JPH07148208A - 物理療法用器具及びその使用方法 - Google Patents

物理療法用器具及びその使用方法

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JPH07148208A
JPH07148208A JP6182435A JP18243594A JPH07148208A JP H07148208 A JPH07148208 A JP H07148208A JP 6182435 A JP6182435 A JP 6182435A JP 18243594 A JP18243594 A JP 18243594A JP H07148208 A JPH07148208 A JP H07148208A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 第1パテ14は、ボロン又は錫を含む化合物
とポリシロキサン反応生成物と2級ポリジオルガノシロ
キサン樹脂とを含み、無色である。第2パテ18−32
は、ボロン又は錫を含む化合物とポリシロキサン反応生
成物とポリジオルガノシロキサン樹脂と各々色の異なる
染料とを含む。第1パテと第2パテとは手で練り合わせ
ることができる。 【効果】 色の異なる2つのパテを手で互いに練り込む
際に途中で生じる縞模様の様子によって、手が練ったパ
テの量をモニタできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、治療の訓練用パテに関し、特に
訓練用パテを使用する手先の治療における患者の経過を
モニタする器具及び方法に関する。
【0002】
【背景技術】ボロシロキサン(borosiloxanes)は、治
療での使用に適した特有の物理的性質を有する。ボロシ
ロキサン製の弾性パテが、例えば、ライト(Wright)に
よる米国特許第2,541,851号や、カイザー(Ka
iser)らによる米国特許第3,677,997号に示さ
れている。
【0003】上記弾性パテは、パテ状の材料として練っ
たりまたは作業を行えるような特性を有する一方で、か
なりの力の作用による弾性を現す。ボロシロキサン製の
弾性パテは、「シリーパテ(SILLY PUTTY)」の商標の
もとにおもちゃとして商業ベースで長期に亘って利用さ
れてきた。弾性パテは、その特性故に、患者の手の筋肉
の制御と動作を強化するために物理療法での応用が見い
だされている。
【0004】訓練用パテの塊は元々形状が無いので、物
理療法士(または患者)がパテを扱う際の経過をモニタ
する簡単な方法は無い。従来の訓練用パテでは、練った
り手で処理する量を変えてみても、同じ結果、すなわち
形の無い塊を作るのみである。手で扱われたパテの量を
測定する良い方法が無いことが問題となっている。そこ
で、患者の手を訓練するときに患者によって行われた作
業の経過をモニタする器具及び方法に対する需要が存在
している。
【0005】
【発明の概要】本発明にて、第1の色及び展性を有する
第1質量体を患者に与えることによって手先の治療を行
う方法が開示される。第1の色とは異なる第2の色及び
展性を呈する第2質量体も患者に与えられて、患者は、
2つのパテを一緒に練るように指示される。パテは、2
つの色が完全に1つになるまで練られて、第1の色と第
2の色とが混合されて生じる一様な色を呈する。
【0006】本発明によれば、患者に与えられる展性を
有する質量体は、ボロシロキサンをベースとしており、
さらに互いに異なる色に着色されている。本発明によれ
ば、第2質量体は、第1質量体に対してかなり小さく、
また第1質量体よりも濃く着色されている。第2質量体
が第1質量体に完全に練り込まれると、さらに濃く着色
され且つ展性を有する質量体が、合併質量体と練り込む
ために患者に与えられる。このプロセスは、一様なダー
クブラウンなど、パテを追加してもこれ以上合併質量体
の色を変えることができなくなるまで、患者の治療に適
した回数で繰り返される。
【0007】本発明による器具は物理療法士などに提供
されるのが好ましい。また、本発明の器具は、ほぼ無色
の訓練用パテからなる比較的大きな質量体と、異なる色
のパテからなり且つ各々が少なくとも他のものとは色に
より識別される比較的小さな質量体の複数とを含むキッ
トからなることが好ましい。このように、1つに練り上
げられた合併質量体は、様々な色彩に濃く着色され且つ
小量のパテからなり添加される質量体の量によって、そ
の色を変えていく。
【0008】本発明によって、患者の手先の治療の経過
を詳細にモニタすることができる。ほぼ無色のパテから
なる大きな質量体が濃く着色された小さい質量体とあま
り混ざっていなければ、2つの質量体が単に一緒の塊と
なっているのみであり、視覚的に互いに識別することが
できる。途中の状態では、2つの質量体が一緒に混ぜ合
わされているので縞模様が合併質量体中に現れる。かな
り練られた後では、合併質量体は、2つの質量体の本来
の色が組み合わされて生じる一様な色になる。これによ
って、物理診療士や医者は、患者の経過をモニタしなが
ら、患者によって行われた作業量の表示を行うことがで
きる。
【0009】
【実施例】本発明の構成及び効果は、添付図面に基づき
以下の実施例の記載を参照することによって明らかにさ
れる。展性を有する任意の材料によって、粘土などの、
本発明による訓練用着色パテとしてのベースが形成され
る。シロキサンやシロキサン反応生成物は、ウォーター
ベース成分として乾燥しないので好ましい。本発明によ
る好ましい訓練用パテは、(a)鎖状に伸長するポリシ
ロキサン反応生成物、(b)2級ノルマルポリシロキサ
ン樹脂(a second, normal polysiloxane gum)、
(c)モノ不飽和脂肪酸などの内部潤滑剤、(d)任意
の充填材、(e)以下に記載する訓練用パテが最初から
着色されている場合は小量の顔料を含んでいることが特
に望ましい。
【0010】鎖状に伸長するポリシロキサン反応生成物
は、ボロンまたは錫のいずれか一方及び酸素を含む反応
体と、ポリジオルガノシロキサンとを反応させることに
よって生成される。上記反応物は、ボロン及び酸素を含
む任意の反応体であり、例えば、トリメチルボロキシン
(trimethyl boroxane)、ピロホウ酸(pyroboric aci
d)、無水ホウ酸、エチルホウ酸塩、ホウ酸エステルな
どである。ボロンがチェーン伸長原子として選択された
ところでは、トリメチルボロキシンが好ましい反応体で
ある。この反応体は、ジブチルジアセトキシ錫(dibuty
ldiacetoxytin)などの錫や酸素を含む化合物でも良
い。
【0011】この反応体は、ポリジオルガノシロキサン
と反応する。このポリジオルガノシロキサンは、好まし
くは水酸基で終端しているポリジメチルシロキサンの液
体であり、50,000〜100,000センチストー
クスの粘性と、88,000〜103,000の加重平
均分子量とを有し、1モジュール当たりの平均シロキシ
ルユニット数が1,200〜1,400の範囲内にあ
る。この反応体は、ポリシロキサンチェーンの端部の水
酸基に作用して、ボロンまたは錫によってチェーンを延
長させる。ボロンは3官能性であるから、ボロンがチェ
ーン伸長原子として用いられたところでは、ボロン原子
は3つのポリシロキサンチェーンの端部と約50〜10
0%一緒にリンクされる。
【0012】特に好ましい組成において、水酸基で終端
しているポリジメチルシロキサンの重量比のおよそ10
0は、トリメチルボロキシンの重量比の3と反応する。
この反応は、およそ93.3℃(200゜F)で進行し
て、ボロシロキサン反応生成物を生成する。この組成
は、好ましくは1,000,000センチストロークオ
ーダの粘性と120mmから140mmまでのウィリア
ムの塑性とを有するノルマルポリシロキサン樹脂をさら
に含む。この2級ポリシロキサンは、任意のポリジオル
ガノシロキサン樹脂でも良い。特に好ましい2級ポリシ
ロキサンは、ポリジメチルシロキサンであるが、端部の
成分は硬化せず且つシロキシル基の架橋が生じないの
で、側鎖の置換基の割合は無関係(irrelevant)であ
る。このようにして、メチルビニルポリシロキサンが容
易に用いられる。この2級ポリシロキサンは、トリメチ
ル基にて終端したり(trimethyl end-blocked)、ジメ
チルビニル基にて終端したり(dimethyl vinyl end-blo
cked)、または周知の基にて終端していても良い。2級
ポリシロキサンは、可塑剤として加えられて、成分が練
られた後で粘着性を有することを防止する。さらに、2
級ポリシロキサンは、鎖状に伸長しているポリシロキサ
ン反応生成物の重量比の100に対して重量比で10か
ら50までの割合で存在する。
【0013】また、ボロシロキサンのみをベースとする
訓練用パテは、自然と平らになって溜まる傾向がある。
この材料は、クラックや孔に浸透するので、じゅうたん
地や巨視的に多孔性の表面に長期間に亘ってとどまるこ
とができない。2級ポリシロキサンを加えることによっ
て、平らになる作用を抑制する作用が付加される。その
結果、パテは形状をとどめ易くなったり粘土のようにな
ったりして、液体としての性質が低減される。
【0014】組成の第3の成分は、9−オクタデカン酸
(9-octadecenoic acid)やデラウエア州ウィルミント
ン(Wilmington)のハーキュリース株式会社(Hercules
Incorporated)製の「パモリン125(PAMOLYN 12
5)」の商標で販売されているオレイン酸などの内部潤
滑剤である。C17−C18の炭素チェーン長を有するモノ
不飽和脂肪酸(monounsaturated fatty acids)を用い
ても良い。モノ不飽和脂肪酸は、添加されて上述の2つ
の混合ポリマの流体特性に作用し、鎖状に伸長するポリ
シロキサン反応生成物の100の重量比に対して0.2
から2.0の重量比で端部に存在する。
【0015】第4の基本成分は、シリカや石灰質の材料
などの充填材である。本発明において有効な充填材とし
ては、ヒュームドシリカ、沈澱シリカ(precipitated s
ilica)、セリット(celite)、水晶(ground quart
z)、または周知の材料が含まれる。選択される充填材
は、訓練用パテの所望の色に影響を与えるほど濃く着色
されていてはならない。しかしながら、酸化鉄や2酸化
チタンなどの濃い色の充填材が、質量体に特定の色を着
色するために以下に開示される顔料の替わりに用いられ
ることもある。充填材は、反応生成物の重量比の100
に対して5から45の重量比で存在する。
【0016】場合によっては、患者に訓練用パテを与え
る前に訓練用パテの加熱が必要になることもある。マイ
クロ波に曝されると加熱される充填材もある。水和シリ
カ(hydrated silicas)などの束縛された水(bound wa
ter)を含む化合物や合成物である充填材はこの性質を
有する。このような化合物や合成物の代表的なものは沈
澱シリカであり、この沈澱シリカはその補強特性故に特
に好ましい。沈澱シリカは、その表面において水分子の
層が水和されている。水分子そのものは、マイクロ波エ
ネルギを吸収するOHボンド(OH bonds)を有し、シリ
カ粒子はこのエネルギに曝されたときに加熱される。束
縛された水粒子はマイクロ波エネルギに曝される度に加
熱されるので、束縛された水を含む水和シリカや他の化
合物は、水を含む他の混合物よりも好ましい。沈澱シリ
カは、その製造工程によって水の束縛層を得る。さら
に、沈澱シリカは、カーボンブラックや金属、金属酸化
物のように結合の手を奪わないので、好ましい充填成分
である。なぜならば、沈澱シリカは、シリコン樹脂によ
って濡れて成分内に保持されるからである。さらに、沈
澱シリカは、顔料をマスクしないので好ましい。
【0017】他の潤滑剤を不飽和脂肪酸に追加して成分
に加えることもできる。このように追加される添加剤の
1つにペトロラタムがある。このペトロラタムは、組成
に反粘着性(anti-sticking property)を与える特別な
働きをする。ペトロラタムは、ボロシロキサン反応生成
物やシロキサン錫反応生成物の重量比の100に対して
0から30までの範囲の重量比で成分に含まれる。グリ
セリンを反応生成物に鏡面を作るために0から1の重量
比の範囲内で添加することもできる。
【0018】特に好ましい組成を作成するために、7
0,000センチストークスの粘性を有し水酸基で終端
しているポリジメチルシロキサンの重量比の100が、
トリメトキシボロキシン(trimethoxyboroxine)の重量
比の3と93.3℃(200゜F)で反応して、重合し
たボロシロキサン反応生成物の雪(snow)が生成され
る。この反応生成物の重量比の100が、130mmの
ウイリアムの塑性を有するポリジメチルシロキサン樹脂
の重量比の30と、9−オクタデシニル酸(9-octadece
nyl acid)の重量比の1と、沈澱シリカの重量比の20
と結合する。
【0019】本発明により最初に提供される着色質量体
の各々(図1に示す実施例の大きな無着色質量体14に
限らない)に対し、顔料も組成の一部をなす。この顔料
の色、濃度及び化学的特性は、構成要素となる着色質量
体がメインの(最初の無着色の)質量体と一緒に練り合
わされる順番に依存する。最初または初期に練り込まれ
る着色質量体は、低濃度または染色力が低い弱い顔料を
含むべきである。従って、これら顔料は、メイン質量体
と一緒になったときに、次に添加されるより強い顔料の
色を隠さない。本発明の用途に適した顔料は、比較的低
価格で、紫外線に対して変色しない認可FDA(FDA ap
proved)である。好ましくは、患者の手の上にパテから
出てくることを防止するために、顔料はシリコンオイル
に対して不溶である方が良い。本発明による顔料の濃度
は、任意であるが、顔料間での染色能力を同一と仮定し
た場合、一連の着色質量体の中で最初に着色を行うもの
ではその濃度は低く、後になって着色を行う質量体では
その濃度は増大している。着色質量体の各々における顔
料の濃度は、例えば、ボロシロキサン反応生成物の重量
比の100に対して1×10-5から1×10-3の範囲の
重量比である。本発明に特に有効な顔料は、好ましい組
成においてボロシロキサン反応生成物の100の重量比
に対して次に示すようになる。
【0020】1.スカイブルー:2酸化チタン(titani
um dioxide)0.0008及びウルトラマリンブルー
0.0004 2.イエロー:クロムイエロー0.000018 3.レッド:C1レッド30アルミニウムレーキ顔料
(C1 red 30 aluminumlake pigment)0.0001 4.ホワイト:2酸化チタン0.0008 小さい質量体は、ボロシロキサンパテ、ポリジオルガノ
シロキサンパテ、または両者の混合物であっても良く、
これらに添加される顔料の量は、ベースとして選択され
るパテに拘らずほぼ同一で良い。
【0021】本発明は、好ましくは、図1に各部品を示
すキットにて提供される。図1において、本発明による
治療用キット10は、ボロシロキサンパテからなる大き
なメイン質量体14のコンテナ12と、ボロシロキサン
またはシロキサンパテの小さな着色質量体18−32の
各々を含むポケットの複数を有するパッケージ16とを
含む。質量体14は、例えばおよそ50gであり、着色
質量体18−32の各々はおよそ1gである。メイン質
量体14の組成は、好ましくは上述の如く無着色のボロ
シロキサンをベースにしている。すなわち、質量体14
は、元来無着色であり、白っぽい半透明な外観を呈して
いる。一方、着色質量体18−32の各々は濃く着色さ
れ、質量体18−32の少なくともいくつかの色は残り
の質量体18−32の色とは異なっている。例えば、質
量体18はスカイブルー、質量体20はイエロー、質量
体22はレッド、質量体24は再度イエロー、質量体2
6はグリーン、質量体28は若干異なるレッド、質量体
30はホワイト、質量体32はダークブルーとなってい
る。着色質量体18−32での色の配列及び色相は任意
で良い。
【0022】色の選択とその濃度は2つの原理に従って
選択される。第1は、質量体18のように最初に着色を
行う質量体は濃く着色されてはならず、質量体32のよ
うに最後に着色を行う質量体はかなり濃く着色されるこ
とである。第2は、縞模様のようなものが物理診療士に
対して迅速に判るように、選択される色は互いに十分に
異なっていることである。色の数を最小にする場合、色
は交互となり、例えば質量体18,22,26,30は
ブルーに着色され、質量体20,24,28,32はホ
ワイトに着色される。好ましくは別の明るい色を、質量
体18−32から選択されたものに添加することもでき
る。
【0023】本発明による練ったり手で扱う行程を図2
乃至図4に示す。図2に、無色のメイン質量体14が患
者の手34によって練られている様子が示されている。
この段階で、診療士や医者は患者に小さい着色質量体1
8を与える。この質量体18は手がつけられておらず、
1つになった質量体の中で視覚的に識別できる。次に、
診療士や医者が患者を診たときに、訓練用パテがこの状
態のままであれば、診療士や医者は、患者による作業や
処理が多く行われなかったことを知ることができる。
【0024】図3において、中間の状態が示され、色の
縞模様36が1つになったパテの質量体38全体に拡が
り始めている。この縞模様が形成されるプロセスは、か
なり目立つ色彩を有する大きな縞とともに始まる。練る
プロセスが進行すると、縞は細くなり、1つになった質
量体38の背景の色に対して目立たなくなってくる。図
4において、1つになった質量体38は、最初の質量体
(この場合質量体14)の背景色と着色質量体との色と
が混合されて生じた色を一様に呈する。練りを繰り返す
ことによって、パテ38は、質量体18のブルーをベー
スとして生じた一様なブルーを呈する。この状態によっ
て、診療士はパテがかなり練られたことを知ることがで
きる。
【0025】患者は、周期的にパッケージ16から着色
質量体が与えられて、このプロセスを繰り返すように指
示される。例えば、第1期間(第1日または最初の1週
間)で練られてブルーとなった質量体が持ってこられ
て、患者は、ポケット20の質量体をこのブルーの質量
体に加えるように指示される。このポケット20の質量
体は、例えば1.5gのイエローの質量体である。イエ
ローの縞模様36が現れるが(図3)、曲げ延ばしを継
続すると、縞模様は消滅して、図4に示すように一様な
ブルーグリーン(blue/green)となる。
【0026】次に、3日(または1週間)目に、ブルー
グリーンの質量体は、濃く着色された第3のパテ22と
患者によって一緒にされる。パテ22は、例えば1gの
レッドのパテである。このパテを質量体と完全に練るこ
とによって、一様にライトブラウンとなる質量体が生じ
る。このプロセスは、1つまたは複数のパッケージ16
のパテと繰り返され、質量体は、さらに顔料を添加して
もこれ以上簡単には色を変えることのない一様な暗色に
なる。
【0027】他の実施例では2色のパテのみが使用され
る。2色のパテを用いる場合、物理診療士は、第1日
(または第1週間)目に患者にブルーのパテを渡し、第
2日(または第2週間)目に患者にホワイトのパテを渡
し、第3日(または第3週間)目に患者にブルーのパテ
を渡す。いずれの期間においても、練られている途中の
パテでは、ブルーにホワイトの縞模様、またはホワイト
とブルーの混ざり合った中のブルーの縞模様のいずれか
が観察される。このプロセスを継続するとパテは暗色に
なって縞模様が見えなくなる。
【0028】パテは、縞模様が見えにくくなるほど濃く
染色されると、廃棄されて治療が終了したり、また代わ
りに別の訓練用パテが用いられたりする。他の実施例で
は、異なる色に着色されたパテからなる質量体によって
剛性が増加されることもある。着色パテの量は、この実
施例における無色パテ14の質量体の量とほぼ等しく形
成され、顔料の濃度は、パテの量とは逆に低減される。
この方法では、患者は、第1期間において比較的低強度
または低剛性の小さい着色パテを無色のパテと一緒にす
る。次の期間において、最初の質量体の一部が患者によ
って、最初のものよりも高い剛性を有する第2の着色質
量体と練られる。
【0029】このようにして開示された新規な訓練用パ
テシステム及び方法において、異なる色に着色された訓
練用パテを組み合わせることによって、物理診療士や医
者が患者の経過を容易に観察することができる。本発明
に関する詳細な説明が好ましい実施例を記載している
が、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、請
求項にのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による手先の治療用の訓練用パテキット
の基本部品の等角投影図である。
【図2】患者の手で扱われて異なる色が混合される時の
状態を示す本発明による訓練用パテの等角投影図であ
る。
【図3】図2の後の訓練用パテの状態を示す等角投影図
である。
【図4】図3の後の訓練用パテの状態を示す等角投影図
である。
【符号の説明】
10 器具としての診療用キット 14 第1質量体としてのメイン質量体 18−32 追加質量体

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者に手先の物理療法を行う物理療法用
    器具であって、 ボロン及び錫のいずれか一方を含む化合物、ポリシロキ
    サンの反応生成物、及び2級ポリジオルガノシロキサン
    樹脂を含み第1の色を呈するパテからなる第1質量体
    と、 ボロン及び錫のいずれか一方を含む化合物とポリシロキ
    サンとの反応生成物、ポリジオルガノシロキサン樹脂、
    及び前記反応生成物及び前記ポリジオルガノシロキサン
    樹脂の混合物を含むパテからなる追加質量体の少なくと
    も1つとを有し、 前記追加質量体は、前記第1の色と識別される第2の色
    を呈するとともに前記患者によって前記第1質量体と手
    によって練り合わせることができ、前記第1の色と前記
    第2の色とが混合されて生じた一様な色を有する質量体
    を形成することを特徴とする物理療法用器具。
  2. 【請求項2】 前記追加質量体は、前記第1質量体より
    も小さく且つ濃く着色されていることを特徴とする請求
    項1記載の物理療法用器具。
  3. 【請求項3】 前記第1の色と識別される色を有し且つ
    互いに色が異なるものもある追加質量体の複数をさらに
    有し、前記追加質量体のうちの1つは前記第1質量体と
    一緒にされて合併質量体を形成し、前記追加質量体の各
    々は前記合併質量体と完全に混合されるとそれぞれ一様
    な色となることを特徴とする請求項1記載の物理療法用
    器具。
  4. 【請求項4】 前記第1質量体は、 50,000から100,000センチストークスの粘
    性を有するポリシロキサンとボロン及び錫のいずれか一
    方ならびに酸素を含む反応体とを反応させて形成される
    鎖状に伸長するポリシロキサン反応生成物の重量比で1
    00と、 120mmから140mmまでのウィリアムの塑性を有
    する2級ポリシロキサン樹脂の重量比で10から50
    と、 内部潤滑剤の0.2から2.0と、 粒子状の充填材の重量比で5から45とからなることを
    特徴とする請求項1記載の物理療法用器具。
  5. 【請求項5】 前記シロキサン反応生成物は、ボロシロ
    キサン(borosiloxane)及びシロキサン錫(stannosilo
    xane)からなるグループから選択されることを特徴とす
    る請求項4記載の物理療法用器具。
  6. 【請求項6】 前記反応体は、ジブチルジアセトキシ錫
    (dibutyldiacetoxytin)であることを特徴とする請求
    項5記載の物理療法用器具。
  7. 【請求項7】 前記反応体は、トリメチルボロキシン
    (trimethyl boroxine)であることを特徴とする請求項
    5記載の物理療法用器具。
  8. 【請求項8】 前記粒子状部材は沈澱シリカ(precipit
    ated silica)であることを特徴とする請求項4記載の
    物理療法用器具。
  9. 【請求項9】 ボロン及び錫の一方を含む化合物とポリ
    ジオルガノシロキサンとからなる鎖状に伸長する反応性
    生物、及び2級ポリジオルガノシロキサン樹脂からなり
    且つ第1の色及び展性を有するパテからなる第1質量体
    を患者に与える行程と、 前記第1の色とは異なる第2の色を呈するパテからなる
    とともに前記第1質量体へと折り込み可能で展性を有す
    る第2質量体を前記患者に与える行程と、 前記第1質量体と前記第2質量体とを練り合わせるよう
    に前記患者に指示して形成される第1合併質量体を前記
    第1の色と前記第2の色とが混合されて生じた一様な色
    にする行程とを有し、 前記第1合併質量体の前記一様な色は、前記患者が前記
    第1合併質量体の所定量を練ったことを示していること
    を特徴とする手先の治療方法。
  10. 【請求項10】 前記第2質量体は、前記第1質量体よ
    りも小さく且つより濃く着色されていることを特徴とす
    る請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記第1合併質量体の縞模様を調べる
    行程を有し、前記縞模様は前記第1合併質量体の練りが
    所定量に達していないことを示すことを特徴とする請求
    項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記第1質量体は、ボロシロキサンを
    含むパテであることを特徴とする請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記第2質量体は、ボロシロキサン、
    ポリジオルガノシロキサン樹脂、及び前記ボロシロキサ
    ンと前記ポリジオルガノシロキサン樹脂との混合物から
    なるグループから選択されたポリマ成分を含むパテであ
    ることを特徴とする請求項9記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記第1合併質量体において第1の一
    様な色が得られた後で、前記第1合併質量体の前記第1
    の一様な色とは異なる第3の色と展性とを有する第3質
    量体を前記患者に与える行程をさらに有し、 前記第3質量体と前記第1合併質量体とを手によって練
    り合わせるように前記患者に指示して前記第1の一様な
    色と前記第3の色とが混合されて生じた第2の一様な色
    を有する第2合併質量体を形成する行程とをさらに有
    し、 前記第2合併質量体の前記第2の一様な色は、前記第3
    質量体が加えられた前記第1合併質量体を前記患者が所
    定量練ったことを示していることを特徴とする請求項9
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記合併質量体が一様な色となった後
    で、前記一様な色とは異なる色と展性とを呈する質量体
    をさらに前記患者に与える行程と、 前記質量体と前記合併質量体とが一様な色になるまで手
    で練るように前記患者に指示する行程とを続けて所定回
    数反復して行うことを特徴とする請求項14記載の方
    法。
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