JPH0714298U - 管路遮断具 - Google Patents

管路遮断具

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JPH0714298U
JPH0714298U JP4369993U JP4369993U JPH0714298U JP H0714298 U JPH0714298 U JP H0714298U JP 4369993 U JP4369993 U JP 4369993U JP 4369993 U JP4369993 U JP 4369993U JP H0714298 U JPH0714298 U JP H0714298U
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JP
Japan
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pipe
mounting shaft
spring
winding coil
seal rubber
Prior art date
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Application number
JP4369993U
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English (en)
Inventor
秀樹 奥村
雅也 衣川
茂 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Metals Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、最大口径が配管自体の口径よりも小
さい分岐取り出し口を有する配管の流路を確実に遮断す
る配管遮断具を提供することを目的とする。 【構成】本考案は、ほぼ円筒形状の主軸と、この主軸の
先端部で半径方向に突出させた取付軸と、この取付軸の
端部に中央の面を固定した取付軸方向に折れ曲がる折り
タタミ受圧板と、この折りタタミ受圧板に固定した環状
のシールゴムと、このシールゴムの取付軸に嵌合したウ
ズ巻きバネドラムと、このウズ巻きバネドラムに収納さ
れたウズ巻きバネと、前記ウズ巻きバネドラムを回転す
る回転機構とからなり、前記シールゴムは外周に半円状
の突起部を設けると共に、内径側でウズ巻きバネと接触
する部分の肉厚を全体の肉厚のほぼ半分程度にし、ウズ
巻きバネのバネ力によりシールゴムが拡径しやすく、局
部的な面圧を高めて管径のバラツキを吸収して確実に配
管路を遮断するようにした管路遮断具である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は分岐取り出し口を有する配管の流路を遮断する管路遮断具に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
ガス配管ではガスの流れを遮断せずに各種の活管工事を行う必要があり、例え ば活管で分岐管を取り出す工事が行われている。然るに配管ルートの変更などの 工事を活管で行う手段として、特に中圧以上のガス配管においては従来適切な工 具がなかった。例えば、地点A点より地点C点を経由して地点B点に施されてい る配管ルートを、地点C点に建物を建設することになった等の理由により、地点 D点を経由するようにルートを変更する必要がある。このとき地点Aと地点Bと で活管のまま分岐管を取り出し、地点Dを経由して両者を結合する。しかし地点 C点を経由していた既設の配管を撤去する適切な手段がなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
活管のまま分岐管を取り出す技術は既に確立されているから、分岐取り出し口 を有する中圧以上の配管の流路を遮断する配管路の遮断具を新たに開発すれば、 活管での配管ルートの変更を容易に行うことが出来る。 即ち、第1に地点Aと地点Bとに分岐取り出し口を設け、A、B両分岐取り出 し口を架設配管によって結合する。この段階でガスは地点Cを経由する既設配管 と架設配管との両方を流れることになる。
【0004】 第2に、地点Aにおいて既設配管の下流側に管路遮断具を取り付けて遮断し、 また、地点Bにおいて既設配管の上流側に管路遮断具を取り付けて遮断する。こ の段階でガスは架設配管のみに流れることになる。 第3に、地点Aより地点Cを経由して地点Bに施されていた既設配管を地点D を経由するように変更する。 第4に、地点Aと地点Bとに取り付けた管路遮断具を撤去する。この段階でガ スは地点Dを経由する新設配管と架設配管との両方を流れることになる。 最後に、地点Aと地点Bとに取り付けた分岐取り出し口に盲板を取り付けて閉 塞する。これによりガスは新設の地点Dを経由する配管のみを流れることになる 。
【0005】 以上のようにして活管での配管ルートの変更を行うには分岐取り出し口を有す る配管の流路を遮断する管路遮断具を開発する必要がある。しかし分岐取り出し 口の口径は当然に配管自体の口径よりも小さい。 特公昭61-29440号に、口径の小さい分岐取り出し口を管軸方向にずらせて複数 個明けたいわゆるダルマ形取り出し口を設けて流路断面積を広げた技術が知られ ている。しかしこの場合も一般にはダルマ形取り出し口の管軸方向の長さは配管 自体の口径より小さい。 本考案は、最大口径が配管自体の口径よりも小さい分岐取り出し口を有する配 管の流路を遮断する配管遮断具を提供することを目的とする。こうして提供され る管路遮断具は、当然に分岐取り出し口の最大口径が配管自体の口径よりも大き い場合も使用することが出来る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の目的を達成するためになされたものであり、即ち、ほぼ円筒形 状の主軸と、この主軸の先端部で半径方向に突出させた取付軸と、この取付軸の 端部に中央の面を固定したほぼ円板形状で外周部が前記取付軸方向に折れ曲がる 折りタタミ受圧板と、この折りタタミ受圧板の前記取付軸側に固定した環状のシ ールゴムと、このシールゴムの前記主軸側で前記取付軸に嵌合したウズ巻きバネ ドラムと、このウズ巻きバネドラムに収納された一端が前記シールゴムと連結し 他端が前記ウズ巻きバネドラムに固定したウズ巻きバネと、前記ウズ巻きバネド ラムを回転する回転機構とからなり、前記シールゴムは外周に半円状の突起部を 設けると共に、内径側でウズ巻きバネと接触する部分の肉厚を全体の肉厚のほぼ 半分程度にし、且つ主軸側端部の内径を前記ウズ巻きバネと接触する内径より十 分小さくしたことを特徴とする管路遮断具である。
【0007】
【作用】
本考案は上記の構成であるから、分岐口径が配管自体の口径よりも小さい分岐 取り出し口から配管の流路内を遮断する。即ち、まず折りタタミ受圧板の外周部 およびシールゴムの外周部は縮径するので、分岐取り出し口の口径によって縮径 させながら分岐取り出し口から配管路内に挿入する。 次に本管路遮断具全体を90度回転させ、更に折りタタミ受圧板を前方に移動 する。更にウズ巻きバネドラムをウズ巻きバネがゆるむ方向に回転機構を用いて 回転する。回転によってウズ巻きバネドラムを回転し、ウズ巻きバネがゆるみ、 このウズ巻きバネの拡大しようとするバネ力によってシールゴムを配管の内壁に 押し付けてシールし、配管路を遮断する。
【0008】 配管の内径は管の種類等で大きなバラツキがあり、大きいものでは最大と最小 で6mm程度のバラツキがあるが、本考案ではシールゴムのウズ巻きバネと接触 する部分の肉厚を全体の肉厚のほぼ半分程度と薄くしたので、ウズ巻きバネの拡 大するバネ力によりシールゴムが拡径しやすく、且つシールゴム外周部の突起に よって局部的にシール面圧が高くなるので、管径のバラツキを吸収して確実に配 管を遮断する。 またシールゴムの主軸側端部の内径をウズ巻きバネと接触する部分の内径より 十分に小さくしてあるので、ウズ巻きバネが拡大する際に、この部分がウズ巻き バネの案内面となり、シールゴムの突起部を有する内周面に確実に当接して押し 拡げ、配管路内面とのシール面圧を高める。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を説明する。図1、図2において主軸3はほぼ円筒形状で 、この先端部で半径方向に突出した取付軸4を固定する。取付軸4は円柱形状で 、この先端にはほぼ円板形状の受圧板5を固定し、受圧板5はこの中心板面が取 付軸4の最先端面に固定された形となる。 受圧板5の取付軸4側の板面には同心円状で内周部が高い段差を有している。 更に受圧板5と折りタタミ板6とはピン7で回転可能に連結されて折りタタミ受 圧板を構成している。
【0010】 シールゴム8は配管1をシールするシール材で、ある距離を離して形成した環 状円板部81、82と、前記環状円板部81、82をつないで外周全長にわたっ て形成したフランジ部83とから一体でなっており、フランジ部83の外周面中 央、即ちシールゴム8の外周面中央に断面形状が半円の突起84をフランジ部8 2の外周面の全周にわたって形成する。またフランジ部83の半円の突起84を 除く部分の肉厚は、前記環状円板部81、82の約半分程度に薄くしてある。更 に環状円板部82側の内径をフランジ83の内径より小さくして囲い、後述する ウズ巻きバネの案内面としている。 シールゴム8の環状円板部81の小径部分は、環状円板部81をシールし固定 するゴム押え板9で受圧板5に固定している。主軸3の円筒内部にはカサ歯車駆 動軸12が嵌合しており、カサ歯車駆動軸12の先端は主軸3より突出してカサ 歯車13が固定されている。
【0011】 カサ歯車13と噛み合うカサ歯車14が取付軸4に回転自在に固定されており 、このカサ歯車14とゴム押え板9との間にはウズ巻きバネドラム15が取付軸 4に回転自在に嵌合している。これらカサ歯車14とウズ巻きバネドラム15と は一体あるいは固定されており、共に取付軸4を軸として回転可能である。ウズ 巻きバネドラム15は厚肉の円板リング状で、外周面に半径方向の深い溝が全周 に渡って形成されており、この溝のなかにウズ巻きバネ24を巻いて収納してあ る。ウズ巻きバネ24の一端はウズ巻きバネドラム15の溝の底部に固定され、 他端はシールゴム8の内周面に固定されている。 カサ歯車14は歯車本体141とスリーブ部142とからなっており、スリー ブ部142がウズ巻きバネドラム15側に位置している。
【0012】 本実施例の管路遮断具は以上のとおりで、次に図3によってこの管路遮断具の 使用方法について説明する。 まず配管1に分岐取り出し口2を明ける。この作業は活管の状態で行われ、分 岐取り出し口2の周囲はシール性を有した分岐取り出し口穿孔機(図示せず)に 覆われている。 次にこの穿孔機に設けたシャッター(図示せず)を閉じ、穿孔機内の穿孔工具 (図示せず)を撤去した後本考案の管路遮断具に取り替える。
【0013】 次に本実施例の管路遮断具の配管1への挿入、管路遮断について説明する。 第1に、図3の(1)に示すように、管路遮断具を配管1へ分岐取り出し口2 より挿入する。折りタタミ受圧板の折りタタミ板6が折れることにより、分岐取 り出し口2の形状に沿って管路遮断具を挿入する。 第2に、図3の(2)に示すように、主軸3を回転することによって本管路遮 断具を左回りに90度回転させ、主軸3の中心が配管1の中心線に位置するよう にずらす。
【0014】 第3に、図3の(3)に示すように、本管路遮断具を受圧板2が配管1のガス 流入側、即ち前方となる方向に移動し、主軸3が分岐取り出し口2の周囲に当た るまで行う。 第4に、カサ歯車駆動軸12を回転させてこのウズ巻きバネ24をゆるめる。 ウズ巻きバネ24のバネ力によってシールゴム8のフランジ83は配管1の内周 壁に押し付けられる。フランジ部82には半円の突起84を有するので配管の内 面全周が曲部的に突起84で押し付けられ、配管1内をシールして遮断する。 遮断した配管1の流路を開放するには、上記と逆の操作を行って配管から遮断 具を取り外すことが出来る。
【0015】
【考案の効果】
本考案の管路遮断具は、以上説明の通り、配管1の口径より小さい分岐取り出 し口2を明けた場合であっても、配管内の流路を確実にシールして遮断すること が出来る。 またシールゴムのウズ巻きバネと接触する部分の肉厚を全体の肉厚のほぼ半分 程度と薄くしたので、ウズ巻きバネの拡大するバネ力によりシールゴムが拡径し やすく、且つシールゴム外周部の突起によって局部的にシール面圧が高くなるの で、管径のバラツキを吸収して確実に配管を遮断する。 またシールゴムの主軸側端部の内径をウズ巻きバネと接触する部分の内径より 十分に小さくしてあるので、ウズ巻きバネが拡大する際に、この部分がウズ巻き バネの案内面となり、シールゴムの突起部を有する内周面に確実に当接して押し 拡げ、配管路内面とのシール面圧を高める。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】 本考案実施例の平面断面図を示す。
【図3】 本考案実施例の使用方法を示す図である。
【符号の説明】
1 配管 2 分岐取り出し口 3 主軸 4 取付軸 5 受圧板 6 折りタタミ板 8 シールゴム 9 ゴム押え板 13、14 カサ歯車 15 ウズ巻きバネドラム 24 ウズ巻きバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 水谷 茂 三重県桑名市大福2番地 日立金属株式会 社桑名工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ円筒形状の主軸と、この主軸の先端
    部で半径方向に突出させた取付軸と、この取付軸の端部
    に中央の面を固定したほぼ円板形状で外周部が前記取付
    軸方向に折れ曲がる折りタタミ受圧板と、この折りタタ
    ミ受圧板の前記取付軸側に固定した環状のシールゴム
    と、このシールゴムの前記主軸側で前記取付軸に嵌合し
    たウズ巻きバネドラムと、このウズ巻きバネドラムに収
    納された一端が前記シールゴムと連結し他端が前記ウズ
    巻きバネドラムに固定したウズ巻きバネと、前記ウズ巻
    きバネドラムを回転する回転機構とからなり、前記シー
    ルゴムは外周に半円状の突起部を設けると共に、内径側
    でウズ巻きバネと接触する部分の肉厚を全体の肉厚のほ
    ぼ半分程度にし、且つ主軸側端部の内径を前記ウズ巻き
    バネと接触する内径より十分小さくしたことを特徴とす
    る管路遮断具。
JP4369993U 1993-08-10 1993-08-10 管路遮断具 Pending JPH0714298U (ja)

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JP4369993U JPH0714298U (ja) 1993-08-10 1993-08-10 管路遮断具

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JPH0714298U true JPH0714298U (ja) 1995-03-10

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009011543A1 (en) * 2007-07-16 2009-01-22 Gye Myeong Co., Ltd. Apparatus for blocking fluid flow in a pipe line and system for forming bypass using the same
JP2010533829A (ja) * 2007-07-16 2010-10-28 ゲ ミョン エンジニアリング シーオー エルティディ 配管内部の流体の流れ遮断装置及びこれを利用したバイパス形成システム

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