JPH07147152A - 高周波誘導結合プラズマ・質量分析装置 - Google Patents

高周波誘導結合プラズマ・質量分析装置

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Publication number
JPH07147152A
JPH07147152A JP5295181A JP29518193A JPH07147152A JP H07147152 A JPH07147152 A JP H07147152A JP 5295181 A JP5295181 A JP 5295181A JP 29518193 A JP29518193 A JP 29518193A JP H07147152 A JPH07147152 A JP H07147152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measured
sample
solution
nebulizer
mass spectrometer
Prior art date
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Pending
Application number
JP5295181A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Yamanaka
一夫 山中
Yozo Takahashi
洋三 高橋
Yuzuru Hanaoka
譲 花岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Analytical Systems Inc
Original Assignee
Yokogawa Analytical Systems Inc
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Publication date
Application filed by Yokogawa Analytical Systems Inc filed Critical Yokogawa Analytical Systems Inc
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラズマで励起する被測定試料の量を安定し
て豊富に供給し、高感度に被測定試料を測定する。 【構成】 プラズマによって励起した被測定試料を質量
分析器に導いて元素分析を行う高周波誘導結合プラズマ
・質量分析装置において、被測定試料が溶解した被測定
溶液を霧化するネブライザと、ネブライザが霧化した被
測定溶液より被測定試料を溶解している溶液を除去する
水分除去器とを設けたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波誘導結合プラズ
マと質量分析計を結合させてなる高周波誘導結合プラズ
マ・質量分析装置に関し、更に詳しくは、高感度に被測
定溶液中の被測定試料を測定できる高周波誘導結合プラ
ズマ・質量分析装置(IndDuctively Coupledly Plasma-
Mass Spectrometer、以下「ICP−MS」と省略)に
関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のICP−MSの構成ブロ
ック図である。図中、1aは被測定溶液を貯留している
試料槽、1bは例えば純水のような溶媒を貯留している
槽、2a、2bは被測定溶液と溶媒を送液するポンプ、
3はポンプ2a、2bの送液量を制御するコントロー
ラ、4はコントローラに指令信号を送るコンピュータ、
5はポンプ2a、2bから供給される試料をエアロゾル
化するネブライザ、6は最外室6a、外室6b、及び内
室6cを有する例えば三重管構造のプラズマトーチ、7
aはアルゴンガス供給源、7bはアルゴンガスの圧力を
調節する圧力調節器、8は高周波誘導プラズマ、9は高
周波誘導コイル、10は高周波誘導コイル9に高周波エ
ネルギーを供給する高周波電源、11はノズル、12は
スキマー、13はフォアチャンバー、14はフォアチャ
ンバー13内を例えば1torrまで吸引する真空ポン
プ、15はセンターチャンバ、16はセンターチャンバ
15内を例えば10-2torrまで吸引する真空ポン
プ、17は例えば四重極マスフィルタのような極子、1
8はリアチャンバー、19はリアチャンバ18ー内を例
えば10-4torrまで吸引する真空ポンプ、20は二
次電子倍増管、21は例えばマイクロコンピュータのよ
うな信号処理部である。
【0003】被測定溶液中の被測定試料は、ネブライザ
5は介してプラズマトーチ6に供給されて励起され、高
周波誘導プラズマ8の作用でイオン化される。イオン化
された被測定試料は、ノズル11とスキマー12を介し
て質量分析計に導かれ、ここで定性および定量分析が行
われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のIC
P−MSは、ネブライザの気化効率が数パーセントしか
なく、被測定溶液の大部分はドレインとして排出されて
しまうため、プラズマで励起する被測定試料の量が少な
く高感度に分析を行うことができないという欠点があっ
た。また、ネブライザのよる気化の再現性が悪いため測
定の再現性も得られないという問題があった。本発明
は、このような点に鑑みてなされたもので、プラズマで
励起する被測定試料の量を安定且つ豊富に供給するた
め、被測定溶液の溶媒を水分除去器で除去するようにし
たもので、高感度に被測定試料を測定することのできる
ICP−MSを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、プラズマによって励起した被測定
試料を質量分析器に導いて元素分析を行う高周波誘導結
合プラズマ・質量分析装置において、前記被測定試料が
溶解した被測定溶液を霧化するネブライザと、このネブ
ライザが霧化した被測定溶液より被測定試料を溶解して
いる溶液を除去する水分除去器と、を設けたことを特徴
としている。
【0006】
【作用】ネブライザで霧化された被測定溶液は、水分除
去器に供給され、半透膜を透過した溶媒が外部にアルゴ
ンガスで搬出される。
【0007】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の一実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明のICP−MSの一実施例
を示した構成ブロック図である。図中、図3と同一作用
をするものは同一符号を付けて説明する。
【0008】30はネブライザ5で気化された被測定溶
液から溶媒成分を除去する水分除去器である。31、3
2はガス供給源7aのアルゴンガスの流量を調整する流
量計で、水分除去器30とネブライザ5に調整したアル
ゴンガスを供給する。33、34は流量計31、32の
前段に設けられた開閉弁である。
【0009】被測定溶液は、流量計32から供給される
アルゴンによってネブライザ5に吸引され、霧化され
る。ネブライザ5で霧化された被測定溶液は、水分除去
器30に供給され、半透膜30Aを透過した溶媒がアル
ゴンガスで外部に搬出される。尚、水分除去器30は、
ネブライザ5の前段側に設け、気化する被測定溶液を前
もって濃縮するようにしてもよい。
【0010】図2は、水分除去器の具体的な実施例を示
す構成断面図である。図中、30Aは溶媒を選択的に透
過させる半透膜、30Bは内室、30Cは外室、30D
はネブライザ5で霧化された被測定溶液が導入される流
体導入口、30Eは内室30Bを通過した被測定溶液が
導出される流体導出口、30Fは半透膜30Aを透過し
た溶媒を搬出するアルゴンガスが導入される導入口、3
0Gは溶媒を搬送するアルゴンガスが導出される導出口
である。
【0011】ネブライザ5で気化された被測定溶液は、
溶媒分が半透膜30Aを透過して外室に移行し、アルゴ
ンガスによって導出口30Gから外部に搬出される。
尚、半透膜30Aに代えて、溶媒を選択的に透過する多
孔性物質やナフィオン膜等を用いてもよい。
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の高
周波誘導結合プラズマ・質量分析装置は、被測定試料を
励起する前に、前もって水分除去器によって被測定溶液
の溶媒を除去するようにしたものである。このため、プ
ラズマで励起する被測定試料の量を安定且つ豊富に供給
できるので、高感度に被測定試料を測定することのでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICP−MSの一実施例を示した構成
ブロック図である。
【図2】水分除去器の具体的な実施例を示す構成断面図
である。
【図3】従来のICP−MSの構成ブロック図である。
【符号の説明】
30 水分除去器 30A 半透膜膜 30B 内室 30C 外室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花岡 譲 東京都武蔵野市中町1丁目16番10号 日生 武蔵野ビル 横河アナリティカルシステム ズ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマによって励起した被測定試料を
    質量分析器に導いて元素分析を行う高周波誘導結合プラ
    ズマ・質量分析装置において、 前記被測定試料が溶解した被測定溶液を霧化するネブラ
    イザと、 このネブライザの入口側若しは出口側の少なくとも一方
    に設けられていて、被測定試料を溶解している溶液を除
    去する水分除去器と、 を設けたことを特徴とした高周波誘導結合プラズマ・質
    量分析装置。
JP5295181A 1993-11-25 1993-11-25 高周波誘導結合プラズマ・質量分析装置 Pending JPH07147152A (ja)

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JP5295181A JPH07147152A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 高周波誘導結合プラズマ・質量分析装置

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JP5295181A JPH07147152A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 高周波誘導結合プラズマ・質量分析装置

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JPH07147152A true JPH07147152A (ja) 1995-06-06

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ID=17817272

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JP5295181A Pending JPH07147152A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 高周波誘導結合プラズマ・質量分析装置

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JP (1) JPH07147152A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005150027A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Toyota Motor Corp 加湿ガスの成分測定装置
JP2010014465A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 脱溶媒機能付き誘導結合プラズマトーチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005150027A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Toyota Motor Corp 加湿ガスの成分測定装置
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