JPH07148380A - 洗濯機 - Google Patents
洗濯機Info
- Publication number
- JPH07148380A JPH07148380A JP5296189A JP29618993A JPH07148380A JP H07148380 A JPH07148380 A JP H07148380A JP 5296189 A JP5296189 A JP 5296189A JP 29618993 A JP29618993 A JP 29618993A JP H07148380 A JPH07148380 A JP H07148380A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- weight
- laundry
- dehydration
- tub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、洗濯物の偏りによる脱水時の外槽
の異常振動を抑えて確実に脱水し、また水、時間を節約
することを目的とする。 【構成】 各吊り棒2にかかる外槽3の重量を検出する
複数の重量検出手段10と、脱水槽4の周辺部に設けら
れそれぞれ独立して水を保持可能な複数の水槽6と、所
要の水槽6に注水する注水手段13と、複数の重量検出
手段10で検出された重量データを基に脱水槽4内の洗
濯物の偏りを検出し所要の水槽6に注水させることによ
り洗濯物の偏りによる重心の移動を是正する制御手段と
を有することを特徴とする。
の異常振動を抑えて確実に脱水し、また水、時間を節約
することを目的とする。 【構成】 各吊り棒2にかかる外槽3の重量を検出する
複数の重量検出手段10と、脱水槽4の周辺部に設けら
れそれぞれ独立して水を保持可能な複数の水槽6と、所
要の水槽6に注水する注水手段13と、複数の重量検出
手段10で検出された重量データを基に脱水槽4内の洗
濯物の偏りを検出し所要の水槽6に注水させることによ
り洗濯物の偏りによる重心の移動を是正する制御手段と
を有することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯機に関し、脱水行
程時に脱水槽内での洗濯物の偏りにより生じる洗濯槽の
異常振動を防止するようにしたものである。
程時に脱水槽内での洗濯物の偏りにより生じる洗濯槽の
異常振動を防止するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来の洗濯機において脱水行程中に脱水
槽内での衣類(洗濯物)の偏りにより生じる洗濯槽の異
常振動を防止する方法としては次のようなことが行われ
ていた。即ち、まず外槽が異常振動を起していることを
その外槽がメカ的なスイッチに触れることによって検出
し、その結果脱水行程を一旦中断し、その後、脱水槽内
に注水、撹拌してほぐし洗いを行い、偏りを是正してか
ら、再脱水を行うようにしていた。そして、このほぐし
洗いの際の注水量は、設定水位によって異なるが約25
〜80リットル程度を必要としていた。
槽内での衣類(洗濯物)の偏りにより生じる洗濯槽の異
常振動を防止する方法としては次のようなことが行われ
ていた。即ち、まず外槽が異常振動を起していることを
その外槽がメカ的なスイッチに触れることによって検出
し、その結果脱水行程を一旦中断し、その後、脱水槽内
に注水、撹拌してほぐし洗いを行い、偏りを是正してか
ら、再脱水を行うようにしていた。そして、このほぐし
洗いの際の注水量は、設定水位によって異なるが約25
〜80リットル程度を必要としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、脱水槽内の衣
類の偏りの検出を、脱水行程時に脱水槽を回転させて異
常振動の発生を検知することにより行なっていたため、
脱水槽内に衣類の偏りがあるときは、洗濯機は必ず異常
振動を起していた。また、この検出結果、衣類の偏りを
是正するためには脱水行程を一旦中断し、25〜80リ
ットル程度注水してほぐし洗いを行い再脱水していた。
このため、余分な水と時間を必要としていた。また、こ
の方法をとっても確実に偏りが是正されるとは限らず、
注水、ほぐし洗いを数回繰り返しても異常振動が生じる
場合は、脱水は中止され、結果として洗濯の行程が進ま
ないことになる場合もあった。
類の偏りの検出を、脱水行程時に脱水槽を回転させて異
常振動の発生を検知することにより行なっていたため、
脱水槽内に衣類の偏りがあるときは、洗濯機は必ず異常
振動を起していた。また、この検出結果、衣類の偏りを
是正するためには脱水行程を一旦中断し、25〜80リ
ットル程度注水してほぐし洗いを行い再脱水していた。
このため、余分な水と時間を必要としていた。また、こ
の方法をとっても確実に偏りが是正されるとは限らず、
注水、ほぐし洗いを数回繰り返しても異常振動が生じる
場合は、脱水は中止され、結果として洗濯の行程が進ま
ないことになる場合もあった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、洗濯物の偏りによる脱水時の外槽の異常振動を抑え
て確実に脱水することができるとともに従来の洗濯物の
偏りを是正するために行っていた注水、ほぐし洗いを不
要として水、時間を節約することができる洗濯機を提供
することを目的とする。
で、洗濯物の偏りによる脱水時の外槽の異常振動を抑え
て確実に脱水することができるとともに従来の洗濯物の
偏りを是正するために行っていた注水、ほぐし洗いを不
要として水、時間を節約することができる洗濯機を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1に、外箱に複数の吊り棒で吊持され
た外槽と、該外槽内に回転可能に設けられ回転時の遠心
力により洗濯物に含まれる水分を放散させる脱水槽と、
前記各吊り棒にかかる前記脱水槽及び洗濯物を含む前記
外槽の重量を検出する複数の重量検出手段と、前記脱水
槽の周辺部に設けられそれぞれ独立して水を保持可能な
複数の水槽と、該複数の水槽における所要の水槽に注水
するための注水手段と、前記複数の重量検出手段で検出
された重量データを基に前記脱水槽内の洗濯物の偏りを
検出し前記注水手段で所要の前記水槽に注水させること
により前記洗濯物の偏りによる重心の移動を是正する制
御手段とを有することを要旨とする。
に、本発明は、第1に、外箱に複数の吊り棒で吊持され
た外槽と、該外槽内に回転可能に設けられ回転時の遠心
力により洗濯物に含まれる水分を放散させる脱水槽と、
前記各吊り棒にかかる前記脱水槽及び洗濯物を含む前記
外槽の重量を検出する複数の重量検出手段と、前記脱水
槽の周辺部に設けられそれぞれ独立して水を保持可能な
複数の水槽と、該複数の水槽における所要の水槽に注水
するための注水手段と、前記複数の重量検出手段で検出
された重量データを基に前記脱水槽内の洗濯物の偏りを
検出し前記注水手段で所要の前記水槽に注水させること
により前記洗濯物の偏りによる重心の移動を是正する制
御手段とを有することを要旨とする。
【0006】第2に、外箱に複数の吊り棒で吊持された
外槽と、該外槽内に回転可能に設けられ回転時の遠心力
により洗濯物に含まれる水分を放散させる脱水槽と、前
記各吊り棒にかかる前記脱水槽及び洗濯物を含む前記外
槽の重量を検出する複数の重量検出手段と、前記脱水槽
の周辺部に前記重量検出手段と同数個設けられそれぞれ
独立して水を保持するとともに当該脱水槽の回転に伴っ
て前記保持された水を飛散させる水槽と、前記重量検出
手段による重量検出の際に前記各水槽が前記各重量検出
手段に対応した位置となるように前記脱水槽を停止させ
る位置決め手段と、該位置決め手段による前記脱水槽の
停止時に前記複数の水槽における所要の水槽に注水する
ための注水手段と、前記複数の重量検出手段で検出され
た重量データを基に前記脱水槽内の洗濯物の偏りを検出
し前記注水手段で所要の前記水槽に注水させることによ
り前記洗濯物の偏りによる重心の移動を是正する制御手
段とを有することを要旨とする。
外槽と、該外槽内に回転可能に設けられ回転時の遠心力
により洗濯物に含まれる水分を放散させる脱水槽と、前
記各吊り棒にかかる前記脱水槽及び洗濯物を含む前記外
槽の重量を検出する複数の重量検出手段と、前記脱水槽
の周辺部に前記重量検出手段と同数個設けられそれぞれ
独立して水を保持するとともに当該脱水槽の回転に伴っ
て前記保持された水を飛散させる水槽と、前記重量検出
手段による重量検出の際に前記各水槽が前記各重量検出
手段に対応した位置となるように前記脱水槽を停止させ
る位置決め手段と、該位置決め手段による前記脱水槽の
停止時に前記複数の水槽における所要の水槽に注水する
ための注水手段と、前記複数の重量検出手段で検出され
た重量データを基に前記脱水槽内の洗濯物の偏りを検出
し前記注水手段で所要の前記水槽に注水させることによ
り前記洗濯物の偏りによる重心の移動を是正する制御手
段とを有することを要旨とする。
【0007】
【作用】上記構成において、第1に、それぞれの重量検
出手段で検出された重量データの比較により脱水槽内の
洗濯物の偏りが検出される。そして各重量検出手段の検
出値が一定の範囲内に収束するように所要の水槽に注水
することで、洗濯物の偏りによる脱水槽の回転中心から
の外槽の重心の移動が是正される。この結果、脱水槽内
の洗濯物が偏った状態であっても脱水時の外槽の異常振
動が抑えられて確実に脱水することが可能となる。
出手段で検出された重量データの比較により脱水槽内の
洗濯物の偏りが検出される。そして各重量検出手段の検
出値が一定の範囲内に収束するように所要の水槽に注水
することで、洗濯物の偏りによる脱水槽の回転中心から
の外槽の重心の移動が是正される。この結果、脱水槽内
の洗濯物が偏った状態であっても脱水時の外槽の異常振
動が抑えられて確実に脱水することが可能となる。
【0008】第2に、具体的には、水槽は各吊り棒部分
に設けられた重量検出手段と同数個設けられ、重量検出
手段による重量検出の際に各水槽は各重量検出手段にそ
れぞれ対応した位置となるように脱水槽が停止される。
そして、この位置決め停止状態で脱水槽内の洗濯物の偏
りが検出され、所要の水槽に注水することで洗濯物の偏
りによる重心の移動が的確に是正される。この結果、一
層確実な脱水が可能となる。また脱水時には所要の水槽
に保持された水は飛散されるので次回の脱水行程に影響
を与えることはない。
に設けられた重量検出手段と同数個設けられ、重量検出
手段による重量検出の際に各水槽は各重量検出手段にそ
れぞれ対応した位置となるように脱水槽が停止される。
そして、この位置決め停止状態で脱水槽内の洗濯物の偏
りが検出され、所要の水槽に注水することで洗濯物の偏
りによる重心の移動が的確に是正される。この結果、一
層確実な脱水が可能となる。また脱水時には所要の水槽
に保持された水は飛散されるので次回の脱水行程に影響
を与えることはない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4に基づ
いて説明する。まず図1、図2を用いて洗濯機の構成を
説明する。これらの図において、1は外箱であり、外箱
1には4つの吊り棒2により外槽3が弾性的に吊持され
ている。外槽3内には衣類(洗濯物)を洗濯脱水する洗
濯槽を兼ねた脱水槽4が回転可能に設けられている。脱
水槽4の周面には多数の脱水孔5が穿設され、上部には
脱水槽4の円周を4等分する形でそれぞれ独立して水を
保持可能な4つの水槽6が設けられている。水槽6の外
周の壁は、脱水中に脱水槽4の回転に伴って内部に保持
した水が飛散するように、垂直より少し外側へ傾いてい
る。脱水槽4の底部には、衣類及び水を撹拌するための
パルセータ7が設けられている。脱水槽4は外槽3に固
定されているモータ8、機構部9からの動力の伝達によ
り外槽3に対して回転し内部の衣類を脱水する。機構部
9には、減速機、ブレーキ及び脱水槽4の外槽3に対す
る回転位置を検出する位置決め手段としての位置決め装
置が内装されている。位置決め装置としては、例えばフ
ォトインタラプタ等が用いられている。本実施例では、
位置決め装置により4つの水槽6の各境界部が外箱1の
各辺の中心に対応した位置になったことが分るようにな
っている。また各吊り棒2の上部には、これらの各吊り
棒2にかかる脱水槽4及び洗濯物を含む外槽3の重量を
検出する重量検出手段としての重量センサ10がそれぞ
れ設置されている。外箱1の上方部に設けられた給水パ
イプ11は途中2つに分岐され、注水手段としての第1
の給水弁12及び第2の給水弁13の制御により脱水槽
4と水槽6へそれぞれ注水することが可能になってい
る。また、図示省略されているが、外箱1の上部には、
制御手段となるマイコンを内蔵した電子回路ユニットが
設置されている。14は排水パイプ、15は排水弁であ
る。
いて説明する。まず図1、図2を用いて洗濯機の構成を
説明する。これらの図において、1は外箱であり、外箱
1には4つの吊り棒2により外槽3が弾性的に吊持され
ている。外槽3内には衣類(洗濯物)を洗濯脱水する洗
濯槽を兼ねた脱水槽4が回転可能に設けられている。脱
水槽4の周面には多数の脱水孔5が穿設され、上部には
脱水槽4の円周を4等分する形でそれぞれ独立して水を
保持可能な4つの水槽6が設けられている。水槽6の外
周の壁は、脱水中に脱水槽4の回転に伴って内部に保持
した水が飛散するように、垂直より少し外側へ傾いてい
る。脱水槽4の底部には、衣類及び水を撹拌するための
パルセータ7が設けられている。脱水槽4は外槽3に固
定されているモータ8、機構部9からの動力の伝達によ
り外槽3に対して回転し内部の衣類を脱水する。機構部
9には、減速機、ブレーキ及び脱水槽4の外槽3に対す
る回転位置を検出する位置決め手段としての位置決め装
置が内装されている。位置決め装置としては、例えばフ
ォトインタラプタ等が用いられている。本実施例では、
位置決め装置により4つの水槽6の各境界部が外箱1の
各辺の中心に対応した位置になったことが分るようにな
っている。また各吊り棒2の上部には、これらの各吊り
棒2にかかる脱水槽4及び洗濯物を含む外槽3の重量を
検出する重量検出手段としての重量センサ10がそれぞ
れ設置されている。外箱1の上方部に設けられた給水パ
イプ11は途中2つに分岐され、注水手段としての第1
の給水弁12及び第2の給水弁13の制御により脱水槽
4と水槽6へそれぞれ注水することが可能になってい
る。また、図示省略されているが、外箱1の上部には、
制御手段となるマイコンを内蔵した電子回路ユニットが
設置されている。14は排水パイプ、15は排水弁であ
る。
【0010】次に、上述のように構成された洗濯機にお
ける特に脱水時の作用を説明する。脱水槽4内が空の状
態では脱水槽4の回転中心と外槽3の重心は一致してい
るものとする。このとき脱水槽4に衣類を入れた場合、
偏りがなければ脱水槽4の回転中心と外槽の重心は一致
したままであり、4つの重量センサ10の検出する値は
すべて同じである。この場合はそのまま脱水を行っても
外槽3の異常振動は生じない。一方、脱水槽4内の衣類
に偏りがあった場合は、4つの重量センサ10の検出す
る値は異なったものとなる。これを図3、図4を用いて
説明する。なお、説明の便宜上、図3、図4においては
4つの重量センサを、、、の符号を以って示
し、4つの水槽はA,B,C,Dの符号を以って示す。
まず最初に外槽3と脱水槽4の位置関係を、位置決め装
置により図3(a)のように各水槽6の境界が外箱1の
辺の中心になるようにする。このとき、衣類の偏りによ
り外槽3の重心が脱水槽の回転中心からG0 に移動して
いるとすると、図4(a)に示すように重量センサの
示す値が最大となり、以下、、の順番となる。こ
のとき脱水槽4を180度回転させると重心はG1 へ移
動し図3(b)のようになる。そして各重量センサの検
出する値は、図4(b)のように、、、の順番
となる。このとき第2の給水弁13を開けることにより
重量センサとの検出する値が一致するまで水槽Bへ
注水する。すると重心は図4(c)のようにG2 へ移動
する。これは重量センサとを結んだ直線上になる。
そして各重量センサの検出する値は、図4(c)のよう
にが最大で、ついでと、という順番になる。さ
らに外箱を90度回転させ図3(d)のようにすると、
重心は重量センサとを結ぶ直線上のG3 へ移動す
る。そして各重量センサの検出する値は、図4(d)の
ようにが最大でついでと、最小がとなる。この
状態で重量センサとの検出する値が一致するように
水槽Aに注水する。一致すれば重心は図3(e)のよう
にG4 へ移動し、脱水槽4の回転中心と一致する。そし
て各重量センサの検出する値は、図4(e)のようにす
べて一致する。この後に脱水を行えば、脱水槽4の回転
中心と外槽3の重心が一致しているので外槽3の異常振
動は起らない。本実施例において、上記のように衣類の
偏りによる重心の移動の是正のために必要な所要の水槽
への注水量は10リットル程度であり、従来のほぐし洗
いに必要としていた25〜80リットル程度と比べると
かなりの水が節約される。そして水槽に保持されたこの
水は、脱水中に外部にとばされてしまい、次回の脱水行
程に影響を与えることはない。
ける特に脱水時の作用を説明する。脱水槽4内が空の状
態では脱水槽4の回転中心と外槽3の重心は一致してい
るものとする。このとき脱水槽4に衣類を入れた場合、
偏りがなければ脱水槽4の回転中心と外槽の重心は一致
したままであり、4つの重量センサ10の検出する値は
すべて同じである。この場合はそのまま脱水を行っても
外槽3の異常振動は生じない。一方、脱水槽4内の衣類
に偏りがあった場合は、4つの重量センサ10の検出す
る値は異なったものとなる。これを図3、図4を用いて
説明する。なお、説明の便宜上、図3、図4においては
4つの重量センサを、、、の符号を以って示
し、4つの水槽はA,B,C,Dの符号を以って示す。
まず最初に外槽3と脱水槽4の位置関係を、位置決め装
置により図3(a)のように各水槽6の境界が外箱1の
辺の中心になるようにする。このとき、衣類の偏りによ
り外槽3の重心が脱水槽の回転中心からG0 に移動して
いるとすると、図4(a)に示すように重量センサの
示す値が最大となり、以下、、の順番となる。こ
のとき脱水槽4を180度回転させると重心はG1 へ移
動し図3(b)のようになる。そして各重量センサの検
出する値は、図4(b)のように、、、の順番
となる。このとき第2の給水弁13を開けることにより
重量センサとの検出する値が一致するまで水槽Bへ
注水する。すると重心は図4(c)のようにG2 へ移動
する。これは重量センサとを結んだ直線上になる。
そして各重量センサの検出する値は、図4(c)のよう
にが最大で、ついでと、という順番になる。さ
らに外箱を90度回転させ図3(d)のようにすると、
重心は重量センサとを結ぶ直線上のG3 へ移動す
る。そして各重量センサの検出する値は、図4(d)の
ようにが最大でついでと、最小がとなる。この
状態で重量センサとの検出する値が一致するように
水槽Aに注水する。一致すれば重心は図3(e)のよう
にG4 へ移動し、脱水槽4の回転中心と一致する。そし
て各重量センサの検出する値は、図4(e)のようにす
べて一致する。この後に脱水を行えば、脱水槽4の回転
中心と外槽3の重心が一致しているので外槽3の異常振
動は起らない。本実施例において、上記のように衣類の
偏りによる重心の移動の是正のために必要な所要の水槽
への注水量は10リットル程度であり、従来のほぐし洗
いに必要としていた25〜80リットル程度と比べると
かなりの水が節約される。そして水槽に保持されたこの
水は、脱水中に外部にとばされてしまい、次回の脱水行
程に影響を与えることはない。
【0011】なお、上記の重心の移動の是正法におい
て、最初にそれぞれの重量センサの検出した値の異なり
具合から、各水槽に入れる水の量を予測して注水を行う
ようにすれば、一層時間を節約することが可能である。
て、最初にそれぞれの重量センサの検出した値の異なり
具合から、各水槽に入れる水の量を予測して注水を行う
ようにすれば、一層時間を節約することが可能である。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1に、外槽を吊持する各吊り棒にかかる脱水槽及び洗
濯物を含むその外槽の重量を検出する複数の重量検出手
段と、脱水槽の周辺部に設けられそれぞれ独立して水を
保持可能な複数の水槽と、複数の水槽における所要の水
槽に注水するための注水手段と、複数の重量検出手段で
検出された重量データを基に脱水槽内の洗濯物の偏りを
検出し注水手段で所要の水槽に注水させることにより洗
濯物の偏りによる重心の移動を是正する制御手段とを具
備させたため、脱水槽内の洗濯物が偏った状態であって
も外槽の異常振動を抑えることができて確実に脱水する
ことができる。また従来の洗濯物の偏りを是正するため
に行っていたかなりの量の注水とほぐし洗いが不要にな
って水と時間を節約することができる。
第1に、外槽を吊持する各吊り棒にかかる脱水槽及び洗
濯物を含むその外槽の重量を検出する複数の重量検出手
段と、脱水槽の周辺部に設けられそれぞれ独立して水を
保持可能な複数の水槽と、複数の水槽における所要の水
槽に注水するための注水手段と、複数の重量検出手段で
検出された重量データを基に脱水槽内の洗濯物の偏りを
検出し注水手段で所要の水槽に注水させることにより洗
濯物の偏りによる重心の移動を是正する制御手段とを具
備させたため、脱水槽内の洗濯物が偏った状態であって
も外槽の異常振動を抑えることができて確実に脱水する
ことができる。また従来の洗濯物の偏りを是正するため
に行っていたかなりの量の注水とほぐし洗いが不要にな
って水と時間を節約することができる。
【0013】第2に、具体的には、水槽は重量検出手段
と同数個設け、重量検出手段による重量検出の際に各水
槽が各重量検出手段にそれぞれ対応した位置となるよう
に脱水槽を停止させる位置決め手段を設け、この位置決
め手段による位置決め停止状態で脱水槽内の洗濯物の偏
りを検出して所要の水槽に注水するようにしたため、洗
濯物の偏りによる重心の移動が的確に是正されて一層確
実に脱水することができる。また脱水時には脱水槽の回
転に伴って所要の水槽に保持された水を飛散させるよう
にしたため次回の脱水行程に影響を与えることがない。
と同数個設け、重量検出手段による重量検出の際に各水
槽が各重量検出手段にそれぞれ対応した位置となるよう
に脱水槽を停止させる位置決め手段を設け、この位置決
め手段による位置決め停止状態で脱水槽内の洗濯物の偏
りを検出して所要の水槽に注水するようにしたため、洗
濯物の偏りによる重心の移動が的確に是正されて一層確
実に脱水することができる。また脱水時には脱水槽の回
転に伴って所要の水槽に保持された水を飛散させるよう
にしたため次回の脱水行程に影響を与えることがない。
【図1】本発明に係る洗濯機の実施例を示す構成図であ
る。
る。
【図2】図1の上面図である。
【図3】上記実施例において重心の移動を是正する作用
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図4】上記実施例において図3と共に重心の移動を是
正する作用を説明するための図である。
正する作用を説明するための図である。
1 外箱 2 吊り棒 3 外槽 4 脱水槽 6 水槽 9 位置決め装置が内装された機構部 10 重量センサ(重量検出手段) 13 第2の給水弁(注水手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 外箱に複数の吊り棒で吊持された外槽
と、該外槽内に回転可能に設けられ回転時の遠心力によ
り洗濯物に含まれる水分を放散させる脱水槽と、前記各
吊り棒にかかる前記脱水槽及び洗濯物を含む前記外槽の
重量を検出する複数の重量検出手段と、前記脱水槽の周
辺部に設けられそれぞれ独立して水を保持可能な複数の
水槽と、該複数の水槽における所要の水槽に注水するた
めの注水手段と、前記複数の重量検出手段で検出された
重量データを基に前記脱水槽内の洗濯物の偏りを検出し
前記注水手段で所要の前記水槽に注水させることにより
前記洗濯物の偏りによる重心の移動を是正する制御手段
とを有することを特徴とする洗濯機。 - 【請求項2】 外箱に複数の吊り棒で吊持された外槽
と、該外槽内に回転可能に設けられ回転時の遠心力によ
り洗濯物に含まれる水分を放散させる脱水槽と、前記各
吊り棒にかかる前記脱水槽及び洗濯物を含む前記外槽の
重量を検出する複数の重量検出手段と、前記脱水槽の周
辺部に前記重量検出手段と同数個設けられそれぞれ独立
して水を保持するとともに当該脱水槽の回転に伴って前
記保持された水を飛散させる水槽と、前記重量検出手段
による重量検出の際に前記各水槽が前記各重量検出手段
に対応した位置となるように前記脱水槽を停止させる位
置決め手段と、該位置決め手段による前記脱水槽の停止
時に前記複数の水槽における所要の水槽に注水するため
の注水手段と、前記複数の重量検出手段で検出された重
量データを基に前記脱水槽内の洗濯物の偏りを検出し前
記注水手段で所要の前記水槽に注水させることにより前
記洗濯物の偏りによる重心の移動を是正する制御手段と
を有することを特徴とする洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5296189A JPH07148380A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5296189A JPH07148380A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07148380A true JPH07148380A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17830326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5296189A Pending JPH07148380A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07148380A (ja) |
-
1993
- 1993-11-26 JP JP5296189A patent/JPH07148380A/ja active Pending
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