JPH07149753A - キラル四量体酸誘導体の前駆体である5−(1−ヒドロキシ−2−ウレタンエチリデン)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4,6−ジオン誘導体の立体特異的調製法 - Google Patents

キラル四量体酸誘導体の前駆体である5−(1−ヒドロキシ−2−ウレタンエチリデン)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4,6−ジオン誘導体の立体特異的調製法

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JPH07149753A
JPH07149753A JP6218678A JP21867894A JPH07149753A JP H07149753 A JPH07149753 A JP H07149753A JP 6218678 A JP6218678 A JP 6218678A JP 21867894 A JP21867894 A JP 21867894A JP H07149753 A JPH07149753 A JP H07149753A
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carboxy
hydroxy
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JP6218678A
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Albert Loffet
ロフェ アルベール
Jean-Alain Fehrentz
フェレント ジャン−アレン
Jean Martinez
マルティネ ジャン
Philippe-Francois Winternitz
ウィンテルニト フィリップ−フランソワ
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C227/30Preparation of optical isomers
    • C07C227/32Preparation of optical isomers by stereospecific synthesis
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D319/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D319/041,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes
    • C07D319/061,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes not condensed with other rings

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 5−(1−ヒドロキシ−2−ウレタンエチリ
デン)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4,
6−ジオン誘導体に関する。 【構成】 N−ウンタン−保護されたα−アミノ酸N−
カルボキシ−無水物が、少なくとも1つの基が脂肪族又
は脂環式である第三アミンから選択された少なくとも1
つの第三アミンのN−カルボキシ−無水物に対して2当
量以上の量の存在下で、不活性有機溶媒媒体下でメルド
ラム(Meldrum’s)酸と反応せしめられること
を特徴とする、5−(1−ヒドロキシ−2−ウレタンエ
チリデン)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−
4,6−ジオン誘導体の調製方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、キラル四量体酸(tetram
ic acid)誘導体の獲得を可能にする、5−(1
−ヒドロキシ−2−ウレタンエチリデン)−2,2−ジ
メチル−1,3−ジオキサン−4,6−ジオン誘導体の
立体特異的調製方法に関する。それらの四量体酸誘導体
は、化学療法においてひじょうに重要なアミノ酸であ
る、3−ヒドロキシ−4−アミノ酸、たとえばスタチン
及びその類似体を合成するためにひじょうに有用であ
る。この種の化合物は、酸プロテアーゼインヒビター及
びまたデプシペプチドの特に特徴的構成成分である。
【0002】スタチン及びその類似体のいくつかの合成
がこれまで記載されている。通常使用されるほとんどの
合成は、エノレートエステル及びα−アシルアミノ−ア
ルデヒドのアルドール縮合に基づかれている(P.G.M. Wu
ts, Synthesis, 1989, 951)。それらの方法は多くの欠
点、たとえばラセミ化又は続いて分離する必要があるジ
アステレオ異性体の生成を有し、又はひじょうに通常で
はない反応体が使用される。
【0003】キラル四量体酸である中間体を用いてのス
タチン及びその類似体の調製を可能にするもう1つのル
ートが提案された(特に、P. Jouinなど.,J. Chem. S
oc.Perkin Trans, 1, 1987, 1177-1182)。それらは、
イソプロペニルクロロホルメート及び4−N,N−ジメ
チルアミノピリジンの存在下でのN−保護されたアミノ
酸とメルドラム酸との縮合、続く、その得られるジオキ
サン誘導体の環化により得られる。このアプローチは立
体特異性の保護を可能にするが、しかしながら、それは
ひじょうに経済的でも、又はひじょうに容易でもない。
イソプロペニルクロロホルメートは高価で且つ不安定な
試薬である。その反応条件はひじょうに厳密である。イ
ソプロペニルクロロホルメートはひじょうに低い温度、
すなわち−5℃の領域で維持される他の反応体の溶液に
ゆっくりと添加されるべきである。実験工程、たとえば
反応の導入の順序、反応体の温度又はそれぞれの量にお
ける変化が収率の低下を導びく。
【0004】本発明の目的は、それらの欠点を克服する
ことであり、そしてその目的は、経済的で単純で且つ敏
速であり、そして出発アミノ酸誘導体の不斉炭素原子の
キラリティーの保持を可能にするジオキサン誘導体の調
製方法である。本発明によれば、N−保護されたキラル
四量体酸の前駆体である5−(1−ヒドロキシ−2−ウ
レタンエチリデン)−2,2−ジメチル−1,3−ジオ
キサン−4,6−ジオン誘導体が、少なくとも1つの基
が脂肪族又は脂環式である第三アミンから選択された少
なくとも1つの第三アミンのN−カルボキシ−無水物に
対して2当量よりも多い量の存在下で、不活性有機溶媒
媒体下で、N−ウレタン−保護されたα−アミノ酸N−
カルボキシ−無水物(UNCA)とメルドラム酸とを反
応せしめることによって調製される。前記アミンの他の
基は、ひじょうに種々であり、同一か又は異なったもの
であり、たとえば脂肪族基、脂環式基、脂芳香族基、芳
香族炭化水素基、又は芳香族又は非芳香族複素環式基又
は窒素原子により結合され、又はそれと共にたぶん他の
ヘテロ原子を含んで成る複素環式化合物を形成する基で
ある。
【0005】反応スケムは次の通りである:
【0006】
【化1】
【0007】ここで、Rはα−アミノ酸残基を表わし、
そしてXはウレタン官能基を形成する保護基を表わす。
それらのジオキサン−ジオン誘導体(3)は、既知方法
で、たとえばP. Jouinなど、上記又はJ. Poncet, J. Ch
em. Soc. Perkin Trans., 1, 1990, 611による文献に記
載されるような方法で続いて、N−保護された四量体酸
誘導体(4)にまずすべて転換され、これは還元され、
4−ヒドロキシ−2−ピロリジノン誘導体(5)が付与
される。後者の化合物のレジオセレクティブ(regi
oselective) 加水分解に基づいて、3−ヒ
ドロキシ−4−アミノ酸の純粋なN−保護されたジアス
テレオ異性体(6)、たとえばスタチン又はその類似体
が得られる。
【0008】この転換のための反応スケムは次の通りで
ある:
【0009】
【化2】
【0010】出発原料として使用されるN−ウレタン−
保護されたα−アミノ酸N−カルボキシ−無水物(1)
(UNCA)は、市販されており、又はJ.Am.Ch
em.Soc.,第112巻、No.20,1990,
7414−7416の文献に記載されるようにして調製
され得る既知の安定した化合物である。無水物を形成す
るα−アミノ酸の側鎖が官能基を担持する場合、その官
能基は一般的に、ペプチド合成において通常の保護基に
より保護される。
【0011】無水物のアミン官能基は、ペプチド合成に
おいてこの官能基のために通常使用され、そしてウレタ
ン官能基を形成する保護基の1つにより保護される。言
及され得る好ましい基は、(9−フルオレニルメチル)
オキシカルボニル(Fmoc)、tert−ブチルオキ
シ−カルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボニル
(Z)及びアクリルオキシカルボニル(Alloc)基
である。
【0012】メルドラム酸(イソプロピリデンマロネー
ト)は、市販されている既知の化合物である。N−ウレ
タン−保護されたα−アミノ酸N−カルボキシ−無水物
は、出発化合物のキラリティーを同時に保持しながら、
四量体酸誘導体の前駆体であるジオキサン−ジオン誘導
体を得るために、メルドラム酸とひじょうに容易に反応
せしめられ得ることが見出された。
【0013】少なくとも1つの第三アミンの存在がその
反応を起こすためには必要である。特に有用である第三
アミンの中で、脂肪族部分が1〜8個の炭素原子をそれ
ぞれ有し、そして/又は脂環式部分が6〜8個の炭素原
子をそれぞれ有するアミンが有用であり、前記部分はた
ぶん芳香族基により置換され、そして特に、トリエチル
アミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、トリシクロヘキシルアミン、N,N−ジ(フェニル
エチル)メチルアミン、1つの基が環状芳香族系、たと
えばN,N−ジメチル−又はN,N−ジエチルアニリン
から成る第三アミン、Mischler’sケトンとし
ても知られている4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベ
ンゾフェノン、N,N−ジメチルアミノピリジン及び窒
素原子が複素環式化合物の一部を形成するもの、たとえ
ばN−メチルモルホリン及びN−メチルイミダゾールが
好ましい。
【0014】安価な第三アミンが一般的に選択される。
ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミン及びN
−メチルモルホリンがひじょうに適切である。無水物及
びメルドラム酸は一般的に、理論量で使用され、そして
第三アミンは無水物に対して2当量よりも高い量で、好
ましくは3当量の量で使用される。
【0015】反応は不活性有機溶媒媒体において行なわ
れる。言及され得る適切な溶媒は、塩素化されても又は
されなくても良い脂肪族又は芳香族炭化水素、たとえば
ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、トルエン、
クロロベンゼン、環状又は非環状エーテル及びケトンで
ある。ジクロロメタン又はテトラヒドロフランがじしば
使用される。
【0016】多量の溶媒は一般的に必要ではない。その
工程はしばしば濃縮反応媒体において行なわれる。構成
成分は無水性であることが好ましい。他の工程に反し
て、反応媒体を冷却することは絶対的に必要ではない。
20℃の範囲での室温がその工程を実施するためにひじ
ょうに適切である。
【0017】所望するジオキサン−ジオン誘導体は一般
的に数分以内で得られる。それらは、通常の処理、たと
えば洗浄及び溶媒の蒸発を用いて粗形で、ひじょうに容
易に回収される。これらは続いて、既知手段により、四
量体酸誘導体に容易に転換され得る。所望する場合、そ
れらは標準の方法により精製され得る。本発明の方法
は、安定した化合物から実施され、取扱うのに高価であ
り又は困難である反応体の使用又は特定の反応条件を必
要とせず、そして早い、ジオキサン−ジオン誘導体の調
製の段階により、四量体酸路を通しての4−アミノ−3
−ヒドロキシ酸及びその誘導体の合成を簡単にすること
を可能にする。
【0018】次の例は例示的であって、本発明を限定す
るものではない。すべての例において、出発材料は
(L)形で存在する。この方法は、反対の形態を有する
化合物の調製に同等に適用できることは明白である。
【0019】
【実施例】例1〜16 5−(1−ヒドロキシ−2−ウレタンエチリデン)−
2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4,6−ジオ
ン誘導体(3)を、次の一般的な実験方法により調製す
る:1当量のUNCA(1)及び1当量のメルドラム酸
(2)を、3当量のトリエチルアミン、ジイソプロピル
エチルアミン又はN−メチルモルホリンの存在下で室温
(20℃の領域)でジクロロメタン(DCM)又はテト
ラヒドロフラン(THF)(2ml/mモル)において反
応せしめる。その反応を、次の溶離液系を用いて薄層ク
ロマトグラフィー(TLC)によりモニターする:酢酸
エチル(EtOAc)/メタノール(MeOH)/酢酸
(AcOH):95/3/2(溶離液の比は、本明細書
を通して体積により示される)。それは一般的に、数分
で終わる。反応媒体をDCMに取り、そして5%水性K
HSO4 溶液及び次に水により洗浄する。それを続い
て、硫酸ナトリウム上で乾燥せしめ、そして有機相を所
望する化合物(3)を得るため減圧下で濃縮する。
【0020】得られるジオキサン−ジオン誘導体が出発
材料の形態を保存することを確証するために、それらを
四量体酸誘導体(4)に転換し、次にそれらを次の手段
で、4−ヒドロキシ−2−ピロリジノン誘導体(5)に
転換する:上記得られた粗誘導体(3)をメタノール又
は酢酸エチルに溶解し、そしてその溶液を還流温度にす
る。その反応をTCL(EtOAc/MeOH/AcO
H:93/3/2又はEtOAc/ヘキサン/AcO
H:7/3/1)によりモニターする。それは1〜2時
間で終わる。蒸発の後、反応混合物をEtOAcに取
り、そして5%水性KHSO4 、飽和炭酸水素ナトリウ
ム及び飽和NaCl溶液により洗浄する。乾燥及び蒸発
の後、化合物(4)を得る。
【0021】それを化合物(5)に転換するために、そ
れをDCM/AcOH(10/1)混合物に取り、そし
て氷浴において冷却する。2モル当量(8水素化物当
量)のNaBH4 を、激しく撹拌された反応媒体に約1
時間にわたって滴下し、これは同じ温度で数時間維持さ
れる。反応をTLC(EtOAc/MeOH/AcO
H:95/3/2又はDCM/EtOAc:7/3)に
よりモニターする。必要なら、一層の水素化物を添加す
る。続いて、反応媒体を氷−水混合物を添加することに
よって加水分解する。沈降により前記相を分離した後
に、有機相を水により洗浄し、乾燥し、そして蒸発す
る。残留混合物を、溶媒系EtOAc/ヘキサン:5/
5又はDCM/EtOAc:7/3を用いてシリカ上で
クロマトグラフィー処理し、そして純粋な4−ヒドロキ
シ−2−ピロリジノン誘導体(5)を得る。
【0022】種々のN−保護されたアミノ酸のN−カル
ボキシ−無水物から得られた結果を次の第1〜第3表に
集める。単離された化合物の収率を、例1〜13で得ら
れた粗化合物に関して及び例14〜16で得られる精製
された化合物に関して、出発UNCAからすべての例に
おいて計算する。例5〜13においては、四量体酸誘導
体(4)を調製した。旋光性を粗生成物に対して測定し
た。質量スペクトルを予測される構造に従がう。 1
NMRスペクトル(250HMz )は、化合物の構造を確
証する。
【0023】例14〜16においては、4−ヒドロキシ
−2−ピロリジノン誘導体(5)を調製し、そして精製
した。行なわれた測定は、出発材料のキラクティーが保
存されたことを示す。同じ一般的な実験方法によれば、
4−ヒドロキシ−2−ピロリジノン誘導体(5)をま
た、Fmoc−L−Ala,Fmoc−L−Ile,F
moc−L−Thr(OBut),Boc−L−Va
l,Boc−L−Ala,Z−L−Ala,Fmoc−
L−Lys(Alloc)(収率:72%)、Fmoc
−L−Met(収率:80%)のUNCAから調製し
た。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】例17:(3S,4S)−6−メチル−4
−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−ヒドロキシヘプ
タン酸(Boc−スタチン)の調製。 本発明の方法が所望する形態を有するスタチン及びその
類似体の獲得を可能にすることを確かめるために、Bo
c−スタチンを、上記例に記載される一般的な実験方法
を用いて、Boc−L−ロイシンのUNCA2.49g
から調製する。(4S,5S)−4−ヒドロキシ−5−
イソブチル−1−t−ブトキシカルボニル−2−ピロリ
ジノン1.62g(収率:65%)を得、その特徴は次
の通りである:融点(mp)=92−93℃;Rf=
0.58(溶離剤:EtOAc/ヘキサン:75/2
5);〔α〕D 20=+55°(c=1,MeOH); 1
H NMR(CDCl3 )δppm :0.90(6H,d
d,Me);1.48(9H,s,Boc);1.72
(3H,m,CH及びCH2 );2.60(2H,d
q,H−3);4.15(1H,m,H−5);4.5
0(1H,m,H−4)。
【0028】この4−ヒドロキシ−2−ピロリジノン1
gを、アセトン5mlに溶解する。1Mの水酸化ナトリウ
ム2mlを滴下する。2時間後、反応混合物を希塩酸によ
り注意してpH3〜4に酸性化する。得られるBoc−ス
タチンを水の添加により沈殿せしめ、排水し、水及び次
にヘキサンにより洗浄し、そして水酸化カリウムペレッ
トの存在下で真空下で乾燥せしめる。このスタチン81
0mgを、次の特徴を有する白色固形物の形で得る:mp
=120−120℃;Rf=0.52(溶離剤CHCl
3 /MeOH/AcOH:180/10/5);〔α〕
D 20=+41.9°(c=1,MeOH); 1H NM
R(DMSO−d6 )δppm :0.85(6H,dd,
CH3 );1.26(2H,m,CH3 );1.37
(9H,s,Boc);1.55(1H,m,CH);
2.21(2H,m,H−2);3.51(1H,m,
H−4);3.80(1H,m,H−3);6.31
(1H,d,NH);MS−FAB+;276。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン マルティネ フランス国,34570 ソーサン,シュマン デ ロメン(番地なし) (72)発明者 フィリップ−フランソワ ウィンテルニト フランス国,34000 モンペリエール,レ ジデンス ブランシュ コロンブ,リュ ラ ソルベ,23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5−(1−ヒドロキシ−2−ウレタンエ
    チリデン)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−
    4,6−ジオン誘導体の調製方法であって、N−ウレタ
    ン−保護されたα−アミノ酸N−カルボキシ−無水物
    が、少なくとも1つの基が脂肪族又は脂環式である第三
    アミンから選択された少なくとも1つの第三アミンのN
    −カルボキシ−無水物に対して2当量以上の量の存在下
    で、不活性有機溶媒媒体下でメルドラム(Meldru
    m’s)酸と反応せしめられることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記アミンの脂肪族部分が1〜8個の炭
    素原子をそれぞれ有し、そして前記脂環式部分が6〜8
    個の炭素原子をそれぞれ有することを特徴とする請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第三アミンがジイソプロピルエチル
    アミン、トリエチルアミン及びN−メチルモルホリンか
    ら選択されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第三アミンが前記N−カルボキシ−
    無水物に対して3当量の量で添加されることを特徴とす
    る請求項1〜3のいづれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記無水物及びメルドラム酸が理論的量
    で反応せしめられることを特徴とする請求項1〜4のい
    づれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記無水物のアミン官能基の保護基が
    (9−フルオレニルメチル)オキシカルボニル、ter
    t−ブチルオキシカルボニル、及びベンジルオキシカル
    ボニル基から選択されることを特徴とする請求項1〜5
    のいづれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記無水物のアミン官能基の保護基がア
    リルオキシカルボニル基であることを特徴とする請求項
    1〜6のいづれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記N−カルボキシ−無水物を形成する
    α−アミノ酸の側鎖により担持される官能基が保護され
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記溶媒媒体が脂肪族又は芳香族の塩素
    化された又は塩素化されていない炭化水素、環状又は非
    環式エーテル及びケトンから選択されることを特徴とす
    る請求項1〜7のいづれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記5−(1−ヒドロキシ−2−ウレ
    タンエチリデン)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキ
    サン−4,6−ジオン誘導体が粗形で回収されることを
    特徴とする請求項1〜8のいづれか1項記載の方法。
JP6218678A 1993-09-15 1994-09-13 キラル四量体酸誘導体の前駆体である5−(1−ヒドロキシ−2−ウレタンエチリデン)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4,6−ジオン誘導体の立体特異的調製法 Ceased JPH07149753A (ja)

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FR9310965 1993-09-15

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