JPH07149137A - 電気自動車用空調装置 - Google Patents

電気自動車用空調装置

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JPH07149137A
JPH07149137A JP5298700A JP29870093A JPH07149137A JP H07149137 A JPH07149137 A JP H07149137A JP 5298700 A JP5298700 A JP 5298700A JP 29870093 A JP29870093 A JP 29870093A JP H07149137 A JPH07149137 A JP H07149137A
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JP
Japan
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outside air
battery
blower
vehicle
electric vehicle
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Application number
JP5298700A
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English (en)
Inventor
Shizuo Tsuchiya
静男 土屋
Sunao Sugasawa
直 菅沢
Hideo Harada
秀雄 原田
Asako Shibuya
朝子 渋谷
Yoshinori Kumamoto
佳典 熊本
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充電中にバッテリより発生するH2 ガス等の
有害ガスが車室内に充満するのを防止することのできる
電気自動車用空調装置の提供にある。 【構成】 空調装置の各種空調機器を制御するエアコン
制御装置は、バッテリの充電を開始したことを示す充電
開始信号が入力されると(ステップS1でYESの場
合)、IGスイッチ43がOFFの時(ステップS2で
YESの場合)に、内外気切換ダンパを制御して外気導
入口を開き(ステップS3)、さらに電気自動車のドア
が全て閉じられていると判断した時(ステップS4でN
Oの場合)に、送風機を作動させる(ステップS5)と
ともに、吹出口切換ダンパを制御してフェイスモードを
選択する(ステップS6)。これにより、車室内に外気
が導入されて、車室内の換気が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリを動力源とす
る電気自動車用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、バッテリ(蓄電池)を動力源
とする電気自動車では、車両の走行等によって電力を消
費することから、充電によってバッテリの容量を回復す
る必要がある。この場合、バッテリを車室内に搭載する
車両(箱型スタイルの所謂ワンボックスタイプの車両に
多い)では、充電中にバッテリより発生するH2 ガス等
の有害ガスが車室内に充満する虞があるため、充電中は
ドアや窓ガラスを開放して車室内の換気を行なうことが
充電作業時の留意点として指示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バッテリの
充電は、夜間、しかも無人で行なわれる場合が一般的で
ある。このため、上記のようにドアや窓ガラスを開放し
た状態でバッテリの充電を行なう場合には、車両盗難や
車両へのいたずらに遭う可能性が高い。また、電気自動
車では、一般的に高電圧(DC200V以上)を使用す
ることから、バッテリの充電中に部外者が内部機器に触
れて感電する危険性もある。本発明は、上記事情に基づ
いて成されたもので、その目的は、充電中にバッテリよ
り発生するH2 ガス等の有害ガスが車室内に充満するの
を防止することのできる電気自動車用空調装置の提供に
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1では、動力源であるバッテリが
車室内に搭載された電気自動車に適用されて、前記車室
内へ外気を導入する外気導入口と、この外気導入口を開
閉する開閉ダンパと、前記外気導入口より外気を導入し
て前記車室内へ送る送風機と、前記バッテリの充電が開
始されたことを示す充電開始信号が入力されたか否かを
判定する充電開始信号判定手段と、この充電開始信号判
定手段により前記充電開始信号が入力されたと判定され
た時に、前記外気導入口を開くように前記開閉ダンパを
駆動するダンパ駆動手段と、前記充電開始信号判定手段
により前記充電開始信号が入力されたと判定された時
に、前記送風機を駆動する送風機駆動手段とを備えたこ
とを技術的手段とする。
【0005】また、請求項2では、動力源であるバッテ
リが車室内に搭載された電気自動車に適用されて、前記
車室内へ外気を導入する外気導入口と、この外気導入口
を開閉する開閉ダンパと、前記外気導入口より外気を導
入して前記車室内へ送る送風機と、前記バッテリの充電
中に前記バッテリより車室内に放出されたH2 ガスの濃
度を検出するH2 ガス検出手段と、このH2 ガス検出手
段の検出値が所定値以上の時に、前記外気導入口を開く
ように前記開閉ダンパを駆動するダンパ駆動手段と、前
記H2 ガス検出手段の検出値が前記所定値以上の時に、
前記送風機を駆動する送風機駆動手段とを備えたことを
技術的手段とする。
【0006】
【作用】請求項1に示す電気自動車用空調装置は、バッ
テリの充電が開始されたことを示す充電開始信号が入力
されたか否かを判定する充電開始信号判定手段を備え
る。そして、この充電開始信号判定手段によってバッテ
リの充電が開始されたことを示す充電開始信号が入力さ
れたと判定されると、ダンパ駆動手段によって開閉ダン
パが外気導入口を開くように駆動されるとともに、送風
機駆動手段によって送風機が駆動される。これにより、
外気導入口を介して車室内に外気が導入されて、車室内
の換気が行なわれる。
【0007】請求項2に示す電気自動車用空調装置は、
充電中にバッテリより放出されるH 2 ガスの濃度を検出
するH2 ガス検出手段を備える。そして、このH2 ガス
検出手段の検出値が所定値以上の時に、ダンパ駆動手段
によって開閉ダンパが外気導入口を開くように駆動され
るとともに、送風機駆動手段によって送風機が駆動され
る。これにより、外気導入口を介して車室内に外気が導
入されて、車室内の換気が行なわれる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の電気自動車用空調装置の一実
施例を図1〜図5に基づいて説明する。図1は電気自動
車用空調装置の送風系を示す模式図である。本実施例の
空調装置1は、バッテリ2を動力源とする電気自動車A
(図4参照)に適用されるもので、車室内に送風空気を
導くダクト3、このダクト3の上流端に設けられて、ダ
クト3内に空気を導入して車室内へ送る送風機4、ヒー
トポンプ式冷凍サイクル5(図2参照)、およびエアコ
ン制御装置6(図3参照)を備える。なお、電気自動車
Aは、図4に示すように、箱型スタイルの所謂ワンボッ
クスタイプの車両で、車室内の後部座席の後側にバッテ
リ2を搭載するものである。
【0009】ダクト3は、その下流端に分岐ダクト3a
〜3dが接続されて、各分岐ダクト3a〜3dの先端
が、車室内に開口する吹出口7〜10に連通されてい
る。吹出口7〜10は、電気自動車Aのフロントガラス
に向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出口7、乗員の上
半身(頭胸部)に向けて空気を吹き出すフェイス吹出口
8、車室内の両サイドから空気を吹き出すサイドフェイ
ス吹出口9、および乗員の足元に向けて空気を吹き出す
フット吹出口10から成る。
【0010】デフロスタ吹出口7、フェイス吹出口8、
フット吹出口10は、各分岐ダクト3a、3b、3dの
上流側開口部に設けられた吹出口切換ダンパ11、1
2、13によって開閉される。これらの吹出口切換ダン
パ11〜13は、選択された吹出口モードに応じて、図
示しないリンク機構を介してサーボモータ14(図3参
照)により駆動される。また、フェイス吹出口8とサイ
ドフェイス吹出口9には、乗員の手動操作によって吹出
口8、9を開閉する吹出口開閉ダンパ15、16が設け
られている。
【0011】送風機4は、ファンケース4a、遠心式フ
ァン4b、ファンモータ4cより構成され、このファン
モータ4cへの印加電圧に応じて、ファンモータ4cの
回転速度が決定される。ファンケース4aには、車室内
空気(内気)を導入する内気導入口17、車室外空気
(外気)を導入する外気導入口18、および内気導入口
17と外気導入口18とを選択的に開閉する内外気切換
ダンパ19(本発明の開閉ダンパ)が設けられている。
この内外気切換ダンパ19は、選択された内外気モード
に応じて、図示しないリンク機構を介してサーボモータ
20(図3参照)により駆動される。
【0012】冷凍サイクル5は、図2に示すように、冷
媒圧縮機21、室外熱交換器22、冷房用熱交換器2
3、暖房用熱交換器24、第1減圧装置25、第2減圧
装置26、アキュムレータ27、流路切換手段(後述す
る)を備える。冷媒圧縮機21は、電気自動車Aの走行
用モータ(図示しない)とは別の電動モータ28(図3
参照)によって駆動されることにより、吸入した冷媒を
圧縮して吐出するもので、電動モータ28の回転速度に
応じて冷媒吐出量が変化する。電動モータ28は、冷媒
圧縮機21とともに密閉容器内に一体に収容されてお
り、インバータ29(図3参照)の周波数特性に応じて
回転速度を可変する。
【0013】室外熱交換器22は、車室外に配されて、
外気と冷媒との熱交換を行なう。室外熱交換器22の前
面には、室外熱交換器22へ外気を送風する室外ファン
30が設置されている。冷房用熱交換器23は、ダクト
3内に配されて、ダクト3内を流れる空気と低温低圧の
冷媒との熱交換を行なうことにより、冷房用熱交換器2
3を通過する空気を冷却する。暖房用熱交換器24は、
ダクト3内で冷房用熱交換器23の下流(風下)に配さ
れて、ダクト3内を流れる空気と高温高圧の冷媒との熱
交換を行なうことにより、暖房用熱交換器24を通過す
る空気を加熱する。
【0014】第1減圧装置25は、冷房運転時および除
湿運転時に冷房用熱交換器23へ送られる冷媒を減圧膨
脹する固定絞りのキャピラリチューブである。第2減圧
装置26は、暖房運転時に室外熱交換器22へ流入する
冷媒を減圧膨脹する固定絞りのキャピラリチューブであ
る。アキュムレータ27は、冷媒圧縮機21へ還流する
冷媒を気液分離して液冷媒を貯留し、気相冷媒のみを冷
媒圧縮機21へ送り出すものである。
【0015】流路切換手段は、運転モード(冷房モー
ド、暖房モード、除湿モード)に応じて冷媒の流れ方向
を切り換えるものである。具体的には、冷媒圧縮機21
より吐出した冷媒の循環方向を切り換える四方弁31、
暖房運転時に第1減圧装置25と冷房用熱交換器23と
をバイパスさせる第1電磁開閉弁32、除湿運転時に第
2減圧装置26をバイパスさせる第2電磁開閉弁33、
および冷媒の流れ方向を規制する逆止弁34より構成さ
れる。なお、図2に冷房モード時の冷媒の流れを矢印
C、暖房モード時の冷媒の流れを矢印H、除湿モード時
の冷媒の流れを矢印Dで示す。
【0016】ダクト3内で暖房用熱交換器24の下流に
は、電気ヒータ35(例えばPTCヒータ)が設けられ
ている。この電気ヒータ35は、通電を受けて発熱する
ことにより空気を加熱するもので、最大暖房時等に暖房
用熱交換器24だけでは所望の暖房能力が得られない時
に使用される。
【0017】エアコン制御装置6(図3参照)は、マイ
クロコンピュータ(図示しない)を内蔵するもので、車
室内のダッシュボード(図示しない)に設けられたエア
コン操作パネル36での各種操作に基づいて空調制御を
行なうとともに、バッテリ2の充電時に車室内を換気す
るための換気制御を行なう。
【0018】空調制御は、エアコン操作パネル36より
出力される操作信号、および各種センサ(後述する)よ
り出力される検出信号に基づいて、各ダンパ(吹出口切
換ダンパ11〜13、内外気切換ダンパ19)を駆動す
る各サーボモータ14、20、ファンモータ4c、イン
バータ29、室外ファン30、四方弁31、第1電磁開
閉弁32、第2電磁開閉弁33、電気ヒータ35等の空
調機器を制御することにより行なわれる。
【0019】上記のセンサは、冷房用熱交換器23のフ
ィン温度を検出するフィン温度サーミスタ37、冷凍サ
イクル5の高圧圧力を検出する高圧圧力検出センサ3
8、冷媒圧縮機21より吐出される冷媒の温度を検出す
る吐出温度検出センサ39、外気温度を検出する外気温
度検出センサ40、室外熱交換器22の着霜を検出する
着霜検出センサ41等である。
【0020】換気制御は、バッテリ2の充電を行なう充
電機(図示しない)に接続されたコントロールユニット
42、イグニッションスイッチ43(以下IGスイッチ
43と略す)、および電気自動車Aのドア44(図4参
照・バックドアも含む)の開放状態を検出するドア開放
検出器45の各信号に基づいて、吹出口切換ダンパ11
〜13を駆動するサーボモータ14、内外気切換ダンパ
19を駆動するサーボモータ20、および送風機4のフ
ァンモータ4cを制御することにより行なわれる。
【0021】次に、換気制御に係わる本実施例の作動を
図5のフローチャートに基づいて説明する。充電機によ
ってバッテリ2の充電が開始されると、コントロールユ
ニット42より充電の開始を示す充電開始信号がエアコ
ン制御装置6に出力される。そこで、まず、エアコン制
御装置6に充電開始信号が入力されたか否かを判定する
(ステップS1・本発明の充電開始信号判定手段)。
【0022】ステップS1の判定結果がYESの場合、
つまり充電開始信号が入力された場合は、IGスイッチ
43がOFFであるか否かを判定する(ステップS
2)。この判定結果がNOの場合は、IGスイッチ43
がOFFされていないことから、再びステップS1へ戻
る。ステップS2の判定結果がYESの場合、つまりI
Gスイッチ43がOFFされている場合は、内気導入口
17を閉じて外気導入口18を開く外気モードが得られ
るように、サーボモータ20を制御して内外気切換ダン
パ19を駆動する(ステップS3・本発明のダンパ駆動
手段)。
【0023】続いて、ドア開放検出器45の信号よりド
ア44が開放しているか否かを判定する(ステップS
4)。この判定結果がYESの場合は、ドア44が開放
されていることから、再びステップS1へ戻る。ステッ
プS4の判定結果がNOの場合、つまり全てのドア44
が閉じている場合は、車室内の換気を行なうために、フ
ァンモータ4cを駆動するとともに、フェイス吹出口8
を開くフェイスモードが得られるように、サーボモータ
14を制御して各吹出口切換ダンパ11〜13を駆動す
る(ステップS5・本発明の送風機駆動手段、ステップ
S6)。これにより、最も換気し易い条件で外気を導入
することができる。
【0024】その後、再度充電開始信号が入力されたか
否かを判定し(ステップS7)、この判定結果がYES
の場合、つまり充電開始信号が入力されている場合は、
充電中にドア44が開放されたか否かを判定し(ステッ
プS8)、この判定結果がYESの場合、つまり少なく
ともドア44の一部が開放された場合は、換気を継続す
る必要がないものと判断して、ファンモータ4cをOF
F(ステップS9)する。
【0025】また、ステップS8の判定結果がNOの場
合、つまりドア44が全部閉じている場合は、IGスイ
ッチ43がONされたか否かを判定し(ステップS1
0)、この判定結果がYESの場合、つまりIGスイッ
チ43がONされた場合も、換気を継続する必要がない
ものと判断して、ファンモータ4cをOFF(ステップ
S9)する。
【0026】その後、充電の終了あるいは充電機が自動
停止した時、つまり、ステップS1およびステップS7
で充電開始信号が入力されない場合(判定結果がNOの
場合)は、ファンモータ4cをOFFして制御を終了す
る(ステップ11)。
【0027】このように、本実施例では、IGスイッチ
43がOFF(無人であると判断する)の時に、ドア4
4が全て閉じている状態でバッテリ2の充電を行なう場
合は、送風機4の作動により車室内に外気を導入して車
室内の換気を行なうことができる。この結果、充電時に
バッテリ2より放出されるH2 ガス等の有害ガスを車室
外に排出して、有害ガスが車室内に充満することを防ぐ
ことができる。また、本実施例の場合、充電時にバッテ
リ2より放出されたH2 ガス等を車室外に排出するため
に、特別な装備を必要とすることもなく、空調装置1の
空調機器(内外気切換ダンパ19、吹出口切換ダンパ1
1〜13、送風機4)を制御して車室内を換気すること
により行なうことができる。このため、充電時に車室内
に放出されたH2 ガスの排出に係わるコストを低く抑え
ることができる。
【0028】次に、本発明の第2実施例を説明する。本
実施例では、充電中の換気制御を行なう場合に、バッテ
リ2より車室内に放出されるH2 ガスの濃度を検出し
て、そのガス濃度に応じて送風機4の風量レベル(ファ
ンモータ4cの回転速度)をコントロールするものであ
る。そこで、車室内の任意の位置(なるべくバッテリ2
から離れた位置が良い)には、H2 濃度を検出するH2
ガス検出センサ46(図3参照・本発明のH2 ガス検出
手段)が設けられており、このH2 ガス検出センサ46
の検出信号がエアコン制御装置6へ出力される。
【0029】本実施例の作動を図6のフローチャートに
基づいて説明する。なお、ステップS1からステップS
4までの処理、およびステップS6からステップS11
までの処理は、第1実施例と同じであるため説明を省略
し、送風機4の制御に係わる処理(ステップS5a〜ス
テップS5e)についてのみ説明する。
【0030】ステップS4の判定結果がNOの場合、つ
まり電気自動車Aの全てのドア44が閉じている場合
は、H2 ガス検出センサ46によって検出される車室内
のH2濃度が所定値A1 以上か否かを判定する(ステッ
プS5a)。この判定結果がNOの場合、つまりH2
度<A1 の場合は、H2 ガス検出センサ46により検出
されたH2 濃度が所定値A2 (但しA1 >A2 )以上か
否かを判定する(ステップS5b)。この判定結果がN
Oの場合、つまりH2 濃度<A2 の場合は、車室内のH
2 濃度が低いことから、ファンモータ4cの回転速度を
制御して送風機4の風量レベルを「Lo」とする(ステ
ップS5c・本発明の送風機4駆動手段)。
【0031】ステップS5bの判定結果がYESの場
合、つまりA1 >H2 濃度≧A2 の場合は、ファンモー
タ4cの回転速度を制御して送風機4の風量レベルを
「Me」とする(ステップS5d・本発明の送風機4駆
動手段)。また、上記ステップS5aの判定結果がYE
Sの場合、つまりH2 濃度≧A1 の場合は、車室内のH
2濃度が高いことから、ファンモータ4cの回転速度を
制御して送風機4の風量レベルを「Hi」とする(ステ
ップS5e・本発明の送風機4駆動手段)。
【0032】このように、本実施例では、車室内のH2
濃度に応じて送風機4の風量レベルを段階的に制御する
ことにより、充電中にバッテリ2より車室内に放出され
たH 2 ガスを効率良く車室外に排出することができる。
【0033】〔変形例〕上述の各実施例では、電気自動
車Aのドア44が閉じられた状態で送風機4を作動させ
るように制御したが、ドア44の開放状態に関係なく、
バッテリ2の充電が開始されたら送風機4を作動させる
ように制御しても良い。また、第2実施例で説明したH
2 ガス検出センサ46を使用する場合は、充電開始信号
の有無に依らず、H2 ガス検出センサ46で検出された
2 濃度が所定値以上の時には、当然にバッテリ2の充
電が行なわれていると判断して、送風機4を作動させる
ように制御しても良い。
【0034】
【発明の効果】本発明の電気自動車用空調装置は、バッ
テリの充電が開始された時、あるいは車室内のH2 ガス
濃度が所定値以上の時に、開閉ダンパが外気導入口を開
いた状態で送風機を作動させることにより、車室内に外
気が導入されて車室内の換気を行なうことができる。こ
の結果、充電中にバッテリより発生するH2 ガス等の有
害ガスが車室内に充満するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気自動車用空調装置の送風系を示す模式図で
ある。
【図2】電気自動車用空調装置の冷凍サイクル図であ
る。
【図3】本実施例の制御系を示すブロック図である。
【図4】バッテリの搭載状態を示す電気自動車の斜視図
である。
【図5】第1実施例の作動を示すフローチャートであ
る。
【図6】第2実施例の作動を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
A 電気自動車 1 電気自動車用空調装置 2 バッテリ 4 送風機 6 エアコン制御装置(充電開始信号判定手段、ダンパ
駆動手段、送風機駆動手段) 18 外気導入口 19 内外気切換ダンパ(開閉ダンパ) 46 H2 ガス検出センサ(H2 ガス検出手段)
フロントページの続き (72)発明者 渋谷 朝子 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 熊本 佳典 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力源であるバッテリが車室内に搭載され
    た電気自動車に適用されて、 a)前記車室内へ外気を導入する外気導入口と、 b)この外気導入口を開閉する開閉ダンパと、 c)前記外気導入口より外気を導入して前記車室内へ送
    る送風機と、 d)前記バッテリの充電が開始されたことを示す充電開
    始信号が入力されたか否かを判定する充電開始信号判定
    手段と、 e)この充電開始信号判定手段により前記充電開始信号
    が入力されたと判定された時に、前記外気導入口を開く
    ように前記開閉ダンパを駆動するダンパ駆動手段と、 f)前記充電開始信号判定手段により前記充電開始信号
    が入力されたと判定された時に、前記送風機を駆動する
    送風機駆動手段とを備えた電気自動車用空調装置。
  2. 【請求項2】動力源であるバッテリが車室内に搭載され
    た電気自動車に適用されて、 a)前記車室内へ外気を導入する外気導入口と、 b)この外気導入口を開閉する開閉ダンパと、 c)前記外気導入口より外気を導入して前記車室内へ送
    る送風機と、 d)前記バッテリの充電中に前記バッテリより車室内に
    放出されたH2 ガスの濃度を検出するH2 ガス検出手段
    と、 e)このH2 ガス検出手段の検出値が所定値以上の時
    に、前記外気導入口を開くように前記開閉ダンパを駆動
    するダンパ駆動手段と、 f)前記H2 ガス検出手段の検出値が前記所定値以上の
    時に、前記送風機を駆動する送風機駆動手段とを備えた
    電気自動車用空調装置。
JP5298700A 1993-11-29 1993-11-29 電気自動車用空調装置 Pending JPH07149137A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011007080A1 (fr) * 2009-07-17 2011-01-20 Peugeot Citroën Automobiles SA Procede pour systeme de ventilation de dispositifs de stockage d'energie electrique
JP2011253817A (ja) * 2011-07-13 2011-12-15 Panasonic Corp 電動車輌に用いる組電池システム

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