JPH07145217A - ブロック共重合体を枝成分とするグラフト共重合体 - Google Patents
ブロック共重合体を枝成分とするグラフト共重合体Info
- Publication number
- JPH07145217A JPH07145217A JP5293588A JP29358893A JPH07145217A JP H07145217 A JPH07145217 A JP H07145217A JP 5293588 A JP5293588 A JP 5293588A JP 29358893 A JP29358893 A JP 29358893A JP H07145217 A JPH07145217 A JP H07145217A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- pdms
- graft copolymer
- polymer
- copolymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 異なる表面エネルギ−を有する3種の高分子
成分を配列したグラフト共重合体で濡れ、粘・接着、摩
擦、潤滑性等において新規な高分子表面特性を有するグ
ラフト共重合体を提供することを目的とする。 【構成】 高分子成分A,Bのブロック共重合体を枝成
分とし、高分子成分Cを幹成分とするブロック共重合体
を枝成分とするグラフト共重合体であって、高分子成分
A,BおよびCの表面エネルギ−がA<B<Cであり、
且つ、ブロック共重合体よりなる枝成分ABのA端と高
分子成分Cが結合したことを特徴とするグラフト共重合
体である。
成分を配列したグラフト共重合体で濡れ、粘・接着、摩
擦、潤滑性等において新規な高分子表面特性を有するグ
ラフト共重合体を提供することを目的とする。 【構成】 高分子成分A,Bのブロック共重合体を枝成
分とし、高分子成分Cを幹成分とするブロック共重合体
を枝成分とするグラフト共重合体であって、高分子成分
A,BおよびCの表面エネルギ−がA<B<Cであり、
且つ、ブロック共重合体よりなる枝成分ABのA端と高
分子成分Cが結合したことを特徴とするグラフト共重合
体である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロック共重合体を枝
成分とするグラフト共重合体に関し、特に、異なる表面
エネルギ−を有する3種の高分子成分を配列したグラフ
ト共重合体で濡れ、粘・接着、摩擦、潤滑性等において
新規な高分子表面特性を有するグラフト共重合体に関す
る。
成分とするグラフト共重合体に関し、特に、異なる表面
エネルギ−を有する3種の高分子成分を配列したグラフ
ト共重合体で濡れ、粘・接着、摩擦、潤滑性等において
新規な高分子表面特性を有するグラフト共重合体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、2成分グラフト共重合体を用い
て、2成分のうち低表面エネルギ−高分子成分の表面濃
縮が生ずることを利用して揆水性、剥離性の付与等の表
面改質技術が知られている。しかしながら、表面に濃縮
しうる高分子成分は低表面エネルギ−成分に限られ、高
い表面エネルギ−成分の表面濃縮や多成分による準安定
表面濃縮層の形成は困難であった。
て、2成分のうち低表面エネルギ−高分子成分の表面濃
縮が生ずることを利用して揆水性、剥離性の付与等の表
面改質技術が知られている。しかしながら、表面に濃縮
しうる高分子成分は低表面エネルギ−成分に限られ、高
い表面エネルギ−成分の表面濃縮や多成分による準安定
表面濃縮層の形成は困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高分子間の
表面エネルギ−差による一方の高分子成分の表面濃縮
を、ブロック共重合体を枝成分とするグラフト共重合体
の表面エネルギ−の順序と幾何学的な連結順序とを適宜
に選択することによって改変し、準安定な表面濃縮層を
形成することを見出し、これにより、従来のグラフト共
重合体を含む高分子材料では実現できなかった新規の表
面特性(濡れ、粘・接着、摩擦、潤滑等)を発現するこ
とが可能となる。さらに、本発明は、2種の高分子鎖長
の制御されたブロック共重合体型マクロモノマ−によっ
て、枝成分中のブロック共重合体組成のみならず、枝成
分の長さ、含量の制御されたグラフト共重合体およびそ
の製造方法を提供する。
表面エネルギ−差による一方の高分子成分の表面濃縮
を、ブロック共重合体を枝成分とするグラフト共重合体
の表面エネルギ−の順序と幾何学的な連結順序とを適宜
に選択することによって改変し、準安定な表面濃縮層を
形成することを見出し、これにより、従来のグラフト共
重合体を含む高分子材料では実現できなかった新規の表
面特性(濡れ、粘・接着、摩擦、潤滑等)を発現するこ
とが可能となる。さらに、本発明は、2種の高分子鎖長
の制御されたブロック共重合体型マクロモノマ−によっ
て、枝成分中のブロック共重合体組成のみならず、枝成
分の長さ、含量の制御されたグラフト共重合体およびそ
の製造方法を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明の要旨は、高分
子成分A,Bのブロック共重合体を枝成分とし、高分子
成分Cを幹成分とするグラフト共重合体であって、高分
子成分A,BおよびCの表面エネルギ−がA<B<Cで
あり、且つ、ブロック共重合体よりなる枝成分ABのA
端と幹成分の高分子成分Cが結合したことを特徴とする
グラフト共重合体である。
子成分A,Bのブロック共重合体を枝成分とし、高分子
成分Cを幹成分とするグラフト共重合体であって、高分
子成分A,BおよびCの表面エネルギ−がA<B<Cで
あり、且つ、ブロック共重合体よりなる枝成分ABのA
端と幹成分の高分子成分Cが結合したことを特徴とする
グラフト共重合体である。
【0005】すなわち、高分子成分A,BおよびCの表
面エネルギ−がA<B<Cで、高分子成分Cに対して高
分子成分A、Bが枝成分としてグラフト重合体を構成し
ている場合、A、Bいずれの成分でも表面濃縮が生じる
が、高分子成分A,B間でブロック共重合体を構成し、
B端が高分子成分Cと結合している場合、表面エネルギ
−の最も小さい高分子成分Aの表面濃縮が有利となり、
安定した表面構造を構成する。しかし、ブロック共重合
体の枝成分ABのA端を幹成分の高分子Cに対して強制
的に連結した場合、高分子Aの表面濃縮は妨げられ、不
安定なB成分が表面濃縮層を構成した表面構造となり、
その結果、より安定な高分子成分Aと高分子成分Bとが
共に表面濃縮層を構成した表面構造、或いは、高分子成
分Aと高分子成分Bとの混合状態の表面濃縮層を構成し
た表面構造などの所謂準安定な表面構造が形成される。
このような準安定な表面構造が構成されると、接触する
媒体の変化に対して応答して表面構造を環境に適合でき
るような構造に変化する。その結果、新規な表面特性を
有する高分子化合物を得ることができる。
面エネルギ−がA<B<Cで、高分子成分Cに対して高
分子成分A、Bが枝成分としてグラフト重合体を構成し
ている場合、A、Bいずれの成分でも表面濃縮が生じる
が、高分子成分A,B間でブロック共重合体を構成し、
B端が高分子成分Cと結合している場合、表面エネルギ
−の最も小さい高分子成分Aの表面濃縮が有利となり、
安定した表面構造を構成する。しかし、ブロック共重合
体の枝成分ABのA端を幹成分の高分子Cに対して強制
的に連結した場合、高分子Aの表面濃縮は妨げられ、不
安定なB成分が表面濃縮層を構成した表面構造となり、
その結果、より安定な高分子成分Aと高分子成分Bとが
共に表面濃縮層を構成した表面構造、或いは、高分子成
分Aと高分子成分Bとの混合状態の表面濃縮層を構成し
た表面構造などの所謂準安定な表面構造が形成される。
このような準安定な表面構造が構成されると、接触する
媒体の変化に対して応答して表面構造を環境に適合でき
るような構造に変化する。その結果、新規な表面特性を
有する高分子化合物を得ることができる。
【0006】本願発明における高分子成分A、B及びC
としては、ポリシロキサン、フッ化アルキル基含有ポリ
マ−、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、
ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
ビニルアルコ−ル、ポリウレタン、ポリヒドロキシエチ
ルメタクリレ−ト、ポリアクリルアミド、セルロ−ス、
ポリエステル、ポリアミド等を例示することができる。
これら各高分子成分の重合度としては、10以上100
00以下で用途に応じて適当な大きさを選択することが
できる。そして、本発明においては、これらの高分子成
分のうち表面エネルギ−がA<B<Cの条件を満足する
ように選択する。そして、表面エネルギ−の値は媒体と
の接触角をもって定められるが、上記ポリマ−の水に対
する接触角を例示すると、次の通りである。 ポリシロキサン 110゜ ポリスチレン 87゜ ポリビニルアルコ−ル 56゜ ポリウレタン 85゜ 好ましい高分子成分A、B及びCの組合せとしては高分
子成分Aがポリシロキサン、Bがポリスチレン、Cがポ
リビニルアルコ−ルの場合、および高分子成分Aがポリ
シロキサン、Bがポリスチレン、Cがポリウレタンの場
合を例示することができるが、選択しうる高分子成分は
この組合せに限られるものではない。
としては、ポリシロキサン、フッ化アルキル基含有ポリ
マ−、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、
ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
ビニルアルコ−ル、ポリウレタン、ポリヒドロキシエチ
ルメタクリレ−ト、ポリアクリルアミド、セルロ−ス、
ポリエステル、ポリアミド等を例示することができる。
これら各高分子成分の重合度としては、10以上100
00以下で用途に応じて適当な大きさを選択することが
できる。そして、本発明においては、これらの高分子成
分のうち表面エネルギ−がA<B<Cの条件を満足する
ように選択する。そして、表面エネルギ−の値は媒体と
の接触角をもって定められるが、上記ポリマ−の水に対
する接触角を例示すると、次の通りである。 ポリシロキサン 110゜ ポリスチレン 87゜ ポリビニルアルコ−ル 56゜ ポリウレタン 85゜ 好ましい高分子成分A、B及びCの組合せとしては高分
子成分Aがポリシロキサン、Bがポリスチレン、Cがポ
リビニルアルコ−ルの場合、および高分子成分Aがポリ
シロキサン、Bがポリスチレン、Cがポリウレタンの場
合を例示することができるが、選択しうる高分子成分は
この組合せに限られるものではない。
【0007】本発明にかかるグラフト共重合体の製造方
法としては、先ず二種の異なるモノマ−を用いて逐次重
合、又は二種の異なる高分子の反応によってABブロッ
ク共重合体を合成する。そして、枝成分であるABブロ
ック重合体を幹成分であるC重合体にグラフト重合させ
るに際しては、枝成分ABの幹重合体側の結合部位、即
ちA成分の末端基にヒドロキシル基若しくはビニル基の
ような活性基を導入した後、グラフト重合させることに
幹成分のCと枝成分のAとを結合させることができる。
グラフト重合の手段としては、重合末端基を持つ高分子
と、他のモノマ−との共重合反応によるマクロモノマ−
法、及び幹成分高分子鎖中に導入した官能基と、枝成分
ABブロック共重合体のA末端の官能基との高分子カッ
プリング反応が例示され、いずれの方法を用いても目的
とするグラフト共重合体を合成することができる。この
ようにして得られたグラフト共重合体は、準安定な表面
濃縮層を形成し、これにより、従来のグラフト共重合体
を含む高分子材料では実現できなかった新規の表面特性
(濡れ、粘・接着、摩擦、潤滑等)を発現することが可
能となった。
法としては、先ず二種の異なるモノマ−を用いて逐次重
合、又は二種の異なる高分子の反応によってABブロッ
ク共重合体を合成する。そして、枝成分であるABブロ
ック重合体を幹成分であるC重合体にグラフト重合させ
るに際しては、枝成分ABの幹重合体側の結合部位、即
ちA成分の末端基にヒドロキシル基若しくはビニル基の
ような活性基を導入した後、グラフト重合させることに
幹成分のCと枝成分のAとを結合させることができる。
グラフト重合の手段としては、重合末端基を持つ高分子
と、他のモノマ−との共重合反応によるマクロモノマ−
法、及び幹成分高分子鎖中に導入した官能基と、枝成分
ABブロック共重合体のA末端の官能基との高分子カッ
プリング反応が例示され、いずれの方法を用いても目的
とするグラフト共重合体を合成することができる。この
ようにして得られたグラフト共重合体は、準安定な表面
濃縮層を形成し、これにより、従来のグラフト共重合体
を含む高分子材料では実現できなかった新規の表面特性
(濡れ、粘・接着、摩擦、潤滑等)を発現することが可
能となった。
【0008】
【実施例】次に実施例をもって本発明を説明する。 実施例1 末端ビニルシラン型ポリスチレン/ポリジメチルシロキ
サン−ブロックマクロモノマ−(PS−b−PDMS)
の合成 100mlナスフラスコに三方コック、マグネチックス
タ−ラ−を取り付け、フラスコ内を乾燥窒素で置換し
た。次に脱水精製したテトラヒドロフランとベンゼン
(2:1)の混合溶媒30mlおよびスチレン4.57
g(43.8mmol)をシリンジで加え、−50℃に
冷却攪拌した。続いて、開始剤としてn−ブチルリチウ
ムヘキサン溶液0.529g(1.14mmol)を加
え30分間攪拌した。さらにテトラヒドロフラン(30
ml)にヘキサメチルシクロトリシロキサン4.58g
(20.6mmol)を溶解させた溶液を加え、25℃
で3時間攪拌し、停止剤としてクロロジメチルビニルシ
ラン0.689g(5.70mmol)を加え25℃で
1.5時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧留去し、
残った反応混合物を少量のベンゼンに溶解させ、メタノ
−ルl1中に注ぎ生成物を沈澱させた。さらにもう一度
ベンゼン溶液から同じ操作を繰り返し、最終的にベンゼ
ン溶液から室温で凍結乾燥した。収量8.18g(収率
89.5%)得られた生成物は、1H−NMR、IR及
びGPCで分析、その結果を(図1)、(図6,B)及
び(図9,B)に示す。このときの反応式を次に示す。
サン−ブロックマクロモノマ−(PS−b−PDMS)
の合成 100mlナスフラスコに三方コック、マグネチックス
タ−ラ−を取り付け、フラスコ内を乾燥窒素で置換し
た。次に脱水精製したテトラヒドロフランとベンゼン
(2:1)の混合溶媒30mlおよびスチレン4.57
g(43.8mmol)をシリンジで加え、−50℃に
冷却攪拌した。続いて、開始剤としてn−ブチルリチウ
ムヘキサン溶液0.529g(1.14mmol)を加
え30分間攪拌した。さらにテトラヒドロフラン(30
ml)にヘキサメチルシクロトリシロキサン4.58g
(20.6mmol)を溶解させた溶液を加え、25℃
で3時間攪拌し、停止剤としてクロロジメチルビニルシ
ラン0.689g(5.70mmol)を加え25℃で
1.5時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧留去し、
残った反応混合物を少量のベンゼンに溶解させ、メタノ
−ルl1中に注ぎ生成物を沈澱させた。さらにもう一度
ベンゼン溶液から同じ操作を繰り返し、最終的にベンゼ
ン溶液から室温で凍結乾燥した。収量8.18g(収率
89.5%)得られた生成物は、1H−NMR、IR及
びGPCで分析、その結果を(図1)、(図6,B)及
び(図9,B)に示す。このときの反応式を次に示す。
【0009】
【化1】
【0010】実施例2 末端ジオ−ル型ポリスチレン/ポリジメチルシロキサン
−ブロックマクロモノマ−(PS−b−PDMS)の合
成 100mlナスフラスコに三方コック、マグネチックス
タ−ラ−を取り付け、フラスコ内を乾燥窒素で置換し
た。次に脱水精製したテトラヒドロフランとベンゼン
(2:1)の混合溶媒30mlおよびスチレン4.50
g(43.3mmol)をシリンジで加え、−50℃に
冷却攪拌した。続いて、開始剤としてn−ブチルリチウ
ムヘキサン溶液0.924g(1.13mmol)を加
え30分間攪拌した。さらにテトラヒドロフラン(30
ml)にヘキサメチルシクロトリシロキサン4.53g
(20.4mmol)を溶解させた溶液を加え、25℃
で3時間攪拌し、停止剤として3−(3−クロロジメチ
ルシリルプロポキシ)−1,2(ビストリメチルシロキ
サン)プロパン2.10g(5.65mmol)を加え
50℃で1.5時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧
留去し、残った反応混合物を少量のベンゼンに溶解さ
せ、メタノ−ルl1中に注ぎ生成物を沈澱させた。さら
にもう一度ベンゼン溶液から同じ操作を繰り返し、最終
的にベンゼン溶液から室温で凍結乾燥した。収量5.6
4g(収率62.0%)。得られた生成物を1H−NM
R、IR、GPC(図10,B)で分析、その結果を
(図2)、(図8,B)及び(図10,B)に示す。こ
のときの反応式を次に示す。
−ブロックマクロモノマ−(PS−b−PDMS)の合
成 100mlナスフラスコに三方コック、マグネチックス
タ−ラ−を取り付け、フラスコ内を乾燥窒素で置換し
た。次に脱水精製したテトラヒドロフランとベンゼン
(2:1)の混合溶媒30mlおよびスチレン4.50
g(43.3mmol)をシリンジで加え、−50℃に
冷却攪拌した。続いて、開始剤としてn−ブチルリチウ
ムヘキサン溶液0.924g(1.13mmol)を加
え30分間攪拌した。さらにテトラヒドロフラン(30
ml)にヘキサメチルシクロトリシロキサン4.53g
(20.4mmol)を溶解させた溶液を加え、25℃
で3時間攪拌し、停止剤として3−(3−クロロジメチ
ルシリルプロポキシ)−1,2(ビストリメチルシロキ
サン)プロパン2.10g(5.65mmol)を加え
50℃で1.5時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧
留去し、残った反応混合物を少量のベンゼンに溶解さ
せ、メタノ−ルl1中に注ぎ生成物を沈澱させた。さら
にもう一度ベンゼン溶液から同じ操作を繰り返し、最終
的にベンゼン溶液から室温で凍結乾燥した。収量5.6
4g(収率62.0%)。得られた生成物を1H−NM
R、IR、GPC(図10,B)で分析、その結果を
(図2)、(図8,B)及び(図10,B)に示す。こ
のときの反応式を次に示す。
【0011】
【化2】
【0012】上述のポリスチレン−b−ポリジメチルシ
ロキサン(PS−b−PDMS)の合成結果を表1に示
す。なお、表1において、A−2は実施例1、B−1は
実施例2の場合に相当し、A−1は実施例1の原料比の
みを変更した場合である。
ロキサン(PS−b−PDMS)の合成結果を表1に示
す。なお、表1において、A−2は実施例1、B−1は
実施例2の場合に相当し、A−1は実施例1の原料比の
みを変更した場合である。
【0013】
【表1】
【0014】実施例3 ポリビニルアルコ−ル/PS−b−PDMS系グラフト
共重合体 上記のグラフトっ重合体を合成するに際しては、ポリ酢
酸ビニル/PS−b−PDMS系グラフト共重合体を合
成し(表2,B−1に相当)、その後、これを鹸化して
ポリビニルアルコ−ル/PS−b−PDMS系グラフト
共重合体とする。重合に用いたアンプルは全て、試験管
をクロム酸混合液に一昼夜、次に5%−亜硫酸水素ナト
リウム水溶液に一昼夜浸し、さらに水蒸気洗浄を行い試
験管内壁に水滴がつかないものを乾燥し、中央部分をガ
スバ−ナ−で加熱し引き延ばすことで作成した。このア
ンプルに末端ビニルシラン型PS−b−PDMSマクロ
モノマ−(表1のA−2に相当)0.440g(0.0
48mmol)、酢酸ビニル4.00g(46.5mm
ol)を加え、開始剤としてアゾビスイソブチロニトリ
ル0.018g(0.116mmol,なお、両モノマ
−の合計の0.4wt%)、溶媒としてベンゼン(5.
50g)を加え、アンプル内を窒素ガスで3分間バブリ
ングした後溶封した。次に、70℃に設定した恒温層の
中に静置(ときどきアンプルをよく振る)し溶液重合を
行った。反応終了後、反応混合物を石油エ−テルとベン
ゼン(9:1)の混合溶媒l1中に注いで生成物を沈澱
させ、さらにもう一度ベンゼン溶液から同じ操作を繰り
返し、最終的にベンゼン溶液から室温で凍結乾燥した。
収量0.97g(収率21.8%)。得られた生成物
は、1H−NMR、IR及びGPCで分析、その結果を
(図3)(図6,A)、(図9,A)に示す。
共重合体 上記のグラフトっ重合体を合成するに際しては、ポリ酢
酸ビニル/PS−b−PDMS系グラフト共重合体を合
成し(表2,B−1に相当)、その後、これを鹸化して
ポリビニルアルコ−ル/PS−b−PDMS系グラフト
共重合体とする。重合に用いたアンプルは全て、試験管
をクロム酸混合液に一昼夜、次に5%−亜硫酸水素ナト
リウム水溶液に一昼夜浸し、さらに水蒸気洗浄を行い試
験管内壁に水滴がつかないものを乾燥し、中央部分をガ
スバ−ナ−で加熱し引き延ばすことで作成した。このア
ンプルに末端ビニルシラン型PS−b−PDMSマクロ
モノマ−(表1のA−2に相当)0.440g(0.0
48mmol)、酢酸ビニル4.00g(46.5mm
ol)を加え、開始剤としてアゾビスイソブチロニトリ
ル0.018g(0.116mmol,なお、両モノマ
−の合計の0.4wt%)、溶媒としてベンゼン(5.
50g)を加え、アンプル内を窒素ガスで3分間バブリ
ングした後溶封した。次に、70℃に設定した恒温層の
中に静置(ときどきアンプルをよく振る)し溶液重合を
行った。反応終了後、反応混合物を石油エ−テルとベン
ゼン(9:1)の混合溶媒l1中に注いで生成物を沈澱
させ、さらにもう一度ベンゼン溶液から同じ操作を繰り
返し、最終的にベンゼン溶液から室温で凍結乾燥した。
収量0.97g(収率21.8%)。得られた生成物
は、1H−NMR、IR及びGPCで分析、その結果を
(図3)(図6,A)、(図9,A)に示す。
【0015】上述のポリ酢酸ビニル/ポリジメチルシロ
キサン(PVAc/PS−b−PDMS)の合成結果を
表2に示す。なお、表2において、1〜4は表1の試料
A−1を用い、反応の仕込み比を変えて合成したもので
ある。一方5〜7は表1の試料A−2を用い、反応の仕
込み比を変えて合成したものである。
キサン(PVAc/PS−b−PDMS)の合成結果を
表2に示す。なお、表2において、1〜4は表1の試料
A−1を用い、反応の仕込み比を変えて合成したもので
ある。一方5〜7は表1の試料A−2を用い、反応の仕
込み比を変えて合成したものである。
【0016】
【表2】
【0017】次に、50mlナスフラスコに、上述の方
法によって合成したPVAc/PS−b−PDMSグラ
フト共重合体0.25g、メタノ−ル20mlとテトラ
ヒドロフラン2mlを加え完全に溶解させた。これに、
炭酸カリウム12mgを溶解させた水溶液0.1mlを
加え、3時間攪拌した。反応混合物を濾過し、得られた
白色沈澱をメタノ−ルを用いて10時間以上ソックスレ
−抽出で洗浄し、60℃で減圧乾燥した。収量0.14
g(収率98.0%)得られた生成物を1H−NMR及
びIRで分析、その結果を(図4)、IR(図7,A)
に示した。この合成例の化学式を次に示し、又、PVA
c/PS−b−PDMSのPVAc/PS−b−PDM
Sへの鹸化結果を表3に示す。
法によって合成したPVAc/PS−b−PDMSグラ
フト共重合体0.25g、メタノ−ル20mlとテトラ
ヒドロフラン2mlを加え完全に溶解させた。これに、
炭酸カリウム12mgを溶解させた水溶液0.1mlを
加え、3時間攪拌した。反応混合物を濾過し、得られた
白色沈澱をメタノ−ルを用いて10時間以上ソックスレ
−抽出で洗浄し、60℃で減圧乾燥した。収量0.14
g(収率98.0%)得られた生成物を1H−NMR及
びIRで分析、その結果を(図4)、IR(図7,A)
に示した。この合成例の化学式を次に示し、又、PVA
c/PS−b−PDMSのPVAc/PS−b−PDM
Sへの鹸化結果を表3に示す。
【0018】
【化3】
【0019】
【表3】
【0020】実施例4 ポリウレタン/PS−b−PDMS系グラフト共重合体
の合成 50mlナスフラスコに三方コックとマグネチックスタ
ラ−を取り付け、フラスコ内を乾燥窒素で置換した後、
4,4−ジフェニルメタンジイソシアネ−ト0.463
g(1.85mmol)を含むDMAc溶液15ml、
オクチル酸スズ0.015g及びトリエチルアミン0.
015g(触媒は4,4−ジフェニルメタンジイソシア
ネ−トとマクロモノマ−合計の1wt%)及び末端ジオ
−ル型PS−b−PDMSマクロモノマ−(表1のB−
1に相当)1.00g(0.185mmol)を含む
N,N−ジメチルアセトアミド溶液15mlを加え、6
0℃で1時間攪拌した。続いて、反応混合物をメタノ−
ルl1中に沈澱させ、更に、もう一度N,N−ジメチル
アセトアミド溶液から同じ操作を繰り返し、60℃で減
圧乾燥した。収量1.20g。得られ生成物を1H−N
MR、IR、GPCで分析、その結果を(図5)(図
8,A)(図10,A)に示した。この合成例の化学式
を次に示し、又、上述の合成結果を表4に示した。
の合成 50mlナスフラスコに三方コックとマグネチックスタ
ラ−を取り付け、フラスコ内を乾燥窒素で置換した後、
4,4−ジフェニルメタンジイソシアネ−ト0.463
g(1.85mmol)を含むDMAc溶液15ml、
オクチル酸スズ0.015g及びトリエチルアミン0.
015g(触媒は4,4−ジフェニルメタンジイソシア
ネ−トとマクロモノマ−合計の1wt%)及び末端ジオ
−ル型PS−b−PDMSマクロモノマ−(表1のB−
1に相当)1.00g(0.185mmol)を含む
N,N−ジメチルアセトアミド溶液15mlを加え、6
0℃で1時間攪拌した。続いて、反応混合物をメタノ−
ルl1中に沈澱させ、更に、もう一度N,N−ジメチル
アセトアミド溶液から同じ操作を繰り返し、60℃で減
圧乾燥した。収量1.20g。得られ生成物を1H−N
MR、IR、GPCで分析、その結果を(図5)(図
8,A)(図10,A)に示した。この合成例の化学式
を次に示し、又、上述の合成結果を表4に示した。
【0021】
【化4】
【0022】
【表4】
【0023】表4におけるNo.2及び3のグラフト共
重合体をガラス板上にキャスト製膜し、20℃の水中に
浸漬して空気泡に対する接触角を測定したところ、浸漬
時間の経過ともに、各3時間で102゜から120゜ま
で変化した。これはグラフト共重合体表面が、接触媒体
の変化、即ち空気から水に変化したことに応答して構造
を再構成していることを示している。
重合体をガラス板上にキャスト製膜し、20℃の水中に
浸漬して空気泡に対する接触角を測定したところ、浸漬
時間の経過ともに、各3時間で102゜から120゜ま
で変化した。これはグラフト共重合体表面が、接触媒体
の変化、即ち空気から水に変化したことに応答して構造
を再構成していることを示している。
【発明の効果】以上述べたように、本発明は異なる表面
エネルギ−を有する3種の高分子成分を配列したグラフ
ト共重合体で濡れ、粘・接着、摩擦、潤滑性等において
新規な高分子表面特性を有するグラフト共重合体を提供
することができた。
エネルギ−を有する3種の高分子成分を配列したグラフ
ト共重合体で濡れ、粘・接着、摩擦、潤滑性等において
新規な高分子表面特性を有するグラフト共重合体を提供
することができた。
【図1】ビニル末端基含有PS−b−PDMSマクロモ
ノマ−の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
ノマ−の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
【図2】ジオ−ル末端基含有PS−b−PDMSマクロ
モノマ−の1H−NMRスペクトル(40℃、CDC
l3)
モノマ−の1H−NMRスペクトル(40℃、CDC
l3)
【図3】PVAc/(PS−b−PDMS)グラフト共
重合体の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
重合体の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
【図5】PVA/(PS−b−PDMS)グラフト共重
合体の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
合体の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
【図6】PVAc/(PS−b−PDMS)グラフト共
重合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のI
Rスペクトル
重合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のI
Rスペクトル
【図7】PVA/(PS−b−PDMS)グラフト共重
合体及びPVAc/(PS−b−PDMS)グラフト共
重合体のIRスペクトル
合体及びPVAc/(PS−b−PDMS)グラフト共
重合体のIRスペクトル
【図8】PU/(PS−b−PDMS)グラフト共重合
体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のIRス
ペクトル
体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のIRス
ペクトル
【図9】PVAc/(PS−b−PDMS)グラフト共
重合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のG
PC
重合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のG
PC
【図10】PU/(PS−b−PDMS)グラフト共重
合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のGP
C
合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のGP
C
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】ビニル末端基含有PS−b−PDMSマクロモ
ノマ−の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
ノマ−の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
【図2】ジオ−ル末端基含有PS−b−PDMSマクロ
モノマ−の1H−NMRスペクトル(40℃、CDC
l3)
モノマ−の1H−NMRスペクトル(40℃、CDC
l3)
【図3】PVAc/(PS−b−PDMS)グラフト共
重合体の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
重合体の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
【図4】PVA/(PS−b−PDMS)グラフト共重
合体の1H−NMRスペクトル(100℃、DMSO−
d5)
合体の1H−NMRスペクトル(100℃、DMSO−
d5)
【図5】PVA/(PS−b−PDMS)グラフト共重
合体の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
合体の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
【図6】PVAc/(PS−b−PDMS)グラフト共
重合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のI
Rスペクトル
重合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のI
Rスペクトル
【図7】PVA/(PS−b−PDMS)グラフト共重
合体及びPVAc/(PS−b−PDMS)グラフト共
重合体のIRスペクトル
合体及びPVAc/(PS−b−PDMS)グラフト共
重合体のIRスペクトル
【図8】PU/(PS−b−PDMS)グラフト共重合
体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のIRス
ペクトル
体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のIRス
ペクトル
【図9】PVAc/(PS−b−PDMS)グラフト共
重合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のG
PC
重合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のG
PC
【図10】PU/(PS−b−PDMS)グラフト共重
合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のGP
C ─────────────────────────────────────────────────────
合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のGP
C ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】ビニル末端基含有PS−b−PDMSマクロモ
ノマ−の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
ノマ−の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
【図2】ジオ−ル末端基含有PS−b−PDMSマクロ
モノマ−の1H−NMRスペクトル(40℃、CDC
l3)
モノマ−の1H−NMRスペクトル(40℃、CDC
l3)
【図3】PVAc/(PS−b−PDMS)グラフト共
重合体の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
重合体の1H−NMRスペクトル(40℃、CDCl3)
【図4】PVA/(PS−b−PDMS)グラフト共重
合体の1H−NMRスペクトル(100℃、DMSO−
d5)
合体の1H−NMRスペクトル(100℃、DMSO−
d5)
【図5】PU/(PSt−b−PDMS)グラフトコポ
リマ−の1H−NMRスペクトル(100℃、DMSO
−d5)
リマ−の1H−NMRスペクトル(100℃、DMSO
−d5)
【図6】PVAc/(PS−b−PDMS)グラフト共
重合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のI
Rスペクトル
重合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のI
Rスペクトル
【図7】PVA/(PS−b−PDMS)グラフト共重
合体及びPVAc/(PS−b−PDMS)グラフト共
重合体のIRスペクトル
合体及びPVAc/(PS−b−PDMS)グラフト共
重合体のIRスペクトル
【図8】PU/(PS−b−PDMS)グラフト共重合
体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のIRス
ペクトル
体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のIRス
ペクトル
【図9】PVAc/(PS−b−PDMS)グラフト共
重合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のG
PC
重合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のG
PC
【図10】PU/(PS−b−PDMS)グラフト共重
合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のGP
C
合体及び(PS−b−PDMS)マクロモノマ−のGP
C
Claims (3)
- 【請求項1】 高分子成分A、Bのブロック共重合体を
枝成分とし、高分子成分Cを幹成分とするグラフト共重
合体であって、高分子成分A、BおよびCの表面エネル
ギーがA<B<Cであり、且つ、ブロック共重合体より
なる枝成分ABのA端と高分子成分の幹成分Cが結合し
たことを特徴とするグラフト共重合体。 - 【請求項2】 高分子成分Aがポリシロキサン、高分子
成分Bがポリスチレンであり、且つ高分子成分Cがポリ
ビニルアルコ−ルである請求項1記載のグラフト共重合
体。 - 【請求項3】 高分子成分Aがポリシロキサン、高分子
成分Bがポリスチレン、高分子成分Cがポリウレタンで
ある請求項1記載のするグラフト共重合体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29358893A JP3205849B2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | ブロック共重合体を枝成分とするグラフト共重合体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29358893A JP3205849B2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | ブロック共重合体を枝成分とするグラフト共重合体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07145217A true JPH07145217A (ja) | 1995-06-06 |
JP3205849B2 JP3205849B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=17796672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29358893A Expired - Fee Related JP3205849B2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | ブロック共重合体を枝成分とするグラフト共重合体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3205849B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0870774A3 (en) * | 1997-04-07 | 1999-02-10 | Dow Corning Corporation | Method of making silicone-organic block copolymers |
-
1993
- 1993-11-24 JP JP29358893A patent/JP3205849B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0870774A3 (en) * | 1997-04-07 | 1999-02-10 | Dow Corning Corporation | Method of making silicone-organic block copolymers |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3205849B2 (ja) | 2001-09-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4803243A (en) | Block-graft copolymer | |
US5057578A (en) | Silicone-containing block copolymers and macromonomers | |
US4632968A (en) | Contact lens and process for preparation thereof | |
US6090902A (en) | Organopolysiloxane-modified graft copolymers | |
EP1607419B1 (en) | Silicone resin composition and moldings thereof | |
EP0357036B1 (en) | Preparation method of comb copolymer, acrylic comb copolymer, and impact resistant resin composition | |
JPS6222881A (ja) | コ−テイングされたシ−ト材料 | |
JPS62212406A (ja) | ブロツク様構造を有するゴム重合体上のグラフト重合体 | |
WO1991015527A1 (en) | Novel silicone-containing polymers and oxygen permeable contact lenses | |
JPH0667969B2 (ja) | アクリル系星形ポリマーの製法 | |
KR102145367B1 (ko) | 신규한 친수성 실리콘 화합물, 이의 제조방법 및 이를 이용한 실리콘 하이드로겔 콘택트 렌즈 | |
Yamashita et al. | Synthesis of Amphiphilic Graftcopolymers from Polystyrene Macromonomer | |
JPH04249508A (ja) | シリコーン含有アクリル星形重合体 | |
Guhanathan et al. | Studies on castor oil–based polyurethane/polyacrylonitrile interpenetrating polymer network for toughening of unsaturated polyester resin | |
Zhang et al. | Acrylonitrile‐Styrene‐Acrylate Particles with Different Microstructure for Improving the Toughness of Poly (styrene‐co‐acrylonitrile) Resin | |
FR2535327A1 (fr) | Copolymere du terephtalate de diallyle et composition renfermant un tel copolymere | |
JPH07145217A (ja) | ブロック共重合体を枝成分とするグラフト共重合体 | |
JPH0628709B2 (ja) | 多成分系高分子分離膜 | |
JPH02258815A (ja) | (メタ)アクリレート共重合体 | |
JP2715548B2 (ja) | 接着剤組成物およびその製造方法 | |
JP2004143411A (ja) | 特殊構造グラフト共重合体の製造方法 | |
US5532321A (en) | Copolymers and blends which are self-curable under the action of atmospheric humidity | |
Tezuka et al. | Synthesis of poly (vinyl alcohol)‐graft‐polystyrene | |
JPS5930121B2 (ja) | 気体透過膜 | |
JPH02113008A (ja) | 片末端に非置換もしくは置換ビニル基を有する共役ジエン系マクロモノマー、及びその製造方法及びそれを含有する組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |