JPH07145960A - 外気冷房併用型空調システム - Google Patents
外気冷房併用型空調システムInfo
- Publication number
- JPH07145960A JPH07145960A JP34114293A JP34114293A JPH07145960A JP H07145960 A JPH07145960 A JP H07145960A JP 34114293 A JP34114293 A JP 34114293A JP 34114293 A JP34114293 A JP 34114293A JP H07145960 A JPH07145960 A JP H07145960A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- air
- outdoor unit
- air conditioner
- heat exchange
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来使用していた二種類の冷媒を一種類の冷
媒とし、室内空調機の一台の熱交換コイルを強制冷房用
と外気冷房用に共用できるようにして配管を省略し、シ
ステム構成を簡略化することができる外気冷房併用型空
調システムを提供すること。 【構成】 建物の上方位置に冷熱源と戸外の冷熱を取り
入れる室外機を設置し、被空調室に設置の室内空調機の
熱交換コイルに冷熱源と室外機からの冷媒を選択的に供
給して被空調室を冷房するようにした外気冷房併用型空
調システムにおいて、前記冷熱源からの冷媒によって冷
却される熱交換器を設け、同熱交換器を通過する冷媒と
前記室外機を通過する冷媒を同一の液相から気相に相変
化する冷媒とし、それぞれの冷媒を前記室内空調機の同
一の熱交換コイルに選択的に供給して被空調室を冷房す
るようにしたことを特徴とする。
媒とし、室内空調機の一台の熱交換コイルを強制冷房用
と外気冷房用に共用できるようにして配管を省略し、シ
ステム構成を簡略化することができる外気冷房併用型空
調システムを提供すること。 【構成】 建物の上方位置に冷熱源と戸外の冷熱を取り
入れる室外機を設置し、被空調室に設置の室内空調機の
熱交換コイルに冷熱源と室外機からの冷媒を選択的に供
給して被空調室を冷房するようにした外気冷房併用型空
調システムにおいて、前記冷熱源からの冷媒によって冷
却される熱交換器を設け、同熱交換器を通過する冷媒と
前記室外機を通過する冷媒を同一の液相から気相に相変
化する冷媒とし、それぞれの冷媒を前記室内空調機の同
一の熱交換コイルに選択的に供給して被空調室を冷房す
るようにしたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、外気冷房併用型空調シ
ステムにおける熱搬送手段の改良に関するものである。
ステムにおける熱搬送手段の改良に関するものである。
【０００２】
【従来技術】従来から、夏期のみならず冬季においても
冷房を必要とする電算機室等を空調するシステムとし
て、戸外の冷熱を利用して冷房する外気冷房併用型空調
システムなるものがあるが、従来のこの種システムにあ
っては図２の如く、冷凍機等の冷熱源と戸外の冷熱を取
り入れる室外機を設置し、冷熱源からの冷媒（通常は
水）と室外機からの液体から気体に相変化する冷媒の二
種類の冷媒を被空調室に設置の室内空調機の熱交換コイ
ルに選択的に供給して被空調室を冷房するようにしたも
のであった。
冷房を必要とする電算機室等を空調するシステムとし
て、戸外の冷熱を利用して冷房する外気冷房併用型空調
システムなるものがあるが、従来のこの種システムにあ
っては図２の如く、冷凍機等の冷熱源と戸外の冷熱を取
り入れる室外機を設置し、冷熱源からの冷媒（通常は
水）と室外機からの液体から気体に相変化する冷媒の二
種類の冷媒を被空調室に設置の室内空調機の熱交換コイ
ルに選択的に供給して被空調室を冷房するようにしたも
のであった。
【０００３】
【従来技術の問題点】然しながら、上記従来技術にあっ
ては、二種類の冷媒を使用していたため、室内空調機の
熱交換コイルはそれぞれ二台必要であり、そのため、室
内空気吸引の際の空気抵抗が大きくつまり機内の圧力損
失が大きくなり、ファン動力も大きくしなればならない
だけでなく、それぞれの熱交換コイルへ冷媒を循環させ
る搬送管もそれぞれ二管宛必要であり、システム構成が
複雑となり、設備費その他ランニングコストが高価とな
る問題点があった。
ては、二種類の冷媒を使用していたため、室内空調機の
熱交換コイルはそれぞれ二台必要であり、そのため、室
内空気吸引の際の空気抵抗が大きくつまり機内の圧力損
失が大きくなり、ファン動力も大きくしなればならない
だけでなく、それぞれの熱交換コイルへ冷媒を循環させ
る搬送管もそれぞれ二管宛必要であり、システム構成が
複雑となり、設備費その他ランニングコストが高価とな
る問題点があった。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、上記問題点を解決するため
に、従来使用していた二種類の冷媒を一種類の冷媒と
し、室内空調機の一台の熱交換コイルを強制冷房用と外
気冷房用に共用できるようにして配管を省略し、システ
ム構成を簡略化することができる外気冷房併用型空調シ
ステムを提供することを目的とするものである。
に、従来使用していた二種類の冷媒を一種類の冷媒と
し、室内空調機の一台の熱交換コイルを強制冷房用と外
気冷房用に共用できるようにして配管を省略し、システ
ム構成を簡略化することができる外気冷房併用型空調シ
ステムを提供することを目的とするものである。
【０００５】
【発明の開示】本発明に係る外気冷房併用型空調システ
ムは、建物の上方位置に冷熱源と戸外の冷熱を取り入れ
る室外機を設置し、被空調室に設置の室内空調機の熱交
換コイルに冷熱源と室外機からの冷媒を選択的に供給し
て被空調室を冷房するようにした外気冷房併用型空調シ
ステムにおいて、前記冷熱源からの冷媒によって冷却さ
れる熱交換器を設け、同熱交換器を通過する冷媒と前記
室外機を通過する冷媒を同一の液相から気相へ相変化す
る冷媒とし、それぞれの冷媒を前記室内空調機の同一の
熱交換コイルに選択的に供給して被空調室を冷房するよ
うにしたことを特徴とするものである。
ムは、建物の上方位置に冷熱源と戸外の冷熱を取り入れ
る室外機を設置し、被空調室に設置の室内空調機の熱交
換コイルに冷熱源と室外機からの冷媒を選択的に供給し
て被空調室を冷房するようにした外気冷房併用型空調シ
ステムにおいて、前記冷熱源からの冷媒によって冷却さ
れる熱交換器を設け、同熱交換器を通過する冷媒と前記
室外機を通過する冷媒を同一の液相から気相へ相変化す
る冷媒とし、それぞれの冷媒を前記室内空調機の同一の
熱交換コイルに選択的に供給して被空調室を冷房するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【０００６】
【発明の作用】強制冷房時には冷熱源で熱交換器を通過
する冷媒を冷却し、この冷媒を室内空調機の熱交換コイ
ルに、液化した冷媒液の重力の作用と気化した冷媒ガス
の圧力により自然循環させることにより被空調室を冷房
し、外気冷房時には室外機の熱交換コイルを通過して冷
却された冷媒を室内空調機の熱交換コイルに、同じく自
然循環させることにより被空調室を冷房する。
する冷媒を冷却し、この冷媒を室内空調機の熱交換コイ
ルに、液化した冷媒液の重力の作用と気化した冷媒ガス
の圧力により自然循環させることにより被空調室を冷房
し、外気冷房時には室外機の熱交換コイルを通過して冷
却された冷媒を室内空調機の熱交換コイルに、同じく自
然循環させることにより被空調室を冷房する。
【０００７】
【実施例】本発明システムの実施例を図面について具体
的に説明する。図１は、本発明システムの概略構成図
で、１は、建物の屋上にある機械室内に設置された冷凍
機等の冷熱源、２は、冷熱源からの冷水（一次冷媒）に
よって内部の熱交換コイル（図示せず）を通過する冷媒
を冷却する熱交換器、３は、同じく建物の屋上に設置さ
れた室外機で、内部の熱交換コイル（図示せず）を通過
する冷媒を冷却する。４は、内部に熱交換コイル４１と
ファン４２を設けた室内空調機、５は、熱交換器２また
は室外機３の熱交換コイルを通過して液化された冷媒液
を室内空調機４内部の熱交換コイル４１に供給する搬送
管、６は、熱交換コイル４１を通過して気化した冷媒ガ
スを熱交換器２または室外機３の熱交換コイルに戻す搬
送管、７、８、９は、冷媒の流れを制御するバルブ、１
０は、搬送管５内の圧力を測定する圧力計である。
的に説明する。図１は、本発明システムの概略構成図
で、１は、建物の屋上にある機械室内に設置された冷凍
機等の冷熱源、２は、冷熱源からの冷水（一次冷媒）に
よって内部の熱交換コイル（図示せず）を通過する冷媒
を冷却する熱交換器、３は、同じく建物の屋上に設置さ
れた室外機で、内部の熱交換コイル（図示せず）を通過
する冷媒を冷却する。４は、内部に熱交換コイル４１と
ファン４２を設けた室内空調機、５は、熱交換器２また
は室外機３の熱交換コイルを通過して液化された冷媒液
を室内空調機４内部の熱交換コイル４１に供給する搬送
管、６は、熱交換コイル４１を通過して気化した冷媒ガ
スを熱交換器２または室外機３の熱交換コイルに戻す搬
送管、７、８、９は、冷媒の流れを制御するバルブ、１
０は、搬送管５内の圧力を測定する圧力計である。
【０００８】強制冷房する場合、バルブ６を開放、バル
ブ７、８を閉鎖して冷熱源１を駆動し、一次冷媒たる冷
水を熱交換器２に供給すると、熱交換コイルを通過する
際に冷却されて液化した冷媒液は、搬送管５を通って運
転している室内空調機４の熱交換コイル４１を通過し、
その際熱交換により気化した冷媒ガスが搬送管６を通っ
て熱交換器２に戻り、ここで再び液化されて搬送管５を
通って室内空調機４に供給される自然循環サイクルが形
成され、被空調室が冷房される。
ブ７、８を閉鎖して冷熱源１を駆動し、一次冷媒たる冷
水を熱交換器２に供給すると、熱交換コイルを通過する
際に冷却されて液化した冷媒液は、搬送管５を通って運
転している室内空調機４の熱交換コイル４１を通過し、
その際熱交換により気化した冷媒ガスが搬送管６を通っ
て熱交換器２に戻り、ここで再び液化されて搬送管５を
通って室内空調機４に供給される自然循環サイクルが形
成され、被空調室が冷房される。
【０００９】外気冷房する場合、バルブ６を閉鎖、バル
ブ７、８を開放し、室外機３を駆動すると、外気との熱
交換で冷却されて液化した冷媒液は、熱交換器２の熱交
換コイルを通過し、搬送管５を通って運転している室内
空調機４の熱交換コイル４１を通過し、その際熱交換に
より気化した冷媒ガスが搬送管６を通って室外機３に戻
り、上記と同じく冷媒の自然循環サイクルによって被空
調室が冷房される。
ブ７、８を開放し、室外機３を駆動すると、外気との熱
交換で冷却されて液化した冷媒液は、熱交換器２の熱交
換コイルを通過し、搬送管５を通って運転している室内
空調機４の熱交換コイル４１を通過し、その際熱交換に
より気化した冷媒ガスが搬送管６を通って室外機３に戻
り、上記と同じく冷媒の自然循環サイクルによって被空
調室が冷房される。
【００１０】外気冷房時、冷却力が不足した場合は、冷
媒ガスの圧力が高くなるので、この圧力増加を圧力計１
０で監視し、自動的に熱源１を駆動して、冷熱を供給す
るようにしておけば、外気温度の変動による被空調室の
温度上昇を防止することができ、また、その圧力を一定
に保持するように制御することによって冷媒の顕熱のみ
による冷房運転が可能となる。
媒ガスの圧力が高くなるので、この圧力増加を圧力計１
０で監視し、自動的に熱源１を駆動して、冷熱を供給す
るようにしておけば、外気温度の変動による被空調室の
温度上昇を防止することができ、また、その圧力を一定
に保持するように制御することによって冷媒の顕熱のみ
による冷房運転が可能となる。
【００１１】
【発明の効果】本発明に係る外気冷房併用型空調システ
ムによれば、従来使用していた二種類の冷媒を液相から
気相に相変化する一種類の冷媒とし、室内空調機の一台
の熱交換コイルを強制冷房用と外気冷房用に共用できる
ようにしたものであるから、従来強制冷房用と外気冷房
用として個々に必要とした搬送管の数を削減することが
でき、無駄な配管を省略することによってシステム構成
を簡略化することができるに至ったもので、配管の工事
費を含め従来システムに較べ設備費を極めて安価とする
ことができ、更に、室内空調機においても従来システム
では二台の熱交換コイルを必要としたが、一台の熱交換
器でよいので、機内の圧力損失は小さく、ファン動力も
小さくて済み、冷熱源から一次冷媒たる冷水を熱交換器
に供給する動力も従来システムのように室内空調機に供
給するために必要な動力に較べて小さくて済むため、ラ
ンニングコストを安価とすることができるものである。
ムによれば、従来使用していた二種類の冷媒を液相から
気相に相変化する一種類の冷媒とし、室内空調機の一台
の熱交換コイルを強制冷房用と外気冷房用に共用できる
ようにしたものであるから、従来強制冷房用と外気冷房
用として個々に必要とした搬送管の数を削減することが
でき、無駄な配管を省略することによってシステム構成
を簡略化することができるに至ったもので、配管の工事
費を含め従来システムに較べ設備費を極めて安価とする
ことができ、更に、室内空調機においても従来システム
では二台の熱交換コイルを必要としたが、一台の熱交換
器でよいので、機内の圧力損失は小さく、ファン動力も
小さくて済み、冷熱源から一次冷媒たる冷水を熱交換器
に供給する動力も従来システムのように室内空調機に供
給するために必要な動力に較べて小さくて済むため、ラ
ンニングコストを安価とすることができるものである。
【図１】本発明システムの概略説明図である。
【図２】従来システムの概略説明図である。
１ 熱源 ２ 熱交換器 ３ 室外機 ４ 室内空調機 ４１ 熱交換コイル ４２ アァン ５ 搬送管 ６ 搬送管 ７ バルブ ８ バルブ ９ バルブ
Claims (1)
- 【請求項１】 建物の上方位置に冷熱源と戸外の冷熱を
取り入れる室外機を設置し、被空調室に設置の室内空調
機の熱交換コイルに冷熱源と室外機からの冷媒を選択的
に供給して被空調室を冷房するようにした外気冷房併用
型空調システムにおいて、前記冷熱源からの冷媒によっ
て冷却される熱交換器を設け、同熱交換器を通過する冷
媒と前記室外機を通過する冷媒を同一の液相から気相に
相変化する冷媒とし、それぞれの冷媒を前記室内空調機
の同一の熱交換コイルに選択的に供給して被空調室を冷
房するようにしたことを特徴とする外気冷房併用型空調
システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34114293A JP3321275B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 外気冷房併用型空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34114293A JP3321275B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 外気冷房併用型空調システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07145960A true JPH07145960A (ja) | 1995-06-06 |
| JP3321275B2 JP3321275B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=18343650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34114293A Expired - Fee Related JP3321275B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 外気冷房併用型空調システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3321275B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018200149A (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-20 | 富士電機株式会社 | 雪氷利用空調システム |
| JP2021050860A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 富士電機株式会社 | 雪氷利用空調システム |
-
1993
- 1993-11-22 JP JP34114293A patent/JP3321275B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018200149A (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-20 | 富士電機株式会社 | 雪氷利用空調システム |
| JP2021050860A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 富士電機株式会社 | 雪氷利用空調システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3321275B2 (ja) | 2002-09-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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