JP2017172901A - 換気装置 - Google Patents

換気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017172901A
JP2017172901A JP2016060851A JP2016060851A JP2017172901A JP 2017172901 A JP2017172901 A JP 2017172901A JP 2016060851 A JP2016060851 A JP 2016060851A JP 2016060851 A JP2016060851 A JP 2016060851A JP 2017172901 A JP2017172901 A JP 2017172901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
heat exchanger
exhaust
refrigerant
side refrigerant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016060851A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6781560B2 (ja
Inventor
石井 幸雄
Yukio Ishii
幸雄 石井
藤吉 充
Mitsuru Fujiyoshi
充 藤吉
英司 原田
Eiji Harada
英司 原田
洋祐 貞包
Yosuke Sadakane
洋祐 貞包
▲ヒョン▼佑 盧
Hyonyu Ro
▲ヒョン▼佑 盧
真弘 鈴木
Shinko Suzuki
真弘 鈴木
相曽 一浩
Kazuhiro Aiso
一浩 相曽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chofu Seisakusho Co Ltd
OM Solar Inc
Original Assignee
Chofu Seisakusho Co Ltd
OM Solar Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chofu Seisakusho Co Ltd, OM Solar Inc filed Critical Chofu Seisakusho Co Ltd
Priority to JP2016060851A priority Critical patent/JP6781560B2/ja
Publication of JP2017172901A publication Critical patent/JP2017172901A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6781560B2 publication Critical patent/JP6781560B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】従来の技術においては、太陽熱で外気を温め室内に供給し、暖房した後、外気より高温の排気の熱を利用せず、そのまま室内換気口及び隙間から屋外へ排気してしまうという問題があった。【解決手段】今回技術では、屋内へ外気を給気する給気送風機と、前記屋内から屋内空気を排気する排気送風機と、前記屋内空気と冷媒を熱交換する排気側冷媒熱交換器を備え、前記排気側冷媒熱交換器は圧縮機、膨張弁で形成された冷凍サイクルに配置されており、今まで利用されていなかった排気熱を有効利用することで冷凍サイクルの効率を上昇させることができる。【選択図】図4

Description

本発明は、給気送風機と排気送風機を備え、外気温を昇温可能な箇所から屋内に給気するダクトが接続出来ると共に、室温と外気温との温度差を利用できる冷媒を用いた熱交換器を内部に有した換気装置に関する。
従来例としては、特許文献1に記載されたものが知られており、太陽光により加熱された屋外空気を屋内に取り込み屋内の暖房への利用や、太陽光により加熱された屋外空気を熱交換コイルで水の加熱に利用するもので、ハンドリングユニットと呼ばれるものであった。
特開2014−238227号公報
特許文献1におけるハンドリングユニットでは、太陽光により加熱された屋外空気を屋内暖房に使用する場合には、暖房される屋内については、高気密な住宅を前提としており、送り込まれた屋外空気を排出するための排気口を別に設ける必要があったが、排気口から排出される屋外空気と温度差の有る屋内空気が利用出来てないという問題があった。
特許文献1におけるハンドリングユニットについては、太陽光により加熱された屋外空気を屋内暖房と、温水の加熱に利用するだけであった。そのため、夜間や天候不良で太陽光での加熱が出来ない場合には暖房をすることが出来ず、夏季における冷房に対応することも出来なかったので、これに対応させようとすると、別に冷暖房設備を設ける必要があった。別に冷暖房設備を設けるためには、ハンドリングユニットとは別に設置場所が必要であることや、屋内温度の管理をするためには、ハンドリングユニットと別の冷暖房設備で統合して管理させる必要があり、二つの管理を並列して行うことは、複雑になるという問題があった。
また、特許文献1におけるハンドリングユニットを屋根や天井に取り付けた場合に、内部に水が循環する熱交換コイルがあることは、施工不良や経年劣化による水漏れが生じる可能性があり、屋内での漏水のおそれがあると言う問題があった。さらには、空気と水との熱交換については、空気と水の温度差が大きくないと熱交換が行われ難く、温度差が小さい場合の熱回収は効率が悪いという問題があった。
さらには、特許文献1におけるハンドリングユニットを取り付ける住宅には、太陽光で屋外空気を加熱するための流路(屋外空気の加熱手段)が屋根に設けられているが、屋外空気の加熱にだけしか、利用できてないという問題があった。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
第1発明の換気装置は、屋内へ外気を給気する給気送風機と、前記屋内から屋内空気を排気する排気送風機と、前記屋内空気と冷媒を熱交換する排気側冷媒熱交換器を備え、前記排気側冷媒熱交換器が、冷媒と水を熱交換する水加熱用熱交換器、圧縮機、膨張弁で冷凍サイクルが形成されている。
第2発明の換気装置は、屋内へ外気を給気する給気送風機と、前記外気と冷媒を熱交換する給気側冷媒熱交換器と、前記屋内から屋内空気を排気する排気送風機と、前記屋内空気と冷媒を熱交換する排気側冷媒熱交換器を備え、前記給気側冷媒熱交換器と前記排気側冷媒熱交換器が、冷媒と水を熱交換する水加熱用熱交換器、圧縮機、膨張弁で冷凍サイクルが形成されている。
第3発明の換気装置は、屋内へ外気を給気する給気送風機と、前記外気と冷媒を熱交換する給気側冷媒熱交換器と、前記屋内から屋内空気を排気する排気送風機と、前記屋内空気と冷媒を熱交換する排気側冷媒熱交換器を備え、前記給気側冷媒熱交換器と前記排気側冷媒熱交換器が、屋外冷媒熱交換器、圧縮機、膨張弁で冷凍サイクルが形成されている。
第4発明の換気装置は、屋内へ外気を給気する給気送風機と、前記外気と冷媒を熱交換する給気側冷媒熱交換器と、前記屋内から屋内空気を排気する排気送風機と、前記屋内空気と冷媒を熱交換する排気側冷媒熱交換器を備え、前記給気側冷媒熱交換器と前記排気側冷媒熱交換器が、冷媒と水を熱交換する水加熱用熱交換器、屋外冷媒熱交換器、圧縮機、四方弁、膨張弁で冷凍サイクルが形成されている。
第5発明の換気装置は、請求項1乃至請求項4記載の発明において、前記給気送風機の上流側にはダクトが取り付けられる複数の外気口および還気口が設けられ、前記複数の外気口および還気口には開閉弁が設けられている。
第6発明の換気装置は、請求項1乃至請求項5記載の発明において、前記排気送風機の下流側には排気ダクトが取り付けられる複数の排気口が設けられ、前記複数の排気口には開閉弁が設けられている。
第7発明の換気装置は、請求項1乃至請求項6記載の発明において、前記給気送風機の下流側に給気ダクトが取り付けられる一個以上の給気口が設けられ、前記一個以上の給気口には開閉弁が設けられている。
第8発明の換気装置は、請求項7記載の発明において、前記複数の外気口および還気口、前記複数の排気口、前記一個以上の給気口が一つの筐体の外面に備えられている。
以上のような、技術的手段を有することにより、以下の効果を有する。
第1発明によれば、換気装置は、屋内へ外気を給気する給気送風機と、前記屋内から屋内空気を排気する排気送風機と、前記屋内空気と冷媒を熱交換する排気側冷媒熱交換器を備え、前記排気側冷媒熱交換器が、冷媒と水を熱交換する水加熱用熱交換器、圧縮機、膨張弁で冷凍サイクルが形成されていることで、排気の際に前記排気側冷媒熱交換器で屋内空気の排熱を回収し、冷凍サイクルの効率を上昇させることができる。また、温水を利用せず、冷媒によるものであるから、漏水の心配もなく、設置工事も簡単になる。
第2発明によれば、換気装置は、屋内へ外気を給気する給気送風機と、前記外気と冷媒を熱交換する給気側冷媒熱交換器と、前記屋内から屋内空気を排気する排気送風機と、前記屋内空気と冷媒を熱交換する排気側冷媒熱交換器を備え、前記給気側冷媒熱交換器と前記排気側冷媒熱交換器が、冷媒と水を熱交換する水加熱用熱交換器、圧縮機、膨張弁で冷凍サイクルが形成されているので、給気の際に前記給気側冷媒熱交換器で外気の熱エネルギーを回収すると共に、排気の際に前記排気側冷媒熱交換器で屋内空気の廃熱を回収し、冷凍サイクルの効率を上昇させることができる。また、温水を利用せず、冷媒によるものであるから、漏水の心配もなく、設置工事も簡単になる。
第3発明によれば、換気装置は、屋内へ外気を給気する給気送風機と、前記外気と冷媒を熱交換する給気側冷媒熱交換器と、前記屋内から屋内空気を排気する排気送風機と、前記屋内空気と冷媒を熱交換する排気側冷媒熱交換器を備え、前記給気側冷媒熱交換器と前記排気側冷媒熱交換器が、屋外冷媒熱交換器、圧縮機、膨張弁で冷凍サイクルが形成されているので、給気の際に前記給気側冷媒熱交換器で外気を冷却すると共に、排気の際に前記排気側冷媒熱交換器で冷却された屋内空気で冷媒の温度を下げることができるので、冷凍サイクルの効率を上昇させることができる。また、温水を利用せず、冷媒によるものであるから、漏水の心配もなく、設置工事も簡単になる。
第4発明によれば、換気装置は、屋内へ外気を給気する給気送風機と、前記外気と冷媒を熱交換する給気側冷媒熱交換器と、前記屋内から屋内空気を排気する排気送風機と、前記屋内空気と冷媒を熱交換する排気側冷媒熱交換器を備え、前記給気側冷媒熱交換器と前記排気側冷媒熱交換器が、冷媒と水を熱交換する水加熱用熱交換器、屋外冷媒熱交換器、圧縮機、四方弁、膨張弁で冷凍サイクルが形成されているので、給気の際に前記給気側冷媒熱交換器で外気を冷却または暖房すると共に、排気の際に前記排気側冷媒熱交換器で冷却された屋内空気で冷媒の温度を下げるか、または廃熱を回収し、冷凍サイクルの効率を上昇させることができる。また、温水を利用せず、冷媒によるものであるから、漏水の心配もなく、設置工事も簡単になる。
第5発明によれば、第1発明乃至第4発明を利用し、換気装置は、前記給気送風機の上流側にはダクトが取り付けられる複数の外気口および還気口が設けられ、前記複数の外気口および還気口には開閉弁が設けられているので、屋根に外気を太陽光で暖める風路を設け、これを通過させる外気と通過しない外気を選択することが可能であるので、暖められた外気での換気を兼用した暖房や、暖められてない外気での換気を選択することが可能となる。
また、還気口が設けられているので、前述の暖められた外気や暖められてない外気に、屋内空気を混入させることが可能となるので、前記給気送風機に吸い込まれる空気の温度を調整した換気が可能となる。さらには、給気側冷媒熱交換器を使用する場合の冷媒の状態に合わせた通過する温度の調整も可能となる。
第6発明によれば、第1発明乃至第5発明を利用し、換気装置は、前記排気送風機の下流側には排気ダクトが取り付けられる複数の排気口が設けられ、前記複数の排気口には開閉弁が設けられているので、冬季や夏季での外気温や日射状況が異なった場合の排気をする場所の選択が可能となり、夏季においては、屋内の冷たい空気を屋根側に排出できれば、屋根から伝わる熱を抑制することができ、屋内における冷房効率の上昇も可能である。また、太陽光発電パネルが併設されている場合には、発電効率を上昇させることもできる。
第7発明によれば、第1発明乃至第6発明を利用し、前記給気送風機の下流側に給気ダクトが取り付けられる一個以上の給気口が設けられ、前記一個以上の給気口には開閉弁が設けられているので、例えば、給気する場所が狭ければ一個で十分に冷暖房できる。また、給気する場所が広くても、前記給気送風機の吹き出し温度によって、給気を送る場所を選択することができ、例えば、室温より冷たい空気の場合は、天井部分に、室温より暖められた空気は床下などにである。さらに、複数の部屋に個別に送ることも可能となる。
第8発明によれば、第7発明を利用し、換気装置は、前記複数の外気口および還気口、前記複数の排気口、前記一個以上の給気口が一つの筐体の外面に備えられているので、換気扇自体の設置場所の選択や、設置工事及び補修工事が容易になる。また、ダクトで外気を取り入れる箇所と排気する箇所が同一の場合には、一本のダクトを分岐して外気口と排気口に接続すれば良いので、ダクトの設置スペースが少なくて良いことや、ダクト工事が容易になる。
本発明の実施例1に係る換気装置の外観を表す斜視図である。 本発明の実施例1に係る換気装置の内部を説明する斜視図である。 本発明の実施例1に係る換気装置を屋内に設置し、冷凍サイクルとの関係を説明する模式図である。 本発明の実施例1に係る換気装置の第一の冷凍サイクルを説明する説明図である。 本発明の実施例1に係る換気装置の第一の冷凍サイクルの別の例を説明する説明図である。 本発明の実施例1に係る換気装置の第二の冷凍サイクルを説明する説明図である。 本発明の実施例1に係る換気装置の第三の冷凍サイクルを説明する説明図である。 本発明の実施例1に係る換気装置の第四の冷凍サイクルを説明する説明図である。 本発明の実施例1に係る換気装置の第五の冷凍サイクルを説明する説明図である。 本発明の実施例2に係る換気装置の外観を表す斜視図である。 本発明の実施例2に係る換気装置の内部を説明する斜視図である。 本発明の実施例2に係る換気装置の第六の冷凍サイクルを説明する説明図である。
発明を実施する形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
本発明の換気装置1の外観について図1を用いて説明する。換気装置1は、略直方体の筐体を備えた外観となっており、大きく分けると、熱交換器室11、フィルター室12、給気送風機室13と排気送風機室14が結合した構成となっている。
熱交換器室11、フィルター室12、給気送風機室13と排気送風機室14が互いに結合する箇所についての略正方形となっており、熱交換器室11、フィルター室12、給気送風機室13、排気送風機室14が互いに結合する箇所については略正方形となっており、90度回転させて取り付けることが可能となっている。
熱交換器室11の上面には、第一外気口21と、第二外気口22が設けられている。また、熱交換器室11の手前側側面には、第一還気口28と第二還気口31が設けられている。また、給気送風機室13の上面には、第一給気口26と第二給気口27が、排気送風機室14の上面側には、第一排気口36と第二排気口37が設けられている。
第一外気口21、第二外気口22、第一還気口28、第一給気口26、第二給気口27、第一排気口36と第二排気口37には、換気装置1の外面から筒部が所定の長さ突出しており、前記筒部の内部に取り付けられた弁の開度の位置を検出可能な機構を有したモーターやサーボモーターで駆動するダンパー41が夫々設けられている。
また、第一外気口21、第二外気口22、第一還気口28、第一給気口26、第二給気口27、第一排気口36、第二排気口37、第二還気口31の先端には、丸型のダクトを取り付けることが可能な形状となっている。なお、本実施例においては、ダクトの断面形状を丸型としているが、ダクトの断面形状を角型や楕円等であっても良い。
換気装置1の内部の部品配置について、図2を用いて説明する。図2は図1から第一外気口21、第二外気口22、第一還気口28、第一給気口26、第二給気口27、第一排気口36、第二排気口37と第二還気口31を取り外し、換気装置1の底板以外の外装を取り除いた状態を図示した図である。なお、取り除いた部分の形状については、破線により表している。
熱交換器室11の部分には、給気側冷媒熱交換器23と排気側冷媒熱交換器32が取り付けられており、給気側冷媒熱交換器23と排気側冷媒熱交換器32の間には、熱交換器室11を分割する熱交換器室仕切板16が設けられている。フィルター室12の部分には、フィルター24が取り付けられている。また、給気送風機室13には、給気送風機25が取り付けられ、排気送風機室14には、排気送風機35が取り付けられている。
給気側冷媒熱交換器23は、熱交換器室11に第一外気口21と第二外気口22から取り入れられた屋外空気または第一還気口28から取り入れられた屋内空気の何れか、または両方が通過する断面を塞ぐ様に、熱交換器室11断面を斜めに横切って設けられている。なお、図2において、給気側冷媒熱交換器23を熱交換器室11の断面方向に直角に設けずに斜めにして設けているのは、給気側冷媒熱交換器23の空気と冷媒との熱交換可能な面積を狭めることなく、熱交換器室11ひいては換気装置1自体の大きさを小さくすることが可能になるからである。
給気側冷媒熱交換器23は、冷媒が循環する熱伝導性の良い銅等の金属管と、金属管の熱伝導面積を広げるためのアルミニウム等の金属製のフィンより構成されている。給気側冷媒熱交換器23で通過する空気の加熱を行う場合は、給気側冷媒熱交換器23が凝縮器となる様に冷凍サイクルを構成し、金属管および金属製フィンの外表面を流れる屋外空気または屋内空気の何れかまたは両方に対して高温高圧の気体状の冷媒より熱が移動して冷媒は液化し、この際の凝縮熱で給気側冷媒熱交換器23を通過する空気を加熱する。給気側冷媒熱交換器23で通過する空気の冷却を行う場合には、給気側冷媒熱交換器23が蒸発器となる様に冷凍サイクルを構成し、低温低圧の冷媒が蒸発する際の気化熱で給気側冷媒熱交換器23を通過する屋外空気または屋内空気の何れかまたは両方から熱を奪う。
排気側冷媒熱交換器32は、熱交換器室11に第二還気口31から取り入れられた屋内空気が通過する断面を塞ぐ様に、熱交換器室11断面を斜めに横切って設けられている。なお、図2において、排気側冷媒熱交換器32を熱交換器室11の断面方向に直角に設けずに斜めにして設けているのは、給気側冷媒熱交換器23と同様に熱交換器としての性能を損なわずに換気装置1自体の大きさを小さくすることが可能になるからである。
排気側冷媒熱交換器32は、冷媒が循環する熱伝導性の良い銅等の金属管と、金属管の熱伝導面積を広げるためのアルミニウム等の金属製のフィンより構成されている。排気側冷媒熱交換器32で、屋外空気よりも暖められている屋内空気の排熱を回収する場合には、排気側冷媒熱交換器32を蒸発器となる様に冷凍サイクルを構成し、温められている屋内空気で冷媒を蒸発させることで、冷凍サイクルの効率を上昇させ、凝縮器側の加熱能力を向上させている。
排気側冷媒熱交換器32で、屋外空気よりも冷やされている屋内空気の温度差を利用する場合には、排気側冷媒熱交換器32を凝縮器となる様に冷凍サイクルを構成し、冷やされている屋内空気で冷媒を凝縮させことで、冷凍サイクルの効率を上昇させ、蒸発器の冷却能力を向上させる。
フィルター24については、フィルター室12の断面を横切る様に取り付けられており、フィルター室12を通過する外気や屋内空気から塵埃を除去できる、天然繊維や合成繊維等の薄板状に加工した空気濾過材である。なお、フィルター室12の外面からフィルター24を着脱可能な様に、換気装置1の外部側面からフィルター24を差し込んで取り付け取り外しが可能な構造となっている。フィルター24の清掃や交換を容易にするためである。
給気送風機25については、給気側冷媒熱交換器23、フィルター24により生じる圧力損失や、第一外気口21、第二外気口22および第一給気口26に所定の長さに延長したダクトが取り付けられることを想定した状態で十分な風量が得られる送風機が選定されている。同様に、排気送風機35についても、排気側冷媒熱交換器32による圧力損失や、第一排気口36と第二排気口37に所定の長さに延長したダクトが取り付けられることを想定した状態で十分な風量が得られる送風機が選定されている。
本実施例において、給気送風機25と排気送風機35については、シロッコファンによって実施しているが、前述の送風能力が得られれば、その他の種類の送風機でも良い。
給気送風機25、排気送風機35、第一外気口21、第二外気口22、第一還気口28、第一給気口26、第二給気口27、第一排気口36と第二排気口37の夫々に設けられているダンパー41についての駆動部は電気が供給されることにより駆動し、屋内の適当な箇所に取り付けられた遠隔操作装置(図示せず)で設定された運転状況に合う様に制御基板(図示せず)によって制御されている。なお、後述する様に、給気側冷媒熱交換器23と排気側冷媒熱交換器32の近傍には、膨張弁67や電磁弁76が設けられており、同様に制御基板(図示せず)によって制御されている。
換気装置1に冷凍サイクルを組み合わせて、使用する例について、図3の模式図を用いて説明する。換気装置1は屋根91、基礎92と壁93で囲まれた屋内6の天井7の近傍に設置されている。屋内6の居住空間が有効に利用できることや、ダクトの設置工事を考慮したもので、これらについて、問題がなければ、屋内6のその他の空間や、屋外、屋根91の上でも良い。
換気装置1において、給気送風機25が駆動することで、空気が流れる部分(以下、換気装置1の給気部と略す。)について説明する。第一外気口21(OA1)には第一外気ダクト51が取り付けられており、第一外気ダクト51は、屋根91に設置された屋根風路9と連接している。屋根91は、太陽電池や空気式集熱装置などであってもよく、屋根風路9は、前記太陽電池の下側を通過する風路や空気式集熱装置内部にある風路でも良い。屋根風路9は、屋根91の日射を受ける南面側設けられ、外面が太陽光により加熱されることで、外面からの熱が外気に熱移動させ易くするために、所定の長さを備えた風路である。屋根風路9から外気が換気装置1に吸い込まれると、日射がある時には、外気は暖められた状態で換気装置1に取り込まれる。
第二外気口22(OA2)には第二外気ダクト52が取り付けられており、第二外気ダクト52は、北側の壁93の近傍で、太陽光による影響を受け難い外気を換気装置1に取り込むことができる。第一還気口28(RA1)は、換気装置1の近傍の屋内空気を給気用として換気装置1に取り込むことができる。
第一給気口26(SA1)には給気ダクト53が取り付けられており、給気ダクト53の末端は床下8の内部で開口している。これにより、換気装置1に取り込まれた外気や屋内空気は床下8に送ることができる。なお、給気ダクト53の末端は、床下8だけではなく、その近傍に開口しても良い。第二給気口27(SA2)については、換気装置1に取り込まれた外気や屋内空気を換気装置1の近傍に送り出すことができる。また、床下に通じる流路がなく、給気を送る場所が狭い場合でも、第二給気口27または第一給気口26だけでも十分冷暖房できる。
換気装置1において、排気送風機35が駆動することで、空気が流れる部分(以下、換気装置1の排気部と略す。)について説明する。第二還気口31(RA2)は、換気装置1の近傍の屋内空気を排気用として換気装置1に取り込むことができる。第一排気口36(EA1)には第一排気ダクト56が取り付けられており、第一排気ダクト56の末端は、屋外に開口している。
第二排気口37(EA2)には第二排気ダクト57が取り付けられており、第二排気ダクト57は、屋根91に設置された屋根風路9と連接している。これにより、屋根風路9に屋内空気を排気させて、屋根風路9が高温になっている場合には、屋根風路9と連接する屋根91の温度を下げることができる。
第一外気ダクト51と第二排気ダクト57については、設置工事が簡単になるので、途中で合流する様に取り付けられている。なお、第二還気口31についてのみ、ダンパー41は設けられてない。第一排気口36と第二排気口37のダンパー41で開閉すれば、流路の選択が可能で、本実施例では第二還気口31を閉じる必要はないからである。
換気装置1の内部に設けられた給気側冷媒熱交換器23と排気側冷媒熱交換器32は、冷媒配管が、接続されており、冷凍サイクルが形成されている。冷凍サイクルとは、内部に熱エネルギーを運ぶ役割を果たす物質で、液体が気化するときに周囲の熱を奪うという性質を利用できる冷媒を循環させて形成されているものであり、冷媒の代表的なものとしては、プロパン、メタン、フロン、二酸化炭素やアンモニアなどがある。
この冷凍サイクルを形成させるものとして、換気装置1の外部で、通常は屋外には以下の部材が設けられている。水加熱用熱交換器61、圧縮機62、屋外冷媒熱交換器63、四方弁65、66、膨張弁67〜69、電磁弁71〜76と逆止弁78であり、各々が冷媒配管により連接されている。
水加熱用熱交換器61については、内部に二つの流路を有しており、一方の流路を循環する冷媒が有する熱エネルギーを、もう一方の流路を循環ポンプ81で循環する水や熱媒体(例えば、プロピレングリコール等の不凍液に防錆剤を添加した液)に移動させて、貯湯タンク82の内部に貯えられた水を加熱するものである。実施例においては、貯湯タンク82の内部に熱交換器83が設けられ、間接的に貯湯タンク82の内部の水を加熱しているが、熱交換器83を設けずに、貯湯タンク81内の水を直接加熱してもよい。
また、貯湯タンク82で加熱された温水は、貯湯タンク82の下部に連接された給水管84に加えられた水圧で貯湯タンク82の上部に連接した給湯管85から浴槽87等の温水が必要な場所の温水栓86に送られ利用される。
圧縮機62は電気的に駆動して、回転式(ロータリー式)や往復式(レシプロ式)等の方式により気体になった冷媒を圧縮し、高温高圧の気体にして冷媒を液化しやすくしている。なお、圧縮機62については、好ましくは能力を可変することが可能な所謂インバーター制御対応とした方が、細かな能力制御が可能となる。
屋外冷媒熱交換器63は、冷媒が循環する熱伝導性の良い銅等の金属管と、金属管の熱伝導面積を広げるためのアルミニウム等の金属製のフィンより構成されている。屋外冷媒熱交換器63には、送風機64が近傍に取り付けられており、給気側冷媒熱交換器23、排気側冷媒熱交換器32と水加熱用熱交換器61で凝縮や蒸発を行う場合の凝縮不足や蒸発不足を解消させるための補助として設けられている。屋外冷媒熱交換器63に冷媒が循環させる場合で必要な場合には、送風機64を電気的に駆動させて、外気を屋外冷媒熱交換器63に循環させることで凝縮器または蒸発器として稼働させている。
四方弁65、66は冷凍サイクルの流路を切り換える装置であり、四つの接続口を有している。電気的に駆動させることにより、内部で連通する四つの接続口の組合せを変更させて、二つの流路を切り換えている。
膨張弁67〜69は、冷媒配管の途中で液化した冷媒を減圧させて気化し易くさせるもので、電気的に駆動させることで通過する冷媒流量の調整が可能となっている。なお、冷媒流量を調整することで、冷媒の通過を遮断することが出来る。
電磁弁71〜76は、冷媒配管の途中で流路の遮断が可能な弁であり、冷凍サイクルの流路の切換えに用いられている。
逆止弁78は、冷媒配管の途中で、冷媒の逆流を防止するための弁である。逆止弁78については、外部からの制御ではなく機械的に作動する。
なお、図3の冷凍サイクルの模式図は、季節変化や、必要とされる機能が複数対応可能な冷凍サイクルの例であり、一つの機能に対応させるのであれば、膨張弁67〜69の一方や、四方弁65、66、電磁71〜76、逆止弁78については省略して実施することができる。
また、膨張弁67、電磁弁71および逆止弁78については、換気装置1の外部に設けても良いが、本実施例においては、換気装置1の筐体の内部に設けている。外部から保護が可能であることと、設置工事が楽になるからである。
図3の模式図において、圧縮機62、四方弁65、66、膨張弁67〜69と電磁弁71〜76を駆動させて一つの冷凍サイクルとした第一の冷凍サイクルについて図4を用いて説明する。
図4の第一の冷凍サイクルの構成は、排気側冷媒熱交換器32で、屋内空気からの熱エネルギーを回収して水加熱用熱交換器61を介して、貯湯タンク82に貯留する水を加熱する場合である。想定される状態としては、冬季における昼間の暖房と貯湯タンク82で水の加熱を行う場合である。
換気装置1の給気部においては、給気送風機25を駆動させ、第一外気口21と第一給気口26のダンパー41だけを開き、排気部においては、排気送風機35を駆動させ、第一排気口36のダンパー41だけを開いている。これにより、屋根風路9で暖められた外気を床下8に送って、屋内6の空気が対流することで、屋内6全体の暖房が行われ、第一排気ダクト56から、外気よりも熱エネルギーを有している屋内6の空気が排出されている。
なお、第一給気口26から、暖められた外気が屋内6に送り込まれているので、排気送風機35を駆動させなくても、通常は屋内6にある隙間から屋内空気は排出される。しかしながら、給気送風機25の静圧を高くしなければ、給気量を増大できないが、排気部において、第一排気口36のダンパー41を開くと共に、排気送風機35も駆動されているので、給気送風機25と排気送風機35の静圧や風量等の能力を大きくする必要がない。
次に図4の第一の冷凍サイクルを駆動させた状態を説明する。電磁弁73、74、75と、膨張弁67で、冷媒配管の流路を遮断している。圧縮機62が駆動すると、四方弁65、66で切り換えられている流路により、圧縮機62の吐出側から、高温(例えば摂氏70度)・高圧の気体の冷媒は水加熱用熱交換器61に流れる。水加熱用熱交換器61で水と熱交換して温度が下がり(例えば摂氏35度)、液体の冷媒となり、膨張弁68で減圧させた冷媒を排気側冷媒熱交換器32で蒸発させて、さらに温度が下げられた(例えば摂氏15度)気体の冷媒となり、四方弁65で切り換えられている流路により、圧縮機62の吸入側に戻る。
排気側冷媒熱交換器32においては、屋内6の暖められた空気(例えば摂氏20度)から、気体となった冷媒の温度を上げるので、少ない電力によって圧縮機62での高温・高圧の気体の冷媒への圧縮が可能となり、冷凍サイクルでの効率が向上し、結果、屋内6の暖められた空気からの排熱の回収が行われる。
なお、前記の第一の冷凍サイクルを使用して、図5の様に、第一給気口26のダンパー41を閉じ、第二給気口27のダンパー41を開けた状態にすれば、屋内6の上部に屋根風路9で暖められた外気が送られるので、屋内6での暖房は行われず、屋根風路9で暖められた外気は、第二還気口31からほとんど温度を下げることなく排気側冷媒熱交換器32に送られるので、屋根風路9で暖められた外気からの熱エネルギーを直接に回収して水加熱用熱交換器61を介して、貯湯タンク82に貯留する水を加熱することもできる。
図3の模式図において、圧縮機62、四方弁65、66、膨張弁67〜69と電磁弁71〜76を駆動させて一つの冷凍サイクルとした第二の冷凍サイクルについて図6を用いて説明する。
図6の第二の冷凍サイクルの構成は、給気側冷媒熱交換器23で外気から熱エネルギーを回収すると共に、排気側冷媒熱交換器32で屋内空気からの熱エネルギーを回収して、水加熱用熱交換器61を介して、貯湯タンク82に貯留する水を加熱する場合である。想定される状態としては、換気装置1で冷暖房を行わない中間期における昼間に貯湯タンク82での水の加熱を行う場合である。
換気装置1の給気部においては、給気送風機25を駆動させ、第一外気口21と第二給気口27のダンパー41だけを開き、排気部においては、排気送風機35を駆動させ、第一排気口36のダンパー41だけを開いている。これにより、屋根風路9で暖められた外気は、天井7付近だけが屋内6の暖房をすることなく、第二還気口31に送られており、第一排気ダクト56から、外気よりも熱エネルギーを有している暖められた空気が排出されている。
次に図6の第二の冷凍サイクルを駆動させた状態を説明する。電磁弁71、73、74、75で、冷媒配管の流路を遮断している。圧縮機62が駆動すると、四方弁65、66で切り換えられている流路により、圧縮機62の吐出側から、高温(例えば摂氏70度)・高圧の気体の冷媒は水加熱用熱交換器61に流れる。水加熱用熱交換器61で水と熱交換して温度が下がり(例えば摂氏35度)、液体の冷媒となり、膨張弁68で減圧させた冷媒を排気側冷媒熱交換器32と給気側冷媒熱交換器23で蒸発させて、さらに温度が下げられた(例えば摂氏15度)気体の冷媒となり、四方弁65で切り換えられている流路により、圧縮機62の吸入側に戻る。
排気側冷媒熱交換器32においては、天井7付近の暖められた空気(例えば摂氏20度)で、気体となった冷媒の温度を上げ、さらに、給気側冷媒熱交換器23においては、屋根風路9で暖められた外気(例えば摂30度)で、気体となった冷媒の温度を上げることを行うので、少ない電力で圧縮機62による高温・高圧の気体の冷媒に圧縮することが可能となり、冷凍サイクルでの効率が向上し、結果、屋内6の暖められた空気からの排熱の回収が行われる。
図3の模式図において、圧縮機62、送風機64、四方弁65、66、膨張弁67〜69と電磁弁71〜76を駆動させて一つの冷凍サイクルとした第三の冷凍サイクルについて図7を用いて説明する。
図7の第三の冷凍サイクルの構成は、排気側冷媒熱交換器32で、冷却された屋内空気を利用すると共に給気側冷媒熱交換器23で冷房をする場合である。想定される状態としては、夏季における換気装置1で冷房を行う場合である。
換気装置1の給気部においては、給気送風機25を駆動させ、第二外気口22、第二給気口27と第一還気口28のダンパー41だけを開き、排気部においては、排気送風機35を駆動させ、第二排気口37のダンパー41だけを開いている。第一還気口28からの屋内空気と屋外からの外気により、屋内6の冷房を行うもので、天井7付近に設置された換気装置1から給気側冷媒熱交換器23で冷やされた屋内空気の温度より低い空気が吹き出されるので、屋内6の内部で冷やされた空気が対流して、屋内6全体の冷房が行われている。なお、給気部の第一還気口28のダンパー41については、開けたものと説明しているが、換気量を増加する必要がある場合や、外気温度に比較して屋内温度が高い状態の場合には、第一還気口28のダンパー41を閉める、または閉める方向に開度を調整しても良い。
夏季においては、日中にかぎらず、屋根91は日射により蓄積された熱を有しており、屋内6での冷房の妨げとなっている。そこで、屋内6から排出される空気については、第一排気口36は閉じた状態で、第二排気口37のダンパー41を開け、第二排気ダクト57から、屋根風路9に流すことで、屋根91を冷却し、屋内6の冷房の効果を向上することが可能となる。
次に図7の第三の冷凍サイクルを駆動させた状態を説明する。電磁弁71、74、75と、膨張弁68で、冷媒配管の流路を遮断している。圧縮機62が駆動すると、四方弁65、66で切り換えられている流路により、圧縮機62の吐出側から、高温(例えば摂氏70度)・高圧の気体の冷媒は屋外冷媒熱交換器63に流れる。屋外冷媒熱交換器63で送風機64による外気と熱交換して冷媒の温度を下げ、さらに、排気側冷媒熱交換器32でさらに温度が下げられた(例えば摂氏35度)液体の冷媒となり、膨張弁67で減圧された冷媒を、給気側冷媒熱交換器23で蒸発させて気体にすることで、給気側冷媒熱交換器23での冷房が行われる。その後、四方弁65で切り換えられている流路により、圧縮機62の吸入側に戻る。
排気側冷媒熱交換器32においては、屋内6の冷やされた空気(例えば摂氏27度)で、液体である冷媒の温度を下げることが可能なので、少ない電力で圧縮機62を運転することが可能となり、冷凍サイクルの効率が向上して、結果、屋内6の冷やされた空気を利用したエネルギーの低減が可能となる。
図3の模式図において、圧縮機62、送風機64、四方弁65、66、膨張弁67〜69と電磁弁71〜76を駆動させて一つの冷凍サイクルとした第四の冷凍サイクルについて図8を用いて説明する。
図8の第四の冷凍サイクルの構成は、排気側冷媒熱交換器32で冷却された屋内空気を利用すると共に給気側冷媒熱交換器23で冷房をし、同時に水加熱用熱交換器61を介して、貯湯タンク82に貯留する水を加熱する場合である。想定される状態としては、夏季における換気装置1で冷房を行うと同時に、貯湯タンク82の水も加熱する場合である。
なお、第四の冷凍サイクルの場合に、水加熱用熱交換器61に冷媒が循環する場合でも、循環ポンプ81を循環させてない場合には、水加熱用熱交換器61での冷媒から水への熱交換は行われず、この場合には、冷房だけとなる。
換気装置1の給気部においては、給気送風機25を駆動させ、第二外気口22、第二給気口27と第一還気口28のダンパー41を開き、排気部においては、排気送風機35を駆動させ、第二排気口37のダンパー41だけを開いている。第一還気口28からの屋内空気と屋外からの外気により、屋内6の冷房を行うもので、天井7付近に設置された換気装置1から屋内空気の温度より低い空気が吹き出されるので、屋内6で空気が対流して、屋内6全体の冷房が行われている。なお、給気部の第一還気口28のダンパー41については、開けたものと説明しているが、換気量を増加する必要がある場合や、外気温度に比較して屋内温度が高い状態の場合には、第一還気口28のダンパー41を閉める、または閉める方向に開度を調整しても良い。
夏季においては、日中にかぎらず、屋根91は日射により蓄積された熱を有しており、屋内6での冷房の妨げとなっている。そこで、屋内6から排出される空気については、第一排気口36は閉じた状態で、第二排気口37のダンパー41を開け、第二排気ダクト57から、屋根風路9に流すことで、屋根91を冷却し、屋内6の冷房の効果を向上することが可能となる。
次に図8の第四の冷凍サイクルを駆動させた状態を説明する。電磁弁71、73、75と、膨張弁68で、冷媒配管の流路を遮断している。圧縮機62が駆動すると、四方弁65、66で切り換えられている流路により、圧縮機62の吐出側から、高温(例えば摂氏70度)・高圧の気体の冷媒は水加熱用熱交換器61に流れる。水加熱用熱交換器61で水と熱交換して温度が下がり(例えば摂氏45度)、液体の冷媒となり、屋外冷媒熱交換器63に流れる。
屋外冷媒熱交換器63で送風機64による外気と熱交換して冷媒の温度を下げ、さらに、排気側冷媒熱交換器32でさらに温度が下げられた(例えば摂氏35度)液体の冷媒となり、膨張弁67で減圧された冷媒を、給気側冷媒熱交換器23で蒸発させて気体にすることで、給気側冷媒熱交換器23での冷房が行われる。その後、四方弁65で切り換えられている流路により、圧縮機62の吸入側に戻る。
排気側冷媒熱交換器32においては、屋内6の冷やされた空気(例えば摂氏27度)で、液体である冷媒の温度を下げることが可能なので、少ない電力で圧縮機62を運転することが可能となり、冷凍サイクルの効率が向上して、結果、屋内6の冷やされた空気を利用して使用するエネルギーの低減が可能となる。
図3の模式図において、圧縮機62、送風機64、四方弁65、66、膨張弁67〜69と電磁弁71〜76を駆動させて一つの冷凍サイクルとした第五の冷凍サイクルについて図9を用いて説明する。
図9の第五の冷凍サイクルの構成は、排気側冷媒熱交換器32に屋内空気からの熱エネルギーを回収するとともに、給気側冷媒熱交換器23で暖房をし、同時に水加熱用熱交換器61を介して、貯湯タンク82に貯留する水を加熱する場合である。想定される状態としては、冬季における換気装置1で暖房を行うと同時に、貯湯タンク82の水も加熱する場合である。
なお、第五の冷凍サイクルの場合に、水加熱用熱交換器61に冷媒が循環する場合でも、循環ポンプ81を循環させてない場合には、水加熱用熱交換器61での冷媒から水への熱交換は行われず、この場合には、暖房だけとなる。
換気装置1の給気部においては、給気送風機25を駆動させ、第一外気口21、第一給気口26と第一還気口28のダンパー41だけを開き、排気部においては、排気送風機35を駆動させ、第一排気口36のダンパー41だけを開いている。屋根風路9で暖められた外気を床下8に送って、屋内6の空気が対流することで、屋内6全体の暖房が行われている。
なお、冬季であるため、屋根風路9での加熱は十分にできない場合が多いので、後述する冷凍サイクルで給気側冷媒熱交換器23を作動させて、不足している加熱量を補っている。また、給気部の第一還気口28のダンパー41については、屋根風路9で暖められた外気の温度が高すぎる場合に開けることによって外気温度の調整が可能となるが、換気量を増加する必要がある場合や、外気温度に比較して屋内温度が低い状態の場合には、第一還気口28のダンパー41を閉めるまたは、閉める方向に開度を調整しても良い。
次に図9の第五の冷凍サイクルを駆動させた状態を説明する。電磁弁71、74、76と、膨張弁68で、冷媒配管の流路を遮断している。圧縮機62が駆動すると、四方弁65、66で切り換えられている流路により、圧縮機62の吐出側から、高温(例えば摂氏70度)・高圧の気体の冷媒は水加熱用熱交換器61に流れる。水加熱用熱交換器61で水と熱交換して温度が下がり(例えば摂氏45度)、液体の冷媒となり、さらに給気側冷媒熱交換器23に送られて、ここで、給気側冷媒熱交換器23と給気送風機25による暖房が行われる。
給気側冷媒熱交換器23を出た液体の冷媒は、膨張弁67で減圧させ、排気側冷媒熱交換器32で暖められている屋内空気(例えば摂氏20度)と熱交換されながら、蒸発して気体の冷媒(例えば摂氏15度)になる。さらに、屋外冷媒熱交換器63で送風機64による外気と熱交換して冷媒の蒸発不足を解消し、四方弁65で切り換えられている流路により、圧縮機62の吸入側に戻る。
排気側冷媒熱交換器32においては、屋内6の暖められた空気(例えば摂氏20度)で、気体となった冷媒の温度を上げるので、少ない電力で圧縮機62を運転することが可能となり、冷凍サイクルの効率が向上して、結果、屋内6の暖められた空気を利用したエネルギーの低減が可能となる。
本発明の換気装置2の外観について図10を用いて説明する。実施例1の換気装置1との違いは、第二還気口31aについては、ダンパー41を備えているもとであり、他の部分については実施例1と同様であるので同じ符号を附して、説明を省略する。
換気装置2の内部の部品配置について、図11を用いて説明する。図11は図10から第一外気口21、第二外気口22、第一還気口28、第一給気口26、第二給気口27、第一排気口36、第二排気口37と第二還気口31aを取り外し、換気装置2の底板以外の外装を取り除いた状態を図示した図である。なお、取り除いた部分の形状については、破線により表している。
熱交換器室11の部分には、給気側冷媒熱交換器23と排気側冷媒熱交換器32が取り付けられており、給気側冷媒熱交換器23と排気側冷媒熱交換器32の間には、熱交換器室11を分割する熱交換器室仕切板16が設けられている。フィルター室12の部分には、フィルター24が取り付けられている。また、給気送風機室13には、給気送風機25が取り付けられ、排気送風機室14には、排気送風機35が取り付けられている。
熱交換器室11の給気側冷媒熱交換器23と排気側冷媒熱交換器32、フィルター室12のフィルター24、給気送風機室13の給気送風機25、と排気送風機室14の排気送風機35については、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例2においては、熱交換器室11を分割する熱交換器室仕切板16に、ダンパー41を備えた内部通気口17が設けられている。第二還気口31aのダンパー41が開けられた状態で、内部通気口17のダンパー41を閉めた状態の場合には、換気装置1と同様の状態となり、同様の機能が発揮できるので、実施例1における、第一の冷凍サイクル〜第五の冷凍サイクルについては、同様の実施をすることが可能であるので、説明を省略し、実施例2だけで、出来ることについて説明する。
実施例2においての、換気装置2と冷凍サイクルとの関係について、図12を用いて説明する。図12の第六の冷凍サイクルの構成は、排気側冷媒熱交換器32で、換気扇装置2の内部において、直接に屋根風路9で暖められた外気からの熱エネルギーを回収して水加熱用熱交換器61を介して、貯湯タンク82に貯留する水を加熱する場合である。想定される状態としては、冷暖房が必要無い場合における貯湯タンク82内部の水を加熱する場合である。
換気装置2の給気部においては、給気送風機25は駆動させずに、第一外気口21と内部通気口17のダンパー41だけを開き、排気部においては、排気送風機35を駆動させ、第一排気口36のダンパー41だけを開いている。これにより、屋根風路9で暖められた外気を直接に排気側冷媒熱交換器32に送り、屋内6に送って放熱させること無く外気からの熱エネルギーを直接に回収して水加熱用熱交換器61を介して、貯湯タンク82に貯留する水を加熱することもできる。
次に図12の第六の冷凍サイクルを駆動させた状態を説明する。電磁弁73、74、75と、膨張弁67で、冷媒配管の流路を遮断している。圧縮機62が駆動すると、四方弁65、66で切り換えられている流路により、圧縮機62の吐出側から、高温(例えば摂氏70度)・高圧の気体の冷媒は水加熱用熱交換器61に流れる。水加熱用熱交換器61で水と熱交換して温度が下がり(例えば摂氏35度)、液体の冷媒となり、膨張弁68で減圧させた冷媒を排気側冷媒熱交換器32で蒸発させて、さらに温度が下げられた(例えば摂氏15度)気体の冷媒となり、四方弁65で切り換えられている流路により、圧縮機62の吸入側に戻る。
排気側冷媒熱交換器32においては、屋根風路9で暖められた外気(例えば摂氏30度)より、冷媒が熱回収することが出来るので、少ない電力で圧縮機62による高温・高圧の気体の冷媒にすることが可能となり、冷凍サイクルでの効率が向上し、結果、屋根風路9で暖められた外気を利用したエネルギーの低減が可能となる。
なお、前述の実施例に記載した数値は一例であり、この数値に限定されるものではなく、使用される部材の種類や性能等により、その例示した温度は変化する。また、四方弁65、66を用いるのではなく、電磁弁を複数用いて冷媒回路を切換える様にすることも可能である。
1、2:換気装置
6:屋内
7:天井
8:床下
9:屋根風路
11:熱交換器室
12:フィルター室
13:給気送風機室
14:排気送風機室
16:熱交換器室仕切板
17:内部通気口
21:第一外気口
22:第二外気口
23:給気側冷媒熱交換器
24:フィルター
25:給気送風機
26:第一給気口
27:第二給気口
28:第一還気口
31、31a:第二還気口
32:排気側冷媒熱交換器
35:排気送風機
36:第一排気口
37:第二排気口
41:ダンパー
51:第一外気ダクト
52:第二外気ダクト
53:給気ダクト
56:第一排気ダクト
57:第二排気ダクト
61:水加熱用熱交換器
62:圧縮機
63:屋外冷媒熱交換器
64:送風機
65、66:四方弁
67、68、69:膨張弁
71〜76:電磁弁
78:逆止弁
81:循環ポンプ
82:貯湯タンク
83:熱交換器
84:給水管
85:給湯管
86:温水栓
87:浴槽
91:屋根
92:基礎
93:壁

Claims (8)

  1. 屋内へ外気を給気する給気送風機と、
    前記屋内から屋内空気を排気する排気送風機と、
    前記屋内空気と冷媒を熱交換する排気側冷媒熱交換器を備え、
    前記排気側冷媒熱交換器が、冷媒と水を熱交換する水加熱用熱交換器、圧縮機、膨張弁で冷凍サイクルが形成される換気装置。
  2. 屋内へ外気を給気する給気送風機と、
    前記外気と冷媒を熱交換する給気側冷媒熱交換器と、
    前記屋内から屋内空気を排気する排気送風機と、
    前記屋内空気と冷媒を熱交換する排気側冷媒熱交換器を備え、
    前記給気側冷媒熱交換器と前記排気側冷媒熱交換器が、冷媒と水を熱交換する水加熱用熱交換器、圧縮機、膨張弁で冷凍サイクルが形成される換気装置。
  3. 屋内へ外気を給気する給気送風機と、
    前記外気と冷媒を熱交換する給気側冷媒熱交換器と、
    前記屋内から屋内空気を排気する排気送風機と、
    前記屋内空気と冷媒を熱交換する排気側冷媒熱交換器を備え、
    前記給気側冷媒熱交換器と前記排気側冷媒熱交換器が、屋外冷媒熱交換器、圧縮機、膨張弁で冷凍サイクルが形成される換気装置。
  4. 屋内へ外気を給気する給気送風機と、
    前記外気と冷媒を熱交換する給気側冷媒熱交換器と、
    前記屋内から屋内空気を排気する排気送風機と、
    前記屋内空気と冷媒を熱交換する排気側冷媒熱交換器を備え、
    前記給気側冷媒熱交換器と前記排気側冷媒熱交換器が、冷媒と水を熱交換する水加熱用熱交換器、屋外冷媒熱交換器、圧縮機、四方弁、膨張弁で冷凍サイクルが形成される換気装置。
  5. 前記給気送風機の上流側にはダクトが取り付けられる複数の外気口および還気口が設けられ、前記複数の外気口および還気口には開閉弁が設けられている請求項1乃至請求項4記載の換気装置。
  6. 前記排気送風機の下流側には排気ダクトが取り付けられる複数の排気口が設けられ、前記複数の排気口には開閉弁が設けられている請求項1乃至請求項5の換気装置。
  7. 前記給気送風機の下流側に給気ダクトが取り付けられる一個以上の給気口が設けられ、前記一個以上の給気口には開閉弁が設けられている請求項1乃至請求項6記載の換気装置。
  8. 前記複数の外気口および還気口、前記複数の排気口、前記一個以上の給気口が一つの筐体の外面に備えられている請求項7記載の換気装置。
JP2016060851A 2016-03-24 2016-03-24 換気装置 Active JP6781560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016060851A JP6781560B2 (ja) 2016-03-24 2016-03-24 換気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016060851A JP6781560B2 (ja) 2016-03-24 2016-03-24 換気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017172901A true JP2017172901A (ja) 2017-09-28
JP6781560B2 JP6781560B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=59970832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016060851A Active JP6781560B2 (ja) 2016-03-24 2016-03-24 換気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6781560B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020056555A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 Omソーラー株式会社 太陽熱利用機器の運転制御方法
JP2020071001A (ja) * 2018-11-01 2020-05-07 株式会社長府製作所 給湯装置及び空調給湯設備

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000161744A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Daikin Ind Ltd 換気ユニットおよび空気調和機
JP2006098025A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Om Institute Inc ソーラーシステムハウスの換気方法
JP2006234180A (ja) * 2005-02-04 2006-09-07 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JP2008145094A (ja) * 2006-11-14 2008-06-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気空調装置
JP2009250528A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Panasonic Corp 換気空調装置
JP2010101590A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Panasonic Corp 浴室換気空調装置
JP2012172963A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Takenaka Komuten Co Ltd ハイブリッド空調システム
EP2597388A2 (en) * 2011-11-25 2013-05-29 Aeropulmo, besloten vennotschap met Beperkte aansprakelijkheid Ventilation unit, ventilation system and method for ventilating a building
JP2014238227A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 矢崎エナジーシステム株式会社 開口位置変更可能なハンドリングユニット
WO2015075882A1 (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 株式会社デンソー ヒートポンプサイクル装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000161744A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Daikin Ind Ltd 換気ユニットおよび空気調和機
JP2006098025A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Om Institute Inc ソーラーシステムハウスの換気方法
JP2006234180A (ja) * 2005-02-04 2006-09-07 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JP2008145094A (ja) * 2006-11-14 2008-06-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気空調装置
JP2009250528A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Panasonic Corp 換気空調装置
JP2010101590A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Panasonic Corp 浴室換気空調装置
JP2012172963A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Takenaka Komuten Co Ltd ハイブリッド空調システム
EP2597388A2 (en) * 2011-11-25 2013-05-29 Aeropulmo, besloten vennotschap met Beperkte aansprakelijkheid Ventilation unit, ventilation system and method for ventilating a building
JP2014238227A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 矢崎エナジーシステム株式会社 開口位置変更可能なハンドリングユニット
WO2015075882A1 (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 株式会社デンソー ヒートポンプサイクル装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020056555A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 Omソーラー株式会社 太陽熱利用機器の運転制御方法
JP2020071001A (ja) * 2018-11-01 2020-05-07 株式会社長府製作所 給湯装置及び空調給湯設備
JP7152717B2 (ja) 2018-11-01 2022-10-13 株式会社長府製作所 給湯装置及び空調給湯設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP6781560B2 (ja) 2020-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3886977B2 (ja) 複合冷暖房システム
US8001802B2 (en) Air conditioner
CN102753914B (zh) 空气调节装置和空气调节热水供给系统
WO2011108068A1 (ja) 空調給湯システム
KR100998483B1 (ko) 지열히트펌프를 이용한 모듈멀티형 냉난방시스템
TWI646291B (zh) Floor air conditioning system
JP2006292313A (ja) 地中熱利用装置
JP5335131B2 (ja) 空調給湯システム
JP5373959B2 (ja) 空気調和装置
JP2000266368A (ja) 空調システム
JP6781560B2 (ja) 換気装置
JP5404471B2 (ja) ヒートポンプ装置及びヒートポンプ装置の運転制御方法
KR20130044889A (ko) 축열식 냉난방 장치
KR101157548B1 (ko) 폐열회수 냉난방장치
JP2006010137A (ja) ヒートポンプシステム
KR100946381B1 (ko) 하이브리드 히트펌프식 냉난방장치
JP2004293889A (ja) 氷蓄熱ユニット、氷蓄熱式空調装置及びその運転方法
CN220476216U (zh) 配电房热能管理系统
JP2010236855A (ja) 増設凝縮装置及びこれを用いた増設凝縮システム付冷凍サイクル装置
KR100795353B1 (ko) 지하공기를 열원으로 이용한 냉난방장치
KR20100128961A (ko) 공기조화기
JP6208506B2 (ja) 空気熱源ヒートポンプ、及び空調方法
JP2007147133A (ja) 空気調和装置
KR101381374B1 (ko) 열병합 발전 시스템
KR101265545B1 (ko) 지열을 이용한 공기조화기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191108

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6781560

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250