JPH0714751U - 読取装置 - Google Patents
読取装置Info
- Publication number
- JPH0714751U JPH0714751U JP4375193U JP4375193U JPH0714751U JP H0714751 U JPH0714751 U JP H0714751U JP 4375193 U JP4375193 U JP 4375193U JP 4375193 U JP4375193 U JP 4375193U JP H0714751 U JPH0714751 U JP H0714751U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 読取装置の品質の向上を図る。
【構成】 筺体26に透光板22がかぶせられて密閉空
間28が形成され、この密閉空間28にレンズ25およ
び受光素子26が収納され、密閉空間28の外側に光源
23の固着された基板24が保持される。このような構
成によって、基板24端面から発生するごみが密閉空間
28内に放出されることがなくなり、したがって前記ご
みが透光板22裏面やレンズ25などの読取りラインに
付着して生ずる白すじ、黒すじ、画像ボケが防止され
る。
間28が形成され、この密閉空間28にレンズ25およ
び受光素子26が収納され、密閉空間28の外側に光源
23の固着された基板24が保持される。このような構
成によって、基板24端面から発生するごみが密閉空間
28内に放出されることがなくなり、したがって前記ご
みが透光板22裏面やレンズ25などの読取りラインに
付着して生ずる白すじ、黒すじ、画像ボケが防止され
る。
Description
【0001】
本考案は、ファクシミリ装置などに用いられる密着型の読取装置に関する。
【0002】
図7は、典型的な従来技術の読取装置1の断面図である。読取装置1を構成す る筺体2の上部には、透光板3がかぶせられて密閉空間4が形成される。該密閉 空間4には、基板5に直線状に配列して固着された複数のLED(発光ダイオー ド)などの光源6と、所定間隔で直線状に配列された複数のレンズ7と、各レン ズ7に1対1に対応するように配置された複数の光電変換素子を有する受光素子 8などが収納保持される。
【0003】 前記基板5は、紙フェノール樹脂やガラス繊維強化エポキシ樹脂などから成り 、光源6を何十個も同時にリフローはんだ付けなどによって固着した後、分断し て製造される。
【0004】 前記分断方法として、従来では、図8および図9に示すような方法がある。図 8は、いわゆるVカットと呼ばれ、材料9の上面9aおよび下面9bに、相互に 対応するように溝10を材料9の長手方向に等間隔をあけて形成し、この溝10 に沿って、機械または手などによって力を加えて割る方法であるけれども、前記 割って生ずる端面11は鋸歯状になってしまう。
【0005】 また図9はいわゆるルータ加工と呼ばれ、回転のこぎり15によって、材料1 6の長手方向に等間隔に切断していく方法であるけれども、前記切断して生ずる 端面17には、そり返りのばり18が発生してしまう。
【0006】
前述のような基板5を密閉空間4内に収納保持して使用してゆくと、加工、分 断時に生ずるばり18などが剥がれて0.1〜2mmぐらいの不定形のごみが発 生したり、また基板5を筺体2に設置する際にこすれてしまうのも一因としてご みが発生したりする。このようにして一旦発生したごみは、密閉空間4から脱出 することなく、透光板3裏面やレンズ7などの読取りラインに付着して白すじ、 黒すじ、画像ボケなどの原因になる。
【0007】 本考案の目的は、基板5から発生するごみが透光板3裏面やレンズ7に付着す ることを防止し、読取信号の画質劣化を防ぐことのできる読取装置を提供するこ とである。
【0008】
本考案は、原稿と接触する透光板と、 前記原稿に前記透光板を介して光を照射する光源と、 前記光源が固着される基板と、 前記原稿からの反射光を前記透光板を介して結像する光学系と、 前記光学系が結像した原稿像を受光する受光素子と、 前記透光板、前記光源、前記基板および前記光学系を保持する筺体とを備えた 読取装置において、 前記透光板および前記筺体によって規定される内部空間には、前記光学系およ び前記受光素子が収納されており、該内部空間の外側に前記基板が保持されるこ とを特徴とする読取装置である。
【0009】
本考案に従えば、透光板および筺体によって規定される内部空間には、光学系 および受光素子が収納され、該内部空間の外側に光源が固着された基板が保持さ れる。このように前記基板は内部空間の外側に保持されるので、基板の端面から 発生するごみは、内部空間内に放出されることはない。したがって前記ごみが透 光板の裏面や光学系などの読取りラインに付着して生ずる白すじ、黒すじ、画像 ボケなどを防止することができる。
【0010】
図1は、本考案の一実施例である読取装置21を示す断面図であり、図2は読 取装置21の構成を示す部分斜視図である。読取装置21は、原稿35と接触す るガラス板、アクリル板などの透光板22と、原稿35に透光板22を介して光 を照射する発光ダイオードアレイ、蛍光灯、ランプなどの光源23と、光源23 が固着される基板24と、原稿35からの反射光を透光板22を介して結像する 単レンズアレイなどのレンズ25と、レンズ25が結像した原稿像を受光する一 次元固体撮像素子や二次元固体撮像素子などの受光素子26と、透光板22、光 源23、基板24およびレンズ25を保持する筺体27とを備える。
【0011】 筺体27は、アルミニウムなどの金属や、ガラス繊維強化アクリルニトリル− ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ガラス繊維強化プラスチック、 ガラスフィラー入りポリカーボネートなどの樹脂から形成されている。筺体27 には、その上部に透光板22がかぶせられて密閉空間28が形成され、この密閉 空間28に所定間隔で直線状に配置された複数のレンズ25と、各レンズ25に 1:1に対応するように直線状に配置された受光素子26が収納される。
【0012】 密閉空間28は、読取用の光を通過させ外部光を遮断しており、原稿の幅方向 (主走査方向)に沿って長尺状に形成されているとともに、筺体27に形成され た傾斜部29には、透孔30が形成される。前記傾斜部29の外面29aには、 基板24が、前記透孔30から光源23を含む一部を密閉空間28側に露出した 状態で、両面テープまたは接着剤などによって接着される。
【0013】 前記基板24は、紙フェノール樹脂やガラス繊維強化エポキシ樹脂などの材料 から成り、光源23を何十個も同時にリフローはんだ付けなどによって固着した 後、いわゆるVカットやルータ加工によって分断して製造されている。また、基 板24の光源23が固着される側面には、表面にシルク(白色塗料)が塗布され ており、これによって反射率が高められる。
【0014】 図3は図1における基板24を矢符T方向から見た平面図であり、図4は図3 の切断面線IV−IVから見た断面図である。複数の光源23は、光源用子基板 31に固定された状態で、基板24の長手方向に相互に等間隔をあけて直線状に 配列される。前記子基板31には、光源23が固定される面31aとは反対側の 面31bにチップ抵抗33が設けられる。基板24には、複数の光源23に対応 して、複数の凹所32が設けられており、この凹所32にチップ抵抗33が、子 基板31が基板24に固定された状態で臨む。また基板24の一方側端部には、 光源23用の電源コード34が接続される。この電源コード34は、図1に示す ように密閉空間28の外側から配線することができるので、従来の密閉空間8内 に基板24が配置される場合に比べると、非常に作業性がよい。
【0015】 また受光素子26は、シリコンなどの半導体基板に、周知のフォトリソグラフ ィ技術やイオンビーム加工法によって、多数の光電変換素子が形成されたもので あり、ガラスエポキシ樹脂などから成る基板37の上に形成された導体パターン に、各種回路部品とともにワイヤボンディングされている。
【0016】 また、レンズ25は合成樹脂を材料にして、射出成形によって、レンズ枠と一 体化した球面レンズや非球面レンズに形成されている。
【0017】 図5は、上述のように構成される読取装置21の光学系を示す概略構成図であ る。図1も参照しながら、原稿35は透光板22と接触しながら、図示しない送 りローラの回転によって副査方向に一定速度で搬送される。この動作に併せて、 基板24に固定された光源23は、光38を発して透光板22を介して原稿を斜 め方向から照明し、原稿の読取位置39からの反射光40が再び透光板22を介 して、所定間隔で直線状に配列される複数のレンズ25に入射し、複数の領域A 〜E毎に区分して結像され、倒立の原稿像が形成される。各レンズ25が結像し た原稿像は、各受光素子26によって受光され、各受光素子26を順次走査する ことによって原稿像の画像情報に応じた時系列の読取信号が出力される。
【0018】 以上のようにして、従来において密閉空間28内に放出されるごみの大半の発 生箇所である基板24の端面を、密閉空間28の外側に設ける。これによって密 閉空間28の外側に、基板24の端面から発生するごみは放出され、透光板22 裏面やレンズ25などの読取りラインに前記ごみが付くことがなくなるので、読 取りラインにごみが付着して生ずる白すじ、黒すじ、画像ボケなどの発生が防止 される。
【0019】 なお、本実施例ではレンズ25に単レンズアレイを用いる読取装置について説 明したけれども、それ以外のたとえば図6に示されるようなロッドレンズアレイ を用いる読取装置などにも同様の構成で本考案は実施できる。この場合、原稿3 5をロッドレンズアレイ50を用いて結像すると、その原稿像は正立等倍像とな るので、この原稿像をもれなく受光するための受光素子51は、相互にほぼ密着 するように近接して基板52上に設けられる。
【0020】
以上のように本考案によれば、透光板および筺体によって規定される内部空間 に光学系および受光素子を収納し、該内部空間の外側に光源が固着された基板を 保持するような構成にしたので、基板の端面から発生したごみが前記内部空間内 に放出されて、透光板の裏面や光学系などの読取りラインに付着することがなく 、これが原因で生ずる白すじ、黒すじ、画像ボケなどを防止することができ、読 取信号の画質劣化を防ぐことができる。
【0021】 また、光源の電源コードの配線を、前記内部空間の外側から行うことができる ので、作業性の向上が図れる。
【図1】本考案の一実施例である読取装置21を示す断
面図である。
面図である。
【図2】読取装置21の構成を示す部分斜視図である。
【図3】図1における基板24を矢符T方向から見た平
面図である。
面図である。
【図4】図3の切断面線IV−IVから見た断面図であ
る。
る。
【図5】読取装置21の光学系を示す概略構成図であ
る。
る。
【図6】ロッドレンズアレイを用いる読取装置の構成を
示す部分斜視図である。
示す部分斜視図である。
【図7】典型的な従来技術の読取装置1の断面図であ
る。
る。
【図8】基板5におけるVカットを説明するための簡略
化した正面図である。
化した正面図である。
【図9】基板5におけるルータ加工を説明するための簡
略化した正面図である。
略化した正面図である。
21 読取装置 22 透光板 23 光源 24 基板 25 レンズ 26 受光素子 27 筺体 28 密閉空間
Claims (1)
- 【請求項1】 原稿と接触する透光板と、 前記原稿に前記透光板を介して光を照射する光源と、 前記光源が固着される基板と、 前記原稿からの反射光を前記透光板を介して結像する光
学系と、 前記光学系が結像した原稿像を受光する受光素子と、 前記透光板、前記光源、前記基板および前記光学系を保
持する筺体とを備えた読取装置において、 前記透光板および前記筺体によって規定される内部空間
には、前記光学系および前記受光素子が収納されてお
り、該内部空間の外側に前記基板が保持されることを特
徴とする読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4375193U JPH0714751U (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4375193U JPH0714751U (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0714751U true JPH0714751U (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=12672476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4375193U Pending JPH0714751U (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714751U (ja) |
-
1993
- 1993-08-10 JP JP4375193U patent/JPH0714751U/ja active Pending
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