JP2000266368A - 空調システム - Google Patents

空調システム

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JP2000266368A
JP2000266368A JP11069365A JP6936599A JP2000266368A JP 2000266368 A JP2000266368 A JP 2000266368A JP 11069365 A JP11069365 A JP 11069365A JP 6936599 A JP6936599 A JP 6936599A JP 2000266368 A JP2000266368 A JP 2000266368A
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refrigerant
condenser
temperature
heat exchanger
difference
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Yoshikazu Koto
良和 厚東
Yoshihisa Hosoe
義久 細江
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Hitachi Appliances Inc
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Hitachi Air Conditioning Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒を自然循環させる空調システムにおい
て、冷房運転を、年間を通じて、省エネルギを図りなが
ら、かつ、イニシャルコスト及びランニングコストを低
廉にできるようにすること。 【解決手段】 冷媒の相変化に伴う比重差と、凝縮器3
と室内熱交換器1との設置位置の高低差を利用して冷媒
を自然循環させる空調システムにおいて、凝縮器3によ
る外気との温度差を利用して冷媒の凝縮を行う冷媒回路
6に熱交換器5を配設し、外気温と室内温度との差に応
じて、この熱交換器5に夜間電力を利用した氷蓄熱装置
10からの冷水を供給して冷媒の凝縮を行うようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調システムに関
し、特に、冷媒の相変化に伴う比重差と、凝縮器と室内
側の熱交換器との設置位置の高低差を利用して冷媒を自
然循環させる空調システムにおいて、冷房運転を、年間
を通じて、省エネルギを図りながら、かつ、イニシャル
コスト及びランニングコストを低廉にできるようにした
空調システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線基地局、コンピュータ室等の年間を
通じて冷房を必要とする事業所等においては、ランニン
グコストが低廉な冷媒自然循環方式の空調システムが汎
用されている。この冷媒自然循環方式は、室内側の蒸発
器(熱交換器)を低い位置に、凝縮器を蒸発器より高所
位置にそれぞれ設置して、冷媒の相変化に伴う比重差を
利用して冷媒を自然循環させる方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来汎用さ
れているこの種の冷媒自然循環方式の空調システムは、
蒸発器にて気化した冷媒が、冷媒の相変化に伴う比重差
にて上昇し、凝縮器において、外気との間で熱交換を行
うことにより冷却、凝縮され、この冷媒の相変化に伴う
比重差にて下降し、蒸発器に戻り、以下、同様にして凝
縮器と蒸発器の間で循環する。ところで、夏季等におい
て、外気の温度が室内の温度より高い場合や温度差がほ
とんどない場合には、外気との間で熱交換を行うことに
よる冷媒の冷却、凝縮を適正に行うことができず、この
冷媒自然循環方式による冷房運転を行うことができな
い。
【0004】このように、冷媒自然循環方式の空調シス
テムは、単独では、年間を通じて冷房を行うことが難し
く、このため、別途、圧縮機を備えた空調システムを併
設する必要があり、イニシャルコスト及びランニングコ
ストが高くつくだけでなく、省エネルギに対する寄与率
が低いという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の冷媒自然循環方式の
空調システムの有する問題点に鑑み、凝縮器と室内側の
熱交換器との設置位置の高低差を利用して冷媒を自然循
環させる空調システムにおいて、冷房運転を、年間を通
じて、省エネルギを図りながら、かつ、イニシャルコス
ト及びランニングコストを低廉にできるようにした空調
システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の空調システムは、冷媒の相変化に伴う比重
差と、凝縮器と室内熱交換器との設置位置の高低差を利
用して冷媒を自然循環させる空調システムにおいて、凝
縮器による外気との温度差を利用して冷媒の凝縮を行う
冷媒回路に熱交換器を配設し、外気温と室内温度との差
に応じて、前記熱交換器に夜間電力を利用した氷蓄熱装
置からの冷水を供給して冷媒の凝縮を行うようにしたこ
とを特徴とする。
【0007】この空調システムは、冷媒の相変化に伴う
比重差と、外気の温度が室内の温度より低い場合には、
凝縮器と室内熱交換器との設置位置の高低差を利用して
冷媒を自然循環させる空調システムにより冷媒の凝縮を
行うことができ、一方、夏季等において、外気の温度が
室内の温度より高い場合や温度差がほとんどない場合に
は、熱交換器に夜間電力を利用した氷蓄熱装置からの冷
水を供給して冷媒の凝縮を行うことができる。
【0008】この場合において、供給冷水量を適正なサ
ブクールを維持できるように調節することができる。
【0009】これにより、氷蓄熱装置から冷水を供給す
る動力の省エネルギ化を図ることができる。
【0010】また、凝縮器による外気との温度差を利用
して冷媒の凝縮を行う冷媒回路に、圧縮機を備えた冷凍
サイクル回路を併設することができる。
【0011】これにより、冷媒自然循環方式による冷房
運転を行うことができない場合に、圧縮機を備えた冷凍
サイクル回路により、年間を通じて安定して冷房運転を
行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の空調システムの実
施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】図1に本発明の空調システムの第1実施例
を示す。この空調システムは、室内側の蒸発器(熱交換
器)1を低い位置に、凝縮器3を蒸発器1より高所位置
にそれぞれ設置して、冷媒の相変化に伴う比重差を利用
して冷媒を自然循環させる冷媒自然循環方式を基本と
し、凝縮器3による外気との温度差を利用して冷媒の凝
縮を行う冷媒回路6に熱交換器5を配設し、外気温と室
内温度との差に応じて、熱交換器5に夜間電力を利用し
た氷蓄熱装置10からの冷水を供給して冷媒の凝縮を行
うように構成したものである。
【0014】室内側の蒸発器1には、ファン2を対設
し、蒸発器1にて熱交換した冷風を室内側に吹き出すよ
うにするとともに、蒸発器1にて気化した冷媒を、冷媒
の相変化に伴う比重差にて冷媒回路6Aを介して上昇さ
せ、凝縮器3に導入するようにする。凝縮器3には、フ
ァン4を対設し、外気との間で熱交換を行うことにより
冷却、凝縮された冷媒を、冷媒の相変化に伴う比重差に
て冷媒回路6B,6Cを介して下降させ、蒸発器1に導
入するようにし、以下、同様にして凝縮器3と蒸発器1
の間で循環するようにする。
【0015】そして、冷媒回路6は、このように、蒸発
器1から凝縮器3へ、蒸発器1にて気化した冷媒を供給
する冷媒配管6Aと、凝縮器3から熱交換器5を介して
蒸発器1へ、凝縮器3にて液化した冷媒を供給する冷媒
配管6B,6Cと、さらに、蒸発器1にて気化した冷媒
を凝縮器3を経由せずに熱交換器5に供給する冷媒バイ
パス配管6Dとから構成される。
【0016】この冷媒バイパス配管6Dは、蒸発器1に
て気化した冷媒を凝縮器3を経由せずに熱交換器5に供
給することができるように、冷媒配管6Aと冷媒配管6
Bの間を接続するように配設するとともに、冷媒配管6
A及び冷媒バイパス配管6Dには、冷媒の流路を冷媒配
管6A〜冷媒配管6Bの自然循環経路と冷媒バイパス配
管6Dのバイパス経路とに選択的に切り替える電磁弁7
A,7Dを配設する。
【0017】熱交換器5には、熱交換器5に冷水を供給
するための夜間電力を利用した氷蓄熱装置10を接続す
る。氷蓄熱装置10は、熱エネルギを氷として蓄熱する
蓄熱槽11内に熱交換チューブ20を設置し、この熱交
換チューブ20と外部に設置した凝縮器12間を冷媒配
管13を介して接続して冷媒の循環回路を形成するとと
もに、冷媒配管13に、アキュムレータ14、圧縮機1
5、レシーバタンク16及び膨張弁17を配設し、かつ
凝縮器12に冷却用ファン18を対設し、さらに蓄熱槽
11に冷水循環配管19を配設し、この冷水循環配管1
9により、蓄熱槽11と熱交換器5を接続して構成す
る。
【0018】この氷蓄熱装置10は、凝縮器12で凝縮
された冷媒を蓄熱槽11の熱交換チューブ20に導入す
ることにより、熱交換し、蓄熱槽11内に貯留された水
等の流体(本明細書において、単に「水」という。)
を、熱交換チューブ20の周囲から順に凍らせ、熱エネ
ルギを氷として蓄熱するもので、蓄熱槽11の熱交換チ
ューブ20で熱交換することにより気化した冷媒は、ア
キュームレータ14及び圧縮機15を経て、凝縮器12
で凝縮され、レシーバタンク16、膨張弁17を経て、
再び熱交換器チューブ20に戻り、以下同様にして冷凍
サイクルを繰り返す。
【0019】そして、氷蓄熱装置10により、余剰電力
として深夜に供給される安価な夜間電力を利用して蓄熱
槽11内に貯留された水を凍らせ、熱エネルギを氷とし
て蓄熱し、氷を溶解しながら、その冷水を、冷水循環配
管19に配設した循環ポンプ19Pを駆動することによ
り、冷水循環配管19を介して、蓄熱槽11と熱交換器
5の間で循環させ、熱交換器5の冷媒配管を流通する冷
媒と熱交換して、冷媒を冷却、凝縮するようにする。
【0020】この場合、冷媒配管6Cに配設した熱交換
器5を経た冷媒の温度を検出する温度センサ9Cの検出
温度、さらに、必要に応じて、熱交換器5の入側と出側
の冷媒の圧力差に基づいて、循環ポンプ19Pの駆動を
制御することにより、熱交換器5に供給する冷水量を調
整し、これにより、冷媒の凝縮を効果的に行うようにす
る。これにより、供給冷水量を適正なサブクールを維持
できるように調節することができ、氷蓄熱装置10から
冷水を供給する動力の省エネルギ化を図ることができ
る。
【0021】また、温度センサは、冷媒配管6Cに設置
した熱交換器5を経た温度センサ9Cのほか、冷媒配管
6Aに配設した蒸発器1を経た冷媒の温度を検出する温
度センサ9Aと、凝縮器3の外気取入口に配設した凝縮
器3を冷却する外気の温度を検出する温度センサ9Bと
を備える。
【0022】以下、この空調システムの動作について説
明する。外気温度が低く、冷媒温度との差がある場合
は、外気との温度差のみで冷媒を凝縮し、自然に循環さ
せるようにする。すなわち、空調システムの運転によ
り、冷媒回路6内を循環する冷媒は、蒸発器1にて熱交
換されて気化される。このとき、熱交換された空気は冷
風となって、室内側に吹き出される。蒸発器1において
気化した冷媒は、冷媒の相変化に伴う比重差にて冷媒回
路6Aを介して上昇し、電磁弁7Aを通って、凝縮器3
に導入される。凝縮器3に導入された冷媒は、凝縮器3
にて、外気との間で熱交換を行うことにより冷却、凝縮
され、液化される。この時の外気温度は、温度センサ9
Bにて検出されている。そして、凝縮器3において液化
した冷媒は、冷媒の相変化に伴う比重差にて冷媒回路6
B、熱交換器5及び冷媒回路6Cを介して下降し、蒸発
器1に導入され、以下、同様にして凝縮器3と蒸発器1
の間で循環することにより、冷媒自然循環サイクルを繰
り返す。この場合、循環ポンプ19Pは停止し、熱交換
器5に氷蓄熱装置10からの冷水は供給されないように
する。
【0023】一方、夏季等において、外気の温度が高く
なると、外気との温度差のみで冷媒を凝縮して自然に循
環させるようにすることができないため、熱交換器5に
夜間電力を利用した氷蓄熱装置10からの冷水を供給し
て冷媒の凝縮を行うようにする。
【0024】この切替は、冷媒配管6Aに配設した蒸発
器1を経た冷媒の温度を検出する温度センサ9Aと、凝
縮器3の外気取入口に配設した凝縮器3を冷却する外気
の温度を検出する温度センサ9Bの温度差に基づいて行
うようにする。
【0025】この場合、冷媒配管6A及び冷媒バイパス
配管6Dに配設した、冷媒の流路を冷媒配管6A〜冷媒
配管6Bの自然循環経路と冷媒バイパス配管6Dのバイ
パス経路とに選択的に切り替える電磁弁7A,7Dの両
者を開き、冷媒を自然循環経路とバイパス経路の両方に
流しながら、氷蓄熱装置10の循環ポンプ19Pを駆動
することにより、冷水循環配管19を介して、蓄熱槽1
1と熱交換器5の間で循環させ、熱交換器5の冷媒配管
を流通する冷媒と熱交換して、凝縮器3である程度まで
凝縮された冷媒を、さらに冷却し、確実に凝縮した後、
冷媒回路6Cを介して下降させ、蒸発器1に導入するよ
うにする。
【0026】そして、冷媒配管6Cに配設した熱交換器
5を経た冷媒の温度を検出する温度センサ9Cの検出温
度、さらに、必要に応じて、熱交換器5の入側と出側の
冷媒の圧力差に基づいて、循環ポンプ19Pの駆動を制
御することにより、供給冷水量を適正なサブクールを維
持できるように調節するようにする。
【0027】そして、さらに、外気の温度が高くなり、
外気の温度が室内の温度より高い場合や温度差がほとん
どない場合には、外気によって冷媒を凝縮して自然に循
環させるようにすることができないため、熱交換器5に
夜間電力を利用した氷蓄熱装置10からの冷水のみによ
って冷媒の凝縮を行うように切り替えるようにする。
【0028】この場合、冷媒配管6A及び冷媒バイパス
配管6Dに配設した、冷媒の流路を冷媒配管6A〜冷媒
配管6Bの自然循環経路と冷媒バイパス配管6Dのバイ
パス経路とに選択的に切り替える電磁弁7A,7Dのう
ち、電磁弁7Aを閉じ、電磁弁7Dを開くことにより、
冷媒全量をバイパス経路に流しながら、氷蓄熱装置10
の循環ポンプ19Pを駆動することにより、冷水循環配
管19を介して、蓄熱槽11と熱交換器5の間で循環さ
せ、熱交換器5の冷媒配管を流通する冷媒と熱交換し
て、冷媒を冷却し、凝縮した後、冷媒回路6Cを介して
下降させ、蒸発器1に導入するようにする。
【0029】この場合も、冷媒配管6Cに配設した熱交
換器5を経た冷媒の温度を検出する温度センサ9Cの検
出温度、さらに、必要に応じて、熱交換器5の入側と出
側の冷媒の圧力差に基づいて、循環ポンプ19Pの駆動
を制御することにより、供給冷水量を適正なサブクール
を維持できるように調節するようにする。
【0030】図2に本発明の空調システムの第2実施例
を示す。この空調システムは、上記第1実施例の空調シ
ステムと同様、冷媒自然循環方式を基本とし、凝縮器3
による外気との温度差を利用して冷媒の凝縮を行う冷媒
回路6に熱交換器5を配設し、外気温と室内温度との差
に応じて、熱交換器5に夜間電力を利用した氷蓄熱装置
10からの冷水を供給して冷媒の凝縮を行うように構成
するとともに、凝縮器3による外気との温度差を利用し
て冷媒の凝縮を行う冷媒回路6の冷媒回路6Aに、冷凍
サイクル回路8を併設するようにしたものである。
【0031】この冷凍サイクル回路8は、電磁弁81、
アキュムレータ82、圧縮機83及び逆止弁84を直列
に配置して構成し、この電磁弁81及び冷媒回路6Aに
配設した電磁弁7Aを操作することにより、冷媒配管6
Aを流通する冷媒を選択的に冷凍サイクル回路8に導入
するようにし、これにより、冷凍サイクル回路8に導入
した冷媒を加圧し、凝縮器3に導入するものである。こ
の場合、冷媒配管6Cには、冷凍サイクル回路8と対応
して作動する(閉じる)電磁弁7Cを配設し、電磁弁7
Cと並列に膨張弁27を配設する。
【0032】なお、本実施例のその他の構成は、上記第
1実施例の空調システムと同様である。
【0033】以下、この空調システムの動作について説
明する。外気温度が低く、冷媒温度との差がある場合
は、上記第1実施例の空調システムと同様、外気との温
度差のみで冷媒を凝縮し、自然に循環させるようにす
る。
【0034】一方、夏季等において、外気の温度が高く
なると、外気との温度差のみで冷媒を凝縮して自然に循
環させるようにすることができないため、熱交換器5に
夜間電力を利用した氷蓄熱装置10からの冷水を供給し
て冷媒の凝縮を行うようにすることは、上記第1実施例
の空調システムと同様である。
【0035】さらに、本実施例の空調システムにおいて
は、氷蓄熱装置10に蓄熱されたエネルギが十分でない
場合は、冷媒回路6A,6Cに配設した電磁弁7A,7
C及び冷媒バイパス回路6Dに配設した電磁弁7Dを閉
じ、電磁弁81を開くことにより、蒸発器1において気
化した冷媒を、冷媒配管6A及び電磁弁81を介して冷
凍サイクル回路8に導入し、アキュムレータ82、圧縮
機83及び逆止弁84を経ることにより冷媒を加圧し、
凝縮器3にて凝縮した後、冷媒回路6B、熱交換器5及
び冷媒回路6Cを介して下降させ、膨張弁27を経て蒸
発器1に導入し、以下、同様にして冷凍サイクル回路8
を介して凝縮器3と蒸発器1の間で循環することによ
り、冷凍サイクルを繰り返す。これにより、冷媒自然循
環方式による冷房運転を行うことができず、また、氷蓄
熱装置10に蓄熱されたエネルギが十分でない場合に、
圧縮機83を備えた冷凍サイクル回路8により、年間を
通じて安定して冷房運転を行うことができる。
【0036】
【発明の効果】本発明の空調システムによれば、冷媒の
相変化に伴う比重差と、外気の温度が室内の温度より低
い場合には、凝縮器と室内熱交換器との設置位置の高低
差を利用して冷媒を自然循環させる空調システムにより
冷媒の凝縮を行うことができ、一方、夏季等において、
外気の温度が室内の温度より高い場合や温度差がほとん
どない場合には、熱交換器に夜間電力を利用した氷蓄熱
装置からの冷水を供給して冷媒の凝縮を行うことができ
る。これにより、別途、圧縮機を備えた空調システムを
併設する必要がなくなり、空調システムのイニシャルコ
ストを低廉にできるとともに、年間を通じて、省エネル
ギを図りながら、かつ、ランニングコストを低廉に維持
して冷房運転を実施できる。
【0037】また、供給冷水量を適正なサブクールを維
持できるように調節することにより、氷蓄熱装置から冷
水を供給する動力の省エネルギ化を図ることができる。
【0038】また、凝縮器による外気との温度差を利用
して冷媒の凝縮を行う冷媒回路に、圧縮機を備えた冷凍
サイクル回路を併設することにより、冷媒自然循環方式
による冷房運転を行うことができない場合に、圧縮機を
備えた冷凍サイクル回路により、年間を通じて安定して
冷房運転を行うことができるとともに、別途、圧縮機を
備えた空調システムを併設した場合と比較して、空調シ
ステムのイニシャルコストを低廉にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調システムの第1実施例を示す系統
図である。
【図2】本発明の空調システムの第2実施例を示す系統
図である。
【符号の説明】
1 蒸発器(熱交換器) 2 ファン 3 凝縮器 4 ファン 5 熱交換器 6 冷媒配管 6D 冷媒バイパス配管 7A,7B,7C 電磁弁 8 冷凍サイクル回路 81 電磁弁 82 アキュームレータ 83 圧縮機 84 逆止弁 9A,9B,9C 温度センサ 10 氷蓄熱装置 11 蓄熱槽 12 凝縮器 13 冷媒循環配管 14 アキュームレータ 15 圧縮機 16 レシーバタンク 17 膨張弁 18 ファン 19 冷水循環回路 19P 循環ポンプ 20 熱交換器チューブ 21 膨張弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒の相変化に伴う比重差と、凝縮器と
    室内熱交換器との設置位置の高低差を利用して冷媒を自
    然循環させる空調システムにおいて、凝縮器による外気
    との温度差を利用して冷媒の凝縮を行う冷媒回路に熱交
    換器を配設し、外気温と室内温度との差に応じて、前記
    熱交換器に夜間電力を利用した氷蓄熱装置からの冷水を
    供給して冷媒の凝縮を行うようにしたことを特徴とする
    空調システム。
  2. 【請求項2】 供給冷水量を適正なサブクールを維持で
    きるように調節するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の空調システム。
  3. 【請求項3】 凝縮器による外気との温度差を利用して
    冷媒の凝縮を行う冷媒回路に、圧縮機を備えた冷凍サイ
    クル回路を併設したことを特徴とする請求項1又は2記
    載の空調システム。
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