JPH0714682A - 放電灯装置 - Google Patents

放電灯装置

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JPH0714682A
JPH0714682A JP14404693A JP14404693A JPH0714682A JP H0714682 A JPH0714682 A JP H0714682A JP 14404693 A JP14404693 A JP 14404693A JP 14404693 A JP14404693 A JP 14404693A JP H0714682 A JPH0714682 A JP H0714682A
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voltage
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storage battery
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Hiroshi Niihori
博市 新堀
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電源の効率を向上させるとともに、放電ランプ
2を点灯・消灯させるスイッチの接点が劣化するのを防
止できる放電灯装置を提供する。 【構成】放電ランプ2に点灯回路3を接続し、点灯回路
3に接続した高電圧蓄電池6から放電ランプ2に電力を
供給する。また、制御回路4により点灯回路3を制御し
て放電ランプ2を点灯させる。制御回路4はスイッチン
グ電源5の出力側に接続されている。上記の放電ランプ
2、点灯回路3、制御回路4及びスイッチング電源5に
よって放電灯装置1を構成している。スイッチング電源
5は入力側と出力側とが絶縁され、入力側にはスイッチ
8を介して低電圧蓄電池7の端子電圧が印加されてい
る。スイッチ8を閉じることにより制御回路4を動作さ
せて放電ランプ2を点灯させる。制御回路4の電源を低
電圧蓄電池7側から取っているので効率がよく、スイッ
チ8を低電圧側に設けたので接点の劣化が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車の前照灯等
に使用される放電灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のガソリンを燃料とする自動車(以
下ガソリン車と略す)は、一般に端子電圧が12Vまた
は24Vの1種類の蓄電池をラジオや警笛等の電装品用
の電源として搭載している。一方、電気自動車の動力用
モータを上記の蓄電池で駆動しようとすると、端子電圧
が低いために多大な電流が流れるので効率が悪いという
問題があった。
【0003】そこで、電気自動車の動力用モータの電源
として、端子電圧が100V〜300Vというような高
い端子電圧の蓄電池(以下高電圧蓄電池と称す)を使用
することによって電流を減少させ、また、動力用モータ
以外の電装品は従来同様低い端子電圧の蓄電池(以下低
電圧蓄電池と称す)を使用し、電装品の電源オン/オフ
用にスイッチやリレー等が用いられた電気自動車が提案
されている。
【0004】また、一般的にガソリン車は、車に搭載し
た発電機をエンジンによって駆動し、この発電機で上述
したような車載用の蓄電池を充電している。それに対し
て従来の電気自動車は、図6の概略回路構成図に示すよ
うに、動力用モータ12の電源である高電圧蓄電池6を
外部から充電し、この高電圧蓄電池6の出力電圧を電圧
変換器13によって電圧変換して低電圧蓄電池7を充電
している。
【0005】ところで、自動車の前照灯を放電ランプ2
とした場合、放電ランプ2は従来のハロゲンランプに比
較して発光効率がよく、路面をより明るく照らすことが
できるので、夜間走行の安全性を向上させることができ
る。そのような理由から、従来のガソリン車にも放電ラ
ンプ2の前照灯を搭載することが試みられているが、ハ
ロゲンランプのように始動直後から充分な発光輝度を得
るためには放電ランプ2に大きな電力を供給しなければ
ならず、低電圧蓄電池7しか搭載していない従来のガソ
リン車では電源効率が悪くなってしまうという問題があ
る。しかし、高電圧蓄電池6を搭載している電気自動車
の場合には、高電圧蓄電池6から放電ランプ2へ電力供
給すれば、放電ランプ2始動時の効率や信頼性の点でガ
ソリン車よりも有利であり、放電ランプ2を前照灯とし
て搭載することは可能である。
【0006】また、電気自動車においても、ガソリン車
と同様に低電圧蓄電池7の一方の端子は車体に接地して
あり、そのため、図6に示すように、高電圧蓄電池6か
ら電力供給する放電ランプ2を前照灯として使用した場
合、車体との絶縁の問題や地絡事故発生時の危険防止の
ために高電圧蓄電池6を低電圧蓄電池7に対してフロー
ティング状態にしたり、車体の電位に対してプラス,マ
イナスの電位を持つように構成している。
【0007】そして、上述のように高電圧蓄電池6を使
用して放電ランプ2を点灯させる場合には、図6に示す
ように、高電圧蓄電池6より供給される電圧を、放電ラ
ンプ2の点灯回路3を制御する制御回路4の電源電圧に
まで電圧変換回路13により降圧して制御回路4に印加
し、放電灯装置11の動作を制御している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来構成で
は、高電圧蓄電池6から放電ランプ2へ電力を供給する
線路に放電ランプ2の点灯・消灯を行なうスイッチ8を
挿入している。しかしながら、上記のようにスイッチ8
の開閉によって高電圧蓄電池6からの電力供給を断続さ
せると、スイッチ8の接点が開離する際にアークが発生
して接点が劣化する等の問題がある。あるいは、そのよ
うなスイッチ8の操作をユーザの手元で行なう場合に安
全上の問題が生じる。また、スイッチ8の代わりに図7
に示すようにリレー16を使ったものが提案されている
が、この場合も上記と同様接点の劣化等が生じる。さら
に、リレー16の接点を制御回路4の入力側に設けるこ
とによって、断続する電圧を高電圧蓄電池6の端子電圧
よりも低くしたものも提案されているが、このようにす
れば、接点で発生するアークを抑えることができる。
【0009】一方、制御回路4に電圧を供給するために
高電圧蓄電池6の端子電圧(100V〜300V)を制
御回路4の電源電圧(数V〜数10V)にまで降圧する
電圧変換回路13が必要であり、このような電圧変換回
路13は電圧比が大きく容量が小さいために効率が悪い
という問題があり、上述したようなリレー16の接点を
制御回路4の入力側に設けた構成では、上記の問題を解
決することはできない。
【0010】さらに、電気自動車特有の問題として、動
力用モータ12に電力供給する高電圧蓄電池6の電池容
量が無くなってしまった場合、高電圧蓄電池6から電力
供給を受ける放電ランプ2の前照灯も点灯できなくなる
という問題がある。すなわち、ガソリン車の場合には、
燃料であるガソリンが無くなって車が動かなくなって
も、蓄電池にはある程度電力が蓄えられているので前照
灯を点灯させて異常を知らせることができるが、図6に
示すような従来の電気自動車では、前照灯を点灯させて
異常を知らせることができないという問題がある。
【0011】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、電源の効率を向上させるとともに、放電ラン
プを点灯・消灯させるスイッチの接点が劣化するのを防
止できる放電灯装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、放電ランプと、放電ランプの点
灯回路と、点灯回路を制御する制御回路と、入力側と出
力側とが絶縁されたスイッチング電源とを備え、端子電
圧が異なり相対的な電位が一義的に定まらない2つの電
源のうち端子電圧の高い方の第1の電源を点灯回路に接
続してこの第1の電源から放電ランプに電力を供給し、
端子電圧の低い方の第2の電源をスイッチング電源の入
力側に接続し、スイッチング電源の出力側を制御回路に
接続して成ることを特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、第2の電源とスイッチング電源の入力側とをスイッ
チ手段を介して接続したことを特徴とする。請求項3の
発明は、請求項1または請求項2の発明において、出力
電圧が入力電圧に応じて変化し入力側と出力側とが絶縁
されたスイッチング電源と、スイッチング電源の出力電
圧が所定の範囲内に収まっているかを監視して出力電圧
が所定の範囲外にあれば制御回路に異常検出信号を出力
する電源監視回路とを備え、異常検出信号が入力されれ
ば制御回路は点灯回路を制御して放電ランプを点灯させ
ないことを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、第1および第2の電源は蓄電池と
し、2組の端子対を備え任意の一方の端子対から他方の
端子対に双方向に電力を供給できる双方向性電源の一方
の端子対を第1の電源の両端に接続し、他方の端子対を
第2の電源の両端に接続して成ることを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1の発明の構成では、放電ランプと、放
電ランプの点灯回路と、点灯回路を制御する制御回路
と、入力側と出力側とが絶縁されたスイッチング電源と
を備え、端子電圧が異なり相対的な電位が一義的に定ま
らない2つの電源のうち端子電圧の高い方の第1の電源
を点灯回路に接続してこの第1の電源から放電ランプに
電力を供給し、端子電圧の低い方の第2の電源をスイッ
チング電源の入力側に接続し、スイッチング電源の出力
側を制御回路に接続したので、端子電圧の低い第2の電
源からスイッチング電源を介して制御回路に電源を供給
し、制御回路を動作させるために高い電圧からそれより
もかなり低い電圧に降圧する必要が無くなり、電源の効
率を向上させることができる。
【0016】請求項2の発明の構成では、第2の電源と
スイッチング電源の入力側とをスイッチ手段を介して接
続したので、スイッチ手段の開閉により制御回路をオン
/オフすることによって放電ランプの点灯・消灯を切り
換えることができる。請求項3の発明の構成では、出力
電圧が入力電圧に応じて変化し入力側と出力側とが絶縁
されたスイッチング電源と、スイッチング電源の出力電
圧が所定の範囲内に収まっているかを監視して出力電圧
が所定の範囲外にあれば制御回路に異常検出信号を出力
する電源監視回路とを備え、異常検出信号が入力されれ
ば制御回路は点灯回路を制御して放電ランプを点灯させ
ないので、第2の電源と絶縁されたスイッチング電源の
出力側で第2の電源の端子電圧を監視し、第2の電源の
端子電圧が所定の範囲外になったときには放電ランプを
点灯させないことで第2の電源の異常を報知することが
できる。
【0017】請求項4の発明の構成では、第1および第
2の電源は蓄電池とし、2組の端子対を備え任意の一方
の端子対から他方の端子対に双方向に電力を供給できる
双方向性電源の一方の端子対を第1の電源の両端に接続
し、他方の端子対を第2の電源の両端に接続したので、
一方の蓄電池の電池容量が無くなっても他方の蓄電池に
より充電することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳述
する。なお、以下の実施例においては電気自動車の前照
灯について説明するが、これに限定するものではない。 (実施例1)図1に本発明の一実施例の概略回路構成図
を示す。
【0019】本実施例の電気自動車は、動力用モータ
(図示せず)へ電力を供給する高電圧蓄電池6(例えば
公称端子電圧194Vあるいは240V等)と、カーラ
ジオや警笛等の一般の電装品(図示せず)を動作させる
ための低電圧蓄電池7(例えば公称端子電圧12.8
V)とを搭載している。また、図1に示すように、放電
灯装置1は電気自動車の前照灯に使用される放電ランプ
2と、放電ランプ2の点灯回路3と、点灯回路3を制御
して放電ランプ2を点灯させる制御回路4と、制御回路
4に電源を供給するスイッチング電源5とを備えて成
り、点灯回路3に接続した高電圧蓄電池6から放電ラン
プ2に電力が供給される。
【0020】また、上記のスイッチング電源5の入力側
には低電圧蓄電池7の端子電圧が印加され、スイッチン
グ電源5の入力側と低電圧蓄電池7の端子とを接続する
線路にはスイッチ8が挿入してある。このスイッチング
電源5は、入力側に入力回路5bを、出力側に出力回路
5cをそれぞれ備え、入力側の入力回路5bに入力され
た電圧を所望の電圧値に変換して出力回路5cにより出
力側に出力するもので、入力回路5bと出力回路5cと
は変成器5aにより電気的に絶縁されている。そして、
スイッチング電源5の入力側に挿入したスイッチ8を閉
じると、スイッチング電源5は低電圧蓄電池7から電圧
供給を受けて動作を開始し、入力電圧を制御回路4の動
作に必要な電圧値(数V〜数10V)に変換してその出
力電圧を制御回路4に印加する。スイッチング電源5か
ら電圧が供給されると制御回路4は動作を開始し、点灯
回路3を制御して放電ランプ2を点灯させる。
【0021】一方、点灯回路3には高電圧蓄電池6が常
時接続された状態になっているが、制御回路4が動作し
ないと、すなわち、スイッチ8が閉じられないと放電ラ
ンプ2は点灯しない。つまり、スイッチ8の開閉によっ
て放電ランプ2の点灯・消灯を切り換えることができる
のである。上記のような構成では、放電ランプ2の点灯
・消灯を切り換える際に、高圧の直流電流を接点により
断続することがないので、放電ランプ2を安全且つ確実
に点灯または消灯することができ、しかも、低電圧蓄電
池7の端子電圧をスイッチング電源5で制御回路4の動
作電圧に変換して制御回路4を動作させているので、従
来のように電圧比の大きい電圧変換が不要になり効率を
向上させることができる。また、一般に低電圧蓄電池7
を車体に接地し、高電圧蓄電池6を低電圧蓄電池7に対
してフローティング状態にして両者を絶縁し地絡事故が
発生した時の危険を回避しているが、本実施例において
はスイッチング電源5の入力側と出力側とを絶縁してい
るので、スイッチング電源5により高電圧蓄電池6側と
低電圧蓄電池7側とを接続した状態であっても、上記の
フローティング状態を保つことができる。
【0022】(実施例2)図2は本発明の別の実施例を
示す概略回路構成図である。図2に示すように基本的な
構成は実施例1と共通であり、共通する部分の説明は省
略する。本実施例においては、スイッチング電源5の出
力側の正極端子5dからの出力電圧を電源監視回路9に
入力している。この電源監視回路9は、2つのコンパレ
ータIC1,IC2と、各コンパレータIC1,IC2
に基準電圧を与える基準電源E1,E2と、2つのコン
パレータIC1,IC2の出力を入力とするORゲート
IC3とから成り、ORゲートIC3の出力を異常検出
信号として制御回路4に入力している。ここで、基準電
源E1の電圧値は、スイッチング電源5の出力側に接続
された機器に異常が起こらない上限の値に、基準電源E
2の電圧値は制御回路4が正常に動作するための下限の
値に設定している。また、本実施例に用いるスイッチン
グ電源5の入出力特性を図3に示す。図3に示すよう
に、スイッチング電源5はある一定の電圧以上の入力が
あれば、入力電圧に比例した電圧を出力し、入力電圧が
一定の電圧以下であれば電圧を出力しないものである。
【0023】そして、スイッチ8を閉じてスイッチング
電源5に低電圧蓄電池7より電圧が供給され、スイッチ
ング電源5の出力側に電圧が出力されると、その出力電
圧が電源監視回路9のコンパレータIC1の非反転入力
と、コンパレータIC2の反転入力とに入力され、それ
ぞれ基準電源E1,E2の電圧値と比較されて、基準電
源E1の電圧値よりも低く且つ基準電源E2の電圧値よ
りも高い場合にのみ、2つのコンパレータIC1,IC
2の出力は共にLレベルとなり、結果ORゲートIC3
の出力すなわち異常検出信号はLレベルとなる。この場
合はスイッチング電源5から電圧を供給された制御回路
4が動作を開始し、放電ランプ2を点灯させる。
【0024】逆に、スイッチング電源5の出力電圧が基
準電源E1の電圧値よりも高いか若しくは基準電源E2
の電圧値よりも低い場合には、コンパレータIC1,I
C2の出力の少なくとも一方はHレベルになるので、O
RゲートIC3の出力もHレベルとなる。ORゲートI
C3の出力すなわち異常検出信号がHレベルであれば、
制御回路4においてスイッチング電源5の出力電圧に異
常があると判断し、放電ランプ2を点灯させないように
している。よって、低電圧蓄電池7がある所定の電圧値
(基準電源E1の電圧値よりも低く且つ基準電源E2の
電圧値よりも高い電圧値)の範囲内にある場合において
のみ、電源監視回路9は制御回路4に放電ランプ2を点
灯させている。
【0025】上記の構成では、実施例1の効果に加え
て、低電圧蓄電池7の端子電圧が異常に高く若しくは異
常に低くなった場合に、前照灯を点灯させないことで運
転車に異常を知らせて、このような場合に低電圧蓄電池
7に接続された電装品(図示せず)に悪影響が及ぶのを
防止することができるのである。また、上記のような電
源監視回路9を低電圧蓄電池7の入力側に設けた場合に
は、電源監視回路9の異常検出信号を制御回路4に伝達
するために新たに絶縁手段を設けて電源監視回路9と制
御回路4とを絶縁しなければならない。しかし、上記の
ように低電圧蓄電池7の出力側に電源監視回路9を設け
ることによって、このような絶縁手段を設ける必要がな
くなる。
【0026】なお、スイッチング電源5の入出力特性
を、図4に示すように入力電圧が所定の電圧範囲にある
ときのみ出力側に所定の電圧を出力するような特性にす
れば、上記の電源監視回路9を別途設けなくとも低電圧
蓄電池7の端子電圧異常を検出することができる。 (実施例3)本発明のさらに別の実施例の概略回路構成
図を図5に示す。
【0027】図5に示すように本実施例の基本的な構成
は実施例1と共通であり、共通する部分の説明は省略す
る。図5に示すように、本実施例においては、高電圧蓄
電池6の端子と低電圧蓄電池7の端子とを双方向性電源
10に接続している。この双方向性電源10は、1組の
端子対を有し変成器10aにより電気的に絶縁された2
つの入出力回路10b,10cを備え、一方の入出力回
路10b(入出力回路10c)の端子対から入力された
電力を他方の入出力回路10c(入出力回路10b)の
端子対に出力し、2つの入出力回路10b,10cの端
子対の間で双方向に電力を供給できる。すなわち、高電
圧蓄電池6と低電圧蓄電池7の2つの蓄電池の一方の蓄
電量が低下すると、他方の蓄電池から充電を行なうとい
うように相互に補完しあうものである。
【0028】したがって、通常高電圧蓄電池6と低電圧
蓄電池7の何れもが充分に充電されている場合、若しく
は大容量である高電圧蓄電池6から小容量である低電圧
蓄電池7へ継続的あるいは間欠的に充電を行なっている
場合には、高電圧蓄電池6からの電力供給により放電ラ
ンプ2を点灯させる。そして、万が一高電圧蓄電池6の
電池容量が無くなって動力用モータを駆動できなくなっ
ても、低電圧蓄電池7によって高電圧蓄電池6を充電
し、放電ランプ2を点灯させることができる。すなわ
ち、上記の構成では、実施例1の効果に加えて、万が一
高電圧蓄電池6の電池容量が無くなって電気自動車が動
けなくなった場合でも放電ランプ2を点灯させることが
できるので、上記のような非常の事態を知らせる合図と
して放電ランプ2を点灯することができ、安全性を向上
させることができるのである。
【0029】なお、双方向性電源10の2つの入出力回
路10b,10c間は絶縁されていても絶縁されていな
くても何れでもよい。また、双方向性電源10を設ける
箇所は、放電灯装置の内外何れでもよい。さらに、上記
の実施例1〜3においては、端子電圧の異なる2つの電
源をともに蓄電池としたが、これ以外の直流電源あるい
は交流電源であっても、本発明の技術思想を適用するこ
とは可能である。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明は、放電ランプと、放電
ランプの点灯回路と、点灯回路を制御する制御回路と、
入力側と出力側とが絶縁されたスイッチング電源とを備
え、端子電圧が異なり相対的な電位が一義的に定まらな
い2つの電源のうち端子電圧の高い方の第1の電源を点
灯回路に接続してこの第1の電源から放電ランプに電力
を供給し、端子電圧の低い方の第2の電源をスイッチン
グ電源の入力側に接続し、スイッチング電源の出力側を
制御回路に接続したので、端子電圧の低い第2の電源の
端子電圧をスイッチング電源で制御回路の動作に必要な
電圧に変換して印加し、制御回路を動作させるために高
い電圧からそれよりもかなり低い電圧に降圧する必要が
無くなり効率を向上させることができるという効果があ
る。また、スイッチング電源の入力側と出力側とを絶縁
することにより、第1の電源と第2の電源とを絶縁し、
地絡事故が発生した場合の感電等の危険を回避できると
いう効果がある。
【0031】請求項2の発明は、第2の電源とスイッチ
ング電源の入力側とをスイッチ手段を介して接続したの
で、スイッチ手段の開閉により制御回路をオン/オフす
ることによって放電ランプの点灯・消灯を切り換えるこ
とができる。その結果、高電圧の線路をスイッチの接点
で開閉するときのように、アークが発生して接点が劣化
したりすることがなく、安全に且つ確実に放電ランプの
点灯または消灯を行ない信頼性を向上させることができ
るという効果がある。
【0032】請求項3の発明は、出力電圧が入力電圧に
応じて変化し入力側と出力側とが絶縁されたスイッチン
グ電源と、スイッチング電源の出力電圧が所定の範囲内
に収まっているかを監視して出力電圧が所定の範囲外に
あれば制御回路に異常検出信号を出力する電源監視回路
とを備え、異常検出信号が入力されれば制御回路は点灯
回路を制御して放電ランプを点灯させないので、スイッ
チング電源の出力側の電圧を監視することによって間接
的に第2の電源の端子電圧を監視し、第2の電源の端子
電圧が所定の範囲外になったときには放電ランプを点灯
させないことで第2の電源の異常を報知することができ
るという効果がある。また、スイッチング電源の出力側
に電源監視回路を接続しているので、スイッチング電源
の入力側に電源監視回路を接続する場合と異なり、電源
監視回路の出力側と制御回路とを絶縁する必要がないと
いう効果がある。
【0033】請求項4の発明は、第1および第2の電源
は蓄電池とし、2組の端子対を備え任意の一方の端子対
から他方の端子対に双方向に電力を供給できる双方向性
電源の一方の端子対を第1の電源の両端に接続し、他方
の端子対を第2の電源の両端に接続したので、一方の蓄
電池の電池容量が無くなっても他方の蓄電池により充電
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す概略回路構成図である。
【図2】実施例2を示す概略回路構成図である。
【図3】同上のスイッチング電源の入出力特性を示す図
である。
【図4】同上のスイッチング電源の別の入出力特性を示
す図である。
【図5】実施例3を示す概略回路構成図である。
【図6】従来例を示す概略回路構成図である。
【図7】別の従来例を示す概略回路構成図である。
【符号の説明】
1 放電灯装置 2 放電ランプ 3 点灯回路 4 制御回路 5 スイッチング電源 6 高電圧蓄電池 7 低電圧蓄電池 8 スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電ランプと、放電ランプの点灯回路
    と、点灯回路を制御する制御回路と、入力側と出力側と
    が絶縁されたスイッチング電源とを備え、端子電圧が異
    なり相対的な電位が一義的に定まらない2つの電源のう
    ち端子電圧の高い方の第1の電源を点灯回路に接続して
    この第1の電源から放電ランプに電力を供給し、端子電
    圧の低い方の第2の電源をスイッチング電源の入力側に
    接続し、スイッチング電源の出力側を制御回路に接続し
    て成ることを特徴とする放電灯装置。
  2. 【請求項2】 第2の電源とスイッチング電源の入力側
    とをスイッチ手段を介して接続したことを特徴とする請
    求項1記載の放電灯装置。
  3. 【請求項3】 出力電圧が入力電圧に応じて変化し入力
    側と出力側とが絶縁されたスイッチング電源と、スイッ
    チング電源の出力電圧が所定の範囲内に収まっているか
    を監視して出力電圧が所定の範囲外にあれば制御回路に
    異常検出信号を出力する電源監視回路とを備え、異常検
    出信号が入力されれば制御回路は点灯回路を制御して放
    電ランプを点灯させないことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の放電灯装置。
  4. 【請求項4】 第1および第2の電源は蓄電池とし、2
    組の端子対を備え任意の一方の端子対から他方の端子対
    に双方向に電力を供給できる双方向性電源の一方の端子
    対を第1の電源の両端に接続し、他方の端子対を第2の
    電源の両端に接続して成ることを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3記載の放電灯装置。
JP14404693A 1993-06-15 1993-06-15 放電灯装置 Withdrawn JPH0714682A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6343843B1 (en) 1999-12-28 2002-02-05 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Pneumatic tire and wheel rim
US6450225B2 (en) * 1999-12-22 2002-09-17 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Noise damper for pneumatic tire
US6499520B1 (en) 1999-08-11 2002-12-31 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Pneumatic tire with wide central groove

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