JPH07148927A - 画像形成装置及び該装置におけるヘッド電圧調整方法 - Google Patents

画像形成装置及び該装置におけるヘッド電圧調整方法

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JPH07148927A
JPH07148927A JP29685093A JP29685093A JPH07148927A JP H07148927 A JPH07148927 A JP H07148927A JP 29685093 A JP29685093 A JP 29685093A JP 29685093 A JP29685093 A JP 29685093A JP H07148927 A JPH07148927 A JP H07148927A
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voltage
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recording head
image forming
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JP29685093A
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Shigemi Kumagai
茂美 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 経時変化等による回路特性の変動に影響され
ることなく、記録ヘッドへの印加電圧を常に精度良く、
かつ容易に測定して調整できるようにした画像形成装置
と該装置におけるヘッド電圧の調整方法を提供すること
を目的とする。 【構成】 可変抵抗器117a〜120aにより、各記
録ヘッドへの印加電圧を設定する。各記録ヘッドへの印
加電圧を測定するモニタ回路で基準電圧REFAを測定
し、その測定値と予め記憶されている所定値とを比較し
て各モニタ回路の補正データを算出する。次に、各記録
ヘッドの実際の印加電圧(VHC,VHM,V HY,VHK)を
測定し、補正データを参照して、各記録ヘッドのヘッド
電圧が設定された印加電圧となるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録を行う記録ヘッドを
有する画像形成装置と、該装置におけるヘッド電圧の調
整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録ヘッドよりインク滴を被記録媒体に
吐出して画像を記録するプリンタ装置等には、記録ヘッ
ドの熱エネルギー発生手段(発熱抵抗体等)による発熱
によりインク滴を吐出させるものがある。このようなプ
リンタ装置では、画像信号に基づいて記録ヘッドの熱エ
ネルギー発生手段を駆動することにより、微細な吐出口
から被記録媒体へ向かう飛翔的インク滴を形成し、これ
を被記録媒体上に付着させてドットパターンから成る画
像を形成して記録を行っている。このような記録方式
は、カラー記録に適したものであり、複数のインク色
(例えばシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)に対
応して、複数(4色分)の記録ヘッドが使用される。
【0003】このように、記録に使用するインクの各色
に対応させて複数の記録ヘッドが設けられている場合、
各記録ヘッドの発熱抵抗体(熱エネルギー発生手段)が
インクを吐出するのに必要な印加電圧(以下、ヘッド電
圧と云う)はそれぞれ異なっている。従って、各記録ヘ
ッドは、各記録ヘッドに供給されるヘッド電圧のレベル
を指示するための可変抵抗器と、プリンタ側にはその可
変抵抗器より出力される電圧をモニタするためのモニタ
回路とを有し、そのモニタ回路により検出された電圧レ
ベルに基づいて、各記録ヘッドへの印加電圧を調整して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来例で
は、モニタ回路を構成している各素子の定数や特性の誤
差を補正するために、このモニタ回路に調整用ボリュー
ムが設けられており、これを正確に調整する必要があっ
た。また、この調整用ボリュームの調整は、製品の出荷
時にだけ行なわれるので、環境の変動や経時変化等によ
り回路素子の特性が変化すると、電源や可変抵抗器の出
力電圧値(ヘッド電圧)を誤ってモニタしてしまう可能
性もある。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、経時変化等による回路特性の変動に影響されること
なく、記録ヘッドへの印加電圧を常に精度良く、かつ容
易に測定して調整できるようにした画像形成装置と該装
置におけるヘッド電圧の調整方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は以下の様な構成を備える。即
ち、記録ヘッドを備えた画像形成装置であって、記録ヘ
ッドへの印加電圧を設定する設定手段と、基準電圧を発
生する基準電圧発生手段と、前記記録ヘッドへの印加電
圧を測定する測定手段と、前記測定手段により前記基準
電圧発生手段より発生された基準電圧を測定し、予め記
憶されている所定値と比較して前記測定手段の補正デー
タを算出する手段と、前記測定手段により前記記録ヘッ
ドへの印加電圧を測定し、前記補正データを参照して前
記設定手段により設定された印加電圧となるように前記
記録ヘッドの印加電圧を制御する制御手段とを有する。
【0007】上記目的を達成するために本発明の画像形
成装置におけるヘッド電圧調整方法は以下の様な工程を
備える。即ち、記録ヘッドを備えた画像形成装置におけ
るヘッド電圧調整方法であって、基準電圧をA/D変換
して入力し、該基準電圧に対応して予め記憶している所
定値を基にA/D変換された値を補正する補正データを
求める工程と、前記記録ヘッドへの印加電圧を入力して
A/D変換し前記補正データを参照して補正する工程
と、前記補正データにより補正された値を基に、設定さ
れた印加電圧となるように前記記録ヘッドの印加電圧を
制御する工程とを有する。
【0008】
【作用】以上の構成において、記録ヘッドへの印加電圧
を測定する測定手段により、基準電圧を発生する基準電
圧発生手段より発生された基準電圧を測定し、予め記憶
されている所定値と比較して測定手段の補正データを算
出する。この測定手段により記録ヘッドへの印加電圧を
測定し、この補正データを参照して、設定されている印
加電圧となるように記録ヘッドの印加電圧を制御する。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例のデジタルカラー
複写機の形状を示す外観斜視図である。
【0011】図1において、1は原稿を読み取り、デジ
タルカラー画像信号を出力するカラーイメージスキャナ
部(以下「スキャナ部」と称す)、2はスキャナ部1に
内蔵され、デジタルカラー画像信号に対する各種の画像
処理を行うコントローラ部である。10はスキャナ部1
に各種コマンド等を入力して指示するために操作パネ
ル、11は複写用の原稿を読み取る際、その原稿を押え
る押え板である。
【0012】3はプリンタ部で、コントローラ部2より
出力されたカラーデジタル画像データに基づいて、被記
録媒体である記録紙に記録(プリント)している。20
は複数枚の記録紙を収容している給紙カセット、21は
給紙部カバー、22は手差しにより記録紙を挿入する手
差し口、23は排紙用のトレイである。
【0013】尚、このカラー複写機の上部(1,2)と
下部(3)とは分離可能であり、接続ケーブルを延長す
ることによって互いに離れた場所に設置することも可能
になっている。
【0014】図2は本実施例のデジタルカラー複写機の
内部構成を示す断面図で、図1と共通する部分は同じ番
号で示している。
【0015】まず、露光ランプ14、レンズ15、フル
カラーでライン・イメージの読み取りが可能なCCDに
よるイメージ・センサ16によって、原稿台ガラス17
上に置かれた原稿像或いは図示しないプロジェクタによ
り原稿台ガラス17上に投影された投影像を読取る。次
に、各種の画像処理をスキャナ部1とコントローラ部2
で行い、プリンタ部3で記録紙に記録する。図2におい
て、記録紙は小型定型サイズ(本実施例ではA4〜A3
サイズまで)のカット紙を収納する給紙カセット20
と、大型サイズ(本実施例ではA2〜A1サイズまで)
の記録を行うためのロール紙29より給紙される。ま
た、給紙は図1の手差し口22より1枚ずつ記録紙を給
紙部カバー21に沿って入れることにより、装置外部よ
りの給紙(手差し給紙)も可能にしている。
【0016】ピックアップローラ24は、給紙カセット
20よりカット紙を1枚ずつ給紙するためのローラであ
り、このローラ24を介して給紙されたカット紙はカッ
ト紙送りローラ25により給紙第1ローラ26まで搬送
される。ロール紙29はロール給紙ローラ30により送
り出され、カッタ31により定型長にカットされ、給紙
第1ローラ26まで搬送される。同様に、手差し口22
より挿入された記録紙は、手差しローラ32によって給
紙第1ローラ26まで搬送される。ピックアップローラ
24、カット紙送りローラ25、ロール紙給紙ローラ3
0、給紙第1ローラ26、手差しローラ32は不図示の
給紙モータ(例えばDCサーボモータ)により駆動さ
れ、各々のローラに付帯した電磁クラッチにより随時オ
ン・オフ制御が行なえるようになっている。
【0017】プリント動作がコントローラ部2からの指
示により開始されると、上述の給紙経路のいずれかによ
り選択された記録紙を給紙第1ローラ26まで搬送す
る。この記録紙の搬送に際し、記録紙の斜行を取り除く
ため、所定量の紙ループを作った後に給紙第1ローラ2
6をオンして給紙第2ローラ27に記録紙を搬送する。
給紙第1ローラ26と給紙第2ローラ27の間では、紙
送りローラ28と給紙第2ローラ27との間で正確な紙
送り動作を行うために、記録紙を所定量たるませてバッ
ファを作る。33はバッファ量検知センサで、そのバッ
ファ量を検知するためのセンサである。記録紙の搬送
中、このようなバッファを常に作ることにより、特に大
判サイズの記録紙を搬送する場合の紙送りローラ28、
給紙第2ローラ27にかかる負荷を低減することがで
き、正確な紙送り動作が可能になる。記録ヘッド37に
よるプリントの際には、記録ヘッド37等が装着される
走査キャリッジ34がキャリッジ・レール36上を走査
モータ35により往復の走査を行う。そして、この時、
この復路の走査終了後、紙送りローラ28により記録紙
を所定量だけ送る動作を行う。この時、給紙モータによ
って上記駆動機構の各種ローラを、バッファ量検知セン
サ33に記録紙のバッファが常に所定のバッファ量とな
るように紙送り制御を行う。こうしてプリントされた記
録紙は、排紙トレイ23に排紙されプリント動作を完了
する。
【0018】図3は本実施例における走査キャリッジ3
4周辺の構成を示す図で、前述の図面と共通する部分は
同じ番号で示している。
【0019】図3において、紙送りモータ40は記録紙
を間欠送りするための駆動源であり、紙送りローラ28
を駆動するとともに、給紙第2ローラ・クラッチ43を
介して給紙第2ローラ27を駆動する。走査モータ35
は走査キャリッジ34を走査ベルト42を介して矢印の
A,B方向に走査させるための駆動源である。本実施例
では正確な紙送り制御が必要なことから紙送りモータ4
0、走査モータ35にステッピングモータを使用してい
る。記録紙が給紙第2ローラ27の位置に到達すると、
給紙第2ローラ・クラッチ43、紙送りモータ40をオ
ンし、プラテン39上を通って紙送りローラ28まで記
録紙を搬送する。記録紙はプラテン39上に設けられた
紙検知センサ44によって検知され、このセンサ情報は
記録紙の位置制御やジャム制御等に利用される。こうし
て記録紙が紙送りローラ28の位置に到達すると、給紙
第2ローラ・クラッチ43、紙送りモータ40をオフ
し、プラテン39の内側から不図示の吸引モータにより
吸引動作を行い、記録紙をプラテン39上に密着させ
る。
【0020】一方、記録紙への画像記録動作に先立って
ホームポジション・センサ41の位置に走査キャリッジ
34を移動させ、次に矢印Aの方向に往路走査を行な
い、所定の位置よりシアンC、マゼンタM、イエロー
Y、ブラックKインクを記録ヘッド117〜120より
吐出して画像を記録する。図3より明らかなように、走
査キャリッジ34には往路方向(A方向)の右側よりシ
アンヘッド117、マゼンタヘッド118、イエローヘ
ッド119、ブラックヘッド120が順番に搭載されて
いる。このキャリッジ34の走査により所定の長さ分の
画像が記録されると走査キャリッジ34を停止し、逆に
矢印Bの方向に復路走査を開始し、ホームポジションセ
ンサ41の位置まで走査キャリッジ34を戻す。この復
路走査の間、記録ヘッド117〜120で記録した縦方
向の幅(副走査方向の幅)分の紙送りを、紙送りモータ
40で紙送りローラ28を駆動することにより矢印Cの
方向に行なう。本実施例では、記録ヘッド117〜12
0は熱エネルギー発生手段により発生された熱利用して
インク滴を吐出するインクジェット・ノズルであり、
Y、M、C、Kの各ヘッドごとに256本のノズルが設
けられている。
【0021】走査キャリッジ34がホームポジションセ
ンサ41で検知されるホームポジションに停止すると、
記録ヘッド117〜120の回復動作を行なう。これは
安定した記録動作を行なうための処理であり、記録ヘッ
ド117〜120のノズル内に残留しているインクの粘
度変化等から生じる吐出開始時のインク吐出ムラを防止
するために、給紙時間、装置内温度、吐出時間等の予め
プログラムされた条件に基づいて、記録ヘッド117〜
120の加圧動作、インクの空吐出動作等を行なう処理
である。以上説明の動作を繰り返すことにより記録紙の
全面に亙って画像記録することができる。
【0022】次に、スキャナ部1の動作説明を行なう。
【0023】図4は本実施例のスキャナ部1の構成を示
す図である。
【0024】CCDユニット18はCCD16、レンズ
15等により構成されるユニットであり、レール54上
に固定された主走査モータ50、プーリ51、プーリ5
2、ワイヤ53とを有する主走査方向の駆動機構により
レール54上を移動し、原稿台ガラス17上に結像され
た像を主走査方向に読み取る。遮光板55、ホームポジ
ション56は、図の補正エリア68にある主走査方向の
ホームポジションにCCDユニット18を移動する際の
位置制御に使用される。レール54は、レール65,6
9上に載っており、副走査モータ60、プーリ67,7
1,76,77、軸72,73、ワイヤ66,70を有
する副走査方向の駆動機構により移動される。遮光板5
7、ホームポジションセンサ58は、原稿台ガラス17
に置かれた本等の原稿の読み取り時のそれぞれの副走査
ホームポジションにレール54を移動する際の位置制御
に使用される。
【0025】図5は本実施例における原稿読み取り動作
を説明するための図である。
【0026】まず、68で示す補正エリアの中にある図
示のホームポジション(図中、HPで示す)にCCDユ
ニット18を移動し、ここから原稿台ガラス17に置か
れた原稿全体の読み取り動作を開始する。この原稿の走
査に先立って補正エリア68でシェーディング補正、黒
レベルの補正、色補正等の処理に必要なパラメータの設
定を行なう。その後、主走査モータ50を回転駆動し
て、図示の矢印の方向にCCDユニット18の走査を開
始する。
【0027】ここで、図5の201で示したエリアの読
み取りが終了すると主走査モータ50を逆転させると共
に、副走査モータ60を駆動して副走査方向にCCDユ
ニット18を移動し、202で示されたエリアの補正エ
リア68に移動させる。続いて、エリア201と同様に
必要に応じてシェーディング補正、黒レベルの補正、色
補正等の処理を行ない、エリア202の読み取り動作を
行なう。以上の走査を繰り返すことにより、エリア20
1〜207(画像全面)の読み取り動作を行ない、エリ
ア207の読取り動作を終えた後、再びCCDユニット
18をホームポジション位置に戻す。
【0028】尚、上述の説明において、最大A1サイズ
の原稿を読み取るためには、実際にはもっと多くの回数
の原稿走査を行なわねばならないが、本実施例ではこの
読み取り動作を理解しやすくするために簡略化して説明
している。
【0029】図6及び図7は本実施例のデジタルカラー
複写機の構成を示すブロック図である。
【0030】これら図において、制御部102,11
1,121はそれぞれスキャナ部1、コントローラ部
2、プリンタ部3の制御を行なう制御回路であり、例え
ば制御部111は図7に示すように、マイクロコンピュ
ータ等のCPU111a、CPU111aの制御プログ
ラム等を格納したROM111b、ワークエリアとして
使用され各種データを一時的に記憶しているRAM11
1c、通信回線等より構成されており、他の制御部も基
本的には同じように構成されている。制御部102〜1
11間と制御部111〜121間とは通信回線により接
続されており、制御部111の指示により制御部10
2,121が動作を行なう、即ちマスタ・スレーブの制
御形態を採用している。
【0031】制御部111は、カラー複写機として動作
する場合には、操作部10よりの入力指示に従って動作
を行なう。また制御部111は、GP−IB等の汎用パ
ラレルインターフェースの制御回路であるI/F制御部
112をも制御しており、図示しない外部装置との間の
画像データの入出力、I/F制御部112を介して外部
装置によるリモート制御を行なうことができる。さらに
制御部111は、画像に関する各種の処理を行なう多値
合成部106、画像処理部107、2値化処理部10
8、2値合成部109、バッファメモリ110の制御も
行なう。制御部102(図6)は、上記説明のスキャナ
部1のメカの駆動制御を行なうメカ駆動部105の制
御、反射原稿読み取りのランプの露光制御を行なう露光
制御部103、プロジェクタを使用したときのハロゲン
ランプの露光制御を行なう露光制御部104の制御を行
なう。また、制御部102は画像に関する各種の処理を
行なうアナログ信号処理部100、入力画像処理部10
1の制御も行なう。
【0032】制御部121(図7)は、上記説明のプリ
ンタ部3のメカの駆動制御を行なうメカ駆動部122
と、プリンタ部3のメカ動作の時間のバラツキの吸収と
記録ヘッド117〜120の機構上の配列による遅延補
正を行なう同期遅延メモリ115の制御を行なう。
【0033】[第1実施例]図8は本発明の第1実施例
における、制御部111によるヘッド電圧の調整及びヘ
ッド電圧をモニタする回路構成を示すブロック図であ
る。
【0034】図において、各色に対応した記録ヘッド1
17〜120のそれぞれには可変抵抗器117a,11
8a,119a,120aがそれぞれ取り付けられてお
り、各可変抵抗器の抵抗値に応じて、各記録ヘッドにそ
れぞれ対応した電圧(VHC,VHM,VHY,VHK)が印加
されるように設定されている。
【0035】これら可変抵抗器117a〜120aの一
端は制御部111内で接地され、各他端には分圧抵抗8
01,802,803,804のそれぞれが接続されて
いる。尚、これら分圧抵抗の抵抗値は4個とも同じ値
で、分圧抵抗801,802,803,804の他端に
は定電圧源805より所定の基準電圧REFAが供給さ
れている。各分圧抵抗と各可変抵抗器との接続部分より
取り出される信号線A,B,C,Dのそれぞれには、そ
れぞれ可変抵抗器117a〜120aと分圧抵抗801
〜804のそれぞれによって分圧された、0(V)〜R
EFA(V)の間の電圧が発生する。これら信号線A〜
DはA/Dコンバータ606に入力されており、この入
力された電圧値に対応して、これら電圧値をデジタル変
換した00h〜FFh(hは16進数を示す)の8ビッ
トデジタルデータがCPU111aへ出力される。CP
U111aは、このデジタルデータに基づいて各色の記
録ヘッドに印加するべきヘッド電圧VHC,VHM,VHY
HKを算出する。
【0036】電源ユニット807は、制御部102,1
11,121や、その他の処理部やクラッチ、モータ等
に電源を供給するとともに、記録ヘッド117〜120
にヘッド電圧VHC,VHM,VHY,VHKを供給する。電源
ユニット807は、制御部111内のD/Aコンバータ
808〜811から出力される信号881〜884の電
圧レベルに応じて、その出力値(VHC,VHM,VHY,V
HK)を22V〜27Vの間でリニアに変えることができ
る。CPU111aはA/Dコンバータ806の出力に
基づいて算出したヘッド電圧を基に、D/Aコンバータ
に00h〜FFhの間の8ビットデジタルデータを与え
る。これによりD/Aコンバータ808〜811は、そ
の入力された8ビットデータに対応して1〜4Vのアナ
ログ信号を電源ユニット807に出力する。これによ
り、電源ユニット807より出力されるヘッド電圧
HC,VHM,VHY,VHKが調整される。尚、881はシ
アンヘッド117のヘッド電圧VHCの制御信号、882
はマゼンタヘッド118のヘッド電圧VHMの制御信号、
883はイエローヘッド119のヘッド電圧VHYの制御
信号、そして884はブラックヘッド120のヘッド電
圧VHKの制御信号を示している。
【0037】このヘッド電圧VHC,VHM,VHY,V
HKは、更に制御部111内のヘッド電圧モニタ回路81
2に入力され、ヘッド電圧が正しく所望の電圧に設定さ
れているかがモニタされる。
【0038】図9はヘッド電圧モニタ回路812の構成
を示すブロック図である。
【0039】図9において、分圧抵抗901〜904と
905〜908は、ヘッド電圧VHC,VHM,VHY,VHK
のそれぞれが最大27Vの時でも、その分圧電圧、即ち
アナログスイッチ909〜912の一方の入力端子90
9a〜912aの入力電圧が5V以下になるような抵抗
値に設定されている。アナログスイッチ909〜912
のもう一方の入力端子には、定電圧源805よりの基準
電圧REFAが入力されている。尚、この実施例では、
この定電圧源(805)は図8に示す定電圧源と同じも
のを使用したがこれに限定されず、他の出力電圧の定電
圧源を使用しても良い。
【0040】これらアナログスイッチの出力信号(Y)
は、フォロワ回路913〜916を通してアンプ917
〜920に出力され、ここでは定電圧源820の出力電
圧REFBに応じて出力電圧のレベル変換を行なった
後、A/Dコンバータ921へ入力される。A/Dコン
バータ921は入力された電圧値(各アンプの出力電圧
値)に対応して00h〜FFhの8ビットデジタルデー
タをCPU111aに出力する。CPU111aは、こ
のデジタルデータに基づいて、各色の記録ヘッドに何V
のヘッド電圧(VHC,VHM,VHY,VHK)が与えられた
かを算出することができる。
【0041】次に各ヘッド電圧の調整シーケンスを図1
0のフローチャートを参照しながら説明する。尚、この
処理を実行する制御プログラムはROM111bに記憶
されており、CPU111aにより実行される。また、
ここでは、この処理は電源の投入後に開始されるものと
する。
【0042】電源投入後、まずステップS1で、モニタ
回路812の増幅回路や抵抗の誤差および温度特性等を
補正するため、CPU111aはアナログスイッチ90
9〜912の制御線909b〜912bにより、アナロ
グスイッチ909〜912のそれぞれがA入力、即ち、
基準電圧REFAを選択するように設定する。これによ
り基準電圧REFAはフォロア回路とアンプ回路とを介
してA/Dコンバータ921に入力される。次にステッ
プS2に進み、A/Dコンバータ921によりA/D変
換されて出力される基準電圧REFAに対応したデジタ
ルデータを読み取ってRAM111cに入力する。
【0043】制御部111内のROM111bには、予
め計算で求めた、理想的な基準電圧に対するA/D値が
記憶されているので、この記憶されている理想値とステ
ップS2で読取ったデータを比較して、その差を求め
る。この差が後述の補正に使用される補正用データとし
てRAM111cに記憶する(ステップS3)。次にス
テップS4に進み、各記録ヘッドに設けられた可変抵抗
器117a〜120aのそれぞれにより分圧された各電
圧値に対応するデジタルデータをA/Dコンバータ80
6より読取り、各記録ヘッドに印加すべき(目標とすべ
き)ヘッド電圧V HC,VHM,VHY,VHKを算出する(ス
テップS5)。次にステップS6で、アナログスイッチ
909〜912の制御線909b〜912bにより、各
アナログスイッチがB入力を選択するようにして、ヘッ
ド電圧VHC,VHM,VHY,VHKがそれぞれフォロア回路
とアンプを通してA/Dコンバータ921に入力される
ようにする。
【0044】次にステップS7〜S12において、ステ
ップS5で算出したヘッド電圧になるようにD/Aコン
バータに出力するデータを決定する。まず最初にステッ
プS7で、1つの記録ヘッド(例えばシアンヘッド11
7)のヘッド電圧を決定するD/Aコンバータ(例えば
808)にデータをセットする。この時、セットするデ
ータは記録ヘッドに余計なストレスを与えないよう、V
HC(VHM,VHY,VHK)が最小値になるようなデータを
セットする。次にステップS8に進み、これにより出力
されるヘッド電圧(例えばVHC)をモニタ回路812に
より読み取る。この電圧値はA/Dコンバータ921を
通してデジタルデータとして入力される。この入力した
デジタルデータを、前述のステップS3で求めてRAM
111cに記憶されている補正用データにより補正する
(ステップS9)。
【0045】次にステップS10で、こうして補正され
た電圧値がステップS5で求めた電圧値と一致するかを
調べ、一致しない時はステップS11に進み、D/Aコ
ンバータに出力するデジタル値を変更してステップS7
に進む。そしてステップS8で再びA/Dコンバータ9
21より、その電圧値を入力し、ステップS9で再度そ
のデジタルデータを補正する。こうしてステップS10
で目標とする電圧に等しくなるとステップS12に進
み、4色分のヘッドの全てに対して電圧調整処理を行っ
たかどうかを調べ、全ヘッドに対する処理が終了してい
ない時はステップS7に戻り、次の記録ヘッド(例えば
マゼンタ)に対しても同様に処理する。こうして4色の
記録ヘッドに対する処理が終了すると、この処理を終了
する。
【0046】尚、以上説明したシーケンスは電源投入後
に行なうほか、例えばコピー動作前にも行なうことによ
り、周囲の環境が変化しても常に一定のヘッド電圧を供
給することができる。
【0047】以上説明したように第1実施例によれば、
モニタ回路812の部品の特性の経時変化等が発生して
も、正確にヘッド電圧を測定して、所望のヘッド電圧に
調整できる効果がある。
【0048】[第2実施例]図11は本発明の第2実施
例のヘッド電圧モニタ回路の構成を示すブロック図で、
前述の図9と共通する部分は同じ番号で示している。
【0049】ここで前述の第1実施例と異なるのは、ア
ナログスイッチ1101〜1104を高耐圧のアナログ
スイッチにし、アナログスイッチ1101〜1104を
分圧抵抗901〜904及び905〜908の前に配置
している。これによりアナログスイッチ1101〜11
04のそれぞれの入力端子(B)に直接ヘッド電圧
HC,VHM,VHY,VHKのそれぞれを入力する。一方、
これらスイッチ1101〜1104の各入力端子(A)
には、定電圧源821よりの約24Vの基準電圧REF
Cを入力することができる。このような構成にすること
により、ヘッド電圧VHC,VHM,VHY,VHKが接続され
た状態に近い条件で、分圧抵抗901〜904及び90
5〜908の誤差や温度特性もあわせた形で補正できる
ため、より高精度な電圧調整が可能になる。尚、この場
合の調整シーケンスも前述の図10のフローチャートと
同様である。
【0050】[第3実施例]図12は本発明の第3実施
例のヘッド電圧モニタ回路812の構成を示すブロック
図で、前述の図面と共通する部分は同じ番号で示してい
る。
【0051】前述の第1及び第2実施例と異なる点は、
C,M,Y,Kの各色に対応した記録ヘッド117〜1
20にそれぞれ個別に設けていたモニタ回路を1つにま
とめ、多チャンネルのアナログスイッチ1201を使用
し、ヘッド電圧VHC,VHM,VHY,VHKを制御信号12
01a,1201b,1201cで順次切り替えながら
調整する点である。この様な構成にすることにより、第
2の実施例に示した効果に加えて、部品を大幅に減らす
ことができるので非常にコストを低く抑えることが出来
る。アナログスイッチ1201は、CPU111aから
出力される制御信号1201a〜1201cに応じて入
力端子(A〜E)に入力される信号を選択しており、例
えば制御信号1201a〜1201cが(0,0,0:
0はロウレベルを示す)のときはA入力(基準電圧RE
FC)が出力端子(Y)に出力され、制御信号1201
a〜1201cが(1,0,0:1はハイレベルを示
す)のときはB入力(VHC)が、(0,1,0)のとき
はC入力(VHM)というように順次選択されて出力端子
(Y)より出力されるものとする。
【0052】図13は第3実施例における調整シーケン
スを示すフローチャートで、この処理を実行する制御プ
ログラムはROM111bに記憶されており、CPU1
11aにより実行される。
【0053】まずステップS21では、制御信号120
1a〜1201cにより基準電圧REFCを選択し、こ
の時のA/Dコンバータ921の出力を読み取る。そし
てステップS23で、前述のステップS3(図10)と
同様にしてモニタ回路の補正用データを求める。次にス
テップS24、S25で、前述のステップS4、S5と
同様にして、各記録ヘッドの可変抵抗器で設定された抵
抗値(目標ヘッド電圧VHC,VHM,VHY,VHK)を算出
する。そしてステップS26でD/Aコンバータ808
〜811にデータをセットし、ステップS27では制御
信号1201a〜1201cによりVHCを選択して、そ
の設定されたヘッド電圧VHCのデジタル出力値を読み取
る。そしてステップS28で、ステップS23で求めた
補正用データに基づいてその電圧値を補正して正確な電
圧値に変換する。ステップS29では、その補正した電
圧が目標とする電圧VHCに到達しているかを判断する。
目標電圧と一致しない時はステップS30に進み、その
目標値との差に基づいてD/Aコンバータへの出力値を
決定して出力する。このような操作を行うことにより、
シアンヘッド117のヘッド電圧VHCが目標値に到達す
るとステップS31に進み、全色の記録ヘッドに対する
処理が終了したかを調べ、終了していない時はステップ
S32に進み、制御信号1201a〜1201cを切り
替えることにより、今度はアナログスイッチ1201よ
り出力される信号をマゼンタヘッド118のヘッド電圧
HMとし、そのヘッド電圧VHMを調整する処理に進む。
【0054】以下、同様の操作をM,Y,Kの各ヘッド
に対して行うことにより、ヘッド電圧VHC,VHM
HY,VHKがすべて目標電圧値に達することにより、こ
の調整シーケンスが終了する。
【0055】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0056】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0057】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0058】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0059】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0060】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0061】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0062】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0063】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、あるいはインクジェット方式では
インク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0064】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0065】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。本発明はインクジェットプリンタに限らず、例えば
サーマルプリンタや熱転写プリンタであっても良い。
【0066】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることは言うまでもない。
【0067】以上説明したように本実施例によれば、ヘ
ッド電圧のモニタ回路に基準電圧を加え、その基準電圧
を読み込んだときの値と、設計値から算出したA/D変
換値とを比較して回路誤差を求める。その後、実際のヘ
ッド電圧を読み取って調整する際に、その回路誤差に基
づいて、読み取ったヘッド電圧を補正することにより、
経時変化の影響を受けることなく、常に精度良くかつ容
易にヘッド電圧を設定することが出来る。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、経
時変化等による回路特性の変動に影響されることなく、
記録ヘッドへの印加電圧を常に精度良く、かつ容易に測
定して調整できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のデジタルカラー複写機の形
状を示す外観斜視図である。
【図2】本実施例のデジタルカラー複写機の内部構成を
示す側断面図である。
【図3】本実施例のデジタルカラー複写機のプリンタ部
の走査キャリッジ周辺の構成を示す図である。
【図4】本実施例のデジタルカラー複写機のスキャナ部
の構成を示す図である。
【図5】本実施例のスキャナ部における原稿の読取動作
を説明する図である。
【図6】本実施例のデジタルカラー複写機の機能構成を
示すブロック図である。
【図7】本実施例のデジタルカラー複写機の機能構成を
示すブロック図である。
【図8】本発明の一実施例のヘッド電圧調整及びヘッド
電圧をモニタする構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第1実施例のヘッド電圧モニタ回路の
回路構成を示すブロック図である。
【図10】第1実施例の制御部によるヘッド電圧の調整
シーケンスを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施例のヘッド電圧モニタ回路
の回路構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第3実施例のヘッド電圧モニタ回路
の回路構成を示すブロック図である。
【図13】第1実施例の制御部によるヘッド電圧の調整
シーケンスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 スキャナ部 2 コントローラ部 3 プリンタ部 34 キャリッジ部 102,111,121 制御部 111a CPU 111b ROM 111a CPU 111b ROM 117〜120 記録ヘッド 805,820,821 定電圧源 806,921 A/Dコンバータ 807 電源ユニット 812 ヘッド電圧モニタ回路 909〜912,1201 アナログスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/04 104 F

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを備えた画像形成装置であっ
    て、 記録ヘッドへの印加電圧を設定する設定手段と、 基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、 前記記録ヘッドへの印加電圧を測定する測定手段と、 前記測定手段により前記基準電圧発生手段より発生され
    た基準電圧を測定し、予め記憶されている所定値と比較
    して前記測定手段の補正データを算出する手段と、 前記測定手段により前記記録ヘッドへの印加電圧を測定
    し、前記補正データを参照して前記設定手段により設定
    された印加電圧となるように前記記録ヘッドの印加電圧
    を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドは記録色に対応して複数
    個備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段よりの信号に応じて、出力
    電圧を変更する電源を更に有することを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段により印加電圧の制御は、
    電源投入時、コピー開始前、コピー中、コピー終了後の
    うちの任意のタイミングで実施できることを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドはインク滴吐出式の記録
    ヘッドであることを特徴とする請求項1〜4項のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 記録ヘッドを備えた画像形成装置におけ
    るヘッド電圧調整方法であって、 基準電圧をA/D変換して入力し、該基準電圧に対応し
    て予め記憶している所定値を基にA/D変換された値を
    補正する補正データを求める工程と、 前記記録ヘッドへの印加電圧を入力してA/D変換し前
    記補正データを参照して補正する工程と、 前記補正データにより補正された値を基に、設定された
    印加電圧となるように前記記録ヘッドの印加電圧を制御
    する工程と、 を有することを特徴とする調整方法。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドはインク滴吐出式の記録
    ヘッドであることを特徴とする請求項6に記載の調整方
    法。
JP29685093A 1993-11-26 1993-11-26 画像形成装置及び該装置におけるヘッド電圧調整方法 Withdrawn JPH07148927A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006502023A (ja) * 2002-10-10 2006-01-19 オリベッティ・アイ−ジェット・ソチエタ・ペル・アツィオーニ 並行インクジェット印刷装置とその製造方法
JP2007261180A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Konica Minolta Holdings Inc 液体噴射ヘッドの電圧制御装置、液体噴射ヘッドの電圧制御方法及び液体噴射装置。
JP2007261179A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Konica Minolta Holdings Inc 液体噴射ヘッドの電圧制御装置、液体噴射ヘッドの電圧制御方法及び液体噴射装置。
JP2008018657A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Konica Minolta Holdings Inc 液体噴射ヘッドの電圧制御装置、液体噴射ヘッドの電圧制御方法及び液体噴射装置。
JP2008260164A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Ricoh Co Ltd 記録ヘッドの状態検出装置及び記録装置
CN117465135A (zh) * 2023-11-24 2024-01-30 广州市森扬电子科技有限公司 一种喷头电压输出自矫正方法、设备及存储介质

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