、発泡ガラス材のうちの1以上を用いて形成した請求項1〜5のいずれかに記載の地下貯水構造。
JP2003432518A 2003-12-26 2003-12-26 地下貯水構造 Expired - Fee Related JP4266809B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003432518A JP4266809B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 地下貯水構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003432518A JP4266809B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 地下貯水構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005188184A JP2005188184A (ja) 2005-07-14
JP4266809B2 true JP4266809B2 (ja) 2009-05-20

Family

ID=34790198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003432518A Expired - Fee Related JP4266809B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 地下貯水構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4266809B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4840998B2 (ja) * 2007-07-23 2011-12-21 積水化成品工業株式会社 積層構造体に用いる構造部材及びそれを用いた積層構造体
JP2009270302A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Shiima Consultant:Kk 舗装構造
JP5478934B2 (ja) * 2009-05-01 2014-04-23 株式会社シーマコンサルタント 地下貯水構造
JP5714304B2 (ja) * 2010-11-15 2015-05-07 株式会社シーマコンサルタント 法面工法及び法面構造
DE102017119658A1 (de) * 2017-08-28 2019-02-28 ENREGIS GmbH Regenwasserspeichersystem mit einer thermischen Isolierschicht
CN108035209A (zh) * 2018-01-25 2018-05-15 安徽源通渗排水材料科技有限公司 一种铺地模块
JP2023108416A (ja) * 2022-01-25 2023-08-04 国立大学法人 筑波大学 舗装構造物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005188184A (ja) 2005-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hazelton et al. Understanding soils in urban environments
EP2631364B1 (en) Manufacturing process for artificial pavement for countering global warming
JP2009197486A (ja) 地下貯水構造
JP5478934B2 (ja) 地下貯水構造
JP4266809B2 (ja) 地下貯水構造
Bordoloi et al. Feasibility of construction demolition waste for unexplored geotechnical and geo-environmental applications-a review
WO2008009879A1 (en) Support member or reinforcement for use in earthworks
JP5769999B2 (ja) 舗装構造
CN111072333A (zh) 一种透水混凝土结构及其制备工艺
Sanyal et al. Application of a bitumen-coated jute geotextile in bank-protection works in the Hooghly estuary
JP4785817B2 (ja) 舗装構造
Illuri Development of soil-EPS mixes for geotechnical applications
JP6394851B2 (ja) 舗装構造
JPH0649853A (ja) 擁壁の築造工法
Gibbons Pavements and surface materials
CN208136656U (zh) 一种全透性沥青混合料铺面结构
JP4130596B2 (ja) 路面温度上昇抑制舗装体
JP4001587B2 (ja) 人工芝敷設構造
JP2009052234A (ja) 施工地盤の施工方法および施工地盤
JP3935591B2 (ja) 軽量盛土構造物
JP2774416B2 (ja) 軽量盛土工法
Kamal Potential of stabilized mud blocks as a sustainable material for building construction
JP2001322123A (ja) 産業廃棄物利用のプラスチック製品
JPWO2017006388A1 (ja) 石炭灰を用いた法面保全工法
KR100451092B1 (ko) 폐스티로폴 입자를 활용한 구조물 뒤채움공법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20081118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090127

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4266809

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S201 Request for registration of exclusive licence

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R314201

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees