JPH0714914B2 - 2環状アミン触媒 - Google Patents

2環状アミン触媒

Info

Publication number
JPH0714914B2
JPH0714914B2 JP63049925A JP4992588A JPH0714914B2 JP H0714914 B2 JPH0714914 B2 JP H0714914B2 JP 63049925 A JP63049925 A JP 63049925A JP 4992588 A JP4992588 A JP 4992588A JP H0714914 B2 JPH0714914 B2 JP H0714914B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon atoms
azabicyclo
group
formula
alkyl group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63049925A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63243071A (ja
Inventor
― ハインツ・グルツエク カール
ハイコ・フンベルト
Original Assignee
レヴェーデア・アクチェンゲゼルシャフト・フユア・ミネラロエル・ウント・ケミイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by レヴェーデア・アクチェンゲゼルシャフト・フユア・ミネラロエル・ウント・ケミイ filed Critical レヴェーデア・アクチェンゲゼルシャフト・フユア・ミネラロエル・ウント・ケミイ
Publication of JPS63243071A publication Critical patent/JPS63243071A/ja
Publication of JPH0714914B2 publication Critical patent/JPH0714914B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/18Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
    • C08G59/68Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the catalysts used
    • C08G59/686Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the catalysts used containing nitrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with one carbocyclic ring
    • C07D209/52Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with one carbocyclic ring condensed with a ring other than six-membered
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/16Catalysts
    • C08G18/18Catalysts containing secondary or tertiary amines or salts thereof
    • C08G18/20Heterocyclic amines; Salts thereof
    • C08G18/2045Heterocyclic amines; Salts thereof containing condensed heterocyclic rings
    • C08G18/2054Heterocyclic amines; Salts thereof containing condensed heterocyclic rings having one nitrogen atom in the condensed ring system

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Artificial Fish Reefs (AREA)
  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は,シクロペンタジエンとアンモニウム塩又は第
1アミンの塩及びカルボニル化合物との反応,該塩の中
和及び,場合により2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタ
ンの誘導体の形成のための該塩基の水素化による置換2
−アザビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エンの製造,並
びにこの方法で得られた生成物のアミン触媒としての適
用に関する. N−アルキル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタンが
N−アルキル−アミノメチルシクロペンタン化合物から
ホフマン−レフラ−フライタク反応で製造できることは
知られている.この原料はシクロペンタン カルボン酸
及び第1アミンから数工程で合成される[P.G.Gassmann
and D.C.Heckert,Tetrahedron 21,2725,1965 参照].
例えばN−エチル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタ
ンは24%の全収量で合成できる.全収量が低く,かつ原
料として用いるシクロペンタジエン カルボン酸が高価
であるため,上記製造方法は当業界で受入れられていな
い. さらに,窒素に置換された2−アザビシクロ[2,2,1]
ヘプト−5−エン誘導体はイミニウム塩とシクロペンタ
ジエンとを反応させて製造できる[S.D.Larsen and P.
A.Grieco,J.Am.Chem.Soc.107,1768,1985参照].ラーセ
ンとグリーコはアミノヒドロクロリドとフォルマリンを
30〜40モル%過剰で用いて水/シクロペンタジエン2相
系で室温又は僅かに高温で反応を行った. 線状,モノー,又はビサイクリック アミンはポリウレ
タンの製造の触媒として当業界で通常に用いられてい
る.本発明の目的は,触媒に適し,技術的に利用し易く
安価な原料から合成することができる新規2環状アミン
を製造することである. この課題は,一般式 の,2位置及び場合により3位置が置換された2−アザビ
シクロ[2,2,1]ヘプト−5−エン誘導体,及び,一般
の対応する2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン誘導体
を,単独又は又の触媒との混合物として,ポリウレタン
及びポリエポキシ樹脂の製造のための触媒として使用す
る方法, [上記式中, R1は炭素原子数1〜8のアルキル基,炭素原子数2〜8
のアルケニル基,炭素原子数5〜9のシクロアルキル又
はアルキルシキルアルキル基,ベンジル又は炭素原子数
8〜10のアルキルベンジル基,炭素原子数3〜10とヘテ
ロ原子N,O,又はSの1以上を有するヘテロアリール基, −(CH2)a−P, −(CH2)b−T−(CH2)c−U,又は −(CH2)d−V−(CH2)e−W− (CH2)f−X, [式中,a乃至fは2,3,又は4であり, P,U,Xは,同一又は異なり,OH,O−アシル,N−アシル,N−
アルキル,N−ジアルキルで,該アルキル基は1〜4の炭
素原子を有し好ましくはメチルであるか,又は2−アザ
ビシクロ[2,2,1]ヘプチルであり、 T,V,Wは,同一又は異なり,O,NH,又はN−アルキルで,
該アルキル基は1〜4の炭素原子を有し好ましくはメチ
ルである] を表わし, R2は,水素又は炭素原子数1〜4のアルキル基,好まし
くは水素を表わす.],及び 次の式 に従ってシクロペンタジエンとアンモニアの強酸塩又は
第1アミンの該塩及びアルデヒドを反応させ,該塩を少
なくとも当量の強塩基で中和するか又は塩基性交換樹脂
で処理して遊離塩基を形成し場合により対応する2−ア
ザビシクロ[2,2,1]ヘプタン誘導体を得るために貴金
属触媒の存在下で遊離塩基を接触水素化することによる
2位置又は場合により3位置が置換された2−アザビシ
クロ[2,2,1]ヘプト−5−エン誘導体の製造方法, [上記式中, R1は非分枝鎖で炭素原子数3〜8及び分枝鎖で炭素原子
数5〜8のアルキル基,炭素原子数2〜8のアルケニル
基,炭素原子数5〜9のシクロアルキル又はアルキルシ
キルアルキル基,炭素原子数8〜10のアルキルベンジル
基,炭素原子数3〜10とヘテロ原子N,O,又はSの1以上
を有するヘテロアリール基, −(CH2)a−P,又は −(CH2)b−T−(CH2)c−U, [式中,a乃至cは2,3,又は4であり, P,Uは,同一又は異なり,OH,O−アシル,N−アシル,N−ア
ルキル,N−ジアルキルで,該アルキル基は1〜4の炭素
原子を有し好ましくはメチルであるか,又はアザビシク
ロ[2,2,1]ヘプチルであり, Tは,O,NH,又はN−アルキルで,該アルキル基は1〜4
の炭素原子を有し好ましくはメチルである] を表わし, R2は,水素又は炭素原子数1〜4のアルキル基,好まし
くは水素を表わし, Xは,強酸の残基を表わす.] によって解決された. 2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−エン及び2−
アザビシクロ[2,2,1]ヘプタンはそれ自体既知の有機
化学合成に従って製造される.原料は第1アミン又はそ
の強酸との塩と,カルボニル化合物,シクロペンタジエ
ンである.フォルムアルデヒドは好ましいカルボニル成
分である. 新規方法は2合成工程で行われる. 第1工程は,2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−エ
ン誘導体の製造を包含する.このため,第1アミンを強
鉱酸,例えば塩酸,硫酸,燐酸,又は強有機酸,例えば
p−トルエンスルフォン酸,又はその混合物で中和し,
カルボニル化合物,特にフォルムアルデヒドと反応させ
てイミニウム塩を形成し,さらに,シクロペンタジエン
の添加後,2相系で特に40〜45°で2−アザビシクロ[2,
2,1]ヘプト−5−エン誘導体に転換する. 反応は酸性pH範囲でのみ,好ましくは2〜6のpH範囲,
特に2〜3で起る. 塩化アンモニウムのようなアンモニウム塩は中位の収量
を与える.フォルムアルデヒドがアルキル化作用を有
し,蒸溜による分離が困難な2−アザビシクロ[2,2,
1]ヘプタン及びN−メチル−2−アザビシクロ[2,2,
1]ヘプタンの混合物が生成するからである. 強塩基,例えば水酸化アルカリ,アルカリ土類酸化物,
アルカリ土類ハイドロキサイド,又は有機塩基の添加に
より,アミンは2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプト−5
−エン誘導体の塩から遊離する. 第2合成工程では,2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプト−
5−エンを水素化する.この操作では純粋の2−アザビ
シクロ[2,2,1]ヘプト−5−エン誘導体を用いる必要
はない.その代わりに未だ水を含む粗生成物を触媒の存
在下既知方法で直接水素化できる. 水素化は,貴金属触媒,特に白金族触媒,好ましくはパ
ラジウムの存在下で加圧下で通常は行われる.この操作
はまた昇温下でも行ない得る. 水素化には遊離塩基又は溶液として得られた塩直接でも
用い得る.好ましくは,遊離の塩基を水素化する.この
方法はバッチ式でも又は連続式でも行うことができる. 2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−エン及び2−
アザビシクロ[2,2,1]ヘプタンは両者共固体物質であ
る[A.Heesing and W.Herdering,Chem.Ber.116,1081−1
096,1983参照].得られる他の化合物はすべて減圧蒸溜
できる液体である. 2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン誘導体は,形成が
逆転して部分的に原料に分解する当初の2−アザビシク
ロ[2,2,1]ヘプト−5−エン誘導体より熱的に安定で
ある.揮発化合物はアミン状の匂いで特徴付けられる.
高沸点2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン誘導体は実
際上無臭である. 上記方法で得られる2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタ
ン誘導体は,さらに側鎖R1がOH,ハロゲン,又はNH基を
有するときに変性できる.例えば,N−(2−ヒドロキシ
エチル−),又はN−(2−ヒドロキシエトキシエチ
ル)−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタンのOH基は次
の式に示すようにエステル化又はエーテル化できる. 式中, h,i=同一又は異なり,2,3,又は4,R2,R4,R5=炭素原子
数1〜4のアルキル,好ましくはメチル, Y=O,アルコキシ,NH,又はN−アルキル,好ましくはN
−メチル, Q=ハロゲン. 異なるアミンを選択したり2−アザビシクロ[2,2,1]
ヘプタン誘導体の側鎖の官能基を変えることによって意
図する用途に調節できる. 本発明の2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン誘導体の
製造方法は,現在まで未知であり,化学的に第3アミン
の範囲に属する各種の物質の合成を可能にする. 当業者は第3アミンは多くの異なる用途を有することを
知っている.技術的及び経済的観点からはプラスチック
工業は第3アミンの利用の特に重要な分野である. この工業においては,第3アミンは交叉結合反応の反応
促進剤として用いられる.この用途,特にポリウレタン
工業では,本発明は新規要求に有効に適合する新規タイ
プの触媒を提供する.この要求は例えば新規利用技術,
経済,工業衛生,生産安全,環境保護等から生じる. 各種の利用への適合性が優れているため,ポリウレタン
プラスチックスは工業生産に広く用いられている.更
に過去数十年,多くの種類の用途が特定の用途に向けら
れた各種の生産技術の発展に伴って生じてきた. フォーム,マイクロセルラー,エラストマー,接着剤,
ワニス等の得られる構造とは無関係に,ポリウレタン結
合はポリオール及び多官能性イソシアネートによって形
成される.更に,それぞれの用途に必要とされる各種の
補助剤,例えば,フォーム安定剤,難燃剤,乳化剤等を
一緒に用いることは技術常識である. 補助剤のうちで,触媒は重要な役割を果たす.一方で
は,触媒はウレタン結合の形成を促進する. 他方,フォーム系において,水発泡フォームを考慮する
限り,水及びイソシアネートの反応も触媒作用される.
この反応では二酸化炭素が発泡気体としてその場で発生
する. H2O+O=C=N−R →CO2+H2N−R 触媒として各種の化学構造の有機金属化合物及び第3ア
ミンを使用することは公知である.有機金属化合物のう
ちで,スズ化合物[例えば,ジブチル チン(IV) ジ
ラウレート,チン(II)ジオクトエートは最も良く知ら
れた物質である]が卓越したものである. 有機金属化合物はすべてルイス酸であり,第3アミンは
同様に強触媒作用を有するルイス塩基である. 当業者はルイス酸とルイス塩基との同時使用は通常相乗
作用で特徴付けられることを知っている. このような相乗作用系の使用はそれぞれ適用に左右され
ることが大きい. 更に,多くの適用においてアミンだけを触媒として用い
られることも公知である. 関連技術文献で数多くのアミンが触媒として示唆されて
いる[Stanford Res.Report No.10A and 10B;U11mann,4
th edition,Kunststoffhandbuch,Vol.VII,Polyurethane
s,Hanser Verlag,Munchen,Wien 1983参照]. 然しながら,当業界では広い範囲で受入れられたアミン
構造は極めて限られている.当業者には,このようなア
ミン構造は知られており,最も重要なものをあげると,
1,4−アザビシクロ[2,2,2]オクタン,ビス−(2−ジ
メチルアミノエチル)エーテル,ジメチルシクロヘキシ
ルアミン,ジメチルエタノールアミン,ジメチルベンジ
ルアミン,メチルモルフォリン,エチルモルフォリンで
ある. 実際上,アミン混合物の使用は好ましいものになること
が多い.この関連で通常使われることが少ないアミン,
例えばピペラジン誘導体,アルキル化脂肪アミン等が勧
められ,公知である. 上記のタイプの触媒のうち,広く用いることができ,高
活性を有し大規模に経済的に生産できるものが特に当業
界に受入れられる. 一定の2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン誘導体が特
にこの目的に適することが見出だされたことは驚くべき
ことである. これらの2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン誘導体は
安価な原料から大規模に生産できる. 2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン誘導体がC−数が
同一であるにも拘らず通常の単環アミン触媒より極めて
高い活性を有することは極めて驚くべきことである.例
えば,適用された処方において,N−エチル−2−アザビ
シクロ[2,2,1]ヘプタンの作用はN,N−ジメチルシクロ
ヘキシルアミンのものと比較して2倍に達する. 窒素の置換基を適当に選択することによって生成物の活
性を必要に応じて調整できることは本発明の触媒の他の
望ましい効果である.他方,経済的観点から1,4−ジア
ザビシクロ[2,2,2]オクタンの変形は正当化されな
い. 即ち,N−メチル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン
はジメチルシクロヘキシルアミンに比べて3〜4倍に活
性が増大する.n−ブチル誘導体はほぼ同様の活性を有す
るが,例えば硬質フォームの製造において良好なレベリ
ング特性を有する. 本発明の合成は本発明の触媒の合成に多数の各種のモノ
ー及びジ−官能性第1アミンの使用の可能性を提供す
る. 本発明のアミン触媒の製造にアルカノール アミン,例
えばモノエタノールアミン,2−アミノエトキシエタノー
ルを用いると,N−(2−ヒドロキシエチル)−2−アザ
ビシクロ[2,2,1]ヘプタン及びN−(2−ヒドロキシ
エトキシエチル)−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタ
ンが生成する. 次のタイプの構造が,OH官能基がイソシアネートにも付
加できるためポリウレタン部分に配合できるアミン触媒
として知られている. N,N−ジメチルエタノールアミン 2−(2−ジメチルアミノエトキシ)エタノール アルカノールアミンから得られる2−アザビシクロ[2,
2,1]ヘプタンの触媒活性は,永く知られているアルカ
ノールアミン,N,N−ジメチルエタノールアミン及び2−
(N,N−ジメチルアミノエトキシ)エタノールより優れ
ていることは驚くべきことである. 更に,他の利点も認められる.例えば,著しく低い揮発
性及び,ポリウレタン製品の製造中に臭公害が極めて減
少し,良好な硬化等である. 本発明の他のN−置換2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプ
タン誘導体は,ジアミンから誘導される.例えば次の親
物質からである. H2N−(CH2)n−NH2 [式中,n=2,3,4,等;エチレンジアミン,1,3−ジアミノ
プロペン等] 及び H2N−CH2−CH2−O−CH2−CH2−NH2 [ビスアミノエチルエーテル] 本発明のアミン触媒の2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプ
チル残基対称及び非対称誘導体から,選択した合成条件
に応じて,次のものが製造できる. N−(3−ジメチルアミノプロピル−)2−アザビシク
ロ[2,2,1]ヘプタン N−(2−ジメチルアミノエトキシエチル−)2−アザ
ビシクロ[2,2,1]ヘプタン 又は ビス−(2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプチル−エチル
−)エーテル. これらはすべて極めて驚くべき効果によって特徴付けら
れる. 例えば化合物 ,ビス−(2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプチル−エチ
ル−)エーテル, の活性は,ビス−(2−モルフォリノエチル−)エーテ
ルに比べて極めて増大し,この物質を用いてコールド
モールド フォーム[HRフォーム]が製造でき硬化は極
めて迅速に起る. 他方,その分子量及び窒素の環状置換基の結果として,
ビス−(2−モルフォリノエチル−)エーテル は,ビス−(2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプチル−エ
チル−)エーテルと比べて全く異なるタイプの触媒であ
る.ビス−(2−モルフォリノエチル−)エーテルは水
/イソシアネート反応[発泡反応]を促進する良好な活
性を有するが,ゲル化作用は低い. このようにビス−(2−モルフォリノエチル−)エーテ
ルは,ポリエステル柔軟性フォームを製造するに適した
良好な発泡剤であるが,ゲル化効率のためにポリエーテ
ル柔軟性フォーム[コルド モールド フォーム,HRフ
ォーム]の製造には全く不適当である. 最後に,2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−エンは
本発明により触媒活性を有することを指摘すべきであ
る.然しながら,この物質は極めて感受性で,熱,光,
及び/又は空気[酸素]の影響下で迅速に着色し,最終
的には分解するので実際の使用をかなり限定する欠点が
ある. 本発明が提供するポリウレタン触媒の効率は次の例によ
って説明する. 例1[比較触媒] ポリウレタン硬質フォームの製造のため,N,N−ジメチル
シクロヘキシルアミン及び1,4−ジアザビシクロ[2,2,
1]オクタンとN,N−ジメチルアミノエタノールとの混合
物が触媒として通常用いられる.当業者にはN,N−ジメ
チルシクロヘキシルアミンが世界的に特に卓越した触媒
であることが知られている. 技術水準を示すため,N,N−ジメチルシクロヘキシルアミ
ン及び1,4−ジアザビシクロ[2,2,1]オクタンとN,N−
ジメチルアミノエタノールとの混合物を典型的な硬質フ
ォーム処方の比較触媒として選定した. 実験室規模で硬質フォームを製造するため次の処方を用
いた. 例2 ポリウレタン硬質フォーム適用における本発明の新規ア
ミン触媒の特性を示すために,例1と同様の処方を用い
た.相違は異なる2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン
誘導体を用いたことである.それぞれのアミン濃度は例
1に示したフォーム発生時間[rise time]ができるだ
け一致するように選んだ. 表2の結果を比較すると,本発明のアミン触媒は通常の
製品に比べて驚くべき結果を生じる. 触媒,N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン[表2,2行,
例2]及びN−エチル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘ
プタン[表2,4行,例2]を比較すると,これら両物質
は同量の炭素原子を含んでいるが,N−エチル−2−アザ
ビシクロ[2,2,1]ヘプタンは2倍活性であり,発泡中
良好なレベリング特性を有することが示される. 同一量の処方を用いるL−モールド充填[容積%]はフ
ォームの流動性[flowability]を測定する目安である.
L−モールド充填[容積%]が高くなると同一処方の触
媒で達成できる流動及びレベリング特性が良好になる. 例3 この例は本発明のアミン触媒がスプレー フォームに用
いた場合にも驚くべき効果をもたらすことを説明するも
のである. アミン触媒としてN,N−ジメチルシクロヘキシルアミン
の処方1は実際にも用いるスプレーフォーム処方であ
る. 処方2は同一スプレー フォーム処方であるが,N−エチ
ル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタンを用いた. 処方1及び2はグスマ[Gusmer]FF装置,ARA[125]モ
デルを用い,頂温度49℃で発泡させた. 例4 包装フォームの製造にあたって,分子に少なくとも1の
OH官能基を有するアミン触媒が当業界では通常用いられ
る.即ち,アミンはフォームに固定され包装する物品に
望ましくない影響を与えない. 例えば,この分野で実際に通常用いられるタイプの触媒
は,N,N−ジメチルアミノエトキシエタノールである.比
較触媒としてN,N−ジメチルアミノエトキシエタノール
及びN,N−ジメチルアミノエタノールと比較して,N−
(2−ヒドロキシエトキシエチル)−2−アザビシクロ
[2,2,1]ヘプタン及びN−ヒドロキシ−エチル−2−
アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン物質は次の反応性を有
する. 例4の処方1及び3は,高分子量にも拘らず極めて少量
用いた2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン誘導体は処
方2及び4で用いた対応メチル化アルカノールと同様の
効率を有することを示している. 例5 器具パネルフォームはポリウレタンプラスチックスの利
用の他の重要な分野である.このタイプの製品は,フォ
ーム体[金属,プラスチック又は他の物質の支持強化材
と共に又は無しで]プラス製品の可視部を覆う装飾フォ
イルからなる. 通常はPVCフォイルが発泡用途に用いられる.然しなが
ら,PVCフォイルはアミンに極めて感受性である.当業者
には,特に発泡反応完了後に製品に化学的に配合されな
いアミン[例えば,1,4−ジアザビシクロ[2,2,1]オク
タン,トリメチルアミノエチルピペラジン等]はビニー
ル トップ コートに特に強い着色を生じることが知ら
れている.当業者はアルカノールアミン群に属する物質
に興味をいだいている. フォーム処方の成果を最適にするためPVCフォイルに接
触するアミン触媒の着色傾向を特に調べる試験を先行さ
せるのが通常である. 例5はこのような選択試験を説明するものであり,次の
アミン触媒が用いられた. A N−(2−ヒドロキシエチル−)2−アザビシクロ
[2,2,1]ヘプタン [本発明の触媒] B 1−N,N−ジメチルアミノ−3−N′,N′−ビス−
(2−ヒドロキシプロピル−)アミノプロパン [市場で入手できる比較触媒] C N,N,N′−トリメチルアミノエチルエタノールアミ
ン [市場で入手できる比較触媒] D N,N,N′−トリメチルアミノプロピルエタノールア
ミン [市場で入手できる比較触媒] E 1−(ビス−3−ジメチルアミノプロピル−)アミ
ノプロパン−2−オール [市場で入手できる比較触媒] F ジメチルアミノエタノール [市場で入手できる比較触媒] 最初のフォーム試料はできれば類似反応時間を検出する
ためビーカーで製造した. この製造には次の処方を用いた. 長方形の型[約8×8cm,側高さ約2cm]でフォイル被覆
試料を発泡させた.このため赤色PVCフォイル[Davidso
n Rubber]を型に入れ,物質を発泡させ,フォーム試料
を6分後に脱型した.これから5×5cmの大きさのフォ
ーム立方体を切断した後48時間121℃[250°F]でエー
ジングした. 着色に関して試料を肉眼検査して次の結果を得た. 表7 触媒 フォイルの着色 A[本発明] 着色を検出しない B 約50%着色 C 約50%着色 D 完全に着色 E 約70−80%着色 C 約10−20%着色 表5に示されるように,他の触媒に比較して本発明の触
媒,N−(2−ヒドロキシエチル−)2−アザビシクロ
[2,2,1]ヘプタンを用いると,驚くべきことにPVCフォ
イルの着色が生じない. 例6 次の例は屈曲性コールド モールド フォームでビス−
(2−ジメチルアミノエチル−)エーテルと比較したビ
ス(2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプチル−エチル−)
エーテルの使用を説明する. 落球[falling−sphere]試験[Texaco法,R.L.Rowton,
J.Cell.Plast.,16,(5),287−92] によって測定したゲル化[時間に依存するフォームの%
ゲル含量]は次の通りである. 本発明の触媒アミンを用いた処方2は重合体構造の迅速
形成に優れていることが,この結果で示される.実際,
この効果は,発泡触媒,処方1のビス−(2−ジメチル
アミノエチル−)エーテルにゲル化反応を支持する触
媒,通常は1,4−アザビシクロ[2,2,1]オクタンを加え
ることによって多くは達成される. 例6,処方1によって実験室で製造されたフォームはアミ
ン臭いを有するが,処方2によって製造したフォームは
そうではない. [実施例] 2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−エン誘導体の
製造のための一般操作指針 変型A[遊離アミンから出発] 5モルのアミンを濃塩酸又は50%硫酸で中和する.5モル
のフォルマリン水溶液を添加後pH値を2.5に調整する。
インモニウム塩溶液を40℃に加熱し,5.5モル[363.6g]
のシクロペンタジエンを加え反応混合物を沸騰させる.
反応器内の温度は当初の40℃から反応の終りに約45℃に
上昇する.シクロペンタジエンの添加完了後,攪拌を熱
を加えることなく1時間継続する. 過剰のシクロペンタジエン[部分的にはジシクロペンタ
ジエンとして]を次いで上相として分離する.5.25モル
[420g]の50%水酸化ナトリウム溶液を2−アザビシク
ロ[2,2,1]ヘプト−5−エン誘導体が塩として溶解し
ている水相に加え,遊離塩基を分離する.水易溶性化合
物,例えば2−メチル2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプ
ト−5−エンで,水相をNaOH又はKOHで飽和すべきであ
る. 粗生成物を固体NaOH又はKOHの添加で乾燥し真空蒸溜す
る. 変型B[アミモニウム塩から出発] この方法は水易溶性2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプト
−5−エン誘導体の製造に特に適している.5モルのフォ
ルムアルデヒド水溶液を5モルのアンモニウム塩,例え
ば塩化物,硫酸塩,燐酸塩に激しく攪拌しながら加え
る.pH値を2.5に調整し,変形Aと同様に進行させる. 例1 N−メチル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−
エン[I] 変型Aに従い,443.7g[5モル]のメチルアミンの35%
水溶液を反応させる.真空蒸溜後,468gの純度99%の
[I]が67.5%の[I]を含む水性粗生成物712gから得
られる.これは理論量の83%の収率に相当する. 例2 N−メチル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−
エン[I] 337.6gの塩化メチルアンモニウムを変型Bに従って反応
させ処理する.真空蒸溜後,494gの[I]が98.5%の純
度で得られる.これは理論量の87.5%の収率に相当す
る. 例3 N−エチル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−
エン[II] 変型Aに従って,322g[5モル]のエチルアミンの70%
水溶液を反応させ処理する.真空蒸溜後,575gの[II]
が99%の純度で得られる.これは理論量の91%の収率に
相当する. 例4 N−n−プロピル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプト
−5−エン[III] 変型Aに従って,296g[5モル]のn−プロピルアミン
を反応させ,[III]が98%含む生成物570gが得られ
る.これは理論量の80%の収率に相当する. 例5 N−i−プロピル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプト
−5−エン[IV] 変型Aに従って,295g[5モル]のイソプロピルアミン
を反応させる.真空蒸溜後,626gの[IV]が97%の純度
で得られる.これは理論量の87%の収率に相当する. 例6 N−アリル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−
エン[V] 変型Aに従って,144g[5モル]のアリルアミンを塩酸
溶液で中和し,187.5g[2.5モル]の40%フォルマリン溶
液及び198g[3.0モル]のシクロペンタジエンと反応さ
せ処理する.真空蒸溜後,98%の[V]を含む生成物313
gが得られる.これは理論量の91%の収率に相当する. 例7 N−ブチル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−
エン[VI] 変型Aに従って,365.7g[5モル]のn−ブチルアミン
を反応させ,処理後,98%の[VI]を含む生成物686gが
得られる.これは理論量の89%の収率に相当する. 2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン誘導体の製造の一
般操作指針 変型C 変型Aに従い,5モルのアミンをフォルマリン及びシクロ
ペンタジエンと反応させる.水及び塩含量を低下させる
ため粗生成物を次のように処理する. 250gのシクロヘキサン及び5.25モル[420g]の水酸化ナ
トリウム溶液を未反応シクロペンタジエンを含まない酸
性反応生成物に加える.相への分離は約40℃で行ない,
上相は5%Pdを有する市場で入手できる支持パラジウム
触媒[例えば,炭素上に支持された5%Pd]の添加後昇
圧下で水素化される.触媒は水素化後漏別する.水素化
生成物の共沸乾燥後[シクロヘキサンは水随伴剤として
作用する],2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタンが蒸溜
で得られる. 変型D 変型Aに従い,水易溶性,高沸点アミンを反応させる.
未反応シクロペンタジエンの分離後,200gのn−ブタノ
ール及び5.25モル[420g]の50%水酸化ナトリウム溶液
を酸性反応混合物に加える.相への分離及び水素化は変
型Cに説明したように行う.水素化生成物は,n−ブタノ
ール/水共沸を用いて共沸乾燥した後,真空蒸溜する. 例8 N−メチル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン(VI
I) (VII)の製造は388g[5モル]の40%メチルアミン水
溶液から出発し変型Cに従って行う.大気圧下の蒸溜で
99%の(VII)を含む生成物406gが得られる.これは理
論量の72%に相当する収率である. 沸点:134℃/1013mbar;nD20°:1.4645 例9 N−エチル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン(VII
I) 変型Cに従い,322g[5モル]の70%エチルアミン水溶
液を反応させる.真空蒸溜後,98.5%の(VIII)を含む
生成物463gが得られる.これは理論量の73%に相当する
収率である. 沸点:64〜65℃/27mbar;nD20°:1.4636 例10 N−(2−ヒドロキシエチル−)2−アザビシクロ[2,
2,1]ヘプタン(IX) 変型Dに従い,306g[5モル]のモノエタノールアミン
を反応させる.真空蒸溜で,98%の(IX)を含む粗性生
成物562gが得られる.これは理論量の78%に相当する収
率である. 例11 N−プロピル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン
(X) 変型Cに従い,296g[5モル]のn−プロピルアミンを
反応させる.真空蒸溜後,98%の(X)を含む生成物575
gが得られる.これは理論量の81%に相当する収率であ
る. 例12 N−i−プロピル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタ
ン(XI) 変型Cに従い,296g[5モル]のイソプロピルアミンを
反応させる.真空蒸溜後,99%の(XI)を含む生成物580
gが得られる.これは理論量の85%に相当する収率であ
る. 沸点:71.5℃/25mbar;nD20°:1.4651 例13 N−(3−メトキシプロピル−)2−アザビシクロ[2,
2,1]ヘプタン(XII) 変型Cに従い,445g[5モル]の3−メトキシプロピル
アミンを反応させる.蒸溜物の重量は624gで,99%の(X
II)を含む.これは理論量の73%に相当する収率であ
る. 例14 N−n−ブチル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン
(XIII) 変型Cに従い,366g[5モル]のn−ブチルアミンを反
応させる.真空蒸溜後,98.5%の(XIII)を含む生成物7
00gが得られる.これは理論量の90%に相当する収率で
ある. 例15 N−(2−エチルヘキシル−)2−アザビシクロ[2,2,
1]ヘプタン(XIV) 変型Cに従い,645g[5モル]の2−エチルヘキシルア
ミンを反応させる.真空蒸溜後,98%の(XIV)を含む生
成物897gが得られる.これは理論量の70%に相当する収
率である. 例16 N−(2−ヒドロキシエトキシエチル−)2−アザビシ
クロ[2,2,1]ヘプタン(XV) 変型Dに従い,525g[5モル]のジグリコールアミンを
反応させる.真空蒸溜後,97.5%の(XV)を含む粘性液
体生成物646gが単離される.これは理論量の68%に相当
する収率である. 例17 N−シクロヘキシル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプ
タン(XVI) 変型Cに従い,496g[5モル]のシクロヘキシルアミン
を反応させる.真空蒸溜後,99%の(XVI)を含む生成物
760gが得られる.これは理論量の84%に相当する収率で
ある. 例18 N−ベンジル−2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン(X
VII) 変型Cに従い,536g[5モル]のベンジルアミンを反応
させる.真空蒸溜後,98.5%の(XVII)を含む生成物846
gが得られる.これは理論量の89%に相当する収率であ
る. 例19 ビス(2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプチル−)エチル
エーテル(XVIII) 変型Dに従い,520g[5モル]のビスアミノジエチルエ
ーテルを反応させる.真空蒸溜後,98%の(XVIII)を含
む生成物1,200gが得られる.これは理論量の89%に相当
する収率である. 例20 N−(2−ヒドロキシプロピル−)2−アザビシクロ
[2,2,1]ヘプタン(XIX) 変型Dに従い,950g[5モル]の1−アミノ−2−プロ
パノールを反応させる.真空蒸溜後,96.5%の(XIX)を
含む粘性液体817gが得られる.これは理論量の42%に相
当する収率である. 例21 N−(3−ジメチルアミノプロピル−)2−アザビシク
ロ[2,2,1]ヘプタン(XX) 変型Dに従い,511g[5モル]のジメチルアミノプロピ
ルアミンを反応させる.真空蒸溜後,97%の(XX)を含
む黄色液体103gが得られる.これは理論量の11%に相当
する収率である.残留物から187gの第2留分[b.p.142
〜146℃/25mbar]が単離できる.この留分から3成分が
GC分析で検出された. 2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン誘導体の変型 エステル化 例22 N−(2−アセトキシエトキシエチル−)2−アザビシ
クロ[2,2,1]ヘプタン(XXI) 198g[1.94モル]の無水酢酸を286g[1.55モル]のN−
(2−ヒドロキシエトキシエチル−)2−アザビシクロ
[2,2,1]ヘプタン(XV)に,温度を50乃至60℃に維持
し湿分の不存在下で加える.混合物を3時間沸騰状態に
保つ.冷却後,200mlのエーテルを加える.生成物をソー
ダ溶液で中和し,中性になるまで洗浄しエーテルを除い
た後,高真空で蒸溜する.主留分の重量は185gで99%の
(XXI)を含む.これは理論量の52%に相当する. エーテル化 例23 N−(2−ジメチルアミノエトキシエチル−)2−アザ
ビシクロ[2,2,1]ヘプタン(XXII) 80g[2.0モル]のNaOHを384g[2.7モル]のN−(2−
ヒドロキシエチル−)2−アザビシクロ[2,2,1]ヘプ
タン(IX)に加え,攪拌しながら105℃に加熱する.30分
以内に約250mlのトルエン中の1−クロロ−2−ジメチ
ルアミノエタンの新しい溶液[288g(2.0モル)のハイ
ドロクロリド及び240gの50%水酸化ナトリウム溶液から
出発]を激しく攪拌しながら加える.還流温度に6時間
加熱後,生成物を室温に冷却し,沈澱NaClを漏別する.
トルエンで2回洗浄後,溶媒を除き,生成物を40−cmパ
ック カラムを用いて真空蒸溜する.99.5%の(XXII)
を含む主留分150gが得られる.これは,用いた1−クロ
ロ−2−ジメチルアミノエタン ハイドロクロリドに関
し理論量の40%の収率に相当する.

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 の2位置及び場合により3位置が置換された2−アザビ
    シクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン誘導体、又は、一般
    の対応2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン誘導体を包
    含し、単独又は他の触媒との混合物として用いるポリウ
    レタン及びポリエポキシ樹脂の製造用の触媒。 上記式中、 R1は、炭素原子数1〜8のアルキル基、炭素原子数2〜
    8のアルケニル基、炭素原子数5〜9のシクロアルキル
    又はアルキルシクロアルキル基、ベンジル又は炭素原子
    数8〜10のアルキルベンジル基、炭素原子の3〜10とヘ
    テロ原子N、O又はSの1以上とを有するヘテロアリー
    ル基、 −(CH2)a−P、 −(CH2)b−T−(CH2)c−U、又は −(CH2)d−V−(CH2)e−W−(CH2)f−X、 [式中、a乃至fは2、3又は4であり、 P、U、Xは、同一又は異なるものであって、OH、O−
    アシル、N−アシル、N−アルキル、N−ジアルキル
    で、該アルキル基は1〜4の炭素原子を有し、好ましく
    はメチルであるか、又はアザビシクロ[2.2.1]ヘプチ
    ルであり、 T、V、Wは、同一又は異なるものであって、OH、NH又
    はN−アルキルで、該アルキル基は1〜4の炭素原子を
    有し、好ましくはメチルである] を表わし、 R2は、水素又は炭素原子数1〜4のアルキル基、好まし
    くは水素を表わす。
  2. 【請求項2】シクロペンタジエンをアンモニアの強酸塩
    又は第1アミンの該塩及びアルデヒドと、次の式、 [式中、 R1は、非分枝鎖で炭素原子数3〜8及び分枝鎖で炭素原
    子数5〜8のアルキル基、炭素原子数2〜8のアルケニ
    ル基、炭素原子数5〜9のシクロアルキル又はアルキル
    シクロアルキル基、炭素原子の3〜10とヘテロ原子N、
    O又はSの1以上とを有するヘテロアリール基、 −(CH2)a−P、又は −(CH2)b−T−(CH2)c−U (式中、a乃至cは2、3又は4であり、 P、Uは、同一又は異なるものであって、OH、O−アシ
    ル、N−アシル、N−アルキル、N−ジアルキルで、該
    アルキル基は1〜4の炭素原子を有し、好ましくはメチ
    ルであるか、又はアザビシクロ[2.2.1]ヘプチルであ
    り、 Tは、OH、NH又はN−アルキルで、該アルキル基は1〜
    4の炭素原子を有し、好ましくはメチルである) を表わし、 R2は、水素又は炭素原子数1〜4のアルキル基、好まし
    くは水素を表わし、 Xは強酸の残基を表わす。] に従って反応させて、2位置又は場合により3位置が置
    換された2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン
    誘導体を製造し、 該塩を少なくとも当量の強塩基で中和するか又は塩基性
    交換樹脂で処理して遊離塩基を形成させ、 場合により貴金属触媒の存在下において該遊離塩基を接
    触水素化することによって対応2−アザビシクロ[2.2.
    1]ヘプタン誘導体とし、 場合によって、得られた化合物のR1位置の置換基がOH、
    NH又はハロゲン基(特に塩素)を含むものを、カルボン
    酸、その無水物又はハロゲニドのようなアシル化剤によ
    り、次の式 [式中、 gは、2、3又は4であり、 Yは、酸素、1以上の炭素原子数2〜4のアルコキシ
    基、NH又はN−アルキル、特にN−メチルであり、 Zは、OH、ハロゲン、特に塩素、アシロキシであり、 R2は、水素又は炭素原子数1〜4のアルキル基、好まし
    くは水素であり、 R3は、炭素原子数1〜4のアルキル基、好ましくは水素
    である。] に従って転換させるか、又は、得られた化合物のR1位置
    の置換基がOH基を含むものを、強塩基の存在下で、ハロ
    ゲン含有化合物、特に2−、3−、又は4−ハロゲンア
    ルキルアミン(好ましくは塩素化合物)により、次の式 [式中、 h、iは、同一又は異なるものであって、2又は3であ
    り、 Yは、酸素、1以上の炭素原子数2〜4のアルコキシ
    基、NH又はN−アルキル、特にN−メチルであり、 Qは、ハロゲン、特に塩素、プソイドハロゲン、サルフ
    ェート、又はスルフォネートであり、 R2は、水素又は炭素原子数1〜4のアルキル基、好まし
    くは水素であり、 R4、R5は、同一又は異なるものであって、炭素原子数1
    〜4のアルキル基、好ましくはメチル基を表わす。] に従って転換させることによって2−アザビシクロ[2.
    2.1]ヘプタン誘導体を得る方法。
  3. 【請求項3】式 [式中、R1は、エチル、プロピル、i−プロピル、アリ
    ル及びブチルからなる群から選ばれる置換基を表わ
    す。] の2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン誘導
    体。
  4. 【請求項4】式 [式中、R1は、3−メトキシプロピル、n−ブチル、2
    −エチルヘキシル、2−ヒドロキシエトキシエチル、シ
    クロヘキシル、ベンジル、3−ジメチルアミノプロピ
    ル、2−アセトキシエトキシエチル及び2−ジメチルア
    ミノエトキシエチルからなる群から選ばれる置換基を表
    わす。] の2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン誘導体。
  5. 【請求項5】ビス−(2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプ
    チル−エチル)−エーテル。
JP63049925A 1987-03-12 1988-03-04 2環状アミン触媒 Expired - Lifetime JPH0714914B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3707911A DE3707911C1 (de) 1987-03-12 1987-03-12 Bicyclische Aminkatalysatoren
DE3707911.5 1987-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63243071A JPS63243071A (ja) 1988-10-07
JPH0714914B2 true JPH0714914B2 (ja) 1995-02-22

Family

ID=6322831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63049925A Expired - Lifetime JPH0714914B2 (ja) 1987-03-12 1988-03-04 2環状アミン触媒

Country Status (14)

Country Link
US (1) US4921879A (ja)
EP (1) EP0282069B1 (ja)
JP (1) JPH0714914B2 (ja)
AT (1) ATE90368T1 (ja)
AU (1) AU616652B2 (ja)
CA (1) CA1333605C (ja)
DD (1) DD280755A5 (ja)
DE (2) DE3707911C1 (ja)
DK (1) DK135188A (ja)
ES (1) ES2058158T3 (ja)
FI (1) FI880912A (ja)
NO (1) NO177010C (ja)
SU (2) SU1715206A3 (ja)
UA (1) UA8016A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4798879A (en) * 1987-03-25 1989-01-17 The B.F. Goodrich Company Catalyzed fast cure polyurethane sealant composition
US4946993A (en) * 1988-11-23 1990-08-07 American Cyanamid Company 2-azabicyclo[2.2.1.]hept-5-ene-2-acetic acid, derivatives thereof and related compounds, process for the preparation of said compounds, and the use of said compounds for the manufacture of N-phosphonomethylglycine
DE102008010753A1 (de) * 2008-02-23 2009-08-27 Bayer Materialscience Ag Polyurethanelastomere, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
CN115109228B (zh) * 2022-03-30 2024-06-18 万华节能科技(烟台)有限公司 一种高储存稳定性的煤矿加固煤岩体用硅酸盐改性聚氨酯材料

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE584604A (ja) * 1958-11-14
US3169972A (en) * 1963-05-24 1965-02-16 Upjohn Co 2-azabicyclo[3.2.0]-hept-6-enes and derivatives thereof
US3483224A (en) * 1966-03-15 1969-12-09 Union Carbide Corp Preparation of dehydroacetic acid
US3539660A (en) * 1967-07-28 1970-11-10 Celanese Coatings Co Method of preparing a thermoset composition based on carboxy copolymers,epoxides,and bicyclic fused tertiary amines
IL49034A (en) * 1975-03-20 1980-02-29 Hoechst Ag 5-aryl-2-azabicycloalkanes their preparation their intermediates and pharmaceutical compositions comprising them
US4065497A (en) * 1976-03-30 1977-12-27 Merck & Co., Inc. Novel dibicyclo [3.1.1] and [2.2.1] heptyl and dibicyclo [3.1.1] and [2.2.1] heptenyl polyamines
US4028364A (en) * 1976-07-06 1977-06-07 G. D. Searle & Co. 2-Azabicyclo[2.2.2.]octan-2-yl-diphenyl-alkanones and related compounds
FR2492381A1 (fr) * 1980-10-21 1982-04-23 Science Union & Cie Nouveaux acides aza bicyclo alcane carboxyliques substitues leurs procedes de preparation et leur emploi comme inhibiteur d'enzyme
US4405787A (en) * 1982-04-05 1983-09-20 Smithkline Beckman Corporation 3-Carboxy-2-azabicyclo[2.2.1]heptane derivatives
GB8323961D0 (en) * 1983-09-07 1983-10-12 Bp Chem Int Ltd Chemical process

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
J.AM.CHEM.SOC *

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63243071A (ja) 1988-10-07
DE3707911C1 (de) 1988-03-31
DE3881547D1 (de) 1993-07-15
SU1598868A3 (ru) 1990-10-07
EP0282069B1 (de) 1993-06-09
ES2058158T3 (es) 1994-11-01
ATE90368T1 (de) 1993-06-15
EP0282069A2 (de) 1988-09-14
FI880912A0 (fi) 1988-02-26
US4921879A (en) 1990-05-01
NO880733D0 (no) 1988-02-19
SU1715206A3 (ru) 1992-02-23
DD280755A5 (de) 1990-07-18
NO177010C (no) 1995-07-05
AU616652B2 (en) 1991-11-07
CA1333605C (en) 1994-12-20
AU1302288A (en) 1988-09-15
UA8016A1 (uk) 1995-12-26
NO177010B (no) 1995-03-27
DK135188D0 (da) 1988-03-11
FI880912A (fi) 1988-09-13
NO880733L (no) 1988-09-13
EP0282069A3 (en) 1989-11-23
DK135188A (da) 1988-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3862150A (en) Delayed polyurethane action catalysts
EP0088377B1 (en) Carbamate and carbonate salts of tertiary amines
JPS61238777A (ja) テトラアルキル‐ピペリジル‐アミンの製造方法
US5274114A (en) Preparation and use of 3, (4)-substituted pyrrolidines as catalysts for the polyisocyanate polyaddition process
JPH0714914B2 (ja) 2環状アミン触媒
JPS6390529A (ja) ウレタン発泡体の製造法
KR20190095454A (ko) 쿠커비투릴(cucurbituril) 유도체의 제조를 위한 공정
US4983320A (en) Dialkyl dicarbonates as blowing agents for polymers
Ruiduan et al. Research progress of amine catalysts for polyurethane
US4211725A (en) Nitrogen containing compositions
CN1058728C (zh) 用来制备聚氨酯泡沫塑料的羟甲基奎宁环催化剂组合物
US4226737A (en) Polycycloaliphatic polyamines
CA2178160C (en) Hydroxymethyl quinuclidine catalyst compositions for making polyurethane foams
US4260556A (en) Process for preparing nitrogen-containing compounds from 2-pentenenitrile
EP0309980A1 (en) Alkylated polyalkylene polyamines and process for selective alkylation
US3153046A (en) New alkyl-piperidines
JPH07258365A (ja) ポリウレタンの製造のためのヒドロキシ及びアミノ官能性ピロリジジン触媒組成物
US4321353A (en) Polycycloaliphatic polyamines
US2932650A (en) 2-6-diazabicyclo (3. 3. 0) octanes
Weis et al. Reduction of nitro-substituted tertiary alkanes
JPH03378B2 (ja)
JPH0415250B2 (ja)
US2496958A (en) 1-alkyl-benzylaminopiperidines and their production
US5030664A (en) Dialkyl dicarbonates as blowing agents for polymers
US2887488A (en) Piperazine derivatives

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080222

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222

Year of fee payment: 14