JPH0714821B2 - 脚付きガラス器の台部整形装置 - Google Patents
脚付きガラス器の台部整形装置Info
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- JPH0714821B2 JPH0714821B2 JP62238180A JP23818087A JPH0714821B2 JP H0714821 B2 JPH0714821 B2 JP H0714821B2 JP 62238180 A JP62238180 A JP 62238180A JP 23818087 A JP23818087 A JP 23818087A JP H0714821 B2 JPH0714821 B2 JP H0714821B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/50—Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
- Y02P40/57—Improving the yield, e-g- reduction of reject rates
Landscapes
- Table Devices Or Equipment (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、脚付きガラス器(一般にステムウエアとい
う)の台部整形装置に関し、詳しくは吹き竿の先端にお
いて吹き成形したボール部の底にプレス成形で脚を付
け、更にこの脚の先端に台部を付けて脚付きガラス器を
成形させる成形において、該台部の整形に適用される台
部整形装置に関するものである。
う)の台部整形装置に関し、詳しくは吹き竿の先端にお
いて吹き成形したボール部の底にプレス成形で脚を付
け、更にこの脚の先端に台部を付けて脚付きガラス器を
成形させる成形において、該台部の整形に適用される台
部整形装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、台部に型スジをつけることなく製造される付加価
値の高い脚付きガラス器製品(以下ステムウエアとい
う)は、通常数名が1組となった流れ作業の形式で製造
されるのが普通である。
値の高い脚付きガラス器製品(以下ステムウエアとい
う)は、通常数名が1組となった流れ作業の形式で製造
されるのが普通である。
そのような作業の一例を説明すると、まず最初の作業者
が、鉄製又はステンレス製の吹き竿の先端にルツボ炉か
ら溶融ガラスであるガラス種を巻取り、やや冷めて粘度
が高くなったところで回吹き成形型内でこのガラス種を
吹いて膨らませながらボール部を成形させる。次の作業
者は、このボール部の底に脚部のガラス種を付けて洋バ
シで所望形状の脚に引き伸ばす。次に上記脚の先端に台
部のガラス種(台種という)を付ける工程を経て、最後
の作業者が、吹き竿を回転させながら該台種を一対の板
で挾む形式の台ひろげ治具で台種を円形に圧延し、更に
極く小さな角度を付けて円錐形の台部を成形させる(一
般にこれを「台返し」という)。
が、鉄製又はステンレス製の吹き竿の先端にルツボ炉か
ら溶融ガラスであるガラス種を巻取り、やや冷めて粘度
が高くなったところで回吹き成形型内でこのガラス種を
吹いて膨らませながらボール部を成形させる。次の作業
者は、このボール部の底に脚部のガラス種を付けて洋バ
シで所望形状の脚に引き伸ばす。次に上記脚の先端に台
部のガラス種(台種という)を付ける工程を経て、最後
の作業者が、吹き竿を回転させながら該台種を一対の板
で挾む形式の台ひろげ治具で台種を円形に圧延し、更に
極く小さな角度を付けて円錐形の台部を成形させる(一
般にこれを「台返し」という)。
以上の工程において、ボール部の吹き成形は上述のよう
な手吹きでなく機械的に行なう方式とすることもできる
し、脚付けの工程もプレス方式で行なうこともできる。
な手吹きでなく機械的に行なう方式とすることもできる
し、脚付けの工程もプレス方式で行なうこともできる。
なお上記台部をプレス法で付ける方法も知られている
が、この台部のプレス付け法では該台部の表面に型スジ
が残ってしまい、その製品の価値を著しく損なってしま
う。
が、この台部のプレス付け法では該台部の表面に型スジ
が残ってしまい、その製品の価値を著しく損なってしま
う。
(発明が解決しようとする問題点) ところで上記のようにして成形される台部に型スジの残
らないステムウエアの製造は、各工程において熟練の作
業者の技量の頼って行なわれることになるため、熟練作
業者の人数に依存して大量生産には限界があり、また熟
練作業者の養成も時間がかかるという問題がある。
らないステムウエアの製造は、各工程において熟練の作
業者の技量の頼って行なわれることになるため、熟練作
業者の人数に依存して大量生産には限界があり、また熟
練作業者の養成も時間がかかるという問題がある。
特に台部に型スジを残さない付加価値の高いステムウエ
アは、この台部の整形が最も熟練を要しその機械化が困
難であったため、ボール部のいわゆる機械吹き,脚部の
プレス成形による機械化による生産性の向上が可能とな
っても、全体としての生産性の向については大きな障害
となっていた。
アは、この台部の整形が最も熟練を要しその機械化が困
難であったため、ボール部のいわゆる機械吹き,脚部の
プレス成形による機械化による生産性の向上が可能とな
っても、全体としての生産性の向については大きな障害
となっていた。
上記において台部整形の機械化が従来困難であるとされ
ていた理由は次のことによる。すなわち本発明において
対象としているステムウエアは、モイル部分を切り離し
て最終的な形状のステムウエアを作るが、例えばボール
部がおわん型,逆円錐型等の製品において顕著であるよ
うに、そのボール部分の高さが一定の状態で上記切断が
行なわれないとステムウエアの口径が不揃になってしま
い、同一規格の製品としての価値を損なってしまう。ま
たステムウエアの脚部,台部を含めた全高も各製品にお
いて一定でなければならないことも同様の意味において
当然必要である。そこでこのようなステムウエアの製品
において求められる要求を満足させることが必要になる
が、このためには(脚部)+(台部)の高さが各製品間
で一定に作られなければならないことになる。
ていた理由は次のことによる。すなわち本発明において
対象としているステムウエアは、モイル部分を切り離し
て最終的な形状のステムウエアを作るが、例えばボール
部がおわん型,逆円錐型等の製品において顕著であるよ
うに、そのボール部分の高さが一定の状態で上記切断が
行なわれないとステムウエアの口径が不揃になってしま
い、同一規格の製品としての価値を損なってしまう。ま
たステムウエアの脚部,台部を含めた全高も各製品にお
いて一定でなければならないことも同様の意味において
当然必要である。そこでこのようなステムウエアの製品
において求められる要求を満足させることが必要になる
が、このためには(脚部)+(台部)の高さが各製品間
で一定に作られなければならないことになる。
ここで成形型内で成形されるボール部、プレス成形法に
より成形される脚部は、その高さ寸法の精度管理は比較
的容易である。しかし上記のような型スジを残さずに成
形される台部においてその高さ寸法の高精度管理を実現
することは、従来、機械的な自動化した装置では実現困
難であるとされていた。
より成形される脚部は、その高さ寸法の精度管理は比較
的容易である。しかし上記のような型スジを残さずに成
形される台部においてその高さ寸法の高精度管理を実現
することは、従来、機械的な自動化した装置では実現困
難であるとされていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は以上のような従来の問題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、脚部をプレス方式で成形
させた場合のステムウエアの台部の整形を、上述した従
来解決が難かいしいとされていた問題を招くことなく、
機械的,自動的に行なうことを可能としたステムウエア
(脚付きガラス器)の台部整形装置を提供するところに
ある。
れたものであり、その目的は、脚部をプレス方式で成形
させた場合のステムウエアの台部の整形を、上述した従
来解決が難かいしいとされていた問題を招くことなく、
機械的,自動的に行なうことを可能としたステムウエア
(脚付きガラス器)の台部整形装置を提供するところに
ある。
また本発明の他の目的は、台部整形の機械化,自化によ
り作業者の熟練の必要性を緩和した装置を提供するとこ
ろにある。
り作業者の熟練の必要性を緩和した装置を提供するとこ
ろにある。
而して、かかる目的の実現のためになされた本発明より
なるステムウエア(脚付きガラス器)の台部整形装置の
特徴は、吹き竿の端部で吹き成形されたボール部の底部
にプレス成形された脚を付け、かつその脚先端に円板状
(円形つば状)の予備成形台部を形成させた予備成形ガ
ラス器を対象として、上記円板状の予備成形台部を角度
の極く小さな円錐形に台返し整形する台部整形装置であ
って、上記予備成形ガラス器が端部に付いた吹き竿を概
ね水平な状態で軸回り回転可能に載置する支持手段と、
該担持状態の吹き竿を上記予備成形ガラス器の台部整形
位置まで軸方向移動さる移動手段と、該吹き竿の軸方向
のズレ移動をロックするロック手段と、該ロック状態の
吹き竿についている上記予備成形ガラス器の台部を円錐
形に台返し整形する第1の整形手段(機構)と、該台返
し整形された台部の高さを一定高に調節するために該台
部の底部周縁を軸方向吹き竿側に押圧変形させる第2の
整形手段(機構)とを備え、上記第1の整形手段は、予
備成形台部の吹き竿側の面の一部に径方向に沿って係合
される係合片を有すると共に、この係合片を、台部径内
側の係合部を概ね傾動中心として径外側を上記底側に傾
動させる係合片傾動手段を有するという構成をなすとこ
ろにある。
なるステムウエア(脚付きガラス器)の台部整形装置の
特徴は、吹き竿の端部で吹き成形されたボール部の底部
にプレス成形された脚を付け、かつその脚先端に円板状
(円形つば状)の予備成形台部を形成させた予備成形ガ
ラス器を対象として、上記円板状の予備成形台部を角度
の極く小さな円錐形に台返し整形する台部整形装置であ
って、上記予備成形ガラス器が端部に付いた吹き竿を概
ね水平な状態で軸回り回転可能に載置する支持手段と、
該担持状態の吹き竿を上記予備成形ガラス器の台部整形
位置まで軸方向移動さる移動手段と、該吹き竿の軸方向
のズレ移動をロックするロック手段と、該ロック状態の
吹き竿についている上記予備成形ガラス器の台部を円錐
形に台返し整形する第1の整形手段(機構)と、該台返
し整形された台部の高さを一定高に調節するために該台
部の底部周縁を軸方向吹き竿側に押圧変形させる第2の
整形手段(機構)とを備え、上記第1の整形手段は、予
備成形台部の吹き竿側の面の一部に径方向に沿って係合
される係合片を有すると共に、この係合片を、台部径内
側の係合部を概ね傾動中心として径外側を上記底側に傾
動させる係合片傾動手段を有するという構成をなすとこ
ろにある。
(作用) 本発明は前記の構成をなすことによって、機械的,自動
的な製造により(脚部)+(台部)の高さを一定とした
台部の整形が可能となり、したがって台部に型スジのな
い商品価値の高いステムウエアを、全高とボール部の口
径が揃ったステムウエアとして大量生産することが可能
となる。
的な製造により(脚部)+(台部)の高さを一定とした
台部の整形が可能となり、したがって台部に型スジのな
い商品価値の高いステムウエアを、全高とボール部の口
径が揃ったステムウエアとして大量生産することが可能
となる。
(実 施 例) 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明よりなる脚付きガラス器の台部整形装置
の構成概要一例を示す図であり、この図において、1は
装置全体の基台であり、長尺の吹き竿8の長さより十分
に長い細長のものとされている。この基台1上の概ね中
央付近には、該基台の長尺方向に離隔して一対にアイド
ラー型支持架台2,2が配置されていて、吹き竿8を概ね
水平に載置してこれを軸回り回転可能に支持できるよう
になっている。このアイドラー型支持架台2の詳細構造
は第2図に示されていて、基台1の上に植設固定された
台21の上部に、吹き竿8の軸と平行な回転軸23,23で回
転自在に支持された回転ローラ22,22′が、載置される
吹き竿8を左右から挾んでその軸回り回転を可能に支持
するようになっている。
の構成概要一例を示す図であり、この図において、1は
装置全体の基台であり、長尺の吹き竿8の長さより十分
に長い細長のものとされている。この基台1上の概ね中
央付近には、該基台の長尺方向に離隔して一対にアイド
ラー型支持架台2,2が配置されていて、吹き竿8を概ね
水平に載置してこれを軸回り回転可能に支持できるよう
になっている。このアイドラー型支持架台2の詳細構造
は第2図に示されていて、基台1の上に植設固定された
台21の上部に、吹き竿8の軸と平行な回転軸23,23で回
転自在に支持された回転ローラ22,22′が、載置される
吹き竿8を左右から挾んでその軸回り回転を可能に支持
するようになっている。
3は上記支持架台2の近傍に配置されたロック手段とし
てのチャック機構でありその詳細構造は第3図に示され
ている。すなわち基台1の上に植設固定された台31の上
部に、不図示の開閉駆動手段により上端が左右に開閉可
能とされた一対の開閉腕32,32が設けられ、これら開閉
腕32,32の対向部には上下対をなす都合四つのローラ33,
33,・・が、吹き竿8を中心にして挾みこむようになっ
ていて、これらのローラ33のいずれかは回転駆動される
ようになっている。
てのチャック機構でありその詳細構造は第3図に示され
ている。すなわち基台1の上に植設固定された台31の上
部に、不図示の開閉駆動手段により上端が左右に開閉可
能とされた一対の開閉腕32,32が設けられ、これら開閉
腕32,32の対向部には上下対をなす都合四つのローラ33,
33,・・が、吹き竿8を中心にして挾みこむようになっ
ていて、これらのローラ33のいずれかは回転駆動される
ようになっている。
7は上記一対のアイドラー型支持架台2の間に配置され
た吹き竿取出し装置であり、これらアイドラー型支持架
台2の上に載置支持された吹き竿8に対して、通常は、
上に開いたV字状の受け71を第5図(a)の状態で待機
させ、吹き竿8の取出し時には、該受け71を第5図
(g)の如く押上げ装置72で上方に押上げ、支持架台2
から取出すことができるようになっている。
た吹き竿取出し装置であり、これらアイドラー型支持架
台2の上に載置支持された吹き竿8に対して、通常は、
上に開いたV字状の受け71を第5図(a)の状態で待機
させ、吹き竿8の取出し時には、該受け71を第5図
(g)の如く押上げ装置72で上方に押上げ、支持架台2
から取出すことができるようになっている。
上記支持架台2,2の上に回転自在に支持される吹き竿8
は、本例の装置の上に載置されるまえにおいて第1図に
図示しているように、その先端に、所定の作業により手
吹き成形されたボール部93,プレス成形された脚部92お
よび円板状の台部912をもつように予備成形された予備
成形ガラス器9が付けられている。
は、本例の装置の上に載置されるまえにおいて第1図に
図示しているように、その先端に、所定の作業により手
吹き成形されたボール部93,プレス成形された脚部92お
よび円板状の台部912をもつように予備成形された予備
成形ガラス器9が付けられている。
4は吹き竿8先端の位置決め用の第1のシリンダ装置で
あ、5は台部912を整形位置に移入させる機能と、該台
部の底部周縁を寸法出しのために変形させる機能とを併
せ奏するように準備された第2のシリンダ装置である。
あ、5は台部912を整形位置に移入させる機能と、該台
部の底部周縁を寸法出しのために変形させる機能とを併
せ奏するように準備された第2のシリンダ装置である。
ここで第1のシリンダ装置4の機能について説明する
と、本例におけるこの第1のシリンダ装置4は、支持架
台上に載置された吹き竿8が後述する第2のシリンダ装
置5により第1図の右方向に移動された場合に、この吹
き竿8の端部に押されて従動して右側に後退し、竿8の
移動が停止された時点において該後退の移動がロックさ
れる。したがってこれ以後の吹き竿8の図の右側への移
動を拘束する機能を奏する。
と、本例におけるこの第1のシリンダ装置4は、支持架
台上に載置された吹き竿8が後述する第2のシリンダ装
置5により第1図の右方向に移動された場合に、この吹
き竿8の端部に押されて従動して右側に後退し、竿8の
移動が停止された時点において該後退の移動がロックさ
れる。したがってこれ以後の吹き竿8の図の右側への移
動を拘束する機能を奏する。
また第2のシリンダ装置5の機能について説明すると、
本例におけるこの第2のシリンダ装置5は、上述のよう
に二通りの機能を有し、その第一の機能は、支持架台2,
2上に載置された吹き竿8に付いている予備成形ガラス
器9をその台部912の整形(台返し)位置に移入させて
位置させる機能である。第二の機能は、台返しにより円
錐形とされた台部の底部周縁を押圧変形させて、該台部
912の高さ寸法を所定の長さとする機能である。
本例におけるこの第2のシリンダ装置5は、上述のよう
に二通りの機能を有し、その第一の機能は、支持架台2,
2上に載置された吹き竿8に付いている予備成形ガラス
器9をその台部912の整形(台返し)位置に移入させて
位置させる機能である。第二の機能は、台返しにより円
錐形とされた台部の底部周縁を押圧変形させて、該台部
912の高さ寸法を所定の長さとする機能である。
そしてこれらの第一,第二の機能は、第1のシリンダ装
置5の押圧杆51のストローク長を、前者において大きく
後者において小さくしたそれぞれ所定のストロークに設
定することで与えられている。
置5の押圧杆51のストローク長を、前者において大きく
後者において小さくしたそれぞれ所定のストロークに設
定することで与えられている。
6は台部の台返しを行なう第1の整形機構を示し、その
詳細構造および作動は第6図および第7図により示さ
れ、その説明は以下の作動説明に促してて行なう。
詳細構造および作動は第6図および第7図により示さ
れ、その説明は以下の作動説明に促してて行なう。
10は制御装置であり、本例では上述した第1のシリンダ
装置4、第2のシリンダ装置5、チャック機構3、第1
の整形機構6、吹き竿取出し装置7の各作動を、以下に
説明する作動順序に従て行なわせるように、そのシーケ
ンスがプログラム設定されたマイクロコンピュータによ
り構成されている。
装置4、第2のシリンダ装置5、チャック機構3、第1
の整形機構6、吹き竿取出し装置7の各作動を、以下に
説明する作動順序に従て行なわせるように、そのシーケ
ンスがプログラム設定されたマイクロコンピュータによ
り構成されている。
なお第4図(a)〜(f)は、本例装置で台部が整形さ
れるステムウエアの成形順序に従った形状変化を一連に
示したものであり、まず第4図(a)において吹き竿8
の先端に巻取ったガラス種を吹き成形してボール部93
(なお94はモイル部)を成形し、次にそのボール部の底
にプレス法により脚部92を付け(第4図(b)参照)、
この脚部92の先端に台種913を付け(第4図(c)参
照)、これを円板状に圧延(第4図(d)参照)した台
部912として、本例の台部整形装置に適用する状態とさ
れる。
れるステムウエアの成形順序に従った形状変化を一連に
示したものであり、まず第4図(a)において吹き竿8
の先端に巻取ったガラス種を吹き成形してボール部93
(なお94はモイル部)を成形し、次にそのボール部の底
にプレス法により脚部92を付け(第4図(b)参照)、
この脚部92の先端に台種913を付け(第4図(c)参
照)、これを円板状に圧延(第4図(d)参照)した台
部912として、本例の台部整形装置に適用する状態とさ
れる。
そして台部整形装置においては、まず第1の整形機構に
より上記円板状の台部912は円錐形の形状の台部911に整
形される(第4図(e)参照)。このときの円錐形台部
911の形状は目的とする台部高さ寸法よりも若干高くな
るように与えられる。
より上記円板状の台部912は円錐形の形状の台部911に整
形される(第4図(e)参照)。このときの円錐形台部
911の形状は目的とする台部高さ寸法よりも若干高くな
るように与えられる。
次に第2の整形機構(本例では第2のシリンダ装置)に
より、上記円錐形とされた台部911はその底部周縁が押
圧されることで図示の如く若干長tだけその高さが圧縮
されて、最終的な形状の台部91に整形される(第4図
(f)参照)。
より、上記円錐形とされた台部911はその底部周縁が押
圧されることで図示の如く若干長tだけその高さが圧縮
されて、最終的な形状の台部91に整形される(第4図
(f)参照)。
以上のようにして整形された台部を有するステムウエア
の予備成形品は、ボール部の所定位置で切断され、適宜
仕上処理を経て第8図のステムウエアとされる。
の予備成形品は、ボール部の所定位置で切断され、適宜
仕上処理を経て第8図のステムウエアとされる。
以下本実施例の台部整形装置の作動をその順序に従って
説明する。
説明する。
いま第1のシリンダ装置4および第2のシリンダ装置5
がそれぞれの押圧杆を第5図(a)に示したように後退
位置に待機させた状態にあり、この状態で予備成形ガラ
ス器9を付けた吹き竿8を支持架台2,2の上に載置させ
る。この支持架台2,2上への吹き竿8の載置は、図示し
ない近接スイッチ等により検出されてその載置情報は制
御装置10に伝えられる。
がそれぞれの押圧杆を第5図(a)に示したように後退
位置に待機させた状態にあり、この状態で予備成形ガラ
ス器9を付けた吹き竿8を支持架台2,2の上に載置させ
る。この支持架台2,2上への吹き竿8の載置は、図示し
ない近接スイッチ等により検出されてその載置情報は制
御装置10に伝えられる。
上記吹き竿の載置が検知された台部整形装置は次に、第
1のシリンダ装置4が吹き竿8の端部を図の左側に移動
させる押圧杆41の押圧動作を開始する。この動作は上記
吹き竿の載置位置が図の右側に偏寄っている場合に、予
備成形ガラス器の台部912が整形装置6を越えて図の左
側に寄せるために行なわれるものであるが(第5図
(b)参照)、載置位置が当初から第5図(b)の位置
側に常に寄って与えられている場合にはこの工程を省略
することもできる。
1のシリンダ装置4が吹き竿8の端部を図の左側に移動
させる押圧杆41の押圧動作を開始する。この動作は上記
吹き竿の載置位置が図の右側に偏寄っている場合に、予
備成形ガラス器の台部912が整形装置6を越えて図の左
側に寄せるために行なわれるものであるが(第5図
(b)参照)、載置位置が当初から第5図(b)の位置
側に常に寄って与えられている場合にはこの工程を省略
することもできる。
上記の第1のシリンダ装置4の押圧動作の終了に引続い
て、第2のシリンダ装置5がその押圧杆51の一定長の大
ストローク進出を行なう。この押圧杆51の押圧により、
予備成形ガラス器9は台部912の底部から押されて図の
右側に移動を生ずる。この時、第1のシリンダ装置4は
吹き竿8の端部に押されて押圧杆41の後退が従動的に生
ずるようになっていると共に、、第2のシリンダ装置5
の押圧杆51のストロークが終了したときに該第1のシリ
ンダ装置4の押圧杆41の移動はロックされる。本例にお
けるこの第2のシリンダ装置5の押圧杆51の大ストロー
クの一定長の設定は、その先端位置が予め定めた所定の
位置に至ったことをリミットスイッチ(図示せず)で検
出するようにしてを設定させることができるが、特にこ
れに限定されるものではない。
て、第2のシリンダ装置5がその押圧杆51の一定長の大
ストローク進出を行なう。この押圧杆51の押圧により、
予備成形ガラス器9は台部912の底部から押されて図の
右側に移動を生ずる。この時、第1のシリンダ装置4は
吹き竿8の端部に押されて押圧杆41の後退が従動的に生
ずるようになっていると共に、、第2のシリンダ装置5
の押圧杆51のストロークが終了したときに該第1のシリ
ンダ装置4の押圧杆41の移動はロックされる。本例にお
けるこの第2のシリンダ装置5の押圧杆51の大ストロー
クの一定長の設定は、その先端位置が予め定めた所定の
位置に至ったことをリミットスイッチ(図示せず)で検
出するようにしてを設定させることができるが、特にこ
れに限定されるものではない。
第2のシリンダ装置5の押圧杆51の大ストロークの押圧
動作は、予備成形ガラス器9の台部912を台部整形位置
に移入位置決めさるためのものである。なお第5図
(c)においては第2のシリンダ装置5の押圧杆51の移
動ストロークを太線の矢印で図示するようにしている。
動作は、予備成形ガラス器9の台部912を台部整形位置
に移入位置決めさるためのものである。なお第5図
(c)においては第2のシリンダ装置5の押圧杆51の移
動ストロークを太線の矢印で図示するようにしている。
上記により第2のシリンダ装置5の大ストロークの押圧
動作の終了がリミットスイッチ等により検出されると、
この検出情報は制御装置を介して第3図に示したチャッ
ク機構3に伝えられて、吹き竿8の軸方向のズレ移動の
ロックが行なわれる。また第2のシリンダ装置5の押圧
杆51は初期位置に後退移動する(第5図(d)参照)。
動作の終了がリミットスイッチ等により検出されると、
この検出情報は制御装置を介して第3図に示したチャッ
ク機構3に伝えられて、吹き竿8の軸方向のズレ移動の
ロックが行なわれる。また第2のシリンダ装置5の押圧
杆51は初期位置に後退移動する(第5図(d)参照)。
以上によって、第5図(d)に示されるように支持架台
2,2上に載置された吹き竿8およびこれに付けられてい
る予備成形ガラス器9は、支持架台上でチャック機構3
により軸回りの回転が与えられて回転し、かつ軸方向の
ズレ移動は該チャック機構3によりロック(拘束)され
ている。また台部912は第1の整形機構6に対向した位
置に正しく位置決めされている。つまり第5図(a)〜
(d)によって予備成形ガラス器は台部の整形を行なう
準備状態に置かれたことになる。
2,2上に載置された吹き竿8およびこれに付けられてい
る予備成形ガラス器9は、支持架台上でチャック機構3
により軸回りの回転が与えられて回転し、かつ軸方向の
ズレ移動は該チャック機構3によりロック(拘束)され
ている。また台部912は第1の整形機構6に対向した位
置に正しく位置決めされている。つまり第5図(a)〜
(d)によって予備成形ガラス器は台部の整形を行なう
準備状態に置かれたことになる。
次に、以上の状態の予備成形ガラス器の台部912に対し
て整形を行なう。
て整形を行なう。
この整形は、上述第4図に基づいて説明したように、第
1の整形機構6を用いて、円板状の台部912を円錐形状
に整形させるように行なう第1の整形(第5図(e)参
照)と、上記第2のシリンダ装置5の押圧杆51を小スト
ローク移動させて、上記円錐形状にした台部911の底部
の周縁を若干量だけ押圧変形させ、高さ寸法が正確に決
められた最終的な台部91を作る第2の整形(第5図
(f)参照)とからなっており、第1の整形の詳細は更
に下記第6図および第7図に基づいて説明する。
1の整形機構6を用いて、円板状の台部912を円錐形状
に整形させるように行なう第1の整形(第5図(e)参
照)と、上記第2のシリンダ装置5の押圧杆51を小スト
ローク移動させて、上記円錐形状にした台部911の底部
の周縁を若干量だけ押圧変形させ、高さ寸法が正確に決
められた最終的な台部91を作る第2の整形(第5図
(f)参照)とからなっており、第1の整形の詳細は更
に下記第6図および第7図に基づいて説明する。
上記第2の整形を行なう第2のシリンダ装置5の押圧杆
51の押圧動作すなわち小ストロークの動作は、第5図
(f)の太線の矢印で示しているように、台部912の整
形位置への移入のために与えられる大ストロークよりも
短いものであるが、この図では上記大,小ストロークの
相対的な関係を説明するためにやや誇張して示している
が実際的には両者のストロークの差は台部91の高さ分に
当る寸2〜5mmである。
51の押圧動作すなわち小ストロークの動作は、第5図
(f)の太線の矢印で示しているように、台部912の整
形位置への移入のために与えられる大ストロークよりも
短いものであるが、この図では上記大,小ストロークの
相対的な関係を説明するためにやや誇張して示している
が実際的には両者のストロークの差は台部91の高さ分に
当る寸2〜5mmである。
この整形工程における一連の動作の連係は、それぞれの
作動機構の動作をリミットスイッチ等で検出することで
次の動作に移行させる上記と同様の構成が採用される。
作動機構の動作をリミットスイッチ等で検出することで
次の動作に移行させる上記と同様の構成が採用される。
上記第2のシリンダ装置5の押圧杆51の小ストロークの
押圧動作が終了したことを、不図示のリミットスイッチ
等で検出し、吹き竿8の取出し操作が行なわれる。この
吹き竿8の取出しは、押上げ装置72でV字状の受け71を
上方に押上げることで行なわれる(第5図(g)参
照)。
押圧動作が終了したことを、不図示のリミットスイッチ
等で検出し、吹き竿8の取出し操作が行なわれる。この
吹き竿8の取出しは、押上げ装置72でV字状の受け71を
上方に押上げることで行なわれる(第5図(g)参
照)。
次に上記第1の整形である所謂台返しについての機構お
よびその作動について説明する。
よびその作動について説明する。
この第1の整形は台返し位置に移入された台部912に対
して第1の整形機構6、を第1図(b)で示した水平方
向の待機位置から台返し位置に不図示の移動装置により
移動させ、次いで円板状の台部912に傾斜を付けて円錐
形状とするものである。
して第1の整形機構6、を第1図(b)で示した水平方
向の待機位置から台返し位置に不図示の移動装置により
移動させ、次いで円板状の台部912に傾斜を付けて円錐
形状とするものである。
第6図はこの第1の整形機構6が整形位置に移動された
状態を示していて、本例のこの第1の整形機構6は、台
部912の脚部92側の面に径方向に沿って係合する係合片6
3と、この係合片63が固着された傾動プレート62と、該
傾動プレート62を傾動可能に支持すると共に、上記不図
示の移動装置により待機位置から整形位置に移動される
フレーム61と、該フレーム61と傾動プレート62の傾動先
端の間に架設され、軸伸張により傾動プレート62を傾動
させる傾動駆動シリンダ装置64とからなっている。なお
各部の連結は上記傾動を許容できるように必要な部分に
ついてはヒンジとされている。
状態を示していて、本例のこの第1の整形機構6は、台
部912の脚部92側の面に径方向に沿って係合する係合片6
3と、この係合片63が固着された傾動プレート62と、該
傾動プレート62を傾動可能に支持すると共に、上記不図
示の移動装置により待機位置から整形位置に移動される
フレーム61と、該フレーム61と傾動プレート62の傾動先
端の間に架設され、軸伸張により傾動プレート62を傾動
させる傾動駆動シリンダ装置64とからなっている。なお
各部の連結は上記傾動を許容できるように必要な部分に
ついてはヒンジとされている。
この第6図で分るように、所定の位置に移入され位置決
めされた台部912に対し、第1の整形機構の係合片63を
該台部912の面の径方向に沿って係合させ、次に傾動駆
動シリンダ64を伸張させることで傾動プレート62を第7
図に示す如く傾動させて、円板状の台部912を円錐形状
の台部911に整形させることができる。この整形の終了
の後は、第1の整形装置は第1図(b)の水平方向待機
位置に復帰移動される。
めされた台部912に対し、第1の整形機構の係合片63を
該台部912の面の径方向に沿って係合させ、次に傾動駆
動シリンダ64を伸張させることで傾動プレート62を第7
図に示す如く傾動させて、円板状の台部912を円錐形状
の台部911に整形させることができる。この整形の終了
の後は、第1の整形装置は第1図(b)の水平方向待機
位置に復帰移動される。
以上述べたように、本例の台部整形装置によれば、ステ
ムウエアの台部91を、台種のガラス量の若干の相違、台
返し操作時の若干のバラツキ等に影響されて円錐形の高
さ寸法が該台返し操作のみでは精度よく得られない場合
にも、第2のシリンダ装置5を用いた第2の成形により
その高さを精度よく管理しながらその整形ができること
になり、したがってプレス成形法により高さ寸法が精度
よく成形される脚部92、回吹き成形型内で同様に寸法精
度よく成形されるボール部93の各第4図(f)で示した
寸法l1,l2,l3を多数の製品間でバラツキなく得ることが
でき、第4図(f)で示したステムウエア台部底から一
定の高さLでボール部を切断した場合にも、寸法l3のバ
ラツキのない一定化によりボール部の口径が一定に得ら
れることになる効果がある。
ムウエアの台部91を、台種のガラス量の若干の相違、台
返し操作時の若干のバラツキ等に影響されて円錐形の高
さ寸法が該台返し操作のみでは精度よく得られない場合
にも、第2のシリンダ装置5を用いた第2の成形により
その高さを精度よく管理しながらその整形ができること
になり、したがってプレス成形法により高さ寸法が精度
よく成形される脚部92、回吹き成形型内で同様に寸法精
度よく成形されるボール部93の各第4図(f)で示した
寸法l1,l2,l3を多数の製品間でバラツキなく得ることが
でき、第4図(f)で示したステムウエア台部底から一
定の高さLでボール部を切断した場合にも、寸法l3のバ
ラツキのない一定化によりボール部の口径が一定に得ら
れることになる効果がある。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明よりなるステムウエアの台部
整形装置は、プレス方式で成形された脚部をもつステム
ウエアの台部の整形を、機械的,自動的に行なうことを
可能とし、しかもその整形により得られる脚部および台
部の高さ寸法は製品毎にバラツクことなく均一に高精度
なものとなるから、最終的に製造されるステムウエアの
全高,口径の寸法管理が精度よく実現できるという効果
がある。
整形装置は、プレス方式で成形された脚部をもつステム
ウエアの台部の整形を、機械的,自動的に行なうことを
可能とし、しかもその整形により得られる脚部および台
部の高さ寸法は製品毎にバラツクことなく均一に高精度
なものとなるから、最終的に製造されるステムウエアの
全高,口径の寸法管理が精度よく実現できるという効果
がある。
また台部整形の機械化,自動化により作業者の熟練の必
要性を緩和して、従来熟練作業者の人数に応じた程度の
生産数しか得られなかった付加価値の高い製品(台部に
型スジがない製品)が、大量生産可能となる効果があ
る。
要性を緩和して、従来熟練作業者の人数に応じた程度の
生産数しか得られなかった付加価値の高い製品(台部に
型スジがない製品)が、大量生産可能となる効果があ
る。
更にまた本発明よりなる台部整形装置は、比較的簡易な
機構の組合せとして構成することができ、低コストな装
置,設備を構成できるという利点もある。
機構の組合せとして構成することができ、低コストな装
置,設備を構成できるという利点もある。
図面第1図(a)は本発明よりなる脚付きガラス器の台
部整形装置の構成概要一例を示す正面図、第1図(b)
は同平面図、第2図は(a)は吹き竿回転支持架台の側
面図、第2図(b)は同正面図、第3図はロック装置の
側面図、第4図(a)〜(f)はステムウエアが成形さ
れてゆく過程に沿った形状の変化状態を説明するための
図、第5図(a)〜(g)は台部整形装置の工程順序に
従った動きの状態を説明するための図、第6図(a),
(b)は台返し装置の作動初期状態を示したものであ
り、その図(a)は側面図、その図(b)は平面図をそ
れぞれ示している。第7図(a),(b)は台返し装置
の作動初期状態を示したものであり、その図(a)は側
面図、その図(b)は平面図をそれぞれ示している。第
8図は本発明の装置により製造されるステムウエアの斜
視外観図を示している。 1……基台 2……アイドラー型支持架台 3……ロック装置、4……第1シリンダ装置 5……第2シリンダ装置 6……第1の整形装置(台返し) 7……吹き竿取出し装置 8……吹き竿 9……予備成形ガラス器 91……最終形状の台部 911……台返しされた円錐形状の台部 912……円板状の台部、913……台種 92……脚部、93……ボール部 10……制御装置
部整形装置の構成概要一例を示す正面図、第1図(b)
は同平面図、第2図は(a)は吹き竿回転支持架台の側
面図、第2図(b)は同正面図、第3図はロック装置の
側面図、第4図(a)〜(f)はステムウエアが成形さ
れてゆく過程に沿った形状の変化状態を説明するための
図、第5図(a)〜(g)は台部整形装置の工程順序に
従った動きの状態を説明するための図、第6図(a),
(b)は台返し装置の作動初期状態を示したものであ
り、その図(a)は側面図、その図(b)は平面図をそ
れぞれ示している。第7図(a),(b)は台返し装置
の作動初期状態を示したものであり、その図(a)は側
面図、その図(b)は平面図をそれぞれ示している。第
8図は本発明の装置により製造されるステムウエアの斜
視外観図を示している。 1……基台 2……アイドラー型支持架台 3……ロック装置、4……第1シリンダ装置 5……第2シリンダ装置 6……第1の整形装置(台返し) 7……吹き竿取出し装置 8……吹き竿 9……予備成形ガラス器 91……最終形状の台部 911……台返しされた円錐形状の台部 912……円板状の台部、913……台種 92……脚部、93……ボール部 10……制御装置
Claims (2)
- 【請求項1】吹き竿の端部で吹き成形されたボール部の
底部にプレス成形された脚を付け、かつその脚先端に円
板状の予備成形台部を形成させた予備成形ガラス器を対
象として、上記円板状の予備成形台部を角度の極く小さ
な円錐形に台返し整形する台形整形装置であって、上記
予備成形ガラス器が端部に付いた吹き竿を概ね水平な状
態で軸回り回転可能に載置する支持手段と、該担持状態
の吹き竿を上記予備成形ガラス器の台部整形位置まで軸
方向移動させる移動手段と、該吹き竿の軸方向のズレ移
動をロックするロック手段と、該ロック手段の吹き竿に
ついている上記予備成形ガラス器の台部を円錐形に台返
し整形する第1の整形手段と、該台返し整形された台部
の高さを一定高に調節するために該台部の底部周縁を軸
方向吹き竿側に押圧変形させる第2の整形手段とを備
え、上記第1の整形手段は、予備成形台部の吹き竿側の
面の一部に径方向に沿って係合される係合片を有すると
共に、この係合片を、台部径内側の係合部を概ね傾動中
心として径外側を上記底側に傾動させる係合片傾動手段
を有することを特徴とする脚付きガラス器の台部整形装
置。 - 【請求項2】上記吹き竿を上記予備成形ガラス器の台部
整形位置まで軸方向移動させる移動手段が、予備成形ガ
ラス器の台部の底部を押圧するシリンダ装置であること
を特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載の脚付き
ガラス器の台部整形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62238180A JPH0714821B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 脚付きガラス器の台部整形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62238180A JPH0714821B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 脚付きガラス器の台部整形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6479022A JPS6479022A (en) | 1989-03-24 |
JPH0714821B2 true JPH0714821B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=17026363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62238180A Expired - Lifetime JPH0714821B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 脚付きガラス器の台部整形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714821B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2514982B2 (ja) * | 1987-10-01 | 1996-07-10 | 佐々木硝子株式会社 | 脚付きガラス器の台部整形装置 |
-
1987
- 1987-09-22 JP JP62238180A patent/JPH0714821B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6479022A (en) | 1989-03-24 |
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