JPH07145598A - 生薬を含む芳香シート - Google Patents

生薬を含む芳香シート

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JPH07145598A
JPH07145598A JP16979393A JP16979393A JPH07145598A JP H07145598 A JPH07145598 A JP H07145598A JP 16979393 A JP16979393 A JP 16979393A JP 16979393 A JP16979393 A JP 16979393A JP H07145598 A JPH07145598 A JP H07145598A
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oil
sheet
aroma
paper
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JP16979393A
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Hideo Arai
秀夫 新井
Kazuo Miyagawa
和夫 宮川
Katsutoshi Sekiguchi
勝利 関口
Takashi Otaki
隆 大滝
Junichi Takahashi
純一 高橋
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Chuo Nisseki Kk
Original Assignee
Chuo Nisseki Kk
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消炎効果などがあるので鼻や喉などがすっき
りする、かびやだになどの忌避効果があるなどの薬効を
有すると共に、自然な芳香を有するので、各種商品の包
装内に入れたり、自動車内、室内、ロッカー内、洋服や
着物のポケット内などに入れたりする用途に好ましく用
いることができる芳香シートを開発する。 【構成】 ユウカリ油、ハッカ油、メントール、ペパー
ミント油、ヒノキチオールを必須成分とし、リュウノウ
油、丁字油、ローズマリー油、青じそ油、α−ピネン
油、チモール油、桂皮油、ういきょう油、ナツメ油から
成る群から選択した少なくとも一つの成分から成る生薬
を芳香成分として含むシート状繊維製品から成ることを
特徴とする生薬を含む芳香シートにより目的を達成でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生薬を含む芳香シートに
関するものであり、さらに詳しくは和漢生薬および西洋
生薬から成る群から選定された特定の生薬を芳香成分と
して含むシート状繊維製品から成る芳香シートであっ
て、消炎効果などがあるので鼻や喉などがすっきりす
る、かびやだになどの忌避効果があるなどの薬効を有す
ると共に、自然な芳香を有する特徴のある芳香シートに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レモン、オレンジ、ライムなどの
柑橘系香料、バラ、ラベンダー、ブーケなどのフローラ
ル系香料などの香料あるいはそれらの原料をテイッシュ
ーペーパー、色紙、便箋、ハンカチ、パンテイーストッ
キングなどに含ませたり、臭い袋に入れたりした芳香製
品などが知られているが、これらの製品は香りが良いと
いう特性を有するものである。昔から薬効があることで
知られている和漢生薬および西洋生薬の中には、ある程
度よい香りを有するものもあるが、一般に、それらは薬
臭い臭いとして知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、消炎
効果などがあるので鼻や喉などがすっきりする、かびや
だになどの忌避効果があるなどの薬効を有すると共に、
自然な芳香を有する芳香シートを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記に鑑み
鋭意研究を重ねた結果、レモン、オレンジ、ライム、バ
ラ、ラベンダー、ブーケなどの従来の香料を用いず、一
つの成分を見ると薬臭い性質を有する和漢生薬および西
洋生薬の中から特定の生薬を選定し、それらを組み合わ
せると、薬効を有すると共に良い香りを有する組成物が
得られることを見いだして本発明を完成するに至った。
【0005】本発明の請求項1は、ユウカリ油、ハッカ
油、メントール、ペパーミント油、ヒノキチオールを必
須成分とし、リュウノウ油、丁字油、ローズマリー油、
青じそ油、α−ピネン油、チモール油、桂皮油、ういき
ょう油、ナツメ油から成る群から選択した少なくとも一
つの成分から成る生薬を芳香成分として含むシート状繊
維製品から成ることを特徴とする生薬を含む芳香シート
である。図1は、芳香成分2を含むシート状繊維製品3
から成る本発明の芳香シート1の断面説明図である。
【0006】本発明の請求項2は、上記芳香成分に対し
てバリヤー性を有する包装材および/または被覆材で覆
われていることを特徴とする請求項1記載の生薬を含む
芳香シートである。図2は、芳香成分2を含むシート状
繊維製品3が包装材4で覆われている本発明の他の芳香
シート1’の断面説明図である。もちろん複数のシート
状繊維製品3を包装材4で覆ってもよい。
【0007】本発明の請求項3の発明は、上記シート状
繊維製品が紙および/または不織布であることを特徴と
する請求項1あるいは請求項2記載の生薬を含む芳香シ
ートである。
【0008】本発明の請求項4の発明は、上記シート状
繊維製品が、上記芳香成分に対してバリヤー性を有する
中間層を介して積層された紙であって、一方の紙に上記
芳香成分が含まれており、他方の紙には印刷が施されて
いる積層物であることを特徴とする請求項1記載ないし
請求項3記載の生薬を含む芳香シートである。図3は、
上記芳香成分に対してバリヤー性を有する中間層5を介
して積層された紙層6および紙層7から成るシート状繊
維製品を用い、一方の紙層7に上記芳香成分2が含まれ
ており、他方の紙層6には印刷8が施されている本発明
の他の芳香シート1”の断面説明図である。
【0009】本発明で用いる芳香成分とは、多くの和漢
生薬および西洋生薬の中から選定されたういきょう油、
なつめ油、ヒノキチオール、リュウノウ油、丁字油、ハ
ッカ油、桂皮油、青じそ油、メントールなどの和漢生
薬、ユウカリ油、ローズマリー油、α−ピネン油、チモ
ール油、ペパーミント油などの西洋生薬を複数種類配合
した組成物であり、各成分の組み合わせや、配合量を選
定することにより薬効を有すると共に良い香りのする組
成物とすることができる。上記の和漢生薬および西洋生
薬の中のユウカリ油、ハッカ油、メントール、ペパーミ
ント油、ヒノキチオールを選定して必須成分とし、それ
にリュウノウ油、丁字油、ローズマリー油、青じそ油、
α−ピネン油、チモール油、桂皮油、ういきょう油、ナ
ツメ油から成る群から選択した少なくとも一つの成分を
組み合わせることが好ましい。天然香水、合成香水など
の他の芳香成分、あるいは分散剤、溶媒、酸化防止剤な
どの添加物は特に配合しなくてもよいが、本発明の主旨
を逸脱しない範囲において必要に応じて配合しても差し
支えない。
【0010】リュウノウ油は消炎効果、丁字油は殺菌、
制吐効果、メントールは清涼効果、鎮痛効果、鎮痒効
果、消炎効果、対花粉症など、ハッカ油は消炎、清涼、
対花粉症などの効果、桂皮油は鎮静、対花粉症、対風
邪、消臭などの効果、青じそ油は殺菌、咳どめ、対花粉
症などの効果、ユウカリ油やローズマリー油は消炎、殺
菌などの効果、α−ピネン油は精神安定などの効果、チ
モール油は殺菌などの効果、ういきょう油は殺菌、消炎
効果など、なつめ油は制吐、鎮咳などの効果、ペッパー
ミント油は消炎、清涼などの効果、ヒノキチオールは殺
菌、消炎などの効果があることが古くから知られてお
り、これらの各成分の効果は組成物となっても発揮され
るものと考えられる。
【0011】本発明で用いるシート状繊維製品とは、シ
ート状の天然および/または合成繊維製品であり、好ま
しくは天然紙あるいは合成紙、不織布などであり、さら
に好ましくは上記芳香成分に対してバリヤー性を有する
中間層を介して積層された天然紙あるいは合成紙、不織
布などである。上記シート状繊維製品の色相、形状、厚
さ、巾などは特に限定されるものではなく、印刷などを
施してもよく、使用目的により適宜決めることができ
る。
【0012】上記芳香成分に対してバリヤー性を有する
中間層としては、例えば、アルミニウムなどの金属箔、
ポリエチレン、ポリエステル、ポリビニルアルコールな
どのプラスチックフィルムなど、あるいはこれらの積層
体を挙げることができる。この中間層を用いてドライラ
ミネート法や共押出法などの公知の方法により上記シー
ト状繊維製品をサンドイッチラミネートして積層物を作
ることができる。
【0013】上記生薬を芳香成分として含むシート状繊
維製品から成る本発明の芳香シートを製造する方法は特
に限定されるものではない。例えば、上記芳香成分をそ
のまま、あるいは適当な有機溶媒や水などに溶解あるい
は分散してして上記シート状繊維製品に含浸法、塗布
法、コーテイング法、スプレー法など、あるいはこれら
を組み合わせた方法により含ませることにより製造する
ことができる。上記芳香成分に対してバリヤー性を有す
る中間層を介して積層された天然紙あるいは合成紙、不
織布などを用いる場合は、いずれの層に芳香成分を含ま
せてもよく、また両方の層に芳香成分を含ませてもよい
が、いずれか一方の層に芳香成分を含ませて、他の層に
は芳香成分を含ませないと、その層には印刷することが
容易となるので好ましい。
【0014】本発明の芳香シートは、上記芳香成分の散
逸を防止し、可使用貯蔵期間を長くするなどの目的のた
めに、芳香成分に対してバリヤー性を有する包装材およ
び/または被覆材で覆われていることが好ましい。芳香
成分に対してバリヤー性を有する包装材や被覆材として
は、例えば、アルミニウムなどの金属箔、ポリエチレ
ン、ポリエステル、ポリビニルアルコールなどのプラス
チックフィルムなど、あるいはこれらの積層体から作ら
れた袋、封筒、容器など、あるいはこれらの材料に本発
明の芳香成分をコーテイングして被覆した形態のものな
どを挙げることができる。これらの包装材や被覆材の厚
さ、大きさ、形状など、孔明きの有無、芳香シート取り
出し用孔の有無およびその孔を可逆的に開閉できるカバ
ーの有無などは限定されず、本発明の芳香シートの使用
目的により適宜決めることができる。
【0015】本発明の芳香シートの使用例としては、例
えば、ポケット用名刺型シート、ワイシャツのエリカラ
ー、マスク、ウチワ、センス、マクラカバー、ポケット
テイシュー、包装紙、トイレットペーパー、テイッシュ
ーペーパー、ウエットテイッシューペーパー、シュー
ズ、名刺、シオリ、フロアマットなどのようなもの、あ
るいはこれらを包装した商品の包装の中に芳香シートを
入れたものなどを挙げることができ、自動車内、室内、
ロッカー内、洋服や着物のポケット内などに入れたり、
置いたり、吊したりして使用する例を挙げることができ
る。
【0016】
【作用】本発明の芳香シートは、ユウカリ油、ハッカ
油、メントール、ペパーミント油、ヒノキチオールを必
須成分とし、リュウノウ油、丁字油、ローズマリー油、
青じそ油、α−ピネン油、チモール油、桂皮油、ういき
ょう油、ナツメ油から成る群から選択した少なくとも一
つの成分から成る生薬を芳香成分として含むシート状繊
維製品から成る生薬を含む芳香シートであり、消炎効果
などがあるので鼻や喉などがすっきりする、かびやだに
などの忌避効果があるなどの薬効を有すると共に、自然
な芳香を有するので、各種の商品の包装内に入れたり、
自動車内、室内、ロッカー内、洋服や着物のポケット内
などに入れたりする用途に好ましく用いることができ
る。
【0017】本発明の芳香シートを上記芳香成分に対し
てバリヤー性を有する包装材や被覆材で覆うと、長期に
保存することが可能であり、また、包装材や被覆材の厚
さを調節したり、あるいは孔を開けたりすることによ
り、貯蔵期間中に芳香をはっするように調節することが
できる。包装材に孔を開けて芳香成分を含むシートを取
り出し易くし、バリヤー性フィルムなどで作られた開閉
可能なカバーを設けて再度その孔をカバーするように構
成することもできる。上記シート状繊維製品は天然紙や
合成紙、不織布などを用いると本発明の芳香シートを安
価に経済的に製造することができる。上記シート状繊維
製品として、上記芳香成分に対してバリヤー性を有する
中間層を介して積層された紙、不織布などを用いると、
一方の層に上記芳香成分を含ませて、他方の層に印刷を
施した本発明の芳香シートを容易に製造することができ
る。
【0018】
【実施例】以下本発明を実施例により、具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例によって限定されるもので
はない。 (芳香成分の配合) (配合A) 丁字油 2.0〜3.0g ユーカリ油 5.0〜15.0g ハッカ油 5.0〜10.0g メントール 5.0〜10.0g ペパーミント油 2.0〜10.0g ヒノキチオール 0.3〜1.0g 以上の芳香成分85〜90gに対し溶媒としてジプロピ
レングリコール15〜10gを用いて全体として100
gとした。
【0019】(配合B) リュウノウ油 2.0〜4.0g 丁字油 2.0〜3.0g ユーカリ油 5.0〜15.0g ハッカ油 5.0〜10.0g メントール 5.0〜10.0g ペパーミント油 2.0〜10.0g ヒノキチオール 0.3〜1.0g 以上の芳香成分85〜90gに対し溶媒としてジプロピ
レングリコール15〜10gを用いて全体として100
gとした。
【0020】(配合C) ウイキョウ油 2.0〜10.0g 青ジソ油 1.0〜5.0g ローズマリー油 3.0〜10.0g ユーカリ油 10.0〜15.0g ハッカ油 5.0〜10.0g メントール 5.0〜10.0g ペパーミント油 2.0〜10.0g ヒノキチオール 0.3〜1.0g 以上の芳香成分85〜90gに対し溶媒としてジプロピ
レングリコール15〜10gを用いて全体として100
gとした。
【0021】(配合D) ナツメ油 1.0〜5.0g α−ピネン油 5.0〜15.0g チモール油 1.0〜3.0g 青ジソ油 1.0〜5.0g 桂皮油 5.0〜10.0g ウイキョウ油 2.0〜7.0g ユーカリ油 10.0〜15.0g ハッカ油 5.0〜10.0g メントール 5.0〜10.0g ペパーミント油 2.0〜10.0g ヒノキチオール 0.3〜1.0g 以上の芳香成分85〜90gに対し溶媒としてジプロピ
レングリコール15〜10gを用いて全体として100
gとした。
【0022】(配合E) リュウノウ油 1.0〜3.0g 丁字油 2.0〜3.0g ういきょう油 2.0〜7.0g ユウカリ油 5.0〜15.0g ローズマリー油 3.0〜10.0g 青じそ油 1.0〜5.0g α−ピネン油 1.0〜5.0g ナツメ油 1.0〜5.0g チモール油 1.0〜3.0g ハッカ油 5.0〜10.0g メントール 5.0〜7.0g ペパーミント油 2.0〜5.0g 桂皮油 5.0〜10.0g ヒノキチオール 0.2〜1.0g 以上の芳香成分85〜90gに対し溶媒としてジプロピ
レングリコール15〜10gを用いて全体として100
gとした。
【0023】各配合において芳香成分含有量に巾がある
が、その成分の効果を高めたい場合は高いほうの値に、
その逆の場合は低いほうの値に近付けることが好まし
い。ローズマリー油、ヒノキチオールおよびα−ピネン
油は化粧品原料基準に合格するものを用い、それ以外の
上記芳香成分は全て日本薬局方に規定されたものを使用
した。
【0024】(実施例1)上記配合A〜Eの芳香成分に
ついてそれぞれ試験を行った。芳香成分85〜90重量
%、溶媒としてのジプロピレングリコール15〜10重
量%から成る組成物100重量部に対し、10重量%合
成ゴム水エマルジョン100重量部を配合した混合物を
市販の吸い取り紙にロールコーテイング法により2〜4
g/m2 (芳香成分として1〜2g/m2 )コーテイン
グし、70〜100℃で乾燥後、裁断して名刺大の大き
さの本発明の芳香シートを作った。0.5mmの孔を開
けた厚さ30μmのポリエチレンフィルム製の袋に入れ
てロッカー内に置いたところ、ロッカー内にカビが発生
せず、扉を開けると長期に亘り芳香を発した。
【0025】(実施例2)40μm厚さのポリエチレン
フィルムを介して上記市販の吸い取り紙とコート紙をサ
ンドイッチラミした積層シートを用い、吸い取り紙側に
芳香成分を実施例1と同様にコーテイングした。その
後、コート紙側に図3に示す印刷を施した。実施例1と
同じポリエチレンフィルム製の袋に入れた。芳香成分と
しては、上記配合A〜Eの芳香成分についてそれぞれ試
験を行った。自動車内にこの芳香シートを置いたとこ
ろ、煙草の臭いが抑えられ、長期に亘り芳香が車内に発
生した。
【0026】(実施例3)芳香成分として上記配合A〜
Eの芳香成分をそれぞれ用いて下記の配合により水性芳
香成分液を作った。 芳香成分 0.5〜15.0g 非イオン系界面活性剤 0.5〜15.0g 無水エタノール 3.0〜30.0g 残りを水で100gとする。 アルミニウム箔が積層されたポリエチレンフィルムから
なる3方向がヒートシールされた小袋(テイシュペーパ
ー取り出し口付)に20cm×20cmの不織布10枚
が折り畳まれて入っているテイシュペーパーに、開封口
より各水性芳香成分液約7gを入れて含浸させた後、開
封口をヒートシールしてウエットテイシュペーパーを作
った。このウエットテイシュペーパーは市販のウエット
テイシュペーパーのようにカビの問題がなく、長期に亘
りカビが発生せず、使用時に芳香を発した。
【0027】
【発明の効果】本発明は、ユウカリ油、ハッカ油、メン
トール、ペパーミント油、ヒノキチオールを必須成分と
し、リュウノウ油、丁字油、ローズマリー油、青じそ
油、α−ピネン油、チモール油、桂皮油、ういきょう
油、ナツメ油から成る群から選択した少なくとも一つの
成分から成る生薬を芳香成分として含むシート状繊維製
品から成る芳香シートであり、消炎効果などがあるので
鼻や喉などがすっきりする、かびやだになどの忌避効果
があるなどの薬効を有すると共に、自然な芳香を有する
ので、各種商品の包装内に本発明の芳香シートを入れる
こともでき、それを自動車内、室内、ロッカー内、洋服
や着物のポケット内などに入れたりする用途に好ましく
用いることができる。芳香成分に対してバリヤー性を有
する包装材や被覆材で覆うと、長期に保存したり、貯蔵
期間中に芳香を発するように調節することができる。天
然紙や合成紙、不織布などを用いると本発明の芳香シー
トを安価に経済的に製造することができる。上記芳香成
分に対してバリヤー性を有する中間層を介して積層され
た紙などを用いると、一方の層に上記芳香成分を含ませ
て、他方の層に印刷を施した本発明の芳香シートを容易
に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の芳香シートの断面を示す説明図であ
る。
【図2】 本発明の他の芳香シートの断面を示す説明図
である。
【図3】 本発明の他の芳香シートの断面を示す説明図
である。
【符号の説明】
1、1’、1” 芳香シート 2 芳香成分 3 シート状繊維製品 4 包装材 5 中間層 6、7 紙層 8 印刷

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユウカリ油、ハッカ油、メントール、ペ
    パーミント油、ヒノキチオールを必須成分とし、リュウ
    ノウ油、丁字油、ローズマリー油、青じそ油、α−ピネ
    ン油、チモール油、桂皮油、ういきょう油、ナツメ油か
    ら成る群から選択した少なくとも一つの成分から成る生
    薬を芳香成分として含むシート状繊維製品から成ること
    を特徴とする生薬を含む芳香シート。
  2. 【請求項2】 上記芳香成分に対してバリヤー性を有す
    る包装材および/または被覆材で覆われていることを特
    徴とする請求項1記載の生薬を含む芳香シート。
  3. 【請求項3】 上記シート状繊維製品が紙および/また
    は不織布であることを特徴とする請求項1あるいは請求
    項2記載の生薬を含む芳香シート。
  4. 【請求項4】 上記シート状繊維製品が、上記芳香成分
    に対してバリヤー性を有する中間層を介して積層された
    紙であって、一方の紙に上記芳香成分が含まれており、
    他方の紙には印刷が施されている積層物であることを特
    徴とする請求項1記載ないし請求項3記載の生薬を含む
    芳香シート。
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