JPH07145784A - 雨水ポンプ運転台数制御方式 - Google Patents

雨水ポンプ運転台数制御方式

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JPH07145784A
JPH07145784A JP29484993A JP29484993A JPH07145784A JP H07145784 A JPH07145784 A JP H07145784A JP 29484993 A JP29484993 A JP 29484993A JP 29484993 A JP29484993 A JP 29484993A JP H07145784 A JPH07145784 A JP H07145784A
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JP
Japan
Prior art keywords
pump
water level
predicted
well
information
Prior art date
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Pending
Application number
JP29484993A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimasa Awano
俊正 粟野
Isamu Suzuki
勇 鈴木
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 降雨量より雨水の流入予測を行いポンプを先
廻り運転し、ポンプの起動回数の減少、運転時間の均一
化をはかりポンプ井水位を適切な範囲に収める。 【構成】 降雨量より所定時間後の雨水の流入流量を流
入流量予測手段2で予測し、実揚水量QOとの差より予
測水位演算手段4でポンプ井予測水位を求める一方、前
記流入流量に最も適合する揚水を可能とするポンプ組合
わせをポンプ選定手段6で選定し、現状のポンプ運転情
報とに基づきポンプ制御手段7で起動あるいは停止すべ
きポンプを決定し制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水処理現場や雨水ポ
ンプ場などに設置される雨水排水用ポンプの制御方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、雨天時における下水処理場や雨水
ポンプ場のポンプ運転制御では、一般的にポンプ井の水
位に基づくポンプ運転台数制御方式が多く採用されてい
る。即ち、図4に示すように各ポンプの起動,停止指標
としてポンプ井水位を定め台数制御を行い、水位とポン
プの起動・停止とは1:1の関係に固定されている。
【0003】即ち、図4においてH1,H2,H3はそれ
ぞれ1号,2号,3号ポンプの起動水位、L1,L2,L
3は同様に1号、2号、3号ポンプの停止水位を示して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4のような水位によ
る台数制御方式では、制御指標が水位のみであるため、
流入水量の変動に対する適正な制御が難しく、ポンプ起
動回数の増加やポンプ運転時間の不均一化が生ずる。そ
のため場合によっては手動にて運転している場合もあ
り、自動といいながら人間の手を煩わしている。
【0005】本発明は、以上のような課題にかんがみな
されたものであり、雨水の流入予測を行ってポンプを先
廻り運転することにより、ポンプの起動回数の減少,運
転時間の均一化をはかりポンプ井水位を適切な範囲に収
めるような雨水ポンプ運転台数制御方式を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ポンプ井
に流入する雨水を複数の異容量ポンプにより下水処理設
備へ揚水する雨水ポンプ運転台数制御方式において、降
雨量情報を入力してポンプ井への所定時間後の雨水の流
入流量を予測する流入流量予測手段と、現状のポンプ運
転情報を入力してポンプ揚水量を算出する実揚水量演算
手段と、前記予測流入流量と実揚水量の差である水位変
動量と現状のポンプ井水位入力情報により予測水位を算
出する予測水位演算手段と、前記予測流入流量に最も適
合した揚水を可能とするポンプ組合わせを選定しポンプ
選定情報として記憶するポンプ選定手段と、前記予測水
位がポンプ井の制御上限水位と下限水位の範囲内にある
か否かを判定し範囲外に逸脱した時にポンプ制御指令を
発生する予測水位判定手段と、前記ポンプ制御指令を受
信した時前記ポンプ選定情報と現状のポンプ運転入力情
報とに基づき起動あるいは停止すべきポンプを決定し当
該ポンプへ起動あるいは停止信号を送出するポンプ制御
手段より構成される。
【0007】一方、第2の発明はポンプ流入する雨水を
複数の同一容量のポンプにより下水処理設備へ揚水する
雨水ポンプ運転台数制御方式においては、降雨量情報を
入力してポンプ井への所定時間後の雨水の流入流量を予
測する流入流量予測手段と、現状のポンプ運転情報を入
力してポンプ揚水量を算出する実揚水量演算手段と、前
記予測流入流量と実揚水量の差である水位変動量と現状
のポンプ井水位入力情報とより予測水位を算出する予測
水位演算手段と、前記予測水位のポンプ井制御上・下限
水位の逸脱を判定し上限水位を越える時には起動、下限
水位を下廻る時には停止のポンプ制御指令を発生する予
測水位判定手段と、前記起動あるいは停止のポンプ制御
指令を受信すると現状のポンプ運転入力情報に基づき起
動あるいは停止すべきポンプを決定し当該ポンプへ起動
あるいは停止信号を送出するポンプ制御手段より構成さ
れる。
【0008】
【作用】先ず、第1の発明の動作では、流入流量予測手
段へ入力された降雨量情報を公知の流入流量予測法に基
づいて、所定時間後の予測流入流量を所定時間毎に算出
する。
【0009】一方、実揚水量演算手段へ入力された現状
のポンプ運転情報に基づいてポンプ容量の和より実揚水
量を算出する。前記予測流入流量と実揚水量を予測水位
演算手段に入力して、その差の流量変動を求め、ポンプ
井面積を考慮して水位変動量を算出し、現状のポンプ井
水位入力情報との和を求め、ポンプ井の予測水位を算出
する。他方、ポンプ選定手段において、前記予測流入流
量に最も適合した揚水を可能とするポンプ組合わせを各
ポンプ容量の和より選定しポンプ選定情報として記憶し
ておく。予測水位判定手段にて、前記予測水位がポンプ
井の制御上・下限水位の範囲内にあるか否かを判定し、
範囲外に逸脱した時点で、ポンプ制御指令をポンプ制御
手段へ送出し、前記ポンプ選定記憶情報と現状のポンプ
運転入力情報とより起動あるいは停止すべきポンプを決
定し当該ポンプへ起動あるいは停止信号を送出する。
【0010】次に、第2の発明の動作では、流入流量予
測手段へ入力された降雨情報を公知の流入流量予測法に
基づいて、所定時間後の予測流入流量を所定時間毎に算
出する。一方、実揚水量演算手段へ入力された現状のポ
ンプ運転情報に基づいてポンプ容量の和より実揚水量を
算出する。前記予測流入流量と実揚水量を予測水位演算
手段に入力してその差の流量変動を求め、ポンプ井面積
を考慮して水位変動量を算出し、現状のポンプ井水位入
力情報との和よりポンプ井の予測水位を算出する。予測
水位判定手段では予測水位がポンプ井の制御上・下限水
位の範囲内にあるか否かを判定し上限水位を越える時点
で起動、下限水位を下廻る時点で停止のポンプ制御指令
をポンプ制御手段へ送出する。ポンプ制御手段では、該
指令を受信すると、現状のポンプ運転入力情報に基づい
て起動あるいは停止すべきポンプを決定し、当該ポンプ
へ起動あるいは停止信号を送出する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1〜図
2に基づいて説明する。図1はシステム構成図にて、1
は、入出力手段であり、降雨量情報R、ポンプ井水位情
報H、ポンプ運転情報PGなどの入力と、ポンプへの起
動SKあるいは停止信号STの出力を行う。2は流入流量
予測手段であり、降雨量情報Rに基づきポンプ井への所
定時間(5〜15分)後の雨水の予測流入流量QIYを算
出する。3は、実揚水量演算手段であり、現状のポンプ
運転情報PGに基づきポンプによる実揚水量QOを算出す
る。4は、予測水位演算手段であり、前記流入流量QIY
および前記実揚水量QOとポンプ井水位情報Hとに基づ
きポンプ井の所定時間後の予測水位HYを算出する。5
は、予測水位判定手段であり、予測水位HYがポンプ井
の制御上・下限水位(CHL,CCL)の範囲内にある
か否かを判定し、範囲を逸脱した時点でポンプ制御指令
Sを発する。6は、ポンプ選定手段であり、前記予測流
入流量QIYに最も適合した揚水を可能とするポンプ組合
わせを選定し、ポンプ選定情報PSとして記憶する。7
は、ポンプ制御手段であり、現状のポンプ運転情報PG
と前記ポンプ選定情報PSとを入力し、前記ポンプ制御
指令Sを受信した時点で、起動あるいは停止すべきポン
プを決定し、当該ポンプに入出力手段1を介して起動信
号SKまたは停止信号STを送出する。
【0012】次に、この実施例の動作を説明する。現場
より送られてくる各種情報は入出力手段1を介して取り
込まれ、降雨量情報Rは流入流量予測手段2へ、現状の
ポンプ運転情報PGは実揚水量演算手段3およびポンプ
制御手段7へ、現状のポンプ井水位情報Hは予測水位演
算手段4へ入力される。
【0013】先ず、流入流量予測手段2においては、下
水道流入予測に最も一般的に使用される公知技術の修正
RRL法に基づいて、所定時間例えば5〜15分後の予
測流入流量QIYを所定時間毎に算出し、予測水位演算手
段4およびポンプ選定手段6へ送出する。
【0014】一方、実揚水量演算手段3では、現状のポ
ンプ運転情報PGに基づき、各運転中のポンプ吐出量の
和より現状の実揚水量QOを算出する。
【0015】次に、予測水位演算手段4においては、先
に算出した予測流入流量QIYと実揚水量QOとの差QIY
〜QOより予測時点における流量変動量±ΔQIYを算出
した上で、ポンプ井面積Aを考慮して±ΔQIY/Aより
予測時点における水位変動量±ΔHYを算出する。従っ
て、現状のポンプ井水位情報Hと水位変動量±ΔHY
の和H±ΔHYよりポンプ井の予測水位HYを算出する。
【0016】一方、ポンプ選定手段6において、先に算
出した予測流入流量QIYに最も適合した揚水を可能とす
るポンプ組合わせを各ポンプ容量の和より選定し、予測
時点におけるポンプ選定情報PSとして記憶しておく。
一方先に算出したポンプ井の予測水位HYが、図2に示
されるポンプ井の制御上限水位CHLと制御下限水位C
CLの範囲内に維持されているか否か即ちCCL<HY
<CHLを予測水位判定手段5により常時監視し、上・
下限水位を逸脱した時点でポンプ制御指令Sを発する。
ポンプ制御手段7では、前記ポンプ制御指令Sを受信す
ると、ポンプ選定手段7に記憶されているポンプ選定情
報PSと現状のポンプ運転情報PGとより起動あるいは停
止すべきポンプを決定し、当該ポンプへ起動信号SK
るいは停止信号STを入出力手段1を介して送出する。
【0017】なお、同一容量のポンプによる運転台数制
御の場合は図3のシステム構成図のように簡略化でき
る。即ち図1のポンプ選定手段6を除外し予測水位判定
手段5において、予測水位HYが制御上限水位CHLを
逸脱した時点で起動のポンプ制御指令を、予測水位HY
が制御下限水位CCLを逸脱した時点で停止のポンプ制
御指令をポンプ制御手段7へ送出する。ポンプ制御手段
7では、前記起動あるいは停止のポンプ制御指令を受信
すると現状のポンプ運転情報PGに基づいて起動あるい
は停止すべきポンプを決定し、当該ポンプへ起動あるい
は停止信号を入出力手段1を介して送出する。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上述のように降雨量より流入
流量を予測して最適なポンプ組合わせを選定する一方、
予測流入流量と現在のポンプ容量との差より算出される
予測水位が制限水位を逸脱する時点で、最適なポンプ組
合わせに切替えるものであり、予測による先廻り運転な
のでポンプ井水位を適切な範囲に収めることができる。
またポンプ起動回数を従来方法より減少させ、ポンプ運
転時間を均一化することができる。更に従来制御方式で
は出来なかった揚水能力の異なるポンプ組合わせ運転が
適切に行えるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシステム構成図
【図2】ポンプ井水位図
【図3】本発明の他の実施例を示すシステム構成図
【図4】従来のポンプ台数制御パターン図
【符号の説明】
1…入出力手段 2…流入流量予測手段 3…実揚水量演算手段 4…予測水位演算手段 5…予測水位判定手段 6…ポンプ選定手段 7…ポンプ制御手段 CHL…制御上限水位 CCL…制御下限水位

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ井に流入する雨水を複数の異容量
    のポンプにより揚水する雨水ポンプ運転台数制御方式に
    おいて、降雨量情報を入力してポンプ井への所定時間後
    の雨水の流入流量を予測する流入流量予測手段と、現状
    のポンプ運転情報を入力してポンプ揚水量を算出する実
    揚水量演算手段と、 前記予測流入流量と前記実揚水量との差である水位変動
    量と現状のポンプ井水位入力情報により予測水位を算出
    する予測水位演算手段と、 前記予測流入流量に最も適合した揚水を可能とするポン
    プ組合わせを選定しポンプ選定情報として記憶するポン
    プ選定手段と、 前記予測水位がポンプ井の制御上限水位と下限水位の範
    囲内にあるか否かを判定し範囲外へ逸脱した時点でポン
    プ制御指令を発生する予測水位判定手段と、 前記ポンプ制御指令を受信すると前記ポンプ選定情報と
    現状のポンプ運転入力情報とに基づき起動あるいは停止
    すべきポンプを決定し当該ポンプへ起動あるいは停止信
    号を送出するポンプ制御手段とを備えてなることを特徴
    とした雨水ポンプ運転台数制御方式。
  2. 【請求項2】 ポンプ井に流入する雨水を複数の同一容
    量のポンプにより揚水する雨水ポンプ運転台数制御方式
    において、 降雨量情報を入力してポンプ井への所定時間後の雨水の
    流入流量を予測する流入流量予測手段と、 現状のポンプ運転情報を入力してポンプ揚水量を算出す
    る実揚水量演算手段と、 前記予測流入流量と前記実揚水量との差である水位変動
    量と現状のポンプ井水位入力情報とより予測水位を算出
    する予測水位演算手段と、 前記予測水位がポンプ井の制御上限水位と下限水位の範
    囲内にあるか否かを判定し上限水位を越えた時点で起動
    下限水位を下廻った時点で停止のポンプ制御指令を発生
    する予測水位判定手段と、 前記起動あるいは停止のポンプ制御指令を受信すると現
    状のポンプ運転入力情報に基づき起動あるいは停止すべ
    きポンプを決定し当該ポンプへ起動あるいは停止信号を
    送出するポンプ制御手段とを備えてなることを特徴とし
    た雨水ポンプ運転台数制御方式。
JP29484993A 1993-11-25 1993-11-25 雨水ポンプ運転台数制御方式 Pending JPH07145784A (ja)

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JPH07145784A true JPH07145784A (ja) 1995-06-06

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ID=17813053

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JP29484993A Pending JPH07145784A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 雨水ポンプ運転台数制御方式

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JP (1) JPH07145784A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102758764A (zh) * 2012-07-02 2012-10-31 江苏环力科技发展有限公司 一种电子流量控制器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102758764A (zh) * 2012-07-02 2012-10-31 江苏环力科技发展有限公司 一种电子流量控制器

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