JPH07142997A - ディレイ・ライン較正回路 - Google Patents

ディレイ・ライン較正回路

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JPH07142997A
JPH07142997A JP3196066A JP19606691A JPH07142997A JP H07142997 A JPH07142997 A JP H07142997A JP 3196066 A JP3196066 A JP 3196066A JP 19606691 A JP19606691 A JP 19606691A JP H07142997 A JPH07142997 A JP H07142997A
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JP
Japan
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delay
clock
signal
control signal
delay line
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Pending
Application number
JP3196066A
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English (en)
Inventor
John Farley Ewen
ジョン・ファレイ・ユーウェン
Frank D Ferraiolo
フランク・デイヴィッド・フェライオロ
John Edwin Gersbach
ジョン・エドウィン・ガースバーク
Ilya Iosephovich Novof
イリヤ・ヨセフォヴィッチ・ノーヴォク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/081Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter
    • H03L7/0812Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter and where no voltage or current controlled oscillator is used
    • H03L7/0816Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter and where no voltage or current controlled oscillator is used the controlled phase shifter and the frequency- or phase-detection arrangement being connected to a common input

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】可変ディレイ素子を持つディレイ・ラインの連
続較正を可能にする。 【構成】較正ループは、第1入力として、ディレイ・ラ
インへ供給されたローカル・クロックを受理し、第2入
力として、n個の素子を持つディレイ・ラインのn個目
のディレイ素子によって生成されたディレイ・クロック
を受理する位相検出器を有する。ディレイ・ラインのデ
ィレイ素子のうち、少なくとも1個は可変ディレイ素子
である。検出器は、第1入力と、第2入力に供給された
クロックから導かれた位相差信号を出力する。制御回路
20、24は、検出器から位相差信号を受理し、対応す
る制御信号を生成する。制御信号は、ディレイ・ライン
のディレイを変化させるために、少なくとも1個の可変
ディレイ素子に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般的には通信シス
テムと情報及びデータの処理システムに関し、特に、デ
ータ信号とローカル・クロックの位相オフセットを確認
し、位相をシフトさせた1連のクロックを生成するため
にディレイ・ラインを用いるディジタル位相ロック・ロ
ジック回路等に関する。
【0002】
【従来の技術】公開文献では、各種のディジタル位相ロ
ック・ロジック(DPLL)回路が取り上げられてい
る。初期の調査資料は、W.C. Lindseyらによる記事“Su
rveyof Digital Phase Locked Loops”(Proceedings o
f the IEEE、Vol.69、No.4、April 1981、pp. 410-43
1) に見られる。代表的なDPLL回路は、周波数を固
定した発振器のローカル・クロックを使って固定ディレ
イ・ラインに入力を供給する。固定ディレイ・ライン
は、データ・トランジションとDPLLローカル・クロ
ックの位相オフセットを判定するために、また位相をシ
フトさせたクロックのソースとして用いられる。通常、
データ・トランジションが発生すると、ロジック回路が
ローカル・クロックを基にトランジションをタイムソー
トし、適切な位相選択信号を生成する。位相選択信号
は、ディレイ・ラインのクロックの1つを出力タイミン
グ変更クロックとして選択する。
【0003】DPLL回路の固定ディレイ・ラインにつ
いては、たとえば、E.A. Zurfluhによる米国特許第46
77648号“Digital Phase Locked Loop Synchroniz
er”に述べられている。この特許によると、ある周波数
の発振器のローカル・クロック信号がアナログ・ディレ
イ・チェインに供給され、2重機能、すなわちデータ信
号とローカルに生成されたクロック信号の位相オフセッ
トの判定、及び位相シフト信号の取得に用いられる。評
価手段は、データ信号のトランジションが発生したと
き、位相オフセットを示すものとして2レベルのタップ
信号を取得し、適切な位相選択信号を生成する。位相選
択信号は、出力クロックとしてディレイ・ライン・タッ
プ信号の1つを選択する。評価手段は、すべてのデータ
・エッジ・トランジションで出力クロック信号を即座に
訂正する。
【0004】DPLL回路の固定ディレイ・ラインつい
ては、Novof らによる米国特許出願第594242号
“Digital Integrating Clock Extractor” にも説明さ
れている。固定周波数発振器のローカル・クロックから
固定ディレイ・ラインに入力信号が供給され、1組のデ
ィレイ・クロック信号が生成される。このディレイ・ク
ロック信号から、受理されたシリアル・データ・ストリ
ームのタイムソートされた複数のデータ・エッジ・トラ
ンジションの積分と定期解析を基にタイミング変更クロ
ック信号が選択される。ディレイ・ライン・クロック信
号はここでも、データ・トランジションをタイムソート
するために、またタイミング変更クロック信号が選択さ
れるソースとして用いられる。
【0005】ディレイ・ラインのDPLL以外の応用例
は、I.I. Novofによる米国特許出願第588254号
“Digital Frequency Multiplication and DataSeriali
zation Circuits”に見られる。この例のディレイ・ラ
インは、Q個1組のディレイ・クロックを生成するのに
用いられる。Q個のディレイ・クロックは、Q個のパラ
レル・データ・ビットのストリームを、送信や処理のた
めにシリアル・データに変換するために用いられる。Q
個のパラレル・データ・ビットがシリアル・データ・ス
トリームとして順次出力されるように、ロジック回路に
よってQ個の同期クロックが用いられ、Q個のパラレル
・データ・ビットの各々がゲートされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】固定ディレイ・ライン
における実際のクロック・ディレイについては、製造条
件、環境条件、電源変動等による不確定性が大きい。所
望の仕様を満足するためには、通常は固定ディレイ・ラ
インに多数のディレイ素子が必要になる。ディレイ・ラ
インのどのタップにも、データのトランジション、ソー
ティング、及びデータ処理のための回路が必要なので、
これに比例して、DPLLの複雑さ、チップ面積、消費
電力等が増大する。不要なディレイ素子はDPLLの性
能を抑えるようにも働く。
【0007】そのため、ここで述べるディレイ・ライン
較正回路は、DPLL回路が複雑にならないように、ま
たディレイ・ラインの連続較正方式によって性能が高ま
るように設計される。
【0008】
【課題を解決するための手段】簡単に述べると、この発
明ではディレイ・ラインの較正回路(DPLL用等)が
提供される。ディレイ・ラインは、直列に接続されたn
個のディレイ素子を持つ。少なくとも1個のディレイ素
子は可変ディレイ素子から成る。可変ディレイ素子は、
この素子に供給される制御信号の関数としてディレイ・
クロックを生成する。ディレイ・ラインはローカル・ク
ロックによって駆動される。基本実施例では、この発明
の較正ループ回路に位相検出器が含まれる。位相検出器
は、第1入力に、ディレイ・ラインに供給されたローカ
ル・クロックを受理し、第2入力に、ディレイ・ライン
のn個目のディレイ素子によって生成されたディレイ・
クロックを受理するように接続される。位相検出器は、
第1入力と第2入力に供給されたクロックの位相差から
導かれた位相差信号を出力する。位相差信号を受理して
制御信号を生成するために、制御回路と位相検出器が関
連づけられる。制御信号は、供給手段によって、少なく
とも1個の可変ディレイ素子に供給される。供給された
制御信号により、ローカル・クロックとn個目のディレ
イ素子のディレイ・クロックの位相差が所望の位相オフ
セットに近づくように、少なくとも1個の可変ディレイ
素子を通してディレイが変化する。
【0009】基本実施例の具体例では、ディレイ・ライ
ンの各ディレイ素子は、可変ディレイ素子より成り、供
給手段が制御回路によって生成された制御信号をディレ
イ・ラインの各ディレイ素子に供給する。また別の実施
例では、位相差信号が、アップ信号とダウン信号のいず
れか1個から成る。制御回路は、アップ信号により、デ
ィレイ・ラインのディレイを大きくし、ダウン信号によ
りディレイ・ラインのディレイを小さくする。
【0010】ここでは、制御回路の2つの実施例につい
て述べる。1つは、制御回路に、位相検出器から出力さ
れた位相差信号を受理するように接続されたディジタル
・アップ/ダウン・カウンタと、ディジタル・アップ/
ダウン・カウンタ値をアナログ制御信号に変換するよう
にカウンタに接続されたディジタル/アナログ・コンバ
ータが含まれる。アナログ制御信号は各可変ディレイ素
子に供給される。もう1つの実施例では、制御回路に、
チャージ・ポンプと、その出力につながるフィルタが含
まれる。フィルタの値は制御信号より成る。チャージ・
ポンプは、位相検出器から出力された位相差信号を受理
し、アナログ制御信号を生成するためにフィルタを充電
または放電することによって位相差信号に応答するよう
に接続される。アナログ制御信号は、ディレイ・ライン
の各ディレイ素子に供給される。
【0011】この発明は、一般的には、可変ディレイ素
子を持つディレイ・ラインの連続較正を可能にするもの
である。実施例では、ディレイ・ラインは複数の可変デ
ィレイ素子を持ち、各ディレイ素子には、較正ループに
よって生成された制御信号が供給される。代表的な構成
では、制御信号は、ディレイ・ラインに供給されたロー
カル・クロックと、ディレイ・ラインのn個目のディレ
イ素子によって生成されたディレイ・クロックの位相差
が最小になるように、ループによって定義される。この
発明の連続的な較正回路により、他の場合にはDPLL
を実現するために回路が複雑になるのが避けられるとと
もに、DPLLの性能と、ディレイ・ラインの連続した
ディレイ・クロック相互間の分解能が高まる。
【0012】
【実施例】図1は、ディジタル位相ロック・ループ(D
PLL)に用いられるような1組の位相シフト・クロッ
クを生成する典型的な固定ディレイ・ライン(12)を
示す。ローカル・クロック10によって駆動されるディ
レイ・ライン12は、n個の固定ディレイ回路またはデ
ィレイ素子“Df”(nは少なくとも1個であるが、2
個以上が普通である)を含む。ライン12は、素子“D
f” を通して、各々位相の異なる1組のディレイ・クロ
ックf(0)、f(1)、...、f(n−1)、f
(n)を生成する。ライン12のn個のタップの1つで
出力されるディレイ・クロックは、f(0)を除いて、
ローカル・クロック10と周波数が同じであるが、位相
は異なる。代表的なDPLLの場合、n個目のディレイ
素子“Df”を含めたディレイ・ライン12のトータル
・ディレイ“T”は、ローカル・クロック周期(または
その倍数)に等しい。各ディレイ素子“Df” によって
生成された位相ディレイは、理想的には他の各ディレイ
素子によって生成された位相ディレイに等しく、隣接し
たディレイ・ライン・タップ間の位相ディレイ“D”は
次のように定義される。 D=T/n ここで、nは固定データ素子“Df” の個数である。先
に触れたように、ディレイ・クロックf(0)、f
(1)、...f(n−1)、f(n)は、代表的なD
PLLでは、(1)データ・エッジ・トランジションを
ソートするために、また(2)ソートされたデータ・エ
ッジ・トランジションを基にタイミングが変更されたD
PLLクロックが選択されるプールとして用いられる。
ただし、固定ディレイ・ラインの実際のクロック・ディ
レイについて不確定性が大きいのは、通常は、製造条
件、環境条件、電源変動等による。
【0013】この発明のアプローチは、従来の固定ディ
レイ素子を可変ディレイ素子に置き換え、ラインの連続
較正を可能にすることである。従来の技術で得られる可
変ディレイ素子“DV” は、制御入力“c”でアナログ
電圧/電流制御信号を受理する(図2、図3参照)。入
力“c”のこの電圧/電流信号は可変ディレイ素子“D
V” のディレイを制御する。可変ディレイ素子は、製造
条件や環境条件によるクロック・ディレイの変化の程度
に合わせて設計されている。これらの素子は、入力から
出力までディジタル回路より成るが、通常はアナログ制
御信号によって制御される。現在利用できるディジタル
制御型の可変ディレイ素子は普通、アナログ制御による
ディレイ素子よりも性能が落ちる。
【0014】この発明による較正ループの第1実施例を
図2に示した。この較正回路は、位相検出器14、チャ
ージ・ポンプ20、及びフィルタ24を含む。フィルタ
24の容量値(コンデンサまたはコンデンサの組み合わ
せによるもの等)は、ディレイ素子の各入力“c”に供
給される制御信号より成る。ローカル・クロック10
は、可変ディレイ・ライン12’の入力のほかに、位相
検出器14の第1入力に供給される。可変ディレイ・ラ
イン12’はn個の可変ディレイ素子“DV” を含む。
ライン12’は、各々位相の異なる1組のディレイ・ク
ロックf(0)’、f(1)’、...、f(n−
1)’、f(n)’を生成する。
【0015】検出器14は、第2入力でライン12’の
n個目の可変ディレイ素子から出力されたディレイ・ク
ロックf(n)’を受理する。ローカル・クロックf
(0)’とディレイ・クロックf(n)’の位相は、検
出器14で比較され、その差を表わす信号がチャージ・
ポンプ20に出力される。ディレイ・クロックf
(n)’の位相が、ローカル・クロックf(0)’より
も遅れている場合、検出器14はライン16で“アッ
プ”信号を生成する。チャージ・ポンプは、ライン16
を通してフィルタ24の容量を増やす。これにより、ラ
イン22を介してライン12’のディレイ素子“DV
の制御入力“c”に供給される制御信号(電圧/電流
等)が増加する。可変ディレイ素子の制御電圧/電流を
増加させることによって、クロックf(0)’とクロッ
クf(n)’の位相が一致するまで(クロックf
(n)’がクロックf(0)’から正確に1ローカル・
クロック周期だけオフセットされる等)ライン12’の
ディレイが大きくなる。
【0016】n個目の可変ディレイ素子のディレイ・ク
ロックf(n)’の位相がローカル・クロックf
(0)’の位相よりも大きい場合は、検出器14がライ
ン18で“ダウン”信号を生成する。チャージ・ポンプ
は、ライン18を通してフィルタ24の容量を少なくす
る。これにより可変ディレイ素子に供給される制御電圧
/電流が減少する。素子“DV” に供給される制御電圧
を少なくすることによって、クロックf(0)’とクロ
ックf(n)’の位相が一致するまでライン12’のデ
ィレイが小さくなる。
【0017】この較正方式により、ディレイ・ラインの
クロックf(n)’が、ローカル・クロックf(0)’
に対して1クロック周期のディレイでロックされる。こ
れはDPLLの機能にとって有益である。ただし、どの
ように実現するかによるが、ディレイ・ラインのクロッ
クf(n)’は、クロック周期の所望の倍数だけロック
でき、またローカル・クロックが対称な信号であれば、
ディレイ・クロックf(n)’を1ローカル・クロック
周期の倍数ではなく半クロック周期に較正することがで
きる。
【0018】ディジタルCMOSまたはGaAs技術の
ようにディジタル回路しか使用できない場合は、この発
明のディレイ・ライン較正ループは、図3に示したよう
な回路で実現することができる。図示のとおり、ローカ
ル・クロック10はここでも、位相検出器14の第1入
力とともに、可変ディレイ・ライン12’の入力に供給
される。検出器14は、第2入力で、n個目の可変ディ
レイ素子“DV” のディレイ・クロックf(n)’を受
理する。検出器14からライン16、18へは、ローカ
ル・クロックf(0)’と、ライン12’のn個目のデ
ィレイ素子“DV” からのディレイ・クロックf
(n)’の位相差に応じて、“アップ”信号または“ダ
ウン”信号が出力される。検出器14から出力された位
相差信号は、アップ/ダウン・カウンタ30に供給さ
れ、カウンタ30からディジタル/アナログ・コンバー
タ(DAC)32に供給される。コンバータ32は制御
信号を、可変ディレイ・ライン12’を成す素子
“DV” の各制御入力“c”にライン33を通して出力
する。
【0019】ディレイ・クロックf(n)’の位相が、
ローカル・クロックf(0)’の位相よりも遅れている
場合、検出器はライン16で“アップ”信号を生成し、
アップ/ダウン・カウンタ30がインクリメントされ
る。カウンタ30の値はラインC1...Cmで得られ
る。DAC32はアップ/ダウン・カウンタの新しい出
力を、可変ディレイ素子“DV” に供給するために、高
い制御電圧/電流としてデコードする。先に述べたとお
り、可変ディレイ素子に供給される制御電圧/電流は、
ローカル・クロックf(0)’とディレイ・クロックf
(n)’の位相が等しくなるように、等しくなるまでラ
イン12’のディレイを大きくする。
【0020】ディレイ・クロックf(n)’の位相が、
ローカル・クロックf(0)’の位相よりも進んでいる
場合、検出器14は、ライン18で“ダウン”信号を生
成する。これによりアップ/ダウン・カウンタ30がデ
クリメントされる。DAC32は、アップ/ダウン・カ
ウンタの新しい出力を、低い制御電圧/電流としてデコ
ードする。これにより、この場合もクロックf(0)’
とf(n)’の位相が一致するように、一致するまでラ
イン12’の可変ディレイ素子“DV” のディレイが小
さくなる。先の実施例と同じく、このディレイ・ライン
較正回路も、理想的には、DPLL環境で、クロックf
(n)’のディレイをクロックf(0)’に対して1ロ
ーカル・クロック周期だけロックするように機能する。
【0021】上記の内容からわかるように、この発明で
は、可変ディレイ素子を持つディレイ・ラインが連続的
に較正される。可変ディレイ素子は、ディレイ・ライン
に供給されたローカル・クロックと、ディレイ・ライン
の最後またはn個目のディレイ素子によって生成された
ディレイ・クロックの位相差が最小になるように、較正
ループから実施例で定義された制御信号を受理する。こ
のアプローチでは、他の場合にはDPLLを実現するの
に必要な複雑な回路が簡素化されるとともに、DPLL
の性能と、ディレイ・ラインの連続したディレイ・クロ
ック相互間の分解能が高まる。また、この発明の較正さ
れたディレイ・ラインのディレイは、プロセス・パラメ
ータ、温度、電源の変動等に影響を受けない。
【0022】この発明について具体例を挙げて説明した
が、この発明はここに述べた特定の実施例に限られるも
のでないことが理解されよう。例えば、ディレイ・ライ
ンは可変ディレイ素子を、全部ではなく少なくとも1個
のディレイ素子より構成し、他の素子は固定ディレイ素
子として構成することができる。このような回路は、個
々のディレイ素子によって出力されたディレイ・クロッ
ク相互間の位相の分解能があまり重要ではない場合に使
用できよう。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、可変ディレイ素子を
持つディレイ・ラインの連続較正が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】固定ディレイ・ラインと、そのためのクロック
を表わすブロック図である。
【図2】この発明による可変ディレイ・ラインと較正回
路の第1実施例を表わすブロック図である。
【図3】この発明による可変ディレイ・ラインと較正回
路の第2実施例を表わすブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランク・デイヴィッド・フェライオロ アメリカ合衆国ニューヨーク州、ニューウ インザ、スプルース・ストリート 225番 地 (72)発明者 ジョン・エドウィン・ガースバーク アメリカ合衆国バーモント州、バーリント ン、サウス・ウィラード・ストリート 500番地 (72)発明者 イリヤ・ヨセフォヴィッチ・ノーヴォク アメリカ合衆国バーモント州、バーリント ン、スプルース・ストリート 10番地

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力がクロックを受理するように接続さ
    れ、n個のディレイ素子が直列に接続され、該n個の各
    ディレイ素子が、位相の異なるディレイ・クロックを出
    力し、該n個のディレイ素子の少なくとも1個が、可変
    ディレイ素子より成り、該可変ディレイ素子が、該素子
    に供給される制御信号の関数としてのディレイ・クロッ
    クを生成する、ディレイ・ラインの較正回路であって、 上記ディレイ・ラインに供給されたクロックと、該ディ
    レイ・ラインの直列に接続されたn個目のディレイ素子
    から出力されたディレイ・クロックとを入力として受理
    するように接続され、該クロック入力の位相差を表わす
    信号を出力する、位相検出器と、 上記位相差信号を受理して制御信号を生成するために上
    記位相検出器に関連づけられた制御回路と、 上記少なくとも1個のディレイ素子に上記制御信号を供
    給する手段とを含み、 上記制御回路によって生成された上記制御信号により、
    上記n個目のディレイ素子から出力された上記ディレイ
    ・クロックが、上記供給されたクロックに対して所望の
    位相オフセットに近づくように上記少なくとも1個のデ
    ィレイ素子のディレイを変化させる、 ディレイ・ライン較正回路。
  2. 【請求項2】上記n個のディレイ素子が各々可変ディレ
    イ素子より成り、上記供給手段が、上記制御信号を上記
    ディレイ・ラインの各ディレイ素子に供給する手段を含
    む、 請求項1の較正回路。
  3. 【請求項3】上記位相差信号が、アップ信号とダウン信
    号のいずれか1個より成り、該アップ信号によって、上
    記制御回路が制御信号を生成し、該制御信号によって、
    上記ディレイ・ラインのディレイが小さくなり、該ダウ
    ン信号によって、該制御回路が制御信号を生成し、該制
    御信号によって該ディレイ・ラインのディレイが大きく
    なる、 請求項2の較正回路。
  4. 【請求項4】上記可変ディレイ素子が各々、アナログ制
    御信号を要し、上記制御回路が、上記位相検出器から出
    力された上記位相差信号を受理するように接続されたデ
    ィジタル・アップ/ダウン・カウンタと、該カウンタの
    出力につながるディジタル/アナログ・コンバータとを
    含み、該カウンタが、アップ信号の受理によってインク
    リメントされ、ダウン信号の受理によってデクリメント
    され、該ディジタル/アナログ・コンバータが該ディジ
    タル・アップ/ダウン・カウンタの値をアナログ制御信
    号に変換する、 請求項3の較正回路。
  5. 【請求項5】上記ディレイ・ラインのディレイ素子が各
    々、アナログ制御信号を要し、上記制御回路が、該制御
    回路の出力につながるチャージ・ポンプとフィルタとを
    含み、該フィルタの容量が該アナログ制御信号を成し、
    該チャージ・ポンプが、上記位相差信号を受理し、制御
    信号が生成されるように該フィルタを充電/放電するこ
    とによって該位相差信号に応答し、該制御信号によっ
    て、上記n個目のディレイ素子から出力された上記ディ
    レイ・クロックが、上記供給されたクロックに対して所
    望の位相オフセットに近づくように上記少なくとも1個
    のディレイ素子のディレイを変化させる、 請求項1の較正回路。
JP3196066A 1990-11-29 1991-07-11 ディレイ・ライン較正回路 Pending JPH07142997A (ja)

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