JPH07142884A - プリント板実装装置 - Google Patents

プリント板実装装置

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Publication number
JPH07142884A
JPH07142884A JP28540393A JP28540393A JPH07142884A JP H07142884 A JPH07142884 A JP H07142884A JP 28540393 A JP28540393 A JP 28540393A JP 28540393 A JP28540393 A JP 28540393A JP H07142884 A JPH07142884 A JP H07142884A
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JP
Japan
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printed board
plate
metal
hole
main body
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Withdrawn
Application number
JP28540393A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Mine
恵子 峯
Yoshimi Watanabe
善巳 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 挿抜レバーを備えた複数のプリント板を筐体
に並列に装着するプリント板実装装置に関し、保守・点
検時にプリント板に搭載した電子部品が静電放電により
損傷する恐れがなく、また稼働中に人体が個別正面板に
触れても電子回路が誤動作しないことを目的とする。 【構成】 開口側に凹溝形部材4を有する筐体と、前側
縁の上下の隅にそれぞれ金属ピン20が貫通する孔を有す
る、筐体に並列に収容される複数のプリント板5と、金
属ピン20が嵌入する貫通孔18を有し金属ピン20を軸にし
てプリント板5の上下の隅に揺動可能に装着する挿抜レ
バー10と、挿抜レバー10の操作板部12の前面側に密着す
る本体板部31、及び本体板部31の下部が延伸して形成さ
れ挿抜レバー10の前部突片14, 欠切部13,後部突片15に
密着する下板部33を有する導電板30とを備えた構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、挿抜レバーを備えた複
数のプリント板を、筐体に並列に装着するプリント板実
装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5はプリント板実装装置の斜視図、図
6は従来例の要所斜視図である。図において、1は、上
側板と下側板とにプリント板用のガイドを対向して多数
並列に設け、且つ奥行側の底面にバックボード2を装着
した、金属板よりなる前面が開口した箱形の筐体であ
る。
【0003】なお、バックボード2には、それぞれのプ
リント板用のガイドに対応して、バックボードコネクタ
3を配設してある。また、開口側の上側縁部及び下部側
縁部に、後述する挿抜レバー10が係合する凹溝形部材4
を、それぞれ設けてある。
【0004】5は、半導体部品を含む電子部品を搭載し
たプリント板である。プリント板5の挿入側の側縁に
は、バックボードコネクタ3に嵌合するパターンが並列
した接栓部、或いはバックボードコネクタ3に嵌合する
コネクタを実装する等して、コンタクト部を設けてい
る。
【0005】多数の接触子を有するバックボードコネク
タ3に、プリント板のコンタクト部を挿入したり,或い
はバックボードコネクタ3からプリント板のコンタクト
部を抜去する際には、コンタクト部の接触圧に対抗する
ような、大きい挿抜力をプリント板に付与しなければな
らない。
【0006】したがって、プリント板5の前側縁の上下
の角のそれぞれに、孔を設けこの孔に金属ピン20を挿着
し、この金属ピン20を軸にして揺動運動可能とする挿抜
レバー10を装着している。
【0007】そしてこの挿抜用レバー10の梃子作用によ
り、小さい力でプリント板を挿抜できるようにしてい
る。挿抜レバー10は、モールド成形されたもので、詳細
を図6に図示したように、縦方向に走行するスリットを
有する平面視がコ形の本体部11と、本体部11の前面が縦
方向に舌片状に延伸した操作板部12と、凹溝形部材4の
前側壁を跨ぎ得るような形状に本体部11の下部に形成さ
れた欠切部13と、欠切部13を挟んで対向するよう形成さ
れた前部突片14, 後部突片15とからなるものである。
【0008】本体部11には、コ形部分( 即ちスリットの
左右の両側壁) を左右方向に貫通する貫通孔18を、プリ
ント板5の孔に対応して設けている。そして、スリット
にプリント板5の前側縁を挿入し、金属ピン20を貫通孔
18及びプリント板5の孔を共に挿通するように挿着し
て、挿抜レバー10を揺動可能にプリント板5に搭載して
いる。
【0009】また、プリント板5の前面に直交するよう
に、金属板よりなる個別正面板6を取り付けて、すべて
のプリント板5を筐体1に収容すると、それぞれの個別
正面板6が並列して筐体1の開口を塞ぐようになってい
る。
【0010】挿抜レバー10を用いて、プリント板5を筐
体1に挿着するには、操作板部12をほぼ水平にした状態
で、プリント板5の上下の側縁を、それぞれ筐体1のガ
イドに嵌挿し、プリント板5を筐体1内に手で押し込
む。
【0011】そしてコンタクト部がバックボードコネク
タ3に到達した時に、操作板部12を把持して、操作板部
12が垂直になるように挿抜レバー10を起こし、後部突片
15の先端を、凹溝形部材4の前側壁の内側面にあてて支
点とし、金属ピン20を軸として挿抜レバー10を回動して
起こす。
【0012】このように挿抜レバー10を操作することに
より、梃子作用により、小さい力でプリント板5のコン
タクト部をバックボード2のバックボードコネクタ3に
押し込み嵌合することができる。
【0013】したがって、プリント板5が筐体1に装着
され、プリント板5がバックボード2と電気的に接続状
態の時、挿抜用レバー10は起きている。一方、挿抜レバ
ー10を用いてプリント板5を抜去するには、操作板部12
を手前側に倒し、前部突片14の先端を、凹溝形部材4の
前側壁の外側面にあてて支点とし、金属ピン20を軸とし
て操作板部12がほぼ水平になるように、挿抜レバー10を
回動して倒し、挿抜レバー10の梃子作用により、コンタ
クト部をバックボードコネクタ3から引き抜くものであ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】プリント板の保守・点
検時は、上述のように挿抜レバーを操作してプリント板
を筐体から引き出して作業する際に、不用意に半導体部
品等の電子部品に触れると、人体に帯電している静電荷
により静電放電し、電子部品が損傷するという問題点が
あった。
【0015】また、筐体はアース接続されているが個別
正面板にはアースがとられていないので、稼働中に不用
意に個別正面板に触れると人体に帯電している静電荷に
より静電放電して、プリント板の電子回路が誤動作する
恐れがあった。
【0016】本発明はこのような点に鑑みて創作された
もので、保守・点検時にプリント板に搭載した電子部品
が静電放電により損傷する恐れがなく、また稼働中に人
体が個別正面板に触れても電子回路が誤動作しないプリ
ント板実装装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、図1に例示したように、開口側の上側縁
部及び下部側縁部にそれぞれ凹溝形部材4を有する金属
板よりなる箱形の筐体と、前側縁の上下の角に金属ピン
20を挿着する孔を有し、筐体に並列に収容する複数のプ
リント板5と、金属ピン20が嵌入する貫通孔18を有する
本体部11、本体部11の前面が縦方向に舌片状に延伸して
なる操作板部12、凹溝形部材4の前側壁を跨ぎ得るよう
に本体部11の下部に形成された欠切部13、及び欠切部13
を挟んで対向する前部突片14, 後部突片15からなり、金
属ピン20を軸にしてプリント板5の上下の角に揺動可能
に搭載する挿抜レバー10と、操作板部12の前面側に密着
する本体板部31、及び本体板部31の下部が延伸して形成
され挿抜レバー10の前部突片14, 欠切部13, 後部突片15
に密着する下板部33からなる導電板30とからなり、導電
板30はプリント板5が筐体に実装されている時は下板部
33が凹溝形部材4に接触しているものである構成とす
る。
【0018】或いは、プリント板5に金属板よりなる個
別正面板6が装着され、金属ピン20が嵌入するプリント
板5の孔は、パターン8を介して個別正面板6に導通す
るスルーホールであり、導電板30は下板部33が延伸して
なる金属ピン20に接続する係合板部34を有する構成とす
る。
【0019】或いは、挿抜レバー10の貫通孔18に、摺動
移動可能に遊挿される鍔付ピン21、コイルばね22、金属
ピン20、凹部付キャップ23がこの順に挿着されてなり、
筐体の側板に近接するプリント板5に搭載した挿抜レバ
ー10の鍔付ピン21は、側板の凹部に挿脱自在に嵌合する
ものであり、他のプリント板5に搭載した挿抜レバー10
の鍔付ピン21は、並列した挿抜レバー10の凹部付キャッ
プ23に、挿脱自在に嵌合するものである構成とする。
【0020】また、開口側の上側縁部及び下部側縁部に
それぞれ凹溝形部材4を有する金属板よりなる箱形の筐
体と、前側縁の上下の角に金属ピン20を挿着するスルー
ホールを有し、筐体に並列に収容する複数のプリント板
5と、スルーホールと個別正面板6とを接続するプリン
ト板5に形成されたパターン8と、前側縁の上下の角に
金属ピン20を挿着する孔を有し、筐体に並列に収容する
複数のプリント板5と、金属ピン20が嵌入する貫通孔18
を有する本体部11、本体部11の前面が上下何れか一方に
舌片状に延伸してなる操作板部12、凹溝形部材4の前側
壁を跨ぐように本体部11の下部に設けた欠切部13、及び
欠切部13を挟んで対向する前部突片14,後部突片15から
なり、金属ピン20を軸にしてプリント板5の上下の角に
揺動可能に搭載する挿抜レバー10とを備え、挿抜レバー
10の少なくとも操作板部12,前部突片14及び欠切部13の
表面、貫通孔18の内面に金属膜40が被着されてなる構成
とする。
【0021】
【作用】本発明によれば、プラスチックスよりなる挿抜
レバーには、導電板が密着しており、且つその導電板は
プリント板を抜去する際には必ず筐体に設けた凹溝形部
材に接触するものである。或いはプラスチックスよりな
る挿抜レバーは、金属膜が被着されている。
【0022】したがって、プリント板を筐体から抜去す
る際に、手で挿抜レバーを把持すると、人体に帯電して
いる静電荷が導電板, 凹溝形部材を経て筐体に流れて消
滅する。
【0023】よって、静電放電が発生しなくなるので半
導体部品等の電子部品に触れても、電子部品が損傷しな
い。一方、個別正面板はパターン,スルーホール,金属
ピン,導電板を介して凹溝形部材に導通するか、パター
ン,スルーホール,金属ピン,コイルばね,鍔付ピンを
介して筐体に導通しているので、稼働中に人体が個別正
面板に触れても、その静電荷は筐体に流れて消滅する。
よって、電子回路が誤動作する恐れがない。
【0024】
【実施例】以下図を参照しながら、本発明を具体的に説
明する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示
す。
【0025】図1は本発明の実施例を分離した形で示す
斜視図、図2は本発明の実施例の側面図、図3は本発明
の実施例の要所断面図、図4は本発明の他の実施例の斜
視図である。
【0026】上側板と下側板とにプリント板用のガイド
を対向して多数並列に設け、且つ奥行側の底面にバック
ボードを装着した、金属板よりなる前面が開口した箱形
の筐体1には、開口側の上側縁部及び下部側縁部に、挿
抜レバー10が係合する凹溝形部材4をそれぞれ設けてあ
る。
【0027】半導体部品を含む電子部品を搭載した筐体
に並列に実装するプリント板5には、その前面に直交す
るように金属板よりなる個別正面板6を取り付けてあ
る。このプリント板5の前側縁の上下の角のそれぞれ
に、スルーホールを設けてある。このスルーホールは図
2に図示したように、プリント板5に形成したパターン
8を介して個別正面板6に電気的に接続されている。
【0028】このスルーホールは、後述する金属ピン20
が嵌入するものである。そして、この金属ピン20を軸に
して揺動運動する挿抜レバー10を、プリント板5に装着
している。
【0029】詳細を図1に図示したように、モールド成
形されてなる挿抜レバー10は、縦方向に走行するスリッ
トを有する平面視がコ形の本体部11と、本体部11の前面
が縦方向に舌片状に延伸した操作板部12と、凹溝形部材
4の前側壁を跨ぎ得るような形状に本体部11の下部に設
けた欠切部13と、欠切部13を挟んで対向するよう形成さ
れた前部突片14, 後部突片15とからなるものである。
【0030】本体部11には、コ形部分( 即ちスリットの
左右の両側壁) を左右方向に貫通する段付の貫通孔18
を、プリント板5の前側縁の角に設けたスルーホールに
対応して設けてある。
【0031】また、操作板部12の上部には、後述する導
電板30の爪32が係着する係合穴19を設けてある。20は、
良導電性の金属よりなる金属ピンである。なお、この金
属ピン20は図示したように、弾性ある良導電体金属(例
えば燐青銅) よりなる、長手方向にジグザク状のスリッ
トを有するスリーブ状の所謂スプリングピンであること
が好ましい。
【0032】この金属ピン20の長さは、挿抜レバー10の
貫通孔18の長さよりも小さく、その外径は貫通孔18の内
径よりもわずかに大きい。21は、良導電性金属よりなる
帽子状の貫通孔18に摺動移動可能に挿着す鍔付ピンであ
って、貫通孔18に嵌挿されその鍔が貫通孔18の段差に係
止した時に、その先端部は挿抜レバー10の一方の側面よ
り突出するようになっている。
【0033】22は、貫通孔18に挿入された鍔付ピン21と
金属ピン20との間に介在し、鍔付ピン21を付勢する良導
電性金属(例えば燐青銅線)よりなるコイルばねであ
る。23は、鍔付ピン21の先端部が挿脱自在に嵌合する凹
部を有し、貫通孔18の一方の端部に挿着され、縁部が金
属ピン20の端面に係着する凹部付キャップである。
【0034】なお、筐体の選択した一方の側板には、そ
の側板に近接するプリント板5に搭載した鍔付ピン21の
先端部が挿脱自在に嵌合する凹部を設けてある。30は、
本体板部31と、本体板部31の下部の延伸部分に形成され
た下板部33と、下板部33の先端部に正面視U形に形成さ
れた係合板部34と、からなる導電板である。
【0035】本体板部31の上部には、挿抜レバー10の操
作板部12に設けた係合穴19に係着する爪32を設けてあ
る。また、係合板部34はプリント板5のスルーホールの
両側を挟持するもので、左右一対の側板を水平に貫通す
るように、金属ピン20が嵌挿する貫通孔35を設けてあ
る。
【0036】導電板30は、本体板部31の裏面が挿抜レバ
ー10の操作板部12の表面に密着し、下板部33の裏面が挿
抜レバー10の前部突片14, 欠切部13, 後部突片15に密着
し、係合板部34の外側面が挿抜レバー10のスリットの側
壁に嵌入するうように密着して、挿抜レバー10に添着さ
れている。
【0037】上述のように導電板30が添着した挿抜レバ
ー10を、プリント板5に装着するには、先ず挿抜レバー
10の貫通孔18に鍔付ピン21とコイルばね22とを挿入す
る。次に、プリント板5の角部分にスリットを嵌め、金
属ピン20を貫通孔18及びプリント板5のスルーホールに
嵌入し、さらに凹部付キャップ23を貫通孔18に嵌入す
る。
【0038】このように挿抜レバー10を揺動可能に装着
したプリント板5を、筐体に挿着すると、挿抜レバー10
に添着した導電板30の下板部33が筐体の凹溝形部材4の
前側壁に接触している。
【0039】したがって、プリント板5を筐体から抜去
する際に、手で挿抜レバー10を把持すると、指が必ず導
電板30に接触するので、人体に帯電している静電荷は導
電板30, 凹溝形部材4経て筐体に流れて消滅する。
【0040】よって、静電放電が発生しなくなるのでプ
リント板5を取り出した後に、半導体部品等の電子部品
に触れても、静電放電が発生しないので、電子部品が損
傷することがない。
【0041】一方、貫通孔18に金属ピン20のみが挿着さ
れている場合(即ち、鍔付ピン21,コイルばね22及び凹
部付キャップ23が貫通孔18に挿着されていない場合)に
は、個別正面板6はパターン8, スルーホール, 金属ピ
ン20, 導電板30の係合板部34, 導電板30の下板部33、凹
溝形部材4を経て筐体に導通している。
【0042】したがって、稼働中に人体が不用意に個別
正面板6に触れることがあっても、人体に帯電している
静電荷は筐体に流れて消滅する。即ち静電放電が発生し
ないので、プリント板5の電子回路が誤動作する恐れが
ない。
【0043】また、貫通孔18に鍔付ピン21, コイルばね
22,金属ピン20及び凹部付キャップ23が挿着されている
場合には、すべてのプリント板5が筐体に挿着された状
態で、挿抜レバー10に挿着された鍔付ピン21は、隣接の
プリント板5の凹部付キャップ23に嵌合して接触してお
り、筐体の側板に近接した挿抜レバー10の鍔付ピン21
は、側板に設けて凹部に嵌合して接触している。
【0044】したがって、稼働中に人体が不用意に個別
正面板6に触れることがあっても、人体に帯電している
静電荷は、パターン8, スルーホール, 金属ピン20, コ
イルばね22,鍔付ピン21,隣のプリント板5の凹部付キ
ャップ23,金属ピン20, コイルばね22,鍔付ピン21を経
て、筐体の側板に流れて消滅する。
【0045】即ち静電放電が発生しないので、プリント
板5の電子回路が誤動作する恐れがない。なお、鍔付ピ
ン21が凹部付キャップ23に嵌合して、総ての挿抜レバー
10が機械的に係合するうよしたことにより、筐体が微振
動することがあっても、プリント板5のコネクタとバッ
クボードコネクタ3との嵌合が緩むことが阻止できると
いう効果を有する。
【0046】また、鍔付ピン21が隣接した凹部付キャッ
プ23に嵌入するには、コイルばね22のばね力に抗して、
より強い力を挿抜レバー10に付与するものである。即
ち、プリント板5のコネクタがバックボードコネクタ3
に嵌合する速度が二段運動となるので、コネクタのアー
スピンがバックボードコネクタ3のアース側の接触子に
確実に接続した後に、電源ピンがバックボードコネクタ
3の電源側の接触子に接続する。
【0047】よって、プリント板5の挿入時の電子回路
の損傷防止にも効果がある。図4に図示した挿抜レバー
10は、無電解めっきして貫通孔18の内面を含む挿抜レバ
ーの全表面に金属膜を被着し、さらに銅等を電解めっき
して、銅等の金属膜40を貫通孔18の内面を含む挿抜レバ
ーの全表面に被着させたものである。
【0048】そして、金属ピン20を貫通孔18及びプリン
ト板5の挿着するスルーホールに挿着して、挿抜レバー
10をプリント板5に揺動可能に装着している。なお、プ
リント板5には、スルーホールと個別正面板6とを接続
するパターン8が形成されている。
【0049】また、挿抜レバー10には導電板30を添着す
していない。上述の構成によっても、図1に図示したプ
リント板実装装置と同様の効果を有することは勿論であ
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、プラスチ
ックスよりなる挿抜レバーに導電板を密着して添着す
る、或いは金属膜を被着して、プリント板を筐体から抜
去する際に人体に帯電している静電荷を筐体に流して消
滅するようにしたことにより、プリント板の保守・点検
時に静電放電による電子部品の損傷が防止できるという
効果を有する。
【0051】一方、個別正面板をパターン,スルーホー
ル,挿抜レバーの金属ピンを介して筐体に導通させたこ
とにより、稼働中に人体が個別正面板に触れても、電子
回路が誤動作する恐れがないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を分離した形で示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施例の側面図である。
【図3】本発明の実施例の要所断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の斜視図である。
【図5】プリント板実装装置の斜視図である。
【図6】従来例の要所斜視図である。
【符号の説明】
1 筐体 2
バックボード 3 バックボードコネクタ 4
凹溝形部材 5 プリント板 6
個別正面板 8 パターン 10
挿抜レバー 11 本体部 12
操作板部 13 欠切部 14
前部突片 15 後部突片 18
貫通孔 19 係合穴 20
金属ピン 21 鍔付ピン 22
コイルばね 23 凹部付キャップ 30
導電板 31 本体板部 32
爪 33 下板部 34
係合板部 35 貫通孔 40
金属膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板よりなる箱形で、開口側の上側縁
    部及び下部側縁部にそれぞれ凹溝形部材(4) を有する筐
    体と、 前側縁の上下の角に金属ピン(20)を挿着する孔を有し、
    該筐体に並列に収容する複数のプリント板(5) と、 該金属ピン(20)が嵌入する貫通孔(18)を有する本体部(1
    1)、該本体部(11)の前面が舌片状に延伸してなる操作板
    部(12)、該凹溝形部材(4) の前側壁を跨ぎ得るように該
    本体部(11)の下部に形成された欠切部(13)、及び該欠切
    部(13)を挟んで対向する前部・後部突片(14,15) からな
    り、該金属ピン(20)を軸にして該プリント板(5) の上下
    の角に揺動可能に搭載する挿抜レバー(10)と、 本体板部(31)、及び本体板部(31)の下部の延伸部分に形
    成された下板部(33)からなる導電板(30)とを備え、 該導電板(30)は、本体板部(31)が該操作板部(12)の前面
    側に密着し、該下板部(33)が該挿抜レバー(10)の前部突
    片(14), 欠切部(13), 後部突片(15)に密着して該挿抜レ
    バー(10)に添着され、該プリント板(5) が該筐体に実装
    されている時は該下板部(33)が該凹溝形部材(4) に接触
    しているものであることを特徴とするプリント板実装装
    置。
  2. 【請求項2】 プリント板(5) は、金属板よりなる個別
    正面板(6) が装着され、 金属ピン(20)が嵌入する該プリント板(5) の孔は、パタ
    ーン(8) を介して個別正面板(6) に導通するスルーホー
    ルであり、 導電板(30)は、下板部(33)が延伸してなる該金属ピン(2
    0)に接続する係合板部(34)を有するものであることを特
    徴とする請求項1記載のプリント板実装装置。
  3. 【請求項3】 挿抜レバー(10)の貫通孔(18)に、摺動移
    動可能に挿着する鍔付ピン(21)、及びコイルばね(22),
    金属ピン(20),凹部付キャップ(23)がこの順に挿着され
    てなり、 筐体の側板に近接するプリント板(5) に搭載した挿抜レ
    バー(10)の該鍔付ピン(21)は、該側板の凹部に挿脱自在
    に嵌合するものであり、 他のプリント板(5) に搭載した挿抜レバー(10)の該鍔付
    ピン(21)は、並列した挿抜レバー(10)の凹部付キャップ
    (23)に、挿脱自在に嵌合するものであることを特徴とす
    る請求項2記載のプリント板実装装置。
  4. 【請求項4】 開口側の上側縁部及び下部側縁部にそれ
    ぞれ凹溝形部材(4)を有する金属板よりなる箱形の筐体
    と、 前側縁の上下の角に金属ピン(20)を挿着するスルーホー
    ルを有し、該筐体に並列に収容する複数のプリント板
    (5) と、 該スルーホールと個別正面板(6) とを接続する該プリン
    ト板(5) に形成されたパターン(8) と、 該金属ピン(20)が嵌入する貫通孔(18)を有する本体部(1
    1)、該本体部(11)の前面が上下何れか一方に舌片状に延
    伸してなる操作板部(12)、該凹溝形部材(4) の前側壁を
    跨ぐように該本体部(11)の下部に設けた欠切部(13)、及
    び該欠切部(13)を挟んで対向する前部突片(14)、後部突
    片(15)からなり、該金属ピン(20)を軸にして該プリント
    板(5) の上下の角に揺動可能に搭載する挿抜レバー(10)
    とを、備え、 該挿抜レバー(10)の少なくとも操作板部(12),前部突片
    (14), 欠切部(13)の表面、及び貫通孔(18)の内面に金属
    膜(40)が被着されてなることを特徴とするプリント板実
    装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008130965A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Fujitsu Ltd イジェクタ構造
JP2009088151A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Fujitsu Ltd プリント基板用イジェクタ

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