JPH0714955Y2 - 時計の振動板と裏蓋の止め構造 - Google Patents

時計の振動板と裏蓋の止め構造

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JPH0714955Y2
JPH0714955Y2 JP1985124085U JP12408585U JPH0714955Y2 JP H0714955 Y2 JPH0714955 Y2 JP H0714955Y2 JP 1985124085 U JP1985124085 U JP 1985124085U JP 12408585 U JP12408585 U JP 12408585U JP H0714955 Y2 JPH0714955 Y2 JP H0714955Y2
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JP
Japan
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diaphragm
watch case
back cover
screw
watch
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JP1985124085U
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English (en)
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JPS6232390U (ja
Inventor
泰雄 前川
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、時計ケースの裏蓋止め構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第3図は従来例であり、時計ケースの裏蓋止め構造部の
断面図である。この構造は裏蓋2に圧電素子4が接着さ
れており、ネジ3を4本使用して時計ケース1と裏蓋2
とをネジ固定していた。裏蓋2はネジ3を時計ケース1
に締めつける事でOリング5を圧接し、内部の気密性を
保つと共に、圧電素子4の働きでアラームを発する振動
板を兼ねていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、この従来構造は落下等の衝撃により圧電
素子がひび割れや接着はがれなどの危険があった。また
裏蓋には刻印が型打ちされるため変形しやすく、圧電素
子の接着品質あるいは音量が小さくなる等の問題もあっ
た。さらに振動板と裏蓋との別体タイプと比べると共鳴
効果がないためどうしてもこの裏蓋鳴りタイプの構造は
音量が小さくなる欠点を有していた。
本考案は従来の欠点を解決するため、裏蓋を合成樹脂に
し、かつ、振動板と裏蓋を別体としたものであり、本考
案の目的は耐衝撃性を向上し音量を大きくする裏蓋止め
構造を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、この考案の構成は下記の通り
である。
圧電素子を固着した振動板及び放音孔を有する裏蓋を、
Oリングを介して時計ケースに段付きネジにより固定し
た構造において、前記ネジは、時計ケースに螺合する先
端部に連続して第1の段部と、該第1の段部に連続して
第2の段部とをそれぞれ有して断面が階段状をなしてお
り、前記時計ケース下面に振動板と、該振動板の外側を
覆う様に合成樹脂からなる裏蓋をそれぞれ配設し、前記
裏蓋の外周部上面と前記時計ケース下面との間に前記振
動板の外周部を挟むことによって連通した孔に前記ネジ
を挿通すると共に前記時計ケースに螺合させ、前記第1
の段部によって振動板を時計ケースに圧接させることに
より、前記時計ケースの内周下面に配設した防水用のO
リングを振動板の上面で圧接させ、第2の段部によって
裏蓋を振動板に圧接し、前記振動板の中央部と裏蓋の中
央部の間に空間を設けたものである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。第1
図、第2図は本考案の一実施例で、第1図は時計ケース
の裏蓋止め部を示す部分断面図であり、第2図は放音孔
部を示す部分断面図である。第1図に示す通り、裏蓋7
の外周部上面と時計ケース6の下面との間に振動板8の
外周部を挟む様にして配設し、連通した時計ケース6、
振動板8、裏蓋7の孔にネジ9を挿入してネジ9を時計
ケース6に螺合することによって、振動板8、裏蓋7を
時計ケース6に固着している。ネジ9は断面が階段状を
なし、第1の段部9a、第2の段部9bの2つの段部を持っ
ており、時計ケース6と螺合する先端部に連続して第1
の段部9a、第1の段部9aに連続して第2の段部9bが形成
されている。第1の段部9aで振動板8を時計ケース6の
下面に圧接し、第2の段部9bで裏蓋7を振動板8に圧接
している。4本のネジ9によって、裏蓋7、振動板8を
時計ケース6に締めつける事により、時計ケース6の内
周下部に設けた段部と振動板8の上面によってOリング
11を圧縮し、内部の気密性を保っている。また、振動板
8の外側を覆う様にして配設され、ネジ9の第2の段部
9bと振動板8との間に外周部をはさまれる裏蓋7は、合
成樹脂製のため振動板8を衝撃等より保護している。そ
して振動板8に圧電素子10を固着し、振動板8と裏蓋7
のそれぞれの中央部の間には適当な空間を設けてあるの
で、アラームの共鳴効果を作っている。アラームは第2
図放音孔12より外に聞こえる。ネジ9に2つの段部を設
ける事により、ネジ9の締め過ぎによる合成樹脂の裏蓋
7の変形や破壊を防ぐ事ができる。
尚、本実施例ではネジ9を4本使用したが、これに限る
ものでないことは言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案によれば、合成樹
脂の裏蓋で振動板がカバーされていると共に、時計ケー
スの下面で振動板上面とでOリングを圧縮しているの
で、裏蓋部の防水性を有することはもとより、落下等の
衝撃による圧電素子のひび割れや接着はがれの問題を解
決できる。更に、ネジに2つの段部を設けた事により、
ネジの締め過ぎによる合成樹脂の裏蓋の変形や破損を防
ぐことができる。そして裏蓋と振動板は別体であるた
め、これらの空間を利用した共鳴効果で音量を大きくす
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の一実施例を示し、第1図は時
計ケースの裏蓋止め部の部分断面図、第2図は放音孔部
を示す部分断面図、第3図は従来例の時計ケースの裏蓋
止め部の部分断面図である。 6……時計ケース、7……裏蓋、8……振動板、9……
ネジ、9a……第1の段部、9b……第2の段部、10……圧
電素子、11……Oリング、12……放音孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−48564(JP,A) 実開 昭52−20871(JP,U) 実開 昭57−86489(JP,U) 実開 昭56−105877(JP,U) 実開 昭56−58489(JP,U) 実開 昭57−24585(JP,U) 実公 昭54−9178(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電素子を固着した振動板及び放音孔を有
    する裏蓋を、Oリングを介して時計ケースに段付きネジ
    により固定した構造において、前記ネジは、時計ケース
    に螺合する先端部に連続して第1の段部と、該第1の段
    部に連続して第2の段部とをそれぞれ有して断面が階段
    状をなしており、前記時計ケース下面に振動板と、該振
    動板の外側を覆う様に合成樹脂からなる裏蓋をそれぞれ
    配設し、前記裏蓋の外周部上面と前記時計ケース下面と
    の間に前記振動板の外周部を挟むことによって連通した
    孔に前記ネジを挿通すると共に前記時計ケースに螺合さ
    せ、前記第1の段部によって振動板を時計ケースに圧接
    させることにより、前記時計ケースの内周下面に配設し
    た防水用のOリングを振動板の上面で圧縮させ、第2の
    段部によって裏蓋を振動板に圧接し、前記振動板の中央
    部と裏蓋の中央部の間に空間を設けたことを特徴とする
    時計の振動板と裏蓋の止め構造。
JP1985124085U 1985-08-13 1985-08-13 時計の振動板と裏蓋の止め構造 Expired - Lifetime JPH0714955Y2 (ja)

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