JP2514982B2 - 脚付きガラス器の台部整形装置 - Google Patents

脚付きガラス器の台部整形装置

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JP2514982B2 JP62248756A JP24875687A JP2514982B2 JP 2514982 B2 JP2514982 B2 JP 2514982B2 JP 62248756 A JP62248756 A JP 62248756A JP 24875687 A JP24875687 A JP 24875687A JP 2514982 B2 JP2514982 B2 JP 2514982B2
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、脚付きガラス器(一般にステムウエアとい
う)の台部整形装置に関し、詳しくは吹き竿の先端にお
いて吹き成形したボール部の底に脚を付け、更にこの脚
の先端に台部を付けて手作り脚付きガラス器を成形させ
る成形において、該台部の整形に適用される台部整形装
置に関するものである。
(従来の技術) 従来、台部に型スジをつけることなく製造される付加
価値の高い手作り生産の脚付きガラス器製品(以下ステ
ムウエアという)は、通常数名が1組となった流れ作業
の形式で製造されるのが普通である。
そのような作業の一例を説明すると、まず最初の作業
者が、鉄製又はステンレス製の吹き竿の先端にルツボ炉
から溶融ガラスであるガラス種を巻取り、やや冷めて粘
度が高くなったところで回し吹き成形型内でこのガラス
種を吹いて膨らませながらボール部を成形させる。次の
作業者は、このボール部の底に脚部のガラス種を付けて
洋バシで所望形状の脚に引き伸ばす。次に上記脚の先端
に台部のガラス種(台種という)を付ける工程を経て、
最後の作業者が、吹き竿を回転させながら該台種を一対
の板で挾む形式の台ひろげ治具で台種を円形に圧延し、
更に極く小さな角度を付けて円錐形の台部を成形させる
(一般にこれを「台返し」という)。
以上の工程において、ボール部の吹き成形は上述のよ
うな手吹きでなく機械的に行なう方式とすることもでき
る。
なお脚付けの工程もプレス方式で行なうこともでき、
また上記台部をプレス法で付ける方法も知られている
が、これらの方式では脚部,台部の表面に型スジが残っ
てしまい、その製品の価値を低下させる。
(発明が解決しようとする問題点) ところで上記のようにして成形される脚部,台部に型
スジの残らない手作りステムウエアの製造は、各工程に
おいて熟練の作業者の技量の頼って行なわれることにな
るため、熟練作業者の人数に依存して大量生産には限界
があり、また熟練作業者の養成も時間がかかるという問
題がある。
特に脚部,台部に型スジを残さない付加価値の高いス
テムウエアは、この脚部,台部の整形が熟練を要しその
機械化が困難であったため、生産性の向上については大
きな障害となっていた。
上記において、手作り生産品としての特徴を残しつつ
機械化を図ることは従来困難であるとされていた理由は
次のことによる。
すなわち本発明において対象としているステムウエア
は、モイル部分を切り離して最終的な形状のステムウエ
アを作るが、例えばボール部がおわん型,逆円錐型等の
製品において顕著であるように、そのボール部分の高さ
が一定の状態で上記切断が行なわれないとステムウエア
の口径が不揃になってしまい、同一規格の製品としての
価値を損なってしまう。またステムウエアの脚部,台部
を含めた全高も各製品において一定でなければならない
ことも同様の意味において当然必要である。ここでこの
ようなステムウエアの製品において求められる要求を満
足させるには、ボール部の上部でモイルを切断する線か
ら台部底までのステムウエア全高L寸法が各製品間にお
いてバラツキなく精度よく得られること、またモイル切
断の線からボール部の高さ寸法が各製品間においてバラ
ツキなく得られること、を同時に達成しなければならな
い。しかしステムウエアの脚部を手作業で引き伸ばす方
式の製品では、熟練作業者が行なう場合には台部整形の
最終段階で上記寸法バラツキを吸収させることがその熟
練の技量により可能なのであるが、製品毎に異なるバラ
ツキを考慮してこれの誤差吸収を機械化して行なうのは
難しい。
(問題点を解決するための手段) 本発明は以上のような従来の問題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、脚部を手作業で引き伸
ばす方式で成形されるステムウエアの台部の整形を、上
述した従来解決が難かしいとされていた問題を招くこと
なく、機械的、自動的に行なうことを可能としたステム
ウエア(脚付きガラス器)の台部整形装置を提供すると
ころにある。
また本発明の他の目的は、台部整形の機械化,自動化
により作業者の熟練の必要性を緩和した装置を提供する
ところにある。
而して、かかる目的の実現のためになされた本発明よ
りなるステムウエア(脚付きガラス器)の台部整形装置
の特徴は、吹き竿の端部で吹き成形されかつモイル切断
線の記されたボール部の底部に手作業により脚を付けて
所定長に引伸ばし、かつその脚先端に円板状の予備成形
台部を手作業により形成させた予備成形ガラス器を対象
として、上記円板状の予備成形台部を角度の極く小さな
円錐形に台返し整形する台部整形装置であって、上記予
備成形ガラス器が端部に付いた吹き竿を概ね水平な状態
で軸回り回転可能に載置する支持手段と、該担持状態の
吹き竿を軸方向に移動させる移動手段と、該移動する予
備成形ガラス器の上記ボール部のモイル切断線を光学的
に検知して該予備成形ガラス器を台部整形位置に停止さ
せる光学検知手段と、該台部整形位置で停止された吹き
竿の軸方向ズレ移動をロックするロック手段と、該軸方
向ズレ移動がロックされた状態で吹き竿を軸回りに回転
させる回転駆動手段と、吹き竿と一体に回転する上記予
備成形ガラス器の台部を円錐形に台返し整形する第1の
整形手段と、該台返し整形されかつ回転されている台部
の底部周縁を軸方向吹き竿側に押圧変形させる第2の整
形手段とを備え、上記第1の整形手段は、予備成形台部
の吹き竿側の面の一部に径方向に沿って係合される係合
片と、台部径内側の係合部を概ね傾動中心としてこの係
合片の径外側を底側に傾動させる係合片傾動手段を有す
る構成をなすところにある。
(作用) 本発明は前記の構成をなすことによって、機械的,自
動的な製造により全高とボール部の口径を一定としたス
テムウエアの大量生産が可能となる。
(実施例) 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明よりなる脚付きガラス器の台部整形装
置の構成概要一例を示す図であり、この図において、1
は装置全体の基台であり、長尺の吹き竿8の長さより十
分に長い細長のものとされている。この基台1上の概ね
中央付近には、該基台の長尺方向に離隔して一対にアイ
ドラー型支持架台2,2が配置されていて、吹き竿8を概
ね水平に載置してこれを軸回り回転可能に支持できるよ
うになっている。このアイドラー型支持架台2の詳細構
造は第2図に示されていて、基台1の上に植設固定され
た台21の上部に、吹き竿8の軸と平行な回転軸23,23で
回転自在に支持された回転ローラ22,22が、載置される
吹き竿8を左右から挾んでその軸回り回転を可能に支持
するようになっている。
3は上記支持架台2の近傍に配置されたロック手段と
してのチャック機構でありその詳細構造は第3図に示さ
れている。すなわち基台1の上に植設固定された台31の
上部に、不図示の開閉駆動手段により上端が左右に開閉
可能とされた一対の開閉腕32,32が設けられ、それら開
閉腕32,32の対向部には上下対をなす都合四つのローラ3
3,33,…が、吹き竿8を中心にして挾みこむようになっ
ていて、これらのローラ33のいずれかは回転駆動される
ようになっている。
7は上記一対のアイドラー型支持架台2の間に配置さ
れた吹き竿取出し装置であり、これらアイドラー型支持
架台2の上に載置支持された吹き竿8に対して、通常
は、上に開いたV字状の受け71を第5図(a)の状態で
待機させ、吹き竿8の取出し時には、該受け71を第5図
(e)の如く押上げ装置72で上方に押上げ、支持架台2
から取出すことができるようになっている。
上記支持架台2,2の上に回転自在に支持される吹き竿
は8は、本例の装置の上に載置される前において、第1
図に図示しているように、その先端に、所定の作業によ
り手吹き成形されたボール部93,手作業で所定長に引伸
ばされた脚部92および円板状の台部912をもつように予
備成形された予備成形ガラス器9が付けられている。ま
たボール部93には、その吹き成形工程においてモイル切
断線931が記されており、これは例えば予め熱でガラス
に溶着する絵具等で回し吹き成形型内にモイル切断線を
記入する等の方法により行なうことができる。
4は吹き竿8先端の位置決め用の第1のシリンダ装置
であり、5は台部の底部周縁を寸法出しのために変形さ
せる機能を奏するように準備された第2のシリンダ装置
である。
ここで第1のシリンダ装置4の機能について説明する
と、本例におけるこの第1のシリンダ装置4は、支持架
台上に載置された吹き竿8を台部912の成形位置への移
入を行なわせるためのものであり、装置上部の所定の位
置に配置されている光学検知装置11により、ボール部の
モイル切断線931が所定の位置まで図の右側から移動さ
れてきた時に、停止される。
また第2のシリンダ装置5の機能について説明する
と、台返しにより円錐形とされた台部の底部周縁を押圧
変形させて、モイル切断線から台部93の底までの寸法を
所定の長さとする第2の整形機構としての役割をなして
いる。
6は台部の台返しを行なう第1の整形機構を示し、そ
の詳細構造および作動は第6図および第7図により示さ
れ、その説明は以下の作動説明に促して行なう。
上記光学検知装置は、例えば基台1の上部所定位置に
固定的に配置されて、第1のシリンダ装置4により予備
成形ガラス器の移動軌道上をセンシングしていて、その
ボール部のモイル切断線がきたことを検知して該検知情
報に基づき第1のシリンダ装置4の作動停止、これに続
くチャック機構3の作動を行なわせるように連係されて
いる。このような光学検知装置としては、例えば反射型
光電検出器、光結合センサ、固体イメージセンサ等のも
のを使用することができる。
10は制御装置であり、本例では上述した第1のシリン
ダ装置4、第2のシリンダ装置5、チャック機構3、第
1の整形機構5、吹き竿取出し装置7の各作動を、以下
に説明する作動順序に従って行なわせるように、そのシ
ーケンスがプログラム設定されたマイクロコンピュータ
により構成されている。
なお第4図(a)〜(f)は、本例装置で台部が整形
されるステムウエアの成形順序に従った形状変化を一連
に示したものであり、まず第4図(a)において吹き竿
8の先端に巻取ったガラス種を吹き成形してボール部93
(なお94はモイル部)を成形し、ボール部にはモイル切
断線931を記す。次にそのボール部の底に脚用のガラス
種を付けて手作業で概ね所定長さに引き伸ばして脚部92
とし(第4図(b)参照)、更にこの脚部92の先端に台
種913を付け(第4図(c)参照)、これを円板状に圧
延(第4図(d)参照)した台部912として、本例の台
部整形装置に適用する状態とされる。
そして台部整形装置においては、まず第1の整形機構
により上記円板状の台部912は円錐形の形状の台部911に
整形される(第4図(e)参照)。このときの円錐形台
部911の形状は、モイル切断線から台部911底までの全体
寸法が、目的とするステムウエアの全高L寸法よりも若
干長なるように予め設定して与えられる。
次に第2の整形機構(本例では第2のシリンダ装置)
により、上記円錐形とされた台部911はその底部周縁が
押圧されることで図示の如く若干長t(製品毎に異な
る)だけその高さが圧縮されて、最終的な形状の台部91
に整形される(第4図(f)参照)。
以上のようにして整形された台部を有するステムウエ
アの予備成形品は、ボール部のモイル切断線で切断さ
れ、適宜仕上処理を経て第8図のステムウエアとされ
る。
以下本実施例の台部整形装置の作動をその順序に従っ
て説明する。
いま第1のシリンダ装置4および第2のシリンダ装置
5がその押圧杆を第5図(a)に示したように後退位置
に待機させた状態にあり、この状態で予備成形ガラス器
9を付けた吹き竿8を支持架台2,2の上に載置させる。
この支持架台2,2上への吹き竿8の載置は、図示しない
近接スイッチ等により検出されてその載置情報は制御装
置10に伝えられる。
上記吹き竿の載置が検知された台部整形装置は次に、
第1のシリンダ装置4が吹き竿8の端部を図の左側に移
動させる押圧杆41の押圧動作を開始する。
第1のシリンダ装置4により移動される吹き竿の端部
に付いている予備成形ガラス器は、光学検知装置11によ
りそのボール部のモイル切断線が検知されると、該光学
検知装置11は制御装置10を介して第1のシリンダ装置4
の作動停止信号を出してその作動を停止させる。
上記により第1のシリンダ装置4の押圧動作の終了が
リミットスイッチ等により検出されると、この検出情報
は制御装置を介して第3図に示したチャック機構3に伝
えられて、吹き竿8の軸方向のズレ移動を防止するため
のロックが行なわれる。また第1のシリンダ装置4の押
圧杆41は初期位置に後退移動する(第5図(b)参
照)。
以上によって、第5図(b)に示されるように支持架
台2,2上に載置された吹き竿8およびこれに付けられて
いる予備成形ガラス器9は、支持架台上でチャック機構
3により軸回りの回転が与えられて回転し、かつ軸方向
のズレ移動は該チャック機構3によりロック(拘束)さ
れている。また台部912は第1の整形機構6に対向した
位置に正しく位置決めされている。つまり第5図
(a),(b)によって予備成形ガラス器は台部の整形
を行なう準備状態に置かれたことになる。
次に、以上の状態の予備成形ガラス器の台部912に対
して整形を行なう。
この整形は、上述第4図に基づいて説明したように、
第1の整形機構6を用いて、円板状の台部912を円錐形
状に整形させるように行なう第1の整形(第5図(c)
参照)と、上記第2のシリンダ装置5の押圧杆51をスト
ローク移動させて、上記円錐形状にした台部911の底部
の周縁を若干量だけ押圧変形させ、全高Lの寸法を精度
よく出した最終的な台部91を作る第2の整形(第5図
(d)参照)とからなっており、第1の整形の詳細は更
に下記第6図および第7図に基づいて説明する。
なお整形工程における一連の動作の連係は、それぞれ
の作動機構の動作をリミットスイッチ等で検出すること
で次の動作に移行する上記と同様の構成が採用される。
上記第2のシリンダ装置5の押圧杆51の押圧動作が終
了したことを、不図示のリミットスイッチ等で検出し、
吹き竿8の取出し操作が行なわれる。この吹き竿8の取
出しは、押し上げ装置72でV字状に受け71を上方に押上
げることで行なわれる(第5図(e)参照) 次に上記第1の整形である所謂台返しについての機構
およびその作動について説明する。
この第1の整形は、台返し位置に移入された台部912
に対して第1の整形機構6、を第1図(b)で示した水
平方向の待機位置から台返し位置に不図示の移動装置に
より移動させ、次いで円板状の台部912に傾斜を付けて
円錐形状とするものである。
第6図はこの第1の整形機構6が整形位置に移動され
た状態を示していて、本例のこの第1の整形機構6は、
台部912の脚部92側の面に径方向に沿って係合する係合
片63と、この係合片63が固着された傾動プレート62と、
該傾動プレート62を傾動可能に支持すると共に、上記不
図示の移動装置により待機位置から整形位置に移動され
るフレーム61と、該フレーム61と傾動プレート62の傾動
先端の間に架設され、軸伸張により傾動プレート62を傾
動させる傾動駆動シリンダ64とからなっている。なお各
部の連結は上記傾動を許容できるように必要な部分につ
いてはヒンジとされている。
この第6図で分るように、所定の位置に移入され位置
決めされた台部912に対し、第1の整形機構の係合片63
を該台部912の面の径方向に沿って係合させ、次に傾動
駆動シリンダ64を伸張させることで傾動プレート62を第
7図に示す如く傾動させて、円板状の台部912を円錐形
状の台部911に整形させることができる。こに整形の終
了の後は、第1の整形装置は第1図(b)の水平方向待
機位置に復帰移動される。
ここで第5図(d)に戻って説明すれば、第2のシリ
ンダ装置5の押圧杆51をストローク移動させることで円
錐形状にした台部911の底部の周縁を若干量だけ押圧変
形させることにより、全高Lの寸法を精度よく出した最
終的な台部91を作る第2の整形を行うことができる。
以上述べたように、従来は、脚部の引き伸ばしが手作
業である場合には製品間で若干のバラツキが避けられ
ず、また台部についても、台種のガラス量の若干の相
違、台返し操作時の若干のバラツキ等に影響されて、モ
イル切断線を基準とすれば全高Lの製品間でのバラツキ
が生じ、他方全高Lを一定として切断を行なえばボール
部の口径が製品間でバラツキ一定しないという問題があ
ったが、上記実施例で代表的に説明される本発明装置に
よれば、第2のシリンダ装置5を用いた第2の成形によ
りその高さを精度よく管理しながらその整形ができるこ
とになり、したがって回し吹き成形型内で同様に寸法精
度よく成形されるボール部93の第4図(f)で示した寸
法11と、全高L寸法とが多数の製品間でバラツキなく一
定のものとして得ることができ、第4図(f)で示した
ステムウエア台部底から一定の高さLでボール部を切断
した場合にも、上記寸法のバラツキのない一定化により
ボール部の口径が一定に得られることになる効果があ
る。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明よりなるステムウエアの台
部整形装置は、手作り製品としての付加価値の高いステ
ムウエアの特長を生かしつつ、従来熟練度が必要とされ
ていた台部の整形を機械的,自動的に行なうことを可能
とし、しかもその整形により得られる脚部および台部の
高さ寸法は製品毎にバラツクことなく均一に高精度なも
のとなるから、最終的に製造されるステムウエアの全
高,口径の寸法管理が精度よく実現できるという効果が
ある。
また台部整形の機械化,自動化により作業者の熟練の
必要性を緩和して、従来熟練作業者の人数に応じた程度
の生産数しか得られなかった付加価値の高い製品(台部
に型スジがない製品)が、大量生産可能となる効果があ
る。
更にまた本発明よりなる台部整形装置は、比較的簡易
な機構の組合せとして構成することができ、低コストな
装置,設備を構成できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面第1図(a)は本発明よりなる脚付きガラス器の台
部整形装置の構成概要一例を示す正面図、第1図(b)
は同平面図、第2図(a)は吹き竿回転支持架台の側面
図、第2図(b)は同正面図、第3図はロック装置の側
面図、第4図(a)〜(f)はステムウエアが成形され
てゆく過程に沿った形状の変化状態を説明するための
図、第5図(a)〜(e)は台部整形装置の工程順序に
従った動きの状態を説明するための図、第6図(a),
(b)は台返し装置の作動初期状態を示したものであ
り、その図(a)は側面図、その図(b)は平面図をそ
れぞれ示している。第7図(a),(b)は台返し装置
の作動初期状態を示したものであり、その図(a)は側
面図、その図(b)は平面図をそれぞれ示している。第
8図は本発明の装置により製造されるステムウエアの斜
視外観図を示している。 1……基台 2……アイドラー型支持架台 3……ロック装置、4……第1シリンダ装置 5……第2シリンダ装置 6……第1の整形装置(台返し) 7……吹き竿取出し装置 8……吹き竿 9……予備成形ガラス器 91……最終形状の台部 911……台返しされた円錐形状の台部 912……円板状の台部、913……台種 92……脚部、93……ボール部 10……制御装置、11……光学検知装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吹き竿の端部で吹き成形されかつモイル切
    断線の記されたボール部の底部に手作業により脚を付け
    て所定長に引伸ばし、かつその脚先端に円板状の予備成
    形台部を手作業により形成させた予備成形ガラス器を対
    象として、上記円板状の予備成形台部を角度の極く小さ
    な円錐形に台返し整形する台部整形装置であって、上記
    予備成形ガラス器が端部に付いた吹き竿を概ね水平な状
    態で軸回り回転可能に載置する支持手段と、該担持状態
    の吹き竿を軸方向に移動させる移動手段と、該移動する
    予備成形ガラス器の上記ボール部のモイル切断線を光学
    的に検知して該予備成形ガラス器を台部整形位置に停止
    させる光学検知手段と、該台部整形位置で停止された吹
    き竿の軸方向ズレ移動をロックするロック手段と、該軸
    方向ズレ移動がロックされた状態で吹き竿を軸回りに回
    転させる回転駆動手段と、吹き竿と一体に回転する上記
    予備成形ガラス器の台部を円錐形に台返し整形する第1
    の整形手段と、該台返し整形されかつ回転されている台
    部の底部周縁を軸方向吹き竿側に押圧変形させる第2の
    整形手段とを備え、上記第1の整形手段は、予備成形台
    部の吹き竿側の面の一部に径方向に沿って係合される係
    合片と、台部径内側の係合部を概ね傾動中心としてこの
    係合片の径外側を底側に傾動させる係合片傾動手段を有
    することを特徴とする脚付きガラス器の台部整形装置。
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