JPH07145588A - 抄紙機ヘッドボックス制御装置 - Google Patents

抄紙機ヘッドボックス制御装置

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JPH07145588A
JPH07145588A JP29097993A JP29097993A JPH07145588A JP H07145588 A JPH07145588 A JP H07145588A JP 29097993 A JP29097993 A JP 29097993A JP 29097993 A JP29097993 A JP 29097993A JP H07145588 A JPH07145588 A JP H07145588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
speed
head box
fan pump
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29097993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Koide
寛之 小出
Masayuki Iseki
正之 為積
Isamu Okubo
勇 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Yokogawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp, Yokogawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP29097993A priority Critical patent/JPH07145588A/ja
Publication of JPH07145588A publication Critical patent/JPH07145588A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラリー状の製紙原料を抄紙機ワイヤ部に噴
出させる抄紙機ヘッドボックス制御装置において、圧力
調節計の制御応答時間に左右されずに、系全体の応答時
間を短縮し、制御精度を向上させる。 【構成】 ヘッドボックス用ファンポンプ2の速度を検
出する手段5と、ワイヤ3の速度を検出する手段17
と、ヘッドボックス1内部の圧力を検出する手段12と
を備え、ワイヤ3の速度とファンポンプ2の速度に基づ
いてファンポンプの速度指令演算を行う手段21と、ヘ
ッドボックス内部の圧力と圧力設定値との差に基づく圧
力調節計補正信号が所定の時間零になったことを判別し
てワイヤの速度とファンポンプの回転速度の比から求め
られるジェット/ワイヤ(J/W)比を演算するJ/W
比計算手段21とを設け、ファンポンプ2の速度をJ/
W比計算手段による計算結果に基づいて修正する抄紙機
ヘッドボックス制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙の抄紙機ヘッドボッ
クス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】抄紙プラントにおいては、スラリー状の
製紙原料を一定の速度で抄紙機ワイヤに噴出させ、所定
の厚み、所定の広さの紙を抄くようにしている。スラリ
ー状の製紙原料は、ヘッドボックスと呼ばれる容器内に
入れられ、ヘッドボックス下部の噴出口からワイヤ部へ
噴出される。噴出口からの製紙原料の流出速度vはヘッ
ドボックス内の製紙原料の高さHによって決定される
(v2 =α・2gH(αは修正係数))が、高さを検出
するのは液面が波打ったりして変動が大きく検出精度が
悪いので、通常、ヘッドボックス底部の圧力を検出して
これを高さに換算している。そして、その検出された圧
力から換算されたヘッドボックスの噴出口からの製紙原
料の流出速度とワイヤ駆動用電動機の回転速度から換算
されたワイヤの速度との比(ジェット/ワイヤ比)を一
定に制御することにより、紙の厚みを制御するというの
が抄紙機ヘッドボックス制御の原理である。
【0003】図3は従来の抄紙機ヘッドボックスの制御
の基本を示したブロック図である。従来の制御方法では
ヘッドボックス1の圧力を圧力検出器12で検出し、圧
力設定機13の指令値と突き合わせ、その偏差が零にな
るように圧力調節計8が、原料を送り込むためのファン
ポンプ2の速度を調整する。圧力計8の補正出力は粗出
力10と精出力9の組合せで実現される。普通精出力は
連続信号でファンポンプ2の回転数の10%程度を調節
する。粗出力は離散値信号で回転数の100%にわたっ
て調整する。カウンタ11はその離散値信号を連続信号
に変換する機能を持つ。圧力設定器13はジェット/ワ
イヤ比を決定するジェット/ワイヤ比演算器14の出力
とワイヤ用速度検出器17の出力を掛け合わせヘッドボ
ックス内の圧力とする。一方、ワイヤ3は、ワイヤ指令
速度指令器20で設定された指令速度がワイヤ速度制御
器19に与えられ、ワイヤ駆動装置18、ワイヤ用電動
機16によって駆動される。ワイヤ用電動機16の回転
速度はワイヤ用速度検出器17によって検出されてワイ
ヤ速度指令器20の指令速度との偏差が零になるように
制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の制御
方法では、圧力調節計8の補正量が大きいため、補正リ
ミットが大きい精出力と、それを超えるとさらに補正量
を大きくステップ的に変更する粗出力からなり、整定時
間が数秒と遅い。したがって、系全体の応答時間は圧力
調節計8で支配され、抄紙機の速度を変更したときなど
系の無駄時間に起因する制御不安定が発生することがあ
った。本発明が解決すべき課題は、圧力調節計の制御応
答時間に左右されずに、系全体の応答時間を短縮し、制
御精度を向上させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の抄紙機ヘッドボックス制御装置は、スラリ
ー状の製紙原料を抄紙機ワイヤ部に噴出させる抄紙機ヘ
ッドボックス制御装置において、ヘッドボックス用ファ
ンポンプの速度を検出する手段と、ワイヤの速度を検出
する手段と、ヘッドボックス内部の圧力を検出する手段
とを備え、前記ワイヤの速度と前記ファンポンプの速度
に基づいてファンポンプの速度指令演算を行う手段と、
前記ヘッドボックス内部の圧力と圧力設定値との差に基
づく圧力調節計補正信号が所定の時間零になったことを
判別して前記ワイヤの速度と前記ファンポンプの回転速
度の比から求められるジェット/ワイヤ比を演算するジ
ェット/ワイヤ比計算手段とを設け、前記ヘッドボック
ス用ファンポンプの速度を前記ジェット/ワイヤ比計算
手段による計算結果に基づいて修正するようにしたもの
である。
【0006】
【作用】圧力調節計の制御ループの中にさらに、圧力調
節計の応答速度よりも高速で演算できるジェット/ワイ
ヤ比演算系を設置することで、応答が速い制御系が構成
される。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例では、図3で示した従来の構成
に、ジェット/ワイヤ比計算器21、圧力調節計比較器
22、接点23、ファンポンプ圧力演算器24、ファン
ポンプ圧力回転数変換器25を追加したものである。ジ
ェット/ワイヤ比計算器21はファンポンプ用速度検出
器5とワイヤ用速度検出器17の出力から直接ジェット
/ワイヤ比を数十ミリ秒で計算する機能をもつ。圧力調
節計比較器22は圧力調節計8の精出力9を常時監視し
その補正出力が零でかつ長時間、例えば30秒〜1分の
間安定しているかどうかを判別し、系がその状態に達し
たとき接点23を駆動する。接点23が駆動されたとき
ファンポンプ圧力演算器24はその入力を最新のジェッ
ト/ワイヤ比として登録し、それをもとにヘッドボック
スの圧力を演算しファンポンプ圧力回転数変換器25に
出力する。また、圧力調節計8からの信号が飽和してい
るときは接点26を駆動してジェット/ワイヤ比補正器
27に設定された補正量を圧力調節計8の出力が零にな
るまでファンポンプ圧力演算器24に出力する機能も有
する。ファンポンプ圧力回転数変換器25にはあらかじ
めファンポンプ固有の圧力回転数特性が記憶されてお
り、ヘッドボックスの圧力に対して最適の回転数が決定
される。
【0008】図2は上述した制御の手順を表すフローチ
ャートである。すなわち、圧力調節計比較器22は、圧
力調節計8からの補正信号を常時監視していて、ステッ
プ100において、圧力調節計8からの補正信号9(こ
の補正信号は、例えば4〜20mAの範囲で変化してい
る)を読み込み、ステップ110で、この補正信号9が
中心値12mAであるかどうかを判断する。YESの場
合は、ステップ120でその補正信号9の値が長期安定
(例えば30秒〜1分)かどうかを判断し、長期安定で
あればステップ130でジェット/ワイヤ比の演算値が
設定値と一致したと判断し、接点23,26をオンに駆
動する。ステップ140でファンポンプ圧力演算器24
のジェット/ワイヤ比の設定値を更新する。なお、ジェ
ット/ワイヤ比計算器での演算結果に基づいて、ファン
ポンプ固有の圧力回転数特性等を考慮してファンポンプ
速度を制御するような構成としてもよい。
【0009】
【発明の効果】上述したように、本発明により圧力調節
計のループの中、あるいはファンポンプの速度を制御す
るループの中に、電気系統で構成されるジェット/ワイ
ヤ比演算系を設置することにより、応答が速い制御系が
構成できる。圧力調節計の補正量が減少するので、制御
ゲインを上げることができる。これにより操業開始、製
品の変更などにより抄紙機の速度を変更した場合でも安
定した紙の生産が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 本発明における処理のフローチャートであ
る。
【図3】 従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ヘッドボックス、2 ファンポンプ、3 ワイヤ、
4 ファンポンプ用電動機、5 ファンポンプ用速度検
出器、6 ファンポンプ駆動装置、7 ファンポンプ速
度制御器、8 圧力調節計、9 精出力、10 粗出
力、11 カウンタ、12 圧力検出器、13 圧力設
定器、14 ジェット/ワイヤ比演算器、15 ジェッ
ト/ワイヤ比設定器、16 ワイヤ用電動機、17 ワ
イヤ用速度検出器、18 ワイヤ駆動装置、19 ワイ
ヤ速度制御器、20 ワイヤ速度指令器、21 ジェッ
ト/ワイヤ比計算器、22 圧力調節計比較器、23
接点、24 ファンポンプ圧力演算器、25 ファンポ
ンプ圧力回転数変換器、26接点、27 ジェット/ワ
イヤ比補正器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 勇 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラリー状の製紙原料を抄紙機ワイヤ部
    に噴出させる抄紙機ヘッドボックス制御装置において、
    ヘッドボックス用ファンポンプの速度を検出する手段
    と、ワイヤの速度を検出する手段と、ヘッドボックス内
    部の圧力を検出する手段とを備え、前記ワイヤの速度と
    前記ファンポンプの速度に基づいてファンポンプの速度
    指令演算を行う手段と、前記ヘッドボックス内部の圧力
    と圧力設定値との差に基づく圧力調節計補正信号が所定
    の時間零になったことを判別して前記ワイヤの速度と前
    記ファンポンプの回転速度の比から求められるジェット
    /ワイヤ比を演算するジェット/ワイヤ比計算手段とを
    設け、前記ヘッドボックス用ファンポンプの速度を前記
    ジェット/ワイヤ比計算手段による計算結果に基づいて
    修正することを特徴とする抄紙機ヘッドボックス制御装
    置。
JP29097993A 1993-11-19 1993-11-19 抄紙機ヘッドボックス制御装置 Pending JPH07145588A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29097993A JPH07145588A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 抄紙機ヘッドボックス制御装置

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JP29097993A JPH07145588A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 抄紙機ヘッドボックス制御装置

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JPH07145588A true JPH07145588A (ja) 1995-06-06

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JP29097993A Pending JPH07145588A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 抄紙機ヘッドボックス制御装置

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JP (1) JPH07145588A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002249994A (ja) * 2001-02-20 2002-09-06 Daio Paper Corp 衛生薄葉用紙およびその製造方法
US7775958B2 (en) 2001-02-20 2010-08-17 Daio Paper Corporation Sanitary tissue paper, method of producing the same, carton box for sanitary tissue paper, sanitary tissue paper package, interfolder, and apparatus and method of conveying sanitary tissue paper package

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002249994A (ja) * 2001-02-20 2002-09-06 Daio Paper Corp 衛生薄葉用紙およびその製造方法
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